JPH0229346Y2 - - Google Patents

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JPH0229346Y2
JPH0229346Y2 JP17942581U JP17942581U JPH0229346Y2 JP H0229346 Y2 JPH0229346 Y2 JP H0229346Y2 JP 17942581 U JP17942581 U JP 17942581U JP 17942581 U JP17942581 U JP 17942581U JP H0229346 Y2 JPH0229346 Y2 JP H0229346Y2
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JP
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stopper
vibration isolator
pipe
type vibration
spring
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JP17942581U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は振動並に衝撃が発生する装置における
防振装置に関するものである。
従来の技術 火力プラント、原子力プラント、化学プラント
等に於いて、各機器並にそれ等の機器間に流体を
移送する為に設けられた配管装置がある。それ等
の機器や配管流体を流体によつて発生する振動や
衝撃、地震等から保護する為、防振器が設置して
ある。
この防振器には、従来から油圧式並にばね式が
ある。
しかしながら、油圧式防振器は構造的に複雑な
機構を有し、耐振荷重を増すに伴い製品コストも
高くなる。これに対してばね式防振器は第1図a
〜cについて説明するように構造が簡単である反
面に、耐振荷重が小さいという欠点がある。
すなわち従来のばね式防振器本体はアウターパ
イプ1に上方の2個のインナーパイプ2,2′を
嵌入し、前記アウターパイプを囲んで2組の同一
の性能を持つコイルばね3,3′を配置して構成
されている。下側インナーパイプ2は一端を前記
アウターパイプ1に溶接付け2″で取付けられて
いて、他端は防振保護されるべき配管装置の保温
材14によりおおわれた管13にパイプクランプ
11とボルトナツト12とによつて締付けられて
いる。上側インナーパイプ2′の上方の端には固
定用ピン6が取付けられ、このピンにより前記ア
ウターパイプ1を囲む固定リング7に連結してい
て、これによりアウターパイプ1の中央部に設け
られた長孔8に沿つて滑動できる。さらに上側イ
ンナーパイプ2′の他端はユニバーサルピン4に
よつてブラケツト5に連結していて、このブラケ
ツトは建屋梁10などに取付けられている。ま
た、2組のコイルばね3,3′はそれぞれ前記固
定リング7とアウターパイプ1に取付けた2個の
調整用ナツト9,9′との間に配置されて、適当
な荷重でアウターパイプ1に締付けられている。
振動が生じると、下側インナーパイプ2はアウ
ターパイプと一体となつて長孔8によつて案内さ
れ、上側インナーパイプ2′に沿つて移動するが、
上側インナーパイプ2′はユニバーサルピン4に
よつてブラケツト5に取付けられているので、管
のいずれの方向の伸縮に対しても容易に追従で
き、これによつて機器や配管装置に加えられる振
動を吸収するようにする。
考案が解決しようとする問題点 このような従来のばね式防振器では、構造は比
較的簡単であるが、これだけでは耐振荷重が小さ
く、地震、ウオータハンマー、流れている流体を
緊急遮断する際に発生する大きな振動や衝撃に対
するストツパーとしての役目をもたない。
問題点を解決するための手段 本考案は前記の欠点を取り除き比較的簡単な構
造で振動荷重の大きい防振装置を提供することを
目的としている。
すなわち本考案は、アウターパイプにインナー
パイプを嵌入しこれらパイプと同軸にコイルばね
を配設し前記アウターパイプと前記インナーパイ
プのどちらか一方を前記コイルばねの弾性力によ
つて所定間隔だけ互いに離れて配置した複数個の
ばね式防振器本体と、小径のねじ部を両端に有し
前記ばね式防振器本体と並置されるストツパーボ
ルトを包含する複数個のストツパー機構とを有
し、前記ばね式防振器本体のパイプ外端を、互い
に平行に配置した2個の取付板に固定すると共
に、前記ストツパー機構のストツパーボルトの両
端のねじ部を、前記取付板に穿孔した、該ねじ部
は遊嵌するがストツパーボルトの本体部より小径
の取付穴に外側から、位置調整可能なストツパー
ナツトにより摺動可能に取付け、前記2個の取付
板の一方の外側中心部は防振対象機器に連結し、
他方の取付板の外側中心部は固定支持部材に連結
し、前記複数個のばね式防振器本体と前記複数個
のストツパー機構とを共に前記両取付板の中心を
基準として実質的に対称に分散配置したことを特
徴とする防振装置にある。
本考案によれば構造として簡単なばね式防振器
を複数個組合せることにより、必要に応じて自由
自在に耐振荷重を増大する事ができるようにし、
複数個のばね式防振器本体附近に耐振荷重調整が
容易な複数個のストツパー機構を設け、ばね式防
振器とストツパーとを組合わせ、防振器だけでな
く衝撃的な荷重に対しては、ストツパーが働き、
防振器の破損を防止できるようにしている。
実施例 以下第2図a〜eにより本考案による防振装置
の実施例について説明する。
本考案の一実施例による防振装置は複数個の第
1図a〜cに示したものに類似したばね式防振器
本体と複数個のストツパー機構とを組合せて構成
されている。
複数個のばね式防振器本体はそれぞれアウター
パイプ01に上下の2個のインナーパイプ02,
02′を嵌入し、前記アウターパイプを囲んで2
組の同一の性能を持つコイルばね03,03′を
配置して構成されている。下側インナーパイプ0
2の一端はアウターパイプ01に固定され、他端
は下側取付板017に固定されている。上側イン
ナーパイプ02′の一方の端には固定用ピン06
が取付けられ、このピンにより前記アウターパイ
プ01を囲む固定リング07に連結していて、こ
れによりアウターパイプ01の中央部に設けられ
た長孔08に沿つて滑動できる。上側インナーパ
イプ02′の他端は上側取付板017′に固定され
ている。また2組のコイルばね03,03′はそ
れぞれ前記固定リング07とアウターパイプに取
付けた調整用ナツト09,09′との間に配置さ
れ、適当な荷重でアウターパイプ01に締付けら
れている。
複数個のストツパー機構はそれぞれ前記2個の
取付板017,017′の間にはさまれてストツ
パーボルト015がストツパーナツト016,0
16′により取付けられている。すなわちこのス
トツパー機構は、ストツパーボルト015の両端
に小径のねじが加工されていて、ここにストツパ
ーナツト016,016′が螺合されている。取
付板017,017′にはこの小径のねじ部が摺
動可能に取付けられている。つまり取付板のスト
ツパーボルトの取付穴はねじの外径よりやや大き
く、ストツパーボルトの本体部より小径の穴とな
つているため、圧縮荷重に対してはボルト本体部
の長さまで縮み、伸長に対してはナツトの螺合長
さまで摺動するものである。
これらのばね式防振器本体とストツパー機構と
は互いにはなされて、前記取付板の外周に均等な
位置関係となるように配置されている。すなわち
ばね式防振器本体とストツパー機構とは共に取付
板の中心を基準として実質的に分散配置されてい
る。
上下の取付板017,017′の外側には中央
に連結用アウターパイプ018,018′が数組
の補強板020,020′によつて固定されてい
て、下側連結用アウターパイプ018の内側には
連結用インナーパイプ019が取付けられ、この
連結用インナーパイプ019の下端は、パイプク
ランプ011とボルトナツト012とによつて、
配管装置の保温材014によりおおわれた管01
3に締付けてある。また上側連結用アウターパイ
プ018′の内側には連結用インナーパイプ01
9′が取付けられ、この連結用インナーパイプ0
19′の上端は設定時にユニバーサルピン04が
セツトされたブラケツト05を介して建屋梁01
0などに取付けてある。
このような構成であるので、配管013内で、
流体の流れによるウオータハンマや運転面での緊
急遮断や地震によつて大きな振動や衝撃が発生し
た時、下記のような防振作用によりこれに対応で
きる。すなわち配管013に発生した振動や衝撃
は、パイプクランプ011を介して下端の連結用
インナーパイプ019に伝えられる。さらに連結
用インナーパイプ019と連結した下部の連結用
アウターパイプ018は、その振動や衝撃を取付
板017に均等に配置した複数個の防振器本体に
伝える。
防振器本体に作用した振動は、上部取付板01
7、上部の中央アウターパイプ018′、連結用
インナーパイプ019′などによりブラケツト0
5を介し建屋梁010等に伝達され、従来のもの
と同様に防振作用が行なわれる。
防振器本体に許容荷重を越えるような振動や衝
撃荷重が作用すると、予め規定荷重に設定したス
トツパーボルト015並にストツパーナツト01
6によつて衝撃を取付板017に伝達する。この
伝達された力を上、下端の連結用インナーパイプ
019,019′で動きを拘束し、つまり、リジ
ツドハンガ或いは、リストレイントの役割をする
事により、振動や衝撃を止める事ができる。
すなわち、ストツパー機構によつて振動範囲を
決定すると共に、ストツパーナツトの位置を調整
することによつて振動範囲の調整もできる(スト
ツパーボルト本体はふたつの取付板が近ずく方の
限界を決定し、ストツパーナツトはふたつの取付
板が離れる方の限界を決定する)。これによつて、
衝撃的な荷重に対してストツパー機構が働き、防
振器の破損を防止できるのである。
このように、本考案によれば、構造的に簡単な
機構を有する従来型のばね防振器本体を複数個組
合せて使用することにより自由自在に防振力並に
耐振荷重を増加する事ができる。
複数個のばね防振器本体附近に振動範囲の調整
が容易な複数個の簡単なストツパー機構を設け、
ばね式防振器とストツパー機構とを同時にコンバ
インド型とした為、防振器の役目だけでなく、衝
撃的な荷重にも対応できるので、耐振設計上一層
効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cは従来のばね式防振器本体を示
し、aは正面図、bはaのA−A方向から見た下
面図、cは縦断面図、および第2図a〜eは本考
案による防振装置の実施例を示し、aは正面図、
bはaのB−B方向から見た下面図、cは建屋梁
に取付けたブラケツトの下面図、dはaのC−C
方向から見た下面図、およびeは防振器本体の縦
断面図である。 01……アウターパイプ、02,02′……イ
ンナーパイプ、03,03′……コイルばね、0
4……ユニバーサルピン、05……ブラケツト、
06……固定用ピン、07……固定リング、08
……長孔、09,09′……調整ナツト、010
……建屋梁、011……パイプクランク、012
……ボルトナツト、013……管、014……保
温材、015……ストツパーボルト、016,0
16′……ストツパーナツト、017,017′…
…取付板、018,018′……連結用アウター
パイプ、019,019′……連結用インナーパ
イプ、020,020′……補強板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターパイプにインナーパイプを嵌入しこれ
    らパイプと同軸にコイルばねを配設し前記アウタ
    ーパイプと前記インナーパイプのどちらか一方を
    前記コイルばねの弾性力によつて所定間隔だけ互
    いに離れて配置した複数個のばね式防振器本体
    と、小径のねじ部を両端に有し前記ばね式防振器
    本体と並置されるストツパーボルトを包含する複
    数個のストツパー機構とを有し、前記ばね式防振
    器本体のパイプ外端を、互いに平行に配置した2
    個の取付板に固定すると共に、前記ストツパー機
    構のストツパーボルトの両端のねじ部を、前記取
    付板に穿孔した、該ねじ部は遊嵌するがストツパ
    ーボルトの本体部より小径の取付穴に外側から、
    位置調整可能なストツパーナツトにより摺動可能
    に取付け、前記2個の取付板の一方の外側中心部
    は防振対象機器に連結し、他方の取付板の外側中
    心部は固定支持部材に連結し、前記複数個のばね
    式防振器本体と前記複数個のストツパー機構とを
    共に前記両取付板の中心を基準として実質的に対
    称に分散配置したことを特徴とする防振装置。
JP17942581U 1981-12-03 1981-12-03 防振装置 Granted JPS5884475U (ja)

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JP17942581U JPS5884475U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 防振装置

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JP17942581U JPS5884475U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 防振装置

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JPS5884475U JPS5884475U (ja) 1983-06-08
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JP17942581U Granted JPS5884475U (ja) 1981-12-03 1981-12-03 防振装置

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JPS60144626A (ja) * 1984-01-06 1985-07-31 Sanyo Electric Co Ltd 赤外線検知装置
JP5242967B2 (ja) * 2007-08-01 2013-07-24 株式会社アカギ 配管指示具の耐震・防振構造
CN110260087A (zh) * 2018-09-29 2019-09-20 科瑞格建筑环境技术(北京)有限公司 一种可调节高度的消能型阻尼抗震支架

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JPS5884475U (ja) 1983-06-08

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