JPH02293469A - 金属着色光沢を有する立毛布帛の製法 - Google Patents

金属着色光沢を有する立毛布帛の製法

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JPH02293469A
JPH02293469A JP11296589A JP11296589A JPH02293469A JP H02293469 A JPH02293469 A JP H02293469A JP 11296589 A JP11296589 A JP 11296589A JP 11296589 A JP11296589 A JP 11296589A JP H02293469 A JPH02293469 A JP H02293469A
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JP
Japan
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metal
fabric
cut pile
raised
cloth
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Pending
Application number
JP11296589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Suzuki
政幸 鈴木
Yoshibumi Nishibayashi
西林 義文
Toshikazu Suzuki
敏和 鈴木
Sanji Yamaguchi
山口 三二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUZUTORA SEISEN KOJO KK
Original Assignee
SUZUTORA SEISEN KOJO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、金属着色光沢を有する立毛布帛の製法に関
し、別珍、コール天,ビロード,モケット等の添毛組織
によって製造された立毛布帛のカットパイルに装飾性に
優れた色調の金属薄膜を形成するものである. (従来の技術) 特開昭6 2 − 1 1. 0 9 7 2号公報に
は、天然繊維、合成繊維など任意の繊維からなる服地,
椅子張り地,カーテン地等の布帛表面にチタン、アルミ
ニウム,ステンレス鋼、酸化チタン等の金属、合金また
は金属酸化物をスパッタリング加工によって薄い膜状に
付着させて上記の布帛に宝石調または金属調の光沢を与
えることが開示されている。
また、特開昭61−179370号公報には、カーペッ
トのような立毛布帛のパイル先端に導電性の透明な金属
酸化物をスパッタリング加工により付着させ、この立毛
布帛の帯電を防止することが開示されている.さらに,
特開昭60−131166号公報には,研磨用植毛布帛
の毛先に酸化クロム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、
窒化チタン、炭化チタン等の金属化合物をスパッタリン
グ加工によって付着させ、研磨用布帛の耐久性を向上す
ることが開示されている. (発明が解決しようとする課題) 立毛布帛のカットパイル先端に金属酸化物をスパッタリ
ング加工によって付着させる従来の方法は,密に並ぶカ
ットパイルを地組織に対してほぼ垂直に起立させた状態
で加工するものであるから,金属酸化物等がカットパイ
ルの先端のみに付着し,先端から下がった毛幹部分には
上記の金属酸化物等がほとんど付着せず、カットパイル
が少しでも倒れると金属等が未付着の毛幹部分が呪われ
て美観に欠け、そのため、上記の立毛布帛を服地や椅子
張り地,カーテン地等に使用することができないという
問題があった。
この発明は、カットパイルの根本付近まで金属または金
属酸化物等が付着し,装飾性に優れ,服地、椅子張り地
、カーテン地等に好適な立毛布帛をスパッタリング加工
によって製造しようとするものである. (課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するため,この発明では、立毛布帛を
走行させながらその表面に回転加熱ローラを圧接して立
毛布帛のカットパイルを地組織に対して同一方向に30
〜70度の角度に傾斜させ、しかるのち上記立毛布帛の
カットパイルにスパッタリング加工を施して金属、金属
窒化物または金属酸化物を単層または複数層に付着させ
る.上記の立毛布帛は、パイル糸に天然繊維、再生繊維
、合成繊維,半合成繊維等の任意のH!!維からなる糸
を使用して製造された別珍、コール天、ビロード、モケ
ット等のカットパイルを有する布帛であり,染色布また
は未染色布のいずれでもよい。
上記の立毛布帛は、地組織に対してほぼ垂直に起立する
多数本のカットパイルを有しているが,この発明ではこ
のカットパイルを地組織に対して同一方向に30〜70
度傾斜させる6傾斜させるための手段としては,表面温
度120〜150℃の回転熱シリンダとこれに接する調
整用ローラとの間隙に上記の立毛布帛をそのカットパイ
ルが上記の熱シリンダに接するように通すクリアランス
方式、または表面平滑なペーパロールに立毛布帛をその
裏面が接するように巻き掛け、カットパイルの表面に温
度120〜150℃の加圧ロールを接触させるプレス方
式等を使用することができる。
なお、この場合,熱シリンダまたは加圧ロールに接する
直前のカットパイルに毛揃えローラを接触させてカット
パイルの方向を揃えることが好ましい。
上記の立毛布帛にスパッタリング加工を施1には、例え
ば特開昭60−110972号公報に記載された縦型低
温ハイレートスパッタリング装置、徳田製作所製、型番
CAF−36PV等を使用することができる。この装置
は,密閉可能なケーシング内にスパッタリング加工用の
金属からなる円筒形のターゲット(陰極)および棒状の
陽極をそれぞれ垂直に設け、上記の陰極からみて陽極の
後方に長沢布帛の送出し軸および巻取り軸をそれぞれ重
直に設け、先ず上記のケーシング内を10−″Torr
程度に減圧し、次いでこのケーシング内にアルゴンガス
を導入してケーシング内を圧力5x10′″’ Tor
r程度の低圧アルゴンガス雰囲気にし、上記の陽極と陰
極間に500〜IOOOVの直流電圧を印加するととも
に、送出し軸上の長尺布帛を、表面が陽極側に向くよう
にして巻取り軸に巻取り、アルゴンガスから解離させた
陽イオンを加速して陰極のターゲットに衝突させ、この
陰極から陰極表面の金属、例えばチタンを叩き出し、こ
の金属を飛散させて上記長尺布帛の表面に付着させるよ
うにしたものである.なお,窒化チタンのような窒化金
属を付着させる場合はアルゴンガスに更に窒素ガスが加
えられ、酸化チタンのような金属酸化物を付着させる場
合はアルゴンガスに更に酸素ガスが加えられる. 上記のターゲット(陰極)に使用される金属は、単体金
属ではチタン、アルミニウム,スズ,亜鉛,ニッケル、
銅,コバルト,クロム,アンチモン,ニオブ等が,また
合金ではハステロイ,パーマロイ、ステンレス鋼、コバ
ルト系合金等がそれぞれ例示され、用途に応じて選択し
て使用される。そして,これらの金属類は、単層に付着
させてもよく、また複数層に付着させてもよく,例えば
,最初に第1層として金属チタンを,次いで第2層とし
て窒化チタンをそれぞれ200〜500人の厚さに付着
させることができ、層の厚さは,所望の色調に応じて上
記ケーシング内のガス圧力,両電極間の電圧,電流,ス
パッタリング時間(立毛布帛の巻き取り速度)等を変え
ることによって調節される. (作用) カットパイルが地組織に対して傾斜した状態にセットさ
れ,カットパイルの毛先から1〜3論の毛幹部分が表面
に露出し、その露出した傾斜状態でスパッタリング加工
が行なわれるため、カットパイルの先端だけでなく,上
記毛幹部分にターゲットの金属またはその窒化物、酸化
物が付着し、立毛布帛に装飾性を与える.ただし、カッ
トパイルの傾斜角度が30度未満の場合は、カットパイ
ルが寝過ぎて立毛布帛としての価値が減少する。
反対に70度を超えた場合は,カットパイルが立ち過ぎ
て効果が少ない。また,回転加熱ローラの表面温度が1
20度未満の場合はセットが不十分になって目的の達成
が困難となり、反対に150度を超えると,カットパイ
ルの風合が損ねられる。
(実施例) 地縦糸に60番手双糸のポリエステル紡績糸を、またパ
イル縦糸に30番手のポリエステル紡績糸を,さらに地
横糸に90番手のポリエステル紡績糸をそれぞれ使用し
、目付量200 g / rdのビロードを製織し、表
面温度120℃の加熱ローラを使用してプレス方式によ
り上記ビロードのカットパイルを地組織に対し30〜4
0度傾斜させ,次いで110℃で1時間予備乾燥して保
有水分を除去し,しかるのち特開昭60−110972
号公報に記載された縦型低温ハイレートスパッタリング
装霞、徳田製作所製,型番CAF−36PVを使用して
スパッタリング加工を行なった. 実施例l 先ず、ターゲットをチタン製とし,ケーシング内を真空
度2×10″″’ Torrに減圧したのちアルゴンガ
スを導入してガス圧力を5×10″″’ Torrに設
定し、陽極とターゲット(陰極)間に直流500Vを印
加し,上記の立毛布帛を3 m /分の布帛速度で送り
ながらスパッタリング加工を施し,カットパイルの先端
約3−の部分に厚さ450人のチタン膜を付着させ、銀
色の美しいカットパイルを得た. 実施例2 ターゲットをステンレス鋼製とし、布帛速度を4m/分
に設定する以外は実施例1と同様にしてスパッタリング
加工を施し、400人のステンレス鋼膜を形成し、銀色
の美しい色調を得た.実施例3 実施例1の布帛速度を4m/分に設定して300人のチ
タン膜を形成したのちケーシング内に窒素ガスを導入し
てガス圧を2×10′−4Torrとし,布帛速度2m
/分で2回目のスパッタリング加工を行ない,300人
の窒化チタン膜を上記チタン膜の上に形成し,美しい金
色のカットパイルを得た. 実施例4 実施例3において、2回目のスパッタリング加工で80
0人の窒化チタン膜を形成して紫色の美しいカットパイ
ルを得た. 実施例5 実施例4の2回目のスパッタリング加工で1000人の
窒化チタン膜を形成し,美しい金銅色のカットパイルを
得た. 実施例6 実施例3の1回目のスパッタリング加工で500人のチ
タン膜を形成し、2回目のスパッタリング加工で150
0人の窒化チタン膜を形成し、美しいエメラルド色のカ
ットパイルを得た. 実施例7 実施例6の2回目のスパッタリング加工で2000人の
窒化チタン膜を形成し、美しい赤色のカットパイルを得
た. 実施例8 ターゲットを銅製とする以外は実施例lと同様のスパッ
タリング加工を行ない.500人の銅膜を形成し,美し
い錆色のカットパイルを得た.(発明の効果) この発明は,カットパイルを地組織に対して30〜70
度傾斜させてスパッタリング加工を施すものであるから
、カットパイルの先端だけでなく,先端から1〜3am
程度の範囲までターゲット金属が薄い被設になって付着
し、カットパイルを傾斜させずにスパッタリング加工を
行なったものに比べて装飾性に優れた立毛布帛が得られ
る.しかも、スパッタリング加工を実施するので、蒸着
したものに比べて被膜の接着強さが10倍以上であって
耐久性に優れている.そして、1種の金属被膜だけでな
く、2種以上の被膜を重ねて付着させることができ,そ
の厚さ条件によって色調を銀色、金色、紫色、緑色、赤
茶色、赤色等に変えることできる。
特許出願人  株式会社鈴寅整染工場 代理人 弁理士  吉 田 了 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕立毛布帛を走行させながらその表面に回転加熱ロ
    ーラを圧接して立毛布帛のカットパイルを地組織に対し
    て30〜70度の角度に傾斜させ、しかるのち上記立毛
    布帛のカットパイルにスパッタリング加工を施して金属
    、金属窒化物または金属酸化物を単層または複数層に付
    着させることを特徴とする金属着色光沢を有する立毛布
    帛の製法。
JP11296589A 1989-05-02 1989-05-02 金属着色光沢を有する立毛布帛の製法 Pending JPH02293469A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134859A (ja) * 1984-07-27 1986-02-19 Japan Storage Battery Co Ltd 鉛蓄電池
JPS6366373A (ja) * 1986-09-08 1988-03-25 東レ株式会社 金属色立毛繊維構造物
JPS63152463A (ja) * 1986-12-13 1988-06-24 豊田合成株式会社 顕色繊維物

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