JPH02293357A - セメント原料仮焼装置 - Google Patents

セメント原料仮焼装置

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JPH02293357A
JPH02293357A JP11308189A JP11308189A JPH02293357A JP H02293357 A JPH02293357 A JP H02293357A JP 11308189 A JP11308189 A JP 11308189A JP 11308189 A JP11308189 A JP 11308189A JP H02293357 A JPH02293357 A JP H02293357A
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JP
Japan
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raw material
air intake
cement raw
intake duct
tertiary air
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Pending
Application number
JP11308189A
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English (en)
Inventor
Hisashi Ikeda
恒 池田
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Nihon Cement Co Ltd
Original Assignee
Nihon Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、セメント原料の仮焼装置に関する.b. 従
来の技術とその課題 従来より、第4図あるいは第5図に示すような、底部に
キルン排ガス導入口102を有し、中間と下部に各々絞
り部103, 104を有する円筒状の噴流層仮焼炉1
01において、該仮焼炉101の下部円筒101aに燃
焼用空気(以下、2次空気という)の導入口105を設
けると共に、上部円筒10lbにも2次空気から再燃焼
用空気(以下、3次空気という)を分取して導入するこ
とにより、炉101内に形成される還元性燃焼雰囲気の
区域を拡大し、それにより、脱硝時間を長くしながら排
ガス中に含まれるNo.成分の減少を図る試みがなされ
ている.この構造は、第4図のように、上部円筒の側壁
に3次空気の導入口106を設けるものと、第5図のよ
うに、上部円筒の頂部中心に3次空気の導入口107を
設けるものとに大別できる.しかしながら、いずれの場
合も、絞り部103の上・下円筒部分には僅かの静圧差
しか発生し得す、この静圧差を大きくするように2次空
気と3次空気とを炉101内に導入するための合理的な
供給方法が課題となる. また、下部円筒101aで発生した未燃燃料成分を上部
円筒10lb内で完全に燃焼させるためには、これと新
たに導入される3次空気との合理的な混合方法が課題と
なる. しかし、第4図の仮焼炉101においては、上部円筒1
0lbは、下部円筒101aから上昇して来る燃焼ガス
に速度と流れ方向の変化を与えることにより、それ自体
で内部混合を図るように設計されているため、外部から
新たに3次空気を供給しても未燃燃料成分との混合を期
待することはできない.そこで、3次空気には、絞り部
103を通過して加速された上昇噴流よりも高い流速を
与え、円筒10lb内に吹込む等の解決策が考慮された
.この方法として、3次空気取入ダクト10Bに昇圧フ
ァン109を設ける、若しくは、2次空気導入口105
に絞り又はダンパ等の抵抗体110を設ける、あるいは
仮焼炉底部の絞り比を大きくする等により、仮焼炉10
1内と3次空気取入ダク}108内との静圧差を拡大す
ることが考えられる.しかし、この方法によると、従来
の仮焼炉と比較し、設備費及び動力費の上昇を来たし、
経済的には不利なものとなる. 一方、第5図に記載した仮焼炉は、上部円筒10lb内
に設けた誘導板111 によってガス流による旋回流を
形成し、自然渦の原理に従い圧力の低下する中心部分に
3次空気を導入するようにしたもので、これによって上
述した静圧のバランスと混合の目的を同時に解決し得る
ものである。
この構造は、原理的には第4図に示した仮焼炉よりも優
れているが、上部内筒10lbの構造が、やS.複雑と
なること、また、レイアウト上の制約から、既存設備の
改造が困難となるという課題をもっている. 本発明は、上述した従来装置が有する課題に鑑みなされ
たものであって、その目的は、より簡単な構造で静圧差
の拡大と混合効率を高め、それによってNoヨの低減を
図り得るセメント原料仮焼装置を提供することにある。
C. 課題を解決するための手段 本発明は、上述した課題を解決しようとするもので、そ
の要旨は、ロータリキルン尻に設けたセメント原料仮焼
炉に、サスペンシ町ンブレヒータからの原料を投入する
ためのシュートを接続し、該仮焼炉の下部に第1噴流層
が形成されるようにキルン排ガス導入口をその底部に設
け、かつ該第1噴流層の上方に第2噴流層が形成される
ように仮焼炉側壁に絞り部分を設けたセメント原料仮焼
装置において、上記第1噴流層が形成される仮焼炉下部
にバーナと2次空気取入ダクトを配設し、かつ上記第2
噴流層を形成するための絞り部分に上記燃焼用空気取入
ダクトから分岐させた3次空気取入ダクトを連結したこ
とを特徴とするセメント原料仮焼装置にある. d. 作用 本発明にかかるセメント原料仮焼装置は、2次空気取入
ダクトから分岐させた3次空気取入ダクトを、静圧が降
下する絞り部分に連結したため、その静圧差により3次
空気が炉内に導入され、また絞り部分上方に形成される
第2噴流層において、3次空気と未燃燃料成分とが十分
に混合される。
e. 実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳細に説明す
る. ここで、第1図は本発明の一実施例であるセメント原料
仮焼装置を利用したセメント原料焼成装置の全体図であ
る. 図に示す如く、仮焼炉lは、サスペンシッンプレヒータ
2とロータリキルン3との間においてキルン尻4の直上
にスロート部5を介して立設配置される.原料粉末は、
その経路が実線で示されるように、ダクト6に投入され
た後、下方からの熱ガスに吹き上げられて熱交換され、
サイクロン7で浦集されて下段に落下し、このような過
程を経て、ダクト8−サイクロン9−ダクト10−サイ
クロン1lに至り、その結果600〜700゜C程度ま
で予熱され、かつ脱炭酸される.サイクロン11からの
原料粉末は、シュー}12を介して仮焼炉1に導かれ、
ほぼ完全に脱炭酸される. こうして仮焼された原料は、排ガスとともにダクトl3
を経てサイクロン14に至り、ここで捕集されてロータ
リキルン3に送入される.ロータリキルン3では、バー
ナl5によって原料が焼成されてタリンカとなり、クリ
ンカクーラl6で冷却されて製品となる。
熱ガスは、その経路が破線で示される.ロータリキルン
3の原料入口側、すなわちロータリキルン尻4からの9
00〜1100℃程度の燃焼排ガスはスロート部5を経
て仮焼炉1の炉底に至り、また、クリンカクーラ16か
ら抽気された600〜800℃程度の高温の2次空気は
ダストチャンバl6から燃焼用空気取入ダクト17を通
り仮焼炉lに至る.仮焼炉lからの熱ガスは、ダクトl
3−サイクロン14ダクト10−サイクロン11−ダク
ト8−サイクロン9−ダクト6−サイクロン7の経路で
導びかれ、原料粉末と熱交換して送風機l8から電気集
塵機19を経て誘引排出される. 第2図は本発明に従う仮焼装置の縦断面図を示す。
図から明らかなように、仮焼炉lは、キルン尻4上部の
スロート部5に接続された下部逆円錐部20と、下円筒
部21と、絞り部22と、上円筒部23とが、この順序
で連なって立設されて成る.下部逆円錐部20と下円筒
部21とには、炉l内へ燃料を噴射する複数のバーナ2
4が配置されている.また、下円筒部21には2次空気
取入ダクト17が接続され、その2次空気の取入口25
の上方に近接してシュートl2の原料投入口26が設け
られている.2次空気取入ダクト17からの2次空気は
、2次空気取入口25の上手において分岐されたダクト
27を介して導かれ、絞り部22に設けられた3次空気
取入口28から、未燃燃料成分の再燃焼用空気として導
入される.分岐ダクト27の途中には、絞り量が固定、
あるいは可変の絞り29が設けられている.つぎに、上
記セメント原料仮焼装置の作用について記述する. いま、スロート部5からキルン排ガスを導入すると、該
スロート部5は絞り部を形成しているため、仮焼炉1の
下部逆円錐部20内にはキルン排ガスと原料粉体とによ
る第1の噴流層が形成される.この噴流層には、バーナ
24から燃料が供給されると共に、2次空気取入ダク}
17から2次空気が導入される。この際、導入される2
次空気は、バーナ24から供給される燃料の完全燃焼に
必要な空気量より少なく設定されることにより、噴流層
は還元性雰囲気に形成され、その中でセメント原料の仮
焼と脱硝とが行なわれる。
次いで、未燃分を含む燃焼ガス及びセメント原料は、絞
り部22を通って上円筒部23に入る。絞り部22には
、上記2次空気取入ダクト17から分岐させた3次空気
取入ダクト27が連結され、該ダクト27内と絞り部2
2との静圧差により、3次空気が炉内に導入される. 上円筒部23内には、上記絞り部22の存在により第2
の噴流層が形成され、該層において、セメント原料と燃
焼ガスとの混合が十分に行なわれ、ガス中の未燃分が、
新らたに供給された3次空気によって燃焼する.この燃
焼によって得られた熱量は、第2の噴流層内で未分解セ
メント原料の仮焼に利用される他、サスペンションブレ
ヒータ2におけるセメント原料の予熱に利用される.本
発明の仮焼装置は、3次空気の導入位置を、第2噴流層
を形成するための絞り部22に設けることにより、3次
空気の炉内への導入及び未燃燃料成分との混合をスムー
ズに行なうものである.いま、 下円筒部2l内のガス流の上昇速度   :v0下円筒
部21内のガス流の静圧     :Po絞り部22で
加速されたガス流の上昇速度:v1絞り部22で加速さ
れたガス流の静圧  :Pとすれば、ベルヌーイの定理
より 15閣Aq、(V+ハ。)=2、温度一定とすれば、上
式より Δ P!#45■八q となる. このことは、絞り部22、すなわち3次空気取入口28
の静圧が、2次空気取入口25の静圧に較べて局所的に
45■Aq低いことを意味し、他に何の装置も設けるこ
となく、3次空気の導入に必要な静圧差が得られること
を意味する。
また、上述と同様の理論の展開によって、絞り部におけ
るガス流の上昇速度( = Vl)  と、3次空気の
吹込速度(− U )との間には、所定の条件下で、 U/V+=const という関係を導き出すことができる。
これは、導入される3次空気の量が、絞り部の通過流量
の増減に比例して増滅することを意味し、実用上好都合
である. 以上の作用は、インゼクタ (あるいはエゼクタ),ベ
ンチュリ・ミキサ等に応用されており、それ自体は公知
の作用である。
絞り部22に導入された3次空気は、下円筒部21から
の上昇流と一体となって、上円筒部23へ進むので、上
円筒部23内で混合作用を受けて、有効に利用される. なお、3次空気取入口28は、絞り部22に1箇所ある
いは複数箇所設けてもよく、また、第3図に示した如く
、案内環3lによって形成された連続したスリット状の
取入口30としてもよい。
f. 発明の効果 本発明にかかるセメント原料仮焼装置は、2次空気取入
ダクトから分岐させた3次空気取入ダクトを静圧が降下
する絞り部分に連結したため、その静圧差により3次空
気が炉内に導入され、また絞り部分上方に形成される第
2の噴流層において、未燃燃料成分と充分に混合される
ため、簡易な構造で、しかもN08の低減を効率良く行
ない得るセメント原料仮焼装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例を示したちのであって
、第1図はセメント原料焼成装置の全体を示す系統図、
第2図はセメント原料仮焼装置の縦断面図、第3図は他
の実施例を示すセメント原料仮焼装買の縦断面図である
. 第4図及び第5図は従来のセメント原料仮焼装置を示す
縦断面図である。 1・・・仮焼炉、 2・・・サスペンションブレヒータ、 3・・・ロータリキルン、  5・・・スロート部、1
2・・・原料投入シュート、 17・・・2次空気取入ダクト、 20・・・下部逆円錐部、  21・・・下円筒部、2
2・・・絞り部、     23・・・上円筒部、24
・・・バーナ、     25・・・2次空気取入口、
26・・・原料投入口、 27・・・3次空気取入ダクト、 28.30・・・3次空気取入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ロータリキルン尻に設けたセメント原料仮焼炉に、サス
    ペンションプレヒータからの原料を投入するためのシュ
    ートを接続し、該仮焼炉の下部に第1噴流層が形成され
    るようにキルン排ガス導入口をその底面に設け、かつ該
    第1噴流層の上方に第2噴流層が形成されるように仮焼
    炉側壁に絞り部分を設けたセメント原料仮焼装置におい
    て、上記第1噴流層が形成される仮焼炉下部にバーナと
    燃焼用空気取入ダクトを配設し、かつ上記第2噴流層を
    形成するための絞り部分に上記燃焼用空気取入ダクトか
    ら分岐させた再燃焼用空気取入ダクトを連結したことを
    特徴とするセメント原料仮焼装置。
JP11308189A 1989-05-02 1989-05-02 セメント原料仮焼装置 Pending JPH02293357A (ja)

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JP11308189A JPH02293357A (ja) 1989-05-02 1989-05-02 セメント原料仮焼装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023189341A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 株式会社トクヤマ セメントクリンカの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726386A (en) * 1980-07-22 1982-02-12 Kobe Steel Ltd Calcinating furnace for eouipment for baking cement material
JPS57111267A (en) * 1980-12-25 1982-07-10 Kobe Steel Ltd Reduction of nox from cement raw material baking device

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