JPH02293152A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［産業上の利用分野１ 本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは、記
録ヘッドをキャリツジに塔載して走査を行い、被記録材
上にインクを吐出させて記録がなされるインクジェット
記録装置の記録ヘッドによる被記録材の汚染を防止する
ようにしたものに関する。 ［従来の技術］ インクジェット記録装置は、記録ヘッドに形成した複数
のインク吐出口からデータ信号に基づいてインクを吐出
し、インク液滴を被記録材上に付着させて記録が行われ
る装置であり、プリンタやファクシミリなどに広く使用
されてきた。 このようなインクジェット記録装置の形式としては、被
記録材に沿って移動するキャリツジ上に記録ヘッドを搭
載し、シート幅方向に走査するシリアルプリント型と、
記録ヘッドに１ライン分のインク吐出口が配列されたマ
ルチヘッドを用いて送り方向に走査するラインプリント
型とがある。 また、イエロー．マゼンタ．シアン．ブラック等色の異
なるインクを色別に吐出する記録ヘッドを複数個配置す
ることでフルカラー記録も可能である。 ところで、従来のシリアルプリント型のフルカラーイン
クジェット記録装置においては、往時と復時とで色の再
現が異なることから片方向に記録ヘッドが移動するとき
にのみインクを吐出して記録を行ない、１ライン記録を
行った後、記録ヘッドをホームポジションに戻しながら
被記録材送り（以下では紙送りという）が行なわれてい
た。 ［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、被記録材が例えば記録紙等の場合、上述
のようにして記録紙に画像が形成されると、インクの吸
収により記録紙の膨張が起こり、皺が発生するので記録
直後にヘッドの移動と紙送りを同時に行なうと記録ヘッ
ドのインク吐出面が記録紙の皺の凸部に接触し、画像記
録面を汚染してしまい、さらには記録ヘッドのインク吐
出口が目詰まりを起こす原因にもなる。 これを防止するために、記録ヘッドと紙との間の間隔を
広げるとか、紙送り後にヘッドを移動するといったこと
が考えられるが、記録ヘッドに複数個の吐出口が配列さ
れたヘッドを使用した場合前者のようにすると、各吐出
口からのインク着弾精度が低下するためスジ状のむらが
生じやすくなり、また、後者は時間がかかるという欠点
があった。 更にまた、画像記録時に記録ヘッドを記録紙に近づけ、
ヘッドがホームポジションに戻るときには記録ヘッドを
記録紙から引離すようにすればよいが記録ヘッドの姿勢
をかえると、装置が複雑となりまた記録ヘッドの前後穆
動によりインクのとびちりなどインク吐出の安定性から
問題があった． 本発明の目的は上述したような従来の課題の解決を図り
、常に記録紙上に汚れのない良好な画像を得ることがで
きるインクジェット記録装置を提供することにある。 ［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は、記ｔ１ヘッド
の走査方向に沿って所定の間隔を保ち、平行に保持され
た被記録材に対し、記録ヘッドの一方向の走査中に記録
ヘッドのインク吐出面に設けられた吐出口からインクを
吐出させて記録が行われるインクジェット記録装置にお
いて、記録が行われる走査時には被記録材を所定の間隔
が保たれるように記録ヘッドのインク吐出面に向けて押
出し、記録が行われない走査時には被記録材をインク吐
出面から離隔させるように動作する被記録材変位手段を
設けたことを特徴とするものである．

【作　用】

本発明によれば、記録ヘッドの記録走査時には被記録材
変位手段により被記録材がインク吐出而に向けて押出さ
れた状態に保持されて、その間に所定の間隔が保たれ、
インク着弾精度を良好虹保つことができると共に、非記
録走査時には、被記録材がインク吐出面から離隔された
状態に保たれるので、インク吐出面に被記録材が接触し
て汚染されるのを防止することができる。 ［実施例］ 以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する． 第１図は本発明の特徴を表わす一実施例を示す。ここで
、１はインクを吐出させて記録を行う記録ヘッドであり
、キャリッジ２に搭載されて案内軸３に沿って左右にＢ
勤する．４は被記録材の例えば記録シ一ト５を記録ヘッ
ド１の走査方向に対して平行に保ち、記録シ一ト５を走
査方向とは直角の矢印方向にシート送り可能な搬送ロー
ラであり、記録ヘッド１による記録領域の上下にそれぞ
れ対をなして配置される。６は上下に配置された搬送ロ
ーラ４に保持される記録シ一ト５に対して、ほぼその両
側の端縁部にあたる記録面に沿って設けられ、板ばねで
形成された案内板、７は記録シ一ト５の背面側に設けら
れ、搬送ローラ４と平行する回転軸８の周りに回動可能
な筒状部材であり、その表面には例えば厚さ１ｍｍ程度
のゴムの層がライニングされている。 更に、筒状部材７は断面が楕円形状に形成されており、
記録ヘッド１を例えば左側の初期位置から右側に向けて
移動走査させるときには、第２図の（＾）で示すように
筒状部材７の回動によりその長径部７Ａを記録シ一ト５
の裏面側に当接させ、記録シ一ト５を案内板６のばね力
に抗して記ｉ】ヘッド１の側に押出すことができる．そ
して、このような記録状態ではインク滴の記録シ一ト５
への着弾精度が高く保持されるよう記録ヘッド１のイン
ク吐出面ＩＡと記録シ一ト５との間の間隔が例えば０．
５■■に保たれるようにする．ついで、記録ヘッドｌに
よる記録が終り、記録ヘッド１を第１図で右側から左側
の初期位置に戻す直前に筒状部材７を第２図の（Ｂ）　
に示す状態にまで１７４回転回動させ、その短径部７Ｂ
を記録シ一ト５の裏面に当接させることによって記録ヘ
ッド１のインク吐出面ＩＡと記録シ一ト５との間の間隔
が例えば３．Ｏｌにまで広げられるようにする。 なお、上述のような拡幅動作と同時または直後にシート
送りがなされるが、第２図の（Ａ）で示したような記録
シ一ト５の押出し動作によりシ一ト５に張力を侃たせ、
皺が発生するのを防止することにも効果があり、第２図
（Ｂ）で示したような記録シ一ト５の後退による拡幅動
作によりインク吐出面ＩＡに記録シ一ト５が接触するの
を防止することができて、画像の汚損が防止される．第
３図は本発明の他の実施例を示す．ここで、ｌ７は表面
がゴムライニングされた筒状部材、ｌ８はその回転軸で
あり、第４図に示すように構成され、筒状部材ｌ７の断
面はいずれも第１図の例と同様に楕円に形成されている
．また、１９は記録シ一ト５の全幅にまたがる幅を有し
、記録シ一ト５の背面側から筒状部材ｌ７によって押出
され、記録シ一ト５を記録ヘッド１のインク吐出面ＩＡ
に向けて押出す押出し部材である。押出し部材ｌ９はイ
ンク吐出面１Ａに対向する部分が吐出面ＩＡと平行かつ
平坦に形成されていて、第５図に示すように、ばね２０
のばね力によって平行移動が可能なように保持される． その動作を第５図によって説明する．記録状態ではその
（Ａ）に示すように筒状部材１７の長径部１７Ａによっ
て記録シ一ト５が押出し部材１９を介して押出され、記
録シ一ト５のインク吐出面ＩＡに対向する記録面を案内
板６と押出し部材ｌ９との間に保持して例えば０．５膿
−の間隔で平坦に保つことができ、第１図に示した実施
例の効果に加えて、特に複数のインク吐出口が吐出面Ｉ
Ａに縦方向に配設されているような場合、その着弾精度
の一層の向上を図ることができる． また、一走査分の記録が終了し、記録ヘッドｌを初期位
置に戻す場合は筒状部材ｌ７を矢印方向に１７４回転回
動させ、押出し部材ｌ９をばね２０のばね力によって後
退させることにより第５図の（Ｂ）に示す状態とするこ
とができ、インク吐出面ＩＡと記録シ一ト５の記録面と
の間に例えば３■といった十分な間隔を保たせることが
できる。 なお、以上に述べた実施例では楕円形の断面形状を有す
る筒状部材を被記録材の背面側に沿わせて設け、その回
転により筒状部材の長径部または短径部で被記録材を背
面側から保持させるようにしたが、本発明の構成はこの
ような形状の筒状部材に限られるものではなく、少なく
とも長径部と短径部とで曲率半径が異なるような曲面を
具えた筒状部材によって構成することもできる。 また、回勅自在な筒状部材にかえて、例えば被記録材と
は鉛直の方向に微移動可能な部材を設け、この部材によ
り被記録材の背面側を保持させるようになして、記録走
査時と非記録走査時とによりこの部材を微移動させるよ
うにしてもよい。 ［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、記緑が行な
われる走査時には被記録材を記録ヘットのインク吐出面
に向けて近接させる方向に押出し、記録が行われない走
査時には被記録材を萌記インク吐出面から慈隔させる方
向に戻す被記録材の変位が可能な被記録材変位手段を設
けたことより、記録走査時にはできるだけ被記録材をイ
ンク吐出面に近接させた状態に保ってインク着弾精度を
向上させることができ、非記録走査時には被記録材とイ
ンク吐出面との間の間隔を広げて、インクの吸収により
膨張し、凸出した被記録材の面が記録ヘッドに接触して
被記録材の記録面がインクによって汚染されるのを防止
することかできる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明インクジェット記録装置の構成の一例を
示す斜視図、 第２図は未発明による動作の説明図、 第３図は本発明の他の実施例の構成を示す斜視図、 第４図は第３図の実施例による筒状部材の斜視図、 第５図は第３図に示す実施例による動作の説明図である
。 ！・・・記録・＼ット、 ＩＡ・・・インク吐出面、 ２・・・キャリッジ、 ５・・・記録シート、 ６・・・案内板、 ７．１７・・・筒状部材、 ８，ｌ８・・・回転軸、 ７Ａ．１７Ａ・・・長径部、 ７Ｂ，１７Ｂ・・・短径部、 ｌ訃・・押出し部材、 ２０・・・ばね． 第１図 （Ａ） 本そ明１：Ｊろ動靜ｔ比哨図 第 ズ （Ｂ） ｔＪ図１堺丁ヂ階１ｐ＝ｌろ間麿刺ね判伺図（Ａ） オ＃：明ｔｙｔ７３　１ｍ＆＜１嶽最ＩＪ＋＝４６ｍｍ
−’Ｊ／Ｍｒ３第５ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）記録ヘッドの走査方向に沿って所定の間隔を保ち、
   平行に保持された被記録材に対し、前記記録ヘッドの一
   方向の走査中に該記録ヘッドのインク吐出面に設けられ
   た吐出口からインクを吐出させて記録が行われるインク
   ジェット記録装置において、 前記記録が行われる走査時には前記被記録材を前記所定
   の間隔が保たれるように前記記録ヘッドのインク吐出面
   に向けて押出し、前記記録が行われない走査時には前記
   被記録材を前記インク吐出面から離隔させるように動作
   する被記録材変位手段を設けたことを特徴とするインク
   ジェット記録装置。 ２）前記被記録材変位手段は前記被記録材の前記インク
   吐出面と対向する部分の背面側に沿って設けられ、長短
   径を有する楕円状の回転体で構成されることを特徴とす
   る請求項１に記載のインクジェット記録装置。