JPH0229248A - 化学カイロ - Google Patents

化学カイロ

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JPH0229248A
JPH0229248A JP63179980A JP17998088A JPH0229248A JP H0229248 A JPH0229248 A JP H0229248A JP 63179980 A JP63179980 A JP 63179980A JP 17998088 A JP17998088 A JP 17998088A JP H0229248 A JPH0229248 A JP H0229248A
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JP
Japan
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ingredient
evaporating
chemical
warmer
partition wall
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JP63179980A
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English (en)
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Arao Sakurai
櫻井 新雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、物質の発熱反応を利用した化学カイロに関
する。
〔従来の技術〕
近年、使い捨てのカイロとして、化学カイロがベンジン
等の燃焼を利用したカイロに代わって盛んに使用されて
いる。
この化学カイロは、鉄粉に活性炭、無機塩5水等が混合
された発熱剤を通気性を有するシート状基材で形成され
た袋体に詰め、袋体の壁中を通った酸素により前記発熱
剤中の鉄粉が酸化される時の酸化熱を利用するものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の化学カイロは、身体を温めると言う作用
のみのものであり、薬効作用や精神安定作用などがなか
った。
この発明は、このような事情に鑑みて、身体に薬効作用
および/または精神安定作用がある化学カイロを提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明者は、薬効作用および/または精神安定作用が
ある物質を発熱剤中に分散させ発熱剤の発熱により前記
物質中の薬効成分等を蒸発させて蒸発した薬効成分等の
蒸気を身体に浸透させたり、周囲に放散させたりして身
体に薬効作用および/または精神安定作用をもたらせる
と言う優れた化学カイロを発明した。しかしながら、こ
の化学カイロは、発熱剤と蒸発成分が混在しているため
、蒸発成分の種類によっては、保存中に発熱剤中の成分
と化学変化を起こし、使用時にその効果がなくなること
があったり、蒸発成分、とくに、薬効成分が直接身体に
当たる部分が少なく、薬効成分の効果を充分に引き出す
ことができないと言う問題があった。
そこで、この発明者は、さらに鋭意検討を重ねこの発明
を完成するに至った。
したがって、この発明にかかる化学カイロは、化学反応
により発熱する発熱物質がシート状基材に囲繞されてな
る化学カイロにおいて、薬効成分および/または芳香成
分よりなる蒸発成分を含む蒸発成分層が、前記発熱物質
の少なくとも一側面に隔壁を介して積層されていること
を特徴としている。
また、蒸発成分層を着脱自在としておくことが好ましい
さらに、囲繞するシート状基材の表面の一部に接着剤層
および離型シートを積層しておくことが好ましい。
〔作 用〕
上記構成によって、発熱物質の発熱により身体が温めら
れると同時に発熱によりシート状基材に包含された薬効
成分や芳香成分が蒸発する。
薬効成分は、身体に浸透して身体機能を正常にならしめ
たり、増進させたりする。
芳香成分は、本人の精神安定を図るとともに、周囲の人
間にも快感を与える。
また、シート状基材の表面の一部に接着剤層および離型
シートを積層しておけば、離型シートを剥がして接着剤
層を身体や衣服の内壁面に貼り付けてそのまま保持する
ことができる。
しかも、蒸発成分層を直接身体に接触させて用いれば、
薬効成分等が身体に効率よく浸透されるさらに、蒸発成
分層を着脱自在としておけば、蒸発成分層を好みに応じ
て自由に交換することができる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明を、その実施例をあらゎす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる化学カイロの第1の実施例
を横からみた断面を模式的にあられし、第2図はその背
面部(接着剤層側)を斜め上からみてあられしている。
図にみるように、この化学カイロ(A)は、袋体(3)
が隔壁(31)を挟んで2つの小袋(32)に分割され
ている。これら小袋(32)の−方に発熱剤(1)が充
填され、他方に蒸発成分(2)が充填されている。すな
わち、発熱剤(1)の−側面に隔壁を介して蒸発成分(
2)の層が積層されている。
なお、袋体(3)は、通気性を有するシート状基材で形
成されている。
袋体(3)の蒸発成分(2)側の外壁面には、その周縁
部に接着剤層(4)が設けられ、その接着剤層(4)の
上に離型シート(5)が積層されている。
さらに、この化学カイロ(A)は、未使用時において通
気性のない材料で形成された外袋(図示せず)の内部に
収容され、発熱剤(1)が発熱反応を起こさないように
されている。
発熱剤(1)としては、鉄粉を主剤とする公知のものが
用いられる。
シート状基材としては、特に限定されないが、たとえば
、不織布などが挙げられる。
蒸発成分としては、蒸発して身体に浸透して血行をよく
したり、身体機能を正常にしたり、増進したりする薬効
成分や、芳香を発する芳香成分が単独であるいは混合し
て用いられる。
薬効成分としては、特に限定されないが、十薬などの生
薬や、とうがらし、ニンニク等が挙げられる。
芳香成分としては、特に限定されないが、たとえば、白
檀、伽羅等の天然香木の粉末や合成香料等が挙げられる
接着剤層(4)を形成する接着剤および離型シート(5
)は、公知のものが用いられる。
この化学カイロ(A)は、上記のようになっており、前
記外袋を除去し、袋体(3)を揉んだり、振ったりして
発熱剤(1)中の鉄粉の酸化反応を起こさせて発熱させ
る。そして、離型シート(5)を接着剤層(4)から剥
離し、接着剤層(4)側を身体に直接貼り付けたり、衣
服の内壁面に貼り付けたりするようにして使用する。
蒸発成分(2)は、隔壁(31)を介して伝わる発熱剤
(1)が発する熱によって徐々に蒸発し、薬効成分であ
れば、薬効成分が化学カイロ(A)が当てられた部分か
ら身体に浸透し、血行をよくしたり、身体機能を正常に
したり、増進したりする。また、蒸発成分(2)が芳香
成分であれば、化学カイロ(A)を付けた本人や周りの
人間を良い香りで包み込み精神を安定状態とすることが
できる。精神が安定状態になると、体の筋肉等が弛み、
発熱剤(1)の発熱による温シップの効果をより向上さ
せることができる。したがって、肩こり等の治療に絶大
な効果を発揮する。
また、この化学カイロ(A)は、蒸発成分(2)が隔壁
(31)を介して発熱剤(1)と隔離されているので、
発熱剤(1)によって化学変化を起こし、使用時に所定
の効果を発揮できないと言うことがない。しかも、蒸発
成分が皮膚に直接当たるようになるので、その効果を充
分に発揮することができる。
第3図はこの発明にかかる化学カイロの第2の実施例を
横から見た断面であられしている。
図にみるように、この化学カイロ(B)は、第1の実施
例と同様に袋体(6)が隔壁(61)を挟んで、第1小
袋(62)と第2小袋(63)に分割されている。
第1小袋(62)は、発熱剤(1)が充填されている。
他方、第2小袋(63)は、−側縁部に開口部(63a
)が形成されていて、この開口部(63a)から蒸発成
分(2)が入れられた第2小袋(63)とほぼ同寸法の
薬剤袋(7)が出し入れできるようになっている。すな
わち、蒸発成分(2)の層が着脱自在となっている。
この化学カイロ(B)は、上記のようになっているので
、蒸発成分(2)の持続性が少ない場合に、新しい薬剤
袋(7)と交換するだけで、連続して使用することがで
きる。また、異なる蒸発成分が入れられた複数の薬剤袋
(7)を用意しておけば、用いる場所に応じて所望の蒸
発成分を選択することができる。
この発明にかかる化学カイロは、上記の実施例に限定さ
れない。上記第1および第2の実施例では、蒸発成分の
層が発熱剤の層の一側に積層されていたが、両側に積層
するようにしても構わない。上記第1および第2の実施
例では、発熱剤が鉄粉を主剤とするものであったが、た
とえば、生石灰と氷袋を組み合わせ、生石灰と水の発熱
反応を利用するものであっても構わない。上記第2の実
施例では、薬剤袋を第2小袋に形成された開口部から出
し入れすることにより着脱自在にされていたが、発熱剤
が入れられた小袋と蒸発成分が入れられた小袋を着脱自
在な接着剤を介して積層するようにしても構わない。上
記の実施例では、蒸発成分が薬剤袋に入れられていたが
、煎じたり、煮沸したり、溶剤を用いて抽出したりする
ようなものは、紙片や圧縮綿に含浸させて第2小袋の内
部に入れるようにしても構わない。また、揮発性を有す
る液状の芳香成分などは、使用時に薬剤袋に滴下するよ
うにしても構わない。上記第2の実施例では、第2小袋
の一側縁部に開口部が形成されていたが、たとえば、表
面中央部の幅方向に切れ込みを入れることにより開口部
を形成するようにしても構わない。上記第2の実施例で
は、薬剤袋が第2小袋とほぼ同じ大きさに形成されてい
たが、たとえば、蒸発成分が異なる多数の小さい薬剤袋
を用意し、これらの薬剤袋を所望に応じて組み合わせて
第2小袋内に充填するようにしても構わない。上記第1
および第2の実施例では、接着剤層が設けられていたが
、無くても構わない。また、上記第1および第2の実施
例では、接着剤層が袋体の一側面の周縁部に形成されて
いたが、四隅から対角線状に設けるようにしても構わな
い。接着剤層を複数本平行に設けるようにしても構わな
い。上記第1および第2の実施例では、シート状基材を
袋体に形成していたが、筒状にしても構わない。
〔発明の効果〕
この発明にかかる化学カイロは、化学反応により発熱す
る発熱物質がシート状基材に囲繞されてなる化学カイロ
において、薬効成分および/または芳香成分よりなる蒸
発成分を含む蒸発成分層が、前記発熱物質の少なくとも
一側面に隔壁を介して積層されているので、発熱物質の
発熱により身体が温められると同時に発熱により発熱剤
ととにも混合された蒸発成分が蒸発する。
そして、蒸発成分が薬効成分であれば、その蒸気が身体
に浸透して身体機能を正常にならしめたり、増進させた
りする。また、芳香成分であれば、本人の精神安定を図
るとともに、周囲の人間にも快感を与える。本人が精神
安定状態になると筋肉が弛み、発熱剤の温シップ効果を
増進させることができる。
また、蒸発成分層を着脱自在にしておけば、蒸発成分層
を好みに応じて自由シこ交換することができる。
さらに、囲繞するシート状基材の表面の一部に接着剤層
および離型シートを積層しておけば、離型シートを剥が
して接着剤層を身体や衣服の内壁面に貼り付けてそのま
ま保持することができる。
したがって、化学カイロを所定の個所に固定する部材を
別に用意する必要がない。
しかも、発熱剤と蒸発成分とを混合すると言う工程がな
いため、製造工程が簡易化できると言う効果、保存中に
蒸発成分が発熱剤の影響を受けないと言う効果も奏する
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる化学カイロの第1の実施例を
模式的にあられした側断面図、第2図はその背面(接着
剤層)側から見た斜視図、第3図はこの発明にかかる化
学カイロの第2の実施例をあられす側断面図である。 (A)、  (B)・・・化学カイロ (1)・・・発熱剤 (2)・・・蒸発成分(3)、 
 (6)・・・袋体 (4)・・・接着剤層(5)・・
・離型シ一ト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 化学反応により発熱する発熱物質がシート状基
    材に囲繞されてなる化学カイロにおいて、薬効成分およ
    び/または芳香成分よりなる蒸発成分を含む蒸発成分層
    が、前記発熱物質の少なくとも一側面に隔壁を介して積
    層されていることを特徴とする化学カイロ。
  2. (2) 蒸発成分層が着脱自在にされている請求項第1
    項記載の化学カイロ。
  3. (3) シート状基材の表面の一部に接着剤層および離
    型シートが積層されている請求項第1項または第2項記
    載の化学カイロ。
JP63179980A 1988-07-18 1988-07-18 化学カイロ Pending JPH0229248A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5476492A (en) * 1994-02-23 1995-12-19 Unrug; Sophia Body warmer for therapeutic purposes containing whole herb seed
JP2010057819A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Asahi Planning Co Ltd 芳香カイロ
JP2010214014A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Okamoto Ind Inc 皮膚貼付積層体
JP2011182876A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Okamoto Kk 皮膚貼付積層体
JP2013075021A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Daio Paper Corp 温熱具
JP2021040961A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 株式会社オーシンエムエルピー 発熱体

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