JPH02292111A - 条材の表面疵取装置 - Google Patents

条材の表面疵取装置

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JPH02292111A
JPH02292111A JP4891590A JP4891590A JPH02292111A JP H02292111 A JPH02292111 A JP H02292111A JP 4891590 A JP4891590 A JP 4891590A JP 4891590 A JP4891590 A JP 4891590A JP H02292111 A JPH02292111 A JP H02292111A
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flaw
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wire
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JP4891590A
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Yasuo Matsuoka
松岡 靖夫
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Aichi Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は棒材や線材等の条材の表面疵を取る条材の表面
疵取装置に関する。
[従来の技術] 線材の表面疵を取る線材の表面疵取装置としては、実開
昭63−41418号公報に開示されているように、線
材の向心方向へ指向する1個の切削刃具を待機させ、そ
して、疵検出手段が検出した線材の疵信号により、切削
刃具を線材の向心方向へ前進させて線材の外面に当てが
い、以て切削刃具の先端の刃部により線材の外面を切削
する方式のものが知られている。
また、線材の表面疵取装置としては、特開昭63−34
012号公報に開示ざれているように、線材の向心方向
へ指向する複数個の切削刃具を線材のまわりに放射状に
待機させ、そして、疵検出手段が検出した線材の疵信号
により、切削刃具を線材の向心方向へ前進させ、切削刃
具の刃部により線材の外面を切削する方式のものが知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] ところで上記した従来の表面疵取装置では、第13図に
模式的に示すように、待橢時において切削刃具1000
は線材Wの外面から離れて線材Wの向心方向へ指向して
おり、疵取時には、切削刃具1000を線材Wの向心方
向へつまり矢印Y方向へ前進させる方式を採用している
。ここで、切削刃具1000を線材Wの外面に接触し始
める位置S1からΔρ8ぶん向心方向へ前進させると、
切削刃具1000の切り込み量はΔh8であり、ここで
Δp8とΔh8とは等しい値である(Δg8=Δh8)
上記した従来装置では、切削刃具1000の前進量ΔJ
!8が直接的に切削刃具1000の切り込み量Δh8に
なる。そのため、切削刃具1 000が線材Wに衝撃的
に入り易い問題がある。従って切削刃具ioooの刃先
部分の損耗が大きい。
本発明は、上記した表面疵取装置と異なる方式、つまり
線材等の条材の長さ方向にそって刃具が回転する方式を
採用し、これにより刃具の刃先部分の損耗の問題を改善
し得る表面疵取装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1請求項にかかる条材の表面疵取装置は、長さ方向へ
走行する条材の近傍に配設された基部と、 基部に配設され条材の長さ方向にそって条材に近付く方
向および遠ざかる方向へ回転可能な少なくとも1個の回
転体と、回転体に設けられ回転体の条材に近付く方向へ
の回転に伴い条材の外面に当てがわれて条材の外面を切
削する刃部とをもつ回転刃具と、 回転刃具を回転させる駆動部とで構成されていることを
特徴とするものである。
第2請求項にかかる条材の表面疵取装置は、長さ方向へ
走行する条材の走行方向と交差する仮想面内で条材の横
断面の回りを所定角度旋回可能な基部と、 基部に配設され条材の長さ方向にそって条材に近付く方
向および遠ざかる方向へ回転可能な少なくとも1個の回
転体と、回転体に設けられ回転体の条材に近付く方向へ
の回転に伴い条材の外面に当てがわれて条材の外面を切
削する刃部とをもつ回転刃具と、 基部を旋回させると共に回転刃具を回転させる駆動部と
で構成されていることを特徴とするものである。
第3請求項にかかる条材の表面疵取装置は、長さ方向へ
走行する条材の近傍に配設された基部と、 条材の長さ方向にそって直列に適数個基部に配設され、
条材の長さ方向にそって条材に近付く方向および遠ざか
る方向へ回転可能な回転体と、回転体に設けられ回転体
の条材に近付く方向への回転に伴い条材の外面に当てが
われて条材の外面を切削する刃部とをもつ回転刃具と、 回転刃具を回転させる駆動部とで構成されていることを
特徴とするものである。
なお、第3請求項において回転刃具は前述したように条
材の長さ方向に沿って直列に適数個配設されているもの
である。直列に配設する回転刃具の数は2個以上とする
ことができ、例えば3個、4個、5個とすることができ
る。この場合、各回転刃具は、条材の周方向にそって位
相を変えて配設することが望ましい。
第4請求項にかかる条材の表面疵取装置は、長さ方向へ
走行する条材の近傍に配設された基部と、 条材の走行方向と交差する仮想面内で条材の横断面の回
りに位置して基部に適数個配設され、条材の長さ方向に
そって条材に近付く方向および遠ざかる方向へ回転可能
な1個の回転体と、回転体に設けられ回転体の条材に近
付く方向への回転に伴い条材の外面に当てがわれて条材
の外面を切削する刃部とをもつ回転刃具と、 回転刃具を回転させる駆勤部とで構成されていることを
特徴とするものである。
なお、第4請求項において回転刃具は条材の走行方向と
交差する仮想面内で条材の横断面の回りに位置して適数
個位相を異ならせて配設されているものである。位相角
度は適宜選択できる。また、回転刃具の数は位相角度に
応じて設定でき、例えば2個、3個、4個、5個、6個
とすることができる。
基部は回転刃具を保持するものである。基部は旋回しな
い構造の固定タイプとすることができる。
また第2請求項のように基部は条材の横断面の回りを旋
回可能とすることもできる。この場合、基部の旋回角度
は適宜選択され、条材の回りを360度以上旋回する形
態でも、180度、90度、45度旋回する形態でも、
それ以下の角度で旋回する形態でもよい。基部の数、構
造は適宜選択できる。
回転刃具は回転体と刃部とで形成されている。
回転体は、基部に回転可能に配設されており、走行する
条材の長さ方向にそって条材に近何く方向および遠ざか
る方向へ回転可能なものである。回転体の具体的構造は
適宜選択できる。回転体の数は適宜選択でき、例えば、
1個、2個、3個、あるいはそれ以上とすることができ
る。回転刃具は、その刃部突出量を必要に応じて調節可
能な構成とすることができる。この場合、条材の外径寸
法が変ったときに、回転刃具の長さを調節すれば、条材
の外径寸法の変動に容易に対処できる。例えば、回転刃
具をスクリュ一方式等を用いて長さ調整しうる調整式に
しておけばよい。刃部は切削機能をもつものであり、通
常、回転体の先端部に設けられている。ここで、回転体
が条材の長さ方向にそって条材に近付く方向に回転ざれ
ると、刃部は、条材の外面に当てがわれて条材の外面を
切削する。
刃部の刃先形状は適宜選択できる。
本発明では、回転刃具の回転角度は適宜選択でき、例え
ば360度程度、180度程度、90度程度、45度程
度、30度程度それ以内の角度でもよい。また回転刃具
の刃部を条材に当てがい疵を取るにあたり、回転刃具を
一方方向へ回転させて疵を取った後に、同方向へ回転刃
具を回転させて回転刃具の刃部を条材から退避させても
よく、あるいは、回転刃具を一方方向へ回転させて疵を
取った後に、回転刃具を逆方向へ回転させて刃部を条材
から返避ざせてもよい。
又本発明では、回転刃具の回転形態は、孤状の形態であ
ればよく、真円状でも楕円状でもよく、あるいはそれ以
外の短円状、長円状でもよい。この場合、回転刃具の回
転中心域を所要量変位させたり、回転体の長さや刃部の
突出量を調整し得る。
駆動部は回転刃具を回転させる機能をもつものである。
駆動部は例えばサーボモータ等のモータ機構、シリンダ
機構で形成できる。第2請求項にかかる駆動部は、回転
刃具を回転させる機能の他に基部を旋回させる機能をも
つ。
尚、疵取される代表的な条材としては線材、棒材があり
、その断面形状は通常、円形状であるが、これに限られ
るものでなく、また中実状、中空状を問わない。
[作用] 本発明の表面疵検査装置では、条材の表面疵を取る場合
には、駆動部により、回転刃具の回転体を条材の長さ方
向にそって条材に近付く方向に回転させ、これにより回
転刃具の刃部を条材の外面に当てかう。これにより条材
の外面に形成されていた表面疵は刃部で切削され、条材
の表面疵は除去ざれる。
このとき、回転刃具の刃部がその旋回中心の廻りを旋回
して刃部がΔ1前進しても、刃部の切り込み量ΔhはΔ
gよりも小さくなる(ΔhくΔρ)条材の表面疵の除去
が終了したら、駆動部により回転刃具の回転体を条材の
外面から遠ざけるように回転させ、回転刃具の刃部を条
材の外面から離す。
第2請求項では、回転刃具の刃部を条材の外面に当てが
って表面疵を除去する際に、駆動部により基部を条材の
横断面の回りで旋回させ、回転刃具の刃部を条材の疵に
対面させる。
[実施例] 以下、本発明の表面疵取装置を第1図〜第8図に示した
第1実施例にしたがって説明する。
(実施例の構成) この表面疵取装置は条材としての線材Wの外面に形成さ
れている表面疵を取るものであり、第1図に示すように
、この表面疵取装置のフレーム1は一端側に第1フレー
ム部10をもち、他端側に第2フレーム部11をもつ。
フレーム1には、線材Wが矢印T方向へ通過するための
搬送通路12が形成ざれている。更に、フレーム1には
線材Wを搬送通路12にそって案内するガイドローラ群
13、ガイドローラ群14が保持されている。また、フ
レーム1の第1フレーム部10には、外方に位置する線
材Wを搬送通路12に案内する入口ガイド15が設けら
れ、第2フレーム部11には、線材Wを搬送通路12か
ら外方へ案内する出口ガイド16が設けられている。
更に第1図に示すように、フレーム1の第1フレーム部
10側には、線材Wのまわりを旋回する基部としての旋
回部材2が装備ざれている。具体的には旋回部材2は、
フレーム1に保持された中心軸20と、中心軸20を中
心として線材Wの横断面のまわりを旋回可能な盤状をな
す旋回体21と、旋回体21に隣設して中心軸20に連
設されたギャ22とで形成されている。なお中心軸20
には、搬送通路12に連通する通路23が水平方向にの
ばして形成されている。
更に、フレーム1には、旋回部材2のギャ22をギャ3
5aを介して回転させる駆動部としての第1モータ35
が装備されている。また、旋回体21には駆動部として
の第2モータ36が保持部24を介して装備されており
、この第2モータ36の回転軸には、第2モータ36に
より回転されるギャ37が装備ざれている。
第3図に示すように常時には、旋回体21は線材Wの真
上側に待機している。ここで第1モータ35が駆動する
と、ギャ35aを介してギャ22が中心軸20のまわり
を旋回し、従って旋回体21が中心軸20を中心として
旋回する。このように旋回体21が旋回すると、第2モ
ータ36は旋回体21に一体的に装備されているので、
旋回体21と同じ方向へ旋回する。
本実施例では旋回部材2の旋回体21には、切削機能を
もつ回転刃具3が保持部25を介して装着されている。
回転刃具3は、旋回部材2の旋回体21に保持された軸
30を中心として枢支された2個の回転体31と、各回
転体31の先端部に装着された刃部32とで形成ざれて
いる。各回転体31は、軸部30を中心として線材Wの
長さ方向にそって矢印P1方向に回転する。回転体31
にはギャ33が装備されており、ギャ33は第2モータ
36のギャ37と噛合っている。従って、第2モータ3
6が駆動すると、ギャ37およびギャ33の噛合いを介
して回転体31が矢印P1方向へ、つまり線材Wの長さ
方向にそって線材Wに近付く方向へ回転する。
本実施例ではフレーム1には受け口ーラ装置4が回転刃
具3の下方に位置して装備ざれている。
受け口ーラ装置4は、フレーム1に保持されたホルダー
40と、ホルダー40に回転可能に保持された線材Wを
支持する機能をもつ受け口ーラ41と、受け口ーラ41
の高さ位置を調整する調整具42とで形成されている。
ここで、調整具42を適宜操作すれば、受け口ーラ41
の高さ位置を調整できる。
ところで第2図は本実施例の表面疵取装置を線材製造ラ
インに適用した模式図を示す。第2図に示すように、こ
の製造ラインでは、線材Wを供給する供給スタンド50
、線材Wの真直度を確保する予直装置51、線材Wの表
面スケールを落すショットブラスト処理装置52、先付
け機53、第1段階目の引後きダイス54、線材Wの表
面疵を探傷する探傷装置55、第2段階目の引扱きダイ
ス56、線材Wに塗料をマーキングするマーカ57、線
材Wを集束させる巻きとりドラム58が直列に並設され
ており、そして、深傷装置55と引抜きダイス56との
間に本実施例の表面疵取装置にかかるフレーム1が設置
されている。なお、深傷装置55は渦電流深傷方式を採
用した装置であり、線材Wの外面をこれの周方向に24
分割して探傷するものである。従って、仮に、線材Wの
周方向に24分割した領域の第3番目に位置する第3領
域に疵が発見ざれた場合には、深傷装置55は第3領域
の疵信号を出力し、第7図のブロック図に示すように深
傷装置55の疵信号は、CPUを構成要素とする制御装
置6に入力される。また、線材Wの周方向に24分割し
た領域の第5番目に位置する第5領域に疵が発見ざれた
場合には、深傷装置55は第5領域の疵信号を制御装置
6に出力する。なお、第7図に示すように制御装置6は
第1モータ35、第2モータ36、マーカ57の駆動を
制御する。
(実施例の作用) 次に、本実施例の表面疵取装置の作用についてその使用
方法とともに説明する。まず、第2図から理解されるよ
うに、供給スタンド50に巻回されていた線材Wを巻き
戻して予直装置51で線材Wに予直処理し、ショットブ
ラスト処理装置52で線材Wの表面スケールを落し、先
付け機53で線材Wの先端部を所定長ざまで切削加工し
、更に引扱きダイス54で線材Wを引汰いて成形する。
そして、線材Wの疵を深傷装置55で探傷し、疵が探傷
された場合には、本実施例の表面疵取装置により後述す
る手順で線trjJWの外面を切削し、疵を除去する。
表面の疵を除去すると切削跡が形成され線材Wの真円度
が低下するので、真円度が低下した線材Wを引扱きダイ
ス56で更に引扱いて縮径し線材Wの真円度を高め、そ
して、巻きとりドラム58で巻き取る。
さて、本実施例の表面疵取装置により線材Wの表面に形
成されている疵を除去する場合について説明する。この
場合には、深傷装置55からの疵信号が制御装置6に入
力ざれると、疵信号に応じて第1モータ35が正方向へ
駆動し、ギャ22がこれの周方向へ回転し、第4図に示
すように線材Wの真上側に待機していた旋回部材2の旋
回体21が横下方へつまり矢印S1方向へ線材Wの横断
面の回りを旋回し、旋回体21の回転刃具3が線材Wの
疵W1に対面する。
このとき深傷装置55から第3領域の疵信号が出力され
た場合には、第1モータ35は第3領域に相当する角度
ぶん回転し、従って旋回部材2は第3領域に相当する角
度θぶん旋回するものである。また、深傷装置55から
第5領域の疵信号が制御装置6に入力された場合には、
第1モータ35は第5領域に相当する角度ぶん回転する
ものである。
次に、深傷装置55の疵信号により、制H装置6が第2
モータ36を正方向へ駆動させ、これによりギャ37が
回転し、更にギャ37と噛合うギャ33が回転し、以て
第5図に示すように回転刃具3の回転体31が軸30を
中心として、矢印P1方向(第5図、第1図参照)へ回
転する。つまり、回転刃具3の回転体31を線材Wの長
さ方向にそって線材Wに近付く方向に回転させ、刃部3
2を線材Wの外面に当てがう。つまり回転刃具3の回転
休31は線材Wの走行に逆らって回動する。
これにより第5図から理解されるように線材Wの外面は
刃部32で切込まれて切削され、従って線材Wの表面の
疵は除去される。
このとき、線材Wの下面は受け口ーラ41に支持されて
いるので、切削は良好に行なわれる。なお、切込み量は
、回転体31の刃部32の突出量を調整することにより
調整される。刃部32の突出量はモータ機構、シリンダ
機構で行ない得る。
線材サイズの変更は、受け口ーラ装置4の調整具42で
受け口ーラ41の高さ位置を変更することにより調整ざ
れる。
ところで、深傷装置55からの疵信号が出力されなくな
ったら、制御装置6は第2モータ36をさらに正転させ
、これにより回転刃具3の回転体31を線材Wの外面か
ら遠ざけるように、つまり矢印P1方向へ回転させ、回
転刃具3の刃部32を線材Wの外面から離す。更に、制
御装置6は第1モータ35を逆動させ、旋回部材2を元
の位置に戻して線材Wの所定の位置で待機させる。
更に、深傷装置55からの疵信号が出力された場合には
、前述同様の動作を繰返す。
次に制御装置6を構成するCPtJの動作を、第6図の
切削ルーチンを示すフローチャートを参照して説明する
。即ち、第6図に示すようにステップ3100で線材W
の疵の有無を判定する。疵があれば、ステップS102
で探傷装置55からの疵信号により疵の深さを判別する
。そして、刃部32で切削しきれない程、疵の深さが深
ければ、ステップS200でマーカ57を駆動し、線材
Wにマーキング処理を行ない、その後メインルーチンに
リターンする。
疵の深さが所定値以内で回転刃具3による切削で除去で
きる程度であれば、ステップ8104で線材Wの周方向
における疵一の位置を検出する。そして、ステップ31
06で第1モータ35を駆動させ、旋回部材2を疵に向
けて矢印S1方向(第4図)へ旋回させる。そして、ス
テップS1 07で探傷装置55の疵信号が示した位置
に旋回部材2が旋回したかを判別する。深傷装置55の
疵信号が示した位置に旋回部材2が旋回しておれば、ス
テップS108で第2モータ36を駆動させて回転体3
1を矢印P1方向へ回転させ、刃部32を線材Wの疵に
あてがう。ステップ3110で刃部32が線材Wの疵に
当たって切削しているか判別する。
更に、ステップS112で線材Wに疵が存在しているか
判別する。疵が存在していなければ、ステップS114
で第2モータ36を正転させ、回転体31を更に作動さ
せて刃部32を線材Wの外面から離す。そして、ステッ
プS116で刃部32が線材Wから離れているか判別す
る。更に、ステップ8118で第1モータ35を逆動さ
せて旋回部材2を元の位置つまり線材Wの所定位置に戻
す。ステップS1 20で旋回部材2が元の位置にもど
っているか判別する。旋回部材2が元の位置に戻ってい
れば、ステップS122で旋回部材2および刃部32の
待機状態を継続する。
前記したステップ8100で判別した結果、線材Wに疵
が存在しなければ、ステップ3202で旋回部材2およ
び刃部32が待機状態にあるか否か判別する。待機状態
になければ、ステップS114にジャンプしステップ3
114、ステップ8116・・・を実行し、待機状態に
あれば、メインルーチンにリターンする。
(実施例の効果) 以上説明したように本実施例では、回転刃具3の刃部3
2は軸30の回転中心Mを中心として線材Wの長さ方向
にそって近づいたり遠ざかったりする方向へ回転する方
式であり、従来とは異なる方式の表面疵取装置を提供で
きる。
即ら本実施例では、第8図に模式的に示すように回転刃
具3の刃部32の刃先部分は軸30の回転中心Mを中心
として仮想線Nにそって回転する。
ここで、回転刃具3の刃部32が線材Wの外面に接触し
始める位置を81としたとき、刃部32が位@S1から
位置S2へと線材Wの長さ方向にそって旋回し、刃部3
2がΔfJ1ぶん前進する場合には、刃部32はΔh1
ぶん降下し、線材WはΔh1ぶん切り込まれる。ここで
、Δu1よりもΔh1は小さな値である(ΔN1>Δh
1)。従って本実施例では、刃部32の前進量よりも刃
部32の切り込み量を小さくすることができる。そのた
め、刃部32を仮想線Nにそって前進させても刃部32
をスムースに線材Wに入れることができ、刃部32への
反力を少なくすることができ、したがって線材Wを切り
込む際の衝撃を極力小さくすることができる。よって刃
部32の損耗を少なくし得、また刃部32が必要とする
剛性を小さくするのに有利である。
また本実施例では、第8図に実線で模式的に示すように
回転刃具3の回転体31が線材Wに対して垂直となった
ときを位置S4とすると、刃部32が位置S3から位置
S4へと線材Wの長さ方向にそって旋回し、刃部32が
ΔfI2ぶん前進する場合には、回転体31の先端部の
刃部32はΔh2ぶん降下し、線材WはΔh2ぶん切り
込まれる。
ここで第8図に示すように、Δ.l!2よりもΔh2は
かなり小さな値で必る(Δ92〉Δh2>。しかもΔg
1とΔ.Q2とが同じ大きざで必っても、Δh2はΔh
1よりも小さな値である(Δh2くΔh1)。従って本
実施例では、刃部31が垂直な位置S4へと近づき切り
込み深さが深くなるにつれて、刃部32をΔ.l22ぶ
ん前進させても刃部32の切り込み量Δh2は極めて小
さくなる(Δ!J2》Δh2)。
更に本実施例では、第8図に模式的に示すように回転刃
具3の回転体31が位置S5から位置S6へと旋回し、
刃部32がΔp3ぶん前進する場合には、回転体31の
先端部の刃部32はΔh3ぶん上昇する。ここで、Δ!
J2とΔρ3とが同じ大きさとしても、Δh3はΔh2
よりも大きな値である(Δh3>Δh2)。従って本実
施例では、刃部32が位@S6へと近づき線材Wから浮
上するにつれて、刃部32を線材Wから迅速に退避させ
得る利点が得られる。
殊に本実施例では、5図に示すように回転刃具3の回転
体31が1800間隔の位置に合計2個配置してあるた
め、万一 一方の刃部32が切損しても回転休31を回
転させれば、他方の刃部32で直ちに疵取りを行うこと
ができる。この点、第13図に示す従来装置のように刃
部が切損したら、交換のため疵取り作業を中止しなけれ
ばならない形態とは異なる。
[他の実施例] 上記した実施例では回転刃具3の回転体31は第1図に
示すように合計2個設けられているが、これに限らず3
個以上としてもよいものである。
また探傷装置55が線材Wの表面の疵の深さまで測定で
きる場合には、表面の疵の深さに関する物理量の情報を
制御装置6に入力し、そして、制御装置6は受けローラ
装置4の受Cプローラ41の高さ位置、あるいは刃部3
2の突出量を表面疵の深さに応じて調整できるようにし
てもよいものである。
また上記した実施例では疵が深い場合には第6図に示す
ステップ8200でマーカ57を駆動ざせてマーキング
しているが、これに限らず、本実施例にかかる表面疵取
装置を線材Wの走行方向にそって直列に適数個並設し、
前方の表面疵取装置で浅い疵を除去し、後方の表面疵取
装置で深い疵を除去する形態としてもよい。勿論、その
逆の形態にしてもよい。
上記した実施例では表面疵を取った俊には回転刃具3は
矢印P1方向にそって線材Wから逃げるものであるが、
逆方向に逃げてもよいものである。
本発明の第2実施例について第9図および第10図を参
照して説明する。なお第10図は第9図のU−Ll線矢
視図である。第2実施例では、基部2Cは、第1実施例
とは異なり旋回タイプではなく、ハウジング等に固定さ
れていると共に、線材Wの近傍に線材Wの長さ方向に沿
って直列に配設されている。
回転刃具3は、基部2Cに保持ざれており、線材Wの長
さ方向にそって直列に3個配設されている。第9図に示
すように各回転刃具3は線材Wの周方向の位相が120
度ずつずれて配設されている。各回転刃具3は回転体3
1と刃部32とをもつ。回転体31は回転中心Mを中心
として矢印P1方向へ回転可能であり、即ち、線材Wの
長さ方向にそって線材Wに近付く方向および遠ざかる方
向へ回転可能である。刃部32は、回転休31の先端部
に設けられている。ここで、回転体31が線材Wに近付
く方向へ回転すると、回転に伴い刃部32は、前記第1
実施例と同様に、線材Wの外面に当てがわれて線材Wの
外面を切削する。
この第2実施例では、深傷装置55の疵信号に応じて、
3個の回転刃具3のうち該当する回転刃具3を適宜矢印
P1方向へ回転中心Mを中心として回転させ、これによ
り前述同様に線材Wの疵を取る。第2実施例では、前述
したように基部2Cは固定タイプであるため、基部2C
を旋回させる旋回機構を不要にし得る。また第2実施例
においても刃部32を線材Wの走行方向にそって回転さ
せる方式であるため、第1実施例と同様に刃部32の前
進量よりも刃部32の切り込み量を小さくでき、刃部3
2を線材Wにスムースに入れることができ、刃部32の
損耗防止に有利でおる。
本発明の第3実施例について第11図および第12図を
参照して説明する。第12図は第11図のT−T線に沿
う矢視図である。第3実施例では、基部2Dは、旋回タ
イプではなくハウジング等に固定されており、線材Wの
周方向にそって120度間隔でかつ線材Wの近傍に配設
されている。
回転刃具3は前記線材Wの走行方向と交差する仮想面内
で線材Wの横断面の回りに位置して前記基部2Dに合計
3個配設されている。ここで各回転刃具3は線材Wの周
方向の位相が120度ずつずれて配設されている。第1
実施例と同様に回転刃具3は回転体31と刃部32とで
形成されている。回転体31は、線材Wの長さ方向にそ
ってつまり矢印P1方向にそって線材Wに近付く方向お
よび遠ざかる方向へ回転可能である。刃部32は回転体
31に設けられている。そして回転体31が矢印P1方
向へつまり線材Wに近付く方向へ回転すると、刃部32
は線材Wの外面に当てがわれて、線材Wの外面を切削す
る。
第3実施例においても、深傷装置55の疵信号に応じて
、3個の回転刃具3のうち該当する回転刃具3を回転さ
せ、これにより線材Wの疵を取る。
第3実施例では基部2Dは固定タイプであるため、基部
2Dを旋回させる旋回機構を不要にし得る。
又、刃部32を線材Wの走行方向にそって回転させる方
式であるため、刃部32の前進量よりも刃部32の切り
込み量を小さくでき、刃部32を線材Wにスムースに入
れることができ、刃部32への反力、衝撃も小さくなり
、刃部32の損耗防止に有利である。
その他、本発明の表面疵取装置は上記した実施例のみに
限定されるものではなく、例えば第1実施例で用いた深
傷装置は磁気深傷方式、放射線透過方式、超音波方式等
であってもよい等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
して実施し得るものである [発明の効果コ 第1請求項〜第4請求項にかかる本発明によれば、回転
刃具の刃部は条材の長さ方向にそって近付いたり遠ざか
ったりする方向へ回転する方式でおり、従って、従来と
は異なる方式の表面疵取装置を提供することができる。
即ち本発明では、回転刃具を条材の長さ方向にそって回
転する方式であるため、刃部の前進量△9よりも刃部の
切り込み聞Δhを小さくすることができる。そのため、
刃部を条材にスムースに入れることができ、刃部が条材
を切り込む際の反力、衝撃を極力小さくすることができ
る。よって刃部の損耗を少なくし、刃部の剛性を小さく
するのに有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
表面疵取装置の正面図、第2図は表面疵取装置を適用し
たラインの構成図、第3図は旋回部材が待機している状
態の要部を模式的に示す側面図、第4図は旋回部材が旋
回した状態の要部を模式的に示す側面図、第5図は回転
刃具が回転した状態の正面図である。第6図は制御装置
のCPUの動作を示すフローチャートである。第7図は
制御装置のブロック図である。第8図は作用状態を模式
的に説明する構成図である。 第9図および第10図は本発明の第2実施例を示し、第
9図は正面図、第10図は第9図のU一U線に沿う矢視
図である。 第11図および第12図は本発明の第3実施例を示し、
第11図は正面図、第12図は第11図のT−T線に沿
う矢視図である。第13図は従来装置の作用を模式的に
説明する構成図である。 図中、1はフレーム、2は旋回部材〈基部)、3は回転
刃具、31は回転体、32は刃部、35は第1モータ(
駆動部)、36は第2モータ(駆勅部)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長さ方向へ走行する条材の近傍に配設された基部
    と、 前記基部に配設され前記条材の長さ方向にそって前記条
    材に近付く方向および遠ざかる方向へ回転可能な少なく
    とも1個の回転体と、前記回転体に設けられ前記回転体
    の前記条材に近付く方向への回転に伴い前記条材の外面
    に当てがわれて前記条材の外面を切削する刃部とをもつ
    回転刃具と、前記回転刃具を回転させる駆動部とで構成
    されていることを特徴とする条材の表面疵取装置。
  2. (2)長さ方向へ走行する条材の走行方向と交差する仮
    想面内で前記条材の横断面の回りを所定角度旋回可能な
    基部と、 前記基部に配設され前記条材の長さ方向にそって前記条
    材に近付く方向および遠ざかる方向へ回転可能な少なく
    とも1個の回転体と、前記回転体に設けられ前記回転体
    の前記条材に近付く方向への回転に伴い前記条材の外面
    に当てがわれて前記条材の外面を切削する刃部とをもつ
    回転刃具と、前記基部を旋回させると共に前記回転刃具
    を回転させる駆動部とで構成されていることを特徴とす
    る条材の表面疵取装置。
  3. (3)長さ方向へ走行する条材の近傍に配設された基部
    と、 前記条材の長さ方向にそって直列に適数個前記基部に配
    設され、前記条材の長さ方向にそつて前記条材に近付く
    方向および遠ざかる方向へ回転可能な回転体と、前記回
    転体に設けられ前記回転体の前記条材に近付く方向への
    回転に伴い前記条材の外面に当てがわれて前記条材の外
    面を切削する刃部とをもつ回転刃具と、 前記回転刃具を回転させる駆動部とで構成されているこ
    とを特徴とする条材の表面疵取装置。
  4. (4)長さ方向へ走行する条材の近傍に配設された基部
    と、 前記条材の走行方向と交差する仮想面内で前記条材の横
    断面の回りに位置して前記基部に適数個配設され、前記
    条材の長さ方向にそって前記条材に近付く方向および遠
    ざかる方向へ回転可能な回転体と、前記回転体に設けら
    れ前記回転体の前記条材に近付く方向への回転に伴い前
    記条材の外面に当てがわれて前記条材の外面を切削する
    刃部とをもつ回転刃具と、 前記回転刃具を回転させる駆動部とで構成されているこ
    とを特徴とする条材の表面疵取装置。
JP4891590A 1989-02-28 1990-02-28 条材の表面疵取装置 Pending JPH02292111A (ja)

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JP4891590A JPH02292111A (ja) 1989-02-28 1990-02-28 条材の表面疵取装置

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JP1-47063 1989-02-28
JP4706389 1989-02-28
JP4891590A JPH02292111A (ja) 1989-02-28 1990-02-28 条材の表面疵取装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334012A (ja) * 1986-07-23 1988-02-13 Nippon Steel Corp 棒線材の表面疵自動切削装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334012A (ja) * 1986-07-23 1988-02-13 Nippon Steel Corp 棒線材の表面疵自動切削装置

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