JPH02292039A - ポリオレフィン積層フィルム - Google Patents

ポリオレフィン積層フィルム

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JPH02292039A
JPH02292039A JP11390389A JP11390389A JPH02292039A JP H02292039 A JPH02292039 A JP H02292039A JP 11390389 A JP11390389 A JP 11390389A JP 11390389 A JP11390389 A JP 11390389A JP H02292039 A JPH02292039 A JP H02292039A
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JP
Japan
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film
laminated
polyolefin
thickness
tear
Prior art date
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Pending
Application number
JP11390389A
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English (en)
Inventor
Seiji Murakami
村上 征次
Junya Sato
淳也 佐藤
Kikuji Sasaki
佐々木 喜久治
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリオレフィン積層フィルムに関する。
さらに詳しくは文具用途や包装用途に適したパール光沢
を有したポリオレフィン積層フィルムに関する。
〔従来の技術〕
パール光沢又は白色光沢を有したポリオレフィンフィル
ムとしては、ポリオレフィンに無機粒子を添加したフィ
ルムが知られている(例えば特公昭47−46466号
公報、特開昭55−126056号公報、特開昭55−
126441号公報等)。
また、引き裂きやすいポリオレフィンフィルムとしては
、一軸延伸フィルムと二軸延伸フィルムの積層フィルム
が知られている(例えば特公昭51・−41154号公
報等)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のフィルムは、パール光沢感が今一つ
であったり、引裂方向が一定しなかったり、引裂強度が
適度の強さでなかったりなどの欠点を有していた。
本発明は、かかる問題点を改善し、隠蔽性及びパール光
沢感に優れ、引裂方向が一定で、適度な引裂強度を有し
、かつヒートシール性のあるポリオレフィン積層フィル
ムを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のポリオレフィン積層フィルムは、全光線透過率
が40%以下である二軸延伸ポリプロピレンフィルム(
A)と、該二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)の一
方の面に積層された積層フィルム全体厚みの1/6〜2
/3の厚みを有する一軸延伸ポリオレフィンフィルム(
B)と、該二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)のも
う一方の面に積層されたα−オレフィン共重合体フィル
ム(C)からなることを特徴とする。
本発明に使用する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A
)とは、ポリプロピレン、又はポリプロピレンとα−オ
レフィン共重合体(例えば、エチレンプロピレン共重合
体、プロピレンブテン共重合体、エチレンブテン共重合
体など)の混合物(この混合物はプロピレン成分が80
重量%以上であることが好ましい。)の二軸延伸フィル
ムである。
該二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)は、全光線透
過率が40%以下である。全光線透過率を40%以下と
したので、隠蔽性に優れ、光を遮断するので食品包装に
優れている。なお、全光線透過率が40%以下のポリプ
ロピレンフィルムは、ポリプロピレン又は前記混合物に
無機粒子又は異種ポリマを単独又は併用添加し延伸する
ことによって得られる。
ここで、無機粒子は、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、酸化マグネシウム、アルミナ、シリカ、珪
酸アルミニウム、カオリン、カオリナイト、クレイ、珪
藻土、ドロマイト、酸化チタンから選ばれる少なぐとも
1種の粒子であって、平均粒径(ストークス径、重量平
均)0.1〜10μmのものを10〜40重量%(無機
粒子添加後の二軸延伸ポリプロピレンフィルム全体の重
量に対し)添加するのが好ましい。なかでも炭酸カルシ
ウムと酸化チタンの併用添加が好ましく、この併用の場
合、酸化チタンの比率は全無機粒子添加量の10〜20
重量%が好ましい。
また、異種ポリマとしては、ポリスチレン、4−メチル
ペンテン−1、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ドなどを例示することができ、なかでも4−メチルペン
テン−1が好ましい。異種ボリマの添加量は異種ポリマ
添加後の二軸延伸ポリプロピレンフィルム全体の重量に
対し10〜40重量%であるのが好ましい。なお、異種
ポリマを添加する場合、β晶造核剤(例えばキナクドリ
ン)を10〜1000重量ppm併用添加するのがさら
に好ましい。
無機粒子、異種ポリマの含有量が10重量%を下まわる
と、隠蔽性に劣り、パール光沢感も劣ったポリオレフィ
ン積層フィルムとなる。一方、40重量%を上まわると
、フィルム製造工程で破れやすく、ポリオレフィン積層
フィルムは平面性の悪い凸凹したフィルムであったり、
強度の弱すぎるものになったりする。
本発明に使用する一軸延伸ポリオレフィンフィルム(B
)とは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン−1、もしくはこれらの共重合体、またはこれら
の混合物からなる一軸延伸フィルムをいい、なかでもポ
リプロピレン、又はポリプロピレンとα−オレフィン共
重合体(例えば、エチレンプロピレン共重合体、エチレ
ンブテン共重合体など)の混合物(この混合物はプロピ
レン成分が80重量%以上であることが好ましい。
)からなる一軸延伸フィルムが好ましい。
該フィルム(B)は、一軸延伸フィルムで、かつ積層フ
ィルム全体厚みの1/6〜2/3の厚み範囲にすること
によって引き裂き時の方向が一定し、また引き裂きやす
いものとなる。積層フィルム全体厚みの1/6を下まわ
ると、表面光沢に劣りパール光沢感がなく、引き裂き時
の方向に一定性がなく、また引き裂きにくいものとなる
。一方、積層フィルム全体厚みの2/3を上まわると、
あまりにも切れやすく、フィルム製造工程、あるいは2
次加工工程で破れやすいものとなり、また隠蔽性の劣っ
たものとなる。
本発明に使用するα−ポリオレフィン共重合体フィルム
(C)とは、エチレン、プロピレン、ブテンの二元又は
三元共重合体、又はこれら共重合体の2種又は3種の混
合物からなるフィルムである。好ましくは、エチレンプ
ロピレン共重合体とプロピレンブテン共重合体の混合物
、又はエチレンプロピレンブテン三元共重合体からなる
フィルムであり、該混合物及び該三元共重合体のエチレ
ン成分は好ましくは1〜10重量%、より好ましくは1
.5〜8重量%であり、ブテン成分は好ましくは1〜3
0重量%、より好ましくは1.5〜4.9重量%である
該α−ポリオレフィン共重合体フィルム(C)を積層す
ることによって、ヒートシール性の優れたフィルムとな
る。該フィルム(C)の厚みは、特に限定するものでは
ないが、5μm未満、好ましくは4μmのとき引裂時の
方向が一定しやすく、ヒートシール性の点からは1μm
以上が好ましい。
なお、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)、一軸延
伸ポリオレフィンフィルム(B) 及びα一ポリオレフ
ィン共重合体フィルム(C)を構成する重合体には、そ
れぞれ、熱安定剤、酸化防止剤、塩素捕獲剤、有機又は
無機の滑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤等を、ヒートシ
ール性、パール光沢感等を損なわない範囲(例えば0.
01〜5重量%)で添加してもよい。
次に、本発明のポリオレフィン積層フィルムについて製
造法の一例を説明する。但し、本発明は以下の説明に限
定されるものではない。
一台の押出機へ無機粒子又は異種ポリマを添加したポリ
プロピレン(A)を、別の一台の押出機へα−オレフィ
ン共重合体(C)を供給し、230〜300℃で溶融押
出し、冷却ドラム(30〜80℃)に巻付けてシートと
する。この未延伸シートをロール群に導き100〜14
5℃に加熱しつつ縦方向に3〜7倍に延伸し、一軸延伸
フィルムとする。この一軸延伸フィルムのポリプロピレ
ン層側に他の押出機より230〜300℃で溶融押出し
たポリオレフィン(B)を積層し、テンター内に導き、
150〜185℃雰囲気で横方向に延伸、弛緩熱処理を
行い、ポリオレフィン積層フィルムを得る。必要により
、コロナ放電処理を片面又は両面に施す。
本発明のポリオレフィン積層フィルムは、文具用途、包
装用途、特に食品包装用途に好適である。
また、本発明のポリオレフィン積層フィルムは、その一
軸延伸ポリオレフィンフィルム(B)側に、印刷や蒸着
を施して用いてもよい。また、印刷や蒸着を施した面に
、さらに本発明の目的を損なわない範囲で他のフィルム
、例えば薄物のポリプロピレンフィルム等を積層しても
よい。
なお、本発明に使用した物性値の測定方法及び評価方法
は次のとおりである。
(1)全光線透過率 JIS  K  6714による。値が低いほど、隠蔽
性が良好なことを表わす。
(2)光沢度 JIS  Z  8741の方法2(入射角、受光角と
もに60度)による。
(3)引裂伝播抵抗 ASTM  D  1922に基づき、所定の試料をエ
レメンドルフ引裂試験機(東洋精機製)に挟み、中央部
に規定長の切込みを入れ、振子落下により引き裂き、そ
の強さ(g)を求めた。
(4)引裂方向性 フィルムの横方向にノッチを入れ、手で横方向に引き裂
き、切れ具合を次の基準により判定した。
○:直線的に切れる。
△:ほぼ直線的に切れる。
×:直線的に切れない。
(5)ヒートシール性 ヒートシールテスター(テスター産業製TP701S)
にて、120℃の加熱金属平版を用い1kg/cm2、
0.5秒の条件で加圧シールし、cm当りの剥離強度(
g)を測定した。
〔実施例〕
次に、実施例に基づいて本発明をより詳しく説明する。
但し、本発明は次の実施例に限定されるものではない。
実施例1 平均粒径4μmの炭酸カルシウムを30重量%添加した
ポリプロピレン((A)原料)を一台ノ押出機へ、他の
押出機へエチレン成分2重量%のエチレンプロピレン共
重合体とプテン成分20重量%のプロピレンブテン共重
合体の等量ブレンド物((C)原料)を供給し、280
℃にて共押出し、30℃の冷却ドラムに巻付けてシート
化した。
このシートをロール群に導き125℃に加熱しつつ、長
手方向に4.5倍延伸し、該延伸フィルムの(A)側に
、さらに別の押出機を用いて、ポリプロピレン((B)
原料)を押出ラミネートした。
該積層フィルムをテンター内に導き180℃雰囲気中で
幅方向に10倍延伸し、155℃雰囲気で熱固定を行い
、ポリオレフィン積層フィルムを得た。フィルム厚み構
成及び評価結果は第1表にまとめて示す。
実施例2〜3、比較例1〜2 原料(A)、(B)又は(C)を第1表に示すとおり変
更して、他は実施例1と同様に実施した。
結果は第1表にまとめて示す。
第1表に評価結果を示すように、本発明の実施例は、全
光線透過率が低く、隠蔽性のある光沢感を有し、引裂伝
播抵抗も低く、引裂方向性を持ったものになった。また
、ヒートシール性も優れたものになった。一方、比較例
1は隠蔽性、ヒートシール性は優れているものの、引裂
伝播抵抗が高く、引き裂きにくく引裂方向性のないもの
となった。比較例2は、隠蔽性のない光沢感、つまりパ
ール光沢のないものになってしまい、引裂方向性も劣り
、ヒートシール性のないものであった。
〔発明の効果〕
本発明のポリオレフィン積層フィルムは、隠蔽性を有し
、引裂伝播抵抗が低く、引裂方向性を有し、かつパール
光沢感の優れ、ヒートシール性にも優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)全光線透過率が40%以下である二軸延伸ポリプ
    ロピレンフィルム(A)と、該二軸延伸ポリプロピレン
    フィルム(A)の一方の面に積層された積層フィルム全
    体厚みの1/6〜2/3の厚みを有する一軸延伸ポリオ
    レフィンフィルム(B)と、該二軸延伸ポリプロピレン
    フィルム(A)のもう一方の面に積層されたα−オレフ
    ィン共重合体フィルム(C)からなることを特徴とする
    ポリオレフィン積層フィルム。
  2. (2)二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)が無機粒
    子又は異種ポリマを10〜40重量%含有することを特
    徴とする請求項1記載のポリオレフィン積層フィルム。
JP11390389A 1989-05-06 1989-05-06 ポリオレフィン積層フィルム Pending JPH02292039A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5176953A (en) * 1990-12-21 1993-01-05 Amoco Corporation Oriented polymeric microporous films
JP2016138233A (ja) * 2015-01-22 2016-08-04 王子ホールディングス株式会社 半透明性延伸フィルム

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