JPH02291630A - リレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気接点を有するリレーに関し、特に電磁駆動
機構を有していないリレーに関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の電気接点を有するリレーはべ一ス上に植
立された電気接点機構部と、これを駆動するコイルやマ
グネット等の電磁駆動部とを備えたものが一般的である
。

例えば、電気接点の開閉を行うのに、コイルに通電し鉄
心を磁化してアーマチュアを吸引しカードの作用により
接点動作を行わせるもの、あるいは永久磁石を接近させ
たり、遠ざけることにより、接点の開閉を行うもの等の
電磁力を利用するリレーが主である。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の電磁リレーは多数の巻回数を必要とする
コイルや鉄心を有するので、コスト低減や軽量化に困難
を伴なうという欠点がある。

本発明の目的は、かかるコスト低減や軽量化を容易に実
現することのできるリレーを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のリレーは、絶縁材からなるベースと、前記ベー
スに植設された可動接点端子および固定接点端子と、前
記可動接点端子に一端が因定され且つ他端が前記固定接
点端子の近傍に配置される可動接点ばねと、前記ベース
上に設けられた一組の入力端子および溝を有する複数の
支持体と、前記支持体の溝を案内にして前記一組の入力
端子に接続された形状記憶合金線と、前記形状記憶合金
線および前記可動接点ばね間に機械的に連結係合される
カードとを備えて構成される。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示すリレーのカバーを取り
除いた状態の斜視図である。

第１図に示すように、本実施例は絶縁材から形成され且
つリレー構成部材を植立もしくは搭載するためのベース
１と、ベース１に植立された可動接点端子２および１つ
以上の固定接点端子４．５と、可動接点ばね３と、一組
（一対）の入力端子７．８と、ベース１上に配置される
講１２を備えた複数の支持体６ａ〜６ｄと、これら支持
体６ａ〜６ｄの各溝１２を案内にして入力端子７，８に
接続された形状記憶合金線つと、形状記憶合金線９およ
び可動接点ばね３の中間部に機械的に連結係合されるカ
ード１０と、接点機構部と形状記憶合金線９とを仕切る
ための絶縁壁１１とを有している。

上述したベース１に植設した可動接点端子２は外部導出
および可動接点ばね３の保持機能を有し、またこの可動
接点ばね３の先端は、外部導出端子を有し且つベース１
に植設された片方もしくは一組の固定接点端子４，５と
対向し、通常の電気接点開閉機能を有する電気接点開閉
部を構成している。さらにベース１に立設せしめた支持
体６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄは摺動可能な溝部１２を案内
にして形状記憶合金線９が張られ、その形状記憶合金線
９の両端末はベース１に立設され且つ外部からの電圧供
給を受ける入力端子７．８に電気的および機械的に係合
せしめる。すなわち、この形状記憶合金線９が従来のコ
イル等の電磁駆動部に相当する。

また、本実施例は支持体６ａと６ｄ間に張られた形状記
憶合金線９および可動接点ばわ３の間を絶縁部材よりな
るカード１０により機械的に係合せしめ、形状記憶合金
線９を弓状にする。更に、カード１０の略中間位置に、
可動接点端子２．可動接点ばね３および固定接点端子４
．５からなる電気接点開閉部と駆動部である形状記憶合
金線９とを電気的に高絶縁にし且つカード１ｏを保持安
定化するために、絶縁壁１１を設けている。

次に、かかる形状記憶合金線を用いたリレーの動作を説
明する。

先ず、入力端子７．８間に外部より電圧を印加すると、
形状記憶合金線９はジュール熱によって自ら熱せられる
ので、形状記憶合金線９は線長が縮小する。このとき支
持体６ａと６ｄ間の形状記憶合金線９を弓状にしてある
ので、この間での張力はカード１０を可動接点ばね３の
方向に押すように作用する。従って、可動接点ばね３の
電気接点は固定接点端子４側に移動する。

また、人力端子７，８間への電圧印加を解除すると、形
状記憶合金線９は自冷却されて張力を失うので、カード
１０及び可動接点ばね３は元に復元し、可動接点は固定
接点端子５側に戻る。

このように、駆動部への電圧印加あるいは解除により、
電気接点開閉部の開閉動作が行われる。

なお、本実施例において、形状記憶合金線９の記憶内容
を前述した動作説明の内容と逆にすれば、入力端子間へ
の電圧印加によって形状記憶合金線は張力を失い、電圧
解除によって張力を発揮することとなり、前記動作内容
と全く逆の電気接点開閉動作を行わせることもできる。

また、カード１０への作用は支持体６ａと６ｄ間に張ら
れた形状記憶合金線９の張カ制御により達成されるもの
である。従って、支持体６ｂ，６ｃは必ずしも必要とせ
ず、また適当な支持体を追加してもよい。さらにリレー
を覆うカバーはリレー本体を外気と遮断すべくベース１
に開口係合する如く設けてもよい。あるいは絶縁壁１１
の機能を強化するために、カバーの内側に絶縁壁１１と
略同一形状の壁を設け、カバー装着や封止構造とするこ
とも可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のリレーは、形状記憶合金
線およびカードを用いて電気接点の開閉動作を行わせる
ことにより、コスト低減および軽量化を簡単な構造で容
易に実現できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すリレーのカバーを収り
除いた状憇の斜視図である。 １・・・ベース、２・・・可動接点端子、３・・・可動
接点ばね、４，５・・・固定接点端子、６ａ〜６ｄ・・
・支持体、７．８・・・入力端子、９・・・形状記憶合
金線、１０・・・カード、１１・・・絶縁壁、１２・・
・溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁材からなるベースと、前記ベースに植設された可動
   接点端子および固定接点端子と、前記可動接点端子に一
   端が固定され且つ他端が前記固定接点端子の近傍に配置
   される可動接点ばねと、前記ベース上に設けられた一組
   の入力端子および溝を有する複数の支持体と、前記支持
   体の溝を案内にして前記一組の入力端子に接続された形
   状記憶合金線と、前記形状記憶合金線および前記可動接
   点ばね間に機械的に連結係合されるカードとを備えたこ
   とを特徴とするリレー。