JPH02290847A - パーフルオロノネニルオキシ基を有するビスマレイミド化合物、その製造法及びビスマレイミド樹脂材料 - Google Patents

パーフルオロノネニルオキシ基を有するビスマレイミド化合物、その製造法及びビスマレイミド樹脂材料

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JPH02290847A
JPH02290847A JP11121989A JP11121989A JPH02290847A JP H02290847 A JPH02290847 A JP H02290847A JP 11121989 A JP11121989 A JP 11121989A JP 11121989 A JP11121989 A JP 11121989A JP H02290847 A JPH02290847 A JP H02290847A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なビスマレイミド化合物,その製造法及び
ビスマレイミド樹脂材科に関する。 〔従来の技術〕 ビスマレイミド化合物は、電気絶縁性,耐熱性,寸法安
定性に優れるビスマレイミド樹脂の原料として有用であ
り、積層板,成形品等に用いられている。ビスマレイミ
ド化合物としては、従来、4,4′−ビスマレイミドジ
フエニルメタン等がよく使用されており,式 以下余白 で示される含フッ素ビスマレイミド化合物なども用いら
れてきたく例えば特公昭56−1031621号公報)
。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし,従来のビスマレイミド樹脂は、耐熱性等に優れ
ているが、耐吸湿性に劣るものであり,近年の電子機器
,成形品等の高性能化の要求に十分こたえることができ
ないものであった。 この様な要求に対処するには分子構造中により多くのフ
ッ素原子を含むビスマレイミド化合物をビスマレイミド
樹脂の原料とすることが有効であると考えられる。 そこで、このような問題点を解決するため、本発明者ら
は,長鎖のパーフルオロノネニルオキシ基(C,Fエ7
0基)をもつ新規化合物、その製造法及び該化合物を含
むビスマレイミド樹脂材料を提供するものである。 本発明における新規化合物は、一般式(1)(ただし、
式中.−C,F,,基は二重結合を1個含み,適宜分岐
していてもよく、芳香環の水素は低級アルキル基,低級
アルコキシ基,フッ素,塩素または臭素で置換されてい
てもよく、2個のマレイミド基はそれぞれ芳香環にエス
テル結合に対してオルト位,メタ位又はパラ位に結合し
ている)で表わされるパーフルオロノネニルオキシ基を
有するビスマレイミド化合物である。 上記一C9F17 基は、例えば、ヘキサフルオ口プ口
ペン3量体に基づいて導入されるものがある。 一般式(1)で表わされる化合物としては、5一(パー
フルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス(4−マレ
イミドフエニルエステル).5−(パーフルオロノネニ
ルオキシ)イソフタル酸ビス(3−マレイミドフエニル
エステル).5−(バーフルオロノネニルオキシ)イン
フタル酸ビス(2−マレイミドフエニルエステル).5
−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス(
4−マレイミドー3−メチルフエニルエステル)、5−
(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス(4
−マレイミドー3−クロルフエニルエステル)等がある
。 前記一般式(1)で表わされるビスマレイミド化合物は
、一般式(11) ?ただし、式中、一C, F1■基は二重結合を1個含
み、適宜分岐していてもよく、芳香環の水素は低級アル
キル基,低級アルコキシ基,フッ素,塩素または臭素で
置換されていてもよい)で表わされるパーフルオロノネ
ニルオキシ基を有する酸クロライド化合物と一般式(I
II) 以下余白 n (ただし、式中、芳香環の水素は低級アルキル基,低級
アルコキシ基,フッ素,塩素又は臭素で置換されていて
もよく、水酸基は、マレイミド基に対してオル1一位,
メタ位又はパラ位に結合している)で表わされるヒドロ
キシフエニルマレイミド化合物を反応させることによっ
て製造することができる。 一般式(1)で表わされるヒドロキシフエニルマレイミ
ド化合物としては、4−ヒドロキシフエニルマレイミド
、3−ヒドロキシフエニルマレイミド、2−ヒドロキシ
フエニルマレイミド,4一ヒドロキシ−3−メチノレフ
エニルマレイミド,4一ヒドロキシ−3−クロルフエニ
ルマレイミド等がある. 一般式([1)で表わされる化合物の一例としては,5
−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ジクロ
ライドがあり、以下の説明はこの化合物を用いて行なう
が,一般式(■)で表わされる化合物のうち他のものに
対して、以下の説明は本質的に異なるところはない。 5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ジク
ロライドとヒドロキシフエニルマレイミド化合物との反
応は、新化学講座14巻(■)(丸善(株)昭和52年
12月20日発行)第1012頁以下に示される様な公
知の方法を採用することができる。例えば、窒素雰囲気
中で反応させ,生成する塩酸を捕獲するためにピリジン
,トリエチルアミン,ジメチルアニリンなどの塩,堪を
用いることが好ましい. 塩基の使用量は,生成する塩酸に対して1モル当量〜3
モル当量用いることが好ましい。1モル当量より少ない
と塩酸の捕獲が不十分であり、3モル当量より多いと副
反応などにより収率が低下する場合がある.上記反応は
、有機溶媒中で行われることが好ましい.用いることの
できる溶媒としては、トルエン,ベンゼン,テトラヒド
口フランジエチルエーテルなど酸クロライド,フェノー
ルと反応性のない有機溶媒が使用される.これら有機溶
媒は、互いに相溶すれば2種以上を混合して用いても良
い。使用する有機溶媒は充分に脱水したものを用いるこ
とが好ましい.反応系中に水分が存在すると酸クロライ
ドが分解するため収率が低下することがある. 5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ジク
ロライドは5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフ
タル酸を塩化チオニル,五塩化リン,三塩化リンなどを
用いる酸クロライド合成の公知の方法によって反応させ
ることにより得られる.反応条件については用いる試薬
により異なり特に限定されものではない. 前記の5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル
酸は,一般式(IV) ?ただし、式中一〇,F■,基は二重結合を1個含み,
適宜分岐していてもよい)で示される化合物である. 一般式(IV)において,−C,Fエ7基は、例えば、
ヘキサフルオロプ口ペンの3量体に基づいて導入される
ものである. 一般式(mV)で示される化合物は、例えば,特開昭6
0−51146号公報に示されるように、ヘキサフルオ
ロプロベン3量体と5−ヒドロキシイソフタル酸を反応
させることにより得ることができる.反応は,非プロト
ン性極性溶媒中,室温以下で塩基触媒の存在下に行なわ
れ、下記式(■)7で示される構造式の化合物が得られ
る. 式(V) 本発明者らは,さらに,一般式(1)で示されるビスマ
レイミド化合物を含有してなるビスマレイミド樹脂材料
を提供するものである。 該ビスマレイミド樹脂材料は、一般式(1)で示される
化合物以外の他のビスマレイミド化合物を含有していて
もよい。このような他のビスマレイミド化合物としては
、バラビスマレイミドベンゼン、メタビスマレイミドベ
ンゼン、バラビスマレイミドトルエン、1,4−ビス(
p−マレイミドクミル)ベンゼン、1,4−ビス(m−
マレイミドクミル)ベンゼン等及び下記一般式(VI)
又は一般式(■)で表わされるビスマレイミド化合物が
ある。 一般式(VI) (ただし,式中,XはO,CH,,CF,,So,,S
,C○又はC(CF,)を示し、R1, R,, R3
及びR4はそれぞれ独立に水素,低級アルキル基,低級
アルコキシ基,フッ素,塩素又は臭素を示す)で示され
るビスマレイミト化合物。 一般式(■) (■) (ただし、式中,Yは○,CH2,CF2,So2,S
 , C O , C (C H ) )2又はC(C
F,)2を示し、R,, R,, R,及びR.はそれ
ぞれ独立に水素,低級アルキル基,低級アルコキシ基,
フッ素,塩素又は臭素を示す)で示されるビスマレイミ
ド化合物。 一般式(■)で示されるビスマレイミト化合物としては
、例えば4,4′−ビスマレイミドジフエニルエーテル
、4,4′−ビスマレイミドジフ工二ルメタン、4,4
′−ビスマレイミドー3,3′−ジメチルージフエニル
メタン、4,4′ビスマレイミドジフエニルスルホン、
4,4′ビスマレイミドジフエニルスルフイド、4,4
′−ビスマレイミドジフェニルケトン,2,2−ビス(
4−マレイミドフエニル)プロパン、4,4′ −ビス
マレイミドジフエニルフルオロメタン,1,l,1,3
,.3.3−へキサフルオ口−2,2−ビス(4−マレ
イミドフェニル)プロパン等がある。 一般式(III)で示されるビスマレイミド化合物とし
ては,例えば,ビス(4−(4−マレイミドフエノキシ
)フエニル〕エーテル、ビス〔4一(4−マレイミドフ
エノキシ)フエニル〕メタン、ビス(4− (4−マレ
イミドフェノキシ)フエニル〕フルオロメタン,ビス(
4−(4−マレイミドフエノキシ)フエニノレ〕スルホ
ン、ビス〔4−(3−マレイミドフエノキシ)フエニノ
レ〕スルホン、ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ
)フエニル〕スルフイド、ビス(4−(4−マレイミド
フエノキシ)フエニル〕ケトン,2,2−ビス[4− 
(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、1
,1,1,3,3.3−へキサフルオ口−2,2−ビス
(4−(4−マレイミドフェノキシ)フエニル〕プロパ
ン等がある。 前記ビスマレイミド樹脂材料は,前記一般式(1)で表
わされる化合物を含有することにより、その硬化物が耐
湿性に優れるようになるが、そのためには上記ビスマレ
イミド樹脂材料中に酌記一般式(1)で表わされる化合
物を好ましくは10重量%以上,特に好ましくは30重
量%以上含有させる.一般式(1)で表わされる化合物
以外のビスマレイミド化合物は、前記ビスマレイミド樹
脂材料の成形加工性、該材料の硬化物の特性等の調整の
ため適宜選択して使用されるが、上記ビスマレイミド樹
脂材料の成形加工性、特に融点及びゲル化時間の調整並
びに硬化物の特性、特に酎熱性及び可どう性の調整のた
めに、前記一般式(VI)で表わされる化合物又は一般
式(■)で表わされる化合物が好ましい. 前記ビスマレイミド樹脂材料は、粉末状で使用してもよ
く.ジメチルホルムアミド,ジメチルアセトア′ミド,
ジメチルスルホキシド,アセトン,テトラヒド口フラン
等の有機溶剤に溶解して使用してもよい。 前記ビスマレイミド樹脂材料は、触媒の存在下,あるい
は非存在下で150〜300℃に加熱することによって
架橋反応し、不溶性ポリマー(硬化物)となる。触媒と
してはラジカル重合触媒が使用できる。具体的には、t
ert−プチルパーオキシベンゾエート,ジクミルパー
オキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、アゾ
ビスイソブチロニトリル, tert−プチルハイドロ
パーオキサイド,2,3−ジメチル−2,3−ジフエニ
ルブタンなどがある.これらの触媒を使用するときは、
ビスマレイミド化合物の全量に対して、0.05〜5重
量%使用するのが好ましく、特に0.1 〜1重量%が
好ましい。 前記ビスマレイミド樹脂材料には各種の変性剤の添加が
可能である。変性剤としては例えば,力ルボキシル基末
端(ブタジエンアクリロニトリル共重合体(CTBN)
,エポキシ樹脂,ジアリルフタレート樹脂等がある。こ
のような変性剤を含むビスマレイミド樹脂材料は前記と
同様にして硬化物とされるが、この硬化物は、ミクロ相
分離構造を有する為、ガラス転移温度,熱分解温度が低
下することなく、機械的強靭性が著しく増大する.〔実
施例〕 以下、本発明を実施例により説明するが,本発明はこの
実施例により特に限定されるものではない. 実施例l (1)5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル
酸ジクOライドの合成 温度計,還流冷却管,塩化カルシウム管、かくはん装置
を備えた四ツ目フラスコに5−(パーフルオロノネニル
オキシ)イソフタル酸6 1.2 g(0.1モル),
塩化チオニル120g (1.0モル)を入れ80℃で
加熱した.約12時間後,反応系は均一な溶液となる.
過剰の塩化チオニルを減圧留去後、減圧蒸留を行い、5
−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ジクロ
ライドを得た.これの収率は51%.沸点は140℃/
3mHgであった. なお,上記5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフ
タル酸は前記式(V)の化合物を使用した.(2)5−
(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス(4
−マレイミドフエニルエステル)の合成 温度計,還流冷却管,窒素導入管,乾燥管,かくはん装
置を備えた四ツロフラスコに,p−ヒドロキシフエニル
マレイミド9.07g(48ミリモル),ピリジン3.
7 9 g(4 8ミリモル),脱水精製したテトラヒ
ド口フラン150mMを仕込み,窒素気流下、60℃の
油浴上でかく拌しながら、5−(パーフルオロノネニル
オキシ)イソフタル酸ジクロライド12.98g(20
ミリモル)を脱水精製したテトラヒド口フラン40mQ
に溶解したものをゆっくりと滴下した.滴下終了後,6
0℃で6時間反応させた.反応終了後、析出したピリジ
ン塩酸塩をろ別し,ろ液を大量の水に注いで沈殿させた
.得られた沈殿を水で洗浄し、減圧乾燥を行った後、ク
ロロホルム,メタノールの混合溶媒から再結晶し、淡黄
色の結晶を得た。得られた結晶の収率,物性は次のとお
りである.(イ)収率:58% (口)融点=220〜230℃(示差走査熱量計による
)(ハ) 液体クロマトグラフイ分析:単一ピークであ
った. (二)赤外吸収スペクトルにおける吸収位置=1 7 
5 2cs−″(C = O ,エステル)1 7 2
4Cl1″″″(C = O ,マレイミド)1220
.1196c*−’(C−F)嵌に、’H−NMR お
よび19F−NMR で分析した結果を示す。なお,下
記の化合物について,水素原子の位置を0〜■で、フッ
素原子の位置を■〜■で示す. ■Φ 表1 ”H−NMR分析の結果(ピーク位置,強度及び
対応原子) 表2 ”F−NMR分析の結果(ピーク位置,強度及び
対応原子) 分析条件 示差走査熱量計  :パーキンエルマー社製DSC−7
型 昇温速度 2.0℃/min 赤外吸収スペクトル:日立製作所 IR  270−50 KBr錠剤法 ”H−NMRスペクトル:溶媒アセトンーd,”F−N
MRスペクトル: 溶媒アセトンーd,外部標1c,H
,CF, 液体クロマトグラフイ:カラム 東洋曹達製TSK−g
aQ G2000 HXLl本+GIOOO HXLL本 溶媒  ジメチルホルム アミト 流量  1 m Q /min 検出器 UV 第1図に赤外吸収スペクトル,第2図にAH一NMRス
ペクトルの一部拡大図(横方向拡大)及び第3図に液体
グロマトグラフイーのチャートを示す。 なお、”H−NMRスペクトルには,他に溶媒に基づ(
2.04PPI1の小さなピークがあった。 以上より,前記で得られた結晶は,式(■)(■) で示される化合物である。 実施例2 5−(バーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス
(4−マレイミドフエニルエステル)〔材料(A)〕は
融点が220〜230℃であり、280℃におけるゲル
化時間(熱盤法によるタックフリー時間,以下同様)は
、95秒であった。 材料(A)を280℃5時間で硬化させた。この硬化物
の吸水率〔100℃3時間減圧乾燥後の重量(乾燥重量
)からプレツシャークツカー(条件:121℃,2.2
気圧,3時間)処理後の重量への重量変化分の乾燥重量
に対する割合、以下同様〕は2.6%であった.また、
ガラス転移温度は315℃熱分解温度(5%重量減少温
度(空気中)、以下同様)は407℃であった。 実施例3 5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス
(マレイミドフエニルエステル)50重量部と、4,4
′−ビスマレイミドジフエニルメタン50重量部をよく
混合し、混合ビスマレイミド樹脂材料〔材料(B)〕を
得た。この材料(B)の融点は135〜185℃であり
、280℃におけるゲル化時間は120秒であった。材
料(B)を280℃,5時間で硬化させた。この硬化物
の吸水率は3.0%であった。士だ、ガラス転移温度は
322℃、熱分解温度は415℃であった。 実施例4 5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス
(マレイミドフエニルエステル)50重量部と2,2−
ビス〔4 (4−ビスマレイミドフエノキシ)フエニル
〕プロパン50重量部をよく混合し、混合ビスマレイミ
ド樹脂材料〔材料(C)〕を得た。この材料(C)融点
は92〜172℃であり,280℃におけるゲル化時間
は176秒であった。材料(C)を280℃5時間で硬
化させた。この硬化物の吸水率は3,2%であった。ま
た,ガラス転移温度は314℃、熱分解温度は410℃
であった。 実施例5 5−(パーフルオロノネニルオキシ)イソフタル酸ビス
(マレイミドフエニルエステル)50重量部と、4,4
′−ビスマレイミドジフエニルメタン25重量部および
2,2−ビス〔4(4−マレイミドフエノキシ)フエニ
ル〕プロパン25重量部をよく混合し、混合ビスマレイ
ミド樹脂材料〔材料(D)〕を得た.この材料(D)の
融点は94〜180℃であり,280℃におけるゲル化
時間は165秒であった.材料(D)を280℃5時間
で硬化させた.この硬化物の吸水率は3.1%であった
。また、ガラス転移温度は318℃、熱分解温度は41
4℃であった。 比較例1 4,4′−ビスマレイミドジフエニルメタン〔材料(E
)〕は、融点が158〜160℃であり,280℃にお
けるゲル化時間は10秒であった.材料(E)を280
℃5時間硬化させた。この硬化物の吸水率は6.4%で
あった。また,ガラス転移温度は327℃、熱分解温度
は422℃であった。 以上の結果をまとめて表3に示す。 以下余白
【発明の効果】
請求項1に記載され、請求項2に記載の方法によって得
られる化合物は,新規化合物であって、ビスマレイミド
樹脂の原料として有用であり,この化合物を含有する請
求項3に記載のビスマレイミド樹脂材料の硬化物は耐熱
性と共に耐吸湿性に優れる.
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし式中−C_9F_1_7基は二重結合を1個含
    み、適宜分岐していてもよく、芳香環の水素は低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、フッ素、塩素または臭素で
    置換されていてもよく、2個のマレイミド基はそれぞれ
    芳香環にエステル結合に対してオルト位、メタ位又はパ
    ラ位に結合している)で表わされるパーフルオロノネニ
    ルオキシ基を有するビスマレイミド化合物。 2、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ただし、式中−C_9F_1_7基は二重結合を1個
    含み、適宜分岐していてもよく、芳香環の水素は、低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、フッ素、塩素または臭
    素で置換されていてもよい)で表わされるパーフルオロ
    ノネニルオキシを有する酸クロライド化合物と 一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ただし、芳香環の水素は、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基、フッ素、塩素または臭素で置換されていても
    よく、水酸基はマレイミド基に対してオルト位、メタ位
    又はパラ位に結合している)で示されるヒドロキシフェ
    ニルマレイミドを反応させることを特徴とする請求項1
    に記載の一般式( I )で表わされるパーフルオロノネ
    ニルオキシ基を有するビスマレイミド化合物の製造法。 3、請求項1に記載の一般式( I )で表わされるパー
    フルオロノネニルオキシ基を有するビスマレイミド化合
    物を含有してなるビスマレイミド樹脂材料。
JP11121989A 1989-04-28 1989-04-28 パーフルオロノネニルオキシ基を有するビスマレイミド化合物、その製造法及びビスマレイミド樹脂材料 Expired - Fee Related JPH07107046B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270438A (en) * 1990-04-03 1993-12-14 Hitachi Chemical Company, Ltd. Fluorine-containing polyimides and precursors thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5270438A (en) * 1990-04-03 1993-12-14 Hitachi Chemical Company, Ltd. Fluorine-containing polyimides and precursors thereof

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