JPH0228926Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0228926Y2 JPH0228926Y2 JP6622784U JP6622784U JPH0228926Y2 JP H0228926 Y2 JPH0228926 Y2 JP H0228926Y2 JP 6622784 U JP6622784 U JP 6622784U JP 6622784 U JP6622784 U JP 6622784U JP H0228926 Y2 JPH0228926 Y2 JP H0228926Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- case
- disc
- plate
- rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はビル火災等の際、ビルの二階以上の階
から降下避難するのに使用する緊急避難用の緩降
機に関する。
から降下避難するのに使用する緊急避難用の緩降
機に関する。
(従来の技術)
従来、緊急避難用緩降機として種々の構造が知
られているが、代表的なものとして実公昭57−
1957号公報のものがある。
られているが、代表的なものとして実公昭57−
1957号公報のものがある。
この実公昭57−1957号公報のものは、遊星歯車
式の緩降機で、滑車に掛けたロープの一端に人が
吊り下がつて下降するものであり、その下降によ
りロープを掛けた滑車が回転し、その回転を遊星
歯車を介して減速して回転軸に伝え、その回転が
早くなると遠心ブレーキを作動させて加速を抑え
るものである。
式の緩降機で、滑車に掛けたロープの一端に人が
吊り下がつて下降するものであり、その下降によ
りロープを掛けた滑車が回転し、その回転を遊星
歯車を介して減速して回転軸に伝え、その回転が
早くなると遠心ブレーキを作動させて加速を抑え
るものである。
従つて、このものは多くの歯車やギヤーを必要
とし、構造が複雑で部品点数も多くなるばかりで
なく、あまり高い所からは降りることもできなか
つた。
とし、構造が複雑で部品点数も多くなるばかりで
なく、あまり高い所からは降りることもできなか
つた。
(考案が解決しようとする問題点)
上記欠点を解消するために本考案が解決しよう
とする問題点は、遊星歯車や遠心ブレーキを使用
せずに安全に降下できる避難用の緩降機を提供す
ることである。
とする問題点は、遊星歯車や遠心ブレーキを使用
せずに安全に降下できる避難用の緩降機を提供す
ることである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記問題点を解決するために、把持部
及びハーネスを備えた本体ケース内に、ロープを
巻回装備せるドラムを固定したシヤフトを回転自
在に軸架して、上記ロープの一端をケース上面部
に設けた取出部からケース外に取出してその先端
にフツクを取りつけると共にケース内には上記シ
ヤフトを制動するデイスクブレーキ装置を設け、
該デイスクブレーキ装置はシヤフトに連動せしめ
て設けたデイスクプレートに近接してブレーキレ
バーを配備すると共にデイスクプレートには該プ
レートの回転に伴ない、プレートの一回転に対し
て一回ブレーキレバーを作動せしめるカムを設け
るものであり、ロープが引き出されることによる
ドラムの回転に連動してデイスクブレーキ装置の
デイスクプレートが回転し、該デイスクプレート
に設けたカムによりブレーキレバーを操作する。
及びハーネスを備えた本体ケース内に、ロープを
巻回装備せるドラムを固定したシヤフトを回転自
在に軸架して、上記ロープの一端をケース上面部
に設けた取出部からケース外に取出してその先端
にフツクを取りつけると共にケース内には上記シ
ヤフトを制動するデイスクブレーキ装置を設け、
該デイスクブレーキ装置はシヤフトに連動せしめ
て設けたデイスクプレートに近接してブレーキレ
バーを配備すると共にデイスクプレートには該プ
レートの回転に伴ない、プレートの一回転に対し
て一回ブレーキレバーを作動せしめるカムを設け
るものであり、ロープが引き出されることによる
ドラムの回転に連動してデイスクブレーキ装置の
デイスクプレートが回転し、該デイスクプレート
に設けたカムによりブレーキレバーを操作する。
即ち、デイスクプレートの回転に伴なつて間歇
的にブレーキ装置を作動させてドラムを固定した
シヤフトの回動を制動し、ロープが引き出される
速度を制御するように作用する。
的にブレーキ装置を作動させてドラムを固定した
シヤフトの回動を制動し、ロープが引き出される
速度を制御するように作用する。
(実施例)
本考案の一実施例を図に基づいて説明する。
図面において3は本体ケースで、アルミ等の耐
候性に優れかつ軽量な金属により四角形、図示例
においては長方形の箱状に形成し、その外側には
把持部1とハーネス2を設け、内側にはドラム5
を取りつけたシヤフト6を回転自在に設けると共
にこのシヤフト6の回転を制動するデイスクブレ
ーキ装置aを設ける。
候性に優れかつ軽量な金属により四角形、図示例
においては長方形の箱状に形成し、その外側には
把持部1とハーネス2を設け、内側にはドラム5
を取りつけたシヤフト6を回転自在に設けると共
にこのシヤフト6の回転を制動するデイスクブレ
ーキ装置aを設ける。
把持部1はケース3の短手側の両側壁に外方へ
突出せしめて夫々設ける。
突出せしめて夫々設ける。
ハーネス2はケース3の底壁に吊設する。尚、
このハーネス2は予め取りつけておいてもよい
し、使用時にワンタツチ式で取りつけられるよう
にしてもよい。
このハーネス2は予め取りつけておいてもよい
し、使用時にワンタツチ式で取りつけられるよう
にしてもよい。
シヤフト6はケース3の短手側両側壁の内面に
対向する一対の軸受12を設けて、該軸受12に
亘つて回転自在に架設する。
対向する一対の軸受12を設けて、該軸受12に
亘つて回転自在に架設する。
ドラム5はシヤフト6の軸方向中央部に回転不
能に取付固定する。
能に取付固定する。
ドラム5にはロープ4を巻回する。
ロープ4はφ4〜φ5のワイヤーからなり、1端
をドラム5に固着してドラム5に巻回し、自由端
をケース3の取出部7からケース3外方へ取出し
て、その先端にフツク8を取着する。
をドラム5に固着してドラム5に巻回し、自由端
をケース3の取出部7からケース3外方へ取出し
て、その先端にフツク8を取着する。
フツク8はワンタツチで掛止でき、かつ容易に
外ずれることがないようにカラビナ状の構造とな
す。
外ずれることがないようにカラビナ状の構造とな
す。
取出部7は本体ケース3上面の中央部に開設
し、上部にガイド用及び揺動防止用のローラー1
3を井桁状に設ける。
し、上部にガイド用及び揺動防止用のローラー1
3を井桁状に設ける。
上記ロープ4はローラー13で囲まれた空隙を
通してケース3から引き出される。
通してケース3から引き出される。
デイスクブレーキ装置aはドラム5の左右に2
個設ける。
個設ける。
上記デイスクブレーキ装置aは各々ブレーキレ
バー10に加えられる作動力をマスターシリンダ
ー14により油圧に変え、パイプ15を介してキ
ヤリパー16のシリンダー17に伝え、パツド1
8を押し出してシヤフト6と共に回転する円板形
のデイスクプレート9をパツド18で強く挟んで
制動する従来周知の構造、形態を有し、上記デイ
スクプレート9はドラム5の側方においてシヤフ
ト6に取付固定され、その片面には周縁部近くに
カム11を突出形成する。
バー10に加えられる作動力をマスターシリンダ
ー14により油圧に変え、パイプ15を介してキ
ヤリパー16のシリンダー17に伝え、パツド1
8を押し出してシヤフト6と共に回転する円板形
のデイスクプレート9をパツド18で強く挟んで
制動する従来周知の構造、形態を有し、上記デイ
スクプレート9はドラム5の側方においてシヤフ
ト6に取付固定され、その片面には周縁部近くに
カム11を突出形成する。
キヤリパー16はケース3内面に取りつけられ
て、パツド18がデイスクプレート9を挟んで対
向し、ハンドルレバー10はマニホールド19を
介してマスターシリンダー14に連絡するように
設けられ、デイスクプレート9の回転によりカム
11に押圧されて作動するようにデイスクプレー
ト9のカム11を有する面に近接状に臨む。
て、パツド18がデイスクプレート9を挟んで対
向し、ハンドルレバー10はマニホールド19を
介してマスターシリンダー14に連絡するように
設けられ、デイスクプレート9の回転によりカム
11に押圧されて作動するようにデイスクプレー
ト9のカム11を有する面に近接状に臨む。
而して、火災等の非常にビル等の高所から避難
するに際し、この緩降機Aを使用しようとすると
きには、先ずロープ4先端のフツク8をビル等建
物に予め取りつけてある環状の取付具20に掛止
した後、ハーネス2に身体を固定し、把持部1を
握つた状態で飛下りる。
するに際し、この緩降機Aを使用しようとすると
きには、先ずロープ4先端のフツク8をビル等建
物に予め取りつけてある環状の取付具20に掛止
した後、ハーネス2に身体を固定し、把持部1を
握つた状態で飛下りる。
すると、ドラム5が回転し、ロープ4が引き出
され、それに伴なつて下降するのであるが、ドラ
ム5の回転、即ちシヤフト6の回転によりデイス
クプレート9が回転し、その一回転毎にカム11
がブレーキレバー10を作動させてシヤフト6の
回転、即ちドラム5の回転を制動する。
され、それに伴なつて下降するのであるが、ドラ
ム5の回転、即ちシヤフト6の回転によりデイス
クプレート9が回転し、その一回転毎にカム11
がブレーキレバー10を作動させてシヤフト6の
回転、即ちドラム5の回転を制動する。
従つて仮にデイスクプレート9の径を100φと
した場合には314mm下降する毎に一旦停止するこ
とになる。
した場合には314mm下降する毎に一旦停止するこ
とになる。
即ち、どのように高い所から下降する場合で
も、着地するときには314mmの高さから飛下りた
のと同じことになる。
も、着地するときには314mmの高さから飛下りた
のと同じことになる。
尚、第6図は本考案の他の実施例を示すもの
で、本体ケース3内に設けられる2つのデイスク
ブレーキ装置aのうち一方の装置a′のデイスクプ
レート9をシヤフト6に連動させる構造が、前示
実施例の構造と相違している。
で、本体ケース3内に設けられる2つのデイスク
ブレーキ装置aのうち一方の装置a′のデイスクプ
レート9をシヤフト6に連動させる構造が、前示
実施例の構造と相違している。
即ち、シヤフト6にウオームギヤー21を設け
ると共にデイスクプレート9を上記ウオームギヤ
ー21に噛合するウオームホイールに形成するこ
とによりシヤフトに連動させている。
ると共にデイスクプレート9を上記ウオームギヤ
ー21に噛合するウオームホイールに形成するこ
とによりシヤフトに連動させている。
勿論、2つのデイスクブレーキ装置aの双方を
上記のような構造とすることも可能である。
上記のような構造とすることも可能である。
尚、上記2つの実施例はいずれもデイスクブレ
ーキ装置aを2個装備したが、デイスクブレーキ
装置aは1個とすることも可能であるし、2個以
上とすることも勿論可能である。
ーキ装置aを2個装備したが、デイスクブレーキ
装置aは1個とすることも可能であるし、2個以
上とすることも勿論可能である。
また、本体ケース3の形状も長方形の箱形に限
定されるものではなく、他の適当な形状となすこ
とも任意である。
定されるものではなく、他の適当な形状となすこ
とも任意である。
(考案の効果)
本考案は上記の構成であるから以下の利点を有
する。
する。
(1) 遊星歯車を使用しないので、構造が簡単で部
品点数も少なくなり、コストも安くなる。
品点数も少なくなり、コストも安くなる。
(2) デイスクブレーキを用いるので、制動が確実
である。
である。
(3) デイスクプレートに設けたカムによりブレー
キレバーを作動させるので、所定の一定間隔毎
に確実にシヤフトを制動し、あたかも蜘蛛が糸
を延ばしながら下降するように下降、停止を繰
り返えしながら徐々に高度を下げることができ
る。
キレバーを作動させるので、所定の一定間隔毎
に確実にシヤフトを制動し、あたかも蜘蛛が糸
を延ばしながら下降するように下降、停止を繰
り返えしながら徐々に高度を下げることができ
る。
(4) デイスクプレートの円周の長さに相当する長
さ分だけ下降しては停止するのを確実に繰り返
えすので、着地のときには結局デイスクプレー
トの円周の長さに相当する高さから飛下りるの
と変りがなく、着地のシヨツクが小さい。
さ分だけ下降しては停止するのを確実に繰り返
えすので、着地のときには結局デイスクプレー
トの円周の長さに相当する高さから飛下りるの
と変りがなく、着地のシヨツクが小さい。
従つて、非常に高い所からでも安全に避難する
ことができる。
ことができる。
第1図は本考案の一実施例を示す緩降機の断面
図、第2図は平面図、第3図は要部の拡大断面
図、第4図は第3図の−線断面図、第5図は
デイスクブレーキ装置作動時の状態を示す断面
図、第6図は他の実施例を示す断面図、第7図は
使用状態を示す説明図である。 図中、1……把持部、2……ハーネス、3……
本体ケース、4……ロープ、5……ドラム、6…
…シヤフト、7……取出部、8……フツク、9…
…デイスクプレート、10……ブレーキレバー、
11……カム、a……デイスクブレーキ装置。
図、第2図は平面図、第3図は要部の拡大断面
図、第4図は第3図の−線断面図、第5図は
デイスクブレーキ装置作動時の状態を示す断面
図、第6図は他の実施例を示す断面図、第7図は
使用状態を示す説明図である。 図中、1……把持部、2……ハーネス、3……
本体ケース、4……ロープ、5……ドラム、6…
…シヤフト、7……取出部、8……フツク、9…
…デイスクプレート、10……ブレーキレバー、
11……カム、a……デイスクブレーキ装置。
Claims (1)
- 把持部及びハーネスを備えた本体ケース内に、
ロープを巻回装備せるドラムを固定したシヤフト
を回転自在に軸架して、上記ロープの一端をケー
ス上面部に設けた取出部からケース外に取出して
その先端にフツクを取りつけると共にケース内に
は上記シヤフトを制動するデイスクブレーキ装置
を設け、該デイスクブレーキ装置はシヤフトに連
動せしめて設けたデイスクプレートに近接してブ
レーキレバーを配備すると共にデイスクプレート
には該プレートの回転に伴ないプレートの一回転
に対して一回ブレーキレバーを作動せしめるカム
を設けてなる緩降機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6622784U JPS60177857U (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 緩降機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6622784U JPS60177857U (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 緩降機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60177857U JPS60177857U (ja) | 1985-11-26 |
JPH0228926Y2 true JPH0228926Y2 (ja) | 1990-08-02 |
Family
ID=30598933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6622784U Granted JPS60177857U (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 緩降機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60177857U (ja) |
-
1984
- 1984-05-07 JP JP6622784U patent/JPS60177857U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60177857U (ja) | 1985-11-26 |
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