JPH02288473A - 電子ビューファインダを備えたカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ この発明は自動的にブライト調整が可能な電子ビューフ
ァインダを備えたカメラに関する。

［従来の技術］ カメラには光学的ファインダの他に、撮影画像を電気的
にとらえて電子画像を表示する電子ビューファインダを
備えるものがあり、電子ビューファインダは撮影時に被
写体の様子を容易に確認することができ、或いは撮影時
の静止画像を得ることによって、撮影状態を予め確認す
ることができるので、無駄な撮影を防止することができ
る等の利点を有している。

電子ビューファインダはカメラに固定されるもの、また
例えば特開昭６２−３４１３８号公報に開示されるよう
に、電子ビューファインダを使用者の方へ向かせること
ができるもの、さらには特開昭６２−３５３３０号公報
に開示されるようにカメラの前面、後面のいずれからも
観察可能なものがある。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、電子ビューファインダは固定式の場合は勿論
のこと、向きを変えたり、異なった方向から見ることが
できるものであっても、撮影環境によって電子ビューフ
ァインダの液晶に当たる外光の光量が異なっているため
、画面に当る外光が強い場合に画像のコントラストが低
下して画像が見えにくい場合がある。

このため、カメラに用いられる電子ビューファインダは
映像信号のゲインやレベルを変更するためのブライト調
整の必要があり、この場合手動で調節すると、時間がか
かり、しかも調整操作がわずられしい、或いはファイン
ダ画面に光が当らないように接眼レンズの手前にゴム部
材を設けて、顔をゴム部材に押しつけることにより遮光
を行ない、ファインダ画面に光が当らないようにしてい
た。

電子ビューファインダに液晶を用いバックライトによる
透過光で画像を表示するようになりているものでは、特
にバックライトでの消費電力が大きく、ブライト調整に
要する数秒たらずの開でも、大きな電力消費となる。ま
して、携帯性のために犬ぎくすることができないカメラ
の場合、例えば３ｖや６ｖの電力容量の小さな電池で電
力を供給しており、無駄な電力損失はできるだけ避けた
い。

この発明はかかる課題を解決するためになされたもので
、撮影環境に応じて迅速にブライト調整がで幹、電力消
費を抑えることができる電子ビューファインダを備えた
カメラを提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、請求項１記載のカメラの発
明は、液晶を有する電子ビューファインダと、前記液晶
を駆動する駆動パルスを出力する液晶駆動手段と、受光
素子を有する測光手段と、前記測光手段により検出され
た測光情報に基づき前記駆動パルスのデユーティ比を設
定し、前記液晶駆動手段に前記設定された駆動パルスの
デユーティ比に相応するパルス信号を出力する制御手段
とを備えたことを特徴としている。

また、請求項２記載のカメラは、駆動パルスのデユーテ
ィ比が、白から黒までの階調に応じて異なる複数のデユ
ーティ比を設定されることを特徴としている。

さらに、請求項３記載のカメラは、駆動パルスのデユー
ティ比が、階調に無関係に一律に変化させることを特徴
としている。

［作用］ 請求項１記載の発明では、電子ビューファインダの液晶
のブライト調整が、測光手段により検出された測光情報
に基づき、液晶を駆動する駆動パルスのデユーティ比を
設定し、この駆動パルスによって液晶を駆動して調整す
る。従って、撮影環境に応じて測光情報に基づき、迅速
に電子ビューファインダの液晶のブライト調整を行なう
ことができる。

また、請求項２記載のカメラの発明では、電子ビューフ
ァインダの液晶のブライト調整を、階調に応じて任意に
行なうことができる。

さらに、請求項３記載のカメラの発明では、電子ビュー
ファインダの液晶のブライト調整を、階調に関係なく一
律に行なうことができる。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。

第１図は電子ビューファインダを備えたカメラの概略構
成図である。

第１図において、符号１はカメラで、カメラ１の前側に
撮影レンズ２が設けられ、右側側部にはレリーズボタン
３が設けられている。カメラ１の後側には左半分に裏蓋
４が設けられ、側部に設けられた開閉ボタン５で、裏Ｍ
４を開いてフィルム容器６が装着される。

このカメラ１には液晶７を有する電子ビューファインダ
８と、液晶７を駆動する駆動パルスを出力する液晶駆動
手段９と、受光素子ｌＯを有する測光手段１１と、測光
手段１１により検出された測光情報に基づき駆動パルス
のデユーティ比を設定し、液晶駆動手段９に、この設定
された駆動パルスのデユーティ比に相応するパルス信号
を出力する制御手段１２とを備えている。さらに、電子
ビューファインダ８にはバックライト１３が設けられ、
液晶７を透過して被写体の画像を表示するようになって
いる。このバックライト１３は、蛍光管の他、冷陰極管
及びＥＦデイスプレィ等で構成することができる。

測光手段１１の受光素子１０は、その受光方向が電子ビ
ューファインダ８の視野窓方向と略一致する方向に配置
されており、視野窓に当る外光の強さを検出するように
している。

従って、電子ビューファインダ８に強い外光があたった
時、例えば撮影者が太陽を背にして撮影を行なっている
順光撮影時には電子ビューファインダ８は非常に見づら
くなるが、この場合受光素子１０が光を検知して、光の
強さの情報を測光手段１１を介して制御手段１２に人力
する。

制御手段１２では測光手段１０により検出された光量情
報が大とくなっているから、これにより駆動パルスのデ
ユーティ比を大きく設定し、液晶駆動手段９に、この設
定された駆動パルスのデユーティ比に相応するパルス信
号を出力して、液晶駆動手段９を作動させ、液晶７の画
像を明るくして見やすくする。

逆に、電子ビューファインダ８に当る外光が小さい場合
、例えば被写体の後方に光源がある逆光）最影時には電
子ビューファインダ８は外光の影響を受けにくい、従っ
て、測光手段１１により検出される光量情報が小さくな
り、駆動パルスのデユーティ比を小さく設定し、液晶駆
動手段９に、この設定された駆動パルスのデユーティ比
に相応するパルスイエ号を出力して、液晶駆動手段９を
作動させ、液晶フの画像を暗くして、まぶしさが減少す
ると共に消費電力も抑えられる。

この制御手段１２による駆動パルスのデユーティ比は、
白から黒までの階調に応じて異なる複数のデユーティ比
を設定することかで鮒る。また、駆動パルスのデユーテ
ィ比は、階調に無関係に一律に変化させることもでき、
このように駆動パルスのデユーティ比を設定することで
、電子ビューファインダ８の液晶７のブライト調整の自
由度が拡大することができる。

また、外光レベルを検出する測光手段１１として、電子
ビューファインダ８の側近に直接受光素子１０を設けて
、電子ビューファインダ８に直接当る外光量を測定する
ようにしてもよい、その場合は電子ビューファインダ装
置と一体的に形成する方が回路配置上好ましい。

さらに、電子ビューファインダ８の測光手段１１は、カ
メラの露出を制御するための測光手段を兼用することが
でき、この場合は特別に測光手段を設ける必要がないか
ら構造が簡単になる。

また、これ以外カメラに設けられた撮影のための測光手
段によりて電子ビューファインダ８に当る外光の判定を
行なうことができる。この場合は、電子ビューファイン
ダの位置と測光範囲とから演算して判定する。

また、測光は多分割測光を行ない、例えば電子ビューフ
ァインダの中心部と周辺部の測光値の差があるレベル以
上の場合にブライト調整を行なうことができ、この場合
にはＣＯＤやＭＯＳイメージヤ等電子ビューファインダ
８を構成するための撮影素子への入光量によりマルチパ
ターン測光を行なう。

また、例えば管状のバックライト１３に対向する液晶７
の部分が他の部分に比較して明るくなるから、この部分
の液晶７を暗くすることにより均一の明るさの画面を提
供できる。

なお、受光素子１０は撮像素子またはカメラの測光素子
を兼用する場合には不要である。この場合は被写体の測
光情報により順光か逆光撮影か等を含め判断するように
する必要がある。

第２図はブライト量レベルを切替える場合の一実施例を
示す。

この実施例はブライト量レベルを３段階に切替る場合を
示しており、ブライト量がステップ値であるため制御が
簡単である。また、ブライト量の切替にヒステリシス特
性を持たせているため、スレッシュホールド付近の外光
輝度の小さな変化でフライト二が変化することがないた
め、電子ビューファインダ８の画面がちらつくフリッカ
の発生を抑えることもできる。

また、人間の眼は、暗−明、明−暗の変化の中では、同
じ明るさでも、前者は明るく、後者は暗いと感じるため
、ヒステリシス特性を持たせることで、その補償効果が
でる。

電子ビューファインダのブライト調整制御回路を第３図
に示す。

この実施例では測光手段に、ＣＣＤ又はＭＯＳイメージ
ヤ−等の撮像素子２０を用い、この撮像素子２０からの
撮像信号はプリアンプ２１を介して増幅され、Ｃｄｓ回
路２２で相関二重サンプソング法でノイズを除去して、
マトリックス回路２３に人力される。このマトリックス
回路２３で色差信号へ分離され、さらに色信号出力回路
２４によって原色信号が取り出されて、色信号再生回路
２５へ入力される。

一方、撮像素子２０からの撮像信号はドライバ２６を介
して同期回路２７に人力され、色信号再生回路２５はこ
の同期信号に基づいて、アナログスイッチでＲ，Ｇ、Ｂ
のアナログ原色信号を順次出力し、ＣＰｔＪ２８へ送り
出すと共に、ＡＤ変換回路２９へ送り出して、このＡＤ
変換回路２９でアナログ信号へ変換される。このＡＤ変
換回路２９からの出力は、切替スイッチ３０で端子３１
と端子３２との切替が行なわれ、端子３１へ接続すると
ＲＡＭ３３に記憶されないで、その画像データがＣＰＯ
２８に読込まれる。また、切替スイッチ３０を端子３２
へ接続し、ＲＡＭ３３に１画面情報を入力し、−旦記憶
して出力し、静止画像を得ることができるようにしてい
る。

ＣＰＵ２８には測光回路３４から測光情報が入力されて
おり、画像情報を読込みながら、加減情報を出力して比
較回路３５で画像情報に加減を行ない、駆動パルスのデ
ユーティ比を設定し、画像レベルの一部または全部につ
いてＰＷＭ回路３６で、設定された駆動パルスのデユー
ティ比に相応するパルス信号を出力して、ＣＰＵ２８か
らドライバ３８からの信号によってＬＣＤモニタ３７の
液晶７を駆動してブライト調整を行なう。

また、加減量により、適当な画素位置で白または黒レベ
ルにすることにより、文字情報の出力もできる。さらに
、周囲画素のレベルによっては途中階調の文字出力も可
能である。

第４図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）に駆動パルス幅のデユー
ティ比を設定する一例を示す。

第４図（ａ）は画像１フレームについての輝度レベルを
示している。第４図（ｂ）は第４図（ａ）の輝度レベル
イに対応する駆動パルスのパルス幅を示している。第４
図（Ｃ）は駆動パルスのデユーティ比を変えた場合を示
している。

この実施例では強い光が電子ビューファインダに当った
場合や当ると判断される場合を示しており、第４図（Ｃ
）に示すように駆動パルスの幅を１フレームについて一
律に広くしてすることで、液晶を駆動する実効電圧レベ
ルを上昇させ、液晶を明るくし、階調に無関係に一律に
変化させるている。

なお、例えばｌフレームの輝度が低い側の駆動パルスの
幅を大きくすることもできる。

また、カラートッド構成の場合には、Ｒ９８６３個１組
について同様に可変させることができる。

［発明の効果］ 前記したように、請求項１記政の発明では、電子ビュー
ファインダの液晶のフライト調整を、測光手段により検
出された測光情報に基づき、液晶を駆動する駆動パルス
のデユーティ比を設定し、この駆動パルスによって液晶
を駆動して調整するから、撮影環境に応じて、その測光
情報に基づき、迅速にブライト調整を行なうことができ
る。

また、請求項２記載のカメラの発明では、電子ビューフ
ァインダのブライト調整を、階調に応じて任意に行なう
ことができる。

さらに、請求項３記載のカメラの発明では、電子ビュー
ファインダのブライト調整を、階調に関係なく一律に行
なうことができる。

【図面の簡単な説明】 ５１図はこの発明の電子ビューファインダを備えたカメ
ラの概略構成図、第２図はブライト量レベルを切替える
場合の一実施例を示す図、第３図は電子ビューファイン
ダのブライト調整制御回路、第４図は電子ビューファイ
ンダの他のブライト調整制御回路図である。 図中符号１はカメラ、７は液晶、８は電子ビューファイ
ンダ、９は液晶駆動手段、１０は受光素子、１１は測光
手段、１２は制御手段である。 第 図 手 片、売 補 正 食 平成１年１１月２７日 室で′ 事件の表示 平成１年特許願第１０８８９３号 発明の名称 電子ビューファインダを備えたカメラ 補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　東京都新宿区西新宿１丁目２６番２号氏名　（１
２７）コニカ株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、液晶を有する電子ビューファインダと、前記液晶を
   駆動する駆動パルスを出力する液晶駆動手段と、受光素
   子を有する測光手段と、前記測光手段により検出された
   測光情報に基づき前記駆動パルスのデューティ比を設定
   し、前記液晶駆動手段に前記設定された駆動パルスのデ
   ューティ比に相応するパルス信号を出力する制御手段と
   を備えたことを特徴とする電子ビューファインダを備え
   るカメラ。 ２、前記駆動パルスのデューティ比は、白から黒までの
   階調に応じて異なる複数のデューティ比を設定すること
   を特徴とする請求項１記載の電子ビューファインダを備
   えるカメラ。 ３、前記駆動パルスのデューティ比は、前記階調に無関
   係に一律に変化させることを特徴とする請求項１記載の
   電子ビューファインダを備えるカメラ。