JPH02286223A - 樹脂シート - Google Patents

樹脂シート

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JPH02286223A
JPH02286223A JP1108090A JP10809089A JPH02286223A JP H02286223 A JPH02286223 A JP H02286223A JP 1108090 A JP1108090 A JP 1108090A JP 10809089 A JP10809089 A JP 10809089A JP H02286223 A JPH02286223 A JP H02286223A
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JP
Japan
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sheet
resin
resin sheet
unfired
package
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Pending
Application number
JP1108090A
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English (en)
Inventor
Osamu Sakai
酒井 脩
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は樹脂シートの製造方法及び樹脂シートに関す
る。
(発明の背景) 四フッ化エチレン樹脂の微粉をブロック状に圧縮後、こ
れを押出機で押し出し、その後圧延したシート及びこれ
を更に延伸装置で延伸したシート未焼成(生)シートが
、シール用その他各種用途に広く使用されている。
この四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートは、第1O図
に示しているように白色不透明且つ腰の弱い柔らかなシ
ートであり、またその微構造に起因して延伸性を有して
おり、そこで本発明者はこの延伸性に着目してこの四フ
ッ化エチレン樹脂の未焼成シート100をペースト剤そ
の仙薬剤や物品のパッケージ材として利用することを着
想した。第11図はその一例を示したものであって、図
中102は四フッ化エチレン樹脂の未焼成シー)100
に形成した凹みであり、この凹み102にペースト剤そ
の他物品104を収容して表面側からカバーシート10
6を被せ、以て物品104をパッケージしている。尚図
中108はカバーシー)106の裏面に設けた粘着剤で
ある。
ところでこの四フッ化エチレン樹脂の未焼成シート10
0は、第12図の概念図に示すように多数の繊維が絡ま
り合った多孔質の層112を積層した構造のもので、こ
れら層112と層112との間には間隙が存し、このた
めに四フッ化エチレン樹脂の未焼成シート100の凹み
102に直にペースト剤等を収容すると、これが層11
2の孔及び層112と層112との間隙を通じて外部に
漏れ出てしまう。
このためかかる未焼成シート100を上記パッケージ材
として用いる場合には、その表面にペースト剤或いは水
や油等の透過を阻止する被膜114をコーティング或い
はラミネート等により設けることが必要となる。
またこれと併せて、被膜114保護のための剥離材11
6を使用することが必要となり、このためにパッケージ
の製造工程数が多くなってコストが高くなるとともに、
パッケージ構造が複雑となってしまう。
またこの他、四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートlO
Oは強度的にも不十分であって、かかる未焼成シート1
00をパッケージ用の材料或いは包装材料等として用い
るためには尚改良の必要のあることか判明した。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
てあり、その要旨は、多孔質の四フッ化エチレン樹脂の
未焼成シートに加圧加工を施してこれを厚み方向に圧縮
することにある。
またこれを更に一部若しくは全体的に焼成しても良い。
(作用及び発明の効果) 本発明は、上記パッケージの製造実験において、四フッ
化エチレン樹脂の未焼成シートをロールで加圧したとき
、未焼成シートが圧縮されてあたかも変質したかの如き
状態となり、ペースト剤や木、油、蒸気等を実質上透過
させなくなる事実を知得して為されたものである。その
理由は次の点にあるものと推察される。
前述したように四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートは
、繊維が互いに絡まり合つた多孔質の層か積層されたも
のであって、しかも各層間には間隙か存在している。そ
してペースト剤、水、油。
蒸気等が未焼成シートを透過して漏れるのは、これら多
孔質構造、居間の間隙によるものと考えられる。
しかるに四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートを圧縮す
ると、各層の絡まり合った繊維が圧密され、これと同時
に各層間の間隙が消失ないし著しく小さくなって、各居
同士が互いに密着するようになり、これにより上記水、
油、蒸気等の通路が消失ないし不連続となることによる
ものと考えられるのである。但しこれはあくまで推測で
ある。
何れにしろ、このようにペースト剤、水、油。
蒸気等が通過しないようになることは事実として確認さ
れており、そしてこのような性質が現われることにより
、樹脂シートを上記のパッケージ材として用いる場合に
必要と考えられていた被膜を形成することが不要となり
、またこれと併せて剥離材の使用も不必要となって、パ
ッケージの製造工程が簡略化し、コストも安くなる効果
が生ずる。
本発明に従って四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートを
圧縮加工すると、本来の伸びはそれほど損なわれずに、
強度を大幅に高め得ることが確認されている。而してか
かる樹脂シートをパッケージ材として用いたとき、上記
第11図のものに比べてその機能が一段と向丘する。
本発明に従って樹脂シートを製造した場合、この外に表
面が平滑となり且つ透明性が現われることが確認されて
いる。
これらの性質は、各層の繊維が密に絡まり合うようにな
ること、層間の間隙が無くなること等によるものと考え
られるが、このような性質が現われることにより、樹脂
シートをE記パッケージ材として用いたときにかかる樹
脂シートに汚れが付き難くなると同時にペースト剤等を
拭い取るとき、これをより完全に拭い取り得る利点が生
ずる、また樹脂シートに透明性が現われることから、こ
れをパッケージ材として用いたとき、内部の物品が外部
より見える利点も生ずる。
次に四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートを本発明に従
って圧縮して成る樹脂シートを更に焼成すると、強度、
硬さが一段と向上して取扱性が向上する効果が生ずる。
ここで樹脂シートはその一部のみを焼成しても良く、こ
の場合には必要部分のみ硬さ1強度を高めることができ
る。
尚1本発明に従って製造した樹脂シートは、上記パッケ
ージ材のみならず、水、油等の蒸発、揮発等を嫌う物品
の包装その他用途に用いることがu(能である。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第2図は本発明の実施例に従って製造した樹脂シートを
示したもので、この樹脂シート10は第3図に示してい
るように複数のN12が密に積層した構造を成している
。この樹脂シー)10は半透明性を有し、且つ四フッ化
エチレン樹脂の未焼成シートに比べて腰が強く、強度も
強くなっている。
第1図はこの樹脂シート10の製造工程の例を示したも
のである0図において14は四フッ化エチレン樹脂の未
焼成シートであり、これを一対のロール17にて加圧(
常温)することにより、樹脂シートlOを得ることがて
きる。
第4図はこの樹脂シートlOを用いて物品をパッケージ
した例を示したものである。図中16は樹脂シートlO
に形成した凹みで、内部にペースト剤その他の物品18
が収容されている。
この樹脂シート10は水、油、蒸気等を実質上透過させ
ない性質を有しており、このため本例のパッケージにお
いては、樹脂シート10の上面に被膜が形成されておら
ず、カバーシート20が粘着剤22にて直接貼着されて
いる。
第5図はこのパッケージの製造例を示したものである。
この例ではプレス型24を用いて樹脂シートlOに凹み
16を形成し、そこに物品18を収容した後、上面にカ
バーシート2oを貼着するようにしている。尚凹16み
の形成方法としては、第6図に示すように凸部26.四
部28を有するロール30.32を用いることも可能で
ある。
また上記樹脂シートlOの側に凹み16を形成するので
はなく、第7図に示しているようにカバーシート20の
側に凹み16を形成することも自丁能である。
本例の樹脂シート10は、上記のように水。
油、蒸気等を実質上透過させないが、その理由は第3図
に示しているように繊維の絡まりから成る層12が圧密
されるとともに、各層12と層12との間の間隙か消失
ないし著しく小さくなって水、油、蒸気等の透過性が無
くなっているものと考えられる。
次に第8図は本発明の樹脂シートを用いて構成したパッ
ケージのをテープ状に巻いた状態を示したものである0
図中34はカッターであって、テープを所定長さ引き出
したところで、カッター34により必要部位を切断し得
るようになっている。
このパッケージにおいては、樹脂シートlOの凹み16
が部分的に焼成処理されていて、硬さ。
強度が高められている。
四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートの場合、引っ張り
強度が不十分であって、テンションがかかると伸びてし
まうため、このような包装形態をとることができなかっ
たのであるが、本例のように凹み16を焼成処理してお
くことにより、その部分の引っ張り強度が高まり、以て
上記包装形態をとることが可能となったのである。
[実験例] 厚さ1100JLの四フッ化エチレン樹脂の未焼成シー
トを大きさ4C膳角に切り、プレス圧縮機を用いて11
001tの荷重で圧縮した。即ち1  cm2当たり約
6kgをかけて圧縮したところ、薄い白色の半透明色の
シートになった。このシートの断面を電子顕微鏡写真で
観察した結果が参考写真(イ)(倍率2000倍)とし
て示しである。上記圧縮処理を施さない重版の四フッ化
エチレン樹脂の未焼成シートの断面の電子顕微鏡写真(
α)との比較から分るように、かかる圧縮処理を施すこ
とによって、各層間の間隙が消失ないし著しく小さくな
っていることが分る。
次に圧縮処理前の未焼成シート14と圧縮処理後の樹脂
シートlOとを第9図に示すように板36の上に張り付
けてそのにに物品38を乗せ、これを傾けたところ、I
L縮処理した樹脂シート10−ヒの物品38はh=50
〜55m厘で滑り始めたのに対して、圧縮処理をしてい
ない四フッ化エチレン樹脂の未焼成シー) 14 hの
物品38は、h=80〜90mmで滑り始めた。このこ
とは、圧縮処理した樹脂シー)10は摩擦係数が低く、
表面がより平滑となっていることを示している。
次に圧縮処理したシート10を一方向に延伸したところ
、約8倍まで伸びた。尚このような処理を施していない
未焼成シi) 14の伸びはlO倍程度であり、圧縮処
理によってその伸びはそれほど低下していないことが分
る。
次に回力向の引っ張り強度なΔIII定したところ、圧
縮処理したシートlOは約200g/cmて、圧縮処理
前のもの(100g/cm)に比べて2倍程度強度か向
りしていた。
次にヒ記圧縮処理した樹脂シート10を更に160°C
てプレス加熱して試料とし、これをL記と同様の評価試
験を行なったところ、引張り強度は300g/amに向
上しており、他の性質は殆ど差かなかった。
史に327°Cまての温度てプレス加熱・加圧を行ない
、回じような評価試験を行なったところ強度かこれにつ
れて高まることが確認された。
このように四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートを分子
−構造破壊を起さない程度に加圧することにより、その
多孔質構造を変化させて種々特性を改良することかてき
ることか判明した。
以−1−本発明の実施例を詳述したか、本発明はその主
旨を逸脱しない範囲において、種々変形を加えた形態・
態様で41i成・実施することか可能である0例えば上
側では四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートを全体的に
加圧・圧縮する場合について述べたか、かかる未焼成シ
ートの一部を加圧・圧縮して部分的にその性質を変える
こともrrrtaであるし、また鏡面ロールを用いて加
圧・圧縮することにより樹脂シートを全透明とすること
も可能である。而してこのように全透明とした樹脂シー
トは、弗酸等鉄やガラス等を溶かす溶液等の容器の覗き
窓やレベル計、容器の内張り等として好適に用いること
かてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の樹脂シート製造方法の工程例を示す説
明図、第2図は同工程により得られた樹脂シートの斜視
図、第3図は同シートの断面構成を概念的に示す図、第
4図は同シートを用いたパッケージの一例を示す斜視図
、第5図はそのパッケージの製造例の説明図、第6図は
第5図における樹脂シートの凹みの他の成形例の説明図
、第7図は第5図とは形態の異なるパッケージの製造例
の説明図、第8図は第4図のパッケージをテープ状に巻
いた状態の斜視図、第9図は本発明に係る樹脂シートの
評価実験の説明図である。 第101fflは従来の四フッ化エチレン樹脂の未焼成
シートの斜視図、第11図はその未焼成シートを用いた
パッケージの隻部斜視図、第12図は第10図の未焼成
シートの断面構成を概念的に示す図である。 10:樹脂シート 14:四フッ化エチレン樹脂の未焼成シート16、凹み 17:ロール 18:物品 20・カバーシート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔質の四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートに
    加圧加工を施してこれを厚み方向に圧縮することを特徴
    とする樹脂シートの製造方法。
  2. (2)多孔質の四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートに
    加圧加工を施してこれを厚み方向に圧縮して成る樹脂シ
    ート。
  3. (3)多孔質の四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートに
    加圧加工を施してこれを厚み方向に圧縮し且つ一部若し
    くは全体を焼成することを特徴とする樹脂シートの製造
    方法。
  4. (4)多孔質の四フッ化エチレン樹脂の未焼成シートに
    加圧加工を施してこれを厚み方向に圧縮し且つ一部若し
    くは全体を焼成して成る樹脂シート。
JP1108090A 1989-04-27 1989-04-27 樹脂シート Pending JPH02286223A (ja)

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JP1108090A JPH02286223A (ja) 1989-04-27 1989-04-27 樹脂シート

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JP1108090A JPH02286223A (ja) 1989-04-27 1989-04-27 樹脂シート

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JP (1) JPH02286223A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997022452A1 (fr) * 1995-12-15 1997-06-26 Daikin Industries, Ltd. Procede de production de feuilles de polytetrafluoroethylene, appareil y servant et granuleuse petrisseuse

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997022452A1 (fr) * 1995-12-15 1997-06-26 Daikin Industries, Ltd. Procede de production de feuilles de polytetrafluoroethylene, appareil y servant et granuleuse petrisseuse

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