JPH0228197B2 - Kokachikusekibunokozo - Google Patents

Kokachikusekibunokozo

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JPH0228197B2
JPH0228197B2 JP15969886A JP15969886A JPH0228197B2 JP H0228197 B2 JPH0228197 B2 JP H0228197B2 JP 15969886 A JP15969886 A JP 15969886A JP 15969886 A JP15969886 A JP 15969886A JP H0228197 B2 JPH0228197 B2 JP H0228197B2
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Kenichi Uchibayashi
Hitoshi Nagasawa
Yoshihiro Endo
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、公衆電話機等に適用して好適な硬貨
処理装置における硬貨蓄積部の構造に関し、その
目的とするところは使用可能な硬貨の追加,変
更,料金変更等に対して蓄積軌道を増加すること
なく対応し得、また配列構成を工夫することによ
り占有面積が小さく小型化し得る硬貨蓄積部を提
供するにある。
〔従来の技術〕
従来から、公衆電話機に使用される硬貨処理装
置の硬貨蓄積部としては、1つの蓄積軌道のみを
有し、この軌道中に投入された各種硬貨をその投
入順序で蓄積するように構成したものと、第5図
に示すように複数の蓄積軌道を設け、これらの軌
道中に使用可能な各種硬貨をその種類毎に振分け
て蓄積するように構成したものの2種類が知られ
ている。すなわち、図中1は基板、3は投入口2
から投入された4種類の硬貨A〜Dを選別する硬
貨選別軌道、4は硬貨選別軌道3に設けられた選
別部、5は硬貨振分け部、6a,6bは振分けレ
バー、7は蓄積軌道で、この軌道7は4種類の硬
貨A〜Dをその種類毎にそれぞれ蓄積し得るよう
に4つに仕切られ、その夫々の始端が前記硬貨振
分け部5に臨み、終端が硬貨収納軌道10に臨ん
でいる。前記振分けレバー6a,6bは4つの硬
貨蓄積軌道7の始端部にそれぞれ配設され、選別
部4からの信号によつて選択的に動作することに
より各硬貨A−Dを振分けて所定の蓄積軌道7に
導き、それ以外の硬貨および擬似硬貨Fについて
は硬貨返却軌道8′に返却する。一方、各硬貨蓄
積軌道7の終端部には通常該軌道7内に突出する
ことにより各硬貨A〜Dを係止するエスケープ9
がそれぞれ配設されている。そして、このエスケ
ープ9は硬貨収納時に作動して蓄積軌道7を一時
的に開放させることにより硬貨A〜Dの収納を行
う。なお、硬貨収納軌道10と返却軌道11とは
硬貨の厚み方向に重ね合わせて設けられ、かつそ
の厚み方向に可動自在に配設され、返却動作時に
硬貨蓄積軌道7と返却軌道11とが連通するよう
に構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、1つの蓄積軌道による蓄積方式は、
第5図に示した複数の蓄積軌道による種類別蓄積
方式に比して構造が著しく簡単で部品点数が少な
く、また軌道の占有容積も小さく、小型化を可能
にするという大きな利点を有するが、反面投入さ
れた硬貨の順序で1枚ずつ収納せざるを得ないた
め、高額硬貨を先に投入した場合は、通話時間が
短かいと課金以上の金額を収納する事態が生じ易
く、使用者に不当な経済的負担を負わせるという
問題があつた。
一方、後者の種類別蓄積方式は硬貨の種類だけ
蓄積軌道を設ける必要があるため蓄積部の占有容
積が大きく、小型化を困難にしている。特に、近
年、公衆電話機は料金支払い手段が多様になり、
硬貨に加えてカードの使用も可能にするため、筐
体内に硬貨処理装置とカード処理装置とを併置す
る必要が生じているが、前述した通り蓄積部の占
有容積が大であるためこれら両装置の併置を実現
困難にしている。また、料金変更,使用可能な硬
貨の追加,変更等が生じた場合、構造上ないしス
ペース的にみて新たな蓄積軌道を増設することは
極めて困難で、迅速に対処し得ないという問題が
あり、さらに一種類の硬貨しか投入しない場合は
その硬貨の蓄積軌道のみが使用されるだけで、他
の軌道はすべて遊んでしまい、軌道の利用効率を
低下させるという問題もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る蓄積軌道部の構造は上述したよう
な問題点を解決すべくなされたもので、硬貨をそ
の種類とは関係なく投入順序で1個ずつ蓄積する
複数個の硬貨蓄積室を硬貨振分け軌道を挾んで千
鳥状に設け、各蓄積室に略L字形状に形成された
回動レバーをそれぞれ配設し、このレバーに重錘
によつて前記振分け軌道側に倒れ込む方向の回動
習性を付与することによりその一方の腕部を前記
振分け軌道内に通常進入させて硬貨受取部とし、
他方の腕部を硬貨支持部とし、硬貨受取部上に落
下した硬貨により回動レバーを回動させ、該硬貨
を硬貨蓄積室内に取込むように構成したものであ
る。
〔作 用〕
本発明においては硬貨蓄積室による個室方式を
採用しているので、室の数だけ各種硬貨をその種
数とは関係なく蓄積でき、したがつて使用硬貨の
追加,変更,料金変更等に対して何ら蓄積部の構
造を変更したり蓄積室を増設したりすることなく
対応し得、また投入順序で蓄積するためすべての
蓄積室を効果的に利用でき、さらに千鳥状に設け
ているので、室数の割には占有容積を小さくで
き、カード処理装置との併置を可能にする。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明に係る硬貨蓄積部の一実施例を
示す蓄積前の正面図、第2図は蓄積状態の正面
図、第3図は要部拡大断面図、第4図は第1図
―線拡大断面図である。なお、第1図および第
2図は一方の軌道板を省略して示している。これ
らの図において、30,31は所定の間隔を維持
して互いに平行に対向し硬貨蓄積部を構成する軌
道板で、これら両軌道板30,31間にほぼ垂直
な硬貨振分け軌道32と、複数個、例えば9個の
硬貨蓄積室33(33A〜33I)と、2つの硬
貨収納,返却軌道34,35および返却軌道36
A,36Bが設けられている。
前記軌道板30は樹脂の成形品によつて一体に
形成され、その内側面、すなわちもう一方の軌道
板31と対向する面が硬貨A〜Dの側部転動支持
面37を形成し、またこの支持面37には合計8
個のストツパ片38a〜38hが前記各硬貨蓄積
室33A〜33Hの下部にそれぞれ位置して一体
に突設されている。
もう一方の軌道板31は金属,樹脂材料等によ
つて平板状に形成されて、その内側面が前記硬貨
A〜Dの側部転動支持面39を形成し、上端一側
寄りには硬貨投入口40が設けられている。
前記硬貨振分け軌道32は、硬貨投入口40よ
り投入され硬貨A〜Dの寸法,材質などを電子的
に検知する選別部41を備えた硬貨選別軌道42
の終端に連続して設けられている。
前記各硬貨蓄積室33A〜33Iは前記硬貨投
入口40から投入された9つの硬貨A〜Dをその
種類とは関係なく投入順序にしたがつて上から1
個ずつ蓄積するもので、そのため硬貨A〜Dを収
容し得る大きさを有し、上から8つの蓄積室33
A〜33Hが前記硬貨振分け軌道32を挾んで高
さが交互に少しずつ低くなるように千鳥状に設け
られて該軌道32とそれぞれ連通し、残り1つ、
すなわち最下位の蓄積室33Iが前記硬貨振分け
軌道32の直下に設けられている。また、前記各
硬貨蓄積室33A〜33Iの終端部には硬貨収
納,返却レバー45A〜45Iがそれぞれ設けら
れ、さらに前記8つの硬貨蓄積室33A〜33H
には硬貨振分け軌道32中を落下する硬貨A〜D
を当該蓄積室内に取込むための回動レバー46A
〜46Hがそれぞれ配設されている。
前記各回動レバー46A〜46Hは略L字状に
形成されることにより前述した硬貨収納・返却レ
バー45A〜45Hと共に略字形の硬貨蓄積室
33A〜33Hを形成するもので、その屈曲部に
設けられた軸受部51が前記軌道板30の内側面
に植設された軸48によつてそれぞれ回動自在に
軸支されている。各回動レバー46A〜46Hの
軸48は前記硬貨振分け軌道32と各硬貨蓄積室
33A〜33Hとの境部下方位置に設けられ、各
回動レバー46A〜46Hの一腕47Aは前記硬
貨振分け軌道32中に落下してくる硬貨を受止め
る硬貨受取部として機能し、他腕47Bは硬貨蓄
積室33A〜33H内に導かれた硬貨を支持する
硬貨支持部として機能する。そのため、第1図左
側の回動レバー46A,46C,46E,46G
と右側の回動レバー46B,46D,46F,4
6Hとは、その硬貨受取部47Aが硬貨振分け軌
道32に臨むように背中合わせに配設され、かつ
重錘52の作用により該硬貨受取部47Aが通常
硬貨振分け軌道32内に進出する方向、すなわち
左側は時計方向,右側は反時計方向の回動習性が
それぞれ付与されている。前記重錘52は、前記
各回動レバー46A〜46Hの回動支点部に硬貨
受取部47Aの長手方向と直交する方向に突設さ
れた重錘取付部53の先端部に一体的に設けられ
ている。なお、各回動レバー46A〜46Hの軸
受部51は第3図および第4図に示すよう軌道板
31に設けられた挿通孔54を貫通し、また前記
重錘52は重錘取付部53と共に前記挿通孔54
を通つて前記軌道板31の表面側に位置してい
る。これは硬貨A〜Dと重錘52もしくは重錘取
付部53との衝突を防止するためである。前記各
回動レバー46A〜46Hの硬貨受取部47Aに
はストツパ56がそれぞれ突設されており、この
ストツパ56は前記軌道板30に設けられた円弧
状の長孔57を貫通して該軌道板30の表面側に
突出している。前記長孔57は前記各回動レバー
46A〜46Hの回動支点部、すなわち軸48を
中心として円弧状に形成され、その一端縁すなわ
ち硬貨振分け軌道32の中心に近い側の端縁に各
回動レバー46A〜46Mのストツパ56がそれ
ぞれ当接することにより各回動レバー46A〜4
6Hを第1図に実線で示す如く硬貨振分け軌道3
2側に所定角度傾斜した初期位置に係止し、この
状態において各レバー46A〜46Hの硬貨受取
部47Aが硬貨振分け軌道32中に進出して該軌
道32を閉塞している。重錘52は最も軽い硬貨
の重量より軽いが、回動レバー46A〜46Hを
速やかに回動復帰させるに十分な重量を有してい
る。
前記硬貨振分け軌道32の直下に設けられた硬
貨蓄積室33Iは2つのストツパ片38g,38
hと硬貨収納・返却レバー45Iとで囲まれた空
間によつて形成され、ストツパ片38hの左端部
上面が硬貨を支持する硬貨支持面58として機能
している。この場合、硬貨蓄積室33Iは最下位
置に設けられ、前述した8つの硬貨蓄積室33A
〜33Hがすべて硬貨を蓄積した後、最後に蓄積
するため、硬貨振分け軌道32を開閉する必要が
なく、したがつて前述した回動レバー47A〜4
7Hと同様のレバーを備えていない。
前記各硬貨収納,返却レバー45A〜45Iは
第4図に示すように前記軌道板31の表面側に各
硬貨蓄積室33A〜33Iに対応してそれぞれ配
設された9つのソレノイド60によつて選択的に
もしくは同時に駆動されるもので、その先端部が
前記軌道板31,30に設けられた挿通孔61,
62を通常貫通して硬貨係止部を構成している。
前記各ソレノイド60は通話時においては硬貨収
納信号によつて選択的に励磁されることにより当
該ソレノイドの硬貨収納・返却レバーを吸引作動
させて挿通孔61,62より退出させ、通話終了
時には返却信号によつて一斉に励磁されるように
構成されている。したがつて、返却時にはすべて
の硬貨収納・返却レバー45A〜45Iが各硬貨
蓄積室33A〜33Iから退出する。
前記2つの硬貨収納・返却軌道34,35は硬
貨蓄積室33A〜33Iの両側に設けられ、その
下部が軌道板30,31の中央側に屈曲されるこ
とにより互いに合流し、その合流に収納レバー6
6と、返却レバー67とが配設されている。収納
レバー66は通常前記硬貨収納・返却軌道34,
35と収納軌道68との連通を阻止し、返却レバ
ー67は前記収納・返却軌道34,35と返却軌
道36Bとの連通を阻止している。これらのレバ
ー66,67も前述した硬貨収納・返却レバー4
5A〜45Iと同様のソレノイド(図示せず)に
よつて硬貨の収納または返却時にそれぞれ駆動さ
れる。
前記返却軌道36Aは硬貨投入口40の直下に
設けられている。これは送受器がフツクレバーに
掛つている不使用状態において、前記投入口40
より投入される硬貨を返却口へすべて返却するた
めのもので、そのため返却軌道36Aの上部には
前記硬貨選別軌道42の一部を前記フツクレバー
に連動して開閉制御する開閉自在なフラツパ69
が配設されている。前記硬貨投入口40には直径
および厚さが硬貨A〜Dより大きい擬似硬貨を投
入できないようにするためのケージ(図示せず)
が設けられている。また、前記硬貨選別軌道42
には所定の寸法以下の硬貨を脱落させるための選
別窓70と、選別部41により不正硬貨と判定し
た場合その硬貨および所定枚数(9枚)を超えて
投入された硬貨の通過を阻止し前記選別窓70よ
り脱落させるための硬貨排除レバー71が設けら
れている。
前記軌道板30の表面中央部には該板30と適
宜間隔を保つてプリント基板72が配設されてお
り、この基板72の軌道板30と対向する面には
前記各硬貨蓄積室33A〜33Hに硬貨が蓄積さ
れているか否かを検知する検知部としての反射型
センサ73が各回動レバー46A〜46Hのスト
ツパ56に対応して配設されている。反射型セン
サ73は通常該センサより出射し前記ストツパ5
6の先端面に当つて反射した反射光を受光するこ
とで、回動レバー46A〜46Hの初期位置状
態,換言すれば硬貨蓄積室33A〜33H内に硬
貨が蓄積されていないことを検知し、回動レバー
46A〜46Hの回動に伴いストツパ56がセン
サ73からずれて反射光の受光が不能になると、
硬貨が蓄積されたことを検知する。なお、回動レ
バー46A〜46Hはセンサ73からの光を効果
的に反射させるべく、白色等の反射特性に優れた
色の樹脂によつて形成されることが望ましい。
前記選別部41は硬貨を検知するとその硬貨の
金額情報を送出する。また当該硬貨が何処の硬貨
蓄積室に蓄積されたかという情報は、前記各反射
型センサ73によつて得られ、これら両情報は硬
貨処理装置を制御する図示しないCPUに送信,
記憶される。そしてCPUは硬貨の収納時にこれ
らの情報に基づいて前記各硬貨収納・返却レバー
45A〜45Iのソレノイド60を駆動制御す
る。
なお、最下位置の硬貨蓄積室33Iについては
回動レバーがないため、透過型センサ(図示せ
ず)を用いて硬貨の有無を直接検知している。ま
た、検出手段としては反射型センサに限らず、ホ
ール素子を使用してもよく、その場合は前記各回
動レバー46A〜46Hの重錘52を永久磁石で
構成し、これに対応してホール素子を軌道板31
の表面側に配置すればよい。
次に、上記構成による硬貨蓄積部の構造におい
て、硬貨の蓄積動作および順序について説明す
る。
先ず、硬貨を一枚も蓄積していない状態におい
ては第1図実線で示すように各回動レバー46A
〜46Hは重錘52の作用により回動され、硬貨
振分け軌道32側に所定角度傾斜した初期位置状
態に設定保持されている。したがつて、この状態
においては各回動レバー46A〜46Hの硬貨受
取部47Aが硬貨振分け軌道32内に進出し、各
硬貨蓄積室33A〜33Hを開いている。一方、
最下位置の硬貨蓄積室33Iは回動レバー46H
の硬貨受取部47Aによつて塞がれている。
この状態において1枚目の硬貨Aが硬貨投入口
40に投入されると、選別部41によつて寸法,
材質等が検知され、正貨と判定されるとそのまま
硬貨選別軌道42を通つて硬貨振分け軌道32の
上部に至り、最上位の回動レバー46Aの硬貨受
取部47A上を転動しながら一番目の硬貨蓄積室
33A内に入る。この時、硬貨Aが回動レバー4
6Aの回動中心、すなわち軸48部分を通り越す
と、該レバー46Aは硬貨Aの重量により重錘5
2に抗して第1図反時計方向に略45゜回動し、硬
貨支持部47Bの先端部がストツパ片38aに上
方から当接することで第1図一点鎖線で示すよう
に硬貨収納位置に停止する。この状態において硬
貨Aは硬貨収納・返却レバー45Aに当接して係
止されると同時に前記硬貨支持部47Bによつて
支持され、硬貨受取部47Aはほぼ垂直に起立し
て硬貨蓄積室33Aを閉塞する。したがつて、2
枚以上の硬貨を収納することはない。
次に、2枚目の硬貨を硬貨投入口40に投入す
ると、この硬貨は選別部41によつて検知された
後硬貨選別軌道42を通つて2番目の回動レバー
46Bの硬貨受取部47A上に落下し該受取部4
7A上を転動することで上述したと同様2番目の
硬貨蓄積室33B内に導かれ蓄積される。以下同
様にして3枚目〜8枚目の硬貨はこの順序で3番
目〜8番目の硬貨蓄積室33C〜33H内に順次
蓄積される。8枚の硬貨が蓄積されると硬貨振分
け軌道32は第2図に示すように完全に開放状態
となり最下位置の硬貨蓄積室33Iと連通する。
したがつて、9枚目の硬貨Dを投入すると、この
硬貨Dは前記硬貨振分け軌道32を通つて硬貨蓄
積室33I内に落下蓄積される。そして、9つの
硬貨蓄積室33A〜33Iにすべて硬貨が蓄積さ
れると、それ以後投入される硬貨は硬貨排除レバ
ー71によつて選別窓70から排除され返却口へ
と返却される。
硬貨A〜Dは10円,50円,100円,500円硬貨等
の種類の異なる硬貨を示し、その種類とは関係な
く投入された順序で各硬貨蓄積室33A〜33I
内にそれぞれ1個ずつ蓄積され、硬貨収納信号受
信後、硬貨収納,返却レバー45A〜45Iが選
択的に駆動されることにより、1枚ずつ硬貨収
納,返却軌道34または35を通つて収納軌道6
8に導かれ金庫(図示せず)に収納される。この
時、収納レバー66も動作し収納軌道68を開く
ことは従来と同様である。硬貨収納,返却レバー
45A〜45Iの選択的駆動は通話料金と一致す
る金額の硬貨もしくは一致する金額の硬貨がない
場合は通話料金以上で最も近い金額が何番目の硬
貨蓄積室に蓄積されるかをCPUが判断してその
室に対応するソレノイド60に信号を送出するこ
とで対処できる。また、ある1つの硬貨を収納す
ると、その硬貨が蓄積されていた硬貨蓄積室、例
えば室33Hの回動レバー46Hは硬貨から解放
されるため重錘52の作用により回動復帰し、そ
の硬貨受取部47Aが硬貨振分け軌道32内に再
び進出する。したがつて、この状態においては新
たに硬貨を追加投入すると、その硬貨は硬貨排除
レバー71によつて排除されることなく、空にな
つている硬貨蓄積室33H内に前述したと同様回
動レバー46Hの回動により蓄積される。
局からの硬貨収納信号によつては1枚だけに限
らず2枚もしくはそれ以上の硬貨を同時に収納す
る必要が生じることもあるが、その場合CPUは
各硬貨蓄積室33A〜33Iに蓄積されている各
硬貨A〜Dの金額情報を記憶しているため、合計
金額がその硬貨収納信号と一致するかもしくは一
致しない場合はその金額以上で最も近い金額とな
る2枚以上の硬貨を収納するようにソレノイド6
0を制御することで対処でき、このようにするこ
とで使用者への不当な経済的負担を防止し得る。
また、硬貨蓄積室33A〜33Hは硬貨振分け
軌道32を挾んで千鳥状に設けられているので、
蓄積能力が大きい割には占有容積が小さく、コン
パクトにまとめることができ、しかも投入順序と
は関係なく各硬貨蓄積室33A〜33I内の硬貨
を1枚ずつ収納することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係る硬貨蓄積部の構
造は、複数の硬貨蓄積部を硬貨振分け軌道を挾ん
で千鳥状に設けているので、蓄積能力大にして無
駄なスペースがなく、占有容積を小さくし得る。
したがつて、小型化が可能で、硬貨処理装置とカ
ード処理装置との併置を実現化し得る。また、個
室方式の採用により硬貨をその種類とは無関係に
硬貨の投入順序に従つて順次1個宛蓄積するよう
にしているので、各蓄積室を遊ばせることなく有
効かつ効果的に使用でき、また各種硬貨の蓄積が
可能であるため、使用可能な硬貨の追加,変更,
料金変更等に対しても新たな蓄積軌道,室等を増
設する必要がなく、単にソフト面の変更だけで対
応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る硬貨蓄積部の一実施例を
示す蓄積前の状態を示す正面図、第2図は蓄積状
態の正面図、第3図は要部拡大断面図、第4図は
第1図―線拡大断面図、第5図は従来の硬貨
蓄積部の一例を示す正面図である。 32…硬貨振分け軌道、33A〜33I…硬貨
蓄積室、34,35…硬貨収納,返却軌道、36
A,36B…返却軌道、42…硬貨選別軌道、4
5A〜45I…硬貨収納,返却レバー、46A〜
46H…回動レバー、47A…硬貨受取部、47
B…硬貨支持部、52…重錘、56…ストツパ、
66…収納レバー、67…返却レバー、68…収
納軌道、73…反射型センサ、A〜D…硬貨。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硬貨選別軌道に連通する硬貨振分け軌道と、
    この硬貨振分け軌道にそれぞれ臨み硬貨をその種
    類とは関係なく投入順序で1個ずつ蓄積する複数
    個の硬貨蓄積室と、これらの硬貨蓄積室の両側に
    それぞれ設けられ下端が収納軌道と返却軌道にそ
    れぞれ連通する2つの硬貨収納,返却軌道と、前
    記各硬貨蓄積室の終端部にそれぞれ設けられ通常
    は蓄積室内に蓄積されている硬貨が前記硬貨収
    納,返却軌道に脱落するのを防止する複数の硬貨
    収納,返却レバーと、前記各硬貨蓄積室内にそれ
    ぞれ回動自在に配設され重錘によつて前記硬貨振
    分け軌道側へ倒れ込む方向の回動習性が付与され
    ることにより、通常は一方の腕部が前記硬貨振分
    け軌道内に進入して硬貨受取部を構成し、他方の
    腕部が硬貨蓄積室内に導かれた硬貨を支持する硬
    貨支持部を構成する複数個の略L字形に形成され
    た回動レバーとを備え、前記硬貨蓄積室は前記硬
    貨振分け軌道の両側に千鳥状に設けられ、前記回
    動レバーはその硬貨受取部上に落下した硬貨によ
    り回動されることにより該硬貨を当該レバーの硬
    貨蓄積室内に収納し、前記硬貨受取部が硬貨蓄積
    部を閉塞することを特徴とする硬貨蓄積部の構
    造。
JP15969886A 1986-07-09 1986-07-09 Kokachikusekibunokozo Expired - Lifetime JPH0228197B2 (ja)

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