JPH022801A - コールドトラツプ - Google Patents

コールドトラツプ

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JPH022801A
JPH022801A JP63257216A JP25721688A JPH022801A JP H022801 A JPH022801 A JP H022801A JP 63257216 A JP63257216 A JP 63257216A JP 25721688 A JP25721688 A JP 25721688A JP H022801 A JPH022801 A JP H022801A
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Kiyomitsu Nemoto
根本 清光
Norikatsu Yokota
横田 憲克
Yoshihiko Sato
佐藤 吉彦
Shigehiro Shimoyashiki
下屋敷 重広
Kenji Mokuya
杢屋 憲司
Hiroshi Haino
寛 拝野
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コールドトラップに関する発明である。特に
液体金属中の不純物を捕獲するコールドトラップに使用
されるのに好適なメツシュ部の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のコールドトラップに採用されているメツシュ構造
は、日本国特許第913253号に開示されているよう
に細い金属線をメリヤス編み状に織ったものにウェーブ
を付け、これを円筒の部材に巻いた構造を有する。この
ようなメツシュ構造はコールド1〜ラツプの中に液体す
1ヘリウムの流れとメツシュ面とが平行になるように配
置していた。また、細い金属線を平織りしたメツシュも
よく知られている。
一方1日本国特開昭56−166344号公報に記載の
ようなコールドトラップがある。これは次のようなもの
である。即ち、コールドトラップ中のメツシュバンドは
流体の出口である内側に小粒度のメツシュが配置され、
流体の入口である外側に大粒度のメツシュが配置され、
半径方向外側から内側に液体金属を流しいれて液体金属
に含まれた不純物をメツシュで捕獲するものである。
又、日本国特開昭62−33729号公報の第1図に示
されているコールドトラップが公知である。これは、コ
ールドトラップ中でメツシュが多段に設置されており、
下段のメツシュが詰まると、中段のメツシュに流体を流
してその中段のメツシュにより流体中の不純物を除去し
、中段のメツシュも詰まったときは、上段のメツシュに
流体を流してその中段のメツシュにより流体中の不純物
を除去するものと成っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
いずれの公知例でも、メツシュへの液体ナトリウムの流
入口と流出口間に差圧が生じた場合に。
メツシュの移動や潰れなどが生じ易い。従来のコールド
トラップの設計は普通コールドトラップ容積に対して、
メツシュの充填密度は約5〜15%程度であり、不純物
の捕獲有効率は約10〜30%である。このように捕獲
有効率が小さくなっている理由は次の原因によるものと
思われる。
即ち、液体ナトリウム中の不純物がコールドトラップの
液体ナトリウム流入口側メツシュ及び流出側メツシュに
偏在的に、しかもコールドI・ラップ運転開始初期にお
いて多量に捕獲される。このため、メツシュ部での液体
ナトリウムの流動抵抗が大きくなってメツシュ部の液体
ナトリウムの流入口と流出口間の差圧が大きくなってし
まう。従って、メツシュ部が液体ナトリウムの流れ方向
に押し潰されてメツシュとメツシュとが密着してNaの
流九が不均一となり、及びメツシュの漬れによってメツ
シュが塑性変形して初期の性能を保てず、その結果、不
純物の捕獲効率が低下する。
また、コールドトラップの再生が困難になって、初期の
性能を回復出来ない。
本発明の目的は、コールドトラップのメツシュ部の構造
を潰れにく(塑性変形しにくいものにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、第1発明による手段は、液
体が通過する胴体の中にメツシュと前記メツユよりも強
度が高くて目の広いスペーサ用メツシュとを前記液体の
流れ方向にたいして前記各メツシュの面が交差する配置
で収納し、前記スペーサ用メツシュとメツシュとの集合
体への前記液体の流入面と前記集合体からの前記液体の
流出面とに前記スペーサ用メツシュを配備したコールド
トラップであり、第2発明による手段は、第1発明によ
る手段に加えて、メツシュとスペーサ用メツシュとはウ
ェーブがかけられていることを特徴としてコールドトラ
ップであり、第3発明による手段は、第1発明による手
段に加えて、メツシュとメツシュとの間に、前記メツシ
ュよりも強度が高くて目の広いスペーサ用メツシュを配
備したコールドトラップであり、第4発明による手段は
、第1発明による手段に加えて、メツシュと前記メツシ
ュよりも強度が高くて目の広いスペーサ用メツシュとを
重ねて胴体内に収納したコールドトラップであり、第5
発明による手段は、第1発明による手段に加えて、メツ
シュと前記メツシュよりも強度が高くて目の広いスペー
サ用メツシュとを重ねて渦巻状に巻いて腸内に収納した
コールドトラップであり、第6発明による手段は、第5
発明による手段に加えて、メツシュと前記メツシュより
も強度が高くて目が広く且つ前記メツシュよりも長いス
ペーサ用メツシュとを重ねて巻始めの少なくとも初層と
巻きおわりの最終層とに前記スペーサ用メツシュが来る
ように渦巻状に巻いて少なくとも巻途中部分に前記両メ
ツシュを混在したコールドトラップであり、第7発明に
よる手段は、第5発明による手段に加えて、メツシュと
スペーサ用メツシュとの渦巻状の集合体は胴体内に仕切
板を介して複数段に収納されているコードトラップであ
り、第8発明による手段は、第7発明による手段に加え
て、メツシュとスペーサ用メツシュとは流体の出口を外
周に備える管の外周に巻き付けられ、メツシュとスペー
サ用メツシュとの集合体の外周は流体の入口を外周に備
える内胴により囲われており、その内胴は外胴に囲われ
ており、その外胴には液体を外胴内へ導く入口管と内胴
を通ってきた流体を外胴外へ導き出す出口管を備え、内
胴と外胴との間には筒状の断熱手段が内胴と外胴とに対
して隙間を保って配置され、外胴と筒状の断熱手段との
間には冷却用配管が通されており、外胴には入口が外胴
内の断熱手段よりも低い位置に有り出口が外胴外に有る
ドレン配管を備えるコールドトラップであり、第9発明
による手段は、コールドトラップ内の流体の流れに面が
交差する配置でコールドトラップ内に収納されるメツシ
ュであうで、そのメツシュの構造は、メツシュとそのメ
ツシュよりも目が広く強度の高いスペーサ用メツシュと
が渦巻状に存在し、その渦巻状の最内周と最外周とにス
ペーサ用メツシュが存在し、その渦巻状の途中部分には
メツシュとスペーサ用メツシュとが混在している構造で
あるコールドトラップのメツシュの構造である。
〔作用〕
第1発明の手段によれば、コールドトラップの腸内の流
体がメツシュとスペーサ用メツシュとの集合体のメツシ
ュ部内へ流入して流体中の不純物がそのメツシュ部内に
捕獲され、流体が純化され、その際にメツシュ部の流体
入口側と出口側とには目の大きい強度の高いスペーサ用
メツシュが存在するから、メツシュ部の流体出入り口部
で不純物の局部的詰まりやメツシュのつぶれが発生しな
い。
第2発明の手段によれば、第1発明の手段による作用に
加えて、メツシュに加えられたウェーブ形状によりメツ
シュの不純物捕獲面積を拡大し、且つ流体の流れに変化
を与えてメツシュ内を流体が均一に、そして詰り無く流
動する作用が得られる。
第3発明の手段によれば、第1発明の手段による作用に
加えて、メツシュとメツシュとの間に存在するスペーサ
用メツシュがメツシュのつぶれや崩れを支えるからメツ
シュとスペーサ用メツシュとの集合体のメツシュ部が丈
夫で詰りにくくなる。
第4発明の手段によれば、第1発明の手段による作用に
加えて、メツシュとスペーサ用メツシュとが重なりあっ
てスペーサ用メツシュがメツシュのつぶれや崩れを支え
るからメツシュとスペーサ用メツシュとの集合体のメツ
シュ部が丈夫で詰りにくくなる。
第5発明の手段によれば、第1発明の手段による作用に
加えて、メツシュとスペーサ用メツシュとが渦巻状に巻
き重なりあってスペーサ用メツシュがメツシュのつぶれ
や崩れを支えるからメツシュとスペーサ用メツシュとの
集合体のメツシュ部が丈夫で詰りにくくなる。
第6発明の手段によれば、第5発明の手段による作用に
加えて、巻かれたメツシュ部の再内周と最外周とにスペ
ーサ用メツシュが存在するから流体の入口と出口に面し
てスペーサ用メツシュが存在することとなり、その出入
り口部での流体の流れが詰ること無く均一になされる。
第7発明の手段によれば、第5発明の手段による作用に
加えて、メツシュとスペーサ用メツシュとの集合体のメ
ツシュ部が多段に且つ段ごとに仕切られて存在するから
、流体が入りやすい段部のメツシュ部による不純物の捕
獲から順次他の段のメツシュ部へと不純物の捕獲部が移
行して、−台あたりのコールドトラップの捕獲能力を向
上する。
第8発明の手段によれば、第7発明の手段による作用に
加えて、入口管から外胴内に流入した液体は、外胴と内
胴との間を流動するうちに冷却管による冷却作用により
冷却され、冷却された流体内に析出した不純物は流体と
共に内周の外周に備わる入口からメツシュ部に流入する
ことでメツシュ部に捕獲され、流体は純化されて管の外
周に備わる出口からその管内を通って出口管にとおされ
、コールドトラップ外に出される。そして、メツシュ部
の再生によりメツシュ部から溶かしだされた不純物はド
゛レン配管からコールドトラップ外へ排出される。
第9発明の手段によれば、メツシュがスペーサ用メツシ
ュにより補強されてメツシュとスペーサ用メツシュとの
集合体から成るメツシュ部の強度が高くなり、且つメツ
シュ部は渦巻状の形状を有して、形状的にも強度が高め
られ、さらには流体の入口と出口に面して目の広いスペ
ーサ用メツシュが配備されることから、流体がメツシュ
部の出入り口で詰まること無く均一な流れとされ、効率
の良い捕獲とメツシュ部のつぶれ防止とが成される。
〔実施例〕
第1図に示したコールドトラップは以下に説明する構造
を備えている。
外JII41の上部には入り口管10と出口管12とが
固定される。この出口管12には断熱手段7の上部を塞
ぐ蓋18が固定される。この蓋18の下部には断熱ガス
が充填されている筒状の断熱手段7が固定されている。
この断熱手段7の内側には。
外周に流体の出口22を多数備えた管11と、管11に
巻かれたスペーサメツシュ8とメツシュ9とが配置され
る。これらの各メツシュ8,9は仕切板6により上下に
仕切られる。最上段の各メツシュ8,9の上端面は上部
平板3により塞がれている。又、最下段の各メツシュ8
,9の下端面と、管11の下端とは上部平板3により塞
がれている。
各メツシュ8,9や仕切板6を内蔵するように内1m 
2が上部平板3などに固定されている。この内周2の外
周には、流体の入り口23が多数設けられている。そし
て、蓋18からタイロッド5により各メツシュ8,9や
管11や仕切板6や上下各平板3,4が支持される。1
7は、外胴1と断熱手段7との管の流路に上下方向に通
された冷却用配管である。この冷却用配管17の上端に
は出口管14が接続される。冷却用配管17の下端には
入口配管13が接続される。そして、各配管13゜14
は外胴1から外に出されている。この冷却用配管17に
は入口管13から入ってきた冷却流体が通されて出口配
管14を通って外部にだされる。
又、15は流体の温度を計測する温度計である。
16は外胴1内の流体を排出するためのドレン配管であ
る。このドレン配管16の途中にはバルブ21が取付け
られている。
スペーサ用メツシュ8とメツシュ9は、第4図の如く、
金属製の素線20を平編み状に編んで構成される。そし
て、スペーサ用メツシュ8は5mesh〜20 mes
hとされ、メツシュ9は50mesh〜100mesh
とされる。これにより、スペーサ用メツシュ8の網目の
大きさはメツシュ9の網目の大きさよりも大きくされる
。又、編まれた各メツシュ8.9にウェーブを付けても
よい。そして、スペーサ用メツシュ8の素線20の径は
1mφ〜1.6Iφ であり、メツシュ9の素線20の
径は0.1nwnφ〜0.5u+nφである。素線20
の材質にはニッケル、あるいは他の材料にニッケルメッ
キを施したもの、又は純鉄などを用いることが出来る。
素線20の材質の選択により、ナトリウム酸化物(Na
20)の他に液体ナトリウム中の放射性13食生成物、
炭素、水素及び窒素なども捕獲することができる。又、
スペーサ用メツシュ8とメツシュ9との素線の材質を互
いに異ならせる様にしてもよい。
スペーサ用メツシュ8とメツシュ9とは、第3図の如く
、管11の周りに渦巻状に存在している。
管11に接するように管11の周りにスペーサ用メツシ
ュ8を一周巻きかける。次に、二周目からはメツシュ9
が内側にスペーサ用メツシュ8が外側になるようにスペ
ーサ用メツシュ8とメツシュ9とを同時に巻き付けてい
く。このようにして、メツシュの組立体の最内周と最外
周とにスペーサ用メツシュ8が存在するようにする。
コールドトラップの運転は次のようにして行う。
まず、コールドトラップを含む液体ナトリウムの純化系
統を均一温度にすること及びその純化系統の[ぬれJ 
 (”Wetting”)を良くする目的で、300度
以上の液体ナトリウムを約5時間純化系統に流す。
次に、先んず液体ナトリウムの目標純度を決定し、処理
すべき液体すトリウムの量からその目標純度にするに要
する時間を求める。次いで、通常5℃/minで徐々に
コールドトラップ内の温度を目標の温度にまで下げる。
次に、コールドトラップ内の温度を均一になるように制
御して、コールドトラップ内のメツシュに液体ナトリウ
ム中の不純物を均一に捕獲する。
液体ナトリウム中の不純物を捕獲することを具体的に説
明すると次のようになる。
第1図のコールドトラップにおいて、液体ナトリウムは
入り口管10より外胴1内の上部に流入する0次に液体
ナトリウムは外胴1と断熱手段7の間を下方へ流れる。
その流れの途中において、管17内を流れる冷たい流体
により液体ナトリウムが冷却され、外胴1の下部に流れ
込む。液体す1−リウムが冷却されることにより、液体
ナトリウム中の過飽和となった酸素(不純物としては酸
素のほかに水素などがあるが酸素を代表として説明する
。)はナトリウム酸化物(N a Z○)の粒子として
析出する。その析出したナトリウム酸化物粒子は冷却さ
れた液体ナトリ、ウムと共に上方へ流れて断熱手段7と
内胴2の間へ流入する。この断熱手段7と内胴2の間の
流路は上端で上部平板4で止じられている。このために
、最初、断熱手段7と内胴2の間の流路に入った液体ナ
トリウムの大半は、最上段のスペーサ用メツシュ8とメ
ツシュ9の中へ入口23を通って流入して流れる。液体
ナトリウム中に存在するナトリウム酸化物粒子は各メツ
シュ8および9によって濾過されるか、又はこの各メツ
シュ8および9を核として析出物が大きく成長すること
によって各メツシュ8.9により均一に捕獲される。
このように最上段のメツシュ部に所定量のナトリウム酸
化物粒子が捕獲されると、この最上段のメツシュ部に対
する液体ナトリウム流入部と出口部間の圧損と、上部よ
り第2段目のメツシュ部に対する液体ナトリウム流入部
と出口部間の圧損の差により液体ナトリウムの大半は2
段目のメツシュ部に流入し、ここでも第1段目メツシュ
部と同様に所定量の不純物が捕獲される6さらに次の段
階として第3段目、第4段目へと上方部段へ順々に液体
ナトリウムが流入してコールドトラップの各段のメツシ
ュ部に所定量の不純物が捕獲される。
各段のメツシュ部を最外周から流入して最内周から流出
した液体ナトリウムは出口22を通って管11内に流入
する。管11内の液体ナトリウムは上方へ流れ、それか
ら管11の上端から出口管14に流入し、コールドトラ
ップの外へ不純物が低減した状態で出ていく。
又、コールドトラップを再生するときには、外胴1の外
周に配備したヒータ(図示せず。)の熱により、あるい
は冷却用配管17と各配管13゜14に高温のガスを流
すことでコールドトラップ内に与えられる熱により、メ
ツシュ内の不純物をコールドトラップ内の液体ナトリウ
ム中に溶解させる0次に出口管12により内胴2内にア
ルゴン(Ar)ガスを高圧で送り込む。そして、バルブ
21を開くと、溶解した不純物を含む液体ナトリウムを
、外Ml内から外へ管16を通じて排出することが出来
る。このようにして、メツシュがら不純物を分離して、
不純物の付着していないメツシュの状態に再生する。こ
のような再生により、コールドトラップ内のメツシュは
不純物による詰まり−が少ない状態になり、再度不純物
の捕獲を行えるようになる。
スペーサ用メツシュ8はメツシュ9を構成する素線より
も太い素線を使用しているからメツシュ9よりも強度が
高い。そして、メツシュ9をスペーサ用メツシュ8で左
右からはさみ付けているから、スペーサ用メツシュ8と
メツシュ9とから構成されるメツシュ全体は、液体ナト
リウムの圧力により潰れにくく、各メツシュ8,9の塑
性変形も発生しにくい。このために不純物の捕獲容量も
大きく、且つ初期の捕獲効率を長く維持できるし、再生
能力も高い。よって、捕獲部の寿命が長くなる。
又、液体ナトリウムの入口と出口とに面する各メツシュ
8,9の組立体の最外周と最内周とは、いずれも編み目
のおおきいスペーサ用メツシュ8が配置されているから
、不純物によりその出入り口が局所的に塞がれる可能性
が少なくてメツシュ部内への流入が均一になりやすい、
このために、メツシュが局部的に大きい圧力を受けて潰
れるような確立もすくない。
又、スペーサ用メツシュを2枚合せ、次いで細線メツシ
ュを1枚として2対1の割合として用いる方式、又はそ
の逆の組み合せのメツシュ部拵造であってもよい。
以上の如く、物質の捕獲を成すメツシュ部をメツシュ9
とスペーサ用メツシュ8との組合せ構造としたから、各
メツシュ8,9のつぶれや塑性変形が防止出来る。その
上、そのスペーサ用メツシュは広い目を有して流れをス
ムーズに維持するか6つぶれや変形がより一層すくなく
、メツシュ端造内を均一に液体ナトリウムが流れて捕獲
部の捕獲容量と再生能力との向上が得られる。さらには
、スペーサ用メツシュをメツシュ部の液体ナトリウムの
流体出入口側表層に有するものにあっては、さらに出入
口側での局所的目詰りをより一層軽減するのに役立つ、
又、スペーサ用メツシュは編み組により高い超強度を発
揮するから、このスペーサ用メツシュを備えたメツシュ
部全体が高い強度を発揮して流体の圧力に屈しにくい状
況を生み出す、さらに、メツシュとスペーサ用メツシュ
とを重ねて同時に巻くことによりメツシュ部全体を容易
に早く作ることができる。
第5図に示す本発明の他の実施例によるコールドトラッ
プは次のような構成を備える。
即ち、胴体26の一端には入口管lOが接続される。胴
体26の他端には出口管12が接続される。、胴体の2
6の中にはスペーサ用メツシュ8とメツシュ9とが交互
に積み重ねられていれられている6そして最上段と最下
段とにはスペーサ用メツシュ8が配備されている。スペ
ーサ用メツシュ8とメツシュ9とはウェーブが付けられ
ていても良い。スペーサ用メツシュ8とメツシュ9とが
ばらばらにならないようにスペーサ用メツシュ8とメツ
シュ9との集合体は、胴体26内で固定板24と25と
によりはさまれている。これらの固定板24.25はず
れないように胴体26に固定されることが好ましい、固
定板24には入口27が複数あけら九でいる。固定板2
5には出口28が複数あけられている。
スペーサ用メツシュ8とメツシュ9は、金属製のM線を
平編み状に編んで構成される。そして、スペーサ用メツ
シュ8は5IIIesh〜20meshとされ、メツシ
ュ9は50 mesh〜100 meshとされる。こ
れにより、スペーサ用メツシュ8の網目の大きさはメツ
シュ9の網目の大きさよりも大きくされる。
又、編まれた各メツシュ8,9にウェーブを付けてもよ
い。そして、スペーサ用メツシュ8の素線20の径は1
圃φ〜1.6■φ であり、メツシュ9の素線20の径
は0.1nnφ〜Q 、 5 m++φである。
素線20の材質にはニッケル、あるいは他の材料にニッ
ケルメッキを施したもの、又は純鉄などを用いることが
出来る。素線20の材質の選択により、ナトリウム酸化
物(Na2O)の他に液体ナトリウム中の放射性腐食生
成物、炭素、水素及び窒素なども捕獲することができる
。又、スペーサ用メツシュ8とメツシュ9との素線の材
質を互いに異ならせる様にしてもよい。
このようなコールドトラップにおいては、純化処理すべ
き液体ナトリウムが入口管10から胴体26に流入する
0次に胴体26に流入した液体ナトリウムは入口27か
らメツシュ8,9内に流入して、ここで液体ナトリウム
中の不純物がメツシュ8,9に捕獲される。不純物が捕
獲されて純化されだ液体ナトリウムは出口28から上方
に流出し、出口配管工2を通って外部に出される。
このような実施例でも、スペーサ用メツシュ8とメツシ
ュ9との集合体から成るメツシュ構造は先の実施例と同
様に強度が高くて且つ詰まりが少ない。このため、捕獲
容量が大きく寿命が長いコールドトラップを提供できる
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、メツシュ部の流体出入り口部
で不純物の局部的目詰りやメツシュのつぶれが起こらな
いからメツシュ部が丈夫で捕獲能力の低下が起こりにく
いという効果がある。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え
て、メツシュのウェーブ形状により捕獲面積の拡大と流
体の均一な流れとを確保できる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え
て、メツシュ部の内部においてもメツシュをスペーサ用
メツシュが支えてメツシュ部全体の強度とメツシュ部内
の均一な流れの確保とがより得やすい。
請求項4の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え
て、メツシュとスペーサ用メツシュとが重なりあってメ
ツシュをスペーサ用メツシュが支持するからメツシュ部
の強度が高まり寿命が長くなる。
請求項5の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え
て、メツシュ部の内部においてもメツシュをスペーサ用
メツシュが支えて強度が高く、且つ渦巻状に巻くことで
メツシュ部を作りやすい。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え
て、メツシュ部の流体出入り口部で不純物の局部的目詰
りやメツシュのつぶれが起こらないからメツシュ部が丈
夫で捕獲能力の低下が起こりにくい。
請求項7の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え
て、−台あたりのコールドトラップの不純物捕獲能力が
向上する。
請求項8の発明によれば、請求項7の発明の効果に加え
て、不純物の析出作用とメツシュ部の再生作用とにより
コールドトラップの性能を長く維持することができる。
請求項9の発明によれば、メツシュがスペーサ用メツシ
ュにより補強されメツシュ部の強度が高く、メツシュと
スペーサ用メツシュとを渦巻に巻くことにより簡単にメ
ツシュ部を作ることができ、メツシュ部の流体出入り口
に相当する部分に目の広いスペーサ用メツシュが存在す
るから出入り口部における局部的目詰りも起こらない高
性能なコールドトラップ用のメツシュ構造が提供できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるコールドトラップの
縦断面図である。 第2図は、第1図中のメツシュ部の拡大図である。 第3図は、第2図中のメツシュ部の横断面図である。 第4図は、第1図中のメツシュの織り方を示す図である
。 第5図は1本発明の他の実施例によるコールドトラップ
の縦断面図である。 1・・・外胴、2・・・内胴、3・・・下部平板、4・
・・上部平板、5・・・タイロッド、6・・・仕切板、
7・・・断熱手段。 8・・・スペーサ用メツシュ、9・・・メツシュ、1o
・・・入口管、11・・・管、12・・・出口管、16
・・・ドレン配管、17・・・冷却配管、21・・・バ
ルブ、22゜28・・・流体の出口、23.27・・・
流体の入口、24.25・・・固定板。 第 囚

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液体が通過する胴体の中にメッシュと前記メッシュ
    よりも強度が高くて目の広いスペーサ用メッシュとを前
    記液体の流れ方向にたいして前記各メッシュの面が交差
    する配置で収納し、前記スペーサ用メッシュとメッシュ
    との集合体への前記液体の流入面と前記集合体からの前
    記液体の流出面とに前記スペーサ用メッシュを配備した
    コールドトラップ。 2、請求項1のコールドトラップにおいて、メッシュと
    スペーサ用メッシュとはウェーブがかけられていること
    を特徴としたコールドトラップ。 3、請求項1のコールドトラップにおいて、メッシュと
    メッシュとの間に、前記メッシュよりも強度が高くて目
    の広いスペーサ用メッシュを配備したコールドトラップ
    。 4、請求項1のコールドトラップにおいて、メッシュと
    前記メッシュよりも強度が高くて目の広いスペーサ用メ
    ッシュとを重ねて胴体内に収納したコールドトラップ。 5、請求項1のコールドトラップにおいて、メッシュと
    前記メッシュよりも強度が高くて目の広いスペーサ用メ
    ッシュとを重ねて渦巻状に巻いて胴内に収納したコール
    ドトラップ。 6、請求項5のコールドトラップにおいて、メッシュと
    前記メッシュよりも強度が高くて目が広く且つ前記メッ
    シュよりも長いスペーサ用メッシュとを重ねて巻始めの
    少なくとも初層と巻きおわりの最終層とに前記スペーサ
    用メッシュが来るように渦巻状に巻いて少なくとも巻途
    中部分に前記両メッシュを混在したコールドトラップ。 7、請求項5のコールドトラップにおいて、メッシュと
    スペーサ用メッシュとの渦巻状の集合体は胴体内に仕切
    板を介して複数段に収納されているコートトラップ。 8、請求項7のコールドトラップにおいて、メツシユと
    スペーサ用メッシュとは流体の出口を外周に備える管の
    外周に巻き付けられ、メッシュとスペーサ用メッシュと
    の集合体の外周は流体の入口を外周に備える内胴により
    囲われており、その内胴は外胴に囲われており、その外
    胴には液体を外胴内へ導く入口管と内胴を通つてきた流
    体を外胴外へ導き出す出口管を備え、内胴と外胴との間
    には筒状の断熱手段が内胴と外胴とに対して隙間を保つ
    て配置され、外胴と筒状の断熱手段との間には冷却用配
    管が通されており、外胴には入口が外胴内の断熱手段よ
    りも低い位置に有り出口が外胴外に有るドレン配管を備
    えるコールドトラップ。 9、コールドトラップ内の流体の流れに面が交差する配
    置でコールドトラップ内に収納されるメッシュであつて
    、そのメッシュの構造は、メッシュとそのメッシュより
    も目が広く強度の高いスペーサ用メッシュとが渦巻状に
    存在し、その渦巻状の最内周と最外周とにスペーサ用メ
    ッシュが存在し、その渦巻状の途中部分にはメッシュと
    スペーサ用メッシュとが混在している構造であるコール
    ドトラップのメッシュの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159792A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 液体金属浄化装置
JP2014132212A (ja) * 2006-07-04 2014-07-17 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 特定ガスの濃縮・希釈装置および特定ガスの濃縮・希釈方法

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