JPH02279770A - 被覆用樹脂組成物 - Google Patents

被覆用樹脂組成物

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JPH02279770A
JPH02279770A JP10147689A JP10147689A JPH02279770A JP H02279770 A JPH02279770 A JP H02279770A JP 10147689 A JP10147689 A JP 10147689A JP 10147689 A JP10147689 A JP 10147689A JP H02279770 A JPH02279770 A JP H02279770A
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俊生 藤林
Osamu Isozaki
理 磯崎
Jiro Nagaoka
長岡 治朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な被覆用樹脂組成物に関し、更に詳しくは
、殊に焼き付は時の加熱減量を少なく出来、且つ耐食性
、低温硬化性の改善された被覆用樹脂組成物に関する。
従来の技術及びその課題 従来、水酸基やアミノ基を有する合成樹脂を架橋剤と組
合せた硬化性組成物、例えば水酸基を有するエポキシ−
ポリアミン樹脂と架橋剤であるブロック化ポリイソシア
ネートとを組合せた組成物(例えば特開昭54−930
24号公報参照)、活性水素を有する合成樹脂とエステ
ル交換可能な架橋剤とを組合せた組成物(例えば特開昭
55−80436号参照)等が知られている。
しかしながら、ブロック化ポリイソシアネートを用いた
組成物は、加熱硬化時にポリイソシアネートからブロッ
ク剤が解離し空気中に揮散するためブロック剤は塗膜形
成に寄与しないばかりか環境汚染を引起こすという問題
点があり、またエステル交換可能な架橋剤を用いた組成
物では、特に水系として用いる場合、架橋剤の加水分解
により酸濃度が増加しそれに伴って架橋硬化性の低下を
引起こすという問題点がある。
また、重合性不飽和基を有する合成樹脂とα。
β−エチレン性不飽和二重結合を含有するアルコールを
ブロック剤としたブロックポリイソシアネートとを組合
せた組成物(例えば特開昭59122564号公報参照
)ではブロックポリイソシアネートがエステル結合を有
するため特に水系として用いる場合、架橋剤の加水分解
により酸濃度が増加し易く、また結晶構造を取りやすい
という欠点を有する。また加熱によってプロ・ンクポリ
イソシアネートより解離したα、β−エチレン性不飽和
二重結合を含有するアルコールが塗膜中に残存し水酸基
濃度が上昇するため、耐食性等の塗膜性能が劣る欠点が
あった。
一方、酸化乃至熱重合で硬化するポリブタジェン系や不
飽和脂肪酸変性樹脂系においては、耐食性等の塗膜性能
が十分でないこと、硬化塗膜中に不飽和基が多量に残存
し、経時でその重合が進むため塗膜物性等の経時劣化が
著しいこと、50ミクロン以上の厚膜塗装を行なうと塗
膜表面と内部との硬化性の差が大きく表面にチヂミ等の
異常を生じ易くなる等の欠点がある。また樹脂中に官能
基としてα、β−エチレン性不飽和二重結合を含有させ
て、このものを熱重合させる架橋方式をとる自己硬化型
のバインダー成分(特開昭53−84035号公報)や
α、β−エチレン性不飽和二重結合に予めアミノ化合物
をミカエル付加させ、焼付けによってこの付加物からア
ミノ化合物が遊離することにより生成するα、β−エチ
レン性不飽和二重結合を、活性水素基を有する樹脂と反
応させる架橋方式をとるバインダー成分(特開昭55−
31889号公報)等が知られている。しかし前者のバ
インダー成分はα、β−エチレン性不飽和二重結合同士
の重合反応であるため高温焼付け(約180°C以上)
が必要であり且つ酸素による硬化阻害を生じ被覆表面の
硬化が不十分になる欠点を有し、一方、後者のバインダ
ー成分は硬化被膜が変色し易く、また、硬化過程でアミ
ノ化合物の塗膜からの揮散が生じるため安全衛生上好ま
しくないという欠点がある。
課題を解決するための手段 このため、本発明者らは加熱減量が少いため環境上の問
題が殆んどなく、且つ耐食性、低温硬化性の改善された
被覆用樹脂組成物を提供することを目的に鋭意検討を行
なった結果、驚くべきことにアルコキシアルキル基を有
する(メタ)アクリルアミド化合物とイソシアネート基
との反応から得られる3−アルコキシアルキル−3−(
メタ)アクリロイル−ウレイド基を特定曾有する樹脂を
含有する被覆用樹脂組成物が上記目的を達成できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
かくして本発明に従えば、一般式 %式% 〔式中、R1は水素原子又はメチル基を、R2は炭素数
1〜4のアルキレン基を、R3は炭素数1〜10のアル
キル基をそれぞれ示す。〕で表わされる3−アルコキシ
アルキル−3−(メタ)アクリロイル−ウレイド基を1
分子当り平均0.6個以上含有する数平均分子量800
〜50000の樹脂(以下、「樹脂A」と略称する。)
を含有する樹脂組成物が提供され、更に、1分子当り、
1級又は2級の水酸基を1.4個以上有し、且つ数平均
分子量が600〜50000である水酸基含有樹脂(以
下、「樹脂B」と略称する。)と、一般式(I)で表わ
される基を1分子当り平均1個以上有し、且つ数平均分
子量が400〜30000の樹脂(以下、「樹脂C」と
略称する。)とを含有する被覆用樹脂組成物が提供され
る。
本発明における一般式(I)で表わされる基(以下、「
式(I)のウレイド基」と略称する。)は水酸基と付加
でき得るα、β−エチレン性不飽和二重結合と、同じく
水酸基とエーテル交換又は自己縮合でき得るアルコキシ
基の両方を有する多官能基である。
本発明組成物における樹脂Aについてまず説明する。
樹脂Aは、式(I)のウレイド基を1分子当り平均0.
6個〜120個程度有する自己架橋性樹脂である。樹脂
Aは硬化性の点から1分子当り、式(I)で表わされる
基と、必要に応じて有してもよい1級又は2級の水酸基
との合計が平均2個〜200個程度であることが好まし
い。
樹脂Aは、例えばポリイソシアネート中の一部のイソシ
アネート基に、一般式 〔式中、R1、R2及びR3は前記の通り。〕で表わさ
れるN−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミドを
反応させた付加物(以下、「付加物a」と略称する。)
を水酸基含有樹脂に導入することによって得られる。そ
の導入は付加物a中の残存イソシアネート基と水酸基含
有樹脂中の水酸基とのウレタン化反応によって行なうこ
とができる。また樹脂Aは、ポリイソシアネートの全て
のイソシアネート基に一般式(n)で表わされるN−ア
ルコキシアルキル(メタ)アクリルアミド(以下、「式
(II)の化合物」と略称する。)を反応させた付加物
(以下、「付加物b」と略称する。)も包含する。
樹脂Aの製造に使用するポリイソシアネートとしては、
脂肪族、脂環族、芳香族等いずれのタイプのポリイソシ
アネートでも使用でき、その代表例として、2.4−及
び2.6−1リレンジイソシアネート、m−キシリレン
ジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,4−ジ
イソシアネート、1.3−イソシアネートメチルシクロ
ヘキサン、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメ
タン−4,4′−ジイソシアネート、トリメチルへキサ
メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネート等のポリイソシアネ
ート化合物、及びこれらのポリイソシアネート化合物の
過剰世に、エチレングリコール、プロピレングリコール
、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ヒマ
シ油等の低分子活性水素含有化合物を反応させて得られ
るポリイソシアネート等が挙げられ、これらは単独で又
は2種以上併用して使用することができる。
樹脂Aを製造するに当り、上記ポリイソシアネートと反
応させる式(II)の化合物において、R2は炭素数1
〜4のアルキレン基であれば、直鎖状であっても分岐状
であってもよく、例えばメチレン基、エチレン基、n−
プロピレン基、n−ブチレン基等が挙げられ、R3は炭
素数10以下のアルキル基、より好ましくは炭素数4以
下のアルキル基であり、直鎖状であっても分岐状であっ
てもよく、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基
、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−
ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n
−デシル基等が挙げられる。
上記式(II)の化合物の代表例としては、N−n−ブ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−1soブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチ
ルアクリルアミド等が挙げられ、これらは単独又は二種
以上併用して使用することができる。
上記ポリイソシアネートと式(II)の化合物との反応
は、イソシアネート基と式(II)の化合物中のNH基
との反応であり、通常、不活性有機溶媒中にて、イソシ
アネート付加触媒及びラジカル重合禁止剤の存在下で反
応温度80°C〜150℃、好ましくは100℃〜12
0℃で5〜30時間反応させることによって達成できる
この反応に使用するポリイソシアネートと式(If)の
化合物との配合割合は、ポリイソシアネートにおける、
反応後の残存イソシアネート基が化学量論的に1分子当
り1個以下となるようにすることが好ましい。
上記反応に使用してもよい不活性有機溶媒はイソシアネ
ートに対して不活性であり、且つポリイソシアネート、
式(II)の化合物及び両者の反応生成物を溶解又は分
散できるものが使用される。
代表例としてはキシレン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、アセトン等のケトン類、エチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルニーチル等の水酸基を持たないエーテル類、ジオキサ
ン等の環状エーテル類等が挙げられる。
上記反応に使用されるイソシアネート付加触媒としては
、代表的にはオクチル酸鉛、酢酸鉛等の有機鉛化合物、
ナフテン酸亜鉛等の有機亜鉛化合物、酢酸マンガン等の
有機マンガン化合物、ジブチルスズジラウレート、ジブ
チルスズジアセテート等の有機スズ化合物、蓚酸ナトリ
ウム等の有機ナトリウム化合物等の有機金属化合物、ト
リエチルアミン、トリn−ブチルアミン、ピリジン等の
第三級アミン類、セチルトリメチルアンモニウムブロマ
イド、テトラエチルアンモニウムブロマイド等の第四級
アンモニウム有機酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属化合物等が挙げられる。
このイソシアネート付加触媒の配合口は、通常の水酸基
とイソシアネート基との反応の場合に比較して多くの量
が必要であり、例えば付加触媒としてジブチルスズジラ
ウレートを使用する場合、水酸基とインシアネート基と
の反応では通常500 ppm程度であるが、ポリイソ
シアネートと式(n)の化合物の反応においては500
0 ppm〜50000 ppm程度必要であり、通常
の水酸基とイソシアネート基との反応の場合の使用nの
10倍〜100倍の量が必要である。
また、上記反応に使用できるラジカル重合禁止剤として
は、熱によるラジカル重合反応を抑制するものが用いら
れ、代表例としてはバラベンゾキノン、メトキシフェノ
ール、2,6−又は2,5−ジクロル−p−ベンゾキノ
ン、ジフェニルピクリルヒドラジル、ハイドロキノン、
tert−ブチル−ハイドロキノン、メチルハイドロキ
ノン、フェノチアジン、N、N’ −ジー2−ナフチル
−P−フェニレンジアミン等が挙げられ、これらラジカ
ル重合禁止剤は、1000〜50000 pI)!lの
範囲で使用することが好ましい。
上記の、ポリイソシアネートと式(n)の化合物との反
応によって、付加物a又は付加物すを得ることができる
。付加物すはそのまま樹脂Aとすることができるが、付
加物aは更に水酸基含有樹脂とウレタン化反応され、樹
脂Aを得ることができる。
付加物aと反応させる水酸基含有樹脂は、水酸基を1分
子中に平均2個以上、好ましくは2〜200個有し、数
平均分子量が600〜50000の樹脂であれば特に制
限なく公知の樹脂を使用することができる。具体的には
例えば、アクリルポリオール系、ポリエステルポリオー
ル系、ポリエーテルポリオール系、アルキド系、カプロ
ラクトンポリオール系、エポキシ系及びウレタンポリオ
ール系等が水酸基含有樹脂として挙げられる。これらの
水酸基含有樹脂は、例えばエチレングリコールのような
ジオールとε−カプロラクトンとの反応生成物であるポ
リカプロラクトンジオール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、ダイマー酸ポリアミ
ド、カルボキシル末端アクリロニトリル・ブタジェン共
重合体、アクリル酸又はメタアクリル酸とε−カプロラ
クトンとの付加物等の変性剤によって変性されたもので
あってもよい。
上記、付加物aと水酸基含有樹脂との反応は、通常、不
活性有機溶媒中にて、インシアネート付加触媒及びラジ
カル重合禁止剤の存在下で反応温間0℃〜150℃で約
1〜30時間加熱することによって達成できる。
この反応に使用する付加物aと水酸基含有樹脂との配合
割合は、付加物a中の全部のインシアネート基が水酸基
含有樹脂と反応する割合であれば特に限定されないが、
通常、付加物a/水酸基含有樹脂の割合が、樹脂固形分
重量比で好ましくは0、 5/99゜5〜90/10、
更に好ましくは10/90〜70/30の範囲である。
上記反応に使用できる不活性有機溶剤はイソシアネート
基に対して不活性であり、且つ付加物a、上記水酸基含
有樹脂及び両者の反応生成物を溶解又は分散できるもの
が使用される。代表例としては、前記ポリイソシアネー
トと式(n)の化合物との反応に使用できる不活性溶媒
として例示したものが挙げられる。
また上記反応に使用できるイソシアネート付加触媒及び
ラジカル重合禁止剤としては、それぞれ前記ポリイソシ
アネートと式(II)の化合物との反応に使用できる触
媒及び禁止剤が使用できる。
インシアネート付加触媒の使用量は、前記ポリイソシア
ネートと式(II)の化合物との反応において使用する
量の、通常1/10〜1/100程度の量が好ましい。
上記のようにして得られる樹脂Aは、式(I)のウレイ
ド基を1分子当り平均0.6個以上有し、好ましくは1
級又は2級の水酸基と式(I)のウレイド基との合計が
1分子当り平均2個以上であることが望ましく、更に式
(I)のウレイド基と1級又は2級の水酸基の数の比率
が好ましくは、式(I)のウレイド基/水酸基=110
〜1/3、より好ましくは110.3〜1/2の範囲内
にあることが硬化性の点から望ましい。式(I)のウレ
イド基が1分子当り平均0.6個未満の場合には、自己
架橋性が十分でなくなる傾向がある。
また樹脂Aは数平均分子f1800〜50000、好ま
しくは1000〜30000であることが必要であり、
数平均分子口が800未満のものは合成が難しく、一方
50000を超える場合には良好な塗面平滑性が得られ
なくなる。
次に本発明組成物における樹脂Bについて説明する。
樹脂Bは、1級又は2級の水酸基を1分子当り1.4個
〜430個程度有し、数平均分子量600〜50000
である水酸基含有樹脂である。樹脂Bは樹脂Cと組合せ
て使用されるが、樹脂Bは式(I)のウレイド基を含有
しても、しなくてもよく、硬化性の点から、1級又は2
級の水酸基と式(I)のウレイド基との合計が1分子当
り平均2個〜200個程度であることが好ましい。
樹脂Bが式(I)のウレイド基を有さない場合には水酸
基を1分子当り2個〜200個程度有することが望まし
く、このような樹脂としては、樹脂Aの製造に際して付
加物aと反応させる水酸基含有樹脂を挙げることができ
る。
樹脂Bに式(I)のウレ不ド基を含有せしめる場合には
、例えば上記水酸基含有樹脂と前記付加物aとを式(I
)のウレイド基が1分子当り平均0.6個未満となるよ
うに配合量を調整し、前記樹脂A製造における付加物a
と水酸基含有樹脂との反応におけると同様の条件で反応
させればよい。
樹脂Bは数平均分子量600〜50000、好ましくは
1000〜30000であり、数平均分子量が600未
満では耐食性が十分でなくなり、一方50000を超え
る場合には塗面平滑性が劣る。
次に本発明組成物において樹脂Bと組合せて使用する樹
脂Cについて説明する。
樹脂Cは式(I)のウレイド基を1分子当り平均1個〜
80個程度含有する数平均分子量が400〜30000
の樹脂であり、例えば、式(II)の化合物とモノ又は
ポリイソシアネートとの当母付加物、前記付加物aと水
酸基を含有する化合物又は樹脂との反応物等を挙げるこ
とができる。
上記モノ又はポリイソシアネートとしては、例えばベン
ゼン、1−(1−イソシアナト−1−メチルエチル)−
4−(1−メチルエチニル)及び前記で例示したポリイ
ソシアネート及び前記ポリイソシアネートをアルコール
等のブロック剤で部分ブロックした分子中に1個以上の
イソシアネート基を有する化合物等を挙げることができ
る。また付加物aと反応物を形成する、水酸基を含有す
る化合物又は樹脂としては、化合物又は樹脂中に水酸基
を1分子当り1個〜80個程度、好ましくは2個〜40
個程度含有するものであり、例えばエチレングリコール
、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、ヘ
キサントリオール、ヒマシ油及び樹脂Aの製造に際して
付加物aと反応させる水酸基含有樹脂等を挙げることが
できる。
式(II)の化合物とモノ又はポリイソシアネートとの
付加物の製造は前記付加物aの製造と同様の反応条件で
行なうことができる。また、付加物aと水酸基を含有す
る化合物又は樹脂との反応物の製造は前記樹脂A製造の
際の、付加物aと水酸基含有樹脂との反応におけると同
様の反応条件で行なうことができる。
前記及び上記のようにして得られる樹脂A、B。
Cにおいて、樹脂Aは自己架橋性を有しているため単独
で使用可能であるが、必要に応じて、架橋剤として、前
記樹脂C1ブロックポリイソシアネート樹脂、メラミ・
ン樹脂等を配合して使用することができるし、また、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を変性
用樹脂として配合することもできる。また、樹脂Bは自
己架橋性を有していないか不十分であるため、樹脂Cと
併用することが必要である。樹脂Bと樹脂Cとの混合割
合は適宜選択すればよいが、樹脂B及び樹脂C中の式(
I)のウレイド基の数の和と樹脂B及び樹脂C中の1級
又は2級の水酸基の数の比率が好ましくは、式(I)の
ウレイド基/水酸基=110.02〜1/3、より好ま
しくは110.3〜1/2の範囲内にあることが硬化性
の点から望ましい。また、樹脂Bと樹脂Cとの配合割合
は、通常、樹脂固形分重量比で樹脂B/樹脂C−951
5〜5/95好ましくは90/10〜30/70の範囲
で使用される。樹脂Bと樹脂Cとの併用系においても必
要に応じてブロックポリイソシアネート樹脂、メラミン
樹脂等の架橋剤やアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂等の変性用樹脂を配合して使用することがで
きる。
本発明による被覆用樹脂組成物は有機溶剤型であっても
よいし、水系であってもよい。
水系とする場合には樹脂中に、酢酸等の有機酸で中和し
て水分散化乃至は水溶化しうるための3級アミノ基又は
、アミン等のアルカリで中和して水分散化乃至は水溶化
しうるためのカルボキシル基等の、水性化のための基を
導入しておけばよい。
このようにして得られる本発明被覆用樹脂組成物を用い
て、被膜を形成するに当り、硬化性の点から該樹脂組成
物に硬化触媒を配合したり、樹脂中に硬化触媒として働
く3級アミノ基を導入することが好ましく、その他管色
顔料、体質顔料、防錆顔料、染料、顔料分散樹脂、顔料
分散剤、レベリング剤、消泡剤、タレ止め剤及び溶剤等
を配合してもよい。
上記硬化触媒としては金属水酸化物、金属有機酸塩、第
4級アンモニウム塩基、第4級ホスホニウム塩基、第3
級スルホニウム塩基、これらのオニウム塩基の有機酸塩
、アルカリ金属アルコキシド及び3級アミノ基含有化合
物又は樹脂のうちの少な(とも1種の塩基性化合物が挙
げられる。金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸
化物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物等が挙げられる
。また、上記した以外にも水酸化ニッケル、水酸化銅、
水酸化モリブデン、水酸化鉛、水酸化鉄、水酸化クロム
、水酸化マンガン、水酸化スズ、水酸化コバルト等のそ
の他の金属水酸化物が挙げられる。
上記の第4級アンモニウム塩基、第4級ホスホニウム塩
基及び第3級スルホニウム塩基としては、下記の一般式
で示されるものが使用できる。
〔各式中、R,R,Rd及びR8は、同−又e は異なって、水素又は炭素数1〜14の有機基であるこ
とが好ましく、またRb5RoSR6及びReのうちの
少な(とも1つは炭素数1〜14の有機基であることが
好ましい。また、これらR1及びR1又はRb5Ro及
びRdは一緒になって、これ等が結合している窒素原子
、リン原子又は硫黄原子と共に複素環を形成してもよい
。〕 RSR,R,及びReとして好ましい炭素e 数1〜14の有機基としては、前記の樹脂ヰのオニウム
有機酸塩のR、R及びRdとして例示c した炭素数1〜14の有機基と同じものが使用できる。
また、R5及びR1又はRb5Ro及びRdが一緒にな
って、これ等が結合している窒素原子、リン原子又は硫
黄原子と共に形成される複素環を形成した場合の陽イオ
ンとしては、例えば下記に示すものを例示できる。
本発明方法で硬化触媒として使用される前記の金属水酸
化物及び上記オニウム塩基の有機酸塩は、前記水酸化物
及び上記オニウム塩基をオクテン酸、ナフテン酸、アビ
エチン酸、酢酸、蟻酸、プロピオン酸、トリメチル酢酸
、アクリル酸、メタクリル酸、乳酸、ヒドロキシ酢酸、
クロトン酸、クロル酢酸、マレイン酸モノメチルエステ
ル、フマル酸モノエチルエステル、イタコン酸モノメチ
ルエステル等の有機酸で中和することによって得られる
。また、アルカリ金属アルコキシドとしては、ナトリウ
ムエトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキ
シド、カリウムエトキシド等を代表例として挙げること
ができる。
上記した中tも低温硬化性及び高温耐水性に優れた被膜
を形成することから金属水酸化物及び金属有機酸塩を使
用することが好ましく、中でも鉛、マンガン、及びコバ
ルトから選ばれた金属の有機酸塩が特に好ましい。
硬化触媒の配合割合は、樹脂固形分100重量部に対し
て20重量部以下、好ましくは0. 1〜10重量部の
範囲にあることが適当である。
本発明の被覆用樹脂組成物に配合してもよい顔料類、染
料、顔料分散樹脂、各種添加剤及び溶剤としては、通常
、塗料分野で使用されるものであれば特に制限なく使用
できる。これらのうち溶剤としては、代表的には、イソ
プロパツール、ブタノール、2−エチルヘキシルアルコ
ール、ベンジルアルコール等のアルコール類、オクトキ
シエタノール等のエチレングリコールのモノアルキルエ
ーテル類、プロピレングリコ、−ルのモノアルキルエー
テル類、ジエチレングリコールのモノアルキルエーテル
類、ジプロピレングリコールのモノアルキルエーテル類
、エチレングリコールのジアルキルエーテル類、ジエチ
レングリコールやジプロピレングリコールのジアルキル
エーテル類及び芳香族、脂肪族、脂環族炭化水素、ケト
ン類、ジオキサン等の環状エーテル類等が挙げられる。
本発明の被覆用樹脂組成物に硬化触媒等を配合した被覆
用組成物は、そのままで、又溶剤又は水で希釈して塗装
でき、50℃以上、好ましくは80〜200℃の温度、
より好ましくは120〜170℃の温度で好ましくは5
分以上、より好ましくは10〜60分程度加程度ること
によって硬化できる。
発明の効果 本発明被覆用樹脂組成物の硬化機構は明確ではないが、
加熱4こよる赤外線吸収スペクトルの変化から不飽和基
の消失及びニー・チル結合の変化が認められること、及
びイソシアネート基の生成が見られないこと、更に硬化
触媒を配合した組成物が比較的低温で硬化し、加熱減量
が小さいこと等から重合性不飽和基への水酸基の付加反
応、アルコキシアルキル基のアルコキシ基と水酸基との
エーテル交換反応及びアルコキシアルキル基同志による
脱アルコール縮合反応が起こりているものと推定できる
本発明被覆用樹脂組成物は樹脂中にα、β−エチレン性
不飽和二重結合及びアミドに結合したアルコキシアルキ
ル基の二つの官能基を有する3−アルコキシアルキル−
3−(メタ)アクリロイル−ウレイド基を反応性基とし
て有しており、このウレイド基のウレイド結合は安定で
あって、硬化時の加熱によっても、フリーのイソシアネ
ートを生成するような解離反応を起こさないため加熱減
量が小さいので環境上の問題が殆んどなく、またウレイ
ド結合による素地への密着性の向上によって耐食性等が
改善され、更に上記の反応機構によるものと考えられる
が、低温硬化性を改善するものである。
実施例 次に、製造例、実施例及び比較例により本発明を更に詳
細に説明する。
以下、「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重
量%」を意味する。
水酸基含有樹脂の製造 製造例1 撹拌機、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を取付けた
フラスコに、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(
エポキシ当量的190、分子量約380)760部、ビ
スフェノールA 228部及びジメチルベンジルアミン
0.35部を仕込み、窒素ガス吹込み下で120℃にて
エポキシ当量が490となるまで反応させた。次いでメ
チルイソブチルケトン303部、ジェタノールアミン1
68部及びN、N、N’ −トリヒドロキシ−1,2−
ジアミノエタン57.6部を加え、80℃で8時間反応
させ水酸基含有樹脂溶液(1)を得た。
得られた樹脂は平均4.1個/分子の1級水酸基と平均
4.0個/分子の2級水酸基を有していた。
製造例2 撹拌機、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を取付けた
フラスコに、ブチルグリシジルエーテル変性ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル(チバガイギー社製rXB
−4122J 、エポキシ当量的390)470部、ビ
スフェノールA  270部及びジメチルベンジルアミ
ン0.3部を仕込み、窒素ガス吹込み下で160℃にて
エポキシ基がなくなるまで反応させた−次いでビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル(エポキシ当量的190
、分子量約380)603部及びジメチルベンジルアミ
ン0.2部を加え、130℃でエポキシ当量が650以
下になるまで反応させ、続いてメチルイソブチルケトン
392部、ジェタノールアミン168部及びN、N、N
’ −)ジヒドロキシ−1,2−ジアミノエタン57.
6部を加え、80℃で8時間反応させ水酸基含有樹脂溶
液(2)を得た。
製造例3 撹拌機、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を取付けた
フラスコに、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(
エポキシ当量的1901分子量約380)760部、ビ
スフェノールA 114部及びジメチルベンジルアミン
0. 3部を仕込み、窒素ガス吹込み下で130℃にて
エポキシ当量が290となるまで反応させた。次いでε
−カプロラクトン680部、テトラブトキシチタネート
0、 2部を加え170℃で反応させ、経時サンプリン
グを行ない赤外吸収スペクトル測定にて未反応ε−カプ
ロラクトン量を追跡し、反応率が98%以上になった時
点でビスフェノールA114部及びジメチルベンジルア
ミン0.04部を加え、150℃でエポキシ当量が83
0となるまで反応し、終点確認後メチルイソブチルケト
ン473部、ジェタノールアミン168部及びN、N、
N’トリヒドロキシ−1,2−ジアミノエタン57.6
部を加え、80℃で8時間反応させ水酸基含有樹脂溶液
(3)を得た。
製造例4 撹拌機、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を取付けた
フラスコに、ジエチレングリコールジメチルエーテル5
00部を仕込み、窒素ガス吹込み下で110℃で、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート300部、N、N−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート157部、スチレン
300部、n−ブチルアクリレート243部及びベンゾ
イルパーオキサイド20部の混合溶液を3時間かけて滴
下した。次いで110’Cで4時間熟成し水酸基含有樹
脂溶液(4)を得た。
製造例5 撹拌機、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を取付けた
フラスコに、ジエチレングリコールジメチルエーテル5
00部を仕込み、窒素ガス吹込み下で110℃で、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート300部、スチレン3
90部、n−ブチルアクリレート310部及びベンゾイ
ルパーオキサイド20部の混合溶液を3時間かけて滴下
した。
次いで110℃で4時間熟成し水酸基含有樹脂溶液(5
)を得た。
付加物aの製造 製造例6 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに、
ジフェニルメタンジイソシアネート250部、2,6−
シクロルパラベンゾキノン4.9部及びジブチルスズジ
ラウレート4.9部を仕込み、120℃に昇温後、N−
n−ブトキシメチルアクリルアミド2B5.58を温度
を120℃に保ちながら滴下反応させNC0価が43に
なった時点でメチルイソブチルケトン44.1部を加え
、付加物a−1溶液を得た。
製造例7〜12 第1表に示した配合とする以外、それぞれ製造例6と同
様に行ない、付加物a−2〜a〜7溶液を得た。
付加物すの製造 製造例13 第1表に示した配合とする以外、製造例6と同様に行な
い、付加物b−1溶液を得た。付加物b−1は式(1)
のウレイド基を2.0個/分子有していた。
製造例14 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに、
イソホロンジイソシアネート666部、バラベンゾキノ
ン11.4部及びジブチルスズジラウレート11.4部
を仕込み、120℃に昇温保持しながら、N−n−ブト
キシメチルアクリルアミド471部を滴下、反応させN
C0価が110になった時点でトリメチロールプロパン
134部を添加し、120℃で反応させた。NC0価が
0になった時点でメチルイソブチルケトン295部を加
え、付加物b−2溶液を得た。付加物b−2は式(1)
のウレイド基を平均で3.0個/分子有していた。
比較例用樹脂溶液Beの製造 製造例15 撹拌機、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を取付けた
フラスコに、メチルエチルケトン500部を仕込み、窒
素ガス吹込み下で80 ’Cにて、N−n−ブトキシメ
チルアク、ツルアミ11000部及びアゾビスジメチル
バレロニトリル20部の混合溶液を3時間かけて滴下し
た。次いで80 ’Cで4時間熟成し樹脂溶液BC−1
を得た。
イソシアネート基含有付加物(比較例用)ac溶液の製
造 製造例16 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに、
トリレンジイソシアネート174部を仕込み、70℃に
昇温後、エチレングリコールモノエチルエーテル90部
を温度を70”Cに保ちながら滴下、反応させN00価
が159になった時点でメチルイソブチルケトン29.
3部を加え、イ・1加物ac−1溶液を得た。
製造例17 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに、
トリレンジイソシアネート174部、バラベンゾキノン
0.15部を仕込み、70℃に昇温し、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート116部を温度を70°Cに保ちな
がら滴下、反応させN00価が145になった時点でメ
チルイソブチルケトン32.1部を加え、付加物ac−
2溶液を得た。
製造例18 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに、
トリレンジイソシアネート174部、バラベンゾキノン
2.6部及びジブチルスズジラウレート276部を仕込
み、120’Cに昇温し、メタクリルアミド85部を温
度を120’Cに保ちながら滴下反応させたが、反応と
ともに結晶化し反応を進行させることができなかった。
またこの反応物にテトラヒドロフランを加えても溶解不
能であった。
製造例19 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに、
水酸基含有樹脂溶液(1)1517部及びメチルエチル
ケトン347部を仕込み、70°Cに昇温後、付加物a
−1溶液1350部を温度を70℃に保ちながら90分
間かけて滴下し、70℃で反応させ経時サンプリングを
行ない赤外吸収スペクトル測定にて未反応NCOがなく
なったことを確認後エチレングリコールモノブチルエー
テル24部を加え、ウレイド基含有樹脂A−1溶液を得
た。得られた樹脂は、1分子中に平均で、式(I)のウ
レイド基を3.75個、1級又は2級の水酸基を2.8
5個有していた。
製造例20〜32 第2表に示した配合とする以外、それぞれ製造例19と
同様に行ないウレイド基含有樹脂A−2〜A−12溶液
及び比較例用樹脂AC−1〜AC=2溶液を得た。
実施例1 製造例19で得た樹脂A−1溶液133部、メチルイソ
ブチルケトン40部、プロピレングリコールモノイソプ
ロビルエーテル70部及び酢酸コバルト1部を均一に混
合してクリヤ塗料を調製した(第3表)。
この塗料をリン酸亜鉛処理冷延鋼板上にバーコータにて
乾燥膜厚が20ミクロンになるよう塗装し、焼付硬化さ
せた。焼付条件は140℃で30分、及び160℃で3
0分の2種類とした。得られた焼付塗装板の塗膜性能を
第4表に示す。
実施例2〜12 第3表に示す配合とする以外、実施例1と同様に行ない
クリヤ塗料を調製し、焼付塗装板を得た。
得られた焼付塗装板の塗膜性能を第4表に示す。
実施例13 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに製
造例1で得た水酸基含有樹脂溶液(1)1517部、製
造例13で得た付加物b−1溶液1253部及びエチレ
ングリコールジメチルエーテル329部を仕込み、70
℃で60分間混合させた後、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル23部を加え混合樹脂溶液M−1を得た
。得られた混合樹脂溶液M−1を用い、第3表の配合と
する以外、実施例1と同様に行ない、クリヤ塗料を調製
し、焼付塗装板を得た。
実施例14 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに製
造例1で得た水酸基含有樹脂溶液(1)1517部、製
造例14で得た付加物b−2溶液1011部及びエチレ
ングリコールジメチルエーテル162部を仕込み、均一
に混合して混合樹脂溶液M−2を得た。得られた混合樹
脂溶液M−2を用い、第3表の配合とする以外、実施例
1と同様に行ない、クリヤ塗料を調製し、焼付塗装板を
得た。
実施例13及び14の試験結果を第4表に示す。
比較例1.2及び4 第3表に示す配合とする以外、実施例1と同様に行ない
、クリヤ塗料を調製し、焼付塗装板を得た。焼付塗装板
の塗膜性能を第4表に示す。
比較例3 撹拌機、温度計及び還流冷却器を取付けたフラスコに水
酸基含有樹脂溶液(1)1517部及び製造例15で得
た樹脂溶液BC−1966部を仕込み、70℃で60分
間混合して混合樹脂溶液MC−1を得た。得られた混合
樹脂溶液MC−1を用い、第3表の配合とする以外、実
施例1と同様に行ない、クリヤ塗料を調製し、焼付塗装
板を得た。
焼付塗装板の塗膜性能を第4表に示す。
第4表における試験は下記方法に従って行なった。
(*1)ゲル分率:約57℃(還流下)のアセトンに遊
離塗膜を4時間浸漬し、抽出を行なった。
(*2)加熱減量:塗装後、焼付前の塗膜を80℃で重
量が一定になるまで減圧で溶剤除去し、その後所定の温
度で30分焼付け、下記式によって求めた。
(*3)耐ソルトスプレー性:素地に達するように塗膜
にナイフでクロスカットを入れ、これをJIS  22
371によって塩水噴霧試験を行ない、クロスカット片
側の最大のフクレ幅またはクリープ幅が3111[11
となる時間を記録した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は水素原子又はメチル基を、R^2は炭
    素数1〜4のアルキレン基を、R^3は炭素数1〜10
    のアルキル基をそれぞれ示す。〕で表わされる3−アル
    コキシアルキル−3−(メタ)アクリロイル−ウレイド
    基を1分子当り平均0.6個以上有し、且つ数平均分子
    量が800〜50000の樹脂を含有してなる被覆用樹
    脂組成物。
  2. (2)上記樹脂が、更に必要に応じて1級又は2級の水
    酸基を有し、且つ1級又は2級の水酸基と一般式( I
    )で表わされる基との合計が1分子当り平均2個以上で
    ある請求項1記載の被覆用樹脂組成物。
  3. (3)1分子当り、1級又は2級の水酸基を1,4個以
    上含有し、且つ数平均分子量が600〜50000であ
    る水酸基含有樹脂と、一般式▲数式、化学式、表等があ
    ります▼( I ) 〔式中、R^1は水素原子又はメチル基を、R^2は炭
    素数1〜4のアルキレン基を、R^3は炭素数1〜10
    のアルキル基をそれぞれ示す。〕で表わされる3−アル
    コキシアルキル−3−(メタ)アクリロイル−ウレイド
    基を1分子当り平均1個以上有し、且つ数平均分子量が
    400〜30000の樹脂とを含有してなる被覆用樹脂
    組成物。
  4. (4)水酸基含有樹脂が、更に必要に応じて一般式(
    I )で表わされる基を含有し、且つ1級又は2級の水酸
    基と一般式( I )で表わされる基との合計が1分子当
    り平均2個以上である請求項3記載の被覆用樹脂組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112708100A (zh) * 2020-12-29 2021-04-27 福建汇得新材料有限公司 一种聚氨酯树脂及其制备方法和应用

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