JPH02279379A - シリアル熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ワードプロセッサーの出力装置。

パーソナルコンピューターの出力端末に用いられるシリ
アル熱転写記録装置に関するものである。

従来の技術 熱転写記録装置は、低騒音、メインテナンスフリー、普
通紙に印字可能等の点からワードプロセッサーの出力装
置４パーソナルコンピユーターの出力端末等に広く用い
られてきており、またそれらのパーソナル化に伴って低
ランニングコスト化が強く要望されてきている。

従来のシリアル熱転写記録装置について第５図および第
６図を用いて説明する。

第５図は従来のシリアル熱転写記録装置の主要部を示す
上面図であり、第６図は第５図の全体を示す上面図であ
る。第５図において１はプラテン、２は印字ヘッドとし
てのサーマルヘッド、３はインクリボン、４はインクリ
ボン３を収納するインクリボンカセット、５は記録用紙
、４５はインクリボン３を巻取るための巻取りリール、
４６はインクリボン３を供給する供給リール、４２はイ
ンクリボンカセット４およびサーマルヘッド２を保持し
、プラテン１に沿って移動するキャリッジ、４１はキャ
リッジ８を案内するための摺動軸である。第６図におい
て４０はキャリッジに固定されたベルト、４７はベルト
４０を駆動するプーリ、４８はステッピングモータ、４
９はステッピングモータ４８からの動力をブーりに伝え
る歯車である。

以上のように構成された従来のシリアル熱転写記録装置
について以下その動作を説明する。プラテン１とサーマ
ルヘッド２によってインクリボン３と記録用紙５とを圧
着し、サーマルヘッド２が所望のパターンに従って発熱
することによりインクリボン３上に塗布されたインクが
溶融して記録用紙５上に転写され、シリアル印字方式に
おいてはサーマルヘッド２とインクリボンカセット４が
プラテン１に沿う方向（ここでは矢印Ａ方向）に逐次移
動し、同時に使用済みのインクリボン３を矢印Ｃ方向に
巻取ることによって熱転写記録が行われる。このように
してプラテン１の左端から右端までの印字が終了すると
サーマルヘッド２とプラテン３の間の圧着は解除されキ
ャリッジ４２は矢印Ｂ方向に移動する（これをリターン
動作という）。なおこのキャリッジ４２の移動は第６図
で示すようにステッピングモータ４８の回転方向を変え
ることによって行う。

第７図は第５図で示したシリアル熱転写記録装置を説明
する斜視図である。第７図において番号を付した部材は
第５図と一致している。第５図を用いて説明したように
一行分の印字が終了した後キャリッジ４２は再び左端に
戻り記録用紙５が矢印Ｅ方向に一行分相当送られ再び左
端から右端へと（Ａ方向）熱転写記録が行われる。

第８図は従来のシリアル熱転写記録装置の他の例を表す
上面図である。

第８図で示したようにこの従来例のシリアル熱転写記録
装置には左右対称なインクリボンカセット４が使用され
ており、また使用されるインクリボン３は多数回記録が
可能なインクリボンである。この熱転写記録装置におい
てはインクリボン３が終端に達したらインクリボンカセ
ット４ひっくり返して装着し再び印字を開始する（常に
印字方向は矢゛印Ａ方向、Ｃはインクリボン巻取り方向
）。すなわち、インクリボン３を繰り返し使用するわけ
である。

発明が解決しようとする課題 しかしながら第５図で説明した従来のシリアル熱転写記
録装置では、インクリボン３が一回限りしか使用できな
いため非常にランニングコスト高になるという問題点を
有していた。

また、このような問題点を解決するために第８図で説明
したような、多数回記録が可能なインクリボン３を使用
したシリアル熱転写記録装置が提案されてきているが（
多数回記録が可能なインクリボンは従来のインクリボン
に比べてさほどコスト高ではない〉、このようなシリア
ル熱転写記録装置ら、必ず使用者がインクリボンカセッ
ト４を装着し直す必要があり手間がかかるきいう問題点
を有している。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、使用者の
操作感は従来のままでありながらインクツポンのコスト
を低減した優れたシリアル熱転写記録装置を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のシリアル熱転写記録
装置は、印字ヘッド七、多数回記録が可能なインクリボ
ンと、このインクリボンを収納するインクリボンカセッ
トと、前記インクリボンカセットおよび前記印字ヘッド
を保持して移動可能なキャリッジと、このキャリッジ内
に設けられ、前記キャリッジが第１の印字方向に移動し
て印字が行われる際に前記インクリボンを前記第１の印
字方向と逆方向に巻取るための第１の巻き取りＪ−ルと
、前記キャリッジ内に設けられ、前記キャリッジが前記
第１の印字方向と逆方向である第２の印字方向に移動し
て印字が行われる際に前記インクリボンを前記第２の印
字方向と逆方向に巻取るための第２の巻き取りリールと
、前記インクリボンの終端を検出するための終端検出部
と、現在の印字方向を記憶するだめの記憶装置とによっ
て構成している。

作用 この構成によって、インクリボンが終端に達したことを
終端検出部が検出した後はそれまでとは逆方向に印字を
行い、インクリボンが他方の終端に達したら再び最初の
印字方向に印字を行う。印字の方向は記憶装置によって
記憶されており、旦印字が終了した後、次の印字を行う
場合は終了前の印字方向に従って印字を行うためインク
リボンの同一個所を過度に使用することはない。

このようにして−旦インクリボンカセットを装着したら
同じインクリボンを使用したまま繰り返し印字が可能と
なり使用者の操作感は従来のままでありながらインクリ
ボンのコストを低減できることになる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例におけるシリアル
熱転写記録装置の主要部を示す上面図であり、第１図は
印字時、第２図はリターン時を示している。また、第３
図は第１図の部分断面図である。第１図、第２図及び第
３図において、１はプラテン、２は２行分の印字が同時
に行うことができる数の発熱体群を有する印字ヘッドと
してのサーマルヘッド、３はインクリボン、４はインク
リボン３を収納するインクリボンカセット、５は記録用
紙、６はサーマルヘッド２を保持するヘッドホルダ、３
２はインクリボンカセット４内に設けられインクリボン
３を巻き取るための第１のカセットリール、７はキャリ
ッジ４２に固定された第１の軸、８は軸７を中心に回転
する第１の巻き取りリール、９は第１の巻き取りリール
８に対して回転自在な歯車、１０は第１の巻き取りリー
ル８と一体に設けられた圧接板、１１は歯車９と圧接板
１０との間に設けられたスリップ板、１２は歯車９をス
リップ板１１を介して圧接板１０に押し付ける押し付は
バネ、３３はインクリボンカセット４内に設けられイン
クリボン３を巻き取るための第２のカセットリール、１
３はキャリッジ４２に固定された第２の軸、１４は軸７
を中心に回転する第２の巻き取りリール、１５は巻き取
りリール１４に対して回転自在な歯車、１６は巻き取り
リール１４と一体に設けられた圧接板、１７はｍ車１５
と圧接板１６との間に設けられたスリップ板、１８は歯
車１５をスリップ板１１を介して圧接板１６に押し付け
る押し付はバネである。また、１９はベルト４０の動き
によって回転される受動プーリ、２０は受動プーリ１９
によって回転される歯車、２１及び２５は歯車２０によ
って回転される歯車、２２及び２６はそれぞれ歯車２１
および歯車２５の回転軸、２３及び２７はそれぞれ歯車
９．歯車１５を駆動する歯車、２４及び２８はそれぞれ
歯車２３．歯車２７と一体に設けられたワンウェイクラ
ッチであり、歯車２１が第１図中の時計方向に回転する
ときのみ歯車２１の動力は歯車２３に伝達されるように
設定され、歯車２５が第１図中の反時計方向に回転する
ときのみ歯車２５の動力は歯車２７に伝達されるように
設定されている。また、２９は回転軸２２及び２６を保
持するアーム、３０はアーム２９の回動軸、３１はアー
ム２９を歯車２０方向に付勢性する付勢バネ、３４ａお
よび３４ｂはキャリッジ４２内に設けられた反射型セン
サでありインクリボン３の両端に設けられた反射マーク
（図示せず）を検出することができる。また３５はイン
クリボンカセット４内に設けられたインクリボン３を案
内するためのローラであり、他は従来例一致している。

第４図はサーマルヘッド２及びその周辺の断面図であり
、５１は基板、５２は基板５１の端部に基板５１と４５
度の角度をなすよう設けられた傾斜面、５３は基板５１
上に形成されたブレース層、５４はブレース層５３上の
傾斜面５２のほぼ中央部の位置に設けられた発熱体群、
５５は発熱体群５４に通電するための電極層、５６は発
熱体群５４及び電極層５５を保護するための保護膜であ
り、他は第１図と一致している。また傾斜面５２とプラ
テン１とはほぼ平行になるよう配置しである。

以上のように構成された本実施例のシリアル熱転写記録
装置について以下その動作を説明する。

まず第１図及び第３図を用いて印字中の様子を説明する
。印字中はサーマルヘッド２とプラテン１が圧接される
ためアーム２９はヘッドホルダ６に規制されず付勢バネ
３１の働きによって歯車２０方向に付勢され、歯車２０
の動力は歯車２１．歯車２５に伝達される。当初の印字
はベルト４０が矢印へ方向に動（ことによりキャリッジ
４２がＡ方向に移動して行われるためベルト４０の受動
プーリ１９と接する部分はＢ方向に移動し受動プーリ１
９は時計方向に回転する。受動プーリ１９の回転は歯車
２０を介して歯車２１及び歯車２５に伝達され、歯車２
１及び歯車２５はそれぞれ時計方向に回転し、ワンウェ
イクラッチ２４及びワンウェイクラッチ２８の働きによ
り歯車２３は時計方向に回転し、歯車２７は回転しない
。

さて、歯車２３の回転は歯車９に伝達され歯車９、スリ
ップ板１１．圧接板１０との間の摩擦力によって第１の
巻き取りリール８に伝達され、第１の巻き取りリール８
と一体になって回転する第１のカセットリール３２によ
ってインクリボン３は矢印Ｃ方向に巻き取られる。この
ときインクリボン３の巻取り速度はインクリボン３の第
１のカセットリール３２上での巻径にかかわらずキャリ
ッジ４２の移動速度よりも常に速（なるように設定して
おき、歯車９と圧接板１０との間でスリップ板１１を介
して相対速度を発生させる。このようにしてサーマルヘ
ッド２と第１のカセットリール３２との間では使用済み
のインクリボン３は適当なテンションがかかりながら常
に一定の速度（キャリッジ４２の移動速度）で巻取られ
ることになる。

一方す−マルヘッド゛２と第２のカセットリール３３と
の間ではインクリボン３はやはリキャリッジ４２の移動
速度と等しい速度で移動し、これにより第２のカセット
リール３３は反時計方向に回転し、歯車２７が時計方向
に回転される。ここで、第２のカセットリール３３上で
のインクリボン３の巻径にかかわらず歯車２７の回転速
度は、歯車２０によって回転される歯車２５の回転速度
よりも遅くなるように設定しているため、結局歯車２５
は歯車２７に対して相対的に時計方向に回転することに
なり、ワンウェイクラッチ２８の働きによって歯車２５
（ｌ！−歯車２７との間では動力の伝達はないことにな
る。従って第２のカセットリール３３はインクリボン３
の動きに従動して回転し、サーマルヘッド２と第２のカ
セットリール３３との間でインクリボン３がたるむよう
なことはない。

以上述べたように、矢印Ａ方向に印字を行う場合は第１
のカセットリール３２が巻取り側、第２のカセットリー
ル３３が供給側となってインクリボン３が送られ印字が
行われる。

また、上記の記述から分かるようにサーマルヘッド２と
プラテン１とを圧着させてキャリッジ４２を矢印Ｂ方向
に移動させれば、矢印へ方向に印字を行うときとまった
く逆の動作が生じ、第１のカセットリール３２が供給側
となり、第２のカセットリール３３がインクリボン３を
矢印り方向に巻き取って印字を行うことができる。

また、リターン時は第２図に示すようにサーマルヘッド
２とプラテン１が解蝋するためへラドホルダ６によって
アーム２９が動作し、歯車２０と歯車２１および歯車２
５との間の伝達は切れる。

したがってリターン時にインクリボン３が巻取られるこ
とはない。

次に本実施例の全体の動作について説明する。

まず矢印入方向に印字を行う（リターン方向はＢ方向で
あり、インクリボン巻取り方向はＣ方向である）。この
動作を続けることによりやがてインクリボン３が終端に
達し、このことを反射型センサ３４ａが検知する。イン
クリボン３が終端に達したら以降の印字は矢印Ｂ方向に
行う（リターン方向はＡ方向であり、インクリボン巻取
り方向はＤ方向である）。この方向の印字を続けるとイ
ンクリボン３の他方の終端に達しそのことを反射型セン
サ３４ｂが検知し以降は再びＡ方向に印字を行う。また
本実施例には現在の印字方向を記憶する記憶装置（例え
ば不揮発性の半導体メモリ、図示はせず）が備えられて
おり、−旦印字が終了した後、あるいは電源を一旦切っ
た後も再び印字を開始すれば記憶装置からの情報に直前
の印字方向にしたがって印字を行い、インクリボン３の
−ｈ−個所を過度に使用するようなことはない。

また、サーマルヘッド２は第４図で示すような形状をし
ているため、これを六方向Ｂ方向どちらに印字しても印
字の条件としては変わることがないため、印字方向にか
かわらず一定の印字品質を保つことができる。

以上、述べたように本実施例のシリアル熱転写記録装置
は、最初はある一方向に印字を行い、インクリボン３が
終端に達したことを反射型センサ３４ａが検出した後は
逆方向に印字を行い、この動作を繰り返す。このとき印
字の方向は記憶装置によって記憶されており一旦印字が
終了した後、次の印字を行う場合は終了前の印字方向に
従って印字を行う。このようにして−旦インクリボンカ
セット４を装着したら同じインクリボン３を使用したま
ま繰り返し印字が可能となり使用者の操作感は従来のま
までありながらインクリボン３のコストを低減できるわ
けであり、また、基板５１の縁にこの基板５１と４５度
の角度をなす傾斜面５２を設け、この傾斜面５２上に発
熱体群５４を形成して構成したサーマルヘッド２をプラ
テン１に対して４５度の角度をなして配置しであるため
、印字方向にかかわらず同じ印字品質を簡単に保つこと
ができる。

なお、本実施例は印字ヘッドとしてサーマルヘッドを用
いたシリアル熱転写記録装置について説明したが、本発
明は、通電記録ヘッドを用いたシリアル熱転写記録装置
にも適用できるものである。

発明の効果 以上のように本発明は、印字ヘッドと、多数回記録が可
能なインクリボンと、このインクリボンを収納するイン
クリボンカセットと、前記インクリボンカセットおよび
前記印字ヘッドを保持して移動可能なキャリッジと、こ
のキャリッジ内に設けられ、前記キャリッジが第１の印
字方向に移動して印字が行われる際に前記インクリボン
を前記第１の印字方向と逆方向に巻取るための第１の巻
き取りリールと、前記キャリッジ内に設けられ、前記キ
ャリッジが前記第１の印字方向と逆方向である第２の印
字方向に移動して印字が行われる際に前記インクリボン
を前記第２の印字方向と逆方向に巻取るための第２の巻
き取りリールと、前記インクリボンの両端を検出するた
めの終端検出部と、現在の印字方向を記憶するための記
憶装置とによって構成したことにより、−旦インクリボ
ンカセットを装着すれば同じインクリボンを使用したま
ま往復印字が可能となり使用者の操作感は従来のままで
ありながらインクリボンのコストを低減でき、更に、印
字ヘッドを、基板の端に４５度の角度をなす傾斜面を設
け、その傾斜面上に発熱体群を設けて構成することによ
り、往復印字に対して同等の印字品質を簡単に得ること
ができるなど、数々の優れた効果を得ることができるシ
リアル熱転写記録装置を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例におけるシリアル熱
転写記録装置を説明するもので、第１図、第２図はその
主要部を示す上面図、第３図は第１図の部分断面図、第
４図はサーマルヘッド及びその周辺の断面図、第５図〜
第７図は従来の熱転写記録装置の一例を示すもので、第
５図、第６図はその上面図、第７図はその斜視図、第８
図は従来の熱転写記録装置の他の例を示す上面図である
。 １・・・・・・プラテン、２・・・・・・印字ヘッド、
３・・・・・・インクリボン、４・・・・・・インクリ
ボンカセット、５・・・・・・記録用紙、８・・・・・
・第１巻き取りリール、１４・・・・・・第２の巻き取
りリール、３４・・・・・・反射型センサ、４２・・・
・・・キャリッジ。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名第１図 第 図 第 図 第 図 ／　−フ′ラテン ２・−プーマルヘッド ３・〜・インクリボン ４−インク１１ホンｊｊセゾト ５・・・紀伸爪為 ａ・−第ｆの巷禾Ｊワール ｆ４−゛−第２のＡト敗リす−ル ］−一反Ｍ型センブ 々−午イクヅシ Ａ 第 図 菓 図 稟 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンと、このプラテンと対抗する位置に配置
   された印字ヘッドと、この印字ヘッドと前記プラテンと
   の間に配置された多数回記録が可能なインクリボンと、
   このインクリボンを収納するインクリボンカセットと、
   前記インクリボン上に塗布されたインクが転写される記
   録用紙と、前記インクリボンカセットおよび前記印字ヘ
   ッドを保持し、前記プラテンに沿って移動するキャリッ
   ジと、このキャリッジ内に設けられ、前記キャリッジが
   前記プラテンに沿う第１の印字方向に移動して印字が行
   われる際に前記インクリボンを前記第１の印字方向と逆
   方向に巻取るための第１の巻き取りリールと、前記キャ
   リッジ内に設けられ、前記キャリッジが前記第１の印字
   方向と逆方向である第２の印字方向に移動して印字が行
   われる際に前記インクリボンを前記第２の印字方向と逆
   方向に巻取るための第２の巻き取りリールと、前記イン
   クリボンの端を検出するための終端検出装置と、現在の
   印字方向を記憶するための記憶装置とによって構成した
   シリアル熱転写記録装置。
2. （２）印字ヘッドとしてサーマルヘッドを用い、このサ
   ーマルヘッドは、基板の縁にこの基板と４５度の角度を
   なす傾斜面を設け、この傾斜面上に発熱体群を形成して
   構成したことを特徴とする請求項１記載のシリアル熱転
   写記録装置。