JPH02277983A

JPH02277983A - キャンド内接ギヤポンプ

Info

Publication number: JPH02277983A
Application number: JP9755589A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Konishi; 義昭小西
Original assignee: Nikkiso Co Ltd
Current assignee: Nikkiso Co Ltd
Priority date: 1989-04-19
Filing date: 1989-04-19
Publication date: 1990-11-14
Anticipated expiration: 2009-06-01
Also published as: JPH0641755B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、キャンド内接ギヤポンプに係り、特にキャ
ントンモータ内部に内接ギヤポンプを液密に収納し、ア
ウターギヤ外周にロータを装着してこれを直接駆動する
よう構成したキャンド内接ギヤポンプに関する。

［従来の技術］一般に高温液を取扱うキャンドモータポンプは、ポンプ
取扱い液の一部をキャンドモータ部のモータロータ室内
に循環供給してモータ部の冷却およびベアリングの冷却
を行っている。

この場合、キャンドモータポンプはポンプ部とモータ部
とで構成され、これらは相互間を熱的に分離するためア
タプタを介して軸方向に接続されている。

すなわち、モータ部は、一対の軸受けで回転可能に支持
されロータ軸の中央にロータ組立を支持し、その外周に
所定の間隔をもって対接して設けられたステータ組立と
、さらにこのステータ組立ての外周壁に設けられた熱交
換器とで構成される。

また、ポンプ部は、吸込口と吐出口とを備えたポンプケ
ーシング内にロータ軸の一端を延在させ、これに取付け
られたインペラを配設することにより基本的に構成され
る。

そして、ロータ室内に設けられた補助インペラによって
昇圧された液は熱交換器内に導入され、ここで冷却され
たに液は後部軸受はハウジングを介してロータ室内に供
給され、ここで後部軸受けを潤滑した後、ステータ組立
とロータ組立の間隙を流過してモータの冷却を行い、さ
らに前部軸受けの潤滑を行って補助インペラの吸込み部
に戻り、これによりモータ部内の循環系が構成される。

一方、前述したキャンドモータポンプより高圧特性を有
するものとしてギヤポンプが使用されており、一般にギ
ヤポンプは内接型、外接型ともに軸封部を有し、特殊の
ものとして第３図に示すようなマグネット駆動による外
接型ギヤポンプがある。

すなわち、この種のギヤポンプ１０は駆動ギヤ１２と従
動ギヤ１４をケーシング１６内で噛合させ、駆動ギヤの
回転により送液を行う軸封部を有しない型式のもので、
この場合、前記駆動ギヤ１２は動力伝達のため、図に示
すようにモータ１８、カップリング２０、マグネジ１ヘ
カツプリング２２が軸方向に接続された構成となる。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、このようなギヤポンプは駆動ギヤが動力
源と軸方向に接続されるため、軸方向寸法が長くなり、
ポンプ本体に比して他の動力源側が占める空間が大きく
なる難点を有していた。

従って、本発明の目的は、モータゲージング内にステー
タを液密に装着し、このステータ内に所定の間隔をもっ
て対接すべくアウターギヤの外周にロータを装着すると
共にこのアウターギヤに面心位置で噛合するインナーギ
ヤとの組合わせからなる内接ギヤを配設することにより
、ギヤポンプをキャンド化し、軸封部を廃止する共に軸
方向の寸法を大幅に短縮しコンバクｌ−化することので
きるキャンド内接ギヤポンプを提供するにある。

［課題を解決するための手段］前記の目的を達成するため、本発明においては、モータ
ケーシング内部に装着されたステータに対し、その内側
に半径方向に所定の間隔をもってこれと対接すべく外周
にロータを装着しなアウターギヤとこのアウターギヤ内
で噛合するインナーギヤとを組合せてなる内接ギヤを配
設し、さらにこの内接ギヤの両端面を閉塞板で液密に閉
塞し、この閉塞板の何れか一方に前記内接ギヤと連通ず
る吸入、吐出ポートを設けた内接ギヤポンプからなり、
前記閉塞板はフロントケーシングとりャゲーシングとを
備え、前記両ケーシングと前記内接ギヤポンプの両側面
間に円盤状のスラスト軸受を配設し、さらに前記両ケー
シングに前記支持軸の両端を固定すると共にこの支持軸
にラジアル軸受を介して前記インナーギヤを回転可能に
支承し、昇圧された吐出側の取扱液の一部を前記ロータ
、ステータ間を流過すると共に前記各軸受部を潤滑して
吸入側に戻す給液路を設けるよう構成することを特徴と
する。

この場合、前記スラスト軸受はフロントベアリングおよ
びリヤベアリングとからなり、前記リヤベアリングとり
ャゲーシング間の接合面に空間部を形成する共にこの空
間部と内接ギヤポンプ内の室とを連通させ、前記空間部
の圧力により前記内接ギヤ側面にリヤベアリングを押圧
して前記内接ギャボング内の室を閉塞するよう構成すれ
ば好適である。

また、前記フロントケーシングには、このフロントケー
シングに設けられた吸入ポートに前記ロータとステータ
間の隙間に連通ずる連通路および前記支持軸とラジアル
軸受間に連通ずる連通路を設けると共に、前記リヤケー
シングには前記空間部に前記ロータとステータ間の隙間
と連通させる連通路を設けてなり、昇圧された吐出側の
取扱液の一部を低圧の吸入側に循環するよう構成するこ
ともできる。

［作用］本発明に係るキャンド内接型キヤポンプによれば、モー
タケーシング内に液密に装着したステータ内に所定の間
隔をもって対接すべく外周にロータを装着したアウター
ギヤとこのアウターギヤに内接するインナーギヤとの組
合わせからなる内接ギヤを配設するよう構成することに
より、内接型ギヤポンプはアウターギヤの駆動によりこ
れと偏心位置で内接しているインナーギヤか従動回転し
、これに伴ってポンプ作用を行う。

すなわち、吸込口ポートより流入しな取扱液はアウター
ギヤとインナーギヤとで構成される間隙内で昇圧され吐
出ポートから吐出される。

この場合、吐出側の昇圧された取扱液の一部はロータ、
ステータ間を流過してモータ部を冷却すると共に前記各
軸受部を潤滑して吸入側に戻り、同時に吐出側の取扱液
の一部は内接ギヤポンプの両側面を支持するスラスト軸
受であるリヤベアリングとリヤケーシングとの空間部に
流入し、その圧力でリヤベアリングをアウターギヤの側
面に押圧することにより、ベアリング表面からのリーク
を抑制することができる。

［実施例］次に、本発明に係るキャンド内接ギヤポンプの実施例に
つき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図は、本発明に係る第１の実施例を示すキャンド内
接ギヤポンプの断面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ
断面図である。

弁体を回転駆動する駆動部の出力軸と中間軸を介して軸
方向摺動可能に接続構成しなものである。

すなわち、第１図において、２４は内部にステータ２６
を装着した円筒状のモータケーシングを示し、前記ステ
ータ２６の内側には円筒状のステータキャン３０か装着
され、その両側はリング状のエンドプレート３２．３４
で液密に閉塞される。

そして、このステータキャン３０の内側には内接ギヤポ
ンプ３６が配設される。

すなわち、この内接ギヤポンプ　３６は内部に内歯を形
成したアウターギヤ３８と、このアウターギヤ３８の内
歯に偏心位置で噛合すべく外周に外歯を形成したインナ
ーギヤ４０とで基本的に構成される。

この場合、円筒状に形成されたアウターギヤ３８の外周
と前記ステータキャン３０の内周との間には所定の間隔
か形成され、このアウタ−ギヤ３８の外周にはロータ２
８が一体的に装着される。

一方、前記アウターギヤ３８と内接するインナーギヤ４
０は中央に穿設された貫通穴４２内に焼結合金等で成形
された円筒状のラジアル軸受４４が嵌入される。

そして、このように構成された一組の内接ギヤ３８．４
０の両側面は前記モータケーシング２４の両側面をガス
ケット４６．４８を介して取付けられた閉塞板であるフ
ロントケーシング５０およびリヤケーシング５２で液密
に閉塞される。

さらに、前記各閉塞板４６．４８と一組のインナーギヤ
４０とアウターギヤ３８の両側面の間には円盤型のスラ
スト軸受５４．５６が配設され、内接ギヤポンプ３６の
スラスト方向の移動を規制している。

また、前記各閉塞板５０．５２の対接する面にはそれぞ
れ有底穴５８．６０が穿設されこの穴５８．６０内に支
持軸６２の両端が嵌入されその一端は止めネジ６４で固
定される。

この場合、第２図に示すように前記インナーギヤ４０は
前記支持軸６２により軸受４４を介して回転自在に支持
され、インナーギヤの回転中心はアウターギヤの回転中
心に対し信心量αだけ偏心した位置に設けられる。

従って、−組の内接ギヤポンプ３６内には取扱い液を収
容する空間部６６が形成される。

そして、前記フロントケーシング５０には前記内接ギヤ
３６の噛合部に向けてそれぞれ吸入ポート６８および吐
出ポート７０が設けられ、吸入ポート６８は内接ギヤ３
６内に常に形成される空間部６６に前記フロントベアリ
ング５４を貫通して連通し、また吐出ポート７０は前記
内接ギヤ３６噛合部の最少隙間部に向はフロントベアリ
ング５４を貫通して連通している。

一方、前記フロントケーシング５０には前記吸入ポート
６８から前記ステータキャンとロータ間の間隙に連通ず
る連通路７２およびラジアル軸受４４の回転部分に連通
ずる連通路７４．７６かそれぞれ設けられる。

さらに、リヤケーシング５２にはこのリヤケーシング５
２とリヤベヤリング５６との接合部間に空間部１８を形
成すると共に、この空間部１８に前記内接ギヤ３６噛合
部の最少隙間部に連通ずる連通路８０が設けられる。

そして、この連通路８０には前記ステ−タキャン３０と
ロータ２８間の間隙に連通すべく前記支持軸６２辺止め
ネジ６４と共通の孔を連通路８２とし、さらに、前記空
間部７８は支持軸６２の切欠き部８４で形成されラジ　
アル軸受４４と支持軸６２との回転摺動部に連通ずる連
通路８４に連通している。

このようにして、取扱液の一部によりモータ部の冷却と
共に軸受部の潤滑を行う循環系が構成される。

すなわち、吐出−１の取扱液の一部はリヤベアリング５
６とリヤケーシング５２との空間部７８内に流入したの
ち、連通路８２を介して前記ステータキャン３０とロー
タ２８間の間隙を流過して吸入側に戻り、これによりモ
ータ部の冷却を行う。

さらに、リヤベアリング５６後方の空間部７８に流入し
た吐出流体の一部の圧力により前記リヤベアリングをア
ウターギヤの側面を押圧してベアリング表面からのリー
クを抑制する。

また、吐出流体の一部はリヤベアリング５６後方の空間
部７８より、支持軸６２の切欠部で形成される連通路８
４を通して支持軸６２とラジアル軸受４４の回転摺動部
分を経て支持軸６２の連通ｆｌ＠７６および７４を経て
吸入ポート６８へ戻り、これによりラジアル軸受４２の
潤滑が行なわれる。

このようにして、例えばトロコイドポンプあるいはバイ
キングポンプのような内接ギヤポンプをキャンド化する
ことができると共に、キャンドギャポンプの軸方向寸法
の大幅な短縮が達成できる。

［発明の効果］前述した実施例から明らかなように、本発明に係るキャ
ンド内接ギヤポンプは、モータケーシンク内に液密に装
着したステータ内に所定の間隔をもって対接すべく外周
にロータを装着したアウターギヤとこのアウターギヤに
偏心位置で内接するインナーギヤとの組合せからなる内
接ギヤを収納するよう構成することにより、軸封部を廃
止できると共にギヤポンプの軸方向の寸法が大幅に短縮
されてコンパクト化か実現でき、ポンプ取付は面積の省
スペース化が達成できる。

さらに従来のキャンドモータポンプでは得られない高温
、高圧の取扱液を扱うことができるなめ、ポンプの使用
領域がさらに拡張できる効果を奏する。

以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明のキャンド内接ギヤポンプの構造は前述の実施例に限
定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内に
おいて種々の設計変更をなし得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のキャンド内接ギヤポンプに係る一実施
例を示す内接ギヤポンプの断面図、第２図は第１図のＡ
−Ａ（！７ｒ面図、第３図は従来のマグネット駆動によ
る外接型ギヤポンプの全体組立図である。１０・・・ギヤポンプ　　　１２・・・駆動ギヤ１４・
・・従動ギヤ　　　　１６・・・ケーシング１８・・・
モータ　　　　　２０・・・カップリング２２・・・マ
グネットカップリング２４・・・モータケーシング２６・・・ステータ　　　　２８・・・ロータ３０・・
・ステータキャン３２３４・・・エンドプレート３６・・・内接ギヤポンプ３８・・・アウターギヤ　　４０・・・インナーギヤ４
４・・・ラジアル軸受　　４６．４８・・・ガスケツト
５０・・・フロントケーシング５２・・・リヤケーシング５４．５６・・・スラスト軸受５８、６０・・・六　　　　　６２・・・支持軸６４・
・・止めネジ　　　　Ｇ６．７８・・・空間部６８・・
・吸入ポート　　　７０・・・吐出ポート？２．７４．
７０，８０，８２．８４・・・連通路二面の浄書（内容
に変更なし）手続ネ甫正書（）１ヱ（）平成１年６月５日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）モータケーシング内部に装着されたステータに対
し、その内側に半径方向に所定の間隔をもってこれと対
接すべく外周にロータを装着したアウターギヤとこのア
ウターギヤ内で噛合するインナーギヤとを組合せてなる
内接ギヤを配設し、さらにこの内接ギヤの両端面を閉塞
板で液密に閉塞し、この閉塞板の何れか一方に前記内接
ギヤと連通する吸入、吐出ポートを設けた内接ギヤポン
プからなり、前記閉塞板はフロントケーシングとリヤケーシングとを
備え、前記両ケーシングと前記内接ギヤポンプの両側面
間に円盤状のスラスト軸受を配設し、さらに前記両ケー
シングに前記支持軸の両端を固定すると共にこの支持軸
にラジアル軸受を介して前記インナーギヤを回転可能に
支承し、昇圧された吐出側の取扱液の一部を前記ロータ
、ステータ間を流過すると共に前記各軸受部を潤滑して
吸入側に戻す給液路を設けるよう構成することを特徴と
するキャンド内接ギヤポンプ。
（２）前記スラスト軸受はフロントベアリングおよびリ
ヤベアリングとからなり、前記リヤベアリングとリヤケ
ーシング間の接合面に空間部を形成する共にこの空間部
と内接ギヤポンプ内の室とを連通させ、前記空間部の圧
力により前記内接ギヤ側面にリヤベアリングを押圧して
前記内接ギヤポンプ内の室を閉塞するよう構成してなる
請求項１記載のキャンド内接ギヤポンプ。
（３）前記フロントケーシングには、このフロントケー
シングに設けられた吸入ポートに前記ロータとステータ
間の隙間に連通する連通路および前記支持軸とラジアル
軸受間に連通する連通路を設けると共に、前記リヤケー
シングには前記空間部に前記ロータとステータ間の隙間
と連通させる連通路を設けてなり、昇圧された吐出側の
取扱液の一部を低圧の吸入側に循環するよう構成してな
る請求項２記載のキャンド内接ギヤポンプ。