JP2004176704A - ギヤポンプ - Google Patents

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Yoshio Miyake
良男 三宅
Eiji Tsutsui
栄治 筒井
Hiroshi Uchida
博 打田
Yasutaka Konishi
康貴 小西
Kazuhiro Kaneda
一宏 金田
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Abstract

【課題】極小流量・小出力の領域での使用に適し、耐久性に優れ、構造が簡単で、小型・コンパクトであり、且つ生産性の良好なギヤポンプを提供すること。
【解決手段】筒状のモータ固定子11と、モータ回転子12と、駆動歯車47と、従動歯車48を具備するギヤポンプにおいて、外ケーシング41を設け、該外ケーシング41の内部に2つ以上の部材(内ケーシング本体44、サイドプレート45,46)から構成される内ケーシング43を設け、該内ケーシング43の内部に駆動歯車47と従動歯車48を収容し、外ケーシング41に取扱液をモータ回転子室20に導く流路を設け、該モータ回転子室20に該取扱液を吐き出す吐出口16を設け、モータ固定子11の内周を覆う固定子キャン22を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はギヤポンプに係り、特にモータと一体に構成される高機能化と高性能化を図ったギヤポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小流量の割に高い圧力が求められる用途、特に、毎分1リットル以下の流量範囲で使用されるポンプ用途には、ギヤポンプが多く使用されている。これは、遠心式ポンプ(非容積式ポンプ)では、比速度Nsの値が極めて小さな値となる領域であり、実際上の設計対応が困難であることが一因である。例えば、流量が毎分1リットル、揚程が10メートルの遠心式ポンプを毎分12000回転の回転速度で設計した場合、比速度Nsの値が67(m/min,m,min−1)となる。一般に比速度Nsの値が70以下になると遠心式ポンプの効率が著しく低下することが知られている。なお、この場合の羽根車外径は25mm程度となる。
【0003】
ギヤポンプ(外歯式)は、例えば特許文献1,2に示すように、潤滑油ポンプ、燃料ポンプなどとして広く用いられている。互いに噛み合う一対の歯車とポンプケーシングの内周壁とで作られる空間に閉じ込められた流体は、歯車の回転によって吸込側から吐出側に運ばれる。この空間が吐出側から吸込側に戻るときには、この空間に他方の歯車の歯が侵入して流体を追出すから、流体は回転する歯車の歯とともに吸込側に戻ることができず吐出口から外に吐き出される。
【0004】
従来のギヤポンプは、ポンプ部分にメカニカルシールなどの軸封装置を備えているものが大半であった。このため、軸動力が10W以下の極小容量のポンプでは、軸動力の多くを軸封装置の摺動トルクによって消費してしまい、総合効率が必ずしも良好でなかった。他方、小規模の各種冷却装置などでは、長寿命化・メンテナンスフリー化のニーズが高まってきており、このため、装置に搭載されたポンプについても、メカニカルシールなどの消耗部品の無い、長寿命な製品が望まれるようになってきた。そして、このような用途ではポンプが常時連続で運転される場合が多く、このため、省エネルギー化の観点から高効率のギヤポンプが求められている。
【0005】
また、潤滑油や燃料用のポンプの場合は、水に比較して取扱液の粘性が高く、且つ、電気絶縁性も良好なため、各部の耐久性を確保しやすいが、最近増えている純水・超純水を用いたシステムでは、特に耐久性の確保が難しかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−27031号公報
【特許文献2】
特開2000−320471号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、極小流量・小出力の領域での使用に適し、耐久性に優れ、構造が簡単で、小型・コンパクトであり、且つ生産性の良好なギヤポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、駆動歯車と、駆動歯車と噛み合うことで回転する従動歯車とを具備するギヤポンプにおいて、ポンプ吸込口又はポンプ吐出口の少なくとも一方を備えた外ケーシングを設け、該外ケーシングの内部に2つ以上の部材から構成される内ケーシングを設け、該内ケーシングの内部に前記駆動歯車と従動歯車を収容したことを特徴とする。
【0009】
ギヤポンプに上記のように外ケーシングの内部に2つ以上の部材で構成される内ケーシングを設け、内ケーシングの内部に駆動歯車と従動歯車の2つの歯車を収容する構成を採用することにより、内ケーシングを、寸法精度を必要とする2つの歯車による昇圧構造部分とその周囲を構成する部分とに分割することができ、寸法精度を必要とする昇圧構造部分の加工が容易となり、生産性の向上を図ることが可能となる。且つ、外ケーシングと内ケーシングを異材質とすることができ、2つの歯車との摺接に十分耐え得る耐摩耗性を有する高価な材料は内ケーシングのみに用い、外ケーシングには安価な材料を用いることができ、コスト低減に貢献する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のギヤポンプにおいて、内ケーシングと外ケーシングの軸方向の隙間に気密性を有する弾性体を介在させたことを特徴とする。
【0011】
上記のように内ケーシングと外ケーシングの軸方向の隙間に弾性体を介在させたことにより、内ケーシングと外ケーシングとの隙間からの液漏れを防止することができ、ギヤポンプにおける性能や効率の向上を図ることができる。また、各部品寸法や組み立て精度に多少のバラツキが生じたり、内ケーシングと外ケーシングを異材質とすることによる線膨張による隙間寸法の変化があったとしても、弾性体の締め代によってこのバラツキや寸法変化を吸収することができるため、液漏れや機械的応力の増大を防ぎ、ギヤポンプの性能や効率に及ぼす影響を少なく抑えることができる。そして、個体差のない安定した性能を有するギヤポンプを提供することが可能となる。なお、弾性体としては各種ゴムの他に樹脂エラストマーや液状ガスケットの類も含まれる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のギヤポンプにおいて、内ケーシングは内ケーシング本体及びサイドプレートを具備し、該サイドプレートに駆動歯車と従動歯車を支承する軸受部を設け、該内ケーシング本体を該駆動歯車及び従動歯車の外周部と適切な隙間を確保して該サイドプレートと位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
上記のように内ケーシングを内ケーシング本体とサイドプレートで構成することにより、駆動歯車と従動歯車の2つの歯車の歯幅と、内ケーシング本体の寸法とを調整することで、2つの歯車の歯側面と内ケーシング本体及びサイドプレートの隙間を適切に管理することができ、ギヤポンプにおける性能や効率の向上を図ることができる。
【0014】
また、サイドプレートに駆動歯車と従動歯車を支承する軸受部を設け、該内ケーシング本体を該駆動歯車及び従動歯車の外周部と適切な隙間を確保して該サイドプレートと位置決めする位置決め手段を設けることにより、2つの歯車と内ケーシングとの接触を防止でき、また、歯車及び内ケーシングに傷や変形が発生してしまうことを防止でき、ギヤポンプの性能や効率に悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。また、2つの歯車と、内ケーシング本体と、サイドプレートは位置決め手段により常時固定され、外ケーシングによる支承がなくとも、内ケーシング本体とサイドプレートとが分割されることなく、ポンプ運転時の状態を保つことができる。このため、ポンプ故障時には内ケーシング部分のみの交換により対応することができ、生産時の性能試験も内ケーシングのみにて簡易的に行うことで、生産性の向上を図ることができる。
【0015】
また、性能及び要項(流量・揚程)の変化に応じて、内ケーシング部分のみの交換により対応することも可能となる。なお、位置決め手段としては一般の位置決め平行ピンを用いることや、内ケーシング本体及びサイドプレートに凹凸部を設けて嵌め合わせるようにしてもよい。内ケーシング及びサイドプレートを樹脂成形によって製作する際には凹凸部を設けて嵌め合わせることで部品点数の削減、組み立ての容易さという観点から非常に有利である。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のギヤポンプにおいて、駆動歯車及び従動歯車と、内ケーシング本体及び/又はサイドプレートを同一材料で構成することを特徴とする。
【0017】
上記のように駆動歯車及び従動歯車と、内ケーシング本体及び/又はサイドプレートを同一材料で構成することにより、駆動歯車及び従動歯車と内ケーシングを構成する材料の線膨張の影響を防ぐことができる。駆動歯車及び従動歯車と内ケーシングは取扱液やギヤポンプ運転時のモータの発熱による温度変化の影響を受け易く、駆動歯車及び従動歯車と内ケーシングは温度に応じて線膨張する。駆動歯車及び従動歯車と内ケーシング本体及びサイドプレートの隙間の変化は性能や効率に極めて大きく影響する。また、駆動歯車及び従動歯車を支承する軸受間の距離が変化すると、駆動歯車と従動歯車の噛み合わせ量にも変化が生じる。これらの線膨張の影響を防ぐことでギヤポンプの性能や効率を安定させることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、筒状のモータ固定子と、該モータ固定子の内側に配置されるモータ回転子と、該モータ回転子の回転軸の一端に連結された駆動歯車と、該駆動歯車と噛み合うことで回転する従動歯車を具備するギヤポンプにおいて、ポンプ吸込口又はポンプ吐出口の少なくとも一方を備えた外ケーシングを設け、該外ケーシングの内部に2つ以上の部材から構成される内ケーシングを設け、該内ケーシングの内部に駆動歯車と従動歯車を収容し、外ケーシングに取扱液をモータ回転子室に導く流路を設け、該モータ回転子室に該取扱液を吐き出す吐出口を設け、モータ固定子の内周を覆うキャンを設けたことを特徴とする。
【0019】
ギヤポンプを上記のように構成することにより、メカニカルシール等の軸封装置を使用しないから、機械ロスが無く、且つ耐久性にも優れたギヤポンプを実現できる。また、モータ回転子室には取扱液が満たされる構造となっており、モータ回転子室内に設けられた滑り軸受は取扱液によって効果的に潤滑され、耐久性が確保される。この際にモータ回転子室に空気等の気体が残留していると、遠心作用によって気体が軸心に集まり、軸受摺動部の潤滑が阻害されるが、ここでは取扱液がモータ回転子室を通過する構造であるため、気体がモータ回転室に残留すること無く、軸受の潤滑は良好な状態が維持される。また、吐出口を軸心から偏心した位置に設けることにより、ポンプを縦置き、横置きのいずれの向きに設置しても、吐出口を介してモータ回転子室から気体が容易に抜ける。
【0020】
また、モータを、モータ回転子にネオジウム製の永久磁石を使用したDCブラシレスモータとし、モータ回転子の外周及びモータ固定子の内周をポリカーボネート等の樹脂材からなるキャンで覆うことにより、キャンに渦電流が発生することなく、モータは高効率となる。モータ回転子の外周に設けたキャンは永久磁石が錆びないようにするためであり、モータ固定子の内周に設けたキャンは取扱液が巻線部分に浸入しないようにするためのものである。このように構成することにより、電気絶縁性の低い液体、例えば純水の使用が可能となっている。なお、モータ固定子の内側では、取扱液との間で熱の授受が行われる。即ち、取扱液が常温レベルの場合、モータ固定子は良好に冷却される。
【0021】
請求項6に記載の発明は、駆動歯車と、該駆動歯車と噛み合うことで回転する従動歯車とを備えたギヤポンプにおいて、ポンプ吸込口又はポンプ吐出口の少なくとも一方を備えた外ケーシングを設け、内ケーシング本体とサイドプレートとを具備する内ケーシングを前記外ケーシングの内部に設け、前記内ケーシングの内部に前記駆動歯車及び従動歯車を収容し、取扱液の圧力を前記駆動歯車の両軸端及び前記従動歯車の両軸端に軸方向から作用させるように構成したことを特徴とする。
【0022】
このように構成することで、駆動歯車及び従動歯車のそれぞれの両軸端に、取扱液の圧力を与えることができる。従って、駆動歯車及び従動歯車の歯側面とサイドプレートとの隙間を適切に管理することができ、ギヤポンプの性能及び効率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るギヤポンプの構成を示す縦断面図である。ギヤポンプはモータ部10とポンプ部40を具備する。モータ部10は、筒状のモータ固定子11と、該モータ固定子11内に例えばネオジウム製の永久磁石13を使用したモータ回転子12が配置されたDCブラシレスモータである。モータ固定子11の巻線には図示しない駆動用ドライバ(インバータ)から電力供給用のリード線を介して電力が供給されるようになっている。
【0024】
モータ固定子11の外周部には例えばステンレス合金製の筒状のモータフレーム14が嵌着されており、該モータフレーム14の両開放端には、ステンレス合金製のポンプケーシングである外ケーシング41とステータ側板15が取り付けられている。ステータ側板15には吐出口16と反負荷側軸受17を備えたステンレス合金製の軸受ブラケット18が固定されている。外ケーシング41のモータ側には、負荷側軸受19が設けられている。なお、反負荷側軸受17及び負荷側軸受19は所謂滑り軸受であり、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)若しくはPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの樹脂材料によって製作されている。
【0025】
モータ固定子11の内周に設けられたモータ回転子室20は取扱液が満たされる構造となっており、該モータ回転子室20に設けられた反負荷側軸受17及び負荷側軸受19はこの取扱液によって効果的に潤滑され、耐久性が確保される。このとき該モータ回転子室20に空気等の気体が残っていると、遠心分離作用によって気体が軸芯に集まり、反負荷側軸受17及び負荷側軸受19の摺動部の潤滑が阻害されるが、ここでは取扱液がモータ回転子室20を通過する構造となっているため、気体がモータ回転子室20内に残留することが無く、反負荷側軸受17及び負荷側軸受19の潤滑は常に良好な状態が維持される。
【0026】
また、吐出口16は軸受ブラケット18の軸芯から偏心した位置に設けられているため、ギヤポンプを縦置き、横置きのいずれの向きに設置しても、気体は吐出口16を介してモータ回転子室20から容易に抜ける。
【0027】
モータ回転子12の外周及びモータ固定子11の内周には回転子キャン21、固定子キャン22がそれぞれ設けられ覆われている。該回転子キャン21及び固定子キャン22はポリカーボネート等の樹脂材料で構成されている。このように回転子キャン21及び固定子キャン22は非金属製のため、渦電流が発生せず、渦流損がないからモータは高効率となる。
【0028】
モータ回転子12の外周に設けた回転子キャン21は、取扱液によって永久磁石13が錆びないようにするためのものであり、モータ固定子11の内周に設けた固定子キャン22は、取扱液がモータ固定子11の巻線部分に浸入しないようにするためのものである。このように構成することで、電気絶縁性の低い液体、例えば純水の使用が可能となっている。なお、モータ固定子11の内側では、取扱液との間で熱の授受が行われる。即ち、取扱液が常温レベルである場合、モータ固定子11は良好に冷却される。
【0029】
モータ回転子12の永久磁石13の内周には、ステンレス合金からなるスリーブ23が接着剤で固定されている。そして、スリーブ23はセラミック製のモータ軸24に「焼嵌め」又は「圧入」によって固定されている。取扱液の外部漏洩、モータ固定子11への取扱液の浸入、及びモータ回転子12の永久磁石部への取扱液の浸入を防止するため、ステータ側板15と軸受ブラケット18の当接部、ステータ側板15と固定子キャン22の当接部、外ケーシング41と固定子キャン22の当接部、モータ回転子12のスリーブ23と回転子キャン21の当接部、及び永久磁石13の外ケーシング41側端面の外周部及び内周部の位置には、Oリング25,26,27,28,29がそれぞれ設けられている。
【0030】
図2乃至図4はポンプ部40の詳細を示す図で、図2は図1のA−A断面図、図3は縦断面図、図4は図3のB矢視図である。外ケーシング41の反モータ側に8角形の内ケーシングハウジング42が設けられており、この内ケーシングハウジング42内に内ケーシング43が装填されている。内ケーシング43の1つの外周辺は内ケーシングハウジング42に当接し、反対側の外周辺と内ケーシングハウジング42との間には、0.2〜1mm程度の隙間が設けられている。本実施形態では、内ケーシング43が内ケーシング本体44と2枚のサイドプレート45,46からなり、該内ケーシング本体44を挟み込むようにサイドプレート45,46が当接され、内部には駆動歯車47と、該駆動歯車47と噛み合うことで回転する従動歯車48が収容されている。駆動歯車47と従動歯車48はPEEK等の樹脂材料やジルコニア等のセラミック材料で構成される。なお、内ケーシング本体44と、サイドプレート45,46のいずれか一方とを一体的に構成してもよい。
【0031】
このような構成において、駆動歯車47及び従動歯車48の歯幅と内ケーシング本体44の厚さとを調整することで、駆動歯車47と従動歯車48の2つの歯車の歯側面とサイドプレート45,46との隙間を適切に管理することができ、ギヤポンプにおける性能や効率の向上を図ることができる。サイドプレート45,46には駆動歯車47と従動歯車48を支承する軸受部を設け、内ケーシング本体44が駆動歯車47と従動歯車48の歯車外周部と適切な隙間を確保できるように内ケーシング本体44とサイドプレート45,46は位置決め平行ピン49,50を用いて位置決めされている。このように構成することによって、駆動歯車47と従動歯車48の2つの歯車と内ケーシング43との接触を防止でき、また、歯車及び内ケーシング43に傷や変形が発生してしまうことが防止でき、ギヤポンプの性能や効率に悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。
【0032】
また、駆動歯車47と従動歯車48の2つの歯車と、内ケーシング本体44と、サイドプレート45,46は位置決め平行ピン49,50により常時固定され、外ケーシング41による支承がなくとも、内ケーシング本体44とサイドプレート45,46とが分割されることなく、ポンプ運転時の状態を保つことができる。このため、ポンプ故障時には、内ケーシング43部分の交換により対応することができ、また、生産時の性能試験も内ケーシング43のみにて簡易的に行うことができ、生産性の向上を図ることができる。また、性能及び要項(流量・揚程)の変化に応じて、内ケーシング43部分の交換により対応することも可能となる。
【0033】
なお、位置決め手段としては、位置決め平行ピン49,50に限定されるものではなく、例えば内ケーシング本体44及びサイドプレート45,46に凹凸部を設け、嵌め合わせてもよい。内ケーシング本体44及びサイドプレート45,46を樹脂成形によって製作する場合は、凹凸部を設けて嵌め合わせることで部品点数の削減、組み立ての容易さという観点から、非常に好都合である。
【0034】
内ケーシング43と外ケーシング41の軸方向の隙間にはゴムのような弾性体51,52を設けている。このようにゴムのような弾性体51,52を設けることにより、内ケーシング43と外ケーシング41との隙間からの液漏れを防止することができ、ギヤポンプにおける性能や効率の向上を図ることができる。また、各部品寸法や組み立て精度に多少のバラツキが生じていても、弾性体の締め代によって寸法を吸収することができるため、ギヤポンプの性能や効率に及ぼす影響を少なく抑えることができ、個体差のない安定した性能を有するギヤポンプを提供できる。
【0035】
なお、気密性を有する弾性体51,52には、各種ゴムの他に樹脂エラストマーや液状ガスケットの類も含まれる。内ケーシング43のサイドプレート46に設けられた吸込口53に対応して、ケーシングカバー54にも吸込口55が設けられている。また、サイドプレート45には吐出口58が設けられている。外ケーシング41とケーシングカバー54の当接部にはOリング56が設けられている。ケーシングカバー54から軸受ブラケット18までの各部品は、通しボルト57によって互いに締め付けられ固定されている。
【0036】
次に、本発明の第2の実施形態について図5及び図6を参照して説明する。図5は本発明の第2の実施形態に係るギヤポンプの構成を示す縦断面図である。図6(a)は図5に示すポンプ部の横断面図であり、図6(b)は図5に示すポンプ部の縦断面図である。なお、本実施形態において特に説明しない構成及び作用は第1の実施形態と同様であるので重複する説明を省略する。
【0037】
図6(a)及び図6(b)に示すように、サイドプレート45,46には、駆動歯車47及び従動歯車48のそれぞれの軸部を支承する貫通孔45a,45b,46a,46bが形成されている。吸込側(反モータ側)に配置されたサイドプレート46には取扱液を駆動歯車47及び従動歯車48に導入する吸込口53が形成されている。吐出側(モータ側)に配置されたサイドプレート45には、駆動歯車47及び従動歯車48によって昇圧された取扱液を吐出する吐出口58が形成されている。吸込口53と吐出口58とは、駆動歯車47及び従動歯車48に関して互いに対称的な位置に配置されている。サイドプレート46には、吐出口58と同軸上に流路46cが設けられており、駆動歯車47及び従動歯車48によって昇圧された取扱液の一部が流路46cに流入するようになっている。
【0038】
サイドプレート46とケーシングカバー54(図5参照)との間には弾性体52が配置され、サイドプレート45と外ケーシング41との間には弾性体51が配置されている。吸込側に配置された弾性体52のサイドプレート46と当接する面には凹部52aが設けられている。この凹部52aは、サイドプレート46の貫通孔46a,46bが凹部52aの位置で開口するように形成されている。そして、凹部52a、サイドプレート46、駆動歯車47の吸込側の軸端47a、及び従動歯車48の吸込側の軸端48aとにより加圧室100が構成されている。この加圧室100は流路46cに連通しており、駆動歯車47及び従動歯車48によって昇圧された取扱液は流路46cを介して加圧室100に導入されるようになっている。
【0039】
吐出側に配置された弾性体51には、サイドプレート45の貫通孔45bと同軸上に通孔51aが形成されている。そして、通孔51a、サイドプレート45、従動歯車48の吐出側の軸端48b、及び外ケーシング41により加圧室110が構成されている。この加圧室110は、吐出口58から吐出された取扱液をモータ回転子室20(図5参照)に導く取扱液導入路41aに連通している。従って、駆動歯車47及び従動歯車48によって昇圧された取扱液は、取扱液導入路41aを介して加圧室110に導入されるようになっている。
【0040】
図5に示すように、モータ軸24の吐出側の端部24aには加圧室120が設けられている。この加圧室120は、モータ軸24の吐出側の端部24aと軸受ブラケット18とによって画成されている。軸受ブラケット18には通孔18aが設けられており、この通孔18aを介して加圧室120とモータ回転子室20とが互いに連通している。このような構成により、モータ回転子室20に流入した取扱液の一部は、通孔18aを介して加圧室120に導入されるようになっている。なお、モータ回転子室20に導入された取扱液の一部は、図示しない流路を介して液室99(図6(b)参照)に流入するようになっている。
【0041】
次に、本実施形態に係るギヤポンプの動作について説明する。
回転する駆動歯車47及び従動歯車48によって昇圧された取扱液は、吐出口58から吐出されて取扱液導入路41aに流入する。この時、取扱液の一部は通孔46cを介して加圧室100に導入される。従って、駆動歯車47の軸端47aと従動歯車48の軸端48aには、駆動歯車47及び従動歯車48によって昇圧された取扱液の圧力(以下、適宜、吐出圧力という)が軸方向(歯車側)に作用する。
【0042】
取扱液導入路41aを流れる取扱液の一部は加圧室110に導入され、これにより、従動歯車48の軸端48bに取扱液の吐出圧力が軸方向(歯車側)に作用する。取扱液導入路41aを介してモータ回転子室20に導入された取扱液は、モータ固定子11とモータ回転子12との間の隙間を流れ、モータ回転子室20内を満たした後、吐出口16から排出される。モータ回転子室20に導入された取扱液の一部は通孔18aを介して加圧室120に導入され、モータ軸24の端部24aに取扱液の吐出圧力が軸方向に作用する。ここで、モータ軸24は駆動歯車47の軸部に連結されているため、加圧室120内の取扱液の吐出圧力はモータ軸24を介して駆動歯車47の軸端47b(図6(b)参照)に軸方向(歯車側)に作用する。また、モータ回転子室20に導入された取扱液の一部は液室99を満たし、液室99内の取扱液の吐出圧力がモータ軸24の他方の端部に作用する。
【0043】
上述の場合において、取扱液が駆動歯車47の両軸端47a,47bを押圧する押圧力は互いに等しく、同様に、取扱液が従動歯車48の両軸端48a,48bを押圧する押圧力は互いに等しい。従って、駆動歯車47及び従動歯車48が吸込側又は吐出側のいずれか一方に押し付けられることなく、駆動歯車47及び従動歯車48の位置を安定的に保持することができる。このように、加圧室100,110,120を介して駆動歯車47の両軸端47a,47b及び従動歯車48の両軸端48a,48bに取扱液の吐出圧力が作用するため、駆動歯車47と従動歯車48の歯側面とサイドプレート45,46との隙間を適切に管理することができ、ギヤポンプの性能及び効率を向上させることができる。
【0044】
ここで、ギヤポンプの運転時には内ケーシング43の内圧が上昇するため、内ケーシング本体44とサイドプレート45,46との間に隙間が生じ、この隙間から取扱液が漏れ出してしまうことがある。本実施形態では、加圧室110を満たす取扱液は、サイドプレート46の吸込側の面を歯車側に押圧することになるため、内ケーシング43からの取扱液の漏出が防止され、ギヤポンプの性能及び効率を向上させることができる。
【0045】
なお、内ケーシング吐出側から内ケーシング吸込側に取扱液を導くための流路を外ケーシングに設け、これによって、駆動歯車及び従動歯車の軸端に取扱液の吐出圧力を作用させるようにしてもよい。また、本実施形態では、駆動源としてキャンドモータが用いられているが、マグネットカップリングにより駆動力を伝達するマグネット駆動式のギヤポンプにも本発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように各請求項に記載の発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0047】
請求項1に記載の発明によれば、ギヤポンプを外ケーシングの内部に2つ以上の部材から構成される内ケーシングを設け、内ケーシングの内部に駆動歯車と従動歯車の2つの歯車を収容する構成とするので、内ケーシングを、寸法精度を必要とする2つの歯車による昇圧構造部分とその周囲を構成する部分とに分割することができ、寸法精度を必要とする昇圧構造部分の加工が容易となり、生産性の向上を図ることが可能なギヤポンプを提供できる。また、高価な材料は内ケーシングのみに、外ケーシングには安価な材料を用いることができ、コストを低減することが可能となる。
【0048】
請求項2に記載の発明によれば、内ケーシングと外ケーシングの軸方向の隙間に気密性を有する弾性体を介在させたことにより、液漏れや機械的応力の増大を防ぎ、ギヤポンプの性能や効率に及ぼす影響を少なく抑えることができ、個体差のない安定した性能を有するギヤポンプを提供することができる。
【0049】
請求項3に記載の発明によれば、内ケーシングを内ケーシング本体とサイドプレートで構成することにより、駆動歯車と従動歯車の2つの歯車の歯側面と内ケーシング本体及びサイドプレートの隙間を適切に管理することができ、性能や効率の向上を図ることができるギヤポンプを提供することができ
る。
【0050】
また、内ケーシング本体を該駆動歯車及び従動歯車の外周部と適切な隙間を確保して該サイドプレートと位置決めする位置決め手段を設けるので、2つの歯車と内ケーシング本体との接触を防止でき、歯車及び内ケーシングに傷や変形が発生してしまうことを防止できる。また、ポンプ故障時には内ケーシング部分のみの交換により対応することができる。そして、生産時の性能試験も内ケーシングのみにて簡易的に行うことができるので、更に生産性の向上を図ることが可能なギヤポンプを提供することができる。
【0051】
請求項4に記載の発明によれば、駆動歯車及び従動歯車と、内ケーシング本体及び/又はサイドプレートを同一材料で構成することにより、駆動歯車及び従動歯車と内ケーシングを構成する材料の線膨張の影響を防ぐことができ、性能や効率の安定したギヤポンプを提供することができる。
【0052】
請求項5に記載の発明によれば、メカニカルシール等の軸封装置を使用しないから、機械ロスがなく、且つ耐久性にも優れたギヤポンプを提供することができる。モータ回転子室には取扱液が満たされ通過する構造であるから、モータ回転子室内に設けられた滑り軸受は取扱液によって効果的に潤滑される。また、モータ固定子の内側では、取扱液との間で熱の授受が行われるから、取扱液が常温レベルの場合、モータ固定子が良好に冷却されるギヤポンプを提供することができる。また、モータ固定子の内周をキャンで覆うことにより、取扱液が巻線部分に浸入することなく、電気絶縁性の低い液体、例えば純水の使用が可能となっている。
【0053】
請求項6に記載の発明によれば、駆動歯車及び従動歯車の軸端に常時安定した取扱液の圧力が加えられるため、駆動歯車及び従動歯車の歯側面とサイドプレートとの隙間を適切に管理することができ、ギヤポンプの性能及び効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るギヤポンプの構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るギヤポンプのポンプ部の詳細を示す縦断面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るギヤポンプの構成を示す縦断面図である。
【図6】図6(a)は図5に示すポンプ部の横断面図であり、図6(b)は図5に示すポンプ部の縦断面図である。
【符号の説明】
10 モータ部
11 モータ固定子
12 モータ回転子
13 永久磁石
14 モータフレーム
15 ステータ側板
16 吐出口
17 反負荷側軸受
18 軸受ブラケット
19 負荷側軸受
20 モータ回転子室
21 回転子キャン
22 固定子キャン
23 スリーブ
24 モータ軸
25 Oリング
26 Oリング
27 Oリング
28 Oリング
29 Oリング
40 ポンプ部
41 外ケーシング
42 内ケーシングハウジング
43 内ケーシング
44 内ケーシング本体
45 サイドプレート
46 サイドプレート
47 駆動歯車
48 従動歯車
49 位置決め平行ピン
50 位置決め平行ピン
51 弾性体
52 弾性体
53 吸込口
54 ケーシングカバー
55 吸込口
56 Oリング
57 ボルト
58 吐出口
99 液室
100,110,120 加圧室

Claims (6)

  1. 駆動歯車と、駆動歯車と噛み合うことで回転する従動歯車とを具備するギヤポンプにおいて、
    ポンプ吸込口又はポンプ吐出口の少なくとも一方を備えた外ケーシングを設け、該外ケーシングの内部に2つ以上の部材から構成される内ケーシングを設け、該内ケーシングの内部に前記駆動歯車と従動歯車を収容したことを特徴とするギヤポンプ。
  2. 請求項1に記載のギヤポンプにおいて、
    前記内ケーシングと外ケーシングの軸方向の隙間に気密性を有する弾性体を介在させたことを特徴とするギヤポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載のギヤポンプにおいて、
    前記内ケーシングは内ケーシング本体及びサイドプレートを具備し、該サイドプレートに前記駆動歯車と従動歯車を支承する軸受部を設け、該内ケーシング本体を該駆動歯車及び従動歯車の外周部と適切な隙間を確保して該サイドプレートと位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とするギヤポンプ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のギヤポンプにおいて、
    前記駆動歯車及び従動歯車と、内ケーシング本体及び/又はサイドプレートを同一材料で構成することを特徴とするギヤポンプ。
  5. 筒状のモータ固定子と、該モータ固定子の内側に配置されるモータ回転子と、該モータ回転子の回転軸の一端に連結された駆動歯車と、該駆動歯車と噛み合うことで回転する従動歯車を具備するギヤポンプにおいて、
    ポンプ吸込口又はポンプ吐出口の少なくとも一方を備えた外ケーシングを設け、該外ケーシングの内部に2つ以上の部材から構成される内ケーシングを設け、該内ケーシングの内部に前記駆動歯車と従動歯車を収容し、前記外ケーシングに取扱液をモータ回転子室に導く流路を設け、該モータ回転子室に該取扱液を吐き出す吐出口を設け、前記モータ固定子の内周を覆うキャンを設けたことを特徴とするギヤポンプ。
  6. 駆動歯車と、該駆動歯車と噛み合うことで回転する従動歯車とを備えたギヤポンプにおいて、
    ポンプ吸込口又はポンプ吐出口の少なくとも一方を備えた外ケーシングを設け、内ケーシング本体とサイドプレートとを具備する内ケーシングを前記外ケーシングの内部に設け、前記内ケーシングの内部に前記駆動歯車及び従動歯車を収容し、取扱液の圧力を前記駆動歯車の両軸端及び前記従動歯車の両軸端に軸方向から作用させるように構成したことを特徴とするギヤポンプ。
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