JPH02277491A - 自動縫製装置 - Google Patents

自動縫製装置

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JPH02277491A
JPH02277491A JP12824989A JP12824989A JPH02277491A JP H02277491 A JPH02277491 A JP H02277491A JP 12824989 A JP12824989 A JP 12824989A JP 12824989 A JP12824989 A JP 12824989A JP H02277491 A JPH02277491 A JP H02277491A
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JP
Japan
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sewing
grip
fabric
section
guide
Prior art date
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JP12824989A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsuura
松浦 邦雄
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SANIN SENKI KK
Original Assignee
SANIN SENKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はスーツや作業服、スポーツウェア等の各種洋
服の自動縫製装置に関する。
〈従来の技術〉 従来上記のような洋服の縫製装置(工業用ミシン)にあ
っては、水平なテーブル上の一端にミシン針が作動する
送り装置付の縫製部があり、該縫製部の生地供給側には
生地の縫合部を上下から挾持しながら案内するガイドエ
ツジと、縫合部の終端部を把持し、生地を直進方向に伸
展させながら縫製の進行とともに水平移動する端部グリ
ップとを供えていた。
一方、例えば第10図に示すようなトレーニングパンツ
等のズボンにあっては、左右の前身頃2a、 2bと左
右の後身頃4a、 4bは、通常の作業パターンとして
左右の脇合わせ62前後の小股縫8.左右の内股縫14
の順で縫製が中線によって行なわれ、脇合わせ6に先立
ってポケット16の袋縫18及びポケット16のステッ
チ仮止め22が行なわれる。(注二本例におけるウェス
ト24.ピンタック26.裾フライス30に関する作業
を含む詳しい作業工程については第12図の縫製作業の
フローチャートに示す。)〈発明が解決しようとする課
題〉 しかしズボンの左右の内股には、その中間に既に縫合わ
されている小股14の前後端の縫目(段縫部イ)があり
、あるいは脇合わせ6では途中にポケッH6のステッチ
22端部が縫合わされた縫目(段縫部口)が交差してお
り、それぞれ小股やポケットの段縫部42口がある部分
の前後は一工程で縫製することが不可能であった。
これは、ミシン針の直前で縫製部に生地端を上下から緩
やかに挾持して揃えながら案内するガイドエツジに対し
、それぞれの段縫部42口が障害物となって係止され、
−旦これを人手によって外さない限り布送りが不可能に
なるためである。
その原因は左右の内股縫にあっては裾側から縫製すると
前後の小股の縫目が一致せず、完成後において左右にず
れを生じる欠点があり、紳士服等では商品価値を著しく
低下させるために、これらの縫目を一致させる別工程の
手段を要し、少なくとも段縫部の前後を分けて縫製する
必要があるためである。その他第11図に示すように服
やシャツの脇線36と袖の合わせ目38を縫製する場合
等にも、袖ぐり部分40の前後の段縫部ハにおいて上記
と同様の問題がある。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための本発明の装置は、第1に、テ
ーブルl上に生地送り付の縫製部34を有し、該縫製部
34に生地を供給する側に生地の縫合部先端を把持する
端部グリップ89を水平方向に移動可能に受けた機構に
おいて、上記縫製部34と端部グリップ89との間に縫
製部34と端部グリップ89とに把持された生地の中間
を把持し、縫製の進行にともなって該把持部を縫製部3
4側に移動せしめて縫製部に接近した位置でこれを解放
する中間グリップ99を水平移動自在に設けたことを特
徴としている。
また第2に、生地の縫合部を縫製する縫製部34と、該
縫製部34の生地供給側にあって生地の送り方向に沿っ
た走行ガイド機構23と、生地の縫合終端を端部グリッ
プ89により把持して生地送りと同調して走行ガイド機
構23に沿って移動する端部グリップ機構19と、該端
部グリップ機構19と縫製部34との間にあって生地の
中間を把持する中間グリップ89を有し、上記走行ガイ
ド機構23に沿って移動する中間グリップ機構21とを
設けたことを特徴としている。
さらに第3に、中間グリップ機構21が、走行ガイド2
3に沿って移動する走行台82bと、先端がテーブル面
に対して昇降揺動するように上記走行台82bに取り付
けられるグリップアーム97と、該グリップアーム97
の先端に取り付けられる中間グリップ99とからなるこ
とを特徴としている。
その他、上記中間グリップ99を中間グリップ機構21
において着脱交換可能な構造としたことを特徴として°
いる。
く作   用〉 縫製部34は、テーブル1上に伸展して載せられた生地
(第10図参照)の縫合始端部ホを縫製可能な状態で把
持し、縫製開始以後は縫合終端部へまで連続的に縫製作
業を行い同時に縫合部の布送りを行う。
これに対し中間グリップ99は、縫合始端部ホと縫合終
端部への中間にある生地の継目、縫目等の段縫部イを、
これらの継目や縫目同士の位置ずれが生じないように正
確に把持させるものである。
そして縫合始端部へから段縫部イまでの縫製が行われる
まで把持を継続しながら縫製部34に向かって移動し、
且つ縫製部34の把持と段縫部イの間の生地の縫合部を
常に伸展状態で保持する。段縫部イが縫製部34に差し
かかった時に上記把持を解放し、段縫部以後の縫合部の
縫製に連続的に移行する。 端部グリップ89は生地の
縫合終端部へを把持し、中間グリップ99が縫製の進行
とともに移動するのに伴って、生地の縫合部の段縫部イ
と終端部へとの間にずれや皺が生じて縫合部が不揃いに
なるのを防止するため生地を伸展させながら初期位置か
ら移動する。
縫製が段縫部イ以後に移行すると残りの縫合部を張力を
与えながら且つ伸展させながら縫製の進行とともに縫製
部34に回かって進行し、縫製が縫合部終端に接近した
時点で生地を把持状態から解放し、その後中間グリップ
89とともに元位置に復帰する。
〈実 施 例〉 以下図示する本発明の実施例につき詳述する。
■、装置の概要 第1図は自動縫製装置の全体斜視図で、テーブルlは機
体フレーム3上に支持されている。該機体フレーム3は
左右のフレーム5a、 5bとその中間に架設される測
用のビーム5c及び下部ビーム5dとから構成されてい
る。左フレーム5aはボックス状をなし、その内部には
縫製駆動用のモーター7及び伝動機構(図示しない)が
内蔵され、さらにその正面には各種スイッチ類やパイロ
ットランプ等の表示装置が付設される制御装置(盤)9
が開閉自在に取り付けられている。
左フレーム5aの底部及び測用のビーム5cの底面側に
は後述する各種バルブ類の操作系としてのバルブユニッ
ト11.13が設置され、測用のビーム5c上には縫製
部の糸切り装置用の制御装置12が設置されている(第
3図参照)。
第1図〜第4図に示すようにテーブル1上の左端には生
地の縫製を行う縫製機構15.該縫製機構15の右側(
生地供給側)に近接した位置で供給布をガイドする縫製
ガイド機構17.テーブル1の左端側にあって生地の縫
製終端部を把持する端部グリップ機構19.縫製ガイド
17と端部グリップ19との間にあって生地縫合部上の
縫目や重ね合わせ部等の段縫部を把持する中間グリップ
機構21.テーブル1の後端にあって上記端部グリップ
機構19及び中間グリップ機構21を左右方向く生地縫
製時の前後進方向)に水平移動させる走行ガイド機構2
3が各配設されている。上記縫製ガイド機構15.端部
グリップ機構19.中間グリップ機構21の駆動は後述
するように殆どエアシリンダーによっている。
■5縫製機構 縫製機構15はミシン針25.布押え27.布送り (
図示しない)、生地端切断用メス31a、糸切り装置3
1b。
布ガイド用のプレート33等を有する縫製部34(第3
図及び第5図参照)、糸35のストッカー37等からな
る。該縫製部34は右側から生地端(縫合部)を重ね揃
えて供給される生地を、布押え27とテーブル面に沿っ
て上向きに設置されて復動する鋸歯状の布送り(図示し
ない)との間に挾持して、縫合しながら左方向へ送るも
ので、在来の周知の機構である。
■、送り出し機構 上記縫製機構15の前方には、縫製部34の縫製の終了
に伴って生地全体をテーブル左端側に送り出す送り出し
機構39が横設され、該送り出し機構39は縫製機構1
5側に取り付けたブラケッ1−41上に、棒状の摺動ガ
イド43を介して左右方向に取り付けられた送りシリン
ダー45と、該送りシリンダー45のロッド端に付設さ
れたシリンダーホルダー47に下向きに取り付けられた
押えシリンダー49とからなっている。
上記送り出し機構39の押えシリンダー49は、当該工
程の縫製終了後テーブルl上の生地をそのロッド端で押
え、送りシリンダー45でテーブル左端側へ送り出し、
テーブル1の左側に設置した受取りバー51(第3図、
第9図参照)で受は取って半製品が順次ストックされる
■、縫製ガイド機構 縫製ガイド機構17の先端を構成するガイドエツジ52
は、前記縫製機構15の右側面に沿って前後方向に且つ
縫製部34の生地供給側に近接した位置に前後動可能に
設けられている。該ガイドエツジ52は、第5図、第6
図、に示すようにテーブル1上を前後摺動するベース(
エツジ)52aと、中押え(エツジ)52b、上押え(
エツジ)52cがこれらの先端において順次点接するよ
うに重ね合わされており、中押え52bと上押え52c
は、それぞれの基端部においてベークライト板等からな
るスペーサー5:(、54を介してボルト50によりベ
ース52aに固着されている。
上押え52cと中押え52bはいずれも板ばねからなり
、上側より押圧しない限り第6図想像線で示すように先
端側が上方に浮き上がって開放状態となり、それぞれの
エツジ間に広い間隙が形成されるように付勢されている
。ま上押え52cの通直部分の下面には、ベークライト
プレートからなるスペーサー55が固着され、中押え5
2bと接触する際に、先端部に至る途中までは該スペー
サー55を介して平行を保つように構成されている。
スペーサー54上にはベース52aと略平行に前方に延
びるプレート57が、前後方向の長孔56を介してボル
ト50により一体的に固着されており、その途中と先端
位置にはガイドエツジ52の先端の開閉及びエツジ相互
間の押圧力を与える開閉駆動装置58を構成する緩圧シ
リンダー58aと強圧シリンダー58bが下向きに付設
されている。
また上押え52cの通直部分の先端寄りの位置には釣針
状に湾曲した板ばねからなる押えばね59の基端部が固
着され、紋押えばね59の先端は上押え52cの先端に
押接されている。そして押えばね59の基端部寄りの位
置を貫通して上押え52c及びスペーサー55にねじ込
まれている調整ねじ61を調節することにより、ガイド
エツジ52先端の相互の押圧力、即ち中押え52bの上
下に挾持される生地の挾持力がその厚みに応じ、て任意
に調節設定される。
前記緩圧シリンダー58aはばね力で上方に反り上がっ
ているガイドエツジ52の基端部側を押圧することによ
り、ガイドエツジ52の先端で比較的緩やかに2枚の生
地の縫合部を挾持し、縫製作業に伴う布の供給を円滑に
行う状態を保持する。他方、強圧シリンダー58bは緩
圧シリンダー58aより強力なシリンダーであり且つそ
の先端位置にあって、より強い曲げモーメントをガイド
エツジ52に与えることにより、生地縫合部に対しガイ
ドエツジ52におけるより強力な挟持力を与えて把持す
る。
上記強圧シリンダー58bによって生地を押圧把持する
のは、ガイドエツジ52によって生地の縫合部を把持し
て縫製部34の布押え27の下の縫製可能位置まで引き
寄せる作動を行う場合である。(該引き寄せ作動をさせ
る進退駆動装置については後で詳述する。) 前記プレート57は、その取付用の長孔56の゛範囲内
で前後に移動調節させることにより、特に緩圧シリンダ
ー58aによるガイドエツジ52を押圧する力のモーメ
ントを、生地の厚みや素材に応じて調整する。
上記ガイドエツジ52の湾曲した押えばね59の下には
、ベース52aに固着させて2本のガイドピン62a、
 62bが立設されている。該ガイドピン62a、 6
2bは中押え52bと上押え52cを貫通してこれらの
先端の上下開閉をガイドするとともに、縫製部34に始
端部を引き込まれた生地端(縫合部)がその後の生地送
りに際して順次正確に揃って重ね合わされるようにガイ
ドするものである。このためガイドピン62a、 62
bは縫製部34に近接した左側のピン62aは手前寄り
に、他方は後方寄りに設けられ、両者は斜め方向に並べ
て配置されている。
■、進退駆動装置 次に上記ガイドエツジ52を前後に水平駆動させる進退
駆動装置63につき説明すると、ガイドエツジ520ベ
ース52aの後方右側端にはアキュライドレール65が
前後方向に固着され、該アキュライドレール65はテー
ブル1側に固設された固定ガイド66に沿って前後方向
にスライドする。
そして該固定ガイド66側には約150311のストロ
ークを有するメインシリンダー67がブラケット68を
介して取り付けられるとともに、該メインシリンダー6
7の後方に突出するメインロッド69には、メインロッ
ド69と一体駆動するメインブラケット71を介して約
30xzのストロークを有するサブシリンダー72が同
方向に固設されている。さらに上記サブシリンダー72
の先端にはメインロッド69に対してスライドガイドさ
れるサブブラケット73が取り付けられ、該サブブラケ
ット73は固定ガイド66を跨いでアキュライドレール
65に取り付けられている。
上記進退駆動装置63においては、メインシリンダー6
7及びサブシリンダー72がともに伸長することにより
スライダー65を介してガイドエツジ52が最後方まで
約180xx後退して格納状態となり、ガイドエツジ5
2を使用しない縫製作業時や、縫製部34の近傍のメン
テナンス作業時にこれらの作業の妨げにならない状態と
なる。
またサブシリンダー72はメインシリンダー67が縮小
してガイドエツジ52が最前方に前進し、テーブル1上
において生地の縫合部を強圧シリンダー58bによって
把持した後に、ガイドエツジ52を約30xg程度後退
させることによって、既に述べたように生地の縫合部を
縫製部34内に引き込みこれを縫製可能な状態に噛み込
ませるものである。メインシリンダー67及びサブシリ
ンダー72は単一の復動シリンダーを用いてバルブ制御
により上記2つのストロークを得ることが可能である。
■、走行ガイド機構 走行ガイド機構23は、テーブル1の後端に沿ってエプ
ロン状に垂下した左右方向のケーシング73内の左右端
にチェンスブロケット75a、 75bを軸支し、右端
のチェノスプロケット75bはモーター76によりベル
ト77を介して回転駆動され、両スプロケット75a、
 75b間に巻掛けられたチェノ78が左右方向に回動
される機構になっている。79a、 79bはチェノガ
イドで、チェノ78は正回転(左回転)時には縫製部3
4における布送りの速度と同調している。
ケーシング73の上端前方は開放され(73a)でおり
、テーブル1上面の後端には、上記チェノ78と平行に
レール81が敷設されており、端部グリップ機構19及
び中間グリップ機構21は上記チェノ78により且つレ
ール81に沿って左右方向に水平走行する構造となって
いる。
■、端部グリップ機構 上記走行ガイド機構23には端部グリップ機構19のブ
ラケット状の走行台82aの基端部が開放部73aを介
して挿入されており、該走行台82aの底面にはレール
81上に摺動自在に嵌合するリニアガイド83aが付設
されている。また走行台82a゛のエプロン状に垂れ下
がった内端部には、チェノ78に走行台82aを瞬時に
係脱するシリンダー又はソレノイド等からなる係脱具8
4aが取り付けられ、作動中のチェノ78に対して該係
脱具84aが出没作動することにより、端部グリップ機
構19がチェノ78の動きに連動して左右動じ又は停止
される。
走行台82a上には後述する端部グリップ89を前後方
向に駆動するシリンダー85と、該シリンダー85の作
動を案内するガイド部86aとが取り付けられ、シリン
ダー85のロッド端にはグリップ取付部材87aが付設
されるとともに、その底面にはグリップ取付部材87a
のテーブル1上での自由な走行整補助する自在キャスタ
ー88が付設されている。
さらにグリップ取付部材87aの先端には、シリンダー
又はソレノイドからなるグリップ作動部89aと、該グ
リップ作動部89aのストローク作動端を受は止め且つ
グリップ作動部89aとの間で、前方から挿入される生
地の縫合部終端を係脱自在に把持する受部89bとから
なる端部グリップ89がスプリング90aの付勢下で限
られた範囲の左右動が可能なように取り付けられている
。該スプリング90aは生地の縫製時に縫製部34と端
部グリップ89との間の生地を伸展させて張力を与える
場合の弾力となる。
91はグリップ取付台87がシリンダー85によって後
退限度位置まで後退した際の衝撃を緩和するショックア
プリ−バーである。
■、中間グリップ機構 中間グリップ機構21は、走行台82b、リニアガイド
83a、係脱具84b等、その構成と機能において端部
グリップ機構19のものと略共通する機構を備えており
、走行台82b上には角筒状のポストフレーム92が立
設され、該ポストフレーム92の上部正面には左右に長
方形をなす取付ベース93が固設されている。
該取付ベース93の正面には左端が取付ベース93より
突出するスプラインからなるアーム支持杆94が回動自
在に軸支され、該アーム支持杆94は、支持杆駆動用の
アーム95の前端部に固着されるとともに、アーム95
の後端はポストフレーム92内に縦向きに設置されたシ
リンダー96aに連結され、該シリンダー96aの駆動
により、アーム支持杆94が回動される機構となってい
る。
上記アーム支持杆94の左突出端側には、内部にシリン
ダー96bを下向きに収容したグリップアーム97が左
右摺動可能にスプライン嵌合して前傾させて設けられ、
上記シリンダー96bにはその駆動により摺動ガイド部
86bに沿って前傾方向に進退するグリップ取付部材8
7bが取り付けられている。
上記グリップ取付部材87bには、第7図に示すように
前方から挿入される生地の縫合部の中間位置を確実に把
持する前後2個のグリップ作動部99a(シリンダー又
はソレノイド等からなる)と、そのストローク作動端を
受は止める受部99bとからなる中間グリップ99が取
り付けられている。
上記中間グリップ99は生地の縫合部途中の布の継目又
はポケット等のような他の布端の重ね合わせ部等の段縫
部又はその近接位置を上下から把持し又は解放するも、
のである。
前記グリップアーム97は取付ベース93側に係止した
スプリング90b(第3図)によって常時右方向に付勢
されており、生地縫製時に縫製部34との間の縫製生地
を伸展させて張力を与える際に、上記スプリング90b
が弾力的に作用する。101はスプリング90bによっ
てグリップアーム97が右方に引き戻される際の衝撃緩
和用のショックアブリーバ−である。
上記機構により中間グリップ機構21は、生地の縫合始
端部から途中の段縫部まで縫製が進行する間、段縫部は
その近傍を把持して、生地に一定の弾力的な張力を与え
ながら生地送り速度に同調するチェノ78により、縫製
部34の位置に向かって進行する。またその前後位置の
調整はシリンダー96a。
96bの作動により、中間グリップ99が前後動するこ
とによって行なわれる。
前記端部グリップ89及び中間グリップ99の近接位置
には、各グリップ内に生地が挿入されるとこれを感知し
てグリップ作動をさせるセンサー(図示しない)が付勢
されており、第2図、第3図に示す48はガイドエツジ
52の近傍に生地が搬入されたことを検知してガイドエ
ツジ52及び縫製機溝15を待機せしめるセンサーであ
る。
■、縫製ガイド機構・中間グリップ機構の他の実施例 第8図は中間グリップ機構Zlのグリップ取付部材87
bに着脱式のガイドエツジ52′を取り付けた実施例を
示し、この例ではガイドエツジ52′の後端部とグリッ
プ取付部材87b内に差込式の着脱部102を付設して
おり、中間グリップ99側も着脱式となるように同様な
着脱部(図示しない)を有している。これは例えばズボ
ンのポケット取付部のように、ガイドエツジ52の先端
がポケット布自体に係止されてガイドエツジの通過を許
容しない場合の縫製に際し、ガイドエ・ノジ52を使用
しないで予め段縫部の右側位置をガイドエツジ52′で
把持し、縫製の進行とともにガイドエツジ52′ を進
行させ、縫製部以後の縫製作業時にはガイドエツジ52
′を布送りガイドとして使用するものである。
尚、ガイドエツジ52は前後に進退できるので、ポケッ
ト取付部の段縫部に差しかかった際にはこれを一旦後方
に後退させて段縫部を避け、段縫部通過後に再度前進し
て縫合部のガイド状態に復帰させることも可能である。
X、自動化用のセンサー及びスイッチ等上記縫製装置は
縫合部ラインの途中に段縫部がある場合でも生地のセツ
ティング以後は、当該個所の縫製工程終了までは自動的
に作動するように構成されている。
このため縫製機構15内の各作動部、送り出し機構39
.縫製ガイド機構17.進退駆動装置63.走行ガイド
機構23.端部グリップ機構19.中間グリップ機構2
1等の各装置は、既に述べた制御装置9,12及びセン
サーのほか、上記各部の対応位置に設けられたそれぞれ
の動きを検出するリミ・ノトスイ・ソチやセンサーによ
って制御される。第2図中のL I+L8は中間グリッ
プ機構21の作動終了位置を検出するリミットスイッチ
、L、、L、は端部グ1ルノプ機構19の作業終了位置
検出スイ・ソチ、L Sは同じくその起動静止点検出用
リミ・ノトス4 yチ、L 4は中間グリップ機構21
の起動静止点検出用リミ・ソトスイッチである。上記リ
ミ・ソトスイ・ノチt、、、L5は縫製対象物のサイズ
により左右に移動調節可能である。
■、縫製作業、工程の例 第12図は第10図に示すトレーニングパンツの縫製工
程を示すフローチャートで、a”nの文字はトレーニン
グパンツのそれぞれの個所の各種作業順序を示している
第9図は第10図に示す)−eンツ(又はズボン)の内
股縫14の縫製状態を示し、同図実線で示すよう(こ先
ず端部グリップ89.中間グ1ルノブ99及びガイドエ
ツジ52のそれぞれの初期位置A−Cにおいて、内股の
縫合始端部ホ2位置合わせされた前後の段縫部イ、縫合
終端部へにおいてそれぞれ把持させる。但し、ガイドエ
ツジ52は縫合始端部ホを縫製部34に引き込んで強圧
シリンダー58bを解放し、緩圧シリンダー58aで緩
やかな抑圧(布挟持)状態で縫製作業開始を待機する。
この時内股の縫合始端部ホと段縫部イ間は直線的に伸展
され、スプリング90bによる弾力的なテンションが与
えられている。
縫製が進行し中間グリップ99がB位置から移動してガ
イドエツジ52に近接すると段縫部イを正確に重ね合わ
せた状態のままB′位置で生地のグリップを解放するが
、この時ガイドエツジ52は、緩圧シリンダー58aを
一時的に解放して上記段縫部イを通過させた後直ちに縫
合部のガイドを再開するように緩圧状態に復帰し、残り
の内股縫に対応する。
これに対し端部グリップ89は内股縫の前半が終了する
時以前にC′位置に変位し、B’−C’間は布送り方向
に沿って直線状をなす。内股縫か後半に入る時点では縫
製部34に差しかかる段縫部イとC″に移動する縫合終
端部へは仮想線のように伸展され生地縫合部にはスプリ
ング9(laによる張力が弾力的に作用するが、この弾
力的な作用の開始とともに端部グリップ機構19は移動
開始する。
また端部グリップ89の前後移動量は生地の性質やサイ
ズ等により変化させて皺を防止する。
縫製が進行し、端部グリップ89がB′位置に近接した
時点でそのグリップは解放され、続いて縫合部の縫製が
終了し、糸切りを経て完了する。次いで押えシリンダー
49がテーブルl上の生地を押えて左側方向に送り出す
この時第3図に示すように生地の左端部はテーブル1の
左側へ垂れ下がっており、さらに受取りバー51は右方
向へ揺動して垂れ下がった生地を左フレーム5aの側面
との間に挾持し、上記送り出し後テーブルl上の生地の
縫合終端側は自重によって受取りバー51の左側へ落下
するため、受取りバー51に畳み掛けられた状態で保持
される。受取りバー51は元の位置に復元揺動し、次の
受取作動に備えて待機する。
尚、上着やシャツ等の脇線36及び袖合わせ38の連続
縫製を行う場合、その段縫部ハは上記と略同様にして通
過させて行なわれる。これに対し、パンツの脇合わせ6
を行う際のポケットの段縫部口はIXにおいて述べたよ
うに段縫部口を中間グリップ99でグリップさせて縫製
し、ガイドエツジ52において段縫部口を通過させる際
には、その通過時のみガイドエツジ52を開いて後退さ
せ、再度縫製ガイド状態に復帰させる方法がある。その
細筒8図に示すガイドエツジ52′ を中間グリップ機
構として使用可能なことも既に述べた通りである。
〈発明の効果〉 本発明は以上の如(構成され、縫合部ライン中に他の縫
目等の段縫部が形成されている場合でも、この部分を当
初から中間グリップによって把持しながら縫製できるた
め、当該縫合部ラインと交差する他の縫目(段縫部)の
位置ずれが防止でき、仕上がりが正確で、安定的に高品
質の製品か生産できる。
さらに上記段縫部における他のラインの縫目が正確に把
持されたまま縫製の瞬間まで中間グリップで保持されて
いる結果、この中間グリップを縫製直前で解放するだけ
で、そのまま段縫部を含む縫製作業を継続して行うこと
ができ、従来のように段縫部の前後を別工程で縫製する
必要がないため、段縫部を含む縫製ライン全体を自動化
できる利点がある。
このようにズボンの内股や脇合わせ、上着の脇合わせ及
び袖合わせ等の主要な長い縫製ラインの縫製が、当初の
装填や把持等の簡単な準備作業のみで他の自動化できる
ので、一般に作業者に多種類の作業の習熟が求められる
流れ作業の場合でも、未熟練者によって行うことが可能
で、しかも品質。
能率の点で熟練者と同等な作業ができる。
さらに、人手による作業が簡単な準備作業のみなので、
−人の作業者が常に1台のミシンにかかり切りになる必
要がなく、−人で複数台の機械を管理操作でき、あるい
は複数種の作業を併行して行うことができる。またデニ
ム織物の縫製でも、従来のように縫製中、常時手作業で
生地を操作すなく、作業環境も改善され、作業者の雇用
面でも有利である。
本発明の装置は、上記の如(縫製作業の高能率。
高品質化、製品コストの低減等の利点を備え、日々の生
産計画の立案、生産管理の容易化の面でも資する処が大
きいという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は縫製装置の要
部全形を示す斜視図、第2図は装置の平面図、第3図は
同じく正面図、第4図は同じく一部断面側面図、第5図
、第6図は縫製ガイド機構の平面図及び側面図、第7図
は中間グリップの拡大側面図、第8図は同じく中間グリ
ップ機構に縫製ガイド機構を付した実施例の拡大側面図
、第9図は上記装置による縫製作業例を示す平面図、第
1O図、第11図は縫製される被服の例を示す正面図、
第12図は第10図に示すトレーニングパンツの縫製工
程の一例を示すフローチャートである。 I:テーブル    I5:縫製機構 17;縫製ガイド機構 19:端部グリップ機構21:
中間グリップ機構23:走行ガイド機構34:縫製部 
    52ニガイドエツジ52a:ベースエツジ 5
2b:中押え52C:上押え    58:開閉駆動機
構58a:緩圧シリンダー58b:強圧シリンダー63
:進退駆動装置  67:メインシリンダー72:サブ
シリンダー 78:チェノ 81:レール     82a、 82b:走行台84
a、 84b:係脱具  85ニジリンダ−87a、 
87bニゲリップ取付部材 89:端部グリップ  89aニゲリップ作動部89b
:受部      92:ボストフレーム93:取付ベ
ース   94:アーム支持杆96a、 96bニジリ
ンダ−95:アーム97:グリップアーム 99:中間
グリップ99aニゲリップ作動部99b:受部 イ1口、ハ:段縫部 第 図 第 図 第 図 (完成) 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)テーブル(1)上に生地送り付の縫製部(34)を
    有し、該縫製部(34)に生地を供給する側に生地の縫
    合部先端を把持する端部グリップ(89)を水平方向に
    移動可能に設けた機構において、上記縫製部(34)と
    端部グリップ(89)との間に縫製部(34)と端部グ
    リップ(89)とに把持された生地の中間を把持し、縫
    製の進行に伴なって該把持部を縫製部(34)側に移動
    せしめて縫製部に接近した位置でこれを解放する中間グ
    リップ(99)を水平移動自在に設けてなる自動縫製装
    置。 2)生地の縫合部を縫製する縫製部(34)と、該縫製
    部(34)の生地供給側にあって生地の送り方向に沿っ
    た走行ガイド機構(23)と、生地の縫合終端を端部グ
    リップ(89)により把持して生地送りと同調して走行
    ガイド機構(23)に沿って移動する端部グリップ機構
    (19)と、該端部グリップ機構(19)と縫製部(3
    4)との間にあって生地の中間を把持する中間グリップ
    (89)を有し、上記走行ガイド機構(23)に沿って
    移動する中間グリップ機構(21)とを設けてなる自動
    縫製装置。 3)中間グリップ機構(21)が、走行ガイド(23)
    に沿って移動する走行台(82b)と、先端がテーブル
    面に対して昇降揺動するように上記走行台(82b)に
    取り付けられるグリップアーム(97)と、該グリップ
    アーム(97)の先端に取り付けられる中間グリップ(
    99)とからなる特許請求の範囲第2項に記載の自動縫
    製装置。 4)中間グリップ(99)を中間グリップ機構(21)
    において着脱交換可能な構造とした特許請求の範囲第2
    項に記載の自動縫製装置。
JP12824989A 1989-01-27 1989-05-22 自動縫製装置 Pending JPH02277491A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-8972 1989-01-27
JP897289 1989-01-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02277491A true JPH02277491A (ja) 1990-11-14

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ID=11707602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12824989A Pending JPH02277491A (ja) 1989-01-27 1989-05-22 自動縫製装置

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JP (1) JPH02277491A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5313898A (en) * 1991-07-11 1994-05-24 Pegasus Sewing Machine Mfg. Co., Ltd. Automatic sewing apparatus
JP2016131632A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 Juki株式会社 脇縫いミシン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5313898A (en) * 1991-07-11 1994-05-24 Pegasus Sewing Machine Mfg. Co., Ltd. Automatic sewing apparatus
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