JPH02275288A

JPH02275288A - 加熱炉の炉床の補修方法

Info

Publication number: JPH02275288A
Application number: JP9479389A
Authority: JP
Inventors: Toru Miwa; 徹三輪; Fukuichi Kitani; 木谷　福一; Shintaro Sudo; 須藤　新太郎
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］加熱炉の耐火物よりなる炉床を熱間補修する方法に蘭す
るものである［従来技術〕本発明は、加熱炉の熱間補修に関するもので、継目無管
の製造などに用いられる回転炉床式の連続加熱炉など連
続操業中の補修に用いられる。継目無管を製造する際に
穿孔機によって孔を開けるに先立って、鋼の材料を赤熱
する。この工程において加熱は、回転炉床式の連続加熱
炉による。第２図に、回転炉床式の連続加熱炉１の平面
図を示す。第３図に、第２図のＡ−Ａ’断面図を示す。

図中２は装入口を側壁に有する装入ゾーンである。室温
の鋼の材料である丸ビレット７が回転炉床式の連続加熱
炉１の内に装入される。丸ビレット７は炉床６の上に並
べて置かれて、炉床６の回転と共に回転しながら加熱昇
温される。丸ビレット７は一回転して、抽出口を側壁に
有する抽出ゾーン３に到る時は穿孔するのに適した温度
になって抽出される。第３図に示す通り、回転炉床式の
連続加熱炉１の側壁５と天井４とは固定構造となってお
り、炉床６はローラー８の上に乗って回転運動をしてい
る。第５図に、炉床６が丸ビレット７を保持している状
況を示す。丸ビレット７は一定の間隔をおいて並べられ
てほぼ均一に加熱される。ところが操業を続けてゆくあ
いだに、炉床６の表面が掘れて凹凸が生じる。この状況
を第６図に示す、この状況おいては丸ピレンドアｑ一定
の間隔をおいて並べられていたものが、転がって互いに
接触して不均一に加熱される。不均一に加熱された丸ビ
レット７は穿孔される時に偏肉になるので、継目無鋼管
として使用できない。

従来のこの炉床６の表面の凹凸を補修する方法と第４図
に示す０図において炉床６の表面の四部にプラスティッ
ク耐火物９と充填してエアーランマー１１等を用いて作
業員１０が炉内に入り平坦に均し炉床に生じた凹凸を無
くしていた。この作業は作業員１０が炉内に入る必要が
あることと、プラスティック耐火物９を使用することと
の理由から炉床６の温度を室温まで下げる必要があった
。従って、従来の炉床補修方法によると約−週間操業を
停止しなければならない。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、前記の炉床補修方法によると約−週間操
業を停止しなければならないという開運点がある。従っ
て連続操業を行なう加熱炉の耐火物よりなる炉床を熱間
で短時間で補修する方法が提供される事が要請されてい
た。

［課題を解決するための手段］この発明に係る、加熱炉の炉床の補修方法は、加熱炉の
開口部から炉床に、３５０℃以上で且つ１２００℃以下
の焼成温度を有するドライ補修材を炉床が熱間状態であ
る時に、投入し、平坦に均し炉床に生じた凹凸を無くし
、この後焼成温度以上に昇温し焼成することを特徴とす
る加熱炉の炉床の補修方法である。

今一つの特徴は、ドライ補修材に煉瓦屑、焼結鉱の１以
上と加えて用いる加熱炉の炉床の補修方法である。

［作用コこの発明は、上記の様に構成されているので、炉床６の
温度を室温まで下げることなくドライ補修材を炉床温度
が熱間状態である時に、ドライ補修材を投入し、平坦に
均し炉床に生じた凹凸を無くして補修するので約−週間
操業を停止することなく、炉床を熱間で短時間で補修す
る事が可能である。

ドライ補修材は、１　ｍ＋＋以上の径の耐火物骨材と１
■未満の径の耐火物微粉と焼結促進材とから構成される
。骨材と微粉はＡｌ２Ｏ３、ＳｉＯ２の１以上から成っ
ている。

骨材と微粉の割合は５０〜７０％対５０〜３０％とし、
強度部材を構成している。骨材と微粉８０〜９８％に対
し、焼結促進材２０〜２％でドライ補修材を構成してい
る。

焼結促進材は、ガラスフリット、低級セメント（低融点
セメント）、低耐火度粉末、リン酸塩、含有金属性フリ
ットの１以上から成っているが、この混合比により、焼
成温度き調整する。ドライ補修材の焼成温度を低くして
３５０℃近傍にする際は、ドライ補修材中に混合する焼
結促進材をガラスフリントを主成分とする。ドライ補修
材の焼成温度を高くして１２００℃近傍にする際は、ド
ライ補修材中に混合する焼結促進材を低級セメントを主
成分とする。焼成温度の調整は、ドライ補修材の加熱炉
への投入時の炉床温度以上とし、かつ最高炉温以下とす
る。これは、投入直後の平坦に均す前に焼成するのを、
防止するためである。

回転炉の場合は回転により均しをしてもよく、あるいは
積極的に均し作業を実施してもよい。

骨材と微粉に加えて、強度向上、耐京耗性の向上、低コ
スト化のために、１〜３０順の径のＡｌ２Ｏ，を鋳煉瓦
、Ａｌ２０Ｂ−３ｉ０２系煉瓦の１以上の煉瓦屑、鉄鉱
石の焼結鉱の１以上を用いる０通常、９０％以下の比率
とする。

［実施例コ以下にこの発明の一実施例を図によって説明する。第１
図はこの発明の方法による加熱炉１の炉床６の補修を、
行なっている状況を示す説明図である、加熱炉１の排気
ダクト１２側壁に設けられたマンホール１４からシュー
ト１３を挿入してドライ補１６材１５を炉床６に投入す
る。この際炉床６を回転しながら散布する。更に抽出ゾ
ーン３の抽出口から投入されたドライ補修材１５を平坦
に均し炉床に生じた凹凸を無くし、この後焼成温度以上
に昇温し焼成する。焼成温度は加熱炉１の操業条件に応
じて決定する０次にドライ補修材１５の骨材と微粉の例
と第１表に示す、Ａのタイプは骨材と微粉が９０％、焼
結促進材を１０％とし低級セメント８％、ガラスフリッ
ト２％に調整し焼成温度９００℃としている。Ｂのタイ
プは前述の順序で９５％、５％、４％、１％としている
。

この方法による補修をおこなった場合炉床は約−カ月の
寿命をゆうする。更に第１表に示すドライ補修材に加え
て煉瓦屑及び又は焼結鉱を該ドライ補修材に混合した場
合補修をおこなった炉床の寿命は約二カ月となった。こ
の時、煉瓦屑及び又は焼結鉱のドライ補修材中での混合
比率は１：１〜１：２の範囲が好結果を得られた。

［発明の効果］以上のように、従来の炉床補修方法によると約−週間操
業を停止しなければならなかったのに対して、この発明
は構成されているので、熱間炉床補修が可能となり約半
日操業を停止するのみで再び連続操業を行なう事ができ
る。

１・・・エアーランマー１２・排気ダクト、１３・・・シュート、１４・マンホール、５・・・ドライ補修材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）加熱炉の開口部から炉床に、３５０℃以上で、且
つ１２００℃以下の焼成温度を有するドライ補修材を炉
床が熱間状態である時に投入し、平坦に均し炉床に生じ
た凹凸を無くし、この後焼成温度以上に昇温し焼成する
ことを特徴とする加熱炉の炉床の補修方法。
（２）加熱炉の開口部から炉床に、３５０℃以上で、且
つ１２００℃以下の焼成温度を有するドライ補修材に煉
瓦屑、焼結鉱の１以上を加えて、炉床が熱間状態である
時に投入し、平坦に均し炉床に生じた凹凸を無くし、こ
の後焼成温度以上に昇温し焼成することを特徴とする加
熱炉の炉床の補修方法。