JPH02275233A - 冷暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷暖房装置の冷媒サイクル、詳しくは、低外
気冷媒サイクルに関するものである。

従来の技術 近年、ビルや電算機室等の冷暖房装置は低外気温度にお
いても冷房運転する必要が多くなって来ている。

以下図面を参照しながら、上述した従来の冷暖房装置の
一例について説明する。第２図は従来の冷暖房装置の冷
媒サイクル図である。第２図において、１は圧縮機、２
は四方弁、３は熱源側熱交換器、３ａは熱源側熱交換器
３に送風する送風装置、４は暖房用減圧装置、６は冷房
時、暖房用減圧装置４をバイパスする通路を形成する逆
止弁、６は冷房用減圧装置、７は暖房時に冷房用減圧装
置６をバイパスする通路を形成する逆上弁、８は利用側
熱交換器、９はアキュムレータであり、これらは室外ユ
ニットａ、室内ユニツ）ｂにそれぞれ備えられ、接続配
管ｃ、ｄによって連接し、衆知の冷媒サイクルを構成し
ている。

以上のように構成された冷暖房装置において、低外気温
度（例えば０℃）において冷房運転を行なう場合、通常
の冷房運転を行ない、送風装置３ａの回転数を低下し熱
源側熱交換器３への送風量を減少させるようにしている
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、送風装置３ａの回
転数を大きく低下させ、送風量を減少させる必要があり
、送風装置３ａのモータ仕様が非常に複雑となりコスト
も高くなる。

又、送風量を大きく減少させても接続配管Ｃ２ｄが長く
なれば、冷媒サイクル内の冷媒量も多くなり、起動時や
通常運転中に圧縮機１への液パツクによる圧縮機１の損
傷の恐れがあるとともに、外気温度が低いにもかかわら
ず圧縮機１を常に運転しなければならないため、省エネ
ルギーにならないという課題を有していた。

本発明は、上記課題に鑑み、圧縮機を運転せず、しかも
送風装置の回転数も制御せずに簡単な構成で安全かつ省
エネルギーとなる低外気冷房運転ができる冷暖房装置を
提供するものである。

課題を解決するだめの手段 上記課題を解決するために、本発明の冷暖房装置は、熱
源側冷媒サイクルと利用側冷媒サイクルとを分離し、前
記第２補助熱交換器と利用側熱交換器の間に並列に配設
した第３補助熱交換器と第２冷媒搬送装置と前記利用側
熱交換器とを環状に連接し同時に第２補助熱交換器を切
り放す切換弁と、前記第３補助熱交換器に送風する送風
装置とを備えたものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によって、低外気温時（例えば０
℃）での冷房運転時には圧縮機を運転せずに、前記切換
弁を作動させ第３補助熱交換器を使用し、第２補助熱交
換器を切り放して利用側冷媒サイクルを運転することに
より圧縮機を運転しない低外気冷房運転が可能となる。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の実施例における冷暖房装置の冷媒サイ
クルを示すものである。第１図において、１１は圧縮機
、１２は四方弁、１３は熱源側熱交換器、１３ａは熱源
側熱交換器１３に送風する送風装置、１４は冷房用減圧
装置、１５は暖房用減圧装置、１６は暖房時に冷房用減
圧装置１４は閉成する逆止弁、１７は冷房時に暖房用減
圧装置１５を閉成する逆止弁、１８は第１補助熱交換器
でこれらを環状に連接し、熱源側冷媒サイクルを形成し
ている。１９は第２補助熱交換器で第１補助熱交換器１
８と熱交換するように一体に形成されている。２ｏは熱
源側冷媒サイクルの第１冷媒搬送装置で冷房時と暖房時
で冷媒の流出方向が反対となる可逆特性を持っており、
これらは室外ユニットとに収納されている。

２１ａ、２１ｂは電気式の切換弁、２２は第３補助熱交
換器、２３は利用側熱交換器であり、切換弁２１＆、２
１ｂによって、第２補助熱交換器１９と利用側熱交換器
２３を環状に連接する冷媒サイクルと、第３補助熱交換
器２２と利用側熱交換器２３と冷媒搬送装置２４とを環
状に連接する冷媒サイクルとに切換えている。

又、２２ａは第３補助熱交換器２２に送風する送風装置
で、第３補助熱交換器２２と送風装置２２ａと第２冷媒
搬送装置２４は室外ユニッ）ｂに収納され、利用ｔｉｌ
ｌｌ熱交換器２３は室内ユニッ）ｃに収納され、接続配
管ｄ、ｅ、ｆ、ｑで前記室外ユニソ）ａ、ｂと接続され
ている。

以上のように構成された冷暖房装置についてその動作を
説明する。

外気温度が高い通常の冷房運転時には、図中実線で示す
冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒サイクルでは、圧縮機
１１からの高温高圧ガスは四方弁１２を通り熱源側熱交
換器１３で放熱して凝縮液化し、逆止弁１６を通って冷
房用減圧装置１４で減圧され第１補助熱交換器１８で蒸
発して四方弁１２を通り圧縮機１１へ循環する。このと
き利用側冷媒サイクルの第２補助熱交換器１９と前記第
１補助熱交換器１８が熱交換し、利用側冷媒サイクル内
のガス冷媒は冷却されて液化し第１冷媒搬送装置２Ｑに
よって接続配管ｄ、切換弁２１ｂを通って利用側熱交換
器２３へおくられて吸熱蒸発し、ガス化して接続配管ｅ
、切換弁２１ａを通って第２補助熱交換器１９に循環す
ることになる。

又、外気温度が低い場合（例えばｏ℃）の冷房運転時に
は、図中二重線で示す冷媒サイクルとなり、熱源側冷媒
サイクルの運転を停止（圧縮Ｎ１１゜第１冷媒搬送装置
２０および送風装置１３ａを停止）し、切換弁２１ａ、
２１ｂを作動させると共に、送風装置２２ａを運転し第
３補助熱交換器２２を使用する利用側冷媒サイクルを形
成する。

つまり、外気温度によって、冷媒を第３補助熱交換器２
２で液化冷却し、第２冷媒搬送装置２４によって接続配
管ｆ、切換弁２１ｂ、接続配管ｄの一部を通って利用側
熱交換器２３へおくられて吸熱蒸発し、ガス化して接続
配管ｅの一部、切換弁２１ａ、接続配管ｑを通って第３
補助熱交換器２２に循環することになる。

一方、暖房運転時においては、図中破線で示す冷媒サイ
クルとなり、熱源側冷媒サイクルでは、圧縮機１１から
の高温高圧冷媒は四方弁１２から第１補助熱交換器１８
に送られ、放熱して凝縮液化し、逆止弁１７から暖房用
減圧装置１６で減圧し、熱源側熱交換器１３で吸熱蒸発
し、四方弁１２を通り圧縮機１１へ循環する。このとき
利用側冷媒サイクルの第２補助熱交換器１９と前記第１
補助熱交換器１８が熱交換し、利用側冷媒サイクル内の
冷媒が加熱されてガス化し、接続配管ｅ、切換弁２１ａ
を通り利用側熱交換器２３へ送られて、暖房して放熱液
化し、接続配管ｄ、切換弁２１ｂを通って冷媒通路Ｃを
通って第１冷媒搬送装置２゜へ送られ、第２補助熱交換
器１９へ循環する。

以上のように、本実施例によれば、熱源側冷媒サイクル
と利用側冷媒サイクルを分離し、第２補助熱交換器と利
用側熱交換器との間に配設した第３補助熱交換器と、こ
の第３補助熱交換器と第２補助熱交換器への冷媒流通を
切換える切換弁とを備えたので、低外気温度での冷房運
転時には熱源側冷媒サイクルの圧縮機を運転しなくても
第３補助熱交換器と第２冷媒搬送装置を使用して、利用
側熱交換器を冷房運転することができるため、効率がよ
く省エネルギーとなるとともに、起動時や運転中の液パ
ツクによる圧縮機の損傷を防止できるものである。

発明の効果 以上のように本発明は、熱源側冷媒サイクルと利用側冷
媒サイクルを分離し、第２補助熱交換器と利用側熱交換
器との間に配設した第３補助熱交換器と、この第３補助
熱交換器と第２補助熱交換器への冷媒流通を切換える切
換弁とを備えたので、低外気温度での冷房運転時には熱
源側冷媒サイクルの圧縮機を運転しなくても第３補助熱
交換器と第２冷媒搬送装置を使用して、利用側熱交換器
を冷房運転することができるため、効率がよく省工３補
助熱交換器、２３・・・・・・利用側熱交換器、２４・
・・・・・第２冷媒搬送装置。

代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による冷暖房装置の冷凍サイ
クル図、第２図は従来例を示す冷暖房装置の冷凍サイク
ル図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、四方弁、熱源側熱交換器、減圧装置および第１
   補助熱交換器を環状に連接してなる熱源側冷媒サイクル
   と、この第１補助熱交換器と一体に形成し熱交換する第
   ２補助熱交換器と第１冷媒搬送装置および利用側熱交換
   器を環状に連接した利用側冷媒サイクルと、前記第２補
   助熱交換器と利用側熱交換器の間に並列に配設した第３
   補助熱交換器と第２冷媒搬送装置と前記利用側熱交換器
   とを環状に連接し同時に第２補助熱交換器を切り放す切
   換弁と、前記第３補助熱交換器に送風する送風装置とを
   備えたことを特徴とする冷暖房装置。