JPH02275063A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH02275063A
JPH02275063A JP9691389A JP9691389A JPH02275063A JP H02275063 A JPH02275063 A JP H02275063A JP 9691389 A JP9691389 A JP 9691389A JP 9691389 A JP9691389 A JP 9691389A JP H02275063 A JPH02275063 A JP H02275063A
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pinion
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electromagnetic solenoid
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植田 光城
Satoru Umeki
梅木 悟
Toshimi Abukawa
俊美 虻川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンの始動に使用されるスタータに関す
る。
〔従来の技術〕
従来より広〈実施されているスタータのピニオン移送(
シフト)機構としては、一般に実開昭63−60077
号公報の第3図に開示されるように、モータ部の外周側
にスタータの出力軸と平行な状態で電磁ソレノイドを配
置し、この電磁ソレノイドで磁気吸引される磁性可動部
材(プランジャ)とスタータ出力軸に嵌装されたピニオ
ン付きスリーブとをシフトレバ−を介して連結する、電
磁押し込み式のものがある。
さらに近年では、自動車のエンジンルーム内が高密度実
装化されるに伴い、前記のようにモータ部の外周に電磁
ソレノイドを配設したものが、特に電磁ソレノイドの部
分が他の自動車部品のスペースと干渉しやすい傾向にあ
るので、このような方式に代えて、スタータの小形化を
図る見地から。
種々のスタータが提案されている。
例えば、実公昭41−2404号公報に開示されるよう
にシフトレバ−を使用せず、モータ出力軸と同心となる
ようにして、電磁ソレノイド及びピニオン付きスリーブ
(ピニオンスリーブ)と一体化された磁性可動部材(プ
ランジャ)を配置し、この可動部材を直接磁気吸引して
ピニオンスリーブをシフトさせる方式のもの等が提案さ
れている。
そのほか、上記実開昭63−60077号公報の第1図
の発明のごとく、電磁ソレノイドをモータ部の出力軸の
後方に配置し、ソレノイドの磁気吸引力で駆動される磁
性可動部材をモータ部の電機子軸内に貫通させて、磁性
可動部材が磁気吸引されると、この可動部材によりピニ
オン付きシャフトをエンジンのリングギア側に押し出す
方式のものや、特開昭59−136567号公報に開示
されるように、ピニオンシフト専用の電磁ソレノイドを
用いず、スタータの界磁コイルで形成される磁気回路を
利用し、この磁気回路の磁気吸引力をリンク、シフトレ
バ−を介して最終的にピニオン付きスリーブに伝達する
方式のものが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの従来技術のうち、実公昭41−2404号のよ
うにスタータ出力軸と同心にピニオン移送機構の電磁ソ
レノイドを配置したものは、電磁ソレノイドをスタータ
のボディ外部に外付けしないので、特に装置の径方向の
小形化を図れる利点を有する。
しかし、ピニオンを移送するためのシフトレバ−を使用
していない分、次のような改善すべき点があった。すな
わち、これを実開昭63−60077号の第3図に示す
シフトレバ−タイプのものと比較して説明すると、シフ
トレバ−を使用するものは。
電磁ソレノイドによる磁気回路で磁気吸引される磁性可
動部材の移動距離が小さくとも、シフトレバ−の支点位
置で分けられるレバー比で拡大して、ピニオンスリーブ
の移送距離を大きくできる。換言すれば、電磁吸引力は
、磁気吸引の固定側と可動側間の距謡の2乗に反比例し
ているので、シフトレバ−を使用して移送距離の拡大を
図るならば、固定側と可動側との磁気吸引距離自体は短
くでき、その結果、電磁吸引力を強力にし、電磁ソレノ
イドの小形化を図り得る。これに対し、シフトレバ−を
持たない方式ものは、電磁ソレノイドの磁気吸引におけ
る固定側と可動側との吸引距離が即ピニオンの移送距離
になるので、電磁吸引の固定側と可動側との距離をシフ
トレバ一方式のように小さくすることができず、ソレノ
イドの大きさの制約の下で充分な電磁吸引力を確保する
ことが難しい。そのため、電磁ソレノイドを大形化して
必要な電磁力を確保したり、また、このような大形化を
行なわない場合には、ピニオンの移送力に影響してエン
ジンのリングギアとの噛み合い動作の信頼性が低下する
問題があった。この問題は、実開昭63−60077号
の第1図に記載されたような従来技術でも同様なことが
いえる。
また、上記従来例のうち、特開昭59−136567号
の方式は、スタータのモータ部における界磁巻線の励磁
力を利用して、ピニオン移送用のシフトレバ−機構を使
用しているが、このような界磁巻線はピニオン移送機構
として用いる専用の電磁ソレノイドに較べて、電磁吸引
力が小さいので、リングギアに対するピニオンの押し込
み力が弱く、スタータの信頼性が懸念される。またピニ
オンスリーブをスタータ出力軸と同心としない構造なの
で、スタータの径方向の大きさが増す傾向にあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、スタータ全体の小形化を図りつつ、ピニ
オン移送機構の電磁ソレノイドの磁気回路のうち、固定
側(v&気吸引側)と可動側(磁性可動部材)との距離
を極力小さくして、磁気吸引力の向上を図り、スタータ
の性能を高めることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、基本的には、次
のように構成する。
以下1本発明を、内容の理解を容易にするため。
第1図の実施例の符号を引用して説明する。
すなわち、本発明は、スタータの出力軸2aに嵌装され
るピニオン付きのスリーブ25と、このスリーブ25を
軸方向に移動させる駆動源たる電磁ソレノイド42とを
備えるエンジン始動用のスタータにおいて。
前記電磁ソレノイド42をピニオン付きのスリーブ25
と共に、出力軸2aにこの出力軸と同心状態で配置し、
且つこの電磁ソレノイド42には、電磁ソレノイドの通
電時に磁気回路の一部をなして磁気吸引力で軸方向に吸
引駆動される磁性可動部材46を組み込み、この磁性可
動部材46の暉動力が、支点部41を中心に旋回力を発
生するシフトレバ−32を介して、スリーブ付きピニオ
ン25に伝達される構造としてなる。
また、この基本手段を具体化したものとして、次のよう
なものを提案する。
すなわち、エンジンの始動に使用される電磁押し込み式
のスタータにおいて、 モータを駆動源としてスタータの回転力を発生させる出
力軸2aに、第1のスリーブ(押し込みスリーブ)26
とピニオン付きの第2のスリーブ(ピニオンスリーブ)
25とを軸方向に移動可能に一部が重なるように嵌装し
、この第1のスリーブ26の外周と第2のスリーブ25
の内周との間にばね設置スペースを確保して、このスペ
ースに第1のスリーブ26と第2のスリーブ25とを軸
方向で互いに反対方向に付勢するばね29を介在すると
共に、この第1.第2のスリーブ26.25の内外周間
の一部にへりカルスプライン36を形成してこれらのス
リーブ同士を螺合し、且つ。
前記出力軸2aには、電磁ソレノイド42を出方軸2a
と同心状態で第1.第2のスリーブ26゜25の外周に
位置するようにして固定配置し、この電磁式ソレノイド
42の一部にソレノイド通電時に磁気回路の一部を形成
する磁性可動部材46を軸方向に移動可能に組み込み、
この磁性可動部材46と第1のスリーブ26とを、支点
41を介して回動するシフトレバ−32により連係させ
てなる。
〔作用〕
本発明の基本的課題解決手段によれば、先ず、電磁ソレ
ノイド42は、スタータの出力軸2aにビニオンスリー
ブ25と共に同心状態で嵌装する構造となるので、電磁
ソレノイド42はスタータのモータ部1外周に外付けす
る構造とならず、モータ部と軸方向に同列に配置できる
ので、スタータを細身にして小形化を図ることができる
そして、電磁ソレノイド42を通電すると、磁性可動部
材46が所定方向に磁気吸引され、シフトレバ−32が
回動して、最終的にこのシフトレバ−32の回動力が軸
方向の押し込み方に変換されて、ピニオンスリーブ25
に伝達される。
このような動作をなす本発明によれば、電磁ソレノイド
42をスタータの出力軸2aに同心状態に配置したにも
かかわらず、シフトレバ一方式を採用する構造となるの
で、レバー比の関係で、電磁吸引の固定側、可動側(磁
性可動部材)間の距離(エアギャップ)と、ピニオンス
リーブ25の移送距離との関係を設定できる。そして、
レバー比を適宜設定すれば、上記エアギャップを小さく
しても、ピニオンスリーブ25の移送距離を拡大できる
。従って、磁性可動部材46の磁気吸引力を増大させる
ことが可能となり、その分従来よりも電磁ソレノイドの
小形化を図り得る。
なお、基本手段を具体化した手段については、実施例で
詳述しであるので、ここでの説明を省略する。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は本
実施例に用いるピニオン移送機構を示す部分斜視図、第
3図は本実施例の動作状態を示す一部切欠き断面図であ
る。
1はスタータの本体で、大別するとモータ部1とピニオ
ン移送機構1′とで構成される。モータ部1のハウジン
グ(ヨーク)laと、ピニオン移送機構1′のハウジン
グ1’  aとは軸方向に一体的に組立てられる。
モータ部1は、ヨーク1a、モータ軸(電機子軸)2、
モータ#12に取付けた電機子3、永久磁石式の界磁固
定子4、整流子・5、ブラシ6等で構成される。ブラシ
6は、ばね7の力で整流子5に接触している。また、ピ
ニオン移送機構1′は、詳細は後述するが電磁ソレノイ
ド42、シフトレバ−32等で構成される。
モータ軸2の一端は、ピニオンシフト機構1′側に突出
して、この一端にモータギア8が固着され、且つギア8
の周囲に遊星歯車減速機構13がモータ軸2と同心状態
で組み込まれている。遊星歯車減速機構13は、遊星ギ
ア9.インターナルギア10.スプロケット軸11.ス
プロケット12等で構成される。
14は、ハウジング1aとハウジング1’ aとの間に
介在されるセンターブラケット、15はリアカバーで、
これらに配設したメタル16.17を介してモータ軸2
を支持している。
モータ部1の出力側には、モータ軸2と同軸線上に出力
軸2aが配置され、その周囲に一方向ローラクラッチ機
構18が配設される。ローラクラッチ機構18は、クラ
ッチアウター19.ローラ20、インナー21の主要部
品から構成され、クラッチアウター19には遊星歯車減
速機構部13のスプロケット12が内周側より118さ
れ、スプロケット12の回転力、換言すれば遊里歯車機
構13の減速出力が伝達される。また、アウター19は
、メタル22が圧入されて、センターブラケット14′
に設けたボールベアリング24を介してインナー21上
に装着される。クラッチアウター19に伝達された回転
力は、ローラ20を介してインナー21に伝達され、さ
らに平行スプライン27を介して出力軸2aに伝達され
る。出力軸2aには、一方向クラッチ機構18の他に、
その先端寄りに押し込み用のスリーブ(第1のスリーブ
)26と、ピニオン付きスリーブ(第2のスリーブ)2
5とが一部重なる構造で軸方向に移動可能に嵌装される
ピニオンスリーブ25は、先端外周にピニオン35を形
成しつつ、押し込みスリーブ26の外周に嵌装され、ピ
ニオンスリーブ25の内周と押し込みスリーブ26の外
周間には、これらのスリーブ同士を軸方向で互いに反対
方向にばね力を付勢するばね29が介在される。押し込
みスリーブ26は、その先端にばね29の力で押される
ピニオンスリーブ25の移動を抑止するピニオンストッ
パ30とクリップ31を有している。また、押し込みス
リーブ26の後端(反ピニオン側)には。
フランジ33.34を形成して、このフランジ33.3
4間にシフトレバ−32と係合するための係合溝28が
設けである。また、押し込みスリーブ26は出力@2a
の回転力が伝達されるよう嵌装される。
押し込みスリーブ26の外周一端と、ピニオンスリーブ
25の内周一端には、ヘリ力ルスプライン36が形成さ
れ、押し込みスリーブ26の回転トルクがピニオンスリ
ーブ25に伝達可能で、且つピニオンスリーブ25が押
し込みスリーブ26上を軸方向に移動可能に螺合してい
る。
39はフロントハウジング1’ aの先端内周に設けた
ボールベアリングで、ピニオンスリーブ25を回転可能
に支持している。
また、モータの出力軸2aの外周には、ピニオンスリー
ブ25及び押し込みスリーブ26と共に電磁ソレノイド
42が出力軸2aと同心状態で固定配置される。この電
磁ソレノイド42は、コイル44と磁気回路を形成する
ソレノイドカバー45を絶縁モールド43で一体化した
もので、ソレノイドの内周側に出力軸2a先端が挿通さ
れ、且つ押し込みスリーブ26及びピニオンスリーブ2
5が軸方向に移動可能に挿通される。
電磁ソレノイド42の外周側には、その外周後半部に磁
性可動部材46が軸方向に移動可能に組み込まれる。こ
の磁性可動部材46の組み込みは、第2図に示すように
ソレノイドカバー45にスラスト溝45aを形成して、
この溝45aに組み込むもので、磁性可動部材46の後
端と遊星歯車減速機構13のカバー55との間に戻しば
ね54と、接点押しばね49が装着される。接点押しば
ね49は、可動接点47と絶鼻材48との間に介在され
る。
また、磁性可動部材46のには、係合窓46aが形成さ
れ、係合窓46aにシフトレバ−32の一端が係合され
る。シフトレバ−32は他端が二叉に分岐して、その分
岐したレバー脚部を介して押し込みスリーブ26の係合
溝28に係合している。シフトレバ−32は支点部41
を中心に回動し、そのレバー比は、支点41から磁性可
動部材46側のレバー一端までの距離と、支点41から
押し込みスリーブ26側のレバー一端までの距離とのレ
バー比を、例えばほぼ1:2の割合に設定しである。
次に本実施例の動作について説明する。
電磁ソレノイド42の通電時には、ソレノイドカバー4
5.ピニオンスリーブ25.押し込みシャフト26.ボ
ールベアリング24.センターブラケット14′、磁性
可動部材46により磁気回路が形成され、磁性可動部材
46がばね54の力に抗して、モータ側方向(遊星歯車
機構カバー55)に磁気吸引される。この移動により、
シフトレバ−32が図面に向かって反時計方向に回転し
、この回転力を受けて、押し込みスリーブ26とピニオ
ンスリーブ25とが一体にリングギア37方向に移送さ
れる。そして、第3図の実線に示すように、先ずピニオ
ン3′5がリングギア37の端面に当接し、この状態で
、ピニオンスリーブ25は当初それ以上の移動が抑制さ
れつつ、押し込みスリーブ26のみがピニオンスリーブ
25に内装されたばね29の力に抗してさらに移動する
。そして、シフトレバ−32の押し込み力と押し込みス
リーブ26で圧縮されたばね29の蓄積エネルギーとで
ピニオンスリーブ25がヘリカルスプライン36に沿っ
て回転しつつ前進し、ピニオン35が第3図の一点鎖線
に示すようにリングギア37に押し込まれて噛み合う。
そして、可動接点47が固定接点50に接触して、モー
タ部の電機子等が通電される。この通電により、モータ
が回転起動して1回転力がギア8゜遊星歯車減速機構1
3.出力軸2a、押し込みスリーブ26.ピニオンスリ
ーブ25を介してエンジンのリングギア37に伝達され
る。
しかして、本実施例によれば、次のような効果を奏する
電磁ソレノイド42を、ピニオンスリーブ25等と共に
出力軸2aに嵌装することで、スタータ全体の外径を小
形化できる。特に、本実施例の場合には、電磁ソレノイ
ド42を出力軸2aに同心に組み込んだとしても、電磁
吸引力で直接ビニオンスリーブ25を吸引することなく
、シフトレバ−32を介してピニオンスリーブ25を邸
動するので、磁性可動部材46と磁気吸引固定側55と
のエアギャップを小さくして、ピニオンスリーブ25の
移送距離を大きくすることができる。そして、磁気回路
の上記エアギャップの短縮化を図り得る結果、磁気吸引
力の増大を図り、ひいては必要な磁気吸引力を確保する
ための電磁ソレノイドの容量も小形化でき、より一層の
スタータの小形化を図り得る。
また、本実施例では、モータ回転の伝達系に遊星歯車減
速機構13を使用して、モータ軸2と。
ピニオンスリーブ25等を有した出力軸2aとも同一軸
線上に配置したので、よりスタータの径方向の小径化に
貢献できる。
さらに1本実施例では、押し込みスリーブ26とピニオ
ンスリーブ25とをばね29を介して嵌装し、これらの
要素をヘリカルスプライン36を介して係合させること
で、ピニオン35のリングギア37への押し込みが、シ
フトレバ−32の回動力の他にばね29の蓄積エネルギ
ーが加わった。
且つ回転を伴った押し込み力で行なわれるので、ピニオ
ン35とリングギア37の係合を容易にし、その分、必
要電磁力を小さくできる利点がある。
なお、上記実施例では、磁性可動部材46を第2図に示
すように長方形状の板片で形成するが、これにかえて例
えば電磁ソレノイド42のカバー外周を嵌装するような
リング形状でもよく、このようなリング形状にすれば磁
気吸引力を増大させることができる。
さらに、出力軸2aに嵌装されるスリーブとして、ピニ
オンスリーブ25と押し込みスリーブ26との2つを組
み合わせたものを例示したが、これに代えてピニオンス
リーブ25だげにして、このピニオンスリーブ25をシ
フトレバ−32で直接移動させたりしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、電磁ソレノイドをスター
タの出力軸と同心状態に配置し、かつシフトレバ一方式
を採用することで、シフトレバ−を用いないでピニオン
部材を移送する従来方式等に較べ電磁ソレノイドの小形
化を図り、加えて従来一般に使用されているシフトレバ
一方式のように電磁ソレノイドをモータ部の外周に外付
けする方式(モータ部と電磁ソレノイドを並列配置する
方式)に較べ径方向の小径化を図ることで、スタータ全
体を小形にし、且つピニオン移送機構を駆動するための
電磁吸引力も充分に確保することができる。そのため、
エンジンルームが高密度実装化された自動車への搭載性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は上
記実施例に用いるビニオン移送機構の部分斜視図、第3
図は上記実施例の動作状態を示す一部切欠き断面図であ
る。 1・・・モータ部、1′・・・ビニオン移送機構、2・
・・モータ軸(電機子軸)、2a・・・出力軸、13・
・・遊星歯車減速機構、25・・・ピニオン付きスリー
ブ(第2のスリーブ)、26・・・押し込みスリーブ(
第1のスリーブ)、29・・・ばね、32・・・シフト
レバ−135・・・ピニオン、36・・・ヘリカルスプ
ライン、37・・・リングギア、41・・・支点、42
・・・篭筒2図 第 3 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スタータの出力軸に嵌装されるピニオン付きのスリ
    ーブと、このスリーブを軸方向に移動させる駆動源たる
    電磁ソレノイドとを備えるエンジン始動用のスタータに
    おいて、 前記電磁ソレノイドを前記ピニオン付きのスリーブと共
    に、前記出力軸に該出力軸と同心状態で配置し、且つこ
    の電磁ソレノイドには、電磁ソレノイドの通電時に磁気
    回路の一部をなして軸方向に吸引駆動される磁性可動部
    材を組み込み、該磁性可動部材の駆動力が、支点部を中
    心に旋回力を発生するシフトレバーを介して、前記スリ
    ーブ付きピニオンに伝達される構造としてなることを特
    徴とするスタータ。 2、エンジンの始動に使用される電磁押し込み式のスタ
    ータにおいて、 モータを駆動源としてスタータの回転力を発生させる出
    力軸に、第1のスリーブとピニオン付きの第2のスリー
    ブとを軸方向に移動可能に且つ一部が重なるように嵌装
    し、この第1のスリーブの外周と第2のスリーブの内周
    との間にばね設置スペースを確保して、このスペースに
    第1のスリーブと第2のスリーブとを軸方向で互いに反
    対方向に付勢するばねを介在すると共に、この第1、第
    2のスリーブの内外周間の一部にヘリカルスプラインを
    形成してこれらのスリーブ同士を螺合し、且つ、前記出
    力軸には、電磁ソレノイドを該出力軸と同心状態で前記
    第1、第2のスリーブの外周に位置するようにして固定
    配置し、この電磁ソレノイドの一部にソレノイド通電時
    に磁気回路の一部を形成する磁性可動部材を軸方向に移
    動可能に組み込み、この磁性可動部材と前記第1のスリ
    ーブとを、支点を介して回動するシフトレバーを介して
    連係させてなることを特徴とするスタータ。 3、第1請求項又は第2請求項において、前記磁性可動
    部材は、前記電磁ソレノイドの外周に設けたソレノイド
    カバーに軸方向に移動可能にして組み込まれるスタータ
    。 4、第1請求項ないし第3請求項のいずれか1項におい
    て、前記出力軸は、モータ自身の電機子軸と切り離して
    該電機子軸と同軸線上に配置され、これらの電機子軸と
    出力軸とを少なくとも入力側と出力側が同一軸線上にあ
    る減速歯車機構を介して連結してなるスタータ。 5、第4請求項において、前記減速歯車機構は、遊星歯
    車機構で構成されるスタータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5311786A (en) * 1992-05-29 1994-05-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Coaxial starter motor
US6443023B1 (en) * 1996-05-24 2002-09-03 Denso Corporation Starter having improved electromagnetic switch

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