JPH02274875A - スパッタ成膜方法 - Google Patents

スパッタ成膜方法

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JPH02274875A
JPH02274875A JP9449189A JP9449189A JPH02274875A JP H02274875 A JPH02274875 A JP H02274875A JP 9449189 A JP9449189 A JP 9449189A JP 9449189 A JP9449189 A JP 9449189A JP H02274875 A JPH02274875 A JP H02274875A
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JP
Japan
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sputtering
base plate
film
substrate
film formation
Prior art date
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Pending
Application number
JP9449189A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Mikuriya
徹雄 御厨
Hideji Takahashi
秀治 高橋
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スパッタ中に基板温度が変化しても所定の膜
厚に高精度に成膜することができるスパッタ成膜方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
スパッタリング(スパッタ)は再現性の優れた薄膜形成
(成膜)方法である。また特に、特公昭53−1931
9に記載されているマグネトロンスパッタ装置により成
膜速度が高速になり、かつ基板を低温に保ったまま成膜
が可能になっているために、広く半導体などの製造プロ
セスに導入されている。
スパッタでは基板を電界中に設置するために、基板を外
部から加熱しなくとも基板温度は上昇する。マグネトロ
ンスパッタの場合は、基板温度は比較的低温に推移する
が、組成や物理的特性について、目的に応じた薄膜を形
成するには、基板温度を自在に制御する必要がある。ま
た、均一な膜質を形成するためには、基板温度は出来る
だけ一定であることが望ましい。そして、基板温度を含
めた設定可能なすべてのスパッタ条件を一定に保つこと
により成膜速度を一定にし、膜厚目標値に精度良く収め
ることを容易にしているのが一般的なスパッタ成膜方法
である。
スパッタ中の基板温度を一定に保つ方法としては、特開
昭62−50462に記載されているように、基板に近
接して設置した金属接触板を加熱して基板温度を最適に
制御する方法や、特開昭63−65066に記載されて
いるように、基板ホルダーでヒートパイプを形成し内部
の伝熱媒体の蒸発部として作動させることにより加熱制
御する方法がある。
また、スパッタ終了後は真空を破壊する前に基板を十分
冷却することが望ましい。その理由としては高温で大気
に触れることによる薄膜の変質を防ぐためである。通常
は高真空を維持したまま自然冷却するのが一般的だが、
特開昭59−70776に記載されているように、基板
温度を電流制御により降温させ、必要時に冷却媒体によ
り直線的に降温させて基板を効率的に冷却する方法もあ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
スパッタ装置では、要求される膜質を持った薄膜を形成
するために、基板を加熱制御して温度を一定にしながら
成膜することが多い。この場合、膜質劣化を防ぐために
一定温度以下に基板を冷却した後に真空を破壊して基板
を取り出す必要がある。スパッタ終了後に自然冷却を行
った場合には、冷却に長時間を要するために、スパッタ
装置の運転効率が悪くなる。また、強制的に冷却を行う
場合には、スパッタ装置が大がかりになり、初期コスト
が高くなる。
また、スパッタ中に温度を少しずつ変化させたい場合が
出てくる。例えば、薄膜の初期層は基板を高温に維持し
て成膜する必要がありながら、冷却時間短縮のために中
間層以降は基板加熱を停止してしまうことのような場合
である。しかしながら、基板温度がスパッタ中に変わる
と、成膜速度(スパッタレート)は大きく変わることが
知られており、この方法では膜厚を所定の値に精度良く
収めることは難しい。スパッタ中に膜厚モニタを利用し
て膜厚を計測することが可能ならばこの問題は解決でき
るが、真空容器や基板の形状や、電極中のプラズマのた
めに必ずしも膜厚を要求精度以上に精密に計測できると
は限らない。
本発明の目的は、上記問題点を解決して、スパッタ中に
基板温度を変えても膜厚を目標値に精度良く収めること
を容易とするスパッタ成膜方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は基板温度以外のスパッタ条件をほぼ一定にする
スパッタ成膜方法において、 予め基板温度と成膜速度の関係式、及び基板加熱停止後
の基板温度の降下式をスパッタ時間設定装置に登録して
おき、スパッタ開始前にスパッタ時間設定装置はこれら
2つの関係式から膜厚目標値に対するスパッタ時間を算
出し、この時間をスパッタ時間としてスパッタ装置に設
定するようにした成膜方法である。
〔実施例] 以下本発明を実施例に基いて説明する。第1図は本発明
を実施するための装置全体を示す図である。図において
、1はスパッタ装置(高周波マグネトロン型スパッタ装
置)である。
2はマイクロコンピュータから構成されるスパッタ時間
設定装置で、キーボード及びCRT等の入出力装置3.
フロッピ又はハードディスク等の外部記憶装置4が接続
されている。スパッタ装置1とスパッタ時間設定装置2
の間には、A/D変換器5a、5b、5c、 ・・・を
設け、スパッタ中の各種の製造条件データ、例えば、投
入電力6a。
反射波電力6b、基板温度6c、・・・が一定時間間隔
でスパッタ時間設定装置2に取り入れ、その変動状態を
CRT3に表示するようになっている。
7はスパッタ装置1の電源装置である。
8はスパッタ装置1に設置されているスパック時間設定
端子で、スパッタ時間設定装置2からインターフェイス
回路10を介してスパッタ時間を設定する6 本発明においては、まず、スパッタ中の基板温度と成膜
速度との関係を求め、この関係を予めスパッタ時間設定
装置2の記憶装置に登録しておく。
上記の基板温度と成膜速度との関係は次のようにして求
める。
l)第1図に示す構成の装置を用い、基板温度6°C以
外のスパッタ条件は常に一定になるように制御してスパ
ッタ成膜する。そして、スパッタ中に基板温度上限と下
限の範囲(例えば150°C〜350°C)で20°C
程度の温度間隔を設定して、それぞれの温度について温
度を一定に保ち、一定時間だけ基板上にスパッタ成膜を
行う。
スパッタ終了後、基板上の膜厚を計測する。そして、計
測した膜厚をスパッタ時間で割った値をその温度におけ
る成膜速度とする。
2)上記1)により、設定した全ての温度における成膜
速度が求まったら、基板温度と成膜速度の関係式(1)
を回帰分析の手法を用いて求める。
r  (f ) =r+(f ) +rz(f )+r
3(r)  +・ ・ ・ ・(1)式 ここでr (f)は、基板温度fの時の成膜速度で、r
、(f ) 、  rz(f ) 、  r=(f )
はそれぞれ回帰分析の結実用われる基板温度fの関数で
ある。また、第2図に基板温度1と成膜速度2の関係を
表すグラフ例を示す。
上記関係式(1)の求め方は、スパッタ時間設定装置2
に回帰分析プログラムを組み込んで求めるか、あるいは
、他のコンピュータ等を利用して求めることができる。
3)上記の基板温度と成膜速度との関係式(1)をスパ
ッタ時間設定装置1の外部記憶装置4に登録する。
4) スパッタ時間と基板温度の関係を求める。基板温
度変化のデータを収集する装置としては第1図のものを
用いることができる。同図に示すスパッタ装置1に取付
けである基板温度測定用熱電対から電圧を取り出し、ア
ナグロ・ディジタル変換回路5cを通じて一定のサンプ
リング時間(例えば1分)ごとにスパッタ時間設定装置
2に取り込む。スパック時間設定装置2を用いて取り込
んだデータをフロッピーディスクなどの外部記憶装置4
に格納すると同時に入出力装置3にも表示する。そして
、計測したデータに基づいて、スパッタ時間と基板温度
の関係式(2)を回帰分析の手法を用いて求める。
f  (t)=f+(t)+ fg(t)+r、(t)
  +・ ・ ・ ・・(2)式 r (t)はスパッタ時間tの時の基板温度で、r+(
t)、fz(t)、f3(t)は回帰分析の結実用われ
るスパッタ時間tの関数である。また、第3図にスパッ
タ時間と基板温度の関係を表すグラフ例を示す。第3図
では、スパッタ開始後、a時間は基板を一定温度に加熱
し、その後はスパッタを行ないながら自然冷却する場合
を示している。
次に、基板温度と成膜速度の関係式(1)と、スパッタ
時゛間と基板温度の関係式(2)を一つにまとめてスパ
ッタ時間ト成膜速度の関係式1式% ・・・(3)式 ここで、s (t)は、スパッタ時間tの時の成膜速度
である。この式をスパッタ時間で積分すると、膜厚を求
めることが可能な積分方程式%式% ・・・(4)1式 りは膜厚、Tは設定すべきスパッタ時間、Sは(3)弐
を積分した結実用われるSの原始関数である。
そして、この積分方程式(4)をスパッタ時間について
解くプログラム(スパッタ時間算出プログラム11)を
スパッタ時間設定装置2に格納しておく。
続いて、スパッタ成膜時の操作について説明する。まず
、スパッタ時間設定装置2のスパッタ時間算出プログラ
ム11をスタートし、これからスパッタ成膜を行う品名
の膜厚目標値を入出力装置3から入力する。すると、ス
パッタ時間設定装置2は、前記(1)〜(3)式を参照
して、(4)式からスパッタ時間Tを算出する。続いて
、スパッタ時間設定装置2は、このスパッタ時間Tをイ
ンターフェイス回路10.スパッタ時間設定端子8を介
してスパッタ装置1に自動登録する。
続いて、スパッタ装置1を稼働させ、基板にスパッタ成
膜を行なう、そして、このスパッタ時間は、前記の通り
、スパッタ時間設定装置2が、自動登録したT時間継続
される。このときのスパッタ条件は、基板温度以外はほ
ぼ一定になるようにする。
以上に説明した本発明は、さらに次にようにすることに
より、膜厚目標値に対する成膜精度を向上させることが
できる。
1) スパッタ時間と基板温度との関係式(2)をスパ
ッタする品名ごとに求め、スパッタ時間設定装置2に登
録する。これは、第3図に示すように、スパッタ開始後
、基板を8時間一定温度に加熱し、その後に自然冷却さ
せると、その温度降下曲線すは、品名ごとに熱容量が異
なるからである。
2)本発明のスパッタ成膜方法はバッチ方式であるので
、上記1)をさらに、スパッタ1バッチ分の数量(スパ
ッタ個数)を適度に区分けし、品名別にこの範囲ごとに
スパッタ時間と基板温度との関係式をスパッタ時間設定
装置2に登録しておく。そして、スパッタ開始前に、入
出力装置3から品名とスパッタ個数を入力すると、スパ
ッタ時間設定装置2は該当する関係式を選択し、スパッ
タ時間を算出するようにする。
以上説明した本発明は次の効果を有している。
■) スパッタ中に基板温度を変えても、目標膜厚に精
度良く成膜することができる。特に、スパッタ開始後、
一定時間は基板を一定温度に加熱し、その後は基板加熱
を停止するスパッタ成膜方法に本発明を適用すると効果
が大である。
2) 既存のスパッタ装置の大幅な改造を伴わないで本
発明を実施することができる。
3) スパッタ途中から基板の自然冷却を行ないながら
スパッタを行なう成膜に本発明を適用すると、膜厚目標
値に対し精度の高い成膜を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体図、第2図は基板
温度と成膜速度との関係を示すグラフ、第3図は基板を
一定温度に加熱した後の温度降下を示すグラフである。 1ニスバツタ装置、2;スパッタ時間設定装置、3;入
出力装置。 基板1度

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基板温度以外のスパッタ条件をほぼ一定にするスパッタ
    成膜方法において、 予め基板温度と成膜速度の関係式及び基板加熱停止後の
    基板温度の変化をスパッタ時間設定装置に登録しておき
    、前記スパッタ時間設定装置は前記2つの関係式から膜
    厚目標値に対するスパッタ時間を算出し、この時間をス
    パッタ時間としてスパッタ装置に設定することを特徴と
    するスパッタ成膜方法。
JP9449189A 1989-04-14 1989-04-14 スパッタ成膜方法 Pending JPH02274875A (ja)

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