JPH02274318A

JPH02274318A - ベンディング装置

Info

Publication number: JPH02274318A
Application number: JP9690589A
Authority: JP
Inventors: Kokichi Tsuru; 鶴　幸吉
Original assignee: KANZAKI KOGYO KK
Current assignee: KANZAKI KOGYO KK
Priority date: 1989-04-17
Filing date: 1989-04-17
Publication date: 1990-11-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は鋼板等の曲げ加工を行うベンディング装置に関
する。

（従来の技術）従来から一般に、薄板の長尺もの、小径円筒および小Ｒ
（アール）などの成形加工は、上側に１本、下側に２本
のロールを設けたロール曲げ機により行われている。

そして近年では建築物の高級化に伴い、支柱、伜、ビー
ムなどに外張り装飾を兼ねた薄板高張力鋼（ステンレス
鋼板、耐候性鋼板）製の円筒、リブなどが使用されるよ
うになり、その需要が増大し、加工生産に追われる現状
となっている。

（発明が解決しようとする課題）このような現状において、曲げ加工の場合ロールを小さ
くすれば、加工ロールが曲がって正確な円筒を成形する
ことができず、上側の加工ロールを大きくし、下部ロー
ル２本の軸心間を広くすれば板材のスプリングバッグが
大きくなって小径の曲げ加工ができず、そのために、小
径や円筒径の場合はブレーキプレス等により小ピツチで
押さえＲを付け、半円成形した２個を円筒状に継ぎ合わ
せ溶接により成品化している。

またＵリブの場合には、Ｒ部をプレスで順次送り加工成
形しているので、プレス段が付く不具合があるが、何れ
も成形加工に相当の工数を要し、コスト高となっている
。

本発明はこれに鑑み、精度、加工コストの面でニーズに
マツチした成品とすることができるベンディング装置を
提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的と
してなされたものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明は、薄板類の長尺、小
径の円筒、υ型等の成型加工を行う１個の上部ロールお
よび２個の下部ロールを備えたベンディング装置におい
て、該上部ロールに、加圧前予め下方に撓みを与え、加
圧時撓みをなくして直線となるようにした上部ロールサ
ポートを両側に設けたことを特徴とする。

（作　用）上記構成により、ベンディング加圧前に予め上部ロール
に逆撓みが与えられているから、加圧時はワークからの
反力により上部ロールの撓みをなくすことができる。

（実施例）以下、本発明を第１図乃至第７図に示す実施例を参照し
て説明する。

本発明にか−るベンディング装置１は、薄板類の長尺、
小径の円筒、Ｕ型等の成型加工を行う１個の上部ロール
２および２個の下部ロール３．３を備えたベンディング
装置において、該上部ロール２に、加圧前予め下方に撓
みを与え、加圧時撓みをなくして直線となるようにした
上部ロールサポート４を両側に設けた構成とされている
。

ベンディング装置１は、基台５の上に凹型フレーム６が
設けられており、該凹型フレーム６内には同じ基台５の
上にａ置された下部ロールビーム７があり、その上面の
長手方向の両側には長手方向を複数等分した直角方向の
各位置に複数の切り欠き満８が平行に設けられている。

下部サポートロールブラケット９は、前記切り欠き溝８
に係合して溝方向にスライド可能とじた係合部を有して
前記下部ロールとビーム７の上面に多数取り付けられて
いる。

各下部サポートロールブラケット９には、下部ロール３
の下部ロールサポートロール１０，１０がビン１１によ
り回転自在に設けられ、このサポートロール１０．１０
に接するように長尺の下部ロール３がそれぞれ支持され
ている。

門型フレーム６の下方には、−側の外方にブラケット１
２を介して駆動モータ１３が設けられ、この駆動モータ
１３にはギヤボックス１４が連結されていて、このギヤ
ボックス１４から１本は上側に、２本が駆動モータ１３
と同軸上で並列に分岐した計３本の軸のうち、２本がユ
ニバーサルジヨイント１５を介して前記下部ロール３・
の端部に連結されている。この場合上側の軸は下側の軸
と回転が逆になることになる。

これにより駆動モータ１３を駆動させると、下部ロール
３は下部ロールサポートロール１０上で回転するように
なる。

また凹型フレーム６の一側の上部には上部ロールサポー
ト１６の昇降用モータ１７が設けられ、このモータ１７
にはベベルギヤボックス１８が連結されている。このベ
ベルギヤボックス１８から駆動軸１９が中間軸受２０を
介して他側に伸び、この他側に設けられたベベルギヤボ
ックス２１に連結されている。両ベベルギヤボックス１
８２１から下方にはそれぞれスクリュー軸２２が垂下し
て設けられ、その軸端にはスクリュー軸２２と螺合する
ナツト部分を有する上部ロールサポート１６が懸吊され
ている。

したがって昇降用モータ１７を駆動すれば、上部ロール
サポート１６はスクリュー軸２２の回転に伴ってスクリ
ュー軸２２上を昇降するようになる。

上部ロールサポート１６の下部の長手方向には、複数個
でかつ前記下部サポートロールブラケ・ント９に対応す
るように多数の上部サポートロールブラケット２３がア
ジャストネジ２４により保持されている。

そしてこの上部サポートロールブラケット２３には、上
部ロールサポートロール２５．２５がピン２６により回
転自在に保持されている。

上部ロールサポートロール２５，２５の外周面には長尺
の前記上部ロール２が接触により支持され、その両端は
凹型フレーム６の長平方向の両端に達して、その一端は
前記ギヤボックス１４から分岐した上側の軸のユニバー
サルジヨイント２７に連結されている。

前記上部ロール２は下部ロール３の上で近接した位置に
設けられ、この間にワークＷを挟むことによりワークＷ
の曲げ加工を行うものである。

また門型フレーム６の長平方向の一側面両端には、上部
ロールサボー・ト１６を第４図において左右方向に移動
させるアジャストスクリュー２８゜２８が設けられてい
る。

さらに門型フレーム６の前記駆動モータ１３のある側の
反対側にはビン２９により起倒目在なフレーム３０が設
けられており、このフレーム３０が倒れた状態になった
ときに装置１内からワークＷの取り出しを行うようにな
っている。

つぎに作用を説明する。

まず平板状のワークＷから円筒を成形するには、凹型フ
レーム６の長平方向の側面からワークＷを装置１内の上
部ロール２と下部ロール３との間に挿入し、駆動モータ
１３を駆動して各ロール２゜３を回転させ、かつ上部ロ
ール２に昇降用モータ１７を駆動して加圧する。

同時に左右のアジャストスクリュー２８．　２８を調整
しながら下部サポートロールブラケット９を上ロール２
の移動により追従して左右に移動させる。この状態を図
に示すと第５図のようにワークＷは下部ロール３の右回
転により矢印のように回転して一部が欠けた円状の最終
前工程となる。

この図では上部ロール２の位置は装置１の中心と一致し
てないが、このずれはユニバーサルジヨイント２７の揺
動範囲で移動することが可能である。この状態から駆動
モータ１３の回転方向を逆にして下部ロール３を逆回転
させ、上部ロール２を装置１の中心に戻すと第６図に示
すように成形最終状態の円筒が得られる。

つぎにＵリブ成形の場合には、第５図の状態から上部ロ
ール２は昇降動による加圧を繰り返すと共に、下部ロー
ル３を上部ロール２の左右の移動に追従させて左右に移
動させる。この場合も下部ロール３の移動はユニバーサ
ルジヨイント１５の揺動範囲に限定されるが、第７図の
状態を得ることができる。

この状態になったとき、前記フレーム３０を倒して装置
１内から成品を長平方向に取り出せばよい。

しかして本発明では、このような作動の際に加圧前に予
め上部ロール２に対して中央部が下側に撓ませてあり、
加圧時に撓みがワークＷの反作用によりな（なって真っ
直ぐな状態となるから加工に対しての仕上げ精度が良好
となる。なお、加圧前上部ｄ−ル２に撓みを与えるには
前記アジャストネジ２４を個々に調節して予め中央部が
撓みを持つようにすればよい。

（発明の効果）以上説明したように本発明は、薄板類の長尺、小径の円
筒、Ｕ型等の成形加工を行う１個の上部ロールおよび２
個の下部ロールを備えたベンディング装置において、該
上部ロールに、加圧前予め下方に撓みを与え、加圧時撓
みをなくして直線となるようにした上部ロールサポート
を両側に設けたので、加工精度が向上し、かつ従来のよ
うに曲がり修正などの手直しが全く不要になるのでコス
ト低減並びに加工の迅速化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にか〜るベンディング装置の側面図、第
２図は第１図の後面図、第３図は第１図の上部および下
部ロールサポートロール部分の詳細を示す側面図、第４
図は第３図のＡ−Ａ断面図、第５図は第１図の装置を用
いて円筒に成形した場合の最終前工程を示す断面図、第
６図は第５図の最終工程を示す断面図、第７図はＵリブ
成形の場合を示す断面図である。１・・・ベンディング装置、２・・・上部ロール、３・
・・下部ロール、４・・・上部ロールサポート、５・・
・基台、６・・・門型フレーム、７・・・下部ロールビ
ーム、８・・・切り欠き溝、９・・・下部サポートロー
ルブラケット、１０・・・下部ロールサポートロール、
１１・・・ビン、１２・・・ブラケット、１３・・・駆
動モータ、１４・・・ギヤボックス、１５・・・ユニバ
ーサルジヨイント、１６・・・下部ロールサポート、１
７・・・昇降用モータ、１８・・・ベベルギヤボックス
、１９・・・駆動軸、２０・・・中間軸受、２１・・・
ベベルギヤボックス、２２・・・スクリュー軸、２３・
・・上部サポートロールブラケット、２４・・・アジャ
ストネジ、２５・・・上部ロールサポートロール、２６
・・・ビン、２７・・・ユニバーサルジヨイント、２８
・・・アジャストスクリュー、２９・・・ビン、３０・
・・フレーム、Ｗ・・・ワーク。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄第２図第４図第５図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

薄板類の長尺、小径の円筒、Ｕ型等の成型加工を行う１
個の上部ロールおよび２個の下部ロールを備えたベンデ
ィング装置において、該上部ロールに、加圧前予め下方
に撓みを与え、加圧時撓みをなくして直線とするように
した上部ロールサポートを両側に設けたことを特徴とす
るベンディング装置。