JPH022727Y2 - - Google Patents

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JPH022727Y2
JPH022727Y2 JP1985116191U JP11619185U JPH022727Y2 JP H022727 Y2 JPH022727 Y2 JP H022727Y2 JP 1985116191 U JP1985116191 U JP 1985116191U JP 11619185 U JP11619185 U JP 11619185U JP H022727 Y2 JPH022727 Y2 JP H022727Y2
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motor
variable displacement
rolling
speed
casing
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JP1985116191U
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JPS6226404U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は可変容積形ホイールモータを使用した
転圧機械、特にフレームの左右に軸支される転圧
輪を配設し、例えばフレームが分割されてなるセ
ンタピン式マカダム形ロードローラの駆動装置に
関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置としては、例えば、可変容
積形オイルポンプと定容積形オイルモータの単一
組合せによる装置、または本出願人が可変速度、
可変牽引力用として、実公昭49−11794号公報に
おいて提案した装置すなわち、従来の可変容積形
オイルポンプと定容積形オイルモータを結ぶ油圧
管路に切換バルブを設けることにより、変速範囲
を2倍程度に広げることを可能にする装置等があ
る。
そして、従来の走行駆動装置の装着構造として
第3図及び第4図に示すものが知られている。す
なわち、第3図、第4図は可変容積形オイルポン
プ(図示せず)と定容積オイルモータの単一組合
せによる装置で、第3図は定容積形オイルモータ
20が夫々1つずつ左右の後部転圧輪21に設け
られていて、前記定容積形オイルモータ20の駆
動軸22は、転圧輪21の車軸23に対して偏心
した位置、即ち該車軸23に嵌合された内歯車2
4に噛合するピニオン25に挿着されている。そ
して、前記内歯車24は転圧輪21のデイスク2
6に固定されていて、前記オイルモータ20の回
転力をピニオン25と内歯車24によつて減速さ
せ、内歯車24の回転をデイスク26を介して転
圧輪に伝達させるものである。また、第4図は定
容積形オイルモータ27の回転力をかさ歯車機構
28により、車軸29、デイスク30を介して駆
動輪31に伝達させている。従つて、従来の走行
駆動装置の取付け構造は複雑であり、同時に車体
フレーム内の車軸中心線近傍にはモータやスピン
ドルが組込んでいるので、フレーム内を有効に使
用できないものとなつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 従来技術に記載した前者の装置は、その速度範
囲が狭く限られている。これは定容積形オイルモ
ータの出力トルクが可変容積形オイルポンプの油
圧力によつて限定されるので、例えば牽引力ある
いは登坂能力を満足するように設定すれば、所要
の車両速度が得られず、車両速度を満足するよに
決定すれば所要の牽引が得られない状況をきたし
た。これは周知の如く、車両の速度と牽引力とが
反比例の関係があることに起因している。また後
者の装置は切換弁の切換により変速範囲を広げる
よう考案がなされたが、その範囲は2倍程度であ
り、加えて高速時には前後輪何れか一方側の車輪
が駆動しない(フリー状態になる)ことによる転
圧性能上の問題があつた。
本考案は上記問題点にかんがみ、変速範囲を目
的に応じて幅広く選択できる外に、たとえば前輪
が2倍のスピードになつたとき、後輪も同様に2
倍のスピードとなつて、走行性と転圧性能に優
れ、しかも構造が簡単でメンテナンスも容易な可
変容積形ホイルモータを使用した転圧機械の走行
装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案は2速変速機能を有し基部をフレームに
取付けられた可変ピストンモータと、この可変ピ
ストンモータの回転によつて駆動される減速用遊
星歯車と、該減速用遊星歯車を介して回転される
円筒形状のケーシングとを有し、該ケーシングと
前記可変ピストンモータのハウジングとの間には
ベアリングを介装してなる可変容積形ホイールモ
ータの上記ケーシングの外周面を転圧機械のデイ
スクに固設して構成したものである。従つて、モ
ータ自体が2速変速機能をもつており、このモー
タの回転軸の回転は、歯車とベアリングとの機械
的手段を介して転圧機構のデイスクに固設された
円筒形状のハウジングに伝達されるので転圧輪は
2速変速機能を発揮すると共に、車体フレーム内
の車軸中心線近傍を有効に利用できる。
(実施例) 以下、本考案実施例を第1図、第2図の図面を
参照して説明する。同図において、1は2速の可
変容積形ピストンモータである。該モータ1の基
部1aはフレーム2に取付けられ、モータ1の回
転軸3はモータ本体より突出し、この突出した回
転軸に歯車4が刻設される。該歯車4に遊星歯車
5,5aが噛合され、該遊星歯車5,5aは円周
状ケーシング6の内周面に刻設された歯車7に噛
合される。上記ケーシング6は転圧輪のデイスク
8にボルト9によつて固定されると共に該ケーシ
ング基端部6aの内周面はモータのハウジング1
bの外側面にベアリング10,11を介して回転
自在に嵌合され、防塵用オーリング12も介設し
ている。
本実施例は上記のように構成されたので、モー
タ1は2速可変容積形ピストンモータであること
から、該モータの回転軸3は2速変速機能を有
し、該回転軸3の回転に伴つて、円筒形状のケー
シング6は遊星歯車5,5aを介して減速駆動さ
れる。従つて、ケーシング6に固設された転圧輪
のデイスク8を介して転圧機械のローラ(図示さ
れていない)はモータ1の回転に伴つて、2速変
速機能を発揮する。
次に、上記可変容積形ホイールモータを、第2
図に示すセンタピン式マカダム形ロードローラの
前輪32,33、後輪34の各駆動モータ35,
36,37に適用する場合を吟味する。
例えば、可変容積オイルポンプの油圧量400を
前輪のオイルモータ35,36に夫々圧油量100
ずつ、後輪のオイルモータ37に圧油量200を供
給し、前後輪が夫々1回転すると仮定する。次
に、運転席に設けた切換手段によつて可変容積形
ホイルモータ35,36,37の斜板を操作し
て、前輪のオイルモータ35,36が圧油量50,
50、後輪のオイルモータ37が圧油量100で夫々
1回転するように切換えると、オイルポンプ38
の圧油量400によつて、前後輪の各オイルモータ
35,36,37は2回転し、前後輪の速度を2
倍にでき、走行性、転圧性に優れると共に車速が
2倍になつても前輪、後輪共に駆動することによ
り、従来、車輪が駆動しないために来たした転圧
性能上の問題(合材の押し出し、平坦性、ヘアク
ラツク等の諸問題等)を改善し、転圧性能の向上
をはかることができる。なお、可変容積形ホイー
ルモータの変速範囲は設計時点において、使用目
的に応じて例えば2〜6倍に容易に選定すること
が出来る。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、2速変速可能な
可変容積形ピストンモータを用い、該モータの回
転軸から機械的手段を介して転圧機械のローラの
速度を2速変速できるようにしたので、次のよう
な効果を生じる。
従来の転圧機械は変速比が2速度であつたが、
本考案によると、6程度となつて、変速域が広が
り、走行性に優れると共に、高速時にあつても前
輪、後輪共に駆動することにより転圧性能も向上
し、従来例に比べて車体フレーム内の車軸中心近
傍を有効に使用できると共に、構造が簡単となる
ので、メンテナンスが容易となる外に、コスト安
となり軽量化も達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の一部断裁の正面図、第
2図は本考案実施例のセンタピン式マカダム形ロ
ードローラの構成図、第3図は、第4図は従来の
走行駆動装置の概略構成図である。 1……可変容積形ピストンモータ、2……フレ
ーム、3……回転軸、4,7……歯車、5,5a
……遊星歯車、6……ケーシング、8……転圧輪
のデイスク、9……ボルト、10,11……ベア
リング、12……オーリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可変速機能を有し基部をフレームに取付けられ
    た可変容積形ピストンモータと、この可変容積形
    ピストンモータの回転によつて駆動される減速用
    遊星歯車と、該減速用遊星歯車を介して回転され
    る筒形状のケーシングとを有し、該ケーシングと
    前記可変容積形ピストンモータのハウジングとの
    間にはベアリングを介装してなる可変容積形ホイ
    ールモータの上記ケーシングの外周面を転圧機械
    のデイスクに固設して構成したことを特徴とする
    転圧機械の走行駆動装置。
JP1985116191U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH022727Y2 (ja)

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JPS6226404U JPS6226404U (ja) 1987-02-18
JPH022727Y2 true JPH022727Y2 (ja) 1990-01-23

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ID=31000549

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6226404U (ja) 1987-02-18

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