JPH02271506A - 酸化物超電導シートコイルの製造方法 - Google Patents
酸化物超電導シートコイルの製造方法Info
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- JPH02271506A JPH02271506A JP9204789A JP9204789A JPH02271506A JP H02271506 A JPH02271506 A JP H02271506A JP 9204789 A JP9204789 A JP 9204789A JP 9204789 A JP9204789 A JP 9204789A JP H02271506 A JPH02271506 A JP H02271506A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は核磁気共鳴装置や粒子加速器に用いられる超電
導マグネットの巻線などとして開発が進められている酸
化物超電導ンートコイルの製造方法に関する。
導マグネットの巻線などとして開発が進められている酸
化物超電導ンートコイルの製造方法に関する。
「従来の技術」
最近に至り、常電導状態から超電導状態に遷移する臨界
温度(T c)が液体窒素温度を超える値を示す酸化物
系の超電導体が種々発見されている。
温度(T c)が液体窒素温度を超える値を示す酸化物
系の超電導体が種々発見されている。
そして、このような酸化物超電導体を用いて核磁気共鳴
装置あるいは粒子加速器等に適用される超電導コイルの
作製が試みられている。
装置あるいは粒子加速器等に適用される超電導コイルの
作製が試みられている。
このような酸化物超電導体からなる超電導コイルの製造
方法の一例として、ステンレス、銅などの金属材料から
なる基板を用意し、この基板に渦巻き状の荷を形成し、
次いでこの溝内に酸化物超電導粉末あるいは酸化物超電
導粉末の面駆体粉末を充填し、その後に加熱処理を施し
て固相反応により溝内の粉末を焼結し、溝に沿って渦巻
き状の超電導回路を形成して酸化物超電導コイルを得る
方法が知られている。
方法の一例として、ステンレス、銅などの金属材料から
なる基板を用意し、この基板に渦巻き状の荷を形成し、
次いでこの溝内に酸化物超電導粉末あるいは酸化物超電
導粉末の面駆体粉末を充填し、その後に加熱処理を施し
て固相反応により溝内の粉末を焼結し、溝に沿って渦巻
き状の超電導回路を形成して酸化物超電導コイルを得る
方法が知られている。
「発明が解決しようとする課題」
ところが、粉末を焼結して同相反応により酸化物超電導
体を生成させる場合は、粉末粒子間に存在する空隙が元
素拡散の障害となるために、粉末に含有される元素を十
分に拡散反応させるためには、粉末を極めて高い圧力で
圧密する必要がある。
体を生成させる場合は、粉末粒子間に存在する空隙が元
素拡散の障害となるために、粉末に含有される元素を十
分に拡散反応させるためには、粉末を極めて高い圧力で
圧密する必要がある。
しかしながら面述の従来方法においては、溝内の粉末の
圧密度が低い関係から、焼結時に生じる元素の拡散反応
が満足になされない傾向があり、臨界温度と臨界電流密
度の高い超電導回路を形成することかできない問題があ
った。また、前述の従来方法によって超電導コイルを製
造した場合、焼結処理によって基板の構成元素が粉末側
に拡散し、酸化物超電導体を汚染するために、超電導回
路の臨界温度や臨界電流密度が低下する問題があった。
圧密度が低い関係から、焼結時に生じる元素の拡散反応
が満足になされない傾向があり、臨界温度と臨界電流密
度の高い超電導回路を形成することかできない問題があ
った。また、前述の従来方法によって超電導コイルを製
造した場合、焼結処理によって基板の構成元素が粉末側
に拡散し、酸化物超電導体を汚染するために、超電導回
路の臨界温度や臨界電流密度が低下する問題があった。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、均一で緻密
な構造の酸化物超電導回路を生成させることができ、臨
界温度と臨界電流密度の優れた酸化物超電導シートコイ
ルを製造することができる方法を提供することを目的と
する。
な構造の酸化物超電導回路を生成させることができ、臨
界温度と臨界電流密度の優れた酸化物超電導シートコイ
ルを製造することができる方法を提供することを目的と
する。
1課題を解決するための手段」
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、一
般式Y −B a−Cu−0で示される組成の酸化物超
電導回路らなる超電導回路を具備してなる酸化物超電導
シートコイルの製造方法において、Y eB at C
u+ Osなる組成の複合酸化物からなる基板を形成し
、この基板上にBaCu0t粉CuOを含有するコイル
パターン状の回路層を形成し、次いで酸素雰囲気中にお
いて酸化物超電導体を生成させる熱処理を行うものであ
る。
般式Y −B a−Cu−0で示される組成の酸化物超
電導回路らなる超電導回路を具備してなる酸化物超電導
シートコイルの製造方法において、Y eB at C
u+ Osなる組成の複合酸化物からなる基板を形成し
、この基板上にBaCu0t粉CuOを含有するコイル
パターン状の回路層を形成し、次いで酸素雰囲気中にお
いて酸化物超電導体を生成させる熱処理を行うものであ
る。
「作用 」
Y tB arc u+Osなる組成の基板の構成元素
とBa、Cu、O,とCuOを含有する回路層の構成元
素か拡散反応して緻密で均一なY −B a−Cu−0
系の酸化物超電導回路が生成する。また、基板を構成す
る元素が酸化物超電導体を構成する元素であって、基板
構成元素の拡散を利用して酸化物超電導回路を生成する
ので、従来方法のような金属基板の構成元素の拡散によ
る悪影響は生じない。
とBa、Cu、O,とCuOを含有する回路層の構成元
素か拡散反応して緻密で均一なY −B a−Cu−0
系の酸化物超電導回路が生成する。また、基板を構成す
る元素が酸化物超電導体を構成する元素であって、基板
構成元素の拡散を利用して酸化物超電導回路を生成する
ので、従来方法のような金属基板の構成元素の拡散によ
る悪影響は生じない。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
第1図ないし第4図は、本発明の製造方法を酸化物超電
導シートコイルの製造方法に適用した一実施例を説明す
るためのものである。
導シートコイルの製造方法に適用した一実施例を説明す
るためのものである。
第1図は本発明の方法を実施して得られた酸化物超電導
ノートコイルの一例を示すもので、第1図に示すシート
コイルSを製造する場合、本実施例では、まず、円板状
の基板lを形成する。この基板IはY tB at C
u+ Osなる組成の複合酸化物粉末をプレス成形など
の加圧法により圧密成形したものである。前記複合酸化
物粉末を形成するには、Y化合物粉末とBa化合物粉末
とCu化合物粉末をY:Ba:Cu:O=2:I :I
:5の割合になるように混合し、大気中あるいは酸素
気流中で800〜950℃で1〜数十時間加熱し、次い
で粉砕する処理を行なえば良い。ここで具体的には、Y
t O、粉末とBaCO5粉末とCuO粉末をY :
B a:Cu:o =2:1・l:5の割合になるよう
に混合し、950℃で24時間熱処理する処理などを行
う。
ノートコイルの一例を示すもので、第1図に示すシート
コイルSを製造する場合、本実施例では、まず、円板状
の基板lを形成する。この基板IはY tB at C
u+ Osなる組成の複合酸化物粉末をプレス成形など
の加圧法により圧密成形したものである。前記複合酸化
物粉末を形成するには、Y化合物粉末とBa化合物粉末
とCu化合物粉末をY:Ba:Cu:O=2:I :I
:5の割合になるように混合し、大気中あるいは酸素
気流中で800〜950℃で1〜数十時間加熱し、次い
で粉砕する処理を行なえば良い。ここで具体的には、Y
t O、粉末とBaCO5粉末とCuO粉末をY :
B a:Cu:o =2:1・l:5の割合になるよう
に混合し、950℃で24時間熱処理する処理などを行
う。
このように得られた複合酸化物粉末をプレス加工、ある
いは、静水圧プレス法などの手段で円板状に形成して基
板lを得ることができる。なお、基板lを形成する場合
、その上面と裏面にはそれぞれ第4図に示すように渦巻
き状の溝2を形成するように加工する。この溝2は目的
とする回路パターンと同一形状のもので、このl11f
2を形成するには、プレス加工の型に溝を形成しておい
ても良いし、プレス加工後に機械切削あるいはレーザ加
工を実施するか、エツチング処理などの化学的手段によ
り溝を形成する方法などを行っても良い。
いは、静水圧プレス法などの手段で円板状に形成して基
板lを得ることができる。なお、基板lを形成する場合
、その上面と裏面にはそれぞれ第4図に示すように渦巻
き状の溝2を形成するように加工する。この溝2は目的
とする回路パターンと同一形状のもので、このl11f
2を形成するには、プレス加工の型に溝を形成しておい
ても良いし、プレス加工後に機械切削あるいはレーザ加
工を実施するか、エツチング処理などの化学的手段によ
り溝を形成する方法などを行っても良い。
次に基板1の溝2に第4図に示すようにBaCu0t粉
末とCuO粉末を1:1で混合し、仮焼した混合粉末を
充填し、充填層4を形成する。前記仮焼処理は、大気中
あるいは酸素ガスを適吊流した雰囲気中において、80
0〜1000℃に加熱することで行うことが好ましい。
末とCuO粉末を1:1で混合し、仮焼した混合粉末を
充填し、充填層4を形成する。前記仮焼処理は、大気中
あるいは酸素ガスを適吊流した雰囲気中において、80
0〜1000℃に加熱することで行うことが好ましい。
溝2に混合粉末4を充填したならば、基板1を酸素気流
なとの酸素存在雰囲気において980〜1020℃で数
時間〜数十時間程度加熱し、その後に室温まで例えば1
00℃/時間の割合で徐冷する熱処理を施す。前記温度
に加熱した場合、基板lは溶融しないが、充填層4は一
部溶融して液状となり、充填層4の溶融体とその周囲の
基板1との間で固液反応が進行し、冷却後に溝2内のは
ぼ全体に第4図に示すようにY rB atCu、+0
7−6なる組成の酸化物超電導体からなる超?ri導回
路6が生成し、第1図あるいは第3図に示すような超電
導シートコイルSを得ることができる。
なとの酸素存在雰囲気において980〜1020℃で数
時間〜数十時間程度加熱し、その後に室温まで例えば1
00℃/時間の割合で徐冷する熱処理を施す。前記温度
に加熱した場合、基板lは溶融しないが、充填層4は一
部溶融して液状となり、充填層4の溶融体とその周囲の
基板1との間で固液反応が進行し、冷却後に溝2内のは
ぼ全体に第4図に示すようにY rB atCu、+0
7−6なる組成の酸化物超電導体からなる超?ri導回
路6が生成し、第1図あるいは第3図に示すような超電
導シートコイルSを得ることができる。
前記熱処理時においては、Y2Ba1Cu1O5なる組
成の充填層4に、熱処理雰囲気中の酸素が拡散し、更に
、基板1の構成元素が固液反応により十分に拡散して反
応するので、従来行なわれていた粉末を混合して焼結す
る固相反応を利用した方法よりも短時間で超電導特性の
侵れたY+BatCu307−8なる組成の酸化物の超
電導回路6を生成させることができる。また、粉末の圧
密体を熱処理する従来方法に比較して空孔のない緻密な
構造の酸化物の超電導回路6を生成さけることができる
。
成の充填層4に、熱処理雰囲気中の酸素が拡散し、更に
、基板1の構成元素が固液反応により十分に拡散して反
応するので、従来行なわれていた粉末を混合して焼結す
る固相反応を利用した方法よりも短時間で超電導特性の
侵れたY+BatCu307−8なる組成の酸化物の超
電導回路6を生成させることができる。また、粉末の圧
密体を熱処理する従来方法に比較して空孔のない緻密な
構造の酸化物の超電導回路6を生成さけることができる
。
そしてこのような酸化物の超電導回路6は臨界温度が高
く、臨界電流密度ら優れている。
く、臨界電流密度ら優れている。
また、第1図に示す超電導シートコイルSは絶縁処理し
た上で多数枚積層されて相互の超電導回路どうしを接続
し、超電導マグネットを構成するために使用される。そ
して、このように多数枚積層して超電導マグネットを形
成する場合、積層される超電導シートコイルSにおいて
超電導回路以外の部分は絶縁状態としておく必要がある
。この点において前記超電導シートコイルSにあっては
基板lが絶縁体であるので従来の金属基板に比較して絶
縁処理が容易であり、積層した超電導シートコイルS・
・・間の絶縁性を容易に確保できる。
た上で多数枚積層されて相互の超電導回路どうしを接続
し、超電導マグネットを構成するために使用される。そ
して、このように多数枚積層して超電導マグネットを形
成する場合、積層される超電導シートコイルSにおいて
超電導回路以外の部分は絶縁状態としておく必要がある
。この点において前記超電導シートコイルSにあっては
基板lが絶縁体であるので従来の金属基板に比較して絶
縁処理が容易であり、積層した超電導シートコイルS・
・・間の絶縁性を容易に確保できる。
第5図は本発明の第2実施例を示す乙ので、この例の酸
化物超電導シートコイルS′は溝加工を施していない基
板7の表裏面に渦巻き状の超電導回路8を形成した例で
ある。
化物超電導シートコイルS′は溝加工を施していない基
板7の表裏面に渦巻き状の超電導回路8を形成した例で
ある。
この例の酸化物超電導ンートコイルS゛を製造するには
、先の例で用いた複合酸化物粉末をプレス加工する際に
、溝の無い状態の円板状に加工して基板7を得、この基
板7の表裏面に、先の例で用いた仮焼混合粉末をペース
ト状にして各々渦巻き状に塗布し、塗布後に熱処理を施
せば良い。前記ペーストを作成するには、複合酸化物粉
末に水と有機セルロース等の粘着剤を適宜添加すること
により粉末をペースト状に調整することができる。
、先の例で用いた複合酸化物粉末をプレス加工する際に
、溝の無い状態の円板状に加工して基板7を得、この基
板7の表裏面に、先の例で用いた仮焼混合粉末をペース
ト状にして各々渦巻き状に塗布し、塗布後に熱処理を施
せば良い。前記ペーストを作成するには、複合酸化物粉
末に水と有機セルロース等の粘着剤を適宜添加すること
により粉末をペースト状に調整することができる。
萌記熱処理時に、基板7上の塗布層は一部溶融するが、
塗布層は広がることなく基板7上に付着するので、元素
拡散を行わせて所望の超電導回路を形成することができ
る。
塗布層は広がることなく基板7上に付着するので、元素
拡散を行わせて所望の超電導回路を形成することができ
る。
以上のような工程により先の例の酸化物超電導ンートコ
イルSと同等の効果を得ることかできる酸化物超電導ン
ートコイルS′を製造することかできる。
イルSと同等の効果を得ることかできる酸化物超電導ン
ートコイルS′を製造することかできる。
「製造例」
Y、03粉末とBaCO3粉末とCuO粉末とをY:B
a:Cu:O= 2 :l :I :5の割合になるよ
うに混合し、大気中において950℃で24時間加熱す
る熱処理を施し、絶縁性の緑色の複合酸化物粉末を得た
。次にBaCO3粉末とCuO粉末をl;lの割合で混
合し、大気中において900℃で50時間熱処理を施し
、B aCuo tとCuOを含む混合仮焼粉末を作成
する。
a:Cu:O= 2 :l :I :5の割合になるよ
うに混合し、大気中において950℃で24時間加熱す
る熱処理を施し、絶縁性の緑色の複合酸化物粉末を得た
。次にBaCO3粉末とCuO粉末をl;lの割合で混
合し、大気中において900℃で50時間熱処理を施し
、B aCuo tとCuOを含む混合仮焼粉末を作成
する。
次に前記複合酸化物粉末にプレス加工を施し、螺旋′i
R(溝幅2 mm、深さ1mm、i湾間隔31)付きの
円板状(外径200 mm、内径40mm、厚さ5 m
m)に加工した。続いて前記螺旋溝に前記混合仮焼粉末
を充填し、i/分の流速でO,ガスを流した酸素ガス雰
囲気中において980〜1020℃で10〜50時間加
熱する熱処理を施した。
R(溝幅2 mm、深さ1mm、i湾間隔31)付きの
円板状(外径200 mm、内径40mm、厚さ5 m
m)に加工した。続いて前記螺旋溝に前記混合仮焼粉末
を充填し、i/分の流速でO,ガスを流した酸素ガス雰
囲気中において980〜1020℃で10〜50時間加
熱する熱処理を施した。
この熱処理時に混合仮焼層は一部溶融し、Y。
Ba+Cu+Osなる組成の基板との間で固液反応によ
る元素拡散がなされ、仮焼混合層は殆どずへてY rB
atc u307−6なる組成の渦巻き状の酸化物超
電導層に変化し、酸化物超電導回路が得られた。
る元素拡散がなされ、仮焼混合層は殆どずへてY rB
atc u307−6なる組成の渦巻き状の酸化物超
電導層に変化し、酸化物超電導回路が得られた。
この基板から超電導回路部分を切り出してその超電導特
性を測定したところ、 臨界温度 87に 臨界電流密度 200 OA/cm”(77K)を示
した。
性を測定したところ、 臨界温度 87に 臨界電流密度 200 OA/cm”(77K)を示
した。
「発明の効果」
以上説明したように本発明方法はY t B a lC
uo6なる組成の基板を用い、基板に形成した渦巻状の
溝にB at CLll 02とCuOを含む酸化物を
充填して充填層を形成した後に熱処理するために、基板
構成元素を溝内の充填層に拡散させて溝内に酸化物超電
導層を生成させ、溝に沿って回路パターン状の超電導回
路を形成することができる。また、Y yB a+ C
II+ Osなる組成の基板構成元素を溝内の充填層に
拡散させて超電導回路を形成するので、粉末圧密体に固
相反応を生じさせていた従来方法に比較して空隙のない
緻密な構造の超電導回路を形成することができる。従っ
て臨界温度の高い、臨界電流密度の高い超電導シートコ
イルを得ることができる効果がある。
uo6なる組成の基板を用い、基板に形成した渦巻状の
溝にB at CLll 02とCuOを含む酸化物を
充填して充填層を形成した後に熱処理するために、基板
構成元素を溝内の充填層に拡散させて溝内に酸化物超電
導層を生成させ、溝に沿って回路パターン状の超電導回
路を形成することができる。また、Y yB a+ C
II+ Osなる組成の基板構成元素を溝内の充填層に
拡散させて超電導回路を形成するので、粉末圧密体に固
相反応を生じさせていた従来方法に比較して空隙のない
緻密な構造の超電導回路を形成することができる。従っ
て臨界温度の高い、臨界電流密度の高い超電導シートコ
イルを得ることができる効果がある。
第1図は本発明の一実施例の酸化物超電導ンートコイル
の斜視図、第2図は同酸化物超電導シートコイルの側面
図、第3図は同酸化物超電導シートコイルの断面図、第
4図は酸化物超電導回路の生成工程を説明するための断
面図、第5図は本発明の第2実施例の酸化物超電導シー
トコイルの側面図である。 s、s”・・・酸化物超電導シートコイル、1・・・基
板、2・・・溝、4・・・充填層、6・・・酸化物超電
導回路。
の斜視図、第2図は同酸化物超電導シートコイルの側面
図、第3図は同酸化物超電導シートコイルの断面図、第
4図は酸化物超電導回路の生成工程を説明するための断
面図、第5図は本発明の第2実施例の酸化物超電導シー
トコイルの側面図である。 s、s”・・・酸化物超電導シートコイル、1・・・基
板、2・・・溝、4・・・充填層、6・・・酸化物超電
導回路。
Claims (1)
- 一般式Y−Ba−Cu−Oで示される組成の酸化物超電
導体からなる超電導回路を具備してなる酸化物超電導シ
ートコイルの製造方法において、Y_2Ba_1Cu_
1O_5なる組成の複合酸化物からなる基板を形成し、
この基板上にY_1Cu_1O_2とCuOを含有する
コイルパターン状の回路層を形成し、次いで酸素雰囲気
中において熱処理を行い、基板構成元素と回路層の構成
元素を拡散反応させて超電導回路を形成することを特徴
とする酸化物超電導シートコイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204789A JPH02271506A (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | 酸化物超電導シートコイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204789A JPH02271506A (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | 酸化物超電導シートコイルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02271506A true JPH02271506A (ja) | 1990-11-06 |
Family
ID=14043605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9204789A Pending JPH02271506A (ja) | 1989-04-12 | 1989-04-12 | 酸化物超電導シートコイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02271506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994015186A1 (en) * | 1992-12-25 | 1994-07-07 | Omron Corporation | Magnetostriction type stress sensor and its application |
-
1989
- 1989-04-12 JP JP9204789A patent/JPH02271506A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994015186A1 (en) * | 1992-12-25 | 1994-07-07 | Omron Corporation | Magnetostriction type stress sensor and its application |
US5850045A (en) * | 1992-12-25 | 1998-12-15 | Omron Corporation | Magnetostrictive stress sensor and apparatus applying same |
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