JPH02270157A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH02270157A
JPH02270157A JP2077627A JP7762790A JPH02270157A JP H02270157 A JPH02270157 A JP H02270157A JP 2077627 A JP2077627 A JP 2077627A JP 7762790 A JP7762790 A JP 7762790A JP H02270157 A JPH02270157 A JP H02270157A
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JP
Japan
Prior art keywords
card
stage
transfer paper
thermal head
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2077627A
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English (en)
Inventor
Ryoyu Takanashi
高梨 稜雄
Hidefumi Tanaka
英史 田中
Shigeru Kato
茂 加藤
Hisayoshi Osada
長田 尚省
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば磁気カードや会員ノj−ドなど8極の平
板状のカードのようなカード状記録媒体に画像情報や文
字情報などを記録する記録Q置に関する。
(従来の技術とその問題点) 近年、情報処理の分散化などによりクレジットカードや
IDカードの普及に伴い、テレホンカードなどのプリペ
イドカードもまた著しく普及していることは周知のこと
である。
この種のカード状記録媒体((以下、カードと言う)は
−膜内には合成樹脂などにより平板状に形成されており
、例えば所定の情報信号が記録される磁気ストライプな
どを備えた機能本位のものに対して、その上に更に本人
を確認するために顔写真など特殊な処理を施したものな
ど様々である。
これらのカードのうち顔写真などの情報を記録したID
カードなどは、−膜内には写真をカード上に添附してこ
のカードをラミネート処理したものが多く採用されてい
る。反面、印刷技術の向上により印刷によるものも普及
しつつあるが、ビデオカメラなどでその場で捉えた画像
情報などを、その場所で即座にカード上に作成(作1i
1)することは非常に困難であった。またカードに直に
印刷するための印刷装置は非常に複雑で大型であり、し
かも保守が困難であるばかりか価格も大となる問題点が
あった。また、印刷時においてカードの磁気ストライプ
などの外部データを記録するデータ記録部を保護する必
要があった。
(a!題を解決するための手段) 本発明は上記した従来の実情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、例えば合成樹脂製の名刺
大のカードに熱昇華性インクまたは熱溶融性インクを塗
布した転写紙を介してサーマルヘッドにて押圧すること
により、ビデオカメラやパソコンからの画像データと文
字などデータとを合成して印刷することにより、印刷時
、磁気ストライプなどのデータを保護するすると共に、
これまでの印刷機能を簡略化し、消耗品が少なく装置の
構造が簡単でかつ廉価な記録VA置を提供するものであ
る。
そして、このために、磁気ストライプなどのデータ記録
部を備えてプラテン上に載置されるカード状記録媒体上
に、転写紙を介してサーマルヘッドにて画像情報又は文
字情報などの情報を印刷する記録装置において、前記カ
ード状記録媒体が前記プラテン上に搬送・4m置される
際、搬送路およびブラデンにおける前記カード状情報記
録媒体のデータ記録部と対応する部分が直接当接するこ
となく離開して搬送されるよう構成してなる記録装置を
提供するものである。
(実 施 例) 第1図は本発明の記録装置の基本構成の斜視図、第2図
は本発明装置の要部の一部を構成するサーマルヘッド駆
動機構、転写紙カートリッジ駆動機構およびその周辺部
を示す斜視図、第3図は本発明装置に適用される転写紙
カートリッジの斜視図、第4図は転写紙ロールの斜視図
、第5図は本発明装置の要部の一部を構成するステージ
およびステージ移動機構を示す斜視図、第6図は第5図
に示すステージの側面図、第7図は同ステージの第6図
中■−■線に沿う断面図、第8図はカード位置規制部の
拡大断面図、第9図、第10図は第5図に示すステージ
駆動系の平面図である。
先ず、本発明装置の基本的な構成を第1図を用いて説明
する。
記録装置1の筐体2の前面パネル3には、印刷モードな
どの各種のモードを設定するための操作部4およびカー
ド挿入口5がそれぞれ設けられている。このカード挿入
口5には被記録媒体である平板状のカード6をA+、△
2方向より挿脱するためのガイド部材7が、その一部を
前面パネル3より突出させて取り付けられている。また
、この前面パネル3にはカード挿入口5に跨って開閏蓋
16が回動自在に取り付けられており、この間開116
を開蓋することにより、第3図に併「て示す如く供給側
転写紙ロール14と巻取り側転写紙ロール15を備えた
転写紙カートリッジ12の挿脱操作(交換作業)を容易
としている。このように、カード6および転写紙カート
リッジ12を操作面である前面パネル3側にて全て操作
できるようにしたため、装置の操作性が非常に良いもの
となる。
そして、筺体2内には一対のガイド軸8a、8bに案内
され、かつボールネジ軸9の回転によってカード6の挿
入方向と直交する方向(B1゜B2)に直線移動する移
動体であるステージ10が配おされている。
記録装置1が所定のモードに設定される印ll11時、
短手刀向側を先導端として挿入されたカード6を位置決
め載置したステージ10が、ガイド軸8(1゜8bに案
内されつつB1方向に移動し、これと同じタイミングで
実線の位置に退避していたライン型のサーマルヘッド1
1が、後述するサーマルヘッド駆動機構によりC1方向
に二点鎖線の位置まで回動し、後述する転写紙カートリ
ッジ12に装着された転写紙13を介してカード6を押
圧する。
この時、転写紙13はステージ10の81方向への移動
速度と同期して後述する転写紙部al1機構にて供給ロ
ール14よりD方向に送り出され、サーマルヘッドの発
熱抵抗体に所定の信号電流を供給しつつ、巻取りロール
15に巻回されることにより、第1色の色インクである
イエローインク(Yインク)の印刷を行なった後、サー
マルヘッド11が実線で示す位置に02方向に回動復帰
するのと同じタイミングで、ステージ10が82方向に
復帰して初期位置に至り、ざらに転写紙13はD方向に
送られて第2色の邑インクであるマゼンタインク(Mイ
ンク)の頭出しが行なわれ、再び上記動作と同様の動作
により順次印刷が開始される。
そして、最終色の色インクの印刷が終了するとステージ
10は再び初期位置に復帰し、その終了信号によりカー
ド6はカード挿入口5よりガイド部材7に案内されつつ
A2方向に排出されフルカラー印刷が完了する。
即ち、本発明装置の基本的な動作としてカード6は装置
の前面パネル3から長手方向に沿って供給・排出操作さ
れ、また印刷方向はh−ドの給排方向に対して直交する
方向(短手方向)となるため、カードの位置規制が容易
となりレジずれのない高品位な印刷を行なうことが後述
する具体的な構成によって、より良く明確に理解される
であろう。
さらに、カード6は長手方向に沿って挿入され、しかも
印刷はカード6の短手方向くサーマルヘッド2の副走査
方向)に沿ってなされるため、転写紙の1色の長さを短
かくして印刷時間を短くし得、またさらに上述した如く
全ての操作を前面パネル3側にて行なうことができるた
め、記録装置1が小型化でき、かつ操作性が良好となる
上記した説明で本発明装置の基本的な動作に伴なう特長
が理解されたであろう。
ここで、本発明の記録装置1の細部の構成を順次説明す
る。第2図には主たる機構のサーマルヘッド駆動機構と
転写駆動機構が示され、第3図にはステージおよびステ
ージ移動機構が示されている。
(サーマルヘッドとこれとm連する機構)先ず、第2図
において、装置のフレーム17は相対向する一対の側板
17a、17bと、両者を連結する底板17cとより断
面形状が略U字状に形成されており、一方の側板17a
にはサーマルヘッド駆動機構18と転写紙巻取り機構1
9がそれぞれ配置され、他方の側板17bには転写紙カ
ートリッジ12を挿入するための挿入孔17dが形成し
である。そして、この筺体17の上部にはサーマルヘッ
ド装置(組立て体)が配置され、その下部には転写紙ノ
J−トリツジ12を介して移動するステージ10を配置
したことにより、関連する各駆動機構がそれぞれ有効に
配置され、各機構の有機的な結合が可能となって装置が
コンパクト化されている。
複数の発熱抵抗体を直線状に備えたライン型のサーマル
ヘッド11はステージ10の移動方向に対して主走査方
向(発熱体の配列方向)が直交する如く配置されており
、その両端部は矩形状の剛性を有する取付板20a、2
0bの前端部にてねじ21で固定されており、ヘッドの
上部に位置するねじ22にて被記録媒体であるカード6
に対する当り(Xl、X2方向のヘッドの接触位置)を
調整することができる。この調整により色ムラのない印
刷が可能となる。
取付板20a、20bは上端部を連結杆23にて架橋さ
れる一方、その下部には鋼板178.17b間に架設し
た揺動軸24を支持することによって、サーマルヘッド
11は揺動軸24を支持軸としてCI、C2方向に回動
自在に支持されることになる。これら取付板20a、2
0bとサーマルヘッド11および連結杆23によりサー
マルヘッド組立体を構成する。また、この揺動軸24は
連結杆23に対してB+方向に過賞な長さだけ偏倚した
位置にある。
また、側板17aと取付板20aとの間では、揺動軸2
4に圧縮コイルばね25が嵌挿されており、取付板20
aを常時E方向に押圧して、サーマルヘッド11の後述
する印字動作時に軸方向(サーマルヘッドの主走査方向
、即ち、発熱抵抗体の配列方向)の移動を規制している
。このように圧縮コイルばね25を使用することにより
サーマルヘッド11の軸方向のガタを吸収することがで
きると同時に、ヘッド揺動時の負荷を小さくすることが
可能となる。
略し字状に形成した駆動アーム26の一端支持部26a
は上記揺動軸24の中央部に軸支され、他端作用部26
bは長手方向に長孔26cが形成してあり、一端支持部
26aの上端は連結杆23と所定の間隔を保って対向す
る関係としである。
そして、一端支持部26aの対向部26dには、連結杆
23に対してはTI嵌状態となるビン36゜36が植設
されており、各ビンには]イルばね37.37が嵌挿さ
れることにより、これらコイルばね37.37にてサー
マルヘッド11への押圧力を付与することになる。
38.38は連結杆23.と駆動アーム26とを連結す
る板ばねであり、その一端部は連結杆23に固定され、
他端部は駆動アーム26に植設したビン39.39に長
孔38a、38aが嵌挿されるでいる。コイルばね37
.37の弾性力により連結杆23と駆動アーム26の間
隔を規制すると共に、その長孔38aの作用により連結
杆23に対する駆動アーム26の相対変位を許容するこ
とができる(両者の関係は第11図に明示されている)
。即ち、駆動アーム26が揺動軸24を中心としてC1
方向に回動すると回動初期では駆動アーム26の動きと
サーマルヘッド11の動きは連動するものの、回動終1
11(サーマルヘッド抑圧時)では駆動アーム26はコ
イルばね37.37を撓よしつつ単独で回動し、この撓
み力がヘッド押圧力となり、その力は例えば10に!g
前後である。
また、駆動アーム26の他端作用部26bの長孔26c
内にはフレームである連結杆27の軸受部27aと側板
17a間に架設した回転軸30に支持されたカム円盤2
8の偏心位置に取り付けたカムローラ29が嵌挿されて
いる。なお、このカムローラ29は固定軸であってもよ
い。回転軸30の鋼板17aの外面側における他端には
、大径歯車31が固定されている。また、この回転軸3
0には、カム円!128の回転位置を検出する検出部と
なる透孔32a、33aをそれぞれ形成した一対の反射
円盤32.33が固定され、これらの対向面には連結杆
27に取り付けられた検出センサ34,35が配置され
ている。一方の検出センサ34は透孔32aにてサーマ
ルヘッドの動作位置(押圧位置)を検出し、他方の検出
センサ35は透孔33aにてサーマルヘッドの非作動位
置(ステージ10からの離間位置)をそれぞれ検出する
。なおこの検出は反射円盤の代りにスリットの入った円
盤を使用すると共に、検出センサを透過型の物を用いて
もよい。また反射内511132.33を一体化するこ
とは勿論可能である。
そして、上記大径歯車31は、側板17aに立設した軸
40に支持された上記サーマルヘッド駆動機構18の出
力歯車である小歯車41aと噛合する。
サーマルヘッド駆動機構18は上記側板17aにブラケ
ット139が固定されており、そのモータ42の回転力
はモータ軸に固定されたタイミングプーリ43より償イ
ミングベルト44を介して他のタイミングプーリ45に
伝達される。このタイミングプーリ45の回転は、これ
と一体のウオーム46を介して上記小歯車41aと一体
のウオームホイール41に伝達されることにより大きく
減速され、その減速された回転力は駆動アーム26を介
してサーマルヘッド11を揺動軸24を中心としてC1
,C2方向に揺動させる。
サーマルヘッド11がステージ10上のカード6へ押圧
する力は上記したように10Ky前後であるため、ウオ
ーム46とウオームホイール41を介して回転するカム
円盤28による駆動アーム26の駆動は有効的であり、
かつこのウオームホイール駆軸はカム円盤28がサーマ
ルヘッド押圧動作時に作用する反力によって回転される
ことがなく、このため反力による特別の回転防止機構を
設ける必要がない。
(転写紙カー1−リッジおよびその駆動機構)転写紙カ
ートリッジとこの転写紙カー1−リッジを駆動する駆動
機構とを第2図に併せて第3図。
第4図を参照しながら説明する。
転写紙カートリッジ12はカートリッジ側板54に設け
た歯車50.51側を先導端としてフレーム17の挿入
孔17dよりA1方向から装置の案内板52.53をガ
イド面として挿入操作され、サーマルヘッド11とステ
ージ10との間に配置される。この案内#152.53
の入口側はそれぞれ外側に拡開した拡開部52a、53
aが屈曲形成されており、転写紙カートリッジ12の挿
入操作を容易にしている。
ここで、転写紙カートリッジ12の具体的な構成を説明
する。転写紙カートリッジ12は所定の間隔を保って相
対向した一対のカートリッジ側板54.55を7本の軸
56a〜56fにて互イに一連結することによってフレ
ーム部が構成されている。カートリッジ側板54.55
の中央上部には凹部54a、55aが形成され、この闇
にてサーマルヘッド11の進入が許容され、かつ一方の
カートリッジ側板55の外側面には取手57が固定され
、転写紙カートリッジ12の挿脱操作を容易にしている
。さらに両カートリッジ側板54.55には、これを装
置に装着した際に位置決めする位置孔54b、54c、
55b、55cがそれぞれ穿設されている。
第4図に示すような転写紙13を巻回した転写紙供給ロ
ール14および転写紙巻取りロール15は、カートリッ
ジ側板54.55の凹部54a。
55aを跨ってそれぞれ回転自在に取り付けられている
。この転写紙13はベースとなるポリエステルフィルム
上に熱昇華性または熱溶融性のインクであるイエロー(
Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を面順次にて塗布
したものを用いである。
両転写紙供給ロール14.転写紙巻取りロール15の一
端部には切欠き14a、15aがそれぞれ形成されてお
り、これら一端切欠き14a、15a側は、カートリッ
ジ側板54に固定された軸ホルダ58に支持されている
0−ル支持軸59゜59のビン58a、59aに嵌入さ
れる。一方、ロール14.15の他端側は他方のカート
リッジ側板55に固定された軸ホルダ60.60に支持
されているロール支持軸61.61内に嵌入されている
。またこのロール支持軸61.61と軸ホルダ60.6
0との間には圧縮コイルばね61゜62が装架されるこ
とにより、これを撓ませることによりロールの着脱を容
易にすると同時に、ロール14.15をカートリッジ側
板54側に常時付勢して位置用υ1している。
また、カートリッジ側板54の外側面に位置して、ロー
ル支持軸58.59と連結された歯車50.51は、第
2図に示す装置の後述する歯車67.66と噛合して回
転駆動される。これにより転写紙13は、転写紙供給ロ
ール14より送り出されて転写紙巻取りロール15側に
巻き取られる。
なお、64a〜64d1転写紙13の走行パスを形成す
るよう、カートリッジ側板54.55間に架設された軸
ローうであり、また65は取付金具66に取り付けられ
た反射率の高い反射板であり、gi置の後述するインク
検出センサ93と対向する位置関係にある。
上記転写紙カートリッジ12の構成が理解されたので、
これを駆動する転写紙カートリッジ駆動機構19と関連
機構部の構成を再び第2図にて説明する。
フレーム17の側板17aには上記転写紙カートリッジ
12の供給側の歯車50および巻取側の歯車51と噛合
する位置に歯車66.67がそれぞれ配置されている。
一方の歯車66はこれと一体の大歯車68を有して軸に
軸支されており、この大歯車68は、側板17aに支持
された白と黒の放射状のパターンを形成したディスク6
9と一体の小歯車70と噛合する。そして、ディスク6
9のパターンと対向した検知センサ71が、支持部72
を介して側板17aに取り付けられている。即ち、供給
ロール14が回転すれば上記歯車列を介してディスク6
9を回転し、その時検知センサ71は放射状の白・黒の
パターンを検知してパルス状の信号を出力して供給O−
ル14の回転状態を確認する。従って、転写紙13が終
了すると、当然ディスク69の回転も停止するため、装
置は転写紙13の残存状態を常に確認することができる
また、上記転写紙カートリッジ12の巻取り側の歯車5
1と噛合する他方の歯車67は、その軸74が鋼板17
aの外面に固定された軸ホルダ73に摺動、かつ回転自
在に支持されている。回転軸74は軸ホルダ73側にお
いては、駆動歯車76が取り付けられ、また歯車67側
においてはコイルばね75が嵌挿されている。このため
歯車67が転写紙カートリッジ12の歯車68と噛合す
る際、相互の歯の位相がずれた場合であっても、歯車6
7がコイルばね75の弾性ツノに抗して押圧方向に変位
しつつ回転し、歯の位相があった位置で再び弾性復帰し
て、正確な噛合い関係を保つことができる。
上記駆動歯車76は、転写紙駆動機構19の出力歯車で
ある幅広の小歯車78上を随動自在に噛合する。小歯車
78は大歯車79と一体形成され、側板17aに植設し
た軸77に支持されている。
大歯車79は銅板17aに植設した軸80の支持されて
いる幅広の小山車81と噛合し、この小歯車81のフラ
ンジ部81aと、同軸上の歯ll83に固着された摩擦
材であるフェルト82とが後側よりコイルばね84にて
押圧されて摩擦接合されている。つまり、小山車81と
歯車83とはスリップクラッチ機構によって連結された
ことになる。
歯車83はモータ85の回転軸上の小歯車86と噛合す
る。そして、このモータ85はフレーム87により側板
17aに固定される。
従って、転写紙カートリッジ駆動機構19のモータ85
の回転は、小歯車86より歯車83とスリップクラッチ
機構を介して接続された小歯車81に減速して伝達され
、さらに小山車81は大歯車79.小歯車78.歯車7
6(歯車67)を減速駆動して転写紙カートリッジ12
の歯車51を時計方向に回転駆動して転写紙13の巻取
り動作を行なう。この転写紙巻き取り時、転写紙13が
過大な力で巻取られると印刷画面の主走査方向に筋が発
生してしまうため、上記スリップクラッチ機構は巻取り
時の過負荷を防止するよう有効に作用するものである。
また、側板17aの内側面および側板17bの外側面に
は、挿入されたカートリッジの上記したカートリッジ側
板54.55の透孔54b、54c、55b、55cを
それぞれ尋人し、位置決めする位置決めビン89a、8
9b、90a、90bが突設されている。
これらの位置決めビン89a、89b、90a。
90bの先端は円錐状になっており、カー1−リッジの
位置決め用の透孔の導入を容易にする。
また、上記フレーム17の角部4A91には、取付板9
2を介してインク検知センサ93が走行する転写紙13
に対向して幅方向に一列に3個設けである。各検知セン
サ93.93.93はそれぞれ第4図に示した転写紙1
3の黒マークBLとイエロー(Y)とマゼンタ(M)の
判別、マゼンタ(M)とシアン(C)の判別が後述する
如くできるようになっている。
さらに、側板17bの側面には、転写紙カートリッジ1
2を係止するロックレバ94が回動自在に取り付けてあ
り、装置内に挿入され位置決めされた転写紙カートリッ
ジ12は、カートリッジ側板55がこのロックレバ94
に係止されることにより挿入方向への移動が完全に規制
される。
(ステージおよびステージ移動機構) ステージ10およびステージ移動機構を第5図の斜視図
、第6図〜第8図にてステージの詳細示し、また、第9
図、第10図では平面図でそれぞれ示す。
カード6を搬送するステージ10は矩形状のブロックか
らなり、フレーム17に固定された支持板100.10
1に両端が取り付けられたガイド軸8a、8bに、第6
図に示すようにリニアボールベアリグ102.102を
介して支持され、ボールネジ軸9の回転によってサーマ
ルヘッド11の主走査方向と直交する方向に移動し、第
1図に示したようにその移動方向と直交する方向より1
記ガイド部材7の長手方向に沿って挿入されるカード6
を載置・固定する。このリニアボールベアリング102
.102はステージ10の側面10a、10bにねじで
固定されたストッパ103゜103にて規制されている
ボールネジ軸9は両ガイド軸8a、8b間に配置され、
かつそのナツトがステージ10に固定され、両端部はフ
レーム17に固定した支持板100.101にボールベ
アリング104.105を介して回転自在に支持されて
いる。
支持板101側の一方のボールベアリング105は固定
状態であり、支持板100側の他方のボールベアリング
104は串に支持状態となっている。従って、ステージ
10の賄繁な移動によりネジ部が熱膨脹した際にも、ボ
ールベアリング104が軸方向に移動してネジ部を曲げ
るようなことはない。
上記ガイド軸8a、8bはステージ10が勺−マルヘッ
ド11の押圧力に対して十分に剛性が維持されている軸
径を有してボールネジ軸9の撓み発生を防止し、印刷時
のギヤムラを最小限に押え、かつステージの円滑な移動
を許容するために研磨仕上げが施されている。またボー
ルネジ軸9がガイド軸8a、8bf!]に配置されるこ
とにより、撓みに対して有効でありガタ付きも少なくす
ることができる。
ステージ10の上面10Cは平坦面となされたカード固
定部106が設けられており、このカード固定部106
は奥部の一対のストッパ107゜107と、挿入される
カード6の幅に略対応した位置に位置決めリブ108お
よびガイドリブ109とよりカード挿入側が開口した溝
形状である。
この溝部の底部はゴムなどの弾性材からなる平坦なプラ
テン部110としてあり、記録媒体であるカード6の材
質、厚みに応じた硬石に適宜設定されている。例えばカ
ード6の材質が、塩化ビニル重合体、塩化ビニル、酢酸
ビニル重合体などで形成され、かつ厚みが0.68g+
n〜0.80emのカードに対してはゴム硬度相当で4
0’〜65°位に設定し、紙製で厚みが0.21m〜0
.4+eaのカードに対しては、ゴム硬度相当で60°
〜85°に設定することによって、カード6のソリ、曲
りに対してサーマルヘッド11の当りが良好になり、ま
た、必要以上にカードが弾性部材に沈むことを防止して
レジずれが発生することなくS/Nの良い画像が得られ
る。
上記ガイドリブ109には、第8図に拡大して示すよう
に、頭部111aが溝内に向って突出しする位置決めビ
ン111が取り付けられており、この位置決めビン11
1にはコイルばね112が巻装されることにより弾性手
釣に進退自在である。
また頭部111aは進入するカード6の円滑な導入を許
容するようテーバ面が形成されている。
また、プラテン部110の位置決めリブ108およびガ
イドリブ109に近接してカード6を給排紙動作するた
めの搬送ローラ113a、113a、113b、113
bがステージ10に回転自在に取り付けられている。こ
のように搬送ローラ113a、113a、113b、1
13bが各リブに近接して配置されることにより、搬送
時、後述するガイド部材7の溝7bと共にカード状記録
媒体上のデータ記録部である磁気ストライプ向を回避し
て既記縁データが損傷することを防止し得る。搬送ロー
ラ113a、113bの外周面は高い摩擦係数を有する
ゴムなどにより被覆層115゜115が形成されている
搬送0−ラ113a、l1a(113b、113b)は
回転軸114a(114b)と同軸であり、第7図に示
すように溝118内を上下動自在とされ、ステージ10
の下方に配置されたコイルばね116,116にてその
軸受部119,119が弾性的に押圧支持されているも
のの、その上昇位置は位置決めリブ108およびガイド
リブ109より突出している押えビン117,117に
より規制されている。これら押えビン117.117は
と6に回転自在である。コイルばね116゜116の弾
性力は、サーマルヘッド11がカード6を押圧する印刷
時、カードがプラテン部110に密着できるよう適宜設
定しである。
回転軸114aのステージの側面10a側には、大・小
一対のプーリ120b、120aを一体形成したプーリ
120が取り付けられている。このプーリ120はステ
ージ10に取り付けられ、これと共に移動するカード搬
送機構121の出力となる。
第6図に示すように、カード搬送機構121のギアドモ
ータ122はステージ10下に取り付けられており、モ
ータ軸123に固定された小プーリ124の回転は第1
のゴムベルト126より一対のアイドラ125を介して
上記大プーリ120bに伝達される。大プーリ120b
の回転は、小プーリ120aより第2のゴムベルト12
8を介して上記他の搬送ローラ113b、113bの回
転軸114b上の小プーリ127に伝達される。
この小プーリ127の径は小プーリ120aと同径であ
り共に回転はfi′i1期している。これら第1゜2の
ゴムベルト126.128は、大プーリ120b、小プ
ーリ120a、プーリ127に対して水平又は水平に近
くなるよう巻き掛けであるため、ベルトデンションによ
ってコイルばね116,116を圧縮させてカードの走
行力の低下を防止させている。
先に第1図においても示したように、カード挿脱送時に
ステージ10と接続されるガイド部材7は、その上にス
テージ10の位置決めリブ108゜ガイドリブ109の
延長する位置にカードの走行を規制するM IIIリブ
129,129を有する。
ガイド部材7の平坦な上面7aにはキズ防止用の溝7b
が形成されており、これはJIS規格(NえばJ l5
X6301〜2 :lE]J l8B9560〜1)な
どで規定されているカードの磁気ス]・ライブ面の位置
に対応した位置であり、カード挿入時の挿入方向の目安
としても機能すると同時に、磁気ストライプの損傷を防
止し、この磁気スi・ライブに記録されたデータを保護
する。このカードは例えば外部端子付ICカードであっ
ても同様なことはいえる。さらに、この溝7b内に反射
型光センサである給排センサ130が設けてあり、カー
ド給排時カードの有無を検出して装置の誤動作を防止す
る。
また、このガイド部材7の前面にはLED7Cが有り、
カード挿入可能時と印刷時にそれぞれ異なる色を発色す
る2色のLEDを用いて装置の状態を確認している。
ここで、ステージ10の駆動系について第5図。
第9図、第10図を参照しながら説明する。
131はステージ10をサーマルヘッド11の発熱体の
ライン方向と直交する方向(B1.B2方向)に搬送す
るステージ搬送機構であり、ステージ10は上記ボール
ネジ軸9に固定された大径のタイミングプーリ132が
、ステージ駆動モータ(DCモータ)133とカップリ
ング134にて連結した小径のタイミングプーリ135
よりタイミングベルト136を介して減速回転されるこ
とにより、その回転運動がボールネジ軸9によって直線
運動に変換される。
上記ステージ駆動モータ133およびタイミングプーリ
135は、取付台137,138を介して底板17cに
それぞれ固定されている。このタイミングプーリ135
の軸受としてはボールベアリング140を使用している
ため、不要に回転ムラを減少させる効果がある。
一方のタイミングプーリ135の軸141には、エンコ
ーダプレート142が固定されており、ステージ駆動モ
ータ133の回転を透過型光センサであるFGセンサ1
43で検出する。そのFG比出力ステージ駆動モータ1
33のサーボ制御と印字タイミングに利用される。
エンコーダプレート142には1回転で1パルスを出力
する原点パターン144を有し、このパターン検出は第
9図、第10図に示すように原点センサ145で後述す
る動作における印字スタートタイミング検出に利用され
る。
ステージ10の移動位置を検出は、透過型光センサであ
るスタートセンサ146.エンドセンサ147によって
ステージ10の側面に取負けられたリミット板148に
て行なう。即ち、スタートセンサ146がリミット板1
48で′1jIIiシている時は、ステージ10がカー
ド給排位置にあり、またエンドセンサ147を遮断して
いる時はステージ10がエンド側に有り、両センサ14
6,147を遮断していない時は移動過程に有ることを
識別する。
さらにステージ10のスタート位置とエンド位置には、
リミットスイッチ149,150がそれぞれ配置されて
おり、装置が不測の事態によってステージ10の上記し
たセンサでは位置検出が不可能となった場合(例えば、
ノイズなどによりメカをυ制御するマイコンが暴走した
場合やスタートセンサ146.エンドセンサ147の断
線・破壊など)ステージ10が支持板100.101に
当接して機構各部の破壊を防止すべくスイッチが入った
際は、マイコンのハードにリセット信号を入れてプログ
ラムを停止させることができる。
151.152はステージ10のスタート位置に設けら
れたカードの給排センサ、位置決めセンサであり、固定
部に取り付けである。一方の給排センサ151は透過で
あり、反射型で検出できない色のカードを検出すると共
に、給排時のカードづまり検出に使用される。
他方の位置決めセンサ152は、カード挿入時、カード
6がストッパ107に当接した時を検出するのに利用さ
れる。これらのセンサ151.152は移動するステー
ジ10には取付けていないため配線の断線の心配はなく
信頼性が高い。
(記録装置の動作説明) ここで、以上の如く構成した本発明になる記録装置の動
作を第11図〜第14図に示す動作説明図、および第1
5図に示すフローチャートを併せ参照しながら順次具体
的に説明する。
記録装置1に電源が投入(ステップ200)されるとメ
カコンのマイコンの初期設定(ステップ201)が行な
われた後、上記構成の各モータを全て停止および表示L
EDを消灯させる(ステップ202)。これらの操作に
より、各駆動系のモータ(42,85,133) ハ全
rrlowJ駆動モータが採用されている関係で出力は
全て「旧ahJとなる。
その後、サーマルヘッド11の通電コントロールや前面
パネル3の操作部4によって印刷モードなどを設定する
ためのICデータがセットされる(ステップ203)。
メカ動作としては、先ずサーマルへラド11のステージ
10からの離間状態の確認を行なう(ステップ204)
即ち、第2図に示したように検出センサ34によってサ
ーマルヘッド11がステージ10より離間状態でないこ
とが検出されると、モータ42が駆動されてカム円盤2
8が時計方向に回転し、サーマルヘッド組立体を揺動軸
24を中心として時計方向(C2方向)に回動させてヘ
ッド離間動作を行なって、第11図に示す状態にする。
これは高価なサーマルヘッド11を破壊から防ぐことを
目的とし、全てのメカ動作に先立って最初に行なう。
ヘッド圧着、ステージ移動などセンサにてメカ制御を行
なう後述する動作については、動作時間の制限(タイマ
設定)を適宜性ない、制限時開(所定時間)内に動作が
完了しなければ全て動作エラー(ステップ205)とな
ってプログラムを停止させる。なお、エラーフードが0
“の時はエラー無しと判定する。これは各サブルーチン
後のエラーコード検出による。
また、サーマルヘッド11が第11図の・ようにステー
ジ10より最初から離間している場合は、ステップ20
5よりステップ206に移行する。
ステップ206のサブルーチン(SOB)ではステージ
10のスタート位置出しを行なう。即ち、第5図に示す
ように、スタートセンサ146がリミット板148で遮
断されていなければ、ステージ10がスタート位置に無
いものとしてステージ駆動用モータ133を逆転させて
ステージ10の位置出しを行なって、第9図および第1
1図の状態とする。これをタイマ設定内に完了しなけれ
ば、メカ破損又はセンサ破損としてプログラムを停止さ
せるようになっている。なお、ステージ10が最初から
スタート位置にある場合は、上記と同様にこの処理を通
過してステップ201よりステップ208のカード排出
サブルーチンに移行する。
このザブルーチンでは、スタート位置に戻ったステージ
10上のカード固定部106にカード6が残っているな
らば、カード6が位置決めセンサ152を遮断するため
、第6図に示すステージ10のギヤドモータ122が逆
転駆動してカード排出動作を行なう。この時もタイマ設
定内に給排センサ151を遮断しなければカード排出エ
ラーとしてプログラムは停止する。更に、第5図に示す
ガイド部材7の給排センサ130が一定時聞内に反応し
なければ同様にプログラムを停止する。
給排センサ130が反応した場合は、一定時間後ギヤド
モータ122を逆転させた後、停止させる。以後、給排
センサ130でカードが検出できなくなるまで持ち検出
できなくなると、カードが引き扱かれたと判斬して次の
プログラムに進む。
このようなステテップを行なうことにより、カードの重
送を防止して装置の安定した動作を補償することができ
る。
カードが最初から無い場合は、ステップ209よリステ
ップ210の転写紙頭出しサブルーチンに進む。
転写紙13の第1色であるYインクの頭出しは上記転写
紙駆動機構19のモータ85にて行なう。
ここでは、第3図示の転写紙カートリッジ12における
第4図示の転写紙13上の黒マークBLが第2図に示す
反射型のインク検出センサ93内の1個で行なう。イン
ク検出センサ93は発光しEDが赤外で、Y、M、0色
の染料には透過するが、黒には透過しない。この為、転
写紙カートリッジ12に設けた反射板65で反射してこ
ない場合、黒マーク8Lとして検出できる。この動作は
タイマ設定により制限され、センサ故障時にはプログラ
ムを停止させ不要な転写紙の巻取りを防止する。
即ち、第16図のサブルーチンに示すように、ステップ
240で黒マークが検出されないと、所定時間(例えば
10秒)設定(ステップ241) L、た後、転写紙モ
ータ85が回転駆動(ステップ242)され、ステップ
243でY色インクの顕出しが行なわれると、転写紙モ
ータ85が停止(ステップ244)して、メインルーチ
ンのステップ210に戻る。また、ステップ243でY
色インクの頭出しが行なわれないと、所定時間(例えば
10秒)に達したかを確!i!(ステップ245)L/
、達していれば、再度ステップ243でY色インクの頭
出しを確認し、所定時間に達している場合はステップ2
46でエラーコード(例えばエラーコード1)を立て転
写紙モータ85を停止させメインルーチンのステップ2
11に戻る。
ここまでの工程で印字(印刷)準備動作が完了する。そ
して、再び第15図のメインルーチンに戻って、ステッ
プ211にて動作エラーが無ければ、カード挿入用のガ
イド部材7の前面の表示LED7Cが[READY J
を点灯(ステップ212) L、てカード挿入持ちで維
持する。
ここで、カード6を第1図および第5図に示すようにガ
イド部材7の規制リブ129.129に沿って手差しで
1枚ずつtIli人すると、給排上ンザ151と位置決
めセンサ152とによってカード挿入が検出される。
即ら、カード6が挿入されると給徘センサ151が応答
し、その出力により第2図、第6図に示すカード搬送機
構121のギヤドモータ122が正転駆動し、カード6
はステージ10上の最奥部のストッパ107,107に
当接するまで搬送される。この搬送は上記した如くゴム
ベルト126゜128にて行なわれるため、カード6突
き当て時はベルトの張力にて確実に位置決めがなされ、
印刷時のレズずれを防止し得る。
カード6が上記ストッパ107.107まで当接すると
、位置決めセンサ152がカード6にて遮断され、ギヤ
ドモータ122は停止する。これもタイマ設定内に遮断
されなければ供給ミスとしてプログラムは停止する。
カード6がステージ10上に正確に載置され、検出され
ることにより印刷(プリント)動作が開始される。この
ため、記録装置1自体には印刷開始スイッチがなく、以
後の操作は自動的に進められるため一1操作性がすこぶ
る良い。
カード6がステージ10上での装着状態を確認しくステ
ップ213) 、ステップ214にてカーシロ挿入号ブ
ルーチンに従ってカード6が挿入され、ステップ215
にて動作エラーが無ければ、ヘッド圧着動作を行なう。
即ち、第2図に示すように、連結杆27上の検出センサ
35が反射板33の孔33aを検出するまでサーマルヘ
ッド駆動機構18のモータ42を正転駆動し、ヘッド圧
着(ステップ216)を行なう。この状態を第12図に
示す。
ステップ217にて動作エラーが無ければ、ステップ2
18にて印刷する。これは第17図に示すサブルーチン
に沿って印刷が開始される。
第5図に示すステージ10を駆動するステージ駆動用モ
ータ133.第2図に示す転写紙駆動機構19のモータ
19がそれぞれ駆動する(ステップ250)。
即ち、ステージ駆動用モータ133の回転により、ステ
ージ10が移動してスタートセンサ146のリミット板
148による遮断の切れを待つ。
スタートセンサ146の遮断が切れるとエンコーダプレ
ート142の原点パターン144が、第9図、第10に
図に示!l涼点センサ145を通過するのを持つ。そし
て、原点パターン144が原点センllj′145を通
過する(ステップ251)とFGカウントを開始する(
ステップ252)。
ステージ10の移動は低速であるため、スタートセンサ
146の遮断が切れるタイミングにバラツキがあり、こ
れをアナログ値で示すと第19図(a)となり、またデ
ジタルで示ずと第19図(b)となり、同図では1ライ
ンカウントが異なる。
特に、ステージ10の3往復では1ラインのレジずれが
発生して画質が悪くなる。
このため、エンコーダプレート142に設けた原点パタ
ーン144を再度確認した後、FGカウントすればカウ
ントミスが発生しない。特に、エンコーダプレートは高
速回転するジッターがそれぞれあっても、カウントミス
は発生しない。第19図はFGパターンおよび原点パタ
ーンの波形図であり、FG3ラインに対して原点1パル
スである。
また、FGパターンと原点パターン144とは共に同一
のエンコーダプレート142上にあるので位相は変化し
ないのでレジずれは発生しない。
FGカウントを開始してから一定カウン1−(例えば5
0ラインカウント・・・ステップ253)後からサーマ
ルヘッドの通電を開始する(ステップ254)。
これはモータ立ち上り速度の安定化のためである。
サーマルヘッド11には、例えばビデオカメラで撮影さ
れた画像情報とパソコンなどからの文字情報が合成され
た合成信号として発熱体抵抗素子供給される。
ステージ10はステージ搬送機構131の動作により第
9図から第10図の位置(第12図から第13図の位@
)まで81方向に移動し、この移動と同じタイミングで
転写紙駆動!!141119の七−タ85が回転して転
写紙13はステージ10の移動速度と同期しながら、供
給ロール14より送り出されて巻取りロール15に巻き
取られる。通電が開始され、所定の印刷ライン(例えば
400ライン)カウント(ステップ255)されるとサ
ーマルヘッド11への通電が断たれる(ステップ256
)。
ステージ10がエンド位置に至るとエンドセンサ147
がリミット板148を検出しくステップ251)、ステ
ージ駆動用モータ133およσ転写紙駆動のモータ85
がそれぞれ停止(ステップ258) L/て、第14図
に示すようにサーマルヘッド11がステージ10より離
間して第1色であるY色の印刷が終了する。このヘッド
離開動作は先きに述べた動作と同様にして行なわれる。
そして、カード6には例えば左側には人の顔などの映像
が、また右側には組織名やブOフィルなどの文字情報が
記録される。この反対位Ill係であっても良く、また
、映像上に文字を記録するスーパーインポーズ方式でも
良い。
ヘッド離開が終了する(ステップ220)と、ステージ
10はB2方向に復帰してステージ原点おJ:び第2色
であるマゼンタ(M色インク)の転写紙13の頭出しが
行なわれる(ステップ232)。
この動作は第18図に示すリブルーチンにて行なわれる
即ち、ステージ駆動用モータ133の逆転、およびモー
タ85を駆動(ステップ260)させる。
そして、ステージ10を原点センサ146によって検出
しくステップ261)、検出がig認されたならばステ
ージ駆動モータ133を停止(ステップ263)させ、
次のインク検出センサ93でマぜンタ(M)の頭出しが
検出されるまでループする(ステップ263)  。
マゼンタの頭出しがステップ263で検出されたならば
、転写紙モータを停止(ステップ264)させ、メイン
ルーチンのステップ222に戻る。
一方、ステップ261でステージ10の原点が検出され
ない場合は、ステージ10の移動を行なわせたまま、ス
テップ265にてマゼンタの頭出し検出を行なう。ここ
で、マゼンタの頭出しが完了していない場合は、ステッ
プ261に戻り再度原点の検出を行なう。(即ち、26
1→265→261・・・)マゼンタの頭出し検出が確
認されたならば、ステップ266にて転写紙のモータ8
5を停止させ、ステップ261に戻り、ステージ10の
原点検出ができるまで261→265→266→261
・・・のループを行なう。その後、ステージ10の原点
検出ができれば、261→262→263→g64のス
テップを行なう。
この場合、マゼンタの頭出しが完了しているので、ステ
ップ263でループすることはない。
マゼンタ(M)の頭出しは緑LEDを光源とする反rJ
4型センサで、Y色に対しては透過するがM色にでは透
過しないので、その境をインク検出センサ93の内の1
つで検出し、転写紙駆動用ののモータ85を停止させる
プログラムではステージ10のスタート位置検出と転写
紙検出を同時に行ない、どちらが先に検出されても良い
が、どららも独立のタイマ設定がなされており、これを
オーバするとプログラムは停止する。
転写紙の頭出し、スター1ξ位置出しが完了すると(ス
テップ222)、ステップ223で動作エラーが無けれ
ば、上記動作と同様にしてカード6上にサーマルヘッド
11を圧着しくステップ224) 、ステップ225で
動作エラーが無ければ、ステージ駆動用[−夕133が
正転し、Y色と同様に印字タイミングを取った後、M色
の印刷を行なう(ステップ226)。このステップにお
いては第17図に示した上記Y色のサブルーチンと同様
にして行なうため、重複する説明は省略する。
M色終了後、ステップ227で動作エラーが無ければ、
ステップ204と同様にステップ228にてヘッド離間
が行なわれ、ステップ229で動作エラーが黒ければ、
再びステージ原点、転写紙頭出しくステップ230)が
行なわれる。0色は赤色LEDを光源とする反射片セン
サでM色に対しては透過し、0色では不透過であること
を利用し、インク検出センサ93の内の1つで位置出し
を行なう。
この頭出しによりシアン(0色)の印刷可能状態となり
、ステップ231で動作エラーが無ければ、ヘッド圧着
となる(ステップ232)。
ステップ233で動作エラーが無ければ、上記Y色の印
刷のりブルーチンに沿って印刷し、最終色の印刷が終了
すると最初のルーチンに戻って、ヘッド離間、ステージ
10のスタート位置出し、カード排出、転写紙7色の頭
出し、などを行なって再び[READY J状態となる
(カード供給から排紙までの一連の動作)ここで、本発
明の動作を総括する意味で第11図〜第14図を用いて
カード供給から印刷が終了して排紙までの一連の動作を
説明する。
第11図に示すように、サーマルヘッド11はカード供
給可能な状態にステージ10より離間状態にある。
このサーマルヘッド11の離間は第2図に示すモータ4
2に通電し、カム円!1428をを回転させ反射円盤3
3に対向している検出センサ35にて反射円!133の
孔33aを確認した時、It流を遮断することにより離
間状態となる。
また、転写紙13の位置決めマークBLをインク検出セ
ンサ93が検知し、転写紙駆動ニット19のその位置で
停止している転写紙13のモータ85に電流を供給する
ことにより行なわれる。
また、ステージ10のスタート位置は、第5図に示すス
タートセンサ146にてステージ10のリミット板14
8を検知して、この時がカード供給可能状態となる。
そこで、第1図に示すように、カード6を前面パネル3
のガイド部材7から挿入すると、第5図に示す給排セン
サ130がこれを検知して、ステージ10のギヤドモー
タ122が回転し、これにより搬送ローラ113a、1
13bが回転し、カード6は搬送ローラ113a、11
3bと押えビン117.117間に弾性的に挟持されつ
つ、プラテン部110に搭載される。
位置めセンサ152がカード6のストップ位置を検知す
ると、ギヤドモータ122のT11が遮断され、第11
図に示す如く、ステージ10上にカード6が供給される
第12図はサーマルヘッド11がカード6を転写紙13
を介して垂直方向から押圧している状態を示している。
上記したように、サーマルヘッド駆動機構18のモータ
42に通電すると、カム円盤28が回転し、反射円盤3
2の孔32aを検出センサ34が検出し、その検出信号
により時モータ42が停止する。この時、回動する駆動
アーム26と、サーマルヘッド組立体を構成しているフ
レームとなる連結杆23との間に架設したコイルばね3
7,37が撓み、この撓み量に応じてサーマルヘッド1
1がC+方向に回動し、カード6に対する垂直の押圧力
が作用する。
このサーマルヘッド11とカード6との当接状態でステ
ージ搬送機構131のステージ駆動モータ133の駆動
によって、ボールネジ軸9が回転するに伴いステージ1
0はガイド軸8a、8bを案内部として81方向に移動
する。このステージ10の移動と同じタイミングで、転
写紙13を駆動する転写紙駆動機構19のモータ85が
回転し、歯車67を介して転写紙カートリッジ12の巻
取りロール15側の歯車51を回転駆動し、転写紙13
は供給ロール14より送り出される。同時のサーマルヘ
ッド11の発熱抵抗体には所定の信号電流が供給され、
転写紙13のインクが順次カード6に転写される。
そして、ステージ10が第13図に示すように、印刷終
了位置に至ると、ステージ10のリミット板148をエ
ンドセンサ147が検知し、その検知信号によりステー
ジ駆動モータ133の電流が1j11jiされ、ステー
ジ10は停止する。
そして、42に電流を供給してカム円盤28を回転し、
そのカムローラ29が駆動アーム26の長孔26C内を
移動し、この駆動アーム26を揺動軸24を中心として
方向に回動せしめてサーマルヘッド11をステージ10
から離間させて第14図の状態とする。
次に、第2色のインクの頭位置をインク検出センサ93
の1つが検知するまでモータ85には電流が供給され、
その後検知して停止する。並行してステージ10を82
方向に移動してスター]・位置に戻す。
以上の動作をもう一度行なうと、カード6には第2番目
の色インクが転写される。このようにして、Y、M、C
の3色のインクの転写を行なうことによりフルカラー印
刷が完了する。
なお、転写紙13はY、M、C3色の他に黒Bにを加え
たものを用いてもよく、その場合検出センサ93の数お
よび種類な1どを適宜選択する必要がある。
このようにして所定の印刷動作が終了すると、スタート
位置に戻ったステージ10からは、そのギヤドモータ1
22の逆転によりカード6は、搬送ローラ113a、1
13bによつ”C第1図中A2方向に搬送されカード挿
入口5より排出される。
(発明の効果) 以上の如く構成した本発明になる記録装置にあっては、
カード状、記録媒体がステージのようなプラテンに搬送
載置される際、磁気ストライプのようなデータ記録部が
各機構部と当接することを避けられるため、既記縁デー
タを損傷するようなことはなく、記録装置の信頼性が向
上するなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記録装置の基本構成の斜視図、第2図
は本発明装置のり”−マルヘッド駆動機構、転写紙カー
トリッジ駆動機構およびその周辺部を示す斜視図、第3
図は本発明装置に適用される転写紙カートリッジの斜視
図、第4図は転写紙ロールの斜視図、第5図は本発明V
t置の要部の一部を構成するステージおよびステージ移
動機構を示す斜視図、第6図は第5図に示すステージの
側面図、第7図は同ステージの第6図中vi −vi 
raに沿う断面図、第8図はカード位N規制部の拡大断
面図、第9図、第10図はステージ駆動平面図、第11
図〜第14図は本発明の動作説明図、第15図は本発明
装置の動作を説明するためのメインルーチンのフローチ
ャート、第16図〜第18図はサブルーチンを示すフロ
ーチャート、第19図は各センサの検出タイミング状態
を示す図である。 1・・・記録装置、2・・・筺体、3・・・前面パネル
、4・・・操作部、5・・・カード挿入孔、6・・・カ
ード、7・・・ガイド部材、8a、8b・・・ガイド軸
、9・・・ボールネジ軸、10・・・ステージ、11・
・・サーマルヘッド、12・・・転写紙カートリッジ、
13・・・転写紙、14・・・供給ロール、15・・・
巻取りロール、17・・・フレーム、17a、17b・
・・側板、18・・・サーマルヘッド駆動機構、19・
・・転写紙巻取り機構、20a、20b・・・取付板、
23・・・連結杆、24・・・揺動アーム、26・・・
駆動アーム、27・・・連結杆、28・・・カム円盤、
30・・・軸、31・・・大径歯車、32.33・・・
反射円盤、34.35・・・検出センサ、36・・・ビ
ン、37・・・ばね、38・・・仮ばね、39・・・ビ
ン、41・・・ウオームホイール、 42・・・モータ、42.43・・・タイミングプーリ
、50・・・供給側の歯車、51・・・巻取り側の歯車
、54.55・・・カートリッジ側板、68・・・大歯
車、69・・・ディスク、70・・・小歯車、71・・
・検知センサ、74・・・回転軸、76・・・駆動歯車
、78・・・小歯車、85・・・モータ、93・・・イ
ンク検出センサ、94・・・ロックレバ、100.10
1・・・支持板、106・・・カード固定部、107・
・・ストッパ、108・・・位置決めリブ、109・・
・ガイドリブ、113a、113b・・・搬送ローラ、
121・・・カード搬送機構、122・・・ギヤドモー
タ、126・・・第1のゴムベルト、128・・・第2
のゴムベルト、129−’−・規制リブ、131・・・
ステージ搬送機構、133・・・ステージ駆動用モータ
、142・・・エンコーダ、144・・・原点パターン
、145・・・原点センサ、146・・・スタートセン
サ、147・・・エンドセンサ、148・・・リミット
板、 151・・・給排センサ、152・・・位置決めセンサ
。 特 許 出願人 日本ビクター株式会社代表者 垣木 
邦人 −A=/と図 子7デ図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁気ストライプなどのデータ記録部を備えてプラテン上
    に載置されるカード状記録媒体上に、転写紙を介してサ
    ーマルヘッドにて画像情報又は文字情報などの情報を印
    刷する記録装置において、前記カード状記録媒体が前記
    プラテン上に搬送・載置される際、搬送路およびプラテ
    ンにおける前記カード状情報記録媒体のデータ記録部と
    対応する部分が直接当接することなく離間して搬送され
    るよう構成してなる記録装置。
JP2077627A 1990-03-27 1990-03-27 記録装置 Pending JPH02270157A (ja)

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JP2077627A JPH02270157A (ja) 1990-03-27 1990-03-27 記録装置

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JP2077627A JPH02270157A (ja) 1990-03-27 1990-03-27 記録装置

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JP1072633A Division JP2570854B2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 記録装置

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JP2077627A Pending JPH02270157A (ja) 1990-03-27 1990-03-27 記録装置

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