JPH02268947A - 連続鋳造機におけるモールドの振動発生装置 - Google Patents

連続鋳造機におけるモールドの振動発生装置

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JPH02268947A
JPH02268947A JP8692389A JP8692389A JPH02268947A JP H02268947 A JPH02268947 A JP H02268947A JP 8692389 A JP8692389 A JP 8692389A JP 8692389 A JP8692389 A JP 8692389A JP H02268947 A JPH02268947 A JP H02268947A
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JP
Japan
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mold
cam
sine
vibration
casting machine
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JP8692389A
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English (en)
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Hirohide Ishikawa
石川 裕英
Kunio Matsui
邦雄 松井
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、連続鋳造機におけるモールドの振動発生装置
に関するものである。
[従来の技術] 連続鋳造機において、モールド(鋳型)に注入された溶
鋼は、いったんモールドの内壁に付着すると、生成され
た凝固殻は破断されてそこに新たな溶鋼が流れ込むため
、健全な凝固殻を形成することが困難になる。このよう
な溶鋼の付着を防止するために、通常モールドを上下に
振動させている。振動の駆動源としては、油圧方式によ
るものと、電動機とカムを結合した機械方式によるもの
とがあり、振動波形としては、矩形波、三角波、正弦波
などが使用されている(例えば、(社)日本鉄鋼協会編
「製銑製鋼法J P288〜287昭和51年9月30
日(株)地人書館発行)。
しかしながら、モールド振動だけでモールドと溶鋼又は
凝固殻への付着及び大きな摩擦の発生を防止することは
困難なので、さらにパウダーと呼ばれる合成スラグを用
い、溶融したパウダーを、モールド壁に流入させて潤滑
剤として作用させている。
第5図は電動機とカムを結合したモールドの振動発生装
置の一例を示す模式図である。図において、1はテーバ
状に形成された連続鋳造機のモールド、2はモールド1
に注入された溶鋼、3は溶鋼2の場面を被覆する溶融パ
ウダー 4はモールド1に固定されたフレームである。
5は電動機、6は電動機5に結合されたカムで、(C)
図に示すような正弦波振動を発生するパターンが形成さ
れている。7は一端がカム6のパターンに摺接するレバ
ー 8は一端がレバー7の他端に連結され、他端がフレ
ーム4に連結されたロッドである。
上記のように構成したモールドの振動発生装置において
は、電動機5に駆動されて回転するカム6は、これに摺
接するレバー7を支点9を中心に正弦波状に上下に振動
させる。この振動はロッド8を介してフレーム4に伝え
られ、これと連結されたモールド1を上下方向に振動(
振動数は通常60〜120cpm)させ、モールド1の
上昇時には(b)図に示すようにモールド壁と溶鋼2と
の間に溶融パウダー3が流入し、モールド壁への溶鋼の
付着を防止している。
C発明が解決しようとする課83 前述のように、連続鋳造機においては、溶鋼の注入に際
して溶鋼がモールド壁に付着するのを防止するためパウ
ダーを使用しており、鋼片表面品質の向上のためには、
高速鋳造時においてもモールド壁と溶鋼との間に所定量
の溶融パウダーが確実に流入する(パウダー消費量の確
保)ことが必要である。
しかしながら、従来の機械方式によるモールド振動発生
装置は、カム6によって発生する正弦波振動を利用して
いるため、モールドがゆるやかな上下振動を繰返すので
高速鋳造に追従できず、モールド壁と溶鋼との間に溶融
パウダーを充分に流入させることができなかった。
そこで、高速鋳造に対応するため矩形波や三角波の振動
を発生するカムを使用することも考えられるが、これら
の場合は急激な上下振動を繰返すため、パウダーは流入
し易いが、諸設備に衝撃を与えるため損傷し易いという
問題がある。
このようなことから、モールドに非正弦波の振動を与え
ることが望ましく、このような波形振動を発生させるた
めの駆動源として一般に油圧サーボ機構を使用すること
が考えられる。しかし、油圧サーボ機構を使用するため
には大規模の油圧ユニットを設置する必要があり、設備
費が高価になるばかりでなく、保全性にも問題があった
さらに前述のように電動機とカムを結合して非正弦波振
動を発生させることも検討されているが、1台の電動機
で1個のカムを駆動するため大きな加速度で電動機を加
速、減速させなければならず、いまだ実用化に至ってい
ない。
本発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、電動
機を使用して各種の非正弦波振動を発生させることがで
き、流入する溶融パウダーの流量を制御することのでき
る連続鋳造機におけるモールドの振動発生装置を得るこ
とを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る連続鋳造機におけるモールドの振動発生装
置は、正弦波振動を発生するパターンを備えた第1のカ
ム及び該第1のカムで発生する正弦波振動のl/nの周
期で正弦波振動を発生するパターンを備えた第2のカム
と、これら第1のカムと第2のカムを駆動する電動機と
、前記第1のカムと第2のカムによって発生した正弦波
振動を重畳する手段と、該重畳された振動を前記モール
ドに伝達する手段とを備えたものである。
[作用] 第1のカムで発生した正弦波振動と、第2のカムで発生
した正弦波振動とは重畳されて非正弦波振動となり、モ
ールドに伝達されて該モールドを非正弦波振動で上下に
振動させる。
これにより注入された溶鋼とモールド壁との間に流入す
る溶融パウダーの量を制御することができる。
[実施例] 第1図は本発明実施例の模式図である。図において、5
,5aは同期電動機、6.6aはそれぞれ同期電動機5
,5aに結合されたカムで、第1のカム6には例えば第
2図(a)に示す正弦波振動Iを発生するパターンが形
成されており、また、第2のカム6aには例えば第2図
(a)に示す正弦波振動■(第1のカム6で発生する正
弦波振動Iの1/2の周期の正弦波)を発生するパター
ンが形成されている。7は一端がカム6のパターンに摺
接するレバー 7aは一端がカム6aのパターンに摺接
するレバーで、両レバー7.7aの他端はバー10の両
端部に連結されている。11は一端がバー10の中央部
に連結されたロッドで、他端はレバー12の一端に連結
されており、レバー12の他端はモールド1のフレーム
4に連結されている。
次に、上記のように構成した本発明の詳細な説明する。
いま、再同期電動機5.5aを同期させて駆動すると、
これに結合されたカム6.6aは同期して回転し、これ
により、一端がカム6゜6aのパターンに摺接するレバ
ー7.7aは、それぞれカム6.6aのパターンに従っ
て正弦波振動する。両レバー7.7aの振動はバー10
に伝えられ、バーIOは両レバー7.7aの振動波形を
重畳した波形(第2図(a)の非正弦波振動■)で振動
する。バー10の振動はロッド11.  レバー12を
介してフレーム4に伝えられ、モールド1を非正弦波で
振動させる。
また、例えば第2図(b)に示すように、第2のカム6
aのパターンを、同図(a)に示すパターン■に対して
位相を90@ずらせて形成すれば、(b)図の■に示す
ような非正弦波の振動を発生させることができる。
このように、本発明においては、モールド1を当初は緩
やかな速度で上昇させ、ある点に達すると急速に下降さ
せてモールド壁と溶鋼2との間に溶融パウダーを流入さ
せて両者の間の潤滑をはかり、ついでまた徐々にモール
ドを上昇させるというサイクルを繰返すので、設備に衝
撃を与えることがなく、パウダーの潤滑機能を充分に果
すことができる。
第3図は本発明の他の実施例の要部を示す模式図である
。本実施例においては1個の電動機5を使用し、歯車列
13を介してカム6.6aを同速度で回転させるように
したもので、その作用は第1図の実施例の場合と同様で
ある。
上記の説明では、本発明によりモールド1に第2図(a
) 、 (b)の■に示すような非正弦波の振動を発生
させる場合について説明したが、カムのパターンの形状
を変えることにより任意所望の非正弦波の振動波形を得
ることができる。また、第4図に示すように、カムを2
段又はそれ以上に形成し、各段ごとに所望のパターンを
形成しておけば、これを切換えることにより異なる波形
、異なる周期の非正弦波振動を容易に実現することがで
きる。
なお、2つの正弦波振動を重畳して非正弦波振動を発生
させ、これをモールド4に伝達する手段は上記実施例に
限定するものではなく、適宜の手段を用いることができ
る。
[発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明は電動機によっ
て駆動される2つのカムによってそれぞれ異なる周期の
正弦波振動を発生させ、これを重畳してモールドに加え
るようにしたので、モールドを非正弦波振動によって上
下に振動させることができる。
このため、設備費を軽減できるばかりでなく、注入され
た溶鋼とモールド壁との間への溶融パウダーの流入を制
御することが可能になり、高速鋳造化に対処して鋼片表
面品質の向上をはかることができる等、実施による効果
顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の模式図、第2図(a)。 (b)は本発明によって発生する振動波形の一例を示す
波形図、第3図は本発明の他の実施例の模式図、第4図
はカムの実施例の模式図、第5図(a)(b)は従来の
モールドの振動発生装置の一例の作用を説明するための
模式図、(C)はその振動波形図である。 1:モールド、2:溶鋼、3:溶融パウダー4;フレー
ム、5.5a:電動機、6.6a:カム、7.7aニレ
バー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 モールドを上下方向に振動させて該モールドの内壁と溶
    鋼との間に溶融パウダーを流入させ、注入された溶鋼が
    前記モールドの内壁に付着するのを防止するようにした
    連続鋳造機において、正弦波振動を発生するパターンを
    備えた第1のカム及び該第1のカムで発生する正弦波振
    動の1/nの周期で正弦波振動を発生するパターンを備
    えた第2のカムと、 これら第1のカムと第2のカムを駆動する電動機と、 前記第1のカムと第2のカムによって発生した正弦波振
    動を重畳する手段と、 該重畳された振動を前記モールドに伝達する手段とを備
    えたことを特徴とする連続鋳造機におけるモールドの振
    動発生装置。
JP8692389A 1989-04-07 1989-04-07 連続鋳造機におけるモールドの振動発生装置 Pending JPH02268947A (ja)

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