JPH02268840A - 微紛体の解砕方法 - Google Patents

微紛体の解砕方法

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JPH02268840A
JPH02268840A JP8797589A JP8797589A JPH02268840A JP H02268840 A JPH02268840 A JP H02268840A JP 8797589 A JP8797589 A JP 8797589A JP 8797589 A JP8797589 A JP 8797589A JP H02268840 A JPH02268840 A JP H02268840A
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JP
Japan
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fine powder
blade
impact
crushing
impact part
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JP8797589A
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English (en)
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Hitoshi Kanda
仁志 神田
Atsuko Kobayashi
敦子 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は微粉体の解砕方法に関するものであり、特に1
次粒子径が1μ以下の微粉体の解砕方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 微粉体、特に1次粒子径が1μ以下の微粉体は、それ自
体非常に凝集しやすく、1次粒子として存在しているの
はきわめて少ない。こういった微粉体を各種の添加剤と
して用いる場合、凝集した状態であると微粉体としての
性能を発揮できず、また効率の低下を招く。そのため、
かかる微粉体の凝集を解砕する方法が望まれている。
従来、微粉体の解砕方法としては、通常、公知の粉砕機
の使用が知られている。すなわち、ジェットミルや衝撃
式粉砕機等の運転条件を調節して、粒子を粉砕しない程
度の条件下で微粉体を処理することで解砕する方法が知
られている。
しかしながら、かかる方法では、微粉体の凝集塊が大き
い場合や、微粉体の真比重が大きい場合には、解砕が可
能であるが、微粉体の凝集塊の大きさが数10μm以下
の場合や微粉体の真比重が小さい場合には解砕を充分に
行うのは難しい。
特にシリカ微粒子のような1次粒子径が0.1μ以下で
あり、非常に凝集性の強い微粉体を解砕するのは、従来
方法では非常に難しい。
また、ボールミルのように、媒体を用いて微粉体を解砕
する方法もあるが、この場合には、長時間を要し、また
媒体同士のこすりあわせによる摩砕が発生し、微粉体に
不純物が混入するため、好ましくない。また、不均一系
であり、新たなる凝集物をつくることがあり、好ましく
ない。他に、公知の混合装置を解砕機として使用するこ
とも可能であるが、通常の混合装置では、せん断力か弱
いため充分な解砕を得ることは困難である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、以上述べた従来技術の問題点に鑑み、
微粉体を効率よく、十分に分散し、解砕する方法を提供
することにある。
さらには、−次粒子径が1μ以下の微粉体を効率よく解
砕する方法を提供することにある。
さらには、シリカ微粉末を効率よく解砕する方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明は、回転
片と固定片とから形成される0、5〜10mmの最短間
隙を有する衝撃部または少なくとも2f!!の回転片か
ら形成される0、5〜10mmの最短間隙を有する衝撃
部に、微粉体を通過させ、該衝撃部における機械的衝撃
により該微粉体を解砕することを特徴とする微粉体の解
砕方法である。
以下、本発明を詳細に述べる。
本方法を実施するための解砕装置の一例としてリサイク
ル機能を有し多数の回転ビンを有するビンミルタイプ(
第3−1図参照)や、回転するブレードやハンマー(回
転片)とライナー(固定片)との間で衝撃を与え、かつ
リサイクル機構を有する解砕機(第1−1図及び第2−
1図参照)が有効である。
該装置における回転片の先端の周速は20〜300m/
secが好ましく、また衝フ部の滞留時間は0.02〜
12secが好ましい。ピンミルタイプの場合は粉体の
濃度を高くする必要がある。
第1−1図又は第2−1図のタイプの装置では遠心力に
より処理される微粉体がライナー近傍に集められるので
微粉体の濃度のラチチュードはひろい。ビンミル間もむ
くはブレードまたはハンマーとライナーとの間の最短間
隙は0.5〜10mm程度が好ましく、更に好ましくは
1mm〜3mmに調整した場合によい結果が得られる。
より詳細に第1−1図を参照しながら説明すると、微粉
体は導入口13から投入され入口室9を通り、回転する
分散羽根3にそって回転するブレード4とライナー7の
間の衝撃部8を通り、出口室10を通り、リターン路1
1を通り再び同回路を循環する。解砕処理が終了後、製
品取り出し口12から取り出される。
ここにおいて、微粉”体は衝撃部8でブレード4とライ
ナー7の間で衝撃を受は解砕処理がなされるものである
。ここにおいて必要により、ジャケット15に冷却水を
流して、雰囲気温度を調整するのは好ましい、第1−2
図において、ブレード4とライナー7との間1531a
が最短間隙であり、ブレード4の幅すに対応する空間が
衝撃部である。
第2−3図は、解砕装置のライナー18と回転するロー
タ20の位置関係を示すものであり、ライナー18とロ
ータ20の最短間隙とは、ライナー18との内周への突
出部の先端を結んで得られる円周40とロータ20の突
出部の軌跡41の2種の円の半径の差をいう。ロータ2
0のかわりにブレードやハンマーを用いた場合も同様で
ある。
第3−2図は、ピンミルタイプの解砕装置におけるビン
を装置前から見た場合の略図であり、固定ビン28及び
回転ビン43の間隙44が最短間隙である。尚、46は
最大間隙を示し、45は回転ビン43の軌跡を示す。
また、被処理微粉体が、解砕容易であれば、リサイクル
しないで、一過性で連続的に解砕処理を行えばよい。
本発明の方法によれば、被処理微粉体が回転片と固定片
の間の狭い間隙を確実に通過し、その際回転片により衝
撃を受け、かつ必要に応じてリサイクル機能を付与する
ことで、より確実な解砕が可能となる。
特に本発明は、−次粒子径が1μ以下の微粉体の解砕に
有効である。
さらにはシリカ微粉末の解砕に有効である。
シリカ微粉末は、通常その大部分の一次粒子が複数個会
合し凝集して二次粒子となっている。かかる凝集体をほ
ぐすには、確実なせん断力が要求されるが、本発明では
狭い間隙を確実に通過させ、その衝撃部における機械的
衝窓により、かかる凝集体を解砕できるため、従来装置
よりも効率よく解砕処理が行える。
特にシリコンオイル等で疎水化処理されたシリカ微粉末
はより凝集性が強いため、本発明の方法は特に有効であ
る。
本発明の方法により解砕された微粉体の解砕度合は、か
さ密度の変化により確かめられる。
シリカ微粉末を例にとると、従来人手可能なシリカ微粉
末は通常そのかさ密度が50mg/c+e”以上である
が、本発明の方法により解砕を行えばかさ密度を50m
g/cm”以下に小さくすることができる。また解砕度
合は、電子顕微鏡での観察によっても確認できる。
以上において、かき密度とは次のようにして求められる
値である。即ち、容量100cm3のセルを水平面上に
静置し、セルの開口部の約3cm上方から静かに材料を
落してセル内に充満させ、開口部の水平面より高く盛り
上がった過剰分を除去して重量を測定し、その値から、
かさ密度を算出する。
本発明の方法により解砕された微粉体を添加剤として用
いた場合、未解砕の微粉体と較べて、添加量が少なくて
すみ、また分散も良好であり、非常に効率的である。
特に、本発明の方法により解砕されたシリカ微粉末をト
ナーへの添加剤として用いた場合、有用である。
即ち、本発明の方法では、シリカ微粒子が一次粒子近傍
まで解砕されるため、かかる解砕されたシリカ微粒子を
トナー粒子と混合した場合、トナー粒子表面に均一によ
り分散された状態で付着するため、−度付着したものは
遊離しにくく、得られたトナーを長期放置しても、経時
劣化を起こしにくいという利点がある。
また、シリカの凝集体が、はぐされているため、これら
の粒子が原因とみられるカブリが減少する。また、本発
明の方法により解砕されたシリカを用いれば、トナー粒
子に対するシリカ量が従来より少なくてすみ、コストダ
ウンが図れる。
[実施例] 及i■ユ 湿式法で合成されたシリカ微粉末(日本シリカ社製ニブ
シールE)を第1−1図の装置を用いて、最短間隙1■
、ブレードの周速70+n/secで3分間、解砕処理
を行った。解砕前のシリカ微粉末のかさ密度は70mg
/cm’であり、電子顕微鏡で観察すると数10μの凝
集塊が見られた。
解砕処理後のシリカ微粉末を同様にがさ密度を測定した
ところ45mg/c113であり、また電子顕微鏡で観
察したところ凝集塊がよくほぐされているのが確証され
た。
太」d1且 乾式法で合成されたシリカ微粉末(タルコ社製タラノッ
クスT−500)を第1−1図の装置を用いて、最短間
隙1 ma+、ブレードの周速70m/secで3分間
、解砕処理を行った。解砕前のシリカ微粉末のかさ密度
は、60mg/cI!+3であり、電子顕微鏡で観察す
ると数lθμの凝集塊が見られた。
解砕処理後のシリカ微粉末を同様にしてかさ密度を測定
したところ25ff1g/cm3であり、また電子顕微
鏡で観察したところ凝集塊がよくほぐされているのが確
認された。
火五■ユ 実施例2と同様のシリカ微粉末を第2−1図の装置を用
いて最短間隙2+1110、ローターの周速70m/s
ecで、5分間、解砕処理を行った。
解砕処理後のシリカ微粉末のかさ密度を測定したところ
30mg/ca+’であり、電子顕m鏡で観察したとこ
ろ凝集塊がよくほぐされているのが確認された。
[発明の効果] 本発明によれば、特にシリカ微粒子のような1次粒子径
が0.1μ以下であり、非常に凝集性の強い微粉体を、
効率よく十分に分散し解砕することができる。
【図面の簡単な説明】
第1−1図は微粉体を解砕するための好ましい装置の一
例を概略的に示した図であり、第1−2図は第1−1図
の装置の部分拡大図であり、第2−1図は、別の解砕装
置の一例を概略的に示した図であり、第2−2図及び第
2−3図は第2−1図の装置の部分拡大図であり、第3
−1図はピンミルタイプの解砕装置の一例を概略的に示
した図であり、第3−2図は第3−1図の装置の部分拡
大図を示したものである。 1・・・回転軸    2・・・ローター3・・・分散
羽根   4・・・回転片(ブレード)5・・・仕切円
板   6・・・ケーシング7・・・ライナー   8
・・・衝撃部9・・・人口室    10・・・出口室
11・・・リターン路  12・・・製品取出弁13・
・・原料投入弁  15・・・ジャケット16・・・回
転軸    17・・・ケーシング18・・・ライナー
   19・・・送風羽根20・・・ロータ(ブレード
付) 21・・・出口     22・・・原料投入口23・
・・リターン路  24・・・製品取出し口25・・・
入口     26・・・ジャケット27・・・ケーシ
ング  28・・・固定ビン29・・・入口     
30・・・原料投入口31・・・循環ブロワ−32・・
・リターン路33・・・製品抜取口  34・・・出口
35・・・ロータ    36・・・回転軸37・・・
ジャケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転片と固定片とから形成される0.5〜10m
    mの最短間隙を有する衝撃部または少なくとも2種の回
    転片から形成される0.5〜10mmの最短間隙を有す
    る衝撃部に、微粉体を通過させ、該衝撃部における機械
    的衝撃により該微粉体を解砕することを特徴とする微粉
    体の解砕方法。
  2. (2)微粉体の一次粒子径が1μ以下であることを特徴
    とする請求項(1)記載の微粉体の解砕方法。
  3. (3)微粉体がシリカ微粉末であることを特徴とする請
    求項(1)又は(2)記載の微粉体の解砕方法。
JP8797589A 1989-04-10 1989-04-10 微紛体の解砕方法 Pending JPH02268840A (ja)

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JP8797589A JPH02268840A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 微紛体の解砕方法
US07/506,827 US5083713A (en) 1989-04-10 1990-04-10 Process for disintegrating silica fine powder

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JP8797589A JPH02268840A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 微紛体の解砕方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016506478A (ja) * 2012-10-26 2016-03-03 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 断熱性混合物の製造法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016506478A (ja) * 2012-10-26 2016-03-03 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 断熱性混合物の製造法
US9784402B2 (en) 2012-10-26 2017-10-10 Evonik Degussa Gmbh Method for producing a thermally insulating mixture

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