JPH02268724A - 内視鏡用洗浄消毒装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、内視鏡を洗浄し、消毒する内視鏡用洗浄消毒
装置に関する。

［従来の技術］ 内視鏡用洗浄消毒装置は、洗浄槽の他に、洗浄水タンク
と、消毒液タンクとを備えており、使用済みの内視鏡を
洗浄槽に収納してから、この槽内に上記両タンクから順
次供給される洗浄水および消毒液を使って、洗浄と消毒
をするものである。

ところで、この種の洗浄消毒装置では、洗浄水が通る管
路や洗浄水タンク内に、例えば給水源などから入り込ん
だ雑菌などが繁殖するおそれがある。そうすると、洗浄
される内視鏡に繁殖した雑菌が付着して、内視鏡が汚染
されてしまうことがあり得る。

そこで、本出願人は特願昭６２−２７５４４８号に示さ
れるように、洗浄槽に洗浄水タンクに連通ずる注入口を
設けるとともに、洗浄槽の排水管路と上記注入口とを必
要に応じて連通接続する循環管路を設けて、この管路で
洗浄水タンクの注水側と装置本体の排水側とを連通ずる
という構成を提案した。この提案の装置によれば、循環
管路により排水管路を通る消毒液を導き、洗浄水タンク
内に移し変えた後に、洗浄工程を利用して消毒液を循環
させ、洗浄水タンクを含めて装置内の管路の消毒を行え
る。

［発明が解決しようとする課＋ｊｒＪ］しかし、このよ
うな先行技術の構成では、循環管路の先端は、洗浄水タ
ン°り等の消毒をする場合に洗浄槽の注入口に接続され
、消毒後には消毒液タンクの消毒液注入口に接続されて
、使用された消毒液を消毒液タンクに回収させるように
なっている。したがって、以上のように循環管路の先端
を上記両性入口に付は替えるための面倒な作業が必要で
あった。

本発明の目的は、装置内において雑菌が繁殖するおそれ
のあるタンクやこれに連なる管路の消毒を容易にできる
内視鏡用洗浄消毒装置をｉすることにある。

［課題を解決するための手段］ 一ト記目的を達成するために本発明は、装置本体内に設
けた２つのタンクの任意あるいは特定の一方のタンクに
消毒液、他方のタンクに洗浄液を貯溜できる内視鏡用洗
浄消毒装置において、／ｒ４毒工の 程時に、一方のタンク内ヰ消毒液が他方のタンクに流入
する工程を設けたものである。

［作　用］ 本発明によれば、消毒工稈時に一方のタンク内の 書消毒液を他方のタンクに流入させるから、消毒液を両
タンクに移し変える面倒な手間を省略できる。それによ
り、雑菌が繁殖するおそれがあるタンクやこれに連なる
管路の消毒を容易に行うことができる。

［実施例］ 以下、本発明の第１実施例を第１図および第２図を参照
して説明する。

第１図中１はｚ１１本体で、その上部には」二面＋５ｒ
Ｊ口をカバー２で開閉される洗浄槽３が設けられている
。洗浄Ｖｉ３の内部には内視鏡５を着脱自在に保持する
保［！ｊ部材６が設けられている。さらに、洗浄槽３に
は回転しながら内視鏡５に洗浄水を吹き付ける洗浄部材
７が設けられている。

装置本体１内には、洗浄槽３１の下方において第１タン
ク８と第２タンク９とが配置されている。

第１タンク８は例えば洗浄水を溜めるためのもので、そ
の上部に設けられた入口には入口配管１０が接続されて
いる。第２タンク９は例えば消毒液を溜めるためのもの
で、その上部に設けられた人口には人口配管１１が接続
されているとともに、他の上部入口は消毒液注入口１２
が接続されている。

これら両入口配管１０．１１は、電磁式の第１切換え弁
１３を介して洗浄槽３の出口３ａに接続された出口配管
１４に接続されている。出口配管１４は給水弁１５を介
して給水源である水道の蛇口１６に接続されている。給
水弁１５は常に閉じ状態を保持する電磁式のものである
。

第１タンク８の下端の出口には、途中に第１開閉弁１７
が介装された出口配管１８が接続されているとともに、
同様に第２タンク９の下端の出口にも、途中に第１開閉
弁１９が介装された出口配管２０が接続されている。そ
して、これら両出口配管１８．２０は合流されてポンプ
２１の吸込み口に接続されている。なお、開閉弁１７．
１９は常に閉じ状態を保持する電磁式のものである。

ポンプ２１の吐出し口と上記洗浄槽３内の洗浄部材７の
導入口とは管路２２を介して接続されている。この管路
２２の途中には電磁式の第２切換え弁２３が介装されて
いて、これには排水配管２４が接続されている。なお、
第１図中２４ａは排水口である。

つぎに、洗浄槽３内に収納された内視鏡５の洗浄消混を
する場合について説明する。

まず、装置本体１に設けられている図示しない制御装置
の電源をオンすると、給水弁１５が開かれるとともに、
第１切換え弁１３が出口配管１４を第１タンク８の入口
配管１０に連通させる側に切替わり、かつ、第２切換え
弁２３がポンプ２１の吐出し口を管路２２に連通させる
側に切替えられる。それにより、蛇口１６から流出する
水道水が洗浄水として第１タンク８に溜められる。

そして、第１タンク８に所定量の洗浄水が溜まった時点
で給水弁１５が閉じられ、その後にポンプ２１が運転さ
れる。そのため、第１タンク８内の洗浄水が、管路２２
を通して洗浄部材７に送込まれるから、この部材７が回
転しながら洗浄水を内視鏡５に吹付けて、この内視鏡５
を洗浄する。

洗浄を施した洗浄水は、洗浄槽３の出口３ａから流出し
、て、出口配管１４．第１切換え弁１３、および入口配
管１０を介して第１タンク８に戻り、再びポンプ２１に
より以上の経路を通って循環しつつ、洗浄槽３内の内視
鏡５を洗浄する。このような洗浄が所定時間待なわれる
と、第２切換え弁２３がポンプ２１の吐出し口を排水配
管２４に連通ずる側に切替えられて、汚れた洗浄水が装
置本体１外に排出される。

この排水後、第２切換え弁２３は再び管路２２側に連通
ずるように切替えられ、かつ、第１開閉弁１７か閉じら
れるとともに、第２開閉弁１９が開かれるので、ポンプ
２１の運転により第２タンク９内の消毒液が、管路２２
を通して洗浄槽３内に送込まれ、洗浄の場合と同様にし
て内視鏡５に吹き付けられて、これを消毒する。そして
、以上のように消毒に供された消毒液は、洗浄槽３の出
口３ａから流出して、出口配管１４．第１切換え弁１３
、および人口配管１０を介して第１タンク８に流入して
、このタンク８内に溜められる。

このようにして第２タンク９から第１タンク８に消毒液
が自動的に移される。そして、第２タンク９が空になる
と、その後に第２開閉弁１９が閉じられるとともに、第
１開閉弁１７が開かれる。

したがって、ポンプ２１の運転により第１タンク８内に
移された消毒液が、１−記洗浄の場合と同じ経路で循環
して、その循環経路とともに内視鏡５を消毒する。

そして、所定時間の消毒が終ると、第１切換え弁１３が
出口配管１４を第２タンク９の入口配管１１に連通させ
る側に切替えられるので、洗浄槽３から流出する消毒液
は、出口配管１４．第１切換え弁１３、および入口配管
１１を介して第２タンク９内に回収される。この後、第
１切換え弁１３は出口配管１４を第１タンク８の入口配
管１０に連通させる側に切替えられる。

以上のように消毒液の第１タンク８から第２タンク９へ
の移し食え、おそび、その逆の移し弯えを行うのに、両
切換え弁１３．２３の切換えと、両開閉弁１７．１９の
開閉とにより、ポンプ２１の送り作用で自動的に行うこ
とができ、従来のように循環管路を手作業でいちいち接
続し直す面倒かない。

この後には、すすぎ水の注水と、その循環によるすすぎ
工程がなされる。つまり、給水弁１５が開かれるから、
蛇口１６から流出する水道水がすすぎ水として第１タン
ク８に溜められる。ついで、第１タンク８に所定量のす
すぎ浄水が溜まった時点で給水弁１５が閉じられ、その
後にポンプ２１が運転されるから、第１タンク８内のす
すぎ水が、管路２２を通して洗浄部材７に送込まれて、
この部材７が回転しながら洗浄水を内視鏡５に吹付けて
、この内視鏡５をすすぐ。すすぎに使用された水は、洗
浄槽３の出口３ａから流出して、出口配管１４．第１切
換え弁１３、および人口配管１０を介して第１タンク８
に戻り、再びポンプ２１により以上の経路を通って循環
しつつ、洗浄槽３内の内視鏡５をすすぐ。このようなす
すぎか所定時間待なわれると、第２切換え弁２３がポン
プ２１の吐出し口を排水配管２４に連通ずる側に切替え
られて、すすぎ水は装置本体１外に排出される。

なお、既述の洗浄消毒の各工程は第２図のフローチャー
トに示される。

また、以上の説明は消毒工程において、消毒液が毎回第
１タンク８を経由する場合を説明したが、消毒液の流れ
を部品化するために、特定の消毒工程時にのみ循環する
消毒液を第１タンク８に通過させ、その他の時期におい
ては第２タンク９を通過させるようにしてもよい。つま
り、たとえば第２タンク９に消毒液を６回通過させるの
に対して、第１タンク８には消毒液を１回通過させるよ
うな場合であり、このような用法において、消毒液が第
１．２タンク８．９を通過する割合は任意に設定できる
ことは勿論である。

さらに、図示しない制御装置により、第１タンク８に消
毒液を通過させる時期を使用者に表示させるようにして
もよいし、或いは自動的にあらかじめ定めた割合で第１
タンク８に消毒液を通過させるようにしてもよい。

また、消毒液は第２タンク９に回収することなく、第２
切換え弁２３を排水配管２４側に切替えて、第１タンク
８を経由している状態のまま装置本体１外に排出しても
よい。

また、本発明は第３図に示すように構成してもよい。

この実施例において出口配管１４は洗浄槽の出口３ａと
第１切換え弁１３とをｖｃ続するだけのものであって、
蛇口１５には繋がっていない。そして、第１タンク８の
上部には他の入口配管２５が接続されているとともに、
第２タンク９の上部にも他の入口配管２６が接続されて
いる。これら人口配管２５．２６は、電磁式の第３切換
え弁２７を介して途中に給水弁１５を介装して給水源で
ある水道の蛇口１６に連なる給水配管２８に接続されて
いる。しかも、給水配管２８の給水弁１５より下流側の
配管部分には、分岐管２つを介して消毒液注入口１２が
接続されているとともに、分岐管２つの途中には消毒液
注入口１２側への流れを妨げる逆止弁３０が介装されて
いる。なお、以上の意思外の構成は、上記一実施例と同
じであるので、その部分には上記一実施例と同一符号を
付してその説明を省略する。

このような他の実施例においては、洗浄槽３に収納され
た内視鏡５を例えば以下のようにして洗浄消毒する。

まず、第３切換え弁２７を第２タンク９側に切替えて、
消毒液注入口１２から消毒液を注入し、これを分岐管２
９．第３切換え弁２７１人ロ人口２６を通して第２タン
ク９内に溜める。この後、第３切換え弁２７を第１タン
ク８側に切替える。

そして、給水弁１５を開いて、給水配管２８．第３切換
え弁２７．入口配管２５を通して第１タンク８内に洗浄
水を所定量溜める。

以上の注入工程を経た後に洗浄工程に移る。この洗浄工
程は、上記一実施例の場合と同様であり、第１タンク８
内の洗浄水を、第１開閉弁１７が途中に介装された出口
配管１８．ポンプ２１、管路２２および第２切換え弁２
３、洗浄部祠７．出ロ配管１４．第１切換え弁１３、お
よび入口配管１０を介して洗浄水を循環させて行われ、
内視鏡５を洗浄する。

つぎに、洗浄水を排出してから、第１開閉弁１７を閉じ
て消毒工程に移る。この工程も、上記一実施例の場合と
同様であり、まず、第２タンク９内の消毒液を、第２開
閉弁１９が途中に介装された出口配管２０、ポンプ２１
、管路２２および第２切換え弁２３、洗浄部材７．出口
配管１４゜第１切換え弁１３、および入口配管１０を通
して、第１タンク８に移し変える。つぎに、第１開閉弁
１７を開いて第１タンク８内の消毒液を洗浄工程と同様
にして循環させて、この循環路および内視ｖ１．５を消
毒する。

そして、本実施例では、この消毒工程と並行して、第２
タンク９にすすぎ水を溜める。つまり、第２開閉弁１９
を閉じるとともに第３切換え弁２７を第２タンク９側に
切替えた後に、給水弁１５を開いて、給水配管２８．第
３切換え弁２７゜入口配管２８を通して第２タンク９内
にすすぎ水を所定量溜める。

この後、第１切換え弁１３を第２タンク９側に切替えて
第２タンク９内に溜められた水を循環させてすすぎを行
う。この時の循環経路は、第２開閉弁１９が途中に介装
された出口配管２０、ポンプ２１、管路２２および第２
切換え弁２３、洗浄部材７．出口配管１４．第１切換え
弁１３、および入口配管１１を通してなされ、そして、
すすぎ水は最後に排水配管２４を通して排出される。

したがって、この実施例では消毒工程中にすすぎ水を溜
めることができるため、全体の処理時間を短くできる。

また、以上のような洗浄消毒作業が完了した状態では、
第１タンク８に消毒液が溜められているので、次回の洗
浄消毒作業を行う場合には、以−ヒの説明における第１
タンク８と第２タンク９とを逆にするように第１切換え
弁１３および祐３切換え弁２７を切換え動作させて行え
ばよい。

さらに、この実施例においては、様々な応用が考えられ
るのもであり、例えば上記一実施例とまったく同じにし
て洗浄消毒を行うこともできる。

また、この実施例においては第１．第２のタンク８．９
のそれぞれに内部の液体を加熱する手段を設けてもよい
。そのようにする場合には、洗浄工程中の洗浄水を加熱
できるとともに、その間に他のタンク内の消毒液をあら
かじめ加熱しておくことができ、さらには、消毒工程中
にすすぎ水を加熱しておくことができる。

以上のように、この実施例においては、循環管路系とは
別に、各タンク８．９に対して第３切換え弁２７により
消毒液および水道水を選択的に導き入れることができる
から、空いているタンクに対し洗浄工程中に消毒液を注
入したり、消毒工程中にすすぎ水を注入したりできると
ともに、すすぎを複数回行う場合には、あるすすぎ工程
中に次のすすぎ水を空いているタンクに注入することが
できる。したがって、注入工程を他の工程と重複させな
がら洗浄消毒を続けることができるから、作業時間を大
幅に短縮できる。

［発明の効果］ 以上説明した本発明によれば、装置本体内に設けた２つ
のタンクの任意あるいは特定の一方のタンクに消毒液、
他方のタンクに洗浄液を貯溜できる内視鏡用洗浄消毒装
置において、消毒工程時に、一方のタンク内恰消毒液が
他方のタンクに流入する工程を設けたから、消毒液を両
タンク間に移し変えするのに配管を付は替えるといった
面倒な手間を省略でき、したがって、装置内において雑
菌が繁殖するおそれのあるタンクやこれに連なる管路を
容品に消毒できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示し、第１図
は内視鏡用洗浄消毒装置を示す構成図、第２図は洗浄消
毒のタイミングを示すフローチャートである。第３図は
本発明の他の実施例に係る内視鏡用洗浄消毒装置を示す
構成図である。 １・・・装置本体、８・・・第１タンク、９・・・第２
タンク。 出願人代理人　弁理士　坪井　　淳 、阪置参捧、８・・第１７〉７ ９・・・第２７〉Ｚ、 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 装置本体内に設けた２つのタンクの任意あるいは特定の
   一方のタンクに消毒液、他方のタンクに洗浄液を貯溜で
   きる内視鏡用洗浄消毒装置において、消毒工程時に、一
   方のタンク内の消毒液が他方のタンクに流入する工程を
   設けたことを特徴とする内視鏡用洗浄消毒装置。