JPH02268118A - 免疫賦活剤 - Google Patents

免疫賦活剤

Info

Publication number
JPH02268118A
JPH02268118A JP8675089A JP8675089A JPH02268118A JP H02268118 A JPH02268118 A JP H02268118A JP 8675089 A JP8675089 A JP 8675089A JP 8675089 A JP8675089 A JP 8675089A JP H02268118 A JPH02268118 A JP H02268118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
cell
pqq
macrophage
active ingredient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8675089A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Nakano
稔 中野
Tatsunori Kurashige
倉茂 達徳
Sadaji Uragami
貞治 浦上
Chieko Ito
智恵子 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP8675089A priority Critical patent/JPH02268118A/ja
Publication of JPH02268118A publication Critical patent/JPH02268118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、免疫賦活剤に関し、さらに詳しくは、ピロロ
キノリンキノン類を有効成分とする免疫賦活剤に関する
ピロロキノリンキノンは、別名2.7.9− )リカル
ボキシーIH−ピロロ(2,3f)キノリンキノン−4
,5−ジオンとも称される化合物である(この化合物を
以下PQQと記す)。
[従来の技術およびその問題点コ PQQは、1979年に、メタノール資化性細菌のメタ
ノール脱水素酵素の補酵素として精製・結晶化され構造
決定がなされた(S、 A、5alisbury et
al、 、 Nature、第280巻、第843頁(
1979) )。
さらに近年、細菌にかぎらず、真核生物であるカビ、酵
母、植物組織および動物組織にもPQQが存在すること
が明らかになった。
また、PQQの合成法および化学反応性なども明かとな
っているが、その生理作用については、脱水素酵素およ
び酸化酵素のそれぞれの補酵素作用を示すこと、また、
細胞の増殖および植物花粉の発芽を促進する効果が明ら
かになったのみである。
一般的に、高齢者は、細菌等外敵を攻撃する生体の自己
防御機構である免疫系の細胞の能力が低下しており、大
腸菌などの弱病原菌にも感染しやすい。特に、高齢者の
手術後にこれらの細菌が感染し、急性肺炎などにより死
亡する例がしばしばみられ、高齢者の手術後の管理上の
大きな問題になっている。
液性および細胞性免疫系は、細菌、酵母、カビ、ウィル
スなどによる感染や腫瘍に対する生体の防御機能におい
て重要な役割を果たしている。
すなわち、生体内では、マクロファージが異物排除機能
および特異的免疫において重要な役割を演じており、リ
ンパ球のT細胞は、免疫応答に、さらにリンパ球のB細
胞は、抗体を産生ずることにより、病原菌あるいは腫瘍
細胞の除去が行われている。
また、老化の過程で傷害を受けた細胞の除去にこれらの
免疫系が関与しているとも考えられており、感染や腫瘍
の防御のみならず老化現象との関連からも免疫賦活剤の
開発が行われているが、いまだ十分な薬剤を得るに至っ
ていない。
[問題点を解決するための手段、作用]本発明i丘、免
疫の賦活化物質について鋭意研究を進めたところ、PQ
Q類が免疫に関与するB細胞、T細胞およびマクロファ
ージ活性を大幅に賦活化することを見い出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ピロロキノリンキノン類を有効成
分として含有する免疫賦活剤である。
本発明において使用されるPQQ類は、有機化学的合成
法(例えばJAC3,、第103巻、第5599〜56
00頁(1981) )および発酵法(例えば、特開昭
61−247397号および特開昭62−19094号
)などにより製造することが可能である。
本発明におけるPQQ類とは、PQQSPQQのナトリ
ウム塩右よびPQQのカリウム塩などのPQQ塩類なら
びにPQQ誘導体を意味する。PQQの誘導体の代表例
としては、1−メチル−PQQ、7−ゾカルボキシーP
QQ、2−メチルエステル−PQQなどがある。
本発明の免疫賦活剤は、B細胞、T細胞およびマクロフ
ァージのそれぞれの活性を増強する作用を有することか
ら、各種の感染症および腫瘍の防、御のみならず老化に
より生じる各種の疫病に対する予防および治療剤となる
。。
[実施例] 実施例によって、本発明をさらに具体的に説明する。 
なお、本発明は、実施例に限定されるものではない。
なお、マクロファージ活性は、腹腔内マクロファージの
走化性能(chemotaxis)  (文献1)で、
T細胞およびB細胞の活性は、コンカナバリンA(co
ncannavalin^)およびリポポリサツカリド
(Lipopolysaccharide、 LPS)
を分裂促進剤(マイトジェン。
mitogen)とする芽球化反応(文献2)で調べた
文献1:日本細菌学会教育委員全編 「マクロファージの機能と機能測定法」第61〜65頁
(1985年)(葉根出版発行)文献2:矢田純−1藤
原道夫編 「新リンパ球機能検索法」第350〜355頁(198
7年)(中外医学社発行) 実施例1 マクロファージの走化無試験 C3H/Heマウス(雄、7週令、平均体重20g1日
本チャールズリバーより購入)を35匹用意し、7匹づ
つ5群(A−E)に分けた。
PQQ−2Na塩をpH7,0の生理食塩水に溶した液
を各マウスに、1日目、2日目、3日目、4日目、5日
目、6日目および7日目の7回にわたって腹腔内に投与
した。なお、1匹1回当りB群でPQQ−2Na O,
4mg/ ml、 C群でPQQ−2Na 0.7mg
/ rnf!、 D群でPQQ−2Na 1.Omg/
 mi’、  E群でPQQ−2Na 1.5mg/m
j!のものをそれぞれ0.2mlづつ投与しA群には、
生理食塩水を0.2ml1投与した。
実験開始8日目にマウスをエーテルで麻酔し、頚動脈よ
り脱血し、冷1anks液を各々5mjiづつ腹腔内に
注入し、腹腔滲出細胞を採取した。
各群の腹腔滲出細胞を集め冷1anks液で3回洗浄し
、RPMI培地に5 X105cell/−になるよう
に懸濁した。マクロファージ走化能(chemotax
is)をBoyden変法(日本免疫学全編、「免疫実
験操作法J IV、 120?−1211頁、 197
5年)により測定した。なお走化因子としては、25%
ザイモザン処理血清を用い、各サンプルについておのお
のの3点づつ検討した。走化したマクロファージ数は、
顕微鏡で測定し、1点につき13視野調べた結果を第1
表に示す。表中の数値は各サンプルの3点における走化
したマクロファージの総数を示す。 また、Hanks
液およびRPMI培地の調整法を以下に示す。
)(anks液 Hanks液 (日永製薬製)475d2%ラクトアル
ブミン    25  mf7.5%NaHCO31,
52m1! 各々の液を121℃15分で殺菌し、使用前無菌的に混
合する。
RPMI培地 RPMI  (Gibco diagnostics 
Laboratories(U、S、A)製’)   
 261mt’Fetal Bovium  (Flo
w Laboratories([1,S、 A)製”
)    30m7!5  Xl0−3M  2−メル
カプトエタノール  溶液      3mj!ストし
ブトマイシン (100μg  /  mf)。
ペニシリン G  (100unit/  rnl) 
 混合液  3ml!200mM  L−グルタミン 
溶液               3mi’Feta
l Bovium Serium以外はフィルター濾過
し、使用時に無菌的に混合する。
第 表 実施例2 T細胞芽球化反応試験 実施例1と同様にしてPQQ−2Na塩をC3H/He
マウスに投与し、飼育した。
実験開始8日日に、マウスをエーテルで麻酔し、頚動脈
より脱血し、無菌的に膵臓を摘出した。
各群の膵臓から細胞をバラバラにし、37℃に温めてお
いたトリス−NH4Ci’溶血液に浮遊し、37℃で5
分間放置し、赤血球を溶血させた後、冷Hanks液で
2回洗浄した。この細胞をRPMI培地に4×10 ’
Ce1l/r++j’になるように懸濁させ、平底96
六マイクロプレートに入れた。分裂促進剤(マイトジエ
ン、 mitogen)  としてコンカナバリンA 
(concanavalln  A、 Type IV
 Sigma C2010) 1 、!jg/mj!あ
るいは2μg/mi’を用い、37℃の5%CO□恒温
器中で培養を行った。培養開始63時間後に3H−チミ
ジンを2.5μci/ rnl!になるように加えさら
に9時間培養したのち、セルハーベスタ−で細胞をグラ
スファイバーフィルター上に集め、このフィルター上の
3Hを液体シンチレーションカウンターで測定した。
なあ、対照として、コンカナバリンAを添加しないもの
を行い、各条件について4つの同じ培養を行った。
結果を第2表に示す。表中の数値は、4つの同一条件で
の培養に$ける3Hの取り込み量(cpm)の平均値で
ある。
なお、トリス−N)I、C41!溶血液の調整法を以下
に示す。
トリス−NH,Cf溶血液 0、16M Nil、Cf         90  
m10.17M  )リス(pH7,65にHCIで調
整)10  ml! 両液を混合し、塩酸でpHを7.2とし、121℃、1
5分間殺菌する。
第 表 実施例3 B細胞芽球化反応試験 実施例2と同様にして、PQQ−2Na塩投与のC3H
/Heマウスの膵臓の細胞を得た。
また、さらに分裂促進剤(マイトジェン、 mitog
en)  として、コンカナバリンAの代わりに、リボ
ポリサツカリド(Lipopolysaccharid
e、 LPS WE B、coli 0111、 Di
fico) 50μg/rnj!、 100 μg/m
j’を用いた以外は、実施例2と同様にして3H−チミ
ジンの取り込み量を調べた結果を第3表に示す。表中の
数値は、4つの同一条件での培養における3Hの取り込
み量の平均値(cpm)で示した。
第 表 [発明の効果] 本発明の免疫賦活剤は、B細胞、T細胞およびマクロフ
ァージのそれぞれの活性を増強する作用を有することか
ら、各種の感染症および腫瘍の防御のみならず老化によ
り生じる各種の疫病に対する予防および治療剤として利
用される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ピロロキノリンキノン類を有効成分として含有する免疫
    賦活剤。
JP8675089A 1989-04-07 1989-04-07 免疫賦活剤 Pending JPH02268118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8675089A JPH02268118A (ja) 1989-04-07 1989-04-07 免疫賦活剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8675089A JPH02268118A (ja) 1989-04-07 1989-04-07 免疫賦活剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02268118A true JPH02268118A (ja) 1990-11-01

Family

ID=13895445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8675089A Pending JPH02268118A (ja) 1989-04-07 1989-04-07 免疫賦活剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02268118A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500360A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 ポイント セラピューティクス, インコーポレイテッド ボロプロリン化合物類を含む抗癌剤
WO2009063897A1 (ja) * 2007-11-14 2009-05-22 Kyowa Hakko Bio Co., Ltd. 皮膚の乾癬予防または改善剤
CN105963297A (zh) * 2016-05-11 2016-09-28 深圳市太生源健康产业有限公司 吡咯喹啉醌在化疗后的辅助治疗中的应用

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500360A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 ポイント セラピューティクス, インコーポレイテッド ボロプロリン化合物類を含む抗癌剤
WO2009063897A1 (ja) * 2007-11-14 2009-05-22 Kyowa Hakko Bio Co., Ltd. 皮膚の乾癬予防または改善剤
CN105963297A (zh) * 2016-05-11 2016-09-28 深圳市太生源健康产业有限公司 吡咯喹啉醌在化疗后的辅助治疗中的应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Simpson et al. Micromethods for induction and assay of mouse mixed lymphocyte reactions and cytotoxicity
Hanson et al. The effect of temperature on the activation of thymocytes by interleukins I and II.
EPSTEIN The comparative biology of immune and classical interferons
US4704361A (en) Pharmaceutical compositions containing the cytidine monophospate of 5-acetamido-3,5-dideoxy-D-glycero-D-galactononulosaminic acid and a method for preparing said compound
US5244922A (en) Methods for treating viral infections
Rapp et al. Quantitative determination of infectious units of measles virus by counts of immunofluorescent foci.
Gamelli et al. Marrow granulocyte-macrophage progenitor cell response to burn injury as modified by endotoxin and indomethacin
JP3200604B2 (ja) 菌体内毒素誘発作用抑制方法
NO893135L (no) Fremgangsmaate for fremstilling av n-2,3-butadienyl tri- og tetraaminoalkanderivater.
Nozawa et al. Inhibiton by glucocorticoids and choleragen of the conditional growth of poorly adherent mononuclear phagocytes of newborn hamster liver and lung (Hormonal control of macrophage growth)
AU739271B2 (en) Agents inhibiting progress of pterygium and postoperative recurrence of the same
JPH02268118A (ja) 免疫賦活剤
Dyess et al. Subeschar tissue fluid: a source of cell-mediated immune suppression in victims of severe thermal injury
JPH05502434A (ja) 医薬組成物およびその用途
FI903172A0 (fi) Menetelmä valmistaa terapeuttisesti aktiivisia tienopyraaneja
Werner-Wasik et al. Endogeneous interferon α/β produced by murine Kupffer cells augments liver-associated natural killing activity
Barmak et al. Altered cellular responses to interferon induction by poly I· poly C: Priming and hyporesponsiveness in cells treated with interferon preparations
SU1616519A3 (ru) Способ получени 1,3,4-тиадиазол-2-цианамида или его фармацевтически приемлемых солей
Chihara et al. Priming effect of RANTES on eosinophil oxidative metabolism
MR et al. Isolation of a haemadsorption virus from the recent outbreak of respiratory illness in Ontario.
JP2001072597A (ja) 抗ヘルペスウイルス剤
JPH05214003A (ja) 好中球遊走阻止薬
RU2136747C1 (ru) Способ ингибирования инфекционной активности вируса иммунодефицита человека
RU2146930C1 (ru) Способ лечения вич-инфекции
Gangadharam et al. STUDIES ON THE ANTITUBERCULAR ACTIVITY OF SESAMIN