JPH02265644A - 無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤の製造方法 - Google Patents

無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤の製造方法

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JPH02265644A
JPH02265644A JP8528489A JP8528489A JPH02265644A JP H02265644 A JPH02265644 A JP H02265644A JP 8528489 A JP8528489 A JP 8528489A JP 8528489 A JP8528489 A JP 8528489A JP H02265644 A JPH02265644 A JP H02265644A
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water
slurry
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aqueous solution
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Yoichi Takeda
洋一 武田
Masaki Hayama
正樹 葉山
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Rasa Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤の新
規かつ改良された製造方法に関するものである。 無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤は、アンモニア、
アミン類等の含窒素物質や、硫化水素、メルカプタン類
等の含硫黄物質に対してとくに優れた吸着特性を示し、
各種の吸着・脱臭用途に広範囲に利用できるものである
【従来の技術】
無定形の重金属ケイ酸塩を有効成分とする吸着剤の製造
方法は、例えば特開昭54−45690号により提案さ
れている。この製造方法は、水に可溶な重金属塩と水ガ
ラス(ケイ酸ナトリウム)とを50ないし85%の水分
の存在下で混和、反応させ、生成するゲルを乾燥するも
のである。 かくして得られた無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤
は、 ■)アンモニア、アミン類、硫化水素等に選択性が高く
、これらのガス成分を多量に吸着する; 2)難水溶性である; 3)数百℃に加熱しても化学的に変質せず、耐熱性に優
れている; 4)原料が安価である; などの特徴がある。またこの吸着剤は、単に粉体や粒状
物として用いられるだけでなく、各種プラスチック、紙
、繊維等の母材に添加・加工することによって、母材に
吸着・脱臭性能を付与することも可能であり、その応用
範囲はきわめて広い。
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記した従来方法におけるように水分の少
ない条件で重金属塩水溶液とケイ酸ナトリウム水溶液と
を反応させると、生成するゲルは著しく高粘度となって
しまい、均一な反応が起りにくい。この傾向は、原料水
溶液の濃度が高くなるほど高まり、条件によってはゲル
は塊状の固形物となる。この場合、原料水溶液が均一に
混合されるより早くゲル化が始まり、粘度が急激に上昇
するため均質化が困難となる。 また、原料水溶液を混合する際、重金属が強アルカリ性
の高濃度ケイ酸ナトリウム水溶液と接触することにより
一部加水分解し、重金属水酸化物等の混入によりゲルが
不均質になり、その結果、製造される吸着剤の性能は再
現性が乏しくなる。 上述のごとき問題点を解決するためには、各原料水溶液
を希薄溶液として混合、反応させればよい。これにより
比較的低粘度のゲルが得られ、また重金属塩の加水分解
もほとんど認められないため均質なゲルとなる。しかし
ながら、このとき生成する重金属ケイ酸塩のゲルは濾過
性が悪く、固液分離後の含水率が80%を超えるため、
濾過および乾燥にきわめて長時間を要する。これは製品
の製造コスト上大きな障害となるものである。 以上のように、従来の製造方法においては、吸着剤の性
能向上と製造上の経済性とが、相反するという問題点が
あった。 そこでこの発明は、重金属塩水溶液とケイ酸ナトリウム
水溶液との反応が均一になされ、かつ比較的低含水率で
濾過性、乾燥性の良い均質な無定形重金属ケイ酸塩から
なる吸着剤を製造する方法を提供することを目的として
なされたものである。
【課題を解決するための手段】
この発明による無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤の
製造方法は、2価重金属の水溶性塩の希薄水溶液とケイ
酸ナトリウムの希薄水溶液とを反応系内の水分含有量が
85%以上となるように混合、反応せしめてゲル状重金
属ケイ酸塩スラリーを調製し、このスラリーを母液とし
てそのpHを6.5〜8.0に保ちながら新たに前記2
価重金属の水溶性塩の水溶液とケイ酸ナトリウムの水溶
液とを同時に徐々に添加し、生成する沈殿を分離した後
、乾燥することを特徴とするものである。 この発明の方法によれば、原料液が母液中に添加されて
希釈されるから、はぼ均一に混合された状態で反応する
。また、原料成分は母液中に常に希薄な状態で存在し、
反応の終始にわたり母液スラリーのpHは中性付近に保
たれるので、重金属塩の加水分解は実質的に起こること
がない。その結果、加水分解生成物の混入もなく均質な
無定形重金属ケイ、酸塩を得ることができる。また、こ
のとき得られる母液中の沈殿は、50〜80%といった
比較的低含水率のものであるため、濾過性や乾燥性が良
好となる。 原料の重金属塩としては、亜鉛、銅、ニッケル等の2価
重金属の水溶性塩、例えば硫酸塩、硝酸塩、塩化物等が
好ましく使用できる。一方、ケイ酸ナトリウムとしては
、工業的に大量に生産されている水ガラス(N a  
O/ S iO2モル比が1/2〜1/3.5)が使用
できる。 この発明方法を実施するに際しては、まず重金属塩水溶
液とケイ酸ナトリウム水溶液を反応系内の水分含有量が
85%以上となるように混合、反応せしめて、ゲル状の
重金属ケイ酸塩スラリーを生成させ、母液スラリーとす
る。このとき、水分存在量が85%未満であるとスラリ
ーの粘性が高く、撹拌が困難であるため、母液スラリー
として適さない。次にこの母液スラリーを撹拌しながら
新たに各原料の水溶液を徐々に同時にこのスラリーに添
加する。かくして、濾過性の良い含水率50〜80%の
無定形重金属ケイ酸塩の沈殿が母液中に生成する。 また、上記したような同時添加反応法により得た沈殿ス
ラリーの一部を取り出したのちのスラリーを、再び母液
スラリーとして繰り返し使用することができる。このと
きのスラリーは、同時添加反応の効果によって粘性が著
しく低下しているので、水分存在量85%以上である必
要はない。以後繰り返して行なう反応においては、反応
中のスラリーpHを6.5〜8.0とすることで、系内
の水分存在量が85%未満の条件でも、濾過性の良い含
水率50〜80%の無定形重金属ケイ酸塩の沈殿を得る
ことが可能である。 以上のようにして調製した沈殿を炉別、水洗して゛、副
生じたナトリウム塩を除去した後、300℃以下の温度
で乾燥することにより、無定形重金属ケイ酸塩からなる
吸着剤が得られる。 乾燥温度が300℃を越えると吸着能が低下する傾向が
ある。 この発明方法における各原料の基本反応は複分解反応で
あり、例えば下式のように表される:M A   + 
 N a 20 ・n S t O2−+  MO@n
5iO+  2NaAここで、Mは2価の重金属イオン
、Aは1価の陰イオン、nは2〜3.5である。 この反応の生成物である重金属ケイ酸塩沈殿の含水率を
決定する因子は、主として反応母液であるスラリーのp
Hである。すなわち、反応中のスラリーpHを6.5以
下に保つと、スラリーは比較的高粘度になり、生成する
沈殿は高含水率の濾過性の悪いゲルとなる。pHを6.
5〜8.0好ましくは7.0〜7.5とした場合には、
スラリーの粘性はきわめて低くなり、沈降性の良い沈殿
が生成する。この条件下で得られる沈殿は含水率が50
〜80%であり、濾過性がきわめて良い。スラリーpH
が8.0を超えると、得られる沈殿°の含水率は低いが
、反応の当量におけるpHからのずれが大きくなってし
まうため好ましくない。 かようなスラリーpHの実際の調整は、重金属塩とケイ
酸ナトリウムの添加のバランスをわずかに変えることに
よって可能となる。つまり、重金属塩をケイ酸ナトリウ
ムより幾分過剰に保ちながら反応槽に供給すれば、反応
中のスラリーpHはやや酸性になり、その逆では、わず
かにアルカリ性となる。実際の反応に際しては、水ガラ
ス中のN a 20に対して重金属塩を当量反応させる
と、生成するスラリーのpHは6.5〜7.5となる。 前記の反応式による複分解反応はほぼ定量的に進行する
ので、生成物である重金属ケイ酸塩中の金属酸化物/二
酸化ケイ素モル比は、原料のケイ酸ナトリウムのNa 
 O/Si、02モル比によって決定される。複分解反
応の際、重金属塩を不足当量とし過剰のナトリウム分を
酸で中和すれば、種々の金属酸化物/二酸化ケイ素モル
比のケイ酸塩ゲルを調製できる。重金属ケイ酸塩からな
る吸着剤においては、ガス成分が重金属イオンとの配位
結合により吸着されるものと考えられ、吸着剤の能力は
その金属含有量に依存する。−船釣には金属酸化物/二
酸化ケイ素モル比が1/7以上の重金属ケイ酸塩であれ
ば、・吸着剤として十分実用に供することができる。
【実施例】
以・下に実施例によりこの発明の詳細な説明する。 なお、実施例における吸着試験は第1図に示した装置を
用いて次のようにして行った;粉末吸着剤を一定の方法
で造粒し、粒径1.2〜2.4 so+の粒子を篩分け
た。この吸着剤粒子を0.5g秤量し、内径6■のガラ
スカラムに充填して吸着カラム1とした。充填高は60
〜80IImであった。窒素ガスで希釈調製した500
〜2000 pf)IIのガス3fIをテトラ−パック
2にとり、流量計3をみながら室温下(25℃)、流速
1g/winで吸着カラム1にエアポンプ4で循環送気
し、60分後の残留ガス濃度を測定した。 テトラ−パック2に新しいガスを詰め替え、同様に60
分間循環送気する操作を、残留ガス濃度がtooo p
pm付近となるまで繰り返した。各回における残留ガス
濃度に対してガス吸着量の加算値をプロットして、吸着
等混線を作成した。 また、初期吸着試験は次のようにして行った:粉末吸着
剤0.5gを、窒素ガスで希釈調製した所定濃度のガス
3IIを封入したテトラ−パックに入れた。ガス濃度の
経時変化をガス検知管で張1定した。 比較例 硫酸亜鉛Z n S 0  ・7 H2019、8gを
水50m1に溶解した。一方、水ガラス3号(N a 
 O/ S iO2−1/ 3.2 ) 50 gを水
170 mlで希釈した。これらの原料溶液を混合し、
ゲルを生成させ、室温下において90分間放置、熟成さ
せた。ゲルのスラリーのpHは6,8であった。ゲルの
スラリー200m1を径10cmのブフナー漏斗で吸引
濾過し、水100 mlで5回洗浄した。洗浄水100
 ml当り15〜20分の濾過時間を要した。200℃
の乾燥器内で10時間加熱乾燥し、吸着剤Aを得た。乾
燥減量は88%であった。組成分析の結果、この吸着剤
Aは、Zn024.7%、S io 2 81−3%を
含有し、含水率は10.0%であった。 実施例1 比較例と同様にして調製したゲルのスラリ200 ml
を母液として3g容ヒビ−カー入れ、250rpmで母
液を撹拌しながら、0.67 mol/dm’Z n 
S O4水溶液および0.7111ol/dm’ N 
a 202.1 mol/dTII’ S i 02水
溶液の各1gを5.5ml /分で同時に添加した。反
応中のスラリーpHは7.2〜7.5であった。このス
ラリー 200m1を比較例と同様にして濾過し、得ら
れた沈殿を水洗した。洗浄水100m1当りの濾過時間
は30〜40秒であった。水洗後の沈殿を110℃、2
00℃、300℃および500℃で乾燥したものをそれ
ぞれ吸着剤B、CSDおよびEとした。乾燥減量は約7
5%であった。 上記した比較例および実施例1で得られた吸着剤A、B
、C,DおよびEの粉末X線回折図を第2図に示す。こ
のX線回折図から、これらの吸着剤はすべて無定形(非
晶質)であることがわかる。 これら吸着剤のアンモニアおよび硫化水素の吸着等温線
をそれぞれ第3図および第4図に示す。これらの吸着等
温線かられかるように、乾燥温度500℃とした吸着剤
Eの性能低下が顕著である。 また吸着剤A(比較例の方法で調製されたもの)は吸着
剤りとほぼ等しい吸着等温線を示しているが、その製造
工程において得られたゲルは濾過性の悪いものであった
。 吸む剤Bについて、四人悪臭物質(アンモニアNHトリ
メチルアミン(CH3)3N13ゝ 硫化水素H2S、メチルメルカプタン (CH3SH)の初期吸着試験を行った結果を第1表に
示す。この発明の方法により得られた吸着剤Bは、これ
らの物質を迅速に吸着することがわかる。 実施例2 原料液濃度を0.[i3 mol/dTn’ Z n 
S Oおよ4′″ び0.7 mol/dm’N a 20−2.1 ma
t/dTIl’S I O2とした以外は、実施例1と
同様にしてケイ酸塩を調製した。反応中のスラリーpH
は7.4〜7.8であった。水洗の際、洗浄水100 
mlの濾過時間は10〜15秒であった。十分に水洗し
、さらに遠心分離器で固液分離を行った後、200℃で
4時間乾燥した。乾燥減量は53%であった。得られた
吸着剤は、アンモニアおよび硫化水素に対して吸着剤C
とほぼ同等の吸着能を有していた。 実施例3 硝酸亜鉛Z n (No  )   ・6H20!11
.0gを水50m1に溶解した。一方、水ガラス1号(
N a 20 / S L 02−1 / 2 、O)
 40 gを水250 mlで希釈した。これらの原料
液を混合し、ゲルを生成させた。このスラリー 300
m1を母液とし、0.57mol/dm’ Z n (
N O3) 2水溶液および0.6 n+ol/dm’
 N a 20− 1.2 mol/dTl’SiO2
水溶液の各2gを6.0ml/分で同時に添加して反応
させた。母液は350rpmで撹拌し、また反応中のp
Hは7.0〜7.3であった。生成した沈殿を濾過、水
洗後、110’Cで6時間乾燥した。乾燥減量は88%
であった。得られた吸着剤4tZ n O31,8%、
S t O251,9%および水分13.4%を含有し
、アンモニアおよび硫化水素に対し吸着剤Bとほぼ同等
の吸着能を有していた。 実施例4 硫酸亜鉛Z n S 0  ・7 H209,4gと9
8%硫酸3.3gを水50m1に溶解した。一方、水ガ
ラス3号50gを水170 mlで希釈した。これらの
原料液を混合し、ゲ・ルを生成させた。このスラリー 
200 mlを母液とし、0.32 mol/dm3Z
 n S 04−0.321101/dTIl’H2S
 O4水溶液および0.7mol/dlll’Na 2
0 =  2.1 mol/dm’S t O2水溶液
の各500 mlを実施例1と同様に添加して反応させ
た。生成した沈殿を濾過、水洗後、110℃で6時間乾
燥した。得られた吸着剤の組成はZn013.7%、S
 t O272,096および水分10.5%であった
。アンモニアおよび硫化水素のガス飽和吸着量は、吸着
剤Bの約70%であった。 実施例5 硫酸銅Cu S 0  ・5 H2045,3gを水2
50 mlに溶解した。一方、水ガラス3号125gを
水500 mlで希釈した。これらの原料液を混合し、
ゲルを生成させた。このスラリー400m1を母液とし
、0.6 mol/din’ Cu S O4水溶液お
よび0.8moI/dr#’ N a 20− 1.8
 gol/drS I O2水溶液の各2gを6.0m
l/分で同時に添加して反応させた。母液は350rp
mで撹拌し、また反応中のpHは6.8〜7.2であっ
た。生成した沈殿を濾過、水洗後、110℃で6時間乾
燥した。乾燥減量は71.5%であった。得られた吸着
剤の組成はCu024.4%、5in259.5%およ
び水分12.3%であった。アンモニアおよび硫化水素
に対し吸着剤Bとほぼ同等の吸着能を有していた。 実施例6 塩化ニッケルNiC1・6H2015,5gを水to 
Omlに溶解した。一方、水ガラス3号50gを水20
0 mlで希釈した。これらの原料液を混合し40分間
放置し、ゲルを生成させた。 このスラリー200 mlを母液とし、0.54 mo
l/dm’NiC1水溶液およびO−8no l /d
 m’ N a 201.8 mol/dm’ S t
 O2水溶液の各1gを実施例5゛と同じ条件で反応さ
せた。生成した沈殿を濾過、水洗後、110℃で15時
間乾燥した。 得られた吸着剤FはN i 0.21.9%、S i 
O262,1%および水分11.8%からなる無定形で
あった。この吸着剤FのアンモニアNH3および硫化水
素H2Sについての初期吸着試験の結果を第2表に示す
。 第2表:吸着剤Fの初期吸着試験 【発明の効果J 以上の説明かられかるようにこの発明の方法によれば、
均質な無定形重金属ケイ酸塩を調製でき、その結果高性
能の吸着剤を提供することができる。さらには、重金属
ケイ酸塩が濾過性の良い比較的低含水率の沈殿として得
られるため、その工業的な製造において濾過および乾燥
工程が大巾に短縮でき経済性が良いという利点がある。 この発明により得られた無定形重金属ケイ酸塩からなる
吸着剤は、含有される重金属イオンとの配位結合によっ
て、様々な物質を吸着することができるものである。特
に、アンモニア、アミン類や硫化水素、メルカプタン類
を吸着する能力に優れている。 また、かような吸着剤は難水溶性であり、耐熱性が高く
、種々の加工を施されても変質し難く、吸着能の劣化・
する可能性が小さい。従って、各種の吸着・脱臭用途に
広範に適用できる工業上きわめて利用価値の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸着剤の吸着試験に用いた装置の概略図;第2
図は吸着剤A、B、C,DおよびEの粉末X線回折図;
第3図は吸着剤ASB、C。 DおよびEの25℃におけるアンモニア吸着等温線:第
4図は吸着剤A、B、C,DおよびEの25℃における
硫化水素吸着等温線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2価重金属の水溶性塩の水溶液とケイ酸ナトリウム
    の水溶液とを反応系内の水分含有量が85%以上となる
    ように混合、反応せしめてゲル状重金属ケイ酸塩スラリ
    ーを調製し、このスラリーを母液としてそのpHを6.
    5〜8.0に保ちながら新たに前記2価重金属の水溶性
    塩の水溶液とケイ酸ナトリウムの水溶液とを同時に徐々
    に添加し、生成する沈殿を分離した後、乾燥することを
    特徴とする無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤の製造
    方法。 2、請求項1において、母液スラリーに2価重金属の水
    溶性塩の水溶液とケイ酸ナトリウムの水溶液とを同時に
    徐々に添加し、生成する沈殿の一部を分離したのちのス
    ラリーを、再び前記母液スラリーとして繰返し使用する
    ことを特徴とする無定形重金属ケイ酸塩からなる吸着剤
    の製造方法。 3、前記2価重金属が亜鉛、銅またはニッケルから選ば
    れる請求項1または2記載の方法。 4、前記沈殿を分離した後の乾燥温度を300℃以下と
    する請求項1または2記載の方法。
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