JPH02262070A - 配電線路の監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、地絡事故等を探知するために光信号を利用
する配電線路の監視装置に関するものである。

［従来の技術］ 配電線路では、各所に子局として設けた監視装置から得
た線路情報により変電所等の親局が地絡等による線路事
故を探知している。

このための装置として、例えば、特開昭６３−９６５６
８号公報に開示した技術が知られている。

上記の装置では、三相電線路にそれぞれセンサが設けら
れ、測定ユニットとの間を複数本の光信号線で接続して
電線路各相の電流、電圧あるいはそれらの零相成分を測
定して事故判定を行なっていた。

［発明が解決しようとする課題］ 前記の監視装置では、多数のセンサにそれぞれＥ１０信
号変換回路やＯ／Ｅ信号変換回路が接続してあり、かつ
、光信号線も多岐にわたるので装置が複雑であった。

この発明は、多数のセンサからの信号を簡便な経路で処
理、制御かできる配電線路の監視装置の提供を目的とす
る。

［課題を解決するための手段」 前記の課題を解決するなめに、この発明は電線路に複数
のセンサを設け、該センサには多重信号送信手段及び電
気・光信号変換手段を備えた中継ユニットを接続し、該
中継ユニットには光信号線を介して光・電気信号変換手
段及び多重信号受信手段を備えた測定ユニットを接続し
、さらに、前記多重信号送信手段と多重信号受信手段に
は、前記各センサからの検出信号を識別するための識別
信号付与手段を設けるという手段をとる。

［作用］ 複数のセンサからの検出信号が中継ユニットにおいて多
重信号送信手段により多重化されるとともに、電気・光
信号変換手段により電気信号から光信号に変換されて同
一の光信号線で測定ユニットへ伝達され、ここで光・電
気信号変換手段により光信号から電気信号に変換される
とともに、多重信号受信手段により受信される。この動
作において、識別信号付与手段により前記各センサの検
出信号に応じた電気信号がそれぞれ識別される。

［実施例］ 以下、この発明を具体化した実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。

この発明の監視装置は、電柱１に設けた架空の電線路２
の三相電線２ａ、　２ｂ、　２ｃにそれぞれ設けたセン
サ３．４．５と、このセンサが検出した信号を制御する
中継ユニット６及び測定ユニット７とをもってなり、両
ユニット６．７間は光信号線８により接続されている。

前記において中継ユニット６は、例えば、電線路２を区
分開閉する線路開閉器９の一側に設け、これに内蔵ある
いは別置した電源トランス等の電源装置１０から制ＯＩ
ｌ電力を供給し、又、他方の測定ユニット７は、低圧線
１１に接続した電源装置１２から同じく制御電力を供給
するように構成している。

前記中継ユニット６には、カウンタ１３とその信号を更
新するリセットタイマ１４とを信号同期回路に１として
設け、さらに、前記カウンタ１３には前記測定ユニット
７からの光信号を受光して、これを電気信号に変換する
フォトダイオード（ＰＤ）１５を介して受信回路３０を
接続し、さらに、パルス信号に同期して常開の接点１６
ａ〜１６ｈを所定の順序で開開して前記センサ３，４゜
５からの入力信号を順次に二次側へ出力する多重信号送
信手段としてのマルチプレクサ１６を接続している。

前記マルチプレクサ１６には前記センサ３，４゜５から
入力したアナログ電気信号をデジタル変換するＡ／Ｄ信
号変換器１７と、電気信号を光信号に変換する電気・光
信号変換手段としての発光ダイオード（ＬＰ、Ｄ＞１８
とを接続している。

前記発光ダイオード１８は前記光信号線８の光ファイバ
線８ａにより測定ユニット７に接続している。前記測定
ユニット７には前記光ファイバ線８ａを介して入力した
光信号を電気信号に変換する光・電気信号変換手段とし
てのフォトダイオード（ＰＤ）１９と、その信号をアナ
ログ信号に変換するＤ／Ａ信号変換器２０と、前記マル
チプレクサ１６によって多重化された信号を常開の接点
２１ａ〜２１ｈを開開して同時的に再生出力する多重信
号受信手段としてのデ・マルチプレクサ２１とを直列に
設け、さらに該デ・マルチプレクサ２１を制御装置２２
に接続している。前記において制御装置２２は信号演算
回路及び通信回路として構成され、親局である変電所等
との間を通信線２３により接続している。前記中継ユニ
ット６及び測定ユニット７におけるＡ／Ｄ信号変換器１
７及びＤ／Ａ信号変換器２０は、例えば、電圧（Ｖ）−
周波数（ｆ）変換方式によるＶ／ｆ変換器、ｆ／Ｖ変換
器を用いる。

又、前記測定ユニット７には、さらに、パルス発振器２
４と、その信号をカウントするカウンタ３１、さらに該
カウンタ３１の出力信号をリセットするリセットタイマ
２５とをもってなる同期信号発生回路に２を設けるとと
もに、前記カウンタ３１は駆動回Ｆ＃Ｉ２９を介して電
気信号を光信号に変換する発光ダイオード（ＬＥＤ）２
６に接続し、該発光ダイオード２６と前記中継ユニット
６のフォトダイオード１５間を前記光信号線８の光ファ
イバ線８ｂにより接続して測定ユニット７より中継ユニ
ット６へ光同期信号を伝送可能に構成している。さらに
、前記デ・マルチプレクサ２１は前記カウンタ３１に接
続して前記中継ユニット６ｆｆ！１のマルチプレクサ１
６と同期してそれぞれの複数の接点（この実施例では８
接点）に対応した複数の入力信号を処理するよう構成し
ている。

前記においてカウンタ３１のパルスカウントは、例えば
、１サイクルの信号時間Ｔ内にそれぞれの発信時間がｔ
ｌなる任意数のパルス群を設定するとともに、その始端
の信号パルスあるいは末端の信号パルスをｔ２　（ｔｌ
＃ｔ２）に設定して前記リセットタイマ１４に対する同
期信号としている。

この実施例では前述したパルス発振器２４、カウンタ３
１及びリセットタイマ２５よりなる同期信号発生回路に
２と、カウンタ１３及びリセットタイマ１４よりなる信
号同期回路に１と、両者を連携する光ファイバ線８ｂと
により、前記各センサ３〜５からの検出信号を識別する
ための識別信号付与手段Ｈ′＠−構成している。これに
代えて、例えば°中継ユニット６１１１Ｉにおいて各セ
ンサ３〜５の出力信号にそれぞれ異なるパルス幅の識別
信号を付与するとともに、この識別信号を測定ユニット
７Ｉ！ｌ！Ｉの識別回路（図示時）で識別するようにし
てもよい、さらに、前記各実施例において、Ａ／Ｄ信号
変換器１７及びＤ／Ａ信号変換器２０を省略して、光フ
ァイバ線８ａにアナログ信号を伝送するようにしてもよ
い。

又、前記中継ユニット６及び測定ユニット７におけるマ
ルチプレクサ１６及びデ・マルチプレクサ２１には、必
要に応じてそれぞれ入力信号の増幅器２７あるいは２８
を設けて実施できる。

さらに、又、マルチプレクサ１６とデ・マルチプレクサ
２１は、センサ群からの信号数に応じてそれぞれ所要数
ｎの接点１６ａ〜１６ｎあるいは２１ａ〜２１ｎを任意
に設けて実施できる。

次に、前記のように構成したこの発明の監視装置の作用
を説明する。

架空の電線路２の各相電線２ａ、２ｂ、２ｃに設けたセ
ンサ３．４．５は線路の電圧あるいは電流の大きさを検
出して中継ユニット６のマルチプレクサ１６における接
点１６ａ〜１６ｈへアナログ信号で入力する。

一方、Δ酬１定ユニット７では、カウンタ３１がリセッ
トタイマ２５に従って同期パルス信号を駆動回路２９と
デ・マルチプレクサ２１とに与え、発光ダイオード２６
が電気信号を光信号に変換して光ファイバ線８ｂにより
中継ユニット６のフォトダイオード１５に入力する。フ
ォトダイオード１５は光信号を電気信号に変換し、マル
チプレクサ１６には同期パルス信号が入力される。マル
チプレクサ１６は、前記カウンタ１３の同期パルス信号
に従って接点１６ａ〜１６ｈを所定の順序で開閉して前
記センサ３．４．５から各接点に入力したアナログ電気
信号をＩｌｉ次にＡ／Ｄ信号変換器１７に入力し、この
Ａ／Ｄ信号変換器１７は入力したセンサ信号の大きさに
比例した所定周波数の電気パルス信号に変換して発光ダ
イオード１８へ入力し、該発光ダイオード１８は入力し
た電気パルス信号を光パルス信号に変換して光ファイバ
線８ａを介して測定ユニット７のフォトダイオード１９
へ入力する。

測定ユニット７では、フォトダイオード１つに入力した
光パルス信号を電気パルス信号に変換してＤ／Ａ信号変
換器２０へ入力し、該Ｄ／Ａ信号変換器２０は入力した
電気パルス信号をその周波数に比例した所定のアナログ
信号電圧（Ｖ）に変換してデ・マルチプレクサ２１へ入
力する。

デ・マルチプレクサ２１は前記カウンタ３１により中継
ユニット６のマルチプレクサ１６と同期してその接点１
６ａ〜１６ｈにそれぞれ対応する接点２１ａ〜２１ｈを
それぞれ所定の順序で開開して前記センサ３，４．５か
らの入力信号を制御装置２２に入力する。制御装置２２
は入力信号を演算処理して前記電線路２における各相の
電流。

電圧あるいはそれらの零相成分を測定、演算処理して線
路事故などを判別し、線路の情況を通信線２３により親
局と交信して伝達できる。

前記のように、この発明では、電線路２に設けた・セン
サ３，４．５から入力する複数のアナログ電気信号を中
継ユニット６でデジタル変換し、多重化した光信号で光
ファイバ線８ａを介して測定ユニット７に入力している
。従って、測定ユニツドアではセンサ３，４．５からの
個々の信号をそれぞれの入力タイミングに同期させて再
生して演算処理できるので、少数の光信号経路と変換回
路によって多数の信号処理が可能となる。

さらに、この発明は、例えば第３２図に示すように前記
線路開閉器９の開閉制御装Ｔ！３２の開閉確認用接点３
３．３４を信号線３５．３６によって′、前記マルチプ
レクサ１６に接続することにより、前記光信号線８を介
して線路開閉器９の開閉動作を前記親局から確認できる
。

さらに、又、この発明では、中継ユニット６と測定ユニ
ット７間を光信号線８で接続しているので、架空の電線
路２に雷サージ等が発生しても測定ユニット７ヘサージ
が侵入しないので、内部の装置が影響を受けることはな
く損傷を防止できる。

［発明の効果］ 以上、詳述したように、この発明では、中継ユニットと
測定ユニットとの間を光信号線で接続し、線路からのセ
ンサ信号を中継ユニットで多重化及び光信号に変換して
測定ユニットへ入力するので、多重の情報を処理でき、
かつ、電線路からのサージが測定ユニットへ侵入しない
ので、安定した制御能力を維持できる効果がある。

４、図面のｆｌ！ｌｌ拳な説明 第１図はこの発明の監視装置の使用状態を示す正面図、
第２図は一実施例を示す信号経路図、第３図及び第４図
はマルチプレクサ及びデ・マルチプレクサの説明図、第
５図は同期信号の説明図である。

２・・・電線路、３，４．５・・・センサ、１６・・・
中継ユニット、７・・・測定ユニット、８・・・光信号
線、８ａ、８ｂ・・・光ファイバ線、１６・・・多重信
号送信手段としてのマルチプレクサ、２１・・・多重信
号受信手段としてのデ・マルチプレクサ、Ｋ１・・・カ
ウンタ１３及びリセットタイマ１４よりなる信号同期回
路、Ｋ２・・・パルス発振器２４、カウンタ３１及びリ
セットタイマ２５よりなる同期信号発生回路、Ｈ・・・
同期信号発生回路に１、光ファイバ線８ｂ及び信号同期
回路に１よりなる識別信号付与手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、電線路に複数のセンサを設け、該センサには多重信
   号送信手段及び電気・光信号変換手段を備えた中継ユニ
   ットを接続し、該中継ユニットには光信号線を介して光
   ・電気信号変換手段及び多重信号受信手段を備えた測定
   ユニットを接続し、さらに、前記多重信号送信手段と多
   重信号受信手段には、前記各センサからの検出信号を識
   別するための識別信号付与手段を設けたことを特徴とす
   る配電線路の監視装置。