JPH02261199A - 岩盤安定器 - Google Patents
岩盤安定器Info
- Publication number
- JPH02261199A JPH02261199A JP7804889A JP7804889A JPH02261199A JP H02261199 A JPH02261199 A JP H02261199A JP 7804889 A JP7804889 A JP 7804889A JP 7804889 A JP7804889 A JP 7804889A JP H02261199 A JPH02261199 A JP H02261199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- pipe
- slit
- rock
- shaped rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011435 rock Substances 0.000 title claims abstract description 53
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 title claims description 31
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002360 explosive Substances 0.000 description 1
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、道路、鉄道、鉱山等のトンネルの壁面を固定
するために、該トンネル壁面に穿孔された穴に内装かつ
定着される岩盤安定器に関する。
するために、該トンネル壁面に穿孔された穴に内装かつ
定着される岩盤安定器に関する。
l・ンネルの壁面を固定するために、壁面に穿孔した穴
に、鋼鉄製またはFRPのポルトを装入し、これをセノ
ントで定着させてこの壁面を安定化させる方法は、従来
NATM工法として広く利用されている。また、古<1
950年代より板を曲げて穿孔した穴よりやや太いバイ
ブを作り、これを穴の中に強制挿入することにより、そ
こに発生ずる摩擦力で板を壁面に固定し、これによって
壁面を安定化さ−Uる方法も、利用されている。
に、鋼鉄製またはFRPのポルトを装入し、これをセノ
ントで定着させてこの壁面を安定化させる方法は、従来
NATM工法として広く利用されている。また、古<1
950年代より板を曲げて穿孔した穴よりやや太いバイ
ブを作り、これを穴の中に強制挿入することにより、そ
こに発生ずる摩擦力で板を壁面に固定し、これによって
壁面を安定化さ−Uる方法も、利用されている。
しかし、NΔTM工法には、ポルトを定着する目的でセ
メントを使用するために、湧水の多い所ではレジン等の
特殊な定着剤を使用する必要があり、湧水の多い所では
この工法の採用は難しいという問題があった。
メントを使用するために、湧水の多い所ではレジン等の
特殊な定着剤を使用する必要があり、湧水の多い所では
この工法の採用は難しいという問題があった。
また、板を曲げて穿孔穴に強制挿入する方法には、曲げ
板と穿孔穴との間の摩擦力が大のため、極めて大きな打
込み力を必要とし、作業を難しくする他、打ち込め用に
特殊な治具および装置を用いなければならないという不
便があった。
板と穿孔穴との間の摩擦力が大のため、極めて大きな打
込み力を必要とし、作業を難しくする他、打ち込め用に
特殊な治具および装置を用いなければならないという不
便があった。
本発明は湧水の有無に無関係にトンネル壁面に定着でき
、曲げ板を穿孔穴に挿入するのに際し摩擦力の発生を伴
ない、岩盤安定器を提供することをl」的とする。
、曲げ板を穿孔穴に挿入するのに際し摩擦力の発生を伴
ない、岩盤安定器を提供することをl」的とする。
上記目的は、本発明によれば、次の岩盤安定器によって
達成される。
達成される。
(1) 岩盤に穿孔した穴に装入・定着される岩盤安
定器であって: 前記穴の内径よりも小径の外径をもたせて円筒状に成形
され、かつ軸方向に延びるスリットを有するパイプ状の
搾と; 前記パイプ状の棒と別体に製作され、前記パイプ状の棒
のスリットに打ら込まれて、前記パイプ状の棒をその長
さ方向に少なくとも部分的に前記穴径以−1−に拡径す
る喫状の駒と から成ることを特徴とする岩盤安定器。
定器であって: 前記穴の内径よりも小径の外径をもたせて円筒状に成形
され、かつ軸方向に延びるスリットを有するパイプ状の
搾と; 前記パイプ状の棒と別体に製作され、前記パイプ状の棒
のスリットに打ら込まれて、前記パイプ状の棒をその長
さ方向に少なくとも部分的に前記穴径以−1−に拡径す
る喫状の駒と から成ることを特徴とする岩盤安定器。
(2) 前記パイプ状の棒は、前記スリットの駒打込
み側端部近傍に、駒保持用切欠を有し; n?前記駒は
駒打ち込み方向と反対側の端部に、スリットの対向する
平行辺間に挾持される平行2辺部を有している岩盤安定
器。
み側端部近傍に、駒保持用切欠を有し; n?前記駒は
駒打ち込み方向と反対側の端部に、スリットの対向する
平行辺間に挾持される平行2辺部を有している岩盤安定
器。
(3) 前記パイプ状の棒は、前記スリットの長手方
向の途中に、駒の打ち込み側先端部と当接可能なスリッ
ト段部を有している、岩盤安定器。
向の途中に、駒の打ち込み側先端部と当接可能なスリッ
ト段部を有している、岩盤安定器。
上記(1)の岩盤安定器では、パイプ状の棒が、予めト
ンネル壁面に穿孔される穴の内径より小さい外径を有す
るので、穴への挿入に際し摩擦力を伴わない。パイプ状
の棒の穴への挿入後、喫状の駒をスリ、1・に沿わせて
打込んでいき、パイプ状の棒を穴内径以上に拡径して、
パイプ状の棒を摩擦力によって抜外れ不能に穴に定着さ
せる。
ンネル壁面に穿孔される穴の内径より小さい外径を有す
るので、穴への挿入に際し摩擦力を伴わない。パイプ状
の棒の穴への挿入後、喫状の駒をスリ、1・に沿わせて
打込んでいき、パイプ状の棒を穴内径以上に拡径して、
パイプ状の棒を摩擦力によって抜外れ不能に穴に定着さ
せる。
前記(2)のような構造を具備した場合には、さらに次
の作用がある。すなわち、前述のように、パイプ状の棒
を拡径することによって穴内周面との間に大きな摩擦力
を発生させ、棒にかかる引抜きの力に耐えるようにする
ことが岩盤安定器としての最低の必要条件である。本発
明の岩盤安定器では、打ち込まれた先端部分を部分的に
拡径するだけでも岩盤安定器にかかる引抜力には充分耐
えられるようにできるが、さらにその全長にわたって摩
擦力を増大させた方がより効果的でもあるので、岩盤安
定器の入口側端部近傍にも駒保持部を形成するとともに
、該駒にパイプの外圧による縮径を喰い止める平行2辺
部を形成し、引抜き防止、岩盤圧迫力維持をさらに効果
あるものとしている。
の作用がある。すなわち、前述のように、パイプ状の棒
を拡径することによって穴内周面との間に大きな摩擦力
を発生させ、棒にかかる引抜きの力に耐えるようにする
ことが岩盤安定器としての最低の必要条件である。本発
明の岩盤安定器では、打ち込まれた先端部分を部分的に
拡径するだけでも岩盤安定器にかかる引抜力には充分耐
えられるようにできるが、さらにその全長にわたって摩
擦力を増大させた方がより効果的でもあるので、岩盤安
定器の入口側端部近傍にも駒保持部を形成するとともに
、該駒にパイプの外圧による縮径を喰い止める平行2辺
部を形成し、引抜き防止、岩盤圧迫力維持をさらに効果
あるものとしている。
前記(3)のような構造を具備した場合には、さらに次
の作用がある。すなわち、スリットのあるパイプ状の棒
を、楔状の駒を利用して小さな力で拡径することは容易
であるが、楔状の駒を打込むことでパイプ状の棒とトン
ネル壁面部との摩擦力が充分大きくなって前記必要な条
件が満たされた場合には、楔状の駒をそれ以」二の距離
に圧入する必要はないので、パイプ状の棒の必要部位が
拡径した所で、駒のそれ以上の圧入を阻止するストッパ
があった方がよい。スリット段部は駒が圧入されてきた
ときに駒の先端にあたり駒のそれ以上の圧入を防止する
。
の作用がある。すなわち、スリットのあるパイプ状の棒
を、楔状の駒を利用して小さな力で拡径することは容易
であるが、楔状の駒を打込むことでパイプ状の棒とトン
ネル壁面部との摩擦力が充分大きくなって前記必要な条
件が満たされた場合には、楔状の駒をそれ以」二の距離
に圧入する必要はないので、パイプ状の棒の必要部位が
拡径した所で、駒のそれ以上の圧入を阻止するストッパ
があった方がよい。スリット段部は駒が圧入されてきた
ときに駒の先端にあたり駒のそれ以上の圧入を防止する
。
〔実施例〕
以下に、本発明に係る岩盤安定器の望ましい実施例を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る、岩盤に穿孔した穴
に装入・定着される岩盤安定器を示す。
に装入・定着される岩盤安定器を示す。
第1図(イ)において岩盤安定器は、板を曲げることに
より、岩盤の穴の内径よりも小径の外径をもたせて円筒
状に成形された、かつ軸方向にスリット12を有するパ
イプ状の棒lOと、このスリット12に打込まれる楔状
の駒20とから成る。喫状の駒20ば、第1図(0)
(ハ)、(ニ)に示すように、パイプ状の棒10と別
体に製作され、パイプ状の棒10のスリット12に打ら
込まれたときに、パイプ状の棒10を、その長さ方向に
少なくとも部分的に岩盤の穿孔穴以上に拡径する楔から
成る。たとえば、岩盤安定器は、4Qmm径前後の穴に
これを挿入することにより固着するように考えられてい
るので、パイプ状の棒10の外径を38+=m径前後ま
たはそれ以下に製作し、本質的に摩擦力なしで穴に挿入
し、駒20をスリット12に打ち込んで401貫以上に
拡径して穴に固定する。
より、岩盤の穴の内径よりも小径の外径をもたせて円筒
状に成形された、かつ軸方向にスリット12を有するパ
イプ状の棒lOと、このスリット12に打込まれる楔状
の駒20とから成る。喫状の駒20ば、第1図(0)
(ハ)、(ニ)に示すように、パイプ状の棒10と別
体に製作され、パイプ状の棒10のスリット12に打ら
込まれたときに、パイプ状の棒10を、その長さ方向に
少なくとも部分的に岩盤の穿孔穴以上に拡径する楔から
成る。たとえば、岩盤安定器は、4Qmm径前後の穴に
これを挿入することにより固着するように考えられてい
るので、パイプ状の棒10の外径を38+=m径前後ま
たはそれ以下に製作し、本質的に摩擦力なしで穴に挿入
し、駒20をスリット12に打ち込んで401貫以上に
拡径して穴に固定する。
また、パイプ状の棒10の板厚は、仮にl0Lonの引
抜力が働くものとすれば、材料を軟鋼の板とした場合そ
の破断応力は40 kg / mm 2であるから、1
0 t /40龍X3.14X40kg/ *v2=
2龍となり、21mより厚い板でパイプ状の棒10を製
造しておりJばよいこととなる。このように、パイプ状
の棒10の板厚は、必要とする引抜き耐力によって決ま
ってくる。
抜力が働くものとすれば、材料を軟鋼の板とした場合そ
の破断応力は40 kg / mm 2であるから、1
0 t /40龍X3.14X40kg/ *v2=
2龍となり、21mより厚い板でパイプ状の棒10を製
造しておりJばよいこととなる。このように、パイプ状
の棒10の板厚は、必要とする引抜き耐力によって決ま
ってくる。
また、楔状の駒20を挿入することによって発生ずる、
パイプ状の棒10と岩盤との間の摩擦による定着力と、
楔状の駒20の押し込み力との関係は、実測したところ
次の通りであった。1/10のテーバを持った駒20を
用い、駒20と棒10の材料を鋼とした場合を実測した
ところ、押し込み力は、これによってパイプ状の棒10
とその周囲の岩盤間で発生ずる摩擦力に対してほぼ1.
/2.5であった。この実験から見ても、駒20の押し
込み力は比中々的小さな力でも、パイプ状の棒10を拡
径できて、充分な定着力が得られることがわかった。
パイプ状の棒10と岩盤との間の摩擦による定着力と、
楔状の駒20の押し込み力との関係は、実測したところ
次の通りであった。1/10のテーバを持った駒20を
用い、駒20と棒10の材料を鋼とした場合を実測した
ところ、押し込み力は、これによってパイプ状の棒10
とその周囲の岩盤間で発生ずる摩擦力に対してほぼ1.
/2.5であった。この実験から見ても、駒20の押し
込み力は比中々的小さな力でも、パイプ状の棒10を拡
径できて、充分な定着力が得られることがわかった。
第2図は、スリット12に2ケ所くびれだ部分10aを
設けた本発明の第2実施例を示している。岩盤安定器と
して使用されるパイプ状の棒10は、必要あらばその全
長にわたって多数の駒20を設けてもよいが、元来ロッ
クボルトは岩盤のような重荷重に耐えるように製造され
ているので、−静的には高い剛性を有するように製造さ
れており、パイプ状の棒10を拡径するのに必ずしも全
長にわたって駒20を設ける必要はなく、少なくとも2
ケ所の離れた部分で拡径すれば、その2ケ所の間はパイ
プ状の棒10の剛性により、はぼ拡径された状態を保つ
ので、周囲の岩盤と密着できる。第2図のようにくびれ
た部分10aを少なくとも2ケ所設LJれば、その部分
に駒20を打ち込めば、はぼ全長にわたって岩盤安定器
は岩盤に密着する。
設けた本発明の第2実施例を示している。岩盤安定器と
して使用されるパイプ状の棒10は、必要あらばその全
長にわたって多数の駒20を設けてもよいが、元来ロッ
クボルトは岩盤のような重荷重に耐えるように製造され
ているので、−静的には高い剛性を有するように製造さ
れており、パイプ状の棒10を拡径するのに必ずしも全
長にわたって駒20を設ける必要はなく、少なくとも2
ケ所の離れた部分で拡径すれば、その2ケ所の間はパイ
プ状の棒10の剛性により、はぼ拡径された状態を保つ
ので、周囲の岩盤と密着できる。第2図のようにくびれ
た部分10aを少なくとも2ケ所設LJれば、その部分
に駒20を打ち込めば、はぼ全長にわたって岩盤安定器
は岩盤に密着する。
また、さらにパイプ状の棒10の全長にわたって大きな
摩擦力を得るために、穴の入口近傍でさらに1ケ所止め
ることが望ましい。第3図(イ)、(ロ)、(ハ)
(ニ)はこの入口近傍で止める手段を駒20の1ケを利
用して設けた場合を示しており、本発明の第3実施例に
関するものである。
摩擦力を得るために、穴の入口近傍でさらに1ケ所止め
ることが望ましい。第3図(イ)、(ロ)、(ハ)
(ニ)はこの入口近傍で止める手段を駒20の1ケを利
用して設けた場合を示しており、本発明の第3実施例に
関するものである。
第3図(イ) (ロ) (ハ)、(ニ)において、
パイプ状の棒10のスリット12の対向辺には、それぞ
れフック状の駒保持用切欠10bが形成されており、そ
こに駒のテーパ辺の両側端部が係合されて駒20bはス
リット12に位置決めされて保持される。
パイプ状の棒10のスリット12の対向辺には、それぞ
れフック状の駒保持用切欠10bが形成されており、そ
こに駒のテーパ辺の両側端部が係合されて駒20bはス
リット12に位置決めされて保持される。
駒20bば打ち込み方向と反対側の端部に平行2辺部2
0 b−1を存し、これがスリット12の辺に当接され
ることにより、パイプ状の棒10が入口近傍で縮径する
のを喰い止める。
0 b−1を存し、これがスリット12の辺に当接され
ることにより、パイプ状の棒10が入口近傍で縮径する
のを喰い止める。
第4図は本発明の第4実施例を示している。前記の如く
、駒20の押し込め力は比較的小さいので、逆に駒20
を打ち込んでいったときに望ましい部位で駒20が止ま
ってほしい状態が生しる。このようなときには、第4図
に示すようにスリット12を段状に形成しておき、駒2
0がスリット段部12aに当ったときにそこで駒20が
止まるようにしておけばよい。スリット段部12aは駒
20の押し込み力を受けて駒20を止める。
、駒20の押し込め力は比較的小さいので、逆に駒20
を打ち込んでいったときに望ましい部位で駒20が止ま
ってほしい状態が生しる。このようなときには、第4図
に示すようにスリット12を段状に形成しておき、駒2
0がスリット段部12aに当ったときにそこで駒20が
止まるようにしておけばよい。スリット段部12aは駒
20の押し込み力を受けて駒20を止める。
第1図、第2図、第4図で、パイプ状の捧10のスリッ
ト12の対向辺を、スリット長手方向において部分的に
、当接させてスリット12の隙間をなくして閉じ円管状
としであるのは、閉じ円管状とした方が捩り剛性が向上
するからである。
ト12の対向辺を、スリット長手方向において部分的に
、当接させてスリット12の隙間をなくして閉じ円管状
としであるのは、閉じ円管状とした方が捩り剛性が向上
するからである。
第5図は本発明の第5実施例を示している。第5図(イ
)、(ロ) (ハ)、(ニ)において、楔状の駒20
cは、スリット12を、部分的に閉塞する1辺20cm
1を有している。駒20Cを打込んだ後にさらにパイプ
状の棒10を部分的に拡径したい場合、中空の棒10の
内部に爆薬等を仕込み爆発させてパイプ状の棒10に内
部から拡開力を作用させる。1辺20C−1はその拡開
圧力を受けやすいようにスリット12の隙間を、軸方向
に部分的に、埋める作用を果たす。
)、(ロ) (ハ)、(ニ)において、楔状の駒20
cは、スリット12を、部分的に閉塞する1辺20cm
1を有している。駒20Cを打込んだ後にさらにパイプ
状の棒10を部分的に拡径したい場合、中空の棒10の
内部に爆薬等を仕込み爆発させてパイプ状の棒10に内
部から拡開力を作用させる。1辺20C−1はその拡開
圧力を受けやすいようにスリット12の隙間を、軸方向
に部分的に、埋める作用を果たす。
つぎに本発明の岩盤安定器の作用について説明する。
まず、第1実施例において、パイプ状の棒10は岩盤の
穴より小径なので、パイプ状の棒10の、岩盤の穴への
挿入に際して、力がかからない。つぎに、楔状の駒20
をスリン)10に打ち込むが、喫の原理によって、その
打ち込み力は従来のロックボルトの内装力に比べてはる
かに小で済む。ちなみに、42mmの穴に、直径42龍
の、スリットのある長さ1mのパイプをハンマーで打ち
込み、押込み荷重とバイブの引抜荷重を実測してみたと
ころ、結果は次表の通りであった。
穴より小径なので、パイプ状の棒10の、岩盤の穴への
挿入に際して、力がかからない。つぎに、楔状の駒20
をスリン)10に打ち込むが、喫の原理によって、その
打ち込み力は従来のロックボルトの内装力に比べてはる
かに小で済む。ちなみに、42mmの穴に、直径42龍
の、スリットのある長さ1mのパイプをハンマーで打ち
込み、押込み荷重とバイブの引抜荷重を実測してみたと
ころ、結果は次表の通りであった。
上表から明らかなように、同じ押し込み荷重1.3to
nに対し、パイプ引抜荷重は、従来のロックボルトより
も、本発明の岩盤安定器の方が約3倍増大することがわ
かる。したがって、必要とするバイブの引抜荷重を同し
にとれば、楔状の駒20の押込み荷重は従来のロックボ
ルトの押込み荷重の約1/3で済むことがわかる。
nに対し、パイプ引抜荷重は、従来のロックボルトより
も、本発明の岩盤安定器の方が約3倍増大することがわ
かる。したがって、必要とするバイブの引抜荷重を同し
にとれば、楔状の駒20の押込み荷重は従来のロックボ
ルトの押込み荷重の約1/3で済むことがわかる。
また、パイプ状の棒10を拡径する場合に、第6図(イ
) (ロ)の2つの方法が考えられるが、楔状の駒2
0を利用することはく口)の方法であり、力Bは力へに
比べて、実測ではl /4.5で済み、本発明で必要と
される拡開力が小さなもので済むひとつの理由となる。
) (ロ)の2つの方法が考えられるが、楔状の駒2
0を利用することはく口)の方法であり、力Bは力へに
比べて、実測ではl /4.5で済み、本発明で必要と
される拡開力が小さなもので済むひとつの理由となる。
第2実施例においては、第1実施例の作用の他、2ケの
楔状の駒20の間の部分は、パイプの剛性によっては外
圧により若干縮径した部分ができるかもしれないが、そ
のような場合には、従来異型棒鋼とし°ζ市販され゛(
いる横曲と同様の効果があるから、岩盤安定器が抜けに
くくなり、望ましい方向に作用する。
楔状の駒20の間の部分は、パイプの剛性によっては外
圧により若干縮径した部分ができるかもしれないが、そ
のような場合には、従来異型棒鋼とし°ζ市販され゛(
いる横曲と同様の効果があるから、岩盤安定器が抜けに
くくなり、望ましい方向に作用する。
第3実施例においては、火入口側の駒を第3図の如く構
成することによっ°ζ、火入口側の密着力、密着維持力
を安定かつ増大させることができる。
成することによっ°ζ、火入口側の密着力、密着維持力
を安定かつ増大させることができる。
第4実施例においては、駒20をスリット段部12aに
当てることにより、奥側の駒20を正確に所望の位置に
装入させることができる。
当てることにより、奥側の駒20を正確に所望の位置に
装入させることができる。
第5実施例においては、さらに内部から圧力をかける場
合に、薄片20cm1によって効果的に圧力をパイプ状
の棒10に部分的に作用させることが可能となる。
合に、薄片20cm1によって効果的に圧力をパイプ状
の棒10に部分的に作用させることが可能となる。
本発明によれば、岩盤安定器を、岩盤に穿孔した穴に内
装するに際し、力がいらず、楔状の駒20の打ち込み力
も従来のロックボルトの打ら込め力に比べてはるかに小
で済み、十分な密着力も得られるので、作業を容易にし
、かつ岩盤の安定化作用も1−分に大にできる。このよ
うな作業は湧水の有無如何にかかわらず実施可能である
。
装するに際し、力がいらず、楔状の駒20の打ち込み力
も従来のロックボルトの打ら込め力に比べてはるかに小
で済み、十分な密着力も得られるので、作業を容易にし
、かつ岩盤の安定化作用も1−分に大にできる。このよ
うな作業は湧水の有無如何にかかわらず実施可能である
。
第1図(イ)は本発明の第1実施例に係る岩盤安定器の
斜視図、 第1図(ロ)は第1図(イ)の駒20aの平面図、第1
図(ハ)は第1図(イ)の駒20aの正面図、第1図(
ニ)は第1図(イ)の駒20aの側面図、第2図は本発
明の第2実施例に係る岩盤安定器の斜視図、 第3図(イ)は本発明の第3実施例に係る岩盤安定器の
、六入]」近傍に対応する部分の、部分斜視図、 第3図(ロ)は第3図(イ)の駒20bの平面図、第3
図(ハ〉は第3図(イ)の駒20bの正面図、第3図(
ニ)は第3図(イ)の駒20bの側面図、第4図は本発
明の第4実施例に係る岩盤安定器の斜視図、 第5図(イ)は本発明の第5実施例に係る岩盤安定器の
部分斜視図、 第5図(ロ)は第5図(イ)の駒20cの平面図、第5
図(ハ)は第5図(イ)の駒20cの正面図、第5図(
ニ)は第5図(イ)の駒20cの側面図、第6図(イ)
は内圧がかかる場合のロックボルトの正面図、 第6図(ロ)はスリット12に拡開力がかかる場合のパ
イプ状の棒10の正面図、 である。 10・・・・・・パイプ状の棒 10b・・・・・・切欠き
斜視図、 第1図(ロ)は第1図(イ)の駒20aの平面図、第1
図(ハ)は第1図(イ)の駒20aの正面図、第1図(
ニ)は第1図(イ)の駒20aの側面図、第2図は本発
明の第2実施例に係る岩盤安定器の斜視図、 第3図(イ)は本発明の第3実施例に係る岩盤安定器の
、六入]」近傍に対応する部分の、部分斜視図、 第3図(ロ)は第3図(イ)の駒20bの平面図、第3
図(ハ〉は第3図(イ)の駒20bの正面図、第3図(
ニ)は第3図(イ)の駒20bの側面図、第4図は本発
明の第4実施例に係る岩盤安定器の斜視図、 第5図(イ)は本発明の第5実施例に係る岩盤安定器の
部分斜視図、 第5図(ロ)は第5図(イ)の駒20cの平面図、第5
図(ハ)は第5図(イ)の駒20cの正面図、第5図(
ニ)は第5図(イ)の駒20cの側面図、第6図(イ)
は内圧がかかる場合のロックボルトの正面図、 第6図(ロ)はスリット12に拡開力がかかる場合のパ
イプ状の棒10の正面図、 である。 10・・・・・・パイプ状の棒 10b・・・・・・切欠き
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、岩盤に穿孔した穴に装入・定着される岩盤安定器で
あって: 前記穴の内径よりも小径の外径をもたせて円筒状に成形
され、かつ軸方向に延びるスリットを有するパイプ状の
搾と; 前記パイプ状の棒と別体に製作され、前記パイプ状の棒
のスリットに打ち込まれて、前記パイプ状の棒をその長
さ方向に少なくとも部分的に前記穴径以上に拡径する楔
状の駒と; から成ることを特徴とする岩盤安定器。 2、前記パイプ状の棒は、前記スリットの駒打込み側端
部近傍に、駒保持用切欠を有し;前記駒は駒打ち込み方
向と反対側の端部に、スリットの対向する平行辺間に挟
持される平行2辺部を有している請求項1記載の岩盤安
定器。 3、前記パイプ状の棒は、前記スリットの長手方向の途
中に、駒の打ち込み側先端部と当接可能なスリット段部
を有している、請求項1記載の岩盤安定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7804889A JPH02261199A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 岩盤安定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7804889A JPH02261199A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 岩盤安定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02261199A true JPH02261199A (ja) | 1990-10-23 |
Family
ID=13650966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7804889A Pending JPH02261199A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 岩盤安定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02261199A (ja) |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP7804889A patent/JPH02261199A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5335736A (en) | Rock bolt system and method of rock bolting | |
US5649790A (en) | Friction rock stabilizer and method for insertion | |
US5297900A (en) | Rock stabilizer | |
EP0207030B1 (en) | Method of stabilizing a rock structure | |
FI74784C (fi) | Expansionsankare. | |
KR970001774A (ko) | 확개 압력없이 앵커식 고정을 생성하기 위한 방법과 이에 사용하기 위한 장치 및 선단 절개형 압입 볼트 | |
AU2002319006B2 (en) | A grouted friction stabiliser | |
US4634326A (en) | Expansion anchor | |
US4648767A (en) | Fastening element | |
GB2109433A (en) | Attachment assembly | |
JPH08312063A (ja) | 補強筋又はプリストレス鋼材等の係止装置 | |
JPH02261199A (ja) | 岩盤安定器 | |
FI61078B (fi) | I synnerhet foer upphaengning avsedd expanderbar stoedplugg | |
US5033909A (en) | Coupling for anchor rod and sleeve | |
GB2087944A (en) | Cavity wall tie | |
US5732522A (en) | Device for shallow anchoring a member | |
RU2046191C1 (ru) | Трубчатый анкер | |
US4952096A (en) | Dynamic earth anchor, and a sleeve therefor | |
JPH0823261B2 (ja) | 並列トンネルの施工方法 | |
JPH033773B2 (ja) | ||
JPS62167912A (ja) | 円錐状に内向きに拡大された袋穴に固定するための打撃拡張栓 | |
RU2065969C1 (ru) | Трубчатый анкер | |
GB1579328A (en) | Fasteners | |
SU1666752A1 (ru) | Трубчатый анкер | |
EP0217995A3 (en) | A device that may be applied to perforating drills for the drilling of foundation holes,and the insertion and stabilization of reinforcement tubes |