JPH02259201A - 軸流タービン - Google Patents

軸流タービン

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JPH02259201A
JPH02259201A JP8197089A JP8197089A JPH02259201A JP H02259201 A JPH02259201 A JP H02259201A JP 8197089 A JP8197089 A JP 8197089A JP 8197089 A JP8197089 A JP 8197089A JP H02259201 A JPH02259201 A JP H02259201A
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JP
Japan
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stator blade
flow
blade
stator
stationary blade
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JP8197089A
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Taro Sakamoto
太郎 坂本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は軸流タービンに係り、特に静翼のルート部およ
びチップ部近傍における作動流体の二次流れ損失を低減
し得る軸流タービンに関する。
(従来の技術) 従来より、蒸気タービン等として用いられる軸流タービ
ンの構成は、第15図に示されるように、円周方向に複
数個配設された静翼1の内外両端部を内輪2および外輪
3に一体的に固定し、さらにこの外輪3をケーシング4
に固定して静止部を構成するとともに、回転軸5と一体
または嵌込みのディスク6に動g7を植設して回転部を
構成し、この静止部と回転部とによって一段落を構成し
ている。そしてこの段落を軸方向に1段または複数段組
合せることにより軸流タービンが構成されている。
このような軸流タービンにおいては、蒸気あるいは燃焼
ガス等の作動流体は、内輪2の外面即ち内壁8と、外輪
3の内面即ち外壁つとで形成される環状通路をほぼ軸方
向に向って流れ、静翼1を通過することにより十分な旋
回力が与えられた後動W7に入り、ここで作動流体の旋
回力が動翼7を介して回転軸5の回転力として変換され
る。そしてこの作動流体は、動翼7から流出し、さらに
次の段落に流入して同様の動作が繰返され、作動流体の
もつエネルギーが回転軸5の動力へと変換される。
一方、軸流タービンの静翼のような円弧状の曲面を有す
る流路では、流路内に流線の曲率に基づく圧力分布が生
じる。密度ρの流体が速度Vで曲率半径Rの円弧に沿っ
て流れる場合には半径方向の圧力分布は一般に次式で表
される。
dρ/dR−ρ(V/R)      ・・・・・・・
・・■上記■式からも明らかなように、 d p / d R> 0 であるため、曲率半径Rが大きくなる程、流路内の圧力
は高くなる。これを静翼1間の流れにあてはめてみると
、第16図に示すように、静翼腹側10では圧力が高く
、静翼背側11ては圧力が低くなる。
この圧力分布は、主流の流速および流線の曲率によって
支配される。主流部においては、この圧力分布が流線の
曲率と流速に応じて生じる遠心力に釣合っている。
第17図は静翼間の流れを示したものである。
本図における静翼の内壁近傍(以下、ルート部と称する
)12、静翼の外壁近傍(以下、チップ部と称する)1
3における流速は、作動流体のもつ粘性により境界層流
れが生じ、主流の流速に比べて小さくなる。一方、主流
の圧力分布は境界層にまで及ぶため、この境界層流れ部
においても、主流と同様の圧力分布となっている。この
ため圧力差に対抗するだけの十分な遠心力が得られず、
ルート部12、チップ部13両面に沿って静翼腹側10
から静翼背側11に向かう二次流れ14が誘起され、二
次流れ渦15が生ずる。この二次流れ渦15はタービン
段落において損失の原因となる。
第18図は、静翼間の流れにおいて発生する損失分布を
示した図である。本図に示すように、主流部においては
翼形状による損失(プロファイル損失)ζBのみである
のに対し、静翼ルート部12および静翼チップ部13に
おいては、さらに前述の二次流れ渦による損失ζが加わ
るため、損失が大きくなっている。静翼ルート部12に
おける二次流れ損失の発生する領域をHR,静翼チップ
部13における二次流れ損失の発生する領域をHT、静
翼の高さをHとすると、静翼高さに対する二次流れ損失
の発生する領域の比をAとして、A−(HT +HR)
 /H・・・・・・・・・■が大なる程、二次流れ損失
が段落損失に占める割合が大きい。上記0式の分子HT
 +H1?は静翼高さによってあまり変化しないため、
蒸気タービンの高圧・中圧段落のような静翼高さHの比
較的小さい段落においては、静翼高さに対する二次流れ
損失が発生する領域の占める割合式が大きくなり、二次
流れ損失の低減が段落効率の向上に大きな役割を果たす
ことになる。
以上述べたように、二次流れは、静翼腹側と静翼背側の
圧力分布(圧力差)に対抗する遠心力を発生させる流れ
が不足しているために発生する。
このような二次流れ損失を低減する方法は、種々提案さ
れており、その一つとして、静翼をその後縁線が円周の
中心を通過する線から傾斜するように取付ける方法があ
る(特公昭$1−108804号公報参照)。
第19図は、その−例を示したものである。
流体の出口側より見て、ルート部12における静翼1の
後縁線が円周の中心を通過する線から傾斜する角度を、
静翼1の腹側かルート部12に近づく方向を正とすると
、本図はθ>0の場合である。この場合は、ルート部1
2における二次流れ損失が低減される。以下、このこと
について説明する。
第20図は、傾斜していない静翼1を流体の出口側から
見た状態を示している。本図において、角度αは静翼出
口における流体の出口角度を表わす。XA軸は軸流方向
を表わし、XC軸は円周方向を表わし、XR軸は半径方
向を表わし、これらの座標は静止座標系である。また、
XR’軸は静翼後縁線に固定した半径方向を表わし、X
C’軸は静翼後縁線に固定した円周方向を表わす。
この状態から、静翼1を反時計方向にθだけ傾斜させる
と、第21図のようになる。
この場合、静翼間の流れは、角度γだけ下向きなり、そ
の値は幾何学的な関係から、 S10γ″=sinθ拳CO3α      ・・・・
・・・・・■また、段落全体で考えると、流れは第22
図に示すようになる。
本図において、符号16は段落を流れる流線を示してい
る。流線16は静翼出口でルート部12側に集中する。
このため、ルート部12において、二次流れの原因とな
る境界層流れが抑制されて境界層厚さが減少し、ルート
部12における二次流れ損失が低減できる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したように静翼1に傾斜角を付ける
と、チップ部13側においては、流れが下向きとなるた
め、チップ部13を流れる流体が減少し、境界層がルー
ト部12とは逆に発達し流れは剥離し易くなる。このた
め、ルート部13については、逆に二次流れ損失が増大
するという欠点がある。
また、θ<0の場合については、静翼間の流れが上向き
になるために、チップ部13における二次流れ損失は低
減するが、ルート部12においては逆に二次流れ損失が
増大するという欠点がある。
このように静翼1を傾斜させて取付けると、ルート部1
2とチップ部13の二次流れ損失のうち、一方は低減で
きるが、他方は増大するので、段落としては二次流れ損
失が殆ど低減しないという問題があった。
本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになさ
れたもので、静翼を傾斜させて取付けた場合に、ルート
部とチップ部の片方の二次流れ損失が増大することがな
いようにして、段落としての二次流れ損失が低減できる
軸流タービンを提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の軸流タービンは、円周上に複数個配設された静
翼と、該静翼を固定する上下の側壁とを備え、上記静翼
と側壁とを一体にして限定された環状流路を構成する軸
流タービンにおいて、静翼後縁線が円周の中心を通過す
る線から傾斜するように前記静翼を固設するとともに、
この静翼の上下どちらか一方の側壁側近傍に前記静翼の
腹側と背側とを連通ずる連通孔を穿設したことを特徴と
するものである。
また本発明の軸流タービンは、上記環状流路の下流側か
ら上流方向に臨んで、下部側壁近傍の静翼後縁線と円周
の中心を通過する線とのなす角度を前記静翼腹側が下部
側壁に近づく方向を正に規定してθとしたとき、 θ>0の場合に、前記連通孔を前記静翼の上部側壁近傍
に設け、 θ<0の場合に、前記連通孔を前記静翼の下部側壁近傍
に設けることを特徴とするものである。
(作 用) 本発明は、静翼の腹側と背側とを連通させる孔をルート
部あるいはチップ部の一方のみに穿設し、かつ静翼をそ
の後縁線が円周の中心を通過する線から傾斜するように
取付けるように構成したので、ルート部とチップ部の片
方の二次流れ損失が増大することなく、段落としての二
次流れ損失が低減でき、軸流タービンプラント効率の向
上を図ることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。
尚、第15図ないし第22図と同一部分には同一符号を
付して重複する部分の説明を省略する。
第1図は、実施例の構成を示す図で、本図は静g1を流
体の軸方向出口側より見た図であり、静翼1は静翼ルー
ト部におけるその後縁線XRが円周の中心を通過する線
XI?’から反時計方向にθだけ傾斜するように固設さ
れている。
また、第2図は、第1図の静翼1をB方向から見た断面
図である。
第1図および第2図に示す如く、静翼1のチップ部13
には静翼1の腹側と背側を連通する孔(スリット)17
が穿設されている。
このような構造の接欲1の作用について説明する。前述
の説明と同様に、静翼傾斜角度θは、θ>0であるので
、前述0式からも明らかなように、下向きの流れが生じ
る。このため、静翼間流れのルート部12においては、
十分な流れが得られるため、静翼1の腹側と背側の圧力
差に釣合う遠心力が得られ、二次流れ損失を低減するこ
とができる。
一方、チップ部13については、静翼1の腹側と背側を
連通するスリット17が穿設されているため、静IA1
のチップ部13における背側と腹側の圧力はほぼ等しく
なり、静翼腹側と静翼背側の圧力分布(圧力差)は、は
ぼゼロとなる。
チップ部13においては、流れが減少し、遠心力は小さ
くなるが、静翼腹側と背側の圧力差も小さくなるため、
両者は釣合うことができ、二次流れを抑制する°ことが
できる。
また、静5Alの腹側と背側を連通する孔17の穿設す
る位置について、以下に説明する。
第3図は、静glの腹側10と背側11の圧力差を示し
たものである。本図に示すように、圧力差は静翼軸方向
の位置Aで最大となる。このため、位置A付近に腹側1
0と背側11とを貫通する孔17を穿設すれば、圧力差
の減少は最大となり、二次流れの抑制効果は最も大きく
なる。
第4図および第5図は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。本図においては、静翼1はルート部12における
その後縁線XRが円周の中心を通過する線XR’から、
時計方向にθだけ傾斜するように固設されている。本実
施例の場合は、静翼傾斜角度θは、θ<0であるので、
前述0式から、第5図中の流線16に示すような上向き
の流れが生じる。このため、静翼間流れのチップ部13
1;おいては、十分な流れが得られるため、静g1の背
側と腹側の圧力差に釣り合う遠心力が得られ、二次流れ
損失を低減することができる。
一方、静翼1のルート部12には、静1t1の腹側と背
側を連通するスリット17が穿設されているため、ルー
ト部12における腹側と背側との圧力差はほぼゼロとな
る。このため、ルート部12において流れが減少し遠心
力は小さくなるが、静翼腹側と背側の圧力差も小さくな
るため、両者は釣り合うことができ、二次流れを抑制す
ることができる。
第6図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である。
本図に示す如く、本実施例においては、静11は静翼ル
ート部12におけるその後縁線XRが円周の中心を通過
する線XR’から反時計方向にθだけ傾斜するように固
設されている。
第7図は第6図に示す静翼lをC方向から見た図である
。本図に示す如く、静g1は中空の構造となっており、
腹側と背側に各々スリット19およびスリット20が穿
設されている。本実施例においては、前述の定義より静
翼傾斜角度θは、θ>0であるので、■式からも明らか
なように、下向きの流れが生じる。即ち、段落内におけ
る作動流体の流れはルート部12に集中することになる
。このため、ルート部12においては、十分な流れが得
られるため、静翼間流路の圧力分布に釣り合う遠心力が
得られ、二次流れを低減することが可能となる。
一方、チップ部13においては、静翼1の腹側および背
側に各々スリット19とスリット20を設けている。こ
のため、静翼1のチップ部13における腹側と背側の圧
力はほぼ等しくなり、静翼腹側と背側の圧力分布(圧力
差)はほぼゼロとなる。チップ部13において流れが減
少し遠心力は小さくなるが、静翼腹側と背側の圧力差も
小さくなるため、両者は釣り合うことができ、二次流れ
を抑制することができる。
第8図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である。
本実施例においては、静翼1は中空の構造であり、静T
A1を出口側から見てルート部12における後縁線XR
が円周の中心を通過する線XR’からθ<Oとなるよう
に傾斜させて固設されている。本発明においては、■式
からも明らかなように、上向きの流れが発生する。即ち
、静翼間流路における流れはチップ部13に集中するこ
とになる。このため、静翼チップ部13側においては十
分な流れが存在するので、圧力差に釣り合う遠心力が得
られ、二次流れを低減することが可能となる。
一方、ルート部12においては、静翼1の腹側と背側に
各々スリット19およびスリット20を設けているため
、ルート部12における静翼腹側と背側の圧力差はほぼ
ゼロとなる。このため、ルート部12においてに流れが
減少し、遠心力は小さくなるが、静翼腹側と背側の圧力
差も小さくなるため、両者は釣り合うことができ、二次
流れを抑制することができる。
第9図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である。
本実施例においては、静翼1は静翼ルート部におけるそ
の後縁線XR’が円周の中心を通過する線XRから反時
計方向にθだけ傾斜するように固設されている。また、
静翼1のチップ部13には、静翼1の腹側と背側を連通
する孔17が穿設されている。この孔17は複数例えば
4つの細溝17 a、 17 a、 17 as 17
 aの集合により構成されている。
第10図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である
。本実施例においては、静翼1は静翼ルート部12に於
けるその後縁線XR’が円周の中心を通過する線XRか
ら時計方向にθだけ傾斜するように固設されている。ま
た、静IA1のルート部12には、静翼1の腹側と背側
を連通ずる孔17が4つ穿設されている。この孔17は
複数例えば4つの細溝17a、17a、17a、17a
の集合により構成されている。
第11図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である
。本実施例においては、静TA1は、静翼ルート部12
におけるその後縁線XR’が円周の中心を通過する線X
Rから反時計方向にθだけ傾斜するように固設されてい
る。また、静TA1のチップ部13には中空の構造とな
っており、腹側と背側に各々櫛歯状のスリット19およ
びスリット20が穿設されている。
第12図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である
。本実施例においては、静翼1は静翼ルート部12にお
けるその後縁線XR’が円周の中心を通過する線XR’
から時計方向にθだけ傾斜するように固設されている。
また、静翼1は中空の構造となっており、腹側と背側に
各々櫛歯状のスリット19およびスリット20が穿設さ
れている。
第13図は、本発明のさらに他の実施例を示す図である
。本実施例においては、静Wlは、ルート部12におけ
るその後縁線XR’が円周の中心を通過する線XRから
反時計方向にθだけ傾斜するように固設されている。ま
た、静TA1のチップ部13には、静TA1の腹側と背
側を連通ずるスリット17が穿設され、該スリット17
に多孔質板21が嵌込まれている。
第14図は、本発明の他の実施例を示す図である。本実
施例においては、静翼1はルート部12におけるその後
縁線XR’が円周の中心を通過する線XRから時計方向
にθだけ傾斜するように固設されている。また、静翼1
のルート部12には、静IA1の腹側と背側を連通ずる
スリット17が穿設され、該スリット17に多孔質板2
1が嵌込まれている。
以上第9図ないし第14図における他の実施例・におい
てもその作用は第1の実施例と同様である。
即ち、第9図、第11図、第13図の実施例においては
、前述の定義よりθ>0であるので、■式からも明らか
なように、下向きの流れが生じる。
このため、静翼間流れのルート部12においても、十分
な流れが得られるため、静TA1の腹側と背側との圧力
差に釣り合う遠心力が得られ、二次流れ損失を低減する
ことができる。
一方、チップ部13については、静翼1の腹側と背側を
スリット17により貫通する構造となっている。このた
め、静翼1のチップ部13に於ける腹側と背側の圧力は
ほぼ等しくなり、静翼腹側と背側の圧力分布(圧力差)
はほぼゼロとなる。
チップ部13において流れが減少し、遠心力は小さくな
るが、静翼腹側と背側の圧力差も小さくなるため、両者
は釣り合うことができ、二次流れを抑制することができ
る。
また、第1O図、第12図、第14図の実施例において
は、前述の定義よりθ<0であるので、0式からも明ら
かなように、上向きの流れが生じる。このため、静翼間
流れのチップ部13においては、十分な流れが得られる
ため、静翼1の腹側と背側との圧力差に釣り合う遠心力
が得られ、二次流れ損失を低減することができる。
一方、ルート部12側については、静Wt1の腹側と背
側をスリット17により貫通する構造となっている。こ
のため、静翼1のルート部12における腹側と背側の圧
力はほぼ等しくなり、静翼腹側と背側の圧力分布(圧力
差)はほぼゼロとなる。
ルート部12において流れが減少し、遠心力は小さくな
るが、静翼腹側と背側の圧力差も小さくなるため、両者
は釣り合うことができ、二次流れを抑制することができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の軸流タービンによれば、
静翼をその後縁線が、円周の中心を通過する線から傾斜
するように固設し、静翼の腹側と背側を連通する孔を流
体の出口側より見て、ルート部における静翼の後縁線が
円周の中心を通過する線から傾斜する角度を静翼腹側が
ルート部に近づく方向を正に規定してθとしたとき、θ
>0ならば、静翼上のチップ部に連通孔を設け、θ<0
ならば、静翼上のルート部に連通孔を設けるようにした
ので、静翼ルート部およびチップにおける二次流れ損失
を低減することができ、軸流タービンプラント効率の向
上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を示す図、第2図は第1
図に示す静翼をB方向から見た図、第3図は静翼腹側と
背側との圧力差を示す図、第4図は本発明の他の実施例
の構成を示す図、第5図は第4図に示す静翼を用いた場
合の段落内の流れを示す図、第6図は本発明の他の実施
例の構成を示す図、第7図は第6図に示す静翼をC方向
から見た図、第8図は本発明のさらに他の実施例の構成
を示す図、第9図は本発明のさらに他の実施例の構成を
示す図、第10図は本発明のさらに他の実施例の構成を
示す図、第11図は本発明のさらに他の実施例の構成を
示す図、第12図は本発明のさらに他の実施例の構成を
示す図、第13図は本発明のさらに他の実施例の構成を
示す図、第14図は本発明のさらに他の実施例を示す図
、第15図は軸流タービンの1段落の構成を示す図、第
16図は静翼表面の圧力分布を説明するための図、第1
7図は二次流れを説明するための図、第18図は静翼に
おける損失分布を説明するための図、第19図は従来装
置の構成を示す図、第20図および第21図は静翼出口
の流れを説明するための図、第22図は従来゛装置にお
ける段落内の流れを説明するための図である。 1・・・・・・・・・静翼 2・・・・・・・・・内輪 3・・・・・・・・・外輪 4・・・・・・・・・ケーシング 5・・・・・・・・・回転軸 6・・・・・・・・・ディスク 7・・・・・・・・・動翼 8・・・・・・・・・内壁 9・・・・・・・・・外壁 10・・・・・・・・・静翼腹側 11・・・・・・・・・静翼背側 12・・・・・・・・・静翼ルート部 13・・・・・・・・・静翼チップ部 14・・・・・・・・・二次流れ 15・・・・・・・・・二次流れ渦 16・・・・・・・・・流線 17・・・・・・・・・連通孔 18・・・・・・・・・作動流体の流れ19・・・・・
・・・・静翼前縁のスリット20・・・・・・・・・静
翼背側のスリット21・・・・・・・・・多孔質板 XA・・・・・・・・・軸流方向座標 XA’・・・・・・軸流方向座標 XC・・・・・・・・・円周方向座標 ′・・・・・・静翼後縁線に垂直方向の座標・・・・・
・・・・半径方向座標 ′・・・・・・静翼後縁線方向座標 ・・・・・・・・・静翼傾斜角度 出願人      株式会社 東芝 代理人 弁理士  須 山 佐 − 第2図 第3図 第6図 第7図 第8図 第10図 第9図 第11図 第14図 第15図 第16図 第18図 第17図 第19図 第20M 第21図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円周上に複数個配設された静翼と、該静翼を固定
    する上下の側壁とを備え、上記静翼と側壁とを一体にし
    て限定された環状流路を構成する軸流タービンにおいて
    、 静翼後縁線が円周の中心を通過する線から傾斜するよう
    に前記静翼を固設するとともに、この静翼の上下どちら
    か一方の側壁側近傍に前記静翼の腹側と背側とを連通す
    る連通孔を穿設したことを特徴とする軸流タービン。
  2. (2)前記環状流路の下流側から上流方向に臨んで、下
    部側壁近傍の静翼後縁線と円周の中心を通過する線との
    なす角度を前記静翼腹側が下部側壁に近づく方向を正に
    規定してθとしたとき、θ>0の場合に、前記連通孔を
    前記静翼の上部側壁近傍に設け、 θ<0の場合に、前記連通孔を前記静翼の下部側壁近傍
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の軸流タービン
JP8197089A 1989-03-31 1989-03-31 軸流タービン Pending JPH02259201A (ja)

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