JPH02258955A - 耐食性プラスチック成形用金型材 - Google Patents

耐食性プラスチック成形用金型材

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JPH02258955A
JPH02258955A JP1080391A JP8039189A JPH02258955A JP H02258955 A JPH02258955 A JP H02258955A JP 1080391 A JP1080391 A JP 1080391A JP 8039189 A JP8039189 A JP 8039189A JP H02258955 A JPH02258955 A JP H02258955A
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metal mold
plastic molding
machinability
mold
less
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Yutaka Ikenaga
豊 池永
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、腐食環境で使用される耐食性および被削性
に優れたプラスチック成形用金型材に関する。
従来の技術 プラスチックを材料とする成形品は、一般に射出成形に
より作られる。この射出成形は、成形材料を加熱シリン
ダ中で溶融し、閉じた金型のキャビティに急速に射出、
充填して、冷却同化または硬化させるのである。したが
って、成形時にはガスが発生するから成形工程中にガス
扱きが行われる。このような発生ガスによる腐食環境下
で、成形用金型は使用されるため、炭素工具鋼あるいは
合金工具鋼等の汎用金型材を使用すると、耐食性が劣る
ため、耐久性がない。そのため、従来の金型ハステンレ
スw4(SuS420.630等)で作らレテいた。
発明が解決しようとする課題 上記のごとく、プラスチック成形用金型は、成形時の発
生ガスによる腐食防止や金型保管時の発錆防止のため、
ステンレス鋼で作られており、腐食を防ぎ耐久性を向上
させる目的は達成している。
しかし、ステンレス鋼は被削性が悪く、金型製作中に熱
処理を行い加工性を回復させる必要があり、製作上問題
がおり、経済的にも不利でめった。
この発明は、かかる現状にかんがみ、ステンレスに比べ
被削性が良く金型製作が容易で、かつ耐食性に優れたプ
ラスチック成形用金型材を提供するのである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明の耐食性プラスチッ
ク成形用金型材は、 重量比で、 C0.05〜0.30%  SL 1.0%以下閂n2
.0%以下     S 0.30%以下髄領50%以
下    Ni1.0%以下Cr 8.0〜11.0%
    Mo 1.0%以下V 0.30%以下   
 M 0.005〜0.035%Zr 0.03〜0.
30% を含有し、残部はF8および不可避不純物からなる。
この発明において金型材の化学成分を限定したのは、次
の理由による。なお、単位はすべて重量%ておるが、省
略して%で示す。
Cは強度を向上するのに有効であり、金型材としての強
度を確保するには0.05%以上が必要である。そして
、耐食性および溶接性を考慮して上限を0.30%とし
た。
気は鋼の脱酸に有効で、基地を強化する効果がある。し
かし、多量に含有すると鋼の清浄度が低下し、また被削
性が低下するため、1.0%以下とした。
fanは鋼の脱酸、脱硫に有効でめり、また焼入れ性を
向上させるが、多く含有すると被削性が低下するため、
2.0%以下とした。
Sは被削性を向上するのに有効であるが、多量に含有す
ると熱間加工性や溶接性が低下するので0、30%以下
とした。
伍は耐食性を改善するのに有効であるが、多く含有する
と熱間ぜい性を生じ、熱間加工性が低下するため0.5
0%以下とした。
Njは鋼の焼入れ性を向上させるのに有効であるが、被
削性や経済性を考慮して1.0%以下とした。
Crは耐食性、耐酸性の向上に最も重要な元素であり、
8.0%以上の含有が必要である。しかし、11.0%
を超えると被削性が低下し、また経済性も悪化するので
、8,0〜11.0%とした。
出は焼入れ性を保証し、焼もどし軟化抵抗に有効である
が、経済性を考慮して1.0%以下とした。
■は焼もどし軟化抵抗に有効であるが、経済性を考慮し
て0.30%以下とした。
Nは脱酸および結晶粒の微細化に有効であるが、0、0
05%未満では効果が得られず、また0、035%を超
えて多く含有すると被削性が低下するため0、005〜
0.035%とした。
”lrはtans系介在物を球状化し、鏡面仕上げ性を
向上させるのに有効であるが、0.03%以下では効果
が得られず、また0、30%を超えて多く含有すると窒
化物や炭化物が生成するので0.03〜0.30%とし
た。
作   用 この発明によるプラスチック成形用金型材は、ステンレ
ス鋼に比べ被削性が著しく良いため、金型製作が容易で
ある。また、ステンレス鋼に近い耐食性があり、プラス
チック成形用金型として十分な耐久性がある。
第1表に化学成分を示した、この発明による金型材を8
0 を転炉を使って溶製した。そして、耐食性や被削性
などを試験した。なお、比較のため汎用金型材とステン
レス鋼につりでも試験を行った。その結果を第2表に示
す。
なお、耐食性は10%HCJ中に48時間浸漬した後の
腐食減量で評価した。また、被削性は30mmφエンド
ミルの工具摩耗量で評価した。
以下余白 実施例 第2表の結果より、この発明の金型材は、従来のステン
レス鋼製金型材に匹敵する耐食性がおり、しかも被削性
は汎用金型材とほとんど差がないことがわかる。したが
って、この発明の金型材はプラスチック成形用金型材と
して耐食性、被削性ともに優れているといえる。
次に、第1表の発明金型材1で金型を作り、射出成形機
を使って、射出成形温度260℃、金型温度80°Cの
条件でABS樹脂(難燃剤添加)を射出成形し、灯油用
タンクを作った。そして、金型の腐食を調へた。なお、
比較のため、汎用金型材で作った金型を使い、同様の条
件で灯油用タンクを作った。その結果、汎用金型材を使
った金型は5万シヨツトで腐食のための補修を要したが
、この発明の実施による金型は30万シヨツトでも補修
を必要としなかった。
発明の効果 この発明のプラスチック成形用金型材は、ステンレス鋼
に匹敵する耐食性を有するとともに、汎用金型材と同じ
程度の被削性があり、金型製作が容易で、かつ耐久性に
優れている。
出願人  住友金屈工業株式会社 代理人  弁理士 押田良久(:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比で、 C0.05〜0.30%Si1.0%以下 Mn2.0%以下S0.30%以下 Cu0.50%以下Ni1.0%以下 Cr8.0〜11.0%Mo1.0%以下 V0.30%以下Al0.005〜0.035%Zr0
    .03〜0.30% を含有し、残部はFeおよび不可避不純物からなる耐食
    性プラスチック成形用金型材。
JP8039189A 1989-03-30 1989-03-30 耐食性プラスチック成形用金型材 Expired - Lifetime JP2805808B2 (ja)

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JP2001140034A (ja) * 1999-09-03 2001-05-22 Kiyohito Ishida 快削合金材料
US7297214B2 (en) 1999-09-03 2007-11-20 Kiyohito Ishida Free cutting alloy
US7381369B2 (en) 1999-09-03 2008-06-03 Kiyohito Ishida Free cutting alloy
JP2013177669A (ja) * 2012-01-31 2013-09-09 Daido Steel Co Ltd 熱伝導性能と鏡面研磨性と耐候性と靭性及び被削性に優れた成形用金型用鋼

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JPH0197577A (ja) * 1987-10-06 1989-04-17 Fujitsu Ltd ネジ締め装置

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