JPH022583Y2 - - Google Patents

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JPH022583Y2
JPH022583Y2 JP1353985U JP1353985U JPH022583Y2 JP H022583 Y2 JPH022583 Y2 JP H022583Y2 JP 1353985 U JP1353985 U JP 1353985U JP 1353985 U JP1353985 U JP 1353985U JP H022583 Y2 JPH022583 Y2 JP H022583Y2
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sheet
waterproof sheet
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waterproof
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、防水シート用下地材、さらに詳し
くは防水シートの養生機能とピンホール検出機能
とを具備した下地材に関するものである。
従来の技術 従来、陸屋根等のコンクリート建造物の防水施
工を行なう場合には、陸屋根の防水すべき部分の
コンクリート壁の表面に所要数の接合片を固定
し、ついで接合片の上からコンクリート壁に防水
シートを被せて、防水シートの所要部分を接合片
に接合していた。しかしながら、コンクリート壁
の表面には凹凸があり、また施工のさいにはどう
しても作業者が防水シートの上にのる必要がある
ため、防水シートに傷が付くという問題があつ
た。そしてこのような防水施工中においてあるい
は施工後の使用中において防水シートに生じたピ
ンホールを検出するため、所定の探傷器により防
水シートの全面をチエツクしているが、例えばコ
ンクリート壁の表面近くに比較的厚いモルタル層
があるような場合には、防水シートのピンホール
検出を行なうことができないという問題があつ
た。またコンクリート壁の表面に断熱材が敷設さ
れている場合、あるいは防水シートの改修工事に
おいてコンクリート壁の表面に旧防水シートがあ
る場合には、これらの断熱材あるいは旧防水シー
トが電気絶縁体として作用するため、これらの上
に張設した新しい防水シートのピンホール検出を
行なうことができないという問題があつた。
考案の目的 この考案の目的は、上記の問題を解決し、陸屋
根等の防水施工において、作業中に防水シートに
傷が付くのを防止することができて、これを充分
に保護することができ、しかも防水シートの張設
後に防水シートのピンホールの検出を確実に行な
うことができて、防水性の保守管理を完壁に果し
得る防水シート用下地材を提供しようとするにあ
る。
考案の構成 この考案は、上記の目的を達成するために、防
水シートの裏側に敷かれるシート状下地材であつ
て、発泡合成樹脂よりなる養生層と、養生層の防
水シート側の片面に設けられた導電層とを備えて
いることを特徴とする防水シート用下地材を要旨
としている。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
この考案の第1実施例を示す第1図において、
この考案による防水シート用下地材3は、防水シ
ートの裏側に敷かれるシート状下地材であつて、
発泡合成樹脂よりなる養生層4と、養生層4の防
水シート側の片面に設けられた導電層5とを備え
ていることを特徴とするものである。
上記において、下地材3の養生層4を構成する
発泡合成樹脂は、軟質の熱可塑性合成樹脂の発泡
体よりなるもので、具体的には発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリウレタンおよび発泡ポリ塩化ビニル
等からなり、独立気泡を有するものであるのが望
ましい。このような発泡合成樹脂はシート状であ
つて厚み1〜4mmを有し、かつ低温可撓性、反発
弾性および低吸水性を有し、また適度の座屈強度
を有している。ここで、発泡合成樹脂の発泡倍率
は、例えば発泡ポリエチレンの場合は15〜30倍で
あるのが望ましく、発泡倍率が15倍未満である場
合には反発弾性が低く、また30倍をこえると座屈
強度が低下する。
また下地材3の導電層5を構成する導電材とし
ては、アルミニウム箔等の金属箔の他に、例えば
ポリエステル樹脂等の合成樹脂のフイルムにアル
ミニウムや銅等の金属を蒸着してなる導電性シー
トを用いる。導電材として金属箔を用いる場合に
は、その厚みは通常約5〜30μmである。
また導電材として、導電性繊維単独、またはこ
の導電性繊維と低軟化点の熱可塑性繊維との混合
物によつて構成された不織布よりなる導電シート
を用いてもよい。
ここで、導電性繊維としては、銅吸着繊維、金
属メツキ繊維、炭素複合繊維、金属蒸着繊維、金
属細線等を使用する。また低軟化点の熱可塑性繊
維としては、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル繊
維、ポリオレフイン繊維、ナイロン繊維、ポリエ
ステル繊維等を使用する。導電性繊維は例えば約
3〜200g/m2の割合で使用する。勿論、上記の
数値は限定的なものではない。
第2図は、この考案による防水シート用下地材
3の変形例を示すものである。ここで上記第1実
施例の場合と異なる点は、養生層4と導電層5と
の間に、ポリエステル樹脂等のフイルムからなる
補強層6が設けられている点にある。補強層6の
厚みは例えば約10〜50μmである。このような補
強層6が設けられることにより、下地材3の強度
が不足して防水施工時に破れたりするのを防止す
ることができるものである。
第3図は、この考案による防水シート用下地材
3のいま1つの変形例を示すものである。この変
形例においては、下地材3の補強層7が、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂またはポリエステル樹脂等よりなりかつ細
帯状に切断されたフイルムによつて織られた織布
により構成されており、補強層7の引張り強度が
さらに増大するものとなされている。
なお、下地材3の補強層は、上記ポリエチレン
樹脂等の合成樹脂の繊維の織布あるいは不織布に
より構成されていてもよい。
第4図は、この考案による防水シート用下地材
を使用した防水施工の実施例を示すものである。
同図において、陸屋根1の鉄筋コンクリート壁
1aの表面全面に、例えば発泡ポリエチレンより
なる養生層4と、養生層4の下面に設けられたア
ルミニウム箔よりなる導電層5とによつて構成さ
れたこの考案による下地材3が被せられ、下地材
3の所要部分が接合片8および固定金具9によつ
てコンクリート壁1aに固定されている。この場
合、下地材3の導電層5は固定金具9によつて鉄
筋コンクリート壁1aにアースされている。そし
てこの下地材3の表面全面に防水シート2が被せ
られ、防水シート2の所要部分が接合片8の表面
に接着剤により接合されている。
なお、上記防水シート2としては、一般に軟質
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
等の熱可塑性合成樹脂製シート、あるいは非加硫
ゴム系シート、ゴムアスフアルト系シート等を使
用するが、とくに接着性の点で軟質ポリ塩化ビニ
ル製シートを使用するのが好ましい。この防水シ
ートの厚みは、通常約1.0〜2.0mmである。
また接合片8としては、硬質または半硬質の合
成樹脂板、金属板、あるいは塩化ビニル樹脂を両
面に被覆した鋼板等を使用する。
固定金具9としては、開脚釘、カール・プラグ
等を使用する。
また接着剤としては、エポキシ系、ウレタン系
およびゴム系接着剤等を使用し得るが、接合片8
と防水シート2が共に塩化ビニル樹脂等の同じ樹
脂からなる場合には、テトラヒドロフラン単独、
あるいはテトラヒドロフランに少量の塩化ビニル
樹脂を溶解した溶剤型接着剤を使用すれば、耐久
性にすぐれた接着効果を生じるので、好ましい。
上記において、この考案による下地材3には養
生層4が設けられているため、防水シート2の張
設作業において防水シート2に傷が付くのを有効
に防止することができる。また下地材3には導電
層5が設けられているため、防水施工の終了後、
所定の探傷器により防水シート2のピンホールを
確実に検出することができるものである。なお、
チエツク後、防水シート2に損傷部分等のピンホ
ールがあれば、これに例えば所要の大きさの防水
シート片を上から被せて張り付けるなどによつて
適宜補修する。
またこのような探傷作業は、陸屋根1の防水施
工直後だけでなく、ある程度の期間を経過した後
に実施することにより、陸屋根1の清掃その他の
作業で後発的に生じた防水シート2のピンホール
をも同様に簡単に検出することができる。
第5図は、この考案による防水シート用下地材
を使用した断熱防水施工の実施例を示すものであ
る。ここで、上記第4の実施例の場合と異なる点
は、陸屋根1のコンクリート壁1aに所定の大き
さの断熱材10が敷設され、この断熱材10の上
面にこの考案による下地材3が被せられて、接合
片8および固定金具9により固定されたのち、下
地材3の表面全面に防水シート2が張設されてい
る点にある。この実施例によれば、コンクリート
壁1aに敷かれた断熱材10に高さの違い等によ
る段差が生じている場合に、この段差が下地材3
によつて緩和されるため、このような段差に基づ
く防水シート2の破損を未然に防止することがで
きるものである。
第6図は、この考案による防水シート用下地材
を使用した防水シートの改修工事の実施例を示す
ものである。
同図において、陸屋根1のコンクリート壁1a
に先に張設された旧防水シート11を改修するさ
い、旧防水シート11にはシワが発生している
が、このようなシワを除くため、旧防水シート1
1の所要部分が切り取られる。このとき旧防水シ
ート11の切取り部分に段差が生じる。そこで、
この旧防水シート11の上面にこの考案による下
地材3が被せられて、接合片8および固定金具9
により固定されたのち、下地材3の表面全面に新
しい防水シート2が張設される。これにより旧防
水シート11の段差が下地材3によつて緩和され
るため、このような段差に基づく新しい防水シー
ト2の破損を未然に防止することができるもので
ある。
なお、この考案による防水シー用下地材は、陸
屋根だけでなく、その他蓄熱層、プール等のコン
クリート建造物の防水施工に使用し得るものであ
る。
考案の効果 この考案による防水シート用下地材は、上述の
ように、防水シート2の裏側に敷かれるシート状
下地材であつて、発泡合成樹脂よりなる養生層4
と、養生層4の防水シート2側の片面に設けられ
た導電層5とを備えているものであるから、陸屋
根1等の防水施工において、作業中に防水シート
2に傷が付くのを防止することができて、これを
充分に保護することができ、しかも防水シート2
の張設後に防水シート2のピンホールの検出を確
実に行なうことができて、防水性の保守管理を完
壁に果し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は本考案品の部分拡大断面図、第2図は変形例を
示す本考案品の部分拡大断面図、第3図はいま1
つの変形例を示す本考案品の部分拡大断面図、第
4図は本考案品を使用した防水施工の実施例を示
す部分拡大断面図、第5図は本考案品を使用した
断熱防水施工の実施例を示す部分拡大断面図、第
6図は本考案品を使用した防水シート改修工事の
実施例を示す部分拡大断面図である。 1……陸屋根、1a……コンクリート壁、2…
…防水シート、3……防水シート用下地材、4…
…養生層、5……導電層、6,7……補強層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防水シート2の裏側に敷かれるシート状下地材
    であつて、発泡合成樹脂よりなる養生層4と、養
    生層4の防水シート2側の片面に設けられた導電
    層5とを備えていることを特徴とする防水シート
    用下地材。
JP1353985U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH022583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1353985U JPH022583Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1353985U JPH022583Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61130423U JPS61130423U (ja) 1986-08-15
JPH022583Y2 true JPH022583Y2 (ja) 1990-01-22

Family

ID=30497643

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