JPH02257945A

JPH02257945A - 機械器具空中支持用のスタンド装置

Info

Publication number: JPH02257945A
Application number: JP1078120A
Authority: JP
Inventors: Katsushige Nakamura; 勝重中村
Original assignee: Mitaka Kohki Co Ltd
Current assignee: Mitaka Kohki Co Ltd
Priority date: 1989-03-31
Filing date: 1989-03-31
Publication date: 1990-10-18
Also published as: JPH053304B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は機械器具空中支持用のスタンド装置に関する
。

〈従来の技術〉比較的重量のある機械器具を空中の任意位置に支持して
操作する場合がある。例えば、手術用の医療顕微鏡など
がそうである。すなわち、脳外科手術や心臓外科手術な
どの場合は、重量のある医療用顕微鏡を患者の患部上の
空中位置へスタンド装置により位置決めし、医療顕微鏡
で患部を観察しながら手術を行う方法がある。このよう
にして行う手術は、非常に細かくて神経を使う手術であ
ると共に、手術時間も長時間になるケースが多い。

しかし、手術時間の長時間化は、患者にとっても医者に
とっても、肉体的且つ精神的に疲労が増すこととなり好
ましくなかった。

〈発明が解決しようとする課題〉医療用顕微鏡のスタンド装置は、このような高度な手術
において非常に大きな役割を果たしているものであり、
医療用顕微鏡の使い易さがそのまま手術時間の短縮化に
結びつくものである。つまリ、医療用顕微鏡の使い易さ
とは、医療用光学機器を目的部位（患部）へいかに正確
且つ迅速に位置合わせできるか、また不要の際に手術領
域から外へ移動させて任意の準備位置に位置固定できる
か、など医療用顕微鏡自体よりも、それを支持するスタ
ンド装置に依存する割合が非常に大きいものである。

そこで、このような問題を解決するために本出願人は医
療用光学機器のスタンド装置を先に提供したて特開昭６
３−２９６７４２号公報参照）。

この発明はこのような先の出願の発明を更に改良したも
のであり、より操作性を向上させた機械器具空中支持用
のスタンド装置を提供せんとするものである。

〈課題を解決するための手段〉この発明に係る機械器具空中支持用のスタンド装置は、
上記の目的を達成するために、平行リンクの下側リンク
パーに、先端部側近辺を上方へ曲折形成した干渉回避部
が設けであるものである。

く作　用〉従って、操作者が機械器具の周辺を回りながら操作して
も、機械器具を支持しているスタンド装置の平行リンク
に操作者の頭部等が当たったりすることがない。また、
機械器具自体を平行リンクの先端部で回転させても機械
器具の出っ張り部位等が平行リンクと当たることもない
。

く実　施　例〉以下この発明の好適な一実施例を図面に基づいて説明す
る。

まず最初に第１図を用いて構造を説明する。■はセンタ
シャフトで、軸Ｐ１及び軸Ｐ２を中心に回動自在に支持
されている。このセンタシャフト１の前方側には２つの
平行リンク２．３からなる平行リンク機構４が取付けで
ある。この２つの平行リンク２．３のうち、平行リンク
２が「機械器具」としての医療用顕微鏡５を支持するた
めのものであり、平行リンク３はその平行リンク２を支
えるためのものである。そして、平行リンク２．３とも
、２本のリンクパー２ａ、２ｂ及び３ａ。

３ｂにて形成されている。そして、特に平行リンク２の
上下リンクパー２ａ、２ｂのうち、下側のリンクパー２
ｂは先端部６側が上方へ曲折形成され、上側のリンクパ
ー２ａと水平状態になっている。従って、この平行リン
ク２の先端部６側には、その分だけ干渉回避部７として
の空間が形成されたこととなる。

そして、この平行リンク２の先端部６に支持されている
のが医療用顕微鏡５であり、この医療用顕微鏡５は軸Ｐ
３を中心に回動自在とされている。

この医療用顕微鏡５の焦点ｆは、センタシャフトｌの軸
Ｐ、上に位置決め設置されており、平行リンク機構４を
Ａ−Ｂ方向（第２図参照）へ変形しても焦点ｆの位置は
変わらないようになっている。

また、８は操作ハンドルで、医療用顕微鏡５を移動操作
（スウィング）させる際に使用するものである。

更に、センタシャフトｌの後方側には、複数枚の錘板を
重ねたカウンタウェイトＷが配されており、このカウン
タウェイトＷにて前記医療用顕微鏡５付きの平行リンク
機構４の重量と、センタシャフト１（軸Ｐ、）を中心と
した医療用顕微鏡５付きの平行リンク機構４の回転モー
メントとを各々相殺し、ウェイトバランスを図るように
なっている。尚、９はスタンド本体で、２つの水平回動
アーム１０、’１１と操作パネル１２を備えた胴部１３
と、この胴部１３が平面視で斜め交差方向に取付けられ
ているベース部１４とからなっている。

前記水平回動ア°−ム１０．１１は各々軸Ｐ４及びＰ、
にて回動自在に支持しており、小さい方の水平回動アー
ム１１の方で前記センタシャフトｌを支持している。ま
た、このスタンド装置は、このスタンド本体９と平行リ
ンク機構４とが分割・組立て自在とされており、搬送・
搬入時などの便宜が図られている。更に、１５はハンド
ル部で、スタンド本体９全体を移動させる際にもつとこ
ろである。

次に第２図を用いて動作を説明する。患者１６は手術台
１７上に横たわっており、医療用顕微鏡５はこの患者１
６の患部１８（この場合は頭部）上の空中位置に支持さ
れている。そして、術者ｌ９は患者１６の患部１８をあ
らゆる方向から観察しながら手術を行う必要があるため
、平行リンク２の下側に入り込むこともある。このよう
な場合も、この実施例に係る平行リンク２には干渉回避
部７が曲折形成されているために、術者１９の頭部が平
行リンク２と干渉することなく、楽な姿勢で手術を行う
ことができる。また、術者１９だけでなく術者１９のア
シスタントがこの平行リンク２の下側へ入り込んだ位置
に立つこともあるが同様に頭が当たったりすることはな
い。更に、医療用顕微鏡５には、最近ビデオカメラや側
視顕微鏡など、上方へ出っ張る部位を備えた装備品が取
付けられるが、医療用顕微鏡５を軸Ｐ３を中心に回転さ
せた場合でも、干渉回避部７の存在によりこれら装備品
の出っ張った部分が平行リンク２へ当たったりすること
はない。

尚、以上において「機械器具」として医療用顕微鏡を例
にしたが、本発明はこれに限定されるものでなく、各種
工作機械やレーザ照射装置など、比較的重量のある機械
器具を空中の任意位置へ自由に支持できるものである。

〈発明の効果〉この発明に係る機械器具空中支持用のスタンド装置は、
以上説明してきた如き内容のものなので、操作者が機械
器具の周辺を回りながら操作しても、機械器具を支持し
ているスタンド装置の平行リンクに操作者の頭等が当た
ったりすることがない。

また、機械器具自体を平行リンクの先端部で回転させて
も機械器具の上方へ出っ張った部分が平行リンクと当た
ることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る機械器具空中支持用
のスタンド装置を示す全体斜視図、そして第２図は第１図で示したスタンド装置の使用状態を示す
側面図である。１　・・・・　センタシャフト２　・・・・　平行リンク５　・・−・　医療用顕微鏡（機械器具）６　・・・・
　先端部７−・・・　干渉回避部ｆ　−・−・　焦点Ｗ　・・・・　カウンタウェイト

Claims

【特許請求の範囲】上下２本の上側・下側リンクバーを組合わせた縦型平行
リンクの先端部に機械器具を支持し、該平行リンクの基
端部を回動自在なセンタシャフトの一端側に設け、該セ
ンタシャフトの他端側で前記平行リンクと連動するカウ
ンタウェイトを支持し、該カウンタウェイトにて、機械
器具付きの平行リンクの重量と、センタシャフトを中心
とした機械器具付きの平行リンクの回転モーメントとを
相殺するようにした機械器具空中支持用のスタンド装置
において、上記平行リンクの下側リンクバーに、先端部側近辺を上
方へ曲折形成した干渉回避部が設けてあることを特徴と
する機械器具空中支持用のスタンド装置。