JPH022557Y2 - - Google Patents

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JPH022557Y2
JPH022557Y2 JP3180686U JP3180686U JPH022557Y2 JP H022557 Y2 JPH022557 Y2 JP H022557Y2 JP 3180686 U JP3180686 U JP 3180686U JP 3180686 U JP3180686 U JP 3180686U JP H022557 Y2 JPH022557 Y2 JP H022557Y2
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outer cylinder
cylinder
holder
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、CO2溶接装置用のトーチのホルダー
部分前端方に取着するメタルノズルに関する。
(従来の技術) 従来、此種のCO2溶接装置用メタルノズルは、
一般に第3図に示す如く、先端にコンタクトチツ
プを取着したホルダ前端方に、後方部内周に螺条
部を設けた単純な円筒形の非鉄金属管を、絶縁カ
プラーを介してコンタクトチツプを囲んだ状態で
螺合固定した基本構成からなつている。
そして、ホルダ内部に設けた導通管部から供給
された比較的低圧のCO2ガスはメタルノズルとコ
ンタクトチツプの間をガス通路として吐出され、
溶接部分にCO2ガスの雰囲気を形成してその使用
に供している。又、一部特殊なノズルの例として
メタル以外のカーボンやセラミツク製のものも散
見される。
(考案が解決しようとする問題点) 此種、従来のメタルノズルは、溶接部分にCO2
ガスの雰囲気を形成することのみを目的としてい
る為、比較的低圧のガスを比較的大きな開口部か
ら吐出する構造になつている。それ故、吐出され
たCO2ガスによつて形成された雰囲気は横風等の
影響を受け易いばかりでなく、放熱作用等の点に
つていは余り考慮されていない。
従つて、スパツタの付着等により頻繁に交換す
ることが常識であるが如く取り扱われている。
ところが、近年では自動溶接機やロボツト溶接
機が急速に普及して来ており、此等自動溶接機や
ロボツト溶接機を設備している工場等では、メタ
ルノズルやコンタクトチツプの交換の為にその都
度頻繁にラインを停止せねばならない。又、作業
中にメタルノズルに付着したスパツタが流落して
製品の溶接部分に固着した場合には、その後、製
品に固着したスパツタをグラインダーで削り取る
等の作業を行わなければならない。
この様に、従来のメタルノズルを利用している
CO2熔接装置では本来の生産活動には余り貢献し
ない余分な作業に甚大な労力を費やさねばならな
い事態がしばしば発生し、作業効率の向上等の観
点からスパツタの付着し難いメタルノズルの出現
が望まれている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は斯る難点に対処すべく案出したもので
あつて、前端方外周部にCO2ガスの吐出口を設け
たホルダと該ホルダの前端に着脱自在に取着した
コンタクトチツプとでトーチ本体を形成し、該ト
ーチ本体に絶縁カプラを介して着脱自在に成した
円筒形のメタルノズルにおいて、外筒の後方分内
周面にトーチ本体との係合部を形成し、比較的大
径の前方部と、比較的小径の後方部と、当該前方
部と後方部とを連結する中間部とから成る内筒を
外筒前方部内周面に複数の仕切り部材を介して支
持し、内筒の中間部及び後方部の外周面と外筒の
内周面とでチヤンバー部を形成し、外筒前方部の
内周面と内筒前方部の外周面とその間に設けた仕
切り部材とで複数の通孔を形成し、内筒の後端を
ホルダに設けたCO2ガスの吐出口の前方に位置さ
せたことを特徴とする。
(作用) 本考案は、前記の構成からなる技術手段によ
り、ホルダの前端部に設けられた吐出口から吐出
したCO2ガスの内、大部分はチヤンバー部へ流入
した後、通孔を通つて、又、残りのCO2ガスは間
〓Sを通つてコンタクトチツプと内筒内周面とで
形成された従来の空間部を通つて夫々メタルノズ
ル先端から吐出され、チヤンバー部から通孔を通
るCO2ガスは、流速を高められて吐出される。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に従つて説明する
に、1は銅製の外筒であつて円筒形状を呈してお
り、該外筒1の後方部内周面にはめねじを形成し
た係合部2を設けている。又、外筒1の前方部内
周面には複数の山形形状を呈する仕切り部材3を
一体形成している。4はその全長を外筒1の略3/
4程度とする内筒であつて、その全長を略3等分
して前方部4aを大径に、後方部4cを小径に、
又、中間部4bをテーパー状に夫々形成してい
る。当該内筒4の前方部4aの外周面を、外筒1
の前方部内周面に形成した山形仕切り部材3の頂
部に嵌合固定することにより内筒4の外筒1に支
持している。5は通孔であつて、外筒1の前方部
内周面に形成した山形仕切り部材3と内筒4前方
部4aの外周面とで形成されており、該通孔5の
先端内側には面取り部5aが設けられている。6
は通孔5と連通するCO2ガスのチヤンバー部であ
つて、内筒4の中間部4b及び後方部4cの外周
面と外筒1の内周面とで形成されている。7はコ
ンタクトチツプであつて、ホルダ8の前端部8a
に取着されている。9はCO2ガスの吐出口であつ
て、内筒4の後端はこの吐出口9より前方に位置
する様支持されており、内筒4の後方部4cの内
周面とホルダ8の前端部8aの外周面との間には
0.5mm程度の間〓Sを保持している。この間〓S
の値は0.5mm程度が最良の結果をもたらすもので
あるが、前記チヤンバー部6の容積や通孔5の容
積、又外筒及び内筒の内外径等との関係でその値
を変更しても本願考案の要旨を変ずるものではな
い。
而して、本考案によるメタルノズルの使用状態
を第1図に従つて説明するに、ホルダ8の前方部
にベークライト製の絶縁カプラ10を取着し、該
絶縁カプラ10におねじを形成した係合部材11
を嵌着固定し、当該係合部11に本考案によるメ
タルノズルの外筒1の後方部内周面に設けた係合
部材2を螺合固定してその使用に供する。
そして、溶接作業時にはホルダ8の前端部8a
に設けられた吐出口9から吐出したCO2ガスの
内、大部分はチヤンバー部6へ流入した後、通孔
5を通り、又、残りのCO2ガスは間〓Sを通つて
コンタクトチツプと内筒内周面とで形成された従
来の空間部を通り夫々メタルノズル先端から吐出
されるものであるが、その内、チヤンバー部から
通孔を通るCO2ガスは流速を高められて吐出され
る。
(考案の効果) 本考案は、前端方外周部にCO2ガスの吐出口9
を設けたホルダ8と該ホルダの前端に着脱自在に
取着したコンタクトチツプ7とでトーチ本体を形
成し、該トーチ本体に絶縁カプラ10を介して着
脱自在に成した円筒形のメタルノズルにおいて、
外筒1の後方部内周面にトーチ本体との係合部2
を形成し、比較的大径の前方部4aと、比較的小
径の後方部4cと、当該前方部4aと後方部4c
とを連結する中間部4bとから成る内筒4を外筒
1前方部内周面に複数の仕切り部材3を介して支
持し、内筒4の中間部4b及び後方部4cの外周
面と外筒1の内周面とでチヤンバー部6を形成
し、外筒1前方部の内周面と内筒4の前方部4a
外周面とその間に設けた仕切り部材3とで複数の
通孔5を形成し、内筒4の後端をホルダ8に設け
たCO2ガスの吐出口9の前方に位置させたことを
特徴としているので、ホルダ8の前端部8aに設
けられた吐出口9から吐出したCO2ガスの内、大
部分はチヤンバー部6へ流入した後、通孔5を通
り、又、残りのCO2ガスは間〓Sからコンタクト
チツプ7と内筒4内周面とで形成された従来の空
間部を通つて夫々メタルノズル先端から吐出さ
れ、チヤンバー部6から通孔5を通るCO2ガスは
流速を高められて吐出される。
その結果、通孔5を通つて吐出されたCO2ガス
は吐出圧が高く、溶接部分の回りにエアーカーテ
ン状のガス層を形成する。このガス層の存在によ
り作業時に横風の影響を排除し、溶接部分に確実
にCO2ガスを供給することができ、ピンホールの
発生や溶接部分の酸化を防止し得るのでむらのな
い溶接が可能となる。又、外筒と内筒の二体の筒
体からなる二重構造である為、放熱効果が高く、
メタルノズル本体にスパツタが付着し難くメタル
ノズルの交換頻度が減少する。更に、この放熱効
果によりコンタクトチツプ、絶縁カプラー、トー
チ本体の寿命が延び、自動溶接機がロボツト溶接
機にあつてはラインの停止回数が減少し作業効率
が向上する等、種々の効果を発揮する極めて優れ
た考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のメタルノズルをトーチ本体に
装着した状態の要部従断側面図、第2図は同正面
図、第3図は従来例の要部従断側面図である。 符号表、1……外筒、2……係合部、3……仕
切り部材、4……内筒、5……通孔、6……チヤ
ンバー部、7……コンタクトチツプ、8……ホル
ダ、9……吐出口、10……絶縁カプラー、11
……係合部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端方外周部にCO2ガスの吐出口9を設けたホ
    ルダ8と該ホルダの前端に着脱自在に取着したコ
    ンタクトチツプ7とでトーチ本体を形成し、該ト
    ーチ本体に絶縁カプラ10を介して着脱自在に成
    した円筒形のメタルノズルにおいて、外筒1の後
    方部内周面にトーチ本体との係合部2を形成し、
    比較的大径の前方部4aと、比較的小径の後方部
    4cと、当該前方部4aと後方部4cとを連結す
    る中間部4bとから成る内筒4を外筒1前方部内
    周面に複数の仕切り部材3を介して支持し、内筒
    4の中間部4b及び後方部4cの外周面と外筒1
    の内周面とでチヤンバー部6を形成し、外筒1前
    方部の内周面と内筒4の前方部4a外周面とその
    間に設けた仕切り部材3とで複数の通孔5を形成
    し、内筒4の後端をホルダ8に設けたCO2ガスの
    吐出口9の前方に位置させたことを特徴とする
    CO2熔接装置用メタルノズル。
JP3180686U 1986-03-05 1986-03-05 Expired JPH022557Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3180686U JPH022557Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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JP3180686U JPH022557Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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Publication Number Publication Date
JPS62142479U JPS62142479U (ja) 1987-09-08
JPH022557Y2 true JPH022557Y2 (ja) 1990-01-22

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