JPH0225508A - 高炉操業方法 - Google Patents

高炉操業方法

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JPH0225508A
JPH0225508A JP17539288A JP17539288A JPH0225508A JP H0225508 A JPH0225508 A JP H0225508A JP 17539288 A JP17539288 A JP 17539288A JP 17539288 A JP17539288 A JP 17539288A JP H0225508 A JPH0225508 A JP H0225508A
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furnace
blast furnace
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coke
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Chisato Yamagata
山縣 千里
Yoshio Kajiwara
梶原 義雄
Shinichi Suyama
須山 真一
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、高炉の炉底耐火物の損耗を防止する高炉操
業方法に関する。
(発明の詳細な説明) 近年、銑鉄コスト低減の観点から、高炉の長寿命化が重
要な課題となっており、高炉操業法に幾多の改良が加え
られ、その寿命も10年を越えるに到っている。
高炉の寿命を左右する要因の一つに炉内耐火物の損耗が
ある。耐火物の損耗が進行すると、炉体鉄皮に亀裂・溶
損が生じ、ついには溶銑が流出するに到り高炉−代の寿
命を終える。
そこで、炉内耐火物の損耗部を補修するため、種々の方
法が堤案されている0例えば、シャフト部については、
耐火物損耗部位まで装入物を減尺し休風して補修する方
法が一般に行われており、炉下部のベリ一部およびボン
シュ部の補修は、羽口レベルまで装入物を減尺して吹止
め、1か月間程度の短期間で損耗部を補修し、再送風す
る中間補修方法が欧米において実施されている。しかし
、炉底部の羽目レベルより下部の耐火物の損傷は、上記
した中間補修方法では、完全に復旧することができない
一方、高炉寿命を延長する上において、炉底側壁耐火物
の残存厚さを知ることが極めて重要である。耐火物残存
厚さの測定方法として、例えば、■炉底側壁の円周方向
に一定間隔をおいて配置した温度計と、高さ方向に多段
に設置した温度計の測定値に基づいて予測する方法、■
炉底側壁部および炉底底部の温度測定値をもとに、炉床
の湯流れ伝熱モデルを用いて、炉底耐火物の浸食ライン
を推定する方法(鉄と鋼、 Vol、70.2224〜
2231頁)、■現場操業の日常管理として広く行われ
ている炉体の各位置の温度を連続的に計測し、その温度
変化パターンから耐火物の損耗を予測する方法、等があ
る。
上記のような測定方法により、炉底側壁耐火物の損耗が
W!認された場合には、従来においては、損耗部の冷却
を強化すると共に、高炉装入原料中のTi01量を増加
する方法が行われている。通常、高炉へのTi0g装入
量は3〜4 Kg/p、 t (p、 tは銑鉄1ト、
のこと)であるが、炉底耐火物の損耗が認められる場合
には、10Kg/p、 を程度まで増量する。
TiOxは高炉内で還元されて溶銑中に移行すると共に
、一部はTiNとTiCの固溶体、いわゆる赤銅色のチ
タンベアとなる。この固溶体は融点が2000°C以上
と高いため、炉底側壁耐火物の損耗部に固着し、損耗部
を保護することが、高炉解体調査等の結果から分かって
いる。しかし、TtCh量を増加すると、溶銑中のTi
含有量および溶滓中のTtOz含有量が上昇するため、
溶滓の粘度が上がる(重見彰利、製銑ハンドブック、地
人書館、244〜247頁)、その結果、溶銑および溶
滓の排出が円滑に行われなくなり、高炉減風回数の増加
を余儀なくされ、計画出銑量の未達成およびコークス比
を増加させるなどの問題がある。
高炉に装入されるTi0tJiは、通常焼結鉱原料に配
合されるTi0iを含有する砂鉄量を変えて調整されて
いる。また炉底側壁の損耗が確認され、Ti0z装入量
の増加が必要な場合には、Ti1t含有量の高いイルミ
ナイト粉を焼結鉱原料に配合することにより、高炉への
Ti0z装入量の増加を図っている。
しかし、焼結鉱主原料の平均粒度は2〜4 mm。
副原料の平均粒度は0.5〜2m−であるのに対し、イ
ルミナイト粉の平均粒度は0.1mm前後と細粒である
ため、イルミナイト粉の増量にともなって、焼結パレッ
トの通気性を阻害する。そのため、ベツド層厚の減少を
余儀なくされ、焼結鉱の生産率の低下を来すと共に、粉
コークスやコークス炉ガスなどの燃料原単位および電力
原単位の上昇を招くなどの問題がある。
このような状況下にあって、TiO2含有粉体の改良さ
れた高炉添加方法が、特開昭60−2286112号公
報において開示された。この方法は、イルミナイト等の
Ti(h含有粉体を高炉の送風羽口から直接吹き込むも
のである。しかしなから、この方法には次のような欠点
がある。すなわち、 (1)羽口から吹き込まれたイルミナイト等のTiO□
含有扮含有大体分は、羽口近傍を滴下する溶銑および溶
滓に捕捉され、出銑や出滓に伴って高炉外に排出される
ため、炉底側壁耐火物の損耗部に固着するTi化合物の
歩留が低い。
(2)羽口からTi0z含有扮体を吹き込むことにより
、羽口近傍の通液性が悪化すると共に、高炉炉床郡全体
の通液性も悪くなって、コークス比の上昇および出銑量
の低下を来す。
(発明が解決しようとする課題) この発明の目的は、銑鉄製造コストの低減のために、炉
内耐火物の損耗を防止して高炉寿命の延長を図るもので
あって、炉底側壁耐火物の損耗部へのTies化合物の
固着歩留を向上させて損耗の進行を止め、一方において
、コークス比の悪化および出銑量の低下を来すことのな
い高炉操業方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、高炉炉内耐火物の損耗防止について種々
検討を重ねた結果、 (a)高炉羽口からTiOア含有含有粉石粉き込むに際
し、適正粒度のコークスを、ベル式装入装置やベルレス
式装入装置とは別に設けたコークス装入手段により高炉
の炉頂中心部に装入すれば、炉心部コークス層の通液性
が確保され、炉床半径方向の溶銑と溶滓分布が変化し、
羽口近傍を滴下する溶銑および溶滓の流れが相対的に減
少する・(b)その結果、羽口近傍を滴下する溶銑およ
び溶滓によるTiO□の捕捉比率が低減するため、炉底
側壁耐火物の損耗部へのTi化合物の固着歩留が向上す
る。
(C)そして、炉心部の通液性がよくなって炉床部平均
の通液性が悪化しないため、コークス比の上昇および出
銑量の低下を来さない。
などの貴重な知見を得、この発明を成すに到った。
即ち、この発明の要旨は「高炉の炉底側壁に設置された
温度計の測定値が所定温度を越え、炉底側壁耐火物の損
耗が確認された場合に、TiO□含有粉体を羽口から吹
き込むと共に、粒径30〜5抛−のコークスを高炉の炉
頂中心部に装入する高炉操業方法」および「高炉の炉底
側壁の円周方向に一定の間隔で設置された複数の温度計
の内、それらの測定値が所定温度を越え、側壁耐火物の
損耗がIi!認された方位の羽口からTiO□含有粉体
を吹き込むと共に、粒径30〜50++mのコークスを
高炉の炉頂中心部に装入する高炉操業方法」にある。
(作用) 以下、本発明の高炉操業方法を寓施する場合について説
明する。第1図は、ベル式装入装置を有する高炉の略式
断面図であって、図中10は高炉本体、 11は炉頂部
、 12は炉底部であり、13は小ベル。
14は大ベル、15は羽0.16は温度計、17は炉底
側壁耐火物である。このような高炉において、炉底部に
設けられた温度計16によって、炉底側壁耐火物17の
損耗が確認されると、Ti島金含有粉体吹き込みが行わ
れる。
TiO□含有粉体の吹き込みは、次のようにして行う、
サービスタンク1に貯蔵されたTiCh含を粉体は、中
間タンク2を経由して吹き込みタンク3に導入される。
吹き込みタンク3のTi01i有粉体は、タンク3底部
から導入された気体4によって流動化され、キャリヤー
ガス5によって輸送され、分配器6を経て羽口15に取
りつけられた吹き込みノズル7を介して高炉内に吹き込
まれる。それと同時に、炉頂部11に設けられたベル式
装入装置(小ベル13および大ベル14から構成される
)を使用せずに、別に設けられたコークス装入装置8(
ホッパー88および装入管8bで構成されている)によ
って、粒径30〜50IIImのコークスが高炉炉頂中
心部に装入される。
また、炉底側壁耐火物の損耗が均一に生ずるとは限らな
いので、その場合には、所定温度を越えた方位の羽口部
のみからTi01i有粉体が吹き込まれる。ここにおい
て、コークス粒径の上限を50m5以下とするのは、中
心部に装入されるコークスの近傍には鉱石が存在せず、
ソルーシ3ンロスによる劣化を受けないためであり、コ
ークス粒径の下限を301以上とするのは、炉下部にお
けるコークス層の通液性を確保するためである。そして
炉心部に装入されるコークスの世は、全高炉装入量の1
〜5重量%程度が好ましい。また、前記TiO□含有粉
体としては、イルミナイト、砂鉄、アナターゼ、ルチル
等の粉体を使用できる。そして、それらの粒度は、粉体
の吹き込み方法、吹き込み看(供給速度)、キャリヤー
ガスと粉体の割合などに応して適宜定めればよい。
なお、第1図において、吹き込みタンク3はブロータン
ク式のものを示したが、これに限らず、例えばロータリ
ーフィーダー弐のものでもよい。
また分配器6は必要に応じて複数個あるいは多段に設置
してもよい。
以上の説明は、ベル式高炉の場合であるが、ベルレス式
高炉の場合には、第2図に示すように、コークス装入装
置8によって、コークスは旋回シェード18の下方の炉
頂中心部に装入される。TiO2含有粉体の装入系統は
、ベル式高炉の場合と全く同じであるので説明は省略す
る。
(実施例) 以下、本発明の高炉操業方法を内容積5050m’の高
炉において実施した場合について説明する。
第1表にその操業条件および結果を示す。この表には比
較のために従来法も合わせて記載している。
なお同表において、ベースとは炉底耐火物のli耗が生
していない場合の操業状態を示している。この実施例で
使用したTiez含存粉体はイルミナイト扮であり、そ
の成分組成および粒度は、それぞれ第2表および第3表
のとおりである。
さて、本発明法の場合、第1表に示すように、炉底側壁
耐火物の最高温度が174”Cに達したとき、第1図に
示すような吹き込み装置によって、5か所の羽口からイ
ルミナイト粉を合計で2000Kg/h吹き込んだ、同
時にコークス装入装置から粒径30〜50m−のコーク
スを8.9を八で炉頂中心部に装入した。このような操
業を6日間継続したところ、炉底側壁の最高温度は60
°C以下になり、ベース操業と同程度に落ち着いた。こ
の場合のTiO□化合物の炉底耐火物への固着歩留は1
5%であった0本発明法による操業の場合、第1表から
分かるように、残銑量がベース操業に比べ僅かに増加し
たが、送風圧変動指数、スリップ回数、コークス比、出
銑量においては、はとんどベース操業と変わらなかった
従来法では、炉底温度の最高温度が172℃に達したの
で、5か所の羽口からイルミナイト粉を合計で2000
Kg/hで吹き込んだ、この状態で操業を続けたところ
、側壁耐火物温度が60°Cまで低下するのに14日間
を要した。この場合のTtOx化合物の固着歩留は5%
と低かった。従来法による操業では、残銑量が200t
/d、残滓量が70 t/dと大幅に悪化した。また、
送風圧変動指数、スリップ回数、コークス比、出銑量と
も、ベース操業に比較して悪くなった。
(以下、余白) (発明の効果) 以上、説明したように、本発明の高炉操業方法によれば
、短期間で効率よく、かつ、高炉操業に悪影響を与える
ことなく、炉底側壁耐火物の保護ができて高炉の長寿命
化が実現され、銑鉄製造コストの低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の高炉操業方法を実施する場合のTi
O2含有粉体およびコークスの装入装置を備えたベル式
高炉の略式断面図、 第2図は、本発明の高炉操業方法を実施する場合のTi
O*含有粉体およびコークスの装入装置を備えたベルレ
ス式高炉炉頂部の略式断面図、である。 1はサービスタンク、2は中間タンク、3は吹き込みタ
ンク、4は気体、5はキャリヤーガス6は分配器27は
吹き込みノズル、8はコークス装入装置、10は高炉本
体、11は炉頂部、12は炉底部、13は小ベル、14
は大ベル、15は羽口116は温度計、17は炉底側壁
耐火物。 −+); 禅20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高炉の炉底側壁に設置された温度計の測定値が所
    定の温度を越え、炉底側壁耐火物の損耗が確認された場
    合に、TiO_2含有粉体を送風羽口から吹き込むと共
    に、粒径30〜50mmのコークスを高炉の炉頂中心部
    に装入することを特徴とする高炉操業方法。(2)高炉
    の炉底側壁の円周方向に一定間隔で設置された複数の温
    度計の内、それらの測定値が所定温度を越え、炉底側壁
    耐火物の損耗が確認された方位の送風羽口からTiO_
    2含有粉体を吹き込むと共に、粒径30〜50mmのコ
    ークスを高炉の炉頂中心部に装入することを特徴とする
    高炉操業方法。
JP17539288A 1988-07-14 1988-07-14 高炉操業方法 Expired - Lifetime JPH064887B2 (ja)

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JPH064887B2 JPH064887B2 (ja) 1994-01-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100236594B1 (ko) * 1995-10-11 1999-12-15 이구택 고로내 티탄화합물의 장입방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100236594B1 (ko) * 1995-10-11 1999-12-15 이구택 고로내 티탄화합물의 장입방법

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