JPH02254784A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JPH02254784A
JPH02254784A JP7782689A JP7782689A JPH02254784A JP H02254784 A JPH02254784 A JP H02254784A JP 7782689 A JP7782689 A JP 7782689A JP 7782689 A JP7782689 A JP 7782689A JP H02254784 A JPH02254784 A JP H02254784A
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JP
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layer
resonator
semiconductor laser
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active layer
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JP7782689A
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Hiroshi Hayashi
寛 林
Shinji Kaneiwa
進治 兼岩
Nobuyuki Miyauchi
宮内 伸幸
Taiji Morimoto
泰司 森本
Shusuke Kasai
秀典 河西
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、活性層とクラッド層との間に、両層の中間の
屈折率を有する光ガイド層が積層された半導体レーザ素
子に関する。
(従来の技術) 半導体レーザ素子から発せられるレーザ光は、光ディス
クへの情報の書き込み用および消去用光源として利用さ
れている。このような光ディスク等の書き込み用および
消去用光源として使用される半導体レーザ素子では、端
面から出射されるレーザ光の出力は30mW以上の高出
力が要求される。
このように、端面から高出力でレーザ光が出射されるこ
とを要求される半導体レーザ素子では、内部および端面
での高い光密度に起因する光学的損傷、高注入電流によ
るジュール熱やその他の熱的要因、ストライプ状導波路
における偏在した電流注入や電界分布に基づいた熱的歪
もしくは幾何学的結晶構造に基づく結晶歪、等が単独に
作用することにより、あるいは相互に作用することによ
り、安定した光出力が得られず、信頼性が低下するとい
う問題がある。安定した高光出力の半導体レーザ素子を
実現させるためには、半導体レーザ素子から発振される
レーザビームのビーム放射角、非点隔差等の光学的特性
を損なうことな(、上記各劣化要因をできるだけ緩和す
ることが必要である。
活性層に注入される電流に起因する発熱を低減させるに
は、発振閾値電流密度を低下させることが有効である。
ダブルへテロ構造の半導体レーザ素子における発振闇値
電流密度(J th)は、よく知られているように、次
式で表される。
1th=lo−ci/η + d  Ca :+  (In(1/R+R2)/2
Ll  ) / y7 rβ・・・ (1〉 但し、d:活性層厚、 η:微分効率、 r:閉じ込め係数、 α1:内部損失、 L:共振器長、 R,、R2:端面係数、 JO1β:定数。
該(1)式から明らかなように、各パラメータを変更す
ることにより発振闇値電流Jthを低減させることがで
きる。共振器長りを長くすることにより発振閾値電流密
度Jthを低減させて、安定した高光出力を得ることに
より信頼性を同上させた半導体レーザ素子の一例を第4
図(a)に示す。
この半導体レーザ素子は、内部ストライブ構造であるV
 S I S (V−channeled  5ubs
trate  InnerStripe)型レーザであ
り、p型GaAs基板71を有し、該p型GaAS基板
71にはn型GaAs電流狭窄層72が積層されている
。該電流狭窄層72の中央部には、断面V字状であって
、その下端部が基板71に達しているストライブ溝72
aが形成されている。そして、該電流狭窄層72上およ
びストライブ溝?2a内にp型GaAIASクラッド層
73がその上面が平坦になるように積層されており、該
クラッド層73上にp型GaAlAs活性層74、n型
GaAIASクラッド層75、n型GaAsキャップ層
76が順次積層されている。そして、p型GaAs基板
71にp(lllil極77、n型GaAsキャップ層
76にn側電極78がそれぞれ配設されている。
このような構造の半導体レーザ素子における共振器長(
L)が375μmと250μmの場合の農大光出力(C
OD出力)と遠視野像半値角(活性層厚に相当)との関
係を、第4図(b)に示す。共振器長が375μmの場
合には、共振器長が250μmの場合に比べて明かにC
OD出力が増加しており、前記(1)式から明かなよう
に閾値電流密度が低減されることにより、共振器端面の
発熱が抑制され、COD出力が向上していることがわか
る。
また、該半導体レーザ素子において、780no+の発
振波長により、50°C,40a+Wの定出力でエージ
ング試験した場合には、共振器長が375μmの素子は
、共振器長が250μmの素子よりも安定に動作し、1
000時間までの故障数は共振器長250μmの素子の
1/4以下に改善された。共振器長をさらに長くすれば
、閾値電流密度は一層低減されるが、闇値電流(I t
h)が増加するため、必要以上に長くしないことが好ま
しい。
(発明が解決使用とする課題) このように、共振器長を大きくすれば、発振闇値電流J
thの低減により半導体レーザ素子の信頼性は向上する
。また、前記(1)式から明らかなように、例えば、端
面反射率(R2およびR2)を増加させることにより、
閾値電流密度を低下させることができるが、高出力半導
体レーザ素子では、レーザ先取り出し側端面の反射率R
2は、通常10%以下に設定されるため、それ以上の反
射率にすれば閾値電流密度は低減されるものの、内部光
密度が増加するため、信頼性は低下してしまう。
さらに、前記(1)式から、発振閾値電流密度(Jth
)は、活性層の厚さdと閉じ込め係数rとの比d/rの
関数であるため、活性層の厚さdを厚くすることにより
、閾値電流密度を低減させることも可能である。箪5図
に、活性層の厚さdと、活性層の厚さと閉じ込め係数r
との比d/rとの間の関係を示す。d/rは、dが増加
することにより漸減するため、閾値電流密度Jthも活
性層の厚さが増加することにより漸次減少する。しかし
、活性層を厚くすると、垂直方向の電界分布が活性層内
に集中するため、最大光出力が低下したり、活性層から
のしみ出し光を利用して横モードを安定化する構造の半
導体レーザ素子では、しみ出し光の減少に基づく横モー
ドが不安定になる等の問題が生じる。
発振閾値電流密度の低減に有効な半導体レーザ素子の他
の例を、第6図に示す。該半導体1/−ザ素子は、いわ
ゆるS CH(Separate Confineme
ntHeterost、ructure)構造であり、
p型GaAs基板60に、p型A14,5Gag、5A
Sクラッド層61、p型AlB、4Ga@、BAsAs
イガ41層152型Ala、 H3Gal 、 @7A
S活性層63、n型AIB、 4Ga@、 BAs光ガ
イド層64、n型AIB、5Ga6,5Asクラッド層
65、n型GaAsキャップ層66が順次積層されてい
る。このような構造の半導体レーザ素子は、rHETE
ROsTRllcTURE LASERS PART 
AJ  (H,C、Ca5ey Jr、とM、B、Pa
n1shの共著)の82ページに解説されているように
、通常のDH盟半導体レーザ素子に比べて、閉じ込め係
数rが大きく、発振閾値電流密度を低減させることがで
き、活性層自体は、閉じ込め係数rが同じであるDH型
半導体レーザ素子に比べて薄(することができる。しか
しながら、該SCH型半導体レーザ素子は、垂直方向遠
視野像が大きくなるために出射ビームの真円率が低下し
、該光ビームを光デイスク用光源として直接使用するこ
とができない。
本発明は、上記従来の問題を解決するものであり、その
目的は、出射ビームの真円率を損なうことなく、長期に
わたって高光出力にて安定した動作し得るため、光デイ
スク装置に好適に用いられる半導体レーザ素子を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の半導体レーザ素子は、活性層とクラッド層との
間に両層の屈折率の中間の屈折率を有する光ガイド層が
積層されており、該活性層にストライブ状の発振領域が
形成された半導体レーザ素子であって、前記光ガイド層
の厚さが、共振器の少なくとも一方の端面近傍部におい
て薄く、共振器の該端面近傍部を除く中央部分において
厚くなっており、そのことにより上記目的が達成される
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
第1図(a)〜(d)は、本発明の第1実施例の半導体
レーザ素子を示し、箪1図(a)は該半導体レーザ素子
における下地基板の斜視図である。
該下地基板は、リッジllaが配設されたp型GaAs
基板1工を有する。該p型GaAs基板11には、n型
GaAs電流狭窄層12が積層されている。該電流狭窄
層12は、共振器の各端面近傍部では、基板11のりッ
ジ11aと同様のりッジ12aを形成すべく全体に均一
な厚さで薄く積層されており、共振器の各端面近傍部を
除く中央部では、全体の上面が各端面近傍部のりフジ1
2a上面と面一になっており、従って、基板11におけ
るリッジllaの各側方では、厚くなっている。該電流
狭窄層12の幅方向中央部には、底部が基板11に達す
るストライブ状のチャネル12bが、例えばエツチング
により形成されている。
該下地基板におけるn型GaAs11i流狭窄層12上
および該n型GaAs電流狭窄層12に形成されたスト
ライブ状のチャネル12b内には、第1図(b)〜((
1)に示すように、p型AIL5Ga6 、5Asクラ
ッド層13が、共振器中央部におけるチャネル12b内
では0.2μIの厚さとなるようにエピタキシャル成長
により積層されている。該p型AIBB、5Ga@、5
Asクラッド層13には、共振器中央部において0.1
μlの厚さとなるように積層されたp型A1g 、 4
0ag 、 BAsAsイガ41層14振器中央部にお
いて0.05μmの厚さとなるように積層されたp型A
1g、 (3Ga@、@7As7As活性、共振器中央
部においてO31μmの厚さになるように積層されたn
型A1g、4Ga@、6As光ガイド層16、共振器中
央部において1.0μmの厚さになるように積層された
n型A1g、6G!@、5ASクラフト17、全体に3
.0μmの厚さになるように積層されたn型GaAsキ
ャップ層18が、順次、例えば、エピタキシャル成長に
より配設されている。そして、このようなダブルへテロ
接合型レーザ光発振用多層結晶構造におけるp型GaA
s基板11およびn型GaAsキャップ層18にそれぞ
れ電極10および19が配設され、本実施例の半導体レ
ーザ素子が構成されている。
該半導体レーザ素子は、共振器各端面近傍部を除く中央
部では、電流狭窄層12がチャネル12b以外の部分が
平坦であるために、該電流狭窄層12およびチャネル1
2b内に積層されたクラッド層13の上面は平坦になり
、第1図(b)に示すように、該光クラッド層13上に
順次積層された光ガイド層14、活性層15、光ガイド
層16は均一な厚さになる。また、p型AIB、5Ga
@、5Asクラッド層13とp型All11.l3Ga
@ 、67As活性層15との間のp型AIB、4Ga
@、BAsAsイガ41層14けるAt混晶比(0,4
)は、クラッド層l3のAl混晶比(O,S)、および
活性層15のAt混晶比(0,13)の間の値になって
おり、従って、該光ガイド層14の屈折率は、クラッド
層13の屈折率と活性層15の屈折率との中間の値にな
っている。その結果、該半導体レーザ素子は、共振器中
央部では°、活性層15と両クラッド層13および17
との間に、それぞれ両者の中間の屈折率を有する光ガイ
ド層14および16が、それぞれ均一な厚さで積層され
たSCH構造となっている。
これに対し、共振器各端面近傍部では、下地基板におけ
る電流狭窄層12のリッジ12a上に積層されるp型ク
ラッド層13およびp型光ガイド層14は、それぞれの
結晶が、エピタキシャル成長に際して、該リッジ12a
の傾斜面に沿って流動するために、薄層化される。特に
、光ガイド層14は、共振器中央部において0.1μm
という非常に薄い厚さとなるように下地基板全体に積層
されるために、各リッジ12a上では、非常に薄層化さ
れ、実質的な厚さを有さず、従って、p型クラッド層1
3とn型クラッド層16との間に、p型活性層15およ
びn型光ガイド層16が挾まれたL OC(Large
 0ptical Cavit、y)構造となる。
このようにして製造される半導体レーザ素子は、共振器
中央部において、各クラッド層13および17と活性層
15との間には、各クラッド層13および17の屈折率
と該活性層15の屈折率との中間の屈折率を有する均一
な厚さの一対の光ガイド層14および16が積層された
SCH構造になっているため、該活性層15における光
閉じ込め係数が上昇し、発振閾値電流密度を有効に低減
させることができる。
その結果、レーザ先発wii流により生じるジュール熱
の発生を抑制することができるとともに、自然放出光の
発生を抑制し得て該自然放出光による発熱も抑制し得る
これに対し、共振器各端面近傍部においては、クラッド
層13と活性層15との間に積層された状態の光ガイド
層14は、レーザ光発振領域であるチャネル12b上で
層厚がきわめて薄くなって、実質的にLOG構造になっ
ているため、各端面からの出射ビームの垂直方向の広が
り角度が、SCH構造の半導体レーザ素子よりも狭(さ
れ、ビームの真円率の低下が防止される。しかも、共振
器各端面近傍部では、実質的にLOG構造であるために
、電界分布を、活性層15よりも該活性層15上に積層
された光ガイド層16側に偏在させることができ、通常
、劣化が著しい共振器各端面近傍部において、活性層1
5内の光密度を低減することができる。
本実施例において、共振器長が375μ園となるように
男開し、該共振器の各端面から20μmの長さの端面近
傍部と、335μmの長さの中央部とを有する第1図に
示す半導体レーザ素子を形成した。該半導体レーザ素子
の発振閾値電流は30mAと低かった。また、遠視野像
の半値角は、水平方向10度、垂直方向30度と、従来
の半導体レーザ素子と略等しくなっており、少なくとも
200mWまでは、安定な横モードを示した。また、一
方の端面に反射率5%のコーティングを施し、他方の端
面に反射率95%の非対称コーティングを施したところ
、最高出力(COD L/へ/L、) i!300mW
と、従来のDH型半導体レーザ素子の1.5倍であった
。50℃、40n+Wでのエージングでは、長期にわた
ってほとんど無劣化であり、安定した動作が得られた。
本発明の第2実施例の半導体レーザ素子を第2図<a>
〜(b)に示す。第2図(a)は、本実施例の半導体レ
ーザ素子における下地基板の斜視図であり、本実施例で
は、1)LGaAs基板21の共振器各端面近傍部に相
当する部分における幅方向中央を挟んで、断面台形状を
したそれぞれ一対の凹部21aが、エツチングにより形
成されている。該基板21には、n型GaAs電流狭窄
層22が積層されている。該電流狭窄層22は、上面が
平坦になるように成長された後に、基板21における各
凹部21a内に基板21に達しない凹部22aがそれぞ
れ形成されている。
該電流狭窄層22の幅方向中央部には、底部が基板2.
1に達する断面V字状をしたストライブ状チャネル22
bが、共振器の全域にわたって形成されている。
このような下地基板上には、p型A1g、6Ga6.5
ASクラッド層23が積層されている。該クラッド層2
3は、共振器中央部においてチャネル22b以外の電流
狭窄層22上に0.2μmの厚さに積層されるように、
エピタキシャル成長される。該クラッド層23上には、
p型AIB、、Gag、BAs光ガイド層24が、共振
器中央部において0.1μmの厚さになるように積層さ
れており、該光ガイド層24に、p型Al(513Ga
@、@7As活性層25が共振器中央部でO,OSμ園
の厚さに、n型AIB、4Ga3.6As光ガイド層2
6が共振器中央部において0.1μmの厚さに、n型A
16,5Ga@、5Asクラッド層27が共振器中央部
において1.0μmの厚さに、n型GaAsキャップ層
28が共振器中央部で3.0μmの厚さに、順次、エピ
タキシャル成長により積層されている。そして、基板2
1および手中ツブ層28に電極20および29が配設さ
れている。
本実施例においても、下地基板上に各層を積層する場合
には、共振器中央部では、第2図(b)に示すように、
下地基板における電流狭窄層22は平坦になっているた
め、該電流狭窄層22に積層されるクラッド層23の上
面は平坦になり、該クラッド層23上に積層される光ガ
イド層24および活性層25は均一な厚さにそれぞれ積
層される。そして、各クラッド層23および27と活性
層25との間には、それぞれ両者の屈折率の中間の屈折
率を有する光ガイド層24および26が設けられている
ため、共振器中央部には、前記実施例の半導体レーザ素
子と同様に、SCH構造になっている。
これに対して、共振器各端面近傍部では、第2図(C)
に示すように、電流狭窄層22に積層されるp型クラッ
ド層23およびp型光ガイド層24は、電流狭窄層にお
ける一対の各凹部22a間では各凹部22a内に結晶が
流動することにより薄層化される。
特に、p型クラッド層23上に積層されるp型光ガイド
層24は、実質的に光ガイド層として機能しない程度ま
で薄層化される。これにより、共振器各端面近傍部では
、前記実施例と同様に、LOG構造になる。
本実施例の半導体レーザ素子でも、閾値電流は30mA
と低減することができ、遠視野像の半値角は水平方向で
10度、垂直方向で30度であり、槙モードも200m
Wまで安定していた。50℃、40mWでのエージング
試験でも、2000時間以上にわたって安定的に動作し
た。
本発明の第3実施例の半導体レーザ素子を第3図(a)
〜(c)に示す。第3図(a)は本実施例における下地
基板の斜視図である。該下地基板は、p型GaAs基板
31上にn型GaAs1i流狭窄層32が厚さ0.8μ
漏に積層されている。該電流狭窄層32の共振器各端面
近傍部では、幅方向中央部に断面7字状で底部が基板3
1に達するストライプ状チャネル32aが形成されてい
る。該チャネル32aの開口幅は、例えば4μmとなっ
ている。該電流狭窄層32の共振器中央部では、幅方向
中央部に基板31に達する断面台形状のストライブ状チ
ャネル32bが、共振器各端面近傍部におけるそれぞれ
のチャネル32aに連続するように形成されている。該
チャネル32bの開口幅は、共振器各端面近傍部のチャ
ネル開口幅よりも広(、例えば、7μmとされている。
該下地基板における電流狭窄層32上には、前記各実施
例と同様の組成でなるp型A1g、5Ga2,5Asク
ラッド層33、p型A1B1,4GaB、6As光ガイ
ド層34、p型A1B、13GaB47As活性層35
、n型Al@、4Ga@、6As光ガイド層36、n型
AlB1.60a@4ASクラッド層37、n型GaA
sキャップ層38が、順次、エピタキシャル成長により
積層されている。そして、基板31およびキャップ層3
8に電極3Gおよび39がそれぞれ配設されている。
本実施例では、下地基板上に各層を積層する際に、電流
狭窄層32における共振器中央部に形成されたチャネル
32bの開口幅が共振器各端面近傍部に形成されたチャ
ネル32aの開口幅よりも広くなっているために、共振
器中央部のチャネル32b内に積層されたクラッド層3
3は、東3図(b)に示すように、その上面が凹状に窪
み、該クラッド層33上に積層されるp型光ガイド層3
4は、該チャネル32b上では凹状に窪んだ部分内に流
動するため厚くなる。
これtこ対し、共振器各端面近傍部では、チャネル32
aの開口幅が狭いために、該チャネル32a内に積層さ
れるクラッド層33は、第3図(C)に示すように、上
面が凹状に窪まず平坦になる。従って、該クラッド層3
3上に積層される光ガイド層34は、チャネル32aの
上方域でも所定の厚さに積層される。
該光ガイド層34は、共振器各端面近傍部では、例えば
、0.10amの厚さに積層されるが、共振器中央部に
おけるチャネル32bの上方域では、0.15μmの厚
さとされる。
このように、本実施例の半導体レーザ素子でも、活性層
とクラッド層との間に積層された光ガイド層の厚さが共
振器各端面近傍部では共振器中央部よりも薄くなってい
るため、共振器長、共振器各端面近傍部および共振器中
央部が前記各実施例と同様の寸法とした場合には、発振
閾値電流は27mAと低減できた。また、共振器各端面
近傍部では、SCH構造になっているため、遠視野像の
半値角は垂直方向で35[と広くなった。また、最高出
力(CoDレベル)は、150vWテあり、50℃、4
0mW出のエージング試験においても、2000時間以
上劣化が認められなかった。
(発明の効果) 本発明の半導体レーザ素子は、このように、活性層とク
ラッド層との間に、両層の屈折率の中間の屈折率を有す
る光ガイド層が配設されており、該光ガイド層が、共振
器中央部では厚くなっているため、光閉じ込め係数を増
加させて発振閾値電流を低減することができ、従って、
注入電流によるジュール熱の発生を抑制し得るとともに
、自然放出光の発生を抑制し得て該自然放出光による発
熱も抑制し得る。共振器の端面近傍部では光ガイド層が
薄くなっているため、該端面近傍部では、電界分布を活
性層よりも光ガイド層側に偏在させることができ、劣化
が最も激しい端面において活性層内の光密度を低減する
ことができ、端面劣化を抑制し得て高出力により長期間
安定的に動作し得る。さらに、出射ビームの垂直方向の
広がり角度を大きくすることができ、ビーム真円率の低
下が抑制される。
4、    の   な言 口 第1図(a)〜(d)は本発明の半導体レーザ素子の第
1実施例を示し、第1図(a)は、該半導体レーザ素子
の下地基板の斜視図、第1図(b)は第1図(a)のB
−B線における断面図、第1図(C)は第1図(a)の
C−C線における断面図、第1図(d)は第1図(a)
のD−D線における断面図、第2図(a)〜(C)は本
発明の半導体レーザ素子の第2実施例を示し、第2図(
a)は、該半導体レーザ素子の下地基板の斜視図、東2
図(b)は第2図(a)のB−B線における断面図、第
2図(C)は第2図(a)のC−C線における断面図、
第3図(a)〜<c>は本発明の半導体レーザ素子の第
3実施例を示し、第3図(a)は、該半導体レーザ素子
の下地基板の斜視図、ヌ3図(b)は第3図(a)のB
−B線における断面図、箪3図(C)は第3図(a)の
C−C線における断面図、第4図(a)は従来の半導体
レーザ素子の斜視図、箪4図(b)はその特性を示すグ
ラフ、第5図は半導体レーザ素子の活性層の厚さと光閉
じ込め係数との比と活性層の厚さとの関係を示すグラフ
、第6図は従来の半導体レーザ素子の他の例を示す構成
図である。
11、21.31・p型GaAs基板、 12.22.
32−・n型GaAs電流狭窄層、 12b、22b、
 32b・・・チャネル、 13.23.33・p型A
t@、6Ga@、@Asクラッド層、 !4,24.3
4 ・・・p型Al@、4Ga@、6As光ガイド層、
15.35.45−p型Ga1、lI?A11.13A
S活性層、16.26.36− n型A11I、4Ga
@、BAsガイド層、17.27.31・・・n型At
g、5Ga@、5Asクラッド層、18.28.38=
−n型GaAsキャ、ブ層。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、活性層とクラッド層との間に両層の屈折率の中間の
    屈折率を有する光ガイド層が積層されており、該活性層
    にストライプ状の発振領域が形成された半導体レーザ素
    子であって、前記光ガイド層の厚さが、共振器の少なく
    とも一方の端面近傍部において薄く、共振器の該端面近
    傍部を除く中央部分において厚くなっている半導体レー
    ザ素子。
JP7782689A 1989-03-28 1989-03-28 半導体レーザ素子 Pending JPH02254784A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270028A (ja) * 2005-02-25 2006-10-05 Mitsubishi Electric Corp 半導体発光素子
JP2007273901A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Mitsubishi Electric Corp 半導体発光素子

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