JPH02253904A - 更生タイヤ用トレッド金型 - Google Patents
更生タイヤ用トレッド金型Info
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- JPH02253904A JPH02253904A JP7739089A JP7739089A JPH02253904A JP H02253904 A JPH02253904 A JP H02253904A JP 7739089 A JP7739089 A JP 7739089A JP 7739089 A JP7739089 A JP 7739089A JP H02253904 A JPH02253904 A JP H02253904A
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- tread
- rubber
- cavity
- mold
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は更生タイヤ用トレッド金型であって、特に、台
タイヤにクッシラン層を介して加硫接着される加硫済み
トレッドを製造するための金型に関する。
タイヤにクッシラン層を介して加硫接着される加硫済み
トレッドを製造するための金型に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題]一般に、
この種の金型としては、第6図に示す様に、キャビティ
aの両側端近傍に、仕切部す。
この種の金型としては、第6図に示す様に、キャビティ
aの両側端近傍に、仕切部す。
bを介してゴム逃げ溜部c、cが長手方向に沿って形成
されるが、従来では、回倒の如く溜部Cの容積は小さく
、また、キャビティaの側面dは傾斜面状とされ、ゴム
逃げ溜部Cの内側面eは鉛直面状とされている。そのた
め、加硫中にゴムの逆戻りが生じ、ベア等の不良が生じ
、さらには、加硫ロット間において、トレッドの厚さ寸
法にバラツキが生じる虞れがあり、また、加硫成型後、
はみ出しゴム付トレッドからはみ出しゴムを切除するの
が容易でなく、作業性が悪いという問題があヮた。
されるが、従来では、回倒の如く溜部Cの容積は小さく
、また、キャビティaの側面dは傾斜面状とされ、ゴム
逃げ溜部Cの内側面eは鉛直面状とされている。そのた
め、加硫中にゴムの逆戻りが生じ、ベア等の不良が生じ
、さらには、加硫ロット間において、トレッドの厚さ寸
法にバラツキが生じる虞れがあり、また、加硫成型後、
はみ出しゴム付トレッドからはみ出しゴムを切除するの
が容易でなく、作業性が悪いという問題があヮた。
そこで、本発明では、高精度にて厚さ寸法を設定するこ
とができ、しかもベア等の不良が生じることなく、更に
、はみ出しゴムの切除作業性に優れた更生タイヤ用トレ
ッド金型を提供することを目的とする。
とができ、しかもベア等の不良が生じることなく、更に
、はみ出しゴムの切除作業性に優れた更生タイヤ用トレ
ッド金型を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明に係る更生タイヤ用
トレッド金型は、トレッドを形成するキャビティの両側
端近傍に、仕切部を介してゴム逃げ溜部を長子方向に沿
って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部の全体の容積を、
上記キャビティの容積の2.5%〜10%としたもので
あり、また、ゴム逃げ溜部の内側面を、鉛直面に対して
1o°〜70’の角度でもって合わせ面側に拡大する傾
斜面としたものであり、また、キャビティの側面外端部
に面取部を設け、かつ、外面取部の切欠面を、水平面に
対して30°〜70′の角度に設定したものであり、ま
た、ゴム逃げ溜部の内側面を、鉛直面に対して10°〜
70@の角度でもフて合わせ面側に拡大する傾斜面とし
、かつ、上記キャビティの側面外端部に面取部を形成す
ると共に、該面取部の切欠面を、水平面に対して30″
°〜70”の角度・に設定したものであり、また、ゴム
逃げ溜部の全体の容積を、上記キャビティの容積の2.
5%〜10%とし、かつ、咳ゴム逃げ溜部の内側面を、
鉛直面に対して10°〜70”の角度でもって合わせ面
側に拡大する傾斜面としたものであり、また、ゴム逃げ
溜部の全体の容積を、上記キャビティの容積の 2.5
%〜10 %とし、さらに、該キャビティの側面外端
部に面取部を設けると共に、接面取部の切欠面を、水平
面に対して30°〜70°の角度に設定したものであり
、また、ゴム逃げ溜部の全体の容積を、上記キャビティ
の容積の2.5%〜lG%とし、さらに、該ゴム逃げ溜
部の内側面を、鉛直面に対して10°〜70°の角度で
もって合わせ面側に拡大する傾斜面とし、かつ、上記キ
ャビティの側面外端部に面取部を形成すると共に、該面
取部の切欠面を、水平面に対して30’〜70°の角度
に設定したものである。
トレッド金型は、トレッドを形成するキャビティの両側
端近傍に、仕切部を介してゴム逃げ溜部を長子方向に沿
って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部の全体の容積を、
上記キャビティの容積の2.5%〜10%としたもので
あり、また、ゴム逃げ溜部の内側面を、鉛直面に対して
1o°〜70’の角度でもって合わせ面側に拡大する傾
斜面としたものであり、また、キャビティの側面外端部
に面取部を設け、かつ、外面取部の切欠面を、水平面に
対して30°〜70′の角度に設定したものであり、ま
た、ゴム逃げ溜部の内側面を、鉛直面に対して10°〜
70@の角度でもフて合わせ面側に拡大する傾斜面とし
、かつ、上記キャビティの側面外端部に面取部を形成す
ると共に、該面取部の切欠面を、水平面に対して30″
°〜70”の角度・に設定したものであり、また、ゴム
逃げ溜部の全体の容積を、上記キャビティの容積の2.
5%〜10%とし、かつ、咳ゴム逃げ溜部の内側面を、
鉛直面に対して10°〜70”の角度でもって合わせ面
側に拡大する傾斜面としたものであり、また、ゴム逃げ
溜部の全体の容積を、上記キャビティの容積の 2.5
%〜10 %とし、さらに、該キャビティの側面外端
部に面取部を設けると共に、接面取部の切欠面を、水平
面に対して30°〜70°の角度に設定したものであり
、また、ゴム逃げ溜部の全体の容積を、上記キャビティ
の容積の2.5%〜lG%とし、さらに、該ゴム逃げ溜
部の内側面を、鉛直面に対して10°〜70°の角度で
もって合わせ面側に拡大する傾斜面とし、かつ、上記キ
ャビティの側面外端部に面取部を形成すると共に、該面
取部の切欠面を、水平面に対して30’〜70°の角度
に設定したものである。
ゴム逃げ溜部の全体の容積が、キャビティの容積の2.
5%〜10%であれば、加硫中には、余分なゴムは完全
にゴム逃げ溜部に流れ込み、スラグへの押圧力が不足す
ることがなく、しかも、流れ込み量がゴム逃げ溜部の容
積より大とならないように設定することができる。
5%〜10%であれば、加硫中には、余分なゴムは完全
にゴム逃げ溜部に流れ込み、スラグへの押圧力が不足す
ることがなく、しかも、流れ込み量がゴム逃げ溜部の容
積より大とならないように設定することができる。
また、ゴム逃げ溜部の内側面が10°〜70″の傾斜面
とされれば、はみ出しゴムと製品(トレッド)との間の
空間部が広くなり、該はみ出しゴムの切り離す際に、ナ
イフ等を挿入させやすい。
とされれば、はみ出しゴムと製品(トレッド)との間の
空間部が広くなり、該はみ出しゴムの切り離す際に、ナ
イフ等を挿入させやすい。
さらに、キャビティの側面外端部に、面取部を設けると
共に、該面取部の切欠面を、水平面に対して30@〜7
01の角度に設定すれば、ウィング部が形成されること
になり、このトレッドを台タイヤに結合させた際に、該
ウィング部が台タイヤとトレッドとの境界部をカバーす
ることになり、該のような傾斜面としたことによって該
溜部へのゴムの流れが遅くなり、その結果、スラグへの
押圧力を一層十分なものとすることができる。
共に、該面取部の切欠面を、水平面に対して30@〜7
01の角度に設定すれば、ウィング部が形成されること
になり、このトレッドを台タイヤに結合させた際に、該
ウィング部が台タイヤとトレッドとの境界部をカバーす
ることになり、該のような傾斜面としたことによって該
溜部へのゴムの流れが遅くなり、その結果、スラグへの
押圧力を一層十分なものとすることができる。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。
第2図は本発明に係る更生タイヤ用トレッド金型の簡略
図を示し、この金型は、第5図に示す様に、トレッド1
が合タイヤ2にクツシロン層3を介して結合されてなる
更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を加硫成形するた
めのものであり、上下型5,6と、エアバック7と、を
備えている。
図を示し、この金型は、第5図に示す様に、トレッド1
が合タイヤ2にクツシロン層3を介して結合されてなる
更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を加硫成形するた
めのものであり、上下型5,6と、エアバック7と、を
備えている。
また、下型6は、パターンピッチ毎のパターン模様(溝
)を有する板状の多数個のセグメントを、相互に両端が
接するようにプレス基板31上に縦列させてなるもので
あり、上型5はプレス上枠(図示省略)に固定されてい
る0図中、32はプレス基台である。
)を有する板状の多数個のセグメントを、相互に両端が
接するようにプレス基板31上に縦列させてなるもので
あり、上型5はプレス上枠(図示省略)に固定されてい
る0図中、32はプレス基台である。
従って、この金型は下型6上にスラグS()レッド1用
の生ゴム)を載置し、そして、上型5に対して下型6を
上昇させ、該スラグSを挟圧加硫する・。
の生ゴム)を載置し、そして、上型5に対して下型6を
上昇させ、該スラグSを挟圧加硫する・。
そして、金型の閉状態では、第1図に示す樺に、上型5
の下面5aとの間にトレッドlを形成すべきキャビティ
8が形成され、さらには、該キャビティ8の両側端近傍
に、仕切部9.9を介してゴム逃げ溜部io、 toが
長手方向に沿って形成されている。
の下面5aとの間にトレッドlを形成すべきキャビティ
8が形成され、さらには、該キャビティ8の両側端近傍
に、仕切部9.9を介してゴム逃げ溜部io、 toが
長手方向に沿って形成されている。
そして、この場合、ゴム逃げ溜部10.10の全容積は
、キャビティ8の容積の2.5%〜lO%とされ、また
、ゴム逃げ溜部10は外側面11が鉛直面とされ、内側
面12が傾斜面とされる。ここで、この傾斜面の傾斜角
度θ1とは、鉛直面に対して10°〜70゜の角度であ
って、合わせ面側に拡大する。
、キャビティ8の容積の2.5%〜lO%とされ、また
、ゴム逃げ溜部10は外側面11が鉛直面とされ、内側
面12が傾斜面とされる。ここで、この傾斜面の傾斜角
度θ1とは、鉛直面に対して10°〜70゜の角度であ
って、合わせ面側に拡大する。
また、キャビティ8の側面13.13は、鉛直面に対し
て所定角度(10°〜15°)でもって傾斜し、その外
端部に、面取部14.14が形成されている。
て所定角度(10°〜15°)でもって傾斜し、その外
端部に、面取部14.14が形成されている。
そして、この面取部14の切欠面15は、水平面に対し
て30°〜70”の傾斜角度θ、でもってキャビティB
側へ拡大する傾斜面とされる。
て30°〜70”の傾斜角度θ、でもってキャビティB
側へ拡大する傾斜面とされる。
次に、上述の金型を使用してトレッドlを製造する方法
を説明する。
を説明する。
まず、下型6上にスラグSを載置する。この場合のスラ
グSは、キャビティ8の容積より2.5%以上条目とす
る。けだし、少なければ、スラグSを十分に押圧するこ
とができず、ベア発生等の不良品となるからである。
グSは、キャビティ8の容積より2.5%以上条目とす
る。けだし、少なければ、スラグSを十分に押圧するこ
とができず、ベア発生等の不良品となるからである。
そして、下型6を第2図の矢印の如く、エアバッグ7の
膨張により上型5に対して上昇させ、金型を閉状態とし
て、加熱加圧する。このとき、余分なゴムは、仕切部9
.9を介してゴム逃げ溜部10、10に流れ、第3図に
示す樺に、はみ出しゴム16付トレツド1が形成される
。
膨張により上型5に対して上昇させ、金型を閉状態とし
て、加熱加圧する。このとき、余分なゴムは、仕切部9
.9を介してゴム逃げ溜部10、10に流れ、第3図に
示す樺に、はみ出しゴム16付トレツド1が形成される
。
次に、エアバッグ7を収縮して下型6を下降させ金型を
開状態として、はみ出しゴム16付トレツド1を該金型
から取り出し、第3図に仮想線で示す樺に、はみ出しゴ
ム16をトレッド1から切り離せば、台タイヤ2に取付
けるための加硫済のトレッド1が形成される。ここに、
ゴム逃げ溜部10゜10の全容積を、キャビティ8の容
積の2.5%〜lO%としたのは、この範囲より小であ
れば、金型閉状態において、スラグSへの押圧力が不足
し、トレッド表面に、ベア、エア溜り等の不良が発生す
る虞れがあり、また、10%より大であれば、金型外へ
のゴムの流出により、加硫ロフト間のトレッドゲージの
不均一を招く虞れがあり、材料の無駄となるからである
。
開状態として、はみ出しゴム16付トレツド1を該金型
から取り出し、第3図に仮想線で示す樺に、はみ出しゴ
ム16をトレッド1から切り離せば、台タイヤ2に取付
けるための加硫済のトレッド1が形成される。ここに、
ゴム逃げ溜部10゜10の全容積を、キャビティ8の容
積の2.5%〜lO%としたのは、この範囲より小であ
れば、金型閉状態において、スラグSへの押圧力が不足
し、トレッド表面に、ベア、エア溜り等の不良が発生す
る虞れがあり、また、10%より大であれば、金型外へ
のゴムの流出により、加硫ロフト間のトレッドゲージの
不均一を招く虞れがあり、材料の無駄となるからである
。
しかして、金型から取り出されたはみ出しゴム16付ト
レンドlは、第4図に示す欅に、トレッド1とはみ出し
ゴム16とが、薄肉の連結部17を介して連結され、ト
レッド1の側面18とはみ出しゴム16の内側面19と
の間に空間部20が形成される。そして、はみ出しゴム
16を切り離すには、まず、連結部17の端部に、ナイ
フ、鋏等にて切り込みを形成し、その後、手ではみ出し
ゴム16を第3図に示す矢印の如く引張る。
レンドlは、第4図に示す欅に、トレッド1とはみ出し
ゴム16とが、薄肉の連結部17を介して連結され、ト
レッド1の側面18とはみ出しゴム16の内側面19と
の間に空間部20が形成される。そして、はみ出しゴム
16を切り離すには、まず、連結部17の端部に、ナイ
フ、鋏等にて切り込みを形成し、その後、手ではみ出し
ゴム16を第3図に示す矢印の如く引張る。
ここに、はみ出しゴム16の内側面19は傾斜面とされ
ているので、空間部20が大となり、ナイフ、鋏等のこ
の空間部20への挿入が容易となり、切り込みを形成す
る作業が極めて行ないやすいものとなる。また、傾斜角
度θヨを10@〜70°としたのは、この範囲より小で
あれば、手で引張っただけで切り離すことができないも
のとなり、また、この範囲より大であれば、溜り部10
の容積をとりにくいからである。
ているので、空間部20が大となり、ナイフ、鋏等のこ
の空間部20への挿入が容易となり、切り込みを形成す
る作業が極めて行ないやすいものとなる。また、傾斜角
度θヨを10@〜70°としたのは、この範囲より小で
あれば、手で引張っただけで切り離すことができないも
のとなり、また、この範囲より大であれば、溜り部10
の容積をとりにくいからである。
また、第4図に示す一点鎖線に沿ってはみ出しゴム16
をトレッド1から切り離せば、トレッド1には、面取部
14にてトレッドと台タイヤの境界部をカバーするウィ
ング部21が形成される。ここに、面取部14の切欠面
15の傾斜角度θ8を、30°〜70゜としたのは、こ
の範囲より小であれば、ウィング部21の肉厚寸法が小
となり、仕上げの際のパフがけを行ないにくくなり、ま
た、この範囲より大であれば、ウィング部21の突出長
さが短くなって、このウィング部21がなくなる式れが
あるからである。
をトレッド1から切り離せば、トレッド1には、面取部
14にてトレッドと台タイヤの境界部をカバーするウィ
ング部21が形成される。ここに、面取部14の切欠面
15の傾斜角度θ8を、30°〜70゜としたのは、こ
の範囲より小であれば、ウィング部21の肉厚寸法が小
となり、仕上げの際のパフがけを行ないにくくなり、ま
た、この範囲より大であれば、ウィング部21の突出長
さが短くなって、このウィング部21がなくなる式れが
あるからである。
しかして、上述の如く形成された加硫済みトレッド1は
、第5図に示す樟に、台タイヤ2に、クツシラン層3を
介して結合され、クツシラン層3を加硫することにより
トレッド1と台タイヤ2が一体化され、更生タイヤ4が
形成される。
、第5図に示す樟に、台タイヤ2に、クツシラン層3を
介して結合され、クツシラン層3を加硫することにより
トレッド1と台タイヤ2が一体化され、更生タイヤ4が
形成される。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、ゴ
ム逃げ溜部10の容積をキャビティ8の容積の2.5%
〜10%とすること(以下■という、)、ゴム逃げ溜部
10の内側面12を傾斜角度θ1が10°〜70’とさ
れる傾斜面とすること(以下■という、)、面取部14
の切欠面15を傾斜角度θ2が30@〜70°とされる
傾斜面とすること(以下■という、)のうちの少なくと
も一つを備えていればよい、つまり、■のみ、■のみ、
■のみ、■と■、■と■、■と■、■と■と■(実施例
)を備えているものであってもよい、また、実施例とは
上下逆の金型であってもよい、つまり、上型にキャビテ
ィ8及びゴム逃げ溜部10を形成する凹溝を設けるよう
にするも好ましい。
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、ゴ
ム逃げ溜部10の容積をキャビティ8の容積の2.5%
〜10%とすること(以下■という、)、ゴム逃げ溜部
10の内側面12を傾斜角度θ1が10°〜70’とさ
れる傾斜面とすること(以下■という、)、面取部14
の切欠面15を傾斜角度θ2が30@〜70°とされる
傾斜面とすること(以下■という、)のうちの少なくと
も一つを備えていればよい、つまり、■のみ、■のみ、
■のみ、■と■、■と■、■と■、■と■と■(実施例
)を備えているものであってもよい、また、実施例とは
上下逆の金型であってもよい、つまり、上型にキャビテ
ィ8及びゴム逃げ溜部10を形成する凹溝を設けるよう
にするも好ましい。
本発明は、上述の如く構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
る効果を奏する。
ゴム逃げ溜部10.10の全体の容積をキャビティ8の
容積の2.5%〜10%とすれば、スラグSへの押圧力
が不足するということがなく、加硫ロフト毎のトレッド
1の厚さ寸法にバラツキがなくなり高精度のトレッド1
を製造することができ、しかも、ゴムの逆戻り現象がな
く、ベア等の不良が生じない。
容積の2.5%〜10%とすれば、スラグSへの押圧力
が不足するということがなく、加硫ロフト毎のトレッド
1の厚さ寸法にバラツキがなくなり高精度のトレッド1
を製造することができ、しかも、ゴムの逆戻り現象がな
く、ベア等の不良が生じない。
また、ゴム逃げ溜部10の内側面12を傾斜角度θ。
が10“〜70@とされる傾斜面とすれば、トレッドl
とはみ出しゴム16の間の空間部20が大となり、はみ
出しゴム16の切り離し作業が容易となる。
とはみ出しゴム16の間の空間部20が大となり、はみ
出しゴム16の切り離し作業が容易となる。
さらに、面取部14の切欠面15の傾斜角度θ8を、3
0°〜70″とすれば、トレッドと台タイヤの境界部を
カバーするウィング部21を確実に形成することができ
、境界部の剥離損傷の防止に寄与する。
0°〜70″とすれば、トレッドと台タイヤの境界部を
カバーするウィング部21を確実に形成することができ
、境界部の剥離損傷の防止に寄与する。
また、キャビティ8とゴム逃げ溜部10の仕切部9のプ
ロファイルを上述の通り特定の傾斜面としたので、溜部
10へのゴム流れが遅くなり、スラグSへの押圧力が一
層十分なものとなる。
ロファイルを上述の通り特定の傾斜面としたので、溜部
10へのゴム流れが遅くなり、スラグSへの押圧力が一
層十分なものとなる。
第1図は本発明の一実施例の要部拡大断面図、第2図は
全体の簡略断面斜視図、第3図は加硫後のトレッドの斜
視図、第4図は同拡大断面図、第5図は更生タイヤの断
面図である。第6図は従来の下型の要部断面図である。 1・・・トレッド、4・・・更生タイヤ、8・・・キャ
ビティ、9・・・仕切部、10・・・ゴム逃げ溜部、1
2・・・内側面、13・・・側面、14・・・面取部、
15・・・切欠面、θ1.θ。 ・・・角度。
全体の簡略断面斜視図、第3図は加硫後のトレッドの斜
視図、第4図は同拡大断面図、第5図は更生タイヤの断
面図である。第6図は従来の下型の要部断面図である。 1・・・トレッド、4・・・更生タイヤ、8・・・キャ
ビティ、9・・・仕切部、10・・・ゴム逃げ溜部、1
2・・・内側面、13・・・側面、14・・・面取部、
15・・・切欠面、θ1.θ。 ・・・角度。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部10、10の
全体の容積を、上記キャビティ8の容積の2.5%〜1
0%としたことを特徴とする更生タイヤ用トレッド金型
。 2、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部10の内側面
12を、鉛直面に対して10°〜70°の角度θ_1で
もって合わせ面側に拡大する傾斜面としたことを特徴と
する更生タイヤ用トレッド金型。 3、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該キャビティ8の側面13外
端部に面取部14を設け、かつ、該面取部14の切欠面
15を、水平面に対して30°〜70°の角度θ_2に
設定したことを特徴とする更生タイヤ用トレッド金型。 4、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部10の内側面
12を、鉛直面に対して10°〜70°の角度θ_1で
もって合わせ面側に拡大する傾斜面とし、かつ、上記キ
ャビティ8の側面13外端部に面取部14を形成すると
共に、該面取部14の切欠面15を、水平面に対して3
0°〜70°の角度θ_2に設定したことを特徴とする
更生タイヤ用トレッド金型。 5、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部10、10の
全体の容積を、上記キャビティ8の容積の2.5%〜1
0%とし、かつ、該ゴム逃げ溜部10の内側面12を、
鉛直面に対して10°〜70°の角度θ_1でもって合
わせ面側に拡大する傾斜面としたことを特徴とする更生
タイヤ用トレッド金型。 6、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部10、10の
全体の容積を、上記キャビティ8の容積の2.5%〜1
0%とし、さらに、該キャビティ8の側面13外端部に
面取部14を設けると共に、該面取部14の切欠面15
を、水平面に対して30°〜70°の角度θ_2に設定
したことを特徴とする更生タイヤ用トレッド金型。 7、更生タイヤ4用の加硫済みトレッド1を製造するた
めの金型であって、 トレッド1を形成するキャビティ8の両側端近傍に、仕
切部9、9を介してゴム逃げ溜部10、10を長手方向
に沿って形成すると共に、該ゴム逃げ溜部10、10の
全体の容積を、上記キャビティ8の容積の2.5%〜1
0%とし、さらに、該ゴム逃げ溜部10の内側面12を
、鉛直面に対して10°〜70°の角度θ_1でもって
合わせ面側に拡大する傾斜面とし、かつ、上記キャビテ
ィ8の側面13外端部に面取部14を形成すると共に、
該面取部14の切欠面15を、水平面に対して30°〜
70°の角度θ_2に設定したことを特徴とする更生タ
イヤ用トレッド金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1077390A JPH064249B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 更生タイヤ用トレッド金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1077390A JPH064249B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 更生タイヤ用トレッド金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02253904A true JPH02253904A (ja) | 1990-10-12 |
JPH064249B2 JPH064249B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=13632565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1077390A Expired - Lifetime JPH064249B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 更生タイヤ用トレッド金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064249B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5932153A (en) * | 1996-01-25 | 1999-08-03 | The Standard Products Company | Tire tread |
WO2007136091A1 (ja) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
JP2008056176A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS548680A (en) * | 1977-06-21 | 1979-01-23 | Toyo Tire & Rubber Co | Method of renewing pnematic tire |
JPS55160606A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Tread for reforming tire |
JPS5684404A (en) * | 1979-12-11 | 1981-07-09 | Toda Kogyo Corp | Manufacture of magnetic alloy powder composed primarily of iron or metallic iron magnetic powder |
JPS59102408U (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-10 | 住友ゴム工業株式会社 | 更生タイヤ |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP1077390A patent/JPH064249B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2007136091A1 (ja) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
US8256479B2 (en) | 2006-05-24 | 2012-09-04 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
JP2008056176A (ja) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064249B2 (ja) | 1994-01-19 |
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