JPH02252648A - イオン溶出燒結体 - Google Patents

イオン溶出燒結体

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JPH02252648A
JPH02252648A JP1071671A JP7167189A JPH02252648A JP H02252648 A JPH02252648 A JP H02252648A JP 1071671 A JP1071671 A JP 1071671A JP 7167189 A JP7167189 A JP 7167189A JP H02252648 A JPH02252648 A JP H02252648A
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JP
Japan
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ion
sintered product
eluting
sintered body
nickel
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Pending
Application number
JP1071671A
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English (en)
Inventor
Shoji Ichimura
昭二 市村
Naomi Iwagou
岩合 直美
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Individual
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的及び分野) 近年生体反応の研究により、マンガン、モリブデン、鉄
、銅、コバルト、亜鉛等の遷移金属イオンは、生体の配
位子との結合力が強いため、生体の代謝、増殖等に際し
て酵素、蛋白質の活性の中心となっている場合が多いこ
とが解明されている。
これらのイオンは、酵素反応、蛋白質合成反応等の触媒
機態な有するものとされていることから、これら遷移金
属イオンを恒常的に順次供給することは生体反応を円滑
に遂行させるために極めて重要である。
このような点に着目して、出願人は既にマンガン、ニッ
ケル、コバルト、銅の5成分又はこのうちの適宜選択し
た4成分を有する複合酸化物によるイオン溶出焼結体の
構成について御庁に既に出願した(特願昭63−243
949号)。
しかし、4成分又は5成分の遷移金属を利用せずに、こ
れより少ない成分によって良好なイオン溶出体を得るこ
とが作業工程の簡便性等から模索されていた。
本発明はこのような要請に応じることを目的とするもの
である。
(発明の構成) 本発明の構成は、特許請求の範囲に記載したように、 (1)鉄、コバルト、銅の何れかと、マンガン、ニッケ
ルによる3成分の遷移金属の複合酸化物の焼結体からな
るイオン溶出焼結体 ■鉄、銅の何れかとニッケル及びコバルトによる3成分
の遷移金属の複合酸化物の焼結体からなるイオン溶出焼
結体 (3)マンガン及びニッケルの2成分の遷移金属の複合
酸化物の焼結体からなるイオン溶出焼結体■アルカリ金
属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、希土類酸化物の一
部又は全てを添加することによる特許請求の範囲0)、
■、(3)記載のイオン溶出焼結体 からなる。
即ち、本件特許は、前記(1)、■のように、マンガン
(Mn)、ニッケル(Ni)、コバルト(Go) 、鉄
(Fe)、銅(Cu )からの3成分(但しニッケルは
常に含まれ、鉄、銅、コバルトからなる3成分の場合は
あり得ない)、又は前記■のようにマンガン(Mn)、
ニッケル(Nj、)からの2成分の遷移金属の複合酸化
物の焼結体からなるイオン溶出焼結体である(尚マンガ
ンとコバルト、鉄、銅の内の何れかの2種類による組み
合わせで、複合酸化物の焼結体を形成することができな
い、)。
以下実施例に従って説明する。
本願の焼結体の典型的な製造工程は、以下に示す通りで
ある。
原料粉末秤量(秤量精度1/100〜i、’1ooo)
−配合比率(5時間〜24時間)−仮焼(900℃〜1
100℃)→微粉砕(粒度50μ以下)→加圧成形(圧
力= 8tons/crr?〜13tons/crn’
、加圧時間二数秒〜数lO秒)→グリーンシート成形−
本焼成(1200℃〜1500℃)→切削加工して粒状
とする熱論、上記の工程は本願のイオン溶出焼結体な得
る為の典型的な工程であって、本願の焼結体を得る方法
が前記の工程に限定される訳ではない。
実施例1 M n s 04 59.61%、N i 019.4
7%、Co s O419,31%による相対重量の混
合物を精度1/100で秤量し、全量を適量の水及び天
然メノウ石1kgを入れた容器に入れ、ラボミルで約5
時間仮焼焼成を行なう。この焼成粉末をラボミルで再び
混合粉砕し、粒度50μ以下の微粒子に調整し、成形後
1300℃の電気炉内で本焼成を行ないセラミックス化
する。焼成時間は12時間とし、0℃−婦 440℃、
  400℃→1100°C11100℃・11300
℃の三つの温度段階に分け、夫々の段階で数十分の保持
時間を置いた、1300”C本焼成時間は約2時間で、
1300℃までの昇温時間4時間、降温時間は6時間の
プログラムで焼成した。尚本焼成では酸素補給は行なわ
なかった。
このようにして得られた焼結体に対し、X線スペクトル
を求めたところ、第1(a)図に示すように、マンガ二
ノ、ニッケル、コバルトの(立置にシャープな頂点を有
するも、裾野・の部分がなだらかな傾斜を有するスペク
トルが確認され、これは元の酸化物の混合物ではなく、
固容体による複合酸化物であることが判明する2 そして前記複合酸化物にi5いては、Mn:Ni:CO
のモル比は3:  l:  1である。
特許請求の範囲(1)記載の構成において、コバルト(
Co)に代えて、鉄(Fe)又は銅(Cu)を用いる場
合においても、はぼ同様の使用によって、これらの元素
による複合酸化物を得ることが出来る。
実施例2 Mn50. 75.38%、N i O24,62%に
よる相対重量による混合物を精度1/100で秤量し、
全量を適量の水及び天然メノウ石1kgを入れた容器に
入れ、ラボミルで約5時間仮焼焼成を行なう。
この焼成粉末をラボミルで再び混合粉砕し、粒度50μ
以下の微粒子に調整し、成形後1300℃の電気炉内で
本焼成を行ないセラミックス化する。
焼成時間は12時間とし、 0℃−440℃、400℃
→1100℃、1100℃→1300℃の三つの温度段
階に分け、夫々の段階で数十分の保持時間を置いた、1
300℃本焼成時間は約2時間で、1300℃までの昇
温時間4時間、降温時間は6時間のプログラムで焼成し
た。尚本焼成では酸素補給は行なわなかった。
このようにして得られた焼結体に対し、X線スペクトル
を求めたところ、第1(b)図に示すように、マンガン
、ニッケルの位置にシャープなピークを有するも、裾野
部分が緩やかな傾斜となっているスペクトルが示され、
これによってマンガンとニッケルとの同容体にJ:る複
合酸化物が形成されていることが確認される。
そして、前記複合酸化物における、Mn:Niのモル比
は3:1である。
尚特許請求の範囲■記載の焼結体の場合には、アルカリ
金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、希土類酸化物は
、遷移金属の複合酸化物との間に混合物を形成し、新た
に複合酸化物を形成する訳ではないが、このようなアル
カリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、希土類酸化
物を添加するのは、特許請求の範囲(1)、■、(3)
記載の遷移金属による複合酸化物の焼結体の形成を円滑
に行なわせる為である。
(発明の作用・効果) 本願の各発明による焼結体を純水で洗浄後乾燥し、生理
電解質溶液に浸漬し、溶液の温度を調整しながら、上澄
み液を一定量採取し、イオン当量伝導率の測定によって
、複合酸化物を形成している金属元素の溶出イオンの全
体の濃度を検出し、更に原子吸光分光分析表によって、
各金属イオンを定量したところ、複合酸化物を形成して
いる各金属がイオンとなって溶出していることが判明し
た。
このようにイオンが溶出することは、従来の金属酸化物
には見られない特徴である。
本願の焼結体が従来の金属酸化物と異なり、電解質溶液
中に浸漬される根拠は複合酸化物を形成する結晶が、通
常の単純な金属酸化物に比し、それぞれ異なる金属イオ
ン同志が酸素を介して結合する為、結晶格子に歪が生じ
るか、又はこのような結晶において格子欠陥が生じ、こ
の為金属イオンと酸素イオンとの結合関係が単純な金属
酸化物に比し弱化し、金属イオンが遊離し易いこと等が
考えられるが、理論的な解明は十分行なわれている訳で
はない。
本願による焼結体を、膝関節病及び肩凝りを訴えている
患者に、膝の部分及び肩の部分に装着して一定期間に亙
って効果の有無をテストシたところ、多くの患者に効果
が有ることが判明した。
このような効果は、疾患部に対し前記実施例の焼結体が
一定の治療効果をもたらしたとを明らかにしているが、
これは、疾患部の皮膚を通じて内部に浸透した焼結体の
粉末が、体内において遷移金属イオンを溶出し、これに
よって疾患部に持続的な刺激を加え、疾患部の神経に持
続的な興奮を与えて鎮痛効果が生じるものと解される8
又、一定の大きさの体内に春菊を植え、(1)前記実施
例による焼結体を浸漬した水道の水を加えた場合、 ■水道の水を加えた場合、 (3)蒸留水のみを加えた場合、 等を比較した場合、(1)の場合が最も著しい春菊の成
長が見られ、(3)の場合には成長が極めて遅れ、■の
場合がその中間であることが判明した。
即ち本願の焼結体は、植物の生理にも影響し、植物の体
内に浸漬して、遷移金属イオンが溶出しこれによって植
物の組成の成長に作用を及ぼしたものと考えられる。
更には、一定の溶液中にバクテリヤを培養し、この内一
方には本願の焼結体によるイオンを溶液中に溶出した状
態とし、他方は何らこのようなイオンを溶液中に溶出し
ていない状態とした場合、イオン溶出の状態の溶液の方
がバクテリヤの成育が抑えられることが確認されている
即ち、本願のイオン焼結体は、バクテリヤの繁殖を抑制
する効果が有ることも確認されている。
このように、本発明の焼結体又はその粉末体は遷移金属
イオンを水中に溶出させるという比較的珍しい現象を呈
し、これによって生体内の神経を刺激し、医薬品、農業
栽培促進界、バクテリヤ繁殖抑制剤として利用される可
能性が極めて大きいことから、本発明は極めて将来性の
高い有益なものというべきである。
【図面の簡単な説明】
第1 (a)図、第1 (b)図:本発明のイオン溶出
焼結体の実施例におけるスペクトル分析を示すグラフ(
MNはマンガンの所在を示し、Goはコバルトの所在を
示し、NIはニッケルの所在を示す、)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄、コバルト、銅の何れかと、マンガン、ニッケ
    ルによる3成分の遷移金属の複合酸化物の焼結体からな
    るイオン溶出焼結体。
  2. (2)鉄、銅の何れかとニッケル及びコバルトによる3
    成分の遷移金属の複合酸化物の焼結体からなるイオン溶
    出焼結体。
  3. (3)マンガン及びニッケルの2成分の遷移金属の複合
    酸化物の焼結体からなるイオン溶出焼結体。
  4. (4)アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、
    希土類酸化物の一部又は全てを添加することによる特許
    請求の範囲(1)、(2)、(3)記載のイオン溶出焼
    結体。
JP1071671A 1989-03-27 1989-03-27 イオン溶出燒結体 Pending JPH02252648A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5278099A (en) * 1975-12-23 1977-07-01 Sumitomo Chemical Co Heattgenerating resistor
JPS5891054A (ja) * 1981-11-26 1983-05-30 山田 十一郎 ラジウム含有鉱石等粉末の焼成品
JPS61287412A (ja) * 1985-06-14 1986-12-17 Kamata Bio Eng Kk コーラルセラミック活性フィルターの製造方法
JPS6242985A (ja) * 1985-07-17 1987-02-24 プレジデント・アンド・フエロ−ズ・オブ・ハ−バ−ド・カレツジ β―ラクタム系抗生物質中間体の製造方法

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