JPH0225222Y2 - - Google Patents
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- JPH0225222Y2 JPH0225222Y2 JP1983118724U JP11872483U JPH0225222Y2 JP H0225222 Y2 JPH0225222 Y2 JP H0225222Y2 JP 1983118724 U JP1983118724 U JP 1983118724U JP 11872483 U JP11872483 U JP 11872483U JP H0225222 Y2 JPH0225222 Y2 JP H0225222Y2
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- ballast
- cut
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は放電灯安定器に関するものである。
第1図は従来の代表的な放電灯安定器の回路図
を示している。第1図において、1は交流電源、
2は安定器本体(リーケージトランス)であり、
コア(鉄心)に1次巻線3、2次巻線4および予
熱巻線5,6を巻装している。7は進相コンデン
サ、8は進相コンデンサ7の放電抵抗、9は雑音
防止用コンデンサ、10は放電ランプ、11は異
常時に異常温度を検出して電源を開閉するサーマ
ルプロテクタ(なくてもよい)である。
を示している。第1図において、1は交流電源、
2は安定器本体(リーケージトランス)であり、
コア(鉄心)に1次巻線3、2次巻線4および予
熱巻線5,6を巻装している。7は進相コンデン
サ、8は進相コンデンサ7の放電抵抗、9は雑音
防止用コンデンサ、10は放電ランプ、11は異
常時に異常温度を検出して電源を開閉するサーマ
ルプロテクタ(なくてもよい)である。
このような電気回路を有する放電灯安定器は、
構造的には第2図に示すように、安定器本体2,
進相コンデンサ7,放電抵抗8,雑音防止用コン
デンサ9およびサーマルプロテクタ11を、相互
間の配線13を半田付接続により行うとともに口
出し線14を半田付接続したのち、安定器ケース
12に収容し、その〓間を埋めるようにコンパウ
ンド15を安定器ケース12内に充填している。
構造的には第2図に示すように、安定器本体2,
進相コンデンサ7,放電抵抗8,雑音防止用コン
デンサ9およびサーマルプロテクタ11を、相互
間の配線13を半田付接続により行うとともに口
出し線14を半田付接続したのち、安定器ケース
12に収容し、その〓間を埋めるようにコンパウ
ンド15を安定器ケース12内に充填している。
16および17は口出し線14およびコイル引
出し線等の電線を半田付接続するための端子部で
ある。
出し線等の電線を半田付接続するための端子部で
ある。
放電灯安定器は、通常の使用状態ではその巻線
温度が種々の法規制で制限されており、許容温度
に押さえられている。しかし、巻線導体のエナメ
ル被覆や巻線に使用される絶縁物は熱に長期間さ
れられると徐々に熱劣化を生じ、最後には巻線内
部でレアシヨート等が生じ、安定器寿命となるも
のである。参考までに、JIS C 8108蛍光灯安定
器の解説では、この寿命が8〜10年と記載されて
いる。一方コンパウンド15は、最近では一般に
熱硬化性のポリエステル樹脂のような樹脂にけい
砂等のフイラーを入れて構成されている。このコ
ンパウンド15も、初期には樹脂成分が劣化をし
ていないが、熱劣化をしていくに従い物性変化を
起こし(機械的)接着力が落ち、フイラーがぼろ
ぼろするというような感じに変化してくる。この
ような状態において、巻線がレアシヨート等の寿
命異常を起こすと、安定器本体2の巻線に大電流
が流れ出し、巻線の温度上昇を大きくする。する
と、さらに巻線等の絶縁物の熱劣化が促進され、
レアシヨートや進相コンデンサ7等のパンクが生
じてくる。すると、さらに巻線の温度が上昇し、
口出し線14およびコイル引出し線等の電線を接
続している端子部16,17の半田が溶ける温度
に達することになる。
温度が種々の法規制で制限されており、許容温度
に押さえられている。しかし、巻線導体のエナメ
ル被覆や巻線に使用される絶縁物は熱に長期間さ
れられると徐々に熱劣化を生じ、最後には巻線内
部でレアシヨート等が生じ、安定器寿命となるも
のである。参考までに、JIS C 8108蛍光灯安定
器の解説では、この寿命が8〜10年と記載されて
いる。一方コンパウンド15は、最近では一般に
熱硬化性のポリエステル樹脂のような樹脂にけい
砂等のフイラーを入れて構成されている。このコ
ンパウンド15も、初期には樹脂成分が劣化をし
ていないが、熱劣化をしていくに従い物性変化を
起こし(機械的)接着力が落ち、フイラーがぼろ
ぼろするというような感じに変化してくる。この
ような状態において、巻線がレアシヨート等の寿
命異常を起こすと、安定器本体2の巻線に大電流
が流れ出し、巻線の温度上昇を大きくする。する
と、さらに巻線等の絶縁物の熱劣化が促進され、
レアシヨートや進相コンデンサ7等のパンクが生
じてくる。すると、さらに巻線の温度が上昇し、
口出し線14およびコイル引出し線等の電線を接
続している端子部16,17の半田が溶ける温度
に達することになる。
端子部16,17の半田が溶け出すと、安定器
内部の温度も高温になつており、圧力も上がつた
状態にあるので、その溶けた半田が徐々に熱劣化
したコンパウンド15のフイラーの間を毛細管現
象のような状態で外の方にしみ出していく。それ
が安定器ケース12に達すると、安定器ケース1
2→照明器具→アースと地絡が生じる危険性があ
り、地絡場所の極性によつては地絡電流が流れ、
大事故に至る危険性を有している。
内部の温度も高温になつており、圧力も上がつた
状態にあるので、その溶けた半田が徐々に熱劣化
したコンパウンド15のフイラーの間を毛細管現
象のような状態で外の方にしみ出していく。それ
が安定器ケース12に達すると、安定器ケース1
2→照明器具→アースと地絡が生じる危険性があ
り、地絡場所の極性によつては地絡電流が流れ、
大事故に至る危険性を有している。
このようなことを防止するために、ポリエステ
ル不織布のようなもので端子部16,17を覆う
ように安定器ケース12と安定器本体2との間に
上記不織布を入れたものもあるが、十分ではなか
つた。
ル不織布のようなもので端子部16,17を覆う
ように安定器ケース12と安定器本体2との間に
上記不織布を入れたものもあるが、十分ではなか
つた。
特に、1次巻線3と2次巻線4とを比較する
と、2次巻線4のレアシヨートでは無負荷2次電
圧が低下し、放電ランプ10が不点となつて温度
上昇が高くはなりにくいが、1次巻線3のレアシ
ヨートではその部分で循環電流が流れる他に、1
次巻線3の残りの部分に電源電圧が印加されるこ
とになり、過電圧印加のような効果が加わり、1
次巻線3の温度を高くすることになる。
と、2次巻線4のレアシヨートでは無負荷2次電
圧が低下し、放電ランプ10が不点となつて温度
上昇が高くはなりにくいが、1次巻線3のレアシ
ヨートではその部分で循環電流が流れる他に、1
次巻線3の残りの部分に電源電圧が印加されるこ
とになり、過電圧印加のような効果が加わり、1
次巻線3の温度を高くすることになる。
このように、特に1次巻線3の温度上昇が大き
くなり、1次巻線3に近接した端子部16,17
の温度が高くなり、その部分の半田が溶けて安定
器ケース12に地絡する場合があり、そうする
と、その端子部16,17のいかんによつては、
インピーダンスがない状態で地絡し、事故に至る
危険がある。
くなり、1次巻線3に近接した端子部16,17
の温度が高くなり、その部分の半田が溶けて安定
器ケース12に地絡する場合があり、そうする
と、その端子部16,17のいかんによつては、
インピーダンスがない状態で地絡し、事故に至る
危険がある。
この考案の目的は、寿命末期の異常温度上昇時
における地絡事故を防止することができる放電灯
安定器を提供することである。
における地絡事故を防止することができる放電灯
安定器を提供することである。
〔課題を解決するための手段)
この考案の放電灯安定器は、安定器本体を絶縁
材で包囲した状態で金属ケースに収容するととも
に前記安定器本体の端子板に電線を接続した放電
灯安定器において、前記端子板に切り起こし片を
設け、この切り起こし片によつて前記端子板と前
記電線とを介在物なく直接的に結合固着してい
る。
材で包囲した状態で金属ケースに収容するととも
に前記安定器本体の端子板に電線を接続した放電
灯安定器において、前記端子板に切り起こし片を
設け、この切り起こし片によつて前記端子板と前
記電線とを介在物なく直接的に結合固着してい
る。
この考案の構成によれば、端子板に切り起こし
片を形成し、この切り起こし片によつて端子板と
電線とを介在物なく直接的に結合固着しているの
で、寿命末期の異常温度上昇時においても、電線
の接続部材が溶融することはなく、地絡事故の発
生を防止することができる。
片を形成し、この切り起こし片によつて端子板と
電線とを介在物なく直接的に結合固着しているの
で、寿命末期の異常温度上昇時においても、電線
の接続部材が溶融することはなく、地絡事故の発
生を防止することができる。
また、端子板に設けた切り起こし片により電線
を接続するので、端子板の電線の接続に伴う寸法
的な広がりがなく、端子板間に一定の絶縁距離を
確保することができる。
を接続するので、端子板の電線の接続に伴う寸法
的な広がりがなく、端子板間に一定の絶縁距離を
確保することができる。
さらに、電線の接続のために、端子板に切り起
こし片を設けるだけであり、構造がきわめて簡単
であるので、端子板の製造時の歩留まりを向上さ
せることができ、コストダウンを達成することが
できる。
こし片を設けるだけであり、構造がきわめて簡単
であるので、端子板の製造時の歩留まりを向上さ
せることができ、コストダウンを達成することが
できる。
この考案の一実施例を第3図に基づいて説明す
る。すなわち、この放電灯安定器は、、第3図に
示すように、端子板18の先端付近の中央部に切
り起こし片18aを設け、口出し線19の導体部
を端子板18と切り起こし片18aとの間に差込
んだのち、切り起こし片18aと口出し線19の
導体部とをスポツト溶接することにより端子板1
8に口出し線19を接続したもので、その他は従
来例と同様である。
る。すなわち、この放電灯安定器は、、第3図に
示すように、端子板18の先端付近の中央部に切
り起こし片18aを設け、口出し線19の導体部
を端子板18と切り起こし片18aとの間に差込
んだのち、切り起こし片18aと口出し線19の
導体部とをスポツト溶接することにより端子板1
8に口出し線19を接続したもので、その他は従
来例と同様である。
この実施例は、スポツト溶接を行うことで端子
板18と口出し線19とを介在物なく直接的に接
合固着している。
板18と口出し線19とを介在物なく直接的に接
合固着している。
このように、この実施例は、溶融温度の低い半
田は用いずに、口出し線19を切り起こし片18
aにスポツト溶接により接続しているので、寿命
末期の異常温度上昇時における地絡事故を防止で
きる。このスポツト溶接による接続は、1次巻線
3の近傍の端子板に行うだけでも地絡事故を防止
できる。
田は用いずに、口出し線19を切り起こし片18
aにスポツト溶接により接続しているので、寿命
末期の異常温度上昇時における地絡事故を防止で
きる。このスポツト溶接による接続は、1次巻線
3の近傍の端子板に行うだけでも地絡事故を防止
できる。
また、この実施例では、端子板18の先端付近
の口出し線19の接続に伴う寸法的な広がりがな
く、端子板間の絶縁距離を一定に確保することが
でき、放電灯安定器が例えばラピツドスタート型
である場合のように、端子数が多いもので、かつ
照明器具の断面が制約されている場合に有効であ
る。
の口出し線19の接続に伴う寸法的な広がりがな
く、端子板間の絶縁距離を一定に確保することが
でき、放電灯安定器が例えばラピツドスタート型
である場合のように、端子数が多いもので、かつ
照明器具の断面が制約されている場合に有効であ
る。
さらに、口出し線19の接続のために、端子板
18に切り起こし片18aを設けるだけであり、
構造がきわめて簡単であり、別体の圧着リングを
付設するのとは異なるので、端子板18の製造時
の歩留まりを向上させることができ、コストダウ
ンを達成することができる。
18に切り起こし片18aを設けるだけであり、
構造がきわめて簡単であり、別体の圧着リングを
付設するのとは異なるので、端子板18の製造時
の歩留まりを向上させることができ、コストダウ
ンを達成することができる。
なお、この考案は、コンパウンド充填形の放電
灯安定器だけでなく、安定器本体を絶縁材でモー
ルドし、さらに金属板で包囲した構造の放電灯安
定器にも適用できる。
灯安定器だけでなく、安定器本体を絶縁材でモー
ルドし、さらに金属板で包囲した構造の放電灯安
定器にも適用できる。
この考案の放電灯安定器によれば、切り起こし
片によつて端子板と電線とを介在物なく直接的に
結合固着しているので、寿命末期の異常温度上昇
時における地絡事故を防止することができる。
片によつて端子板と電線とを介在物なく直接的に
結合固着しているので、寿命末期の異常温度上昇
時における地絡事故を防止することができる。
また、端子板に設けた切り起こし片により電線
を接続するので、端子板の電線の接続に伴う寸法
的な広がりがなく、端子板間の絶縁距離を一定に
確保することができる。
を接続するので、端子板の電線の接続に伴う寸法
的な広がりがなく、端子板間の絶縁距離を一定に
確保することができる。
さらに、電線の接続のために、端子板に切り起
こし片を設けるだけであり、構造がきわめて簡単
であるので、端子板の製造時の歩留まりを向上さ
せることができ、コストダウンを達成することが
できる。
こし片を設けるだけであり、構造がきわめて簡単
であるので、端子板の製造時の歩留まりを向上さ
せることができ、コストダウンを達成することが
できる。
第1図は従来の放電灯安定器の電気回路図、第
2図はその構造を示す断面図、第3図はこの考案
の一実施例の要部斜視図である。 2……安定器本体、3……1次巻線、4……2
次巻線、12……安定器ケース、14……口出し
線、15……コンパウンド、18……端子板、1
8a……切り起こし片、19……口出し線。
2図はその構造を示す断面図、第3図はこの考案
の一実施例の要部斜視図である。 2……安定器本体、3……1次巻線、4……2
次巻線、12……安定器ケース、14……口出し
線、15……コンパウンド、18……端子板、1
8a……切り起こし片、19……口出し線。
Claims (1)
- 安定器本体を絶縁材で包囲した状態で金属ケー
スに収容するとともに前記安定器本体の端子板に
電線を接続した放電灯安定器において、前記端子
板に切り起こし片を設け、この切り起こし片によ
つて前記端子板と前記電線とを介在物なく直接的
に結合固着したことを特徴とする放電灯安定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11872483U JPS6027424U (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 放電灯安定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11872483U JPS6027424U (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 放電灯安定器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6027424U JPS6027424U (ja) | 1985-02-25 |
JPH0225222Y2 true JPH0225222Y2 (ja) | 1990-07-11 |
Family
ID=30272766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11872483U Granted JPS6027424U (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 放電灯安定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027424U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06105660B2 (ja) * | 1986-04-24 | 1994-12-21 | 松下電工株式会社 | 進相型の放電灯安定器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5429351B2 (ja) * | 1976-04-13 | 1979-09-22 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50101849U (ja) * | 1974-01-24 | 1975-08-22 | ||
JPS5429351U (ja) * | 1977-07-30 | 1979-02-26 |
-
1983
- 1983-07-28 JP JP11872483U patent/JPS6027424U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5429351B2 (ja) * | 1976-04-13 | 1979-09-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6027424U (ja) | 1985-02-25 |
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