JPS5934106Y2 - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JPS5934106Y2
JPS5934106Y2 JP1978028437U JP2843778U JPS5934106Y2 JP S5934106 Y2 JPS5934106 Y2 JP S5934106Y2 JP 1978028437 U JP1978028437 U JP 1978028437U JP 2843778 U JP2843778 U JP 2843778U JP S5934106 Y2 JPS5934106 Y2 JP S5934106Y2
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JP
Japan
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winding
lead wire
insulating
terminal block
recess
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Expired
Application number
JP1978028437U
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JPS54132755U (ja
Inventor
俊樹 伊藤
信弘 藤井
Original Assignee
東芝ライテック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は過大な電流が流れたとき、引出し線を溶断させ
ることによって、巻線装置の異常な温度上昇による種々
の不都合を解消した巻線装置の改良に関する。
従来、実公昭49−38765号公報に示すものが知ら
れている。
このものは、熱溶融性の絶縁被膜を有する電線を用いて
なる巻線装置であって、巻線装置に対する過電流通流時
に、この過電流に伴う過熱により上記絶縁被膜を急速に
溶融し、これによってたとえば安定器として用いられて
いる巻線装置のイピーダンスを低くして、けい光ランプ
を断線して過電流をしゃ断し、安定器の発熱を防止しよ
うとするものである。
したがって、ランプの断線の原因を知らずにランプ交換
を行い、再び過電流が流れるランプが断線する問題があ
った。
さらに実開昭49−91747号公報に示すものも知ら
れている。
これは、引出し線を絶縁片に設けた凹部に沿わせるもの
であるが、過電流通流時、引出し線において、溶断する
点については開示されてない。
そして通常の巻線装置は絶縁劣化に伴って巻線装置本体
が過熱するのみで、引出し線は溶断しないので、仮に巻
線装装置のインピーダンスが低下することによってラン
プが断線した際は、これを知らずにランプ交換を行ない
、再びランプを断線させる問題を有していた。
一方、従来実開昭49−126381号公報に示すもの
も知られている。
このものは絶縁性の取付板に形成した凹孔に、充填層を
充填し、この中にヒユーズを設けたものである。
したがって、このものはヒユーズの溶断は充填層の中で
行われ、火花が外部に洩れない利点がある。
しがし、このものは充填層を必要とするため、高価にな
る欠点を有している。
また、実開昭51−38216号公報に示すものも従来
知られている。
このものは閉成した一対の板状端子間に近接して低融点
物質ブロックを設け、このブロックの後方にこのブロッ
クの押圧方向にばねによって付勢された絶縁板を配設し
ている。
そして、コイルの発熱により上記低融点ブロックが溶融
することにより絶縁板がばねに押圧されて一対の板状端
子間に挿通され、これによって、この一対の板状端子を
開放して回路をしゃ断するものである。
上記一対の板状端子、低融点ブロック、絶縁板を収納凹
部に収納するものであるが、この収納凹部は、十字状部
分、ブロック収納部、U字状切欠き部、絶縁板収納凹部
からなるものである。
したがってこのものは引き出し線が溶断した際にはこれ
に対する対策が施されていないので、付近への引火の虞
がある。
なお、異常時において、溶断部の火花が外部へ洩れない
構造であるが、この構造自体についても、絶縁板、低融
点ブロック、板状端子板およびばねを必要としていると
ともに、これらの収納のための収納凹部の構造も、上記
したように十字状部、ブロック収納部、切欠部等を必要
とするため、非常に複雑となり、高価となるのは避けら
れない。
本考案はこのような欠点を解消するためになされたもの
で、巻線および引出し線に過大な電流が流れたとき、引
出し線を溶断して過電流をしゃ断するとともに、引出し
線の溶断時に火花が発生しても燃焼物に引火する虞のな
い安全な巻線装置を簡単かつ安価に提供することを目的
とするものである。
本考案は、巻枠と、この巻枠に巻装された熱溶融性絶縁
被膜を有する巻線と、この巻線の引出し線と、この引出
し線を接続する端子台と、上記巻枠に一体にかつ上記端
子台および巻線間に位置する上記引出し線に沿って設け
られ上記引出し線を挿通ずる凹部を有する絶縁片とを具
備したことを特徴とする。
以下本考案の詳細を放電灯安定器に適用した図示実施例
を参照して説明する。
1,1は巻線で、トランス形の安定器を構成している。
この巻線1,1は熱溶融性の絶縁被膜たとえばウレタン
被膜を有する絶縁電線で、ばら巻きを可とするごのであ
る。
本実施例において、前記巻線1,1はそれぞれナイロン
等の絶縁性巻枠2,2に巻装されている。
3・・・・・・はそれぞれ前記巻線1,1の巻始め部分
および巻終り部分からなる引出し線で、端子台4・・・
・・・に接続されている。
5・・・・・・は絶縁片で、前記引出し線3・・・・・
・のそれぞれに沿って設けられており、巻線1と端子台
4間に位置する引出し線3・・・・・・を挿通する溝状
の凹部6・・・・・・を有している。
本実施例では、前記巻枠2,2がそれぞれ両端に鍔部7
,7を有しており、前記絶縁片5・・・・・・は一方の
鍔部7の一辺がら外方に向けてすながち鍔部7を介して
巻枠2に一体的に設けられている。
8は、前記巻線1,1を収納したケースで、このケース
8は基体9と、蓋体10とからなる。
本実施例において前記巻枠2,2は鉄心11に装着され
てケース8に収納されるもので、ケース8の基体9の上
端部で蓋体10を取付けると同時に、鉄心11を圧接固
定することによって巻線1,1を収納固定している。
12.12は鉄心11のカバーである。
つぎに作用を説明する。
巻線1,1が線間短絡あるいは層間短絡することにより
、その短絡部において、過熱により熱溶融性絶縁被膜が
溶融する。
そして、これによってさらに短絡が進行し、結局、上記
被膜の溶融が巻線1,1全体に広がり、巻線1,1を形
成する隣り合う電線同士が互いに電気的に接続された状
態となり、これによって巻線1,1の電流容量を引出し
線3・・・・・・に比べて増加させ、引出し線3・・・
・・・を溶断させる。
その際、この引出し線3・・・・・・は絶縁片5・・・
・・・の凹部6・・・・・・に挿通されているため、た
とえ火花が発生しても、この火花によって絶縁片5・・
・・・・あるいは造営物等(図示しない。
)に引火することはないので゛ある。
すなわち、凹部6・・・・・・に挿通されているため、
火花が発生してもその熱は絶縁片5・・・・・・に吸収
され、外部へ出る熱を少くできるから、放熱の良好でな
い絶縁片5゜5・・・・・・の角部や造営物等に引火し
ないのである。
なお、引出し線3・・・・・・は絶縁片5・・・・・・
の凹部6・・・・・・に挿通されているから、放熱がよ
く引出し線3・・・・・・の溶断時期が遅れると考えら
れるが、これは引出し線3・・・・・・の材質、線径、
絶縁片5・・・・・・の凹部6・・・・・・の大きさを
好適に選定することによって、ある値以上の過電流が流
れなとき確実かつ瞬時に溶断させるものである。
なお、巻線1の引出し線3は、外部へ導出のための蓋体
10の外方であって、絶縁片5の凹部6に沿う部分と、
蓋体10の内方に位置する部分(例えば巻線1および1
の間を連絡する部分)があるが、溶断に際しては、殆ん
ど凹部6に沿う部分が溶断する。
たとえば、それぞれ溶断した東芝電材製40W2灯用グ
ロースタートタイプ安定器(FBC−40144A)3
0台および40W2灯用ラビツドスタートタイプ安定器
(FRH−2−40122 A)30台について各安定
器における溶断個所を調べて見たところ、凹部6に沿う
部分以外のところで溶断したものはそれぞれ1台づつで
あり、他は凹部6に沿う部分において溶断していた。
その他の種類の安定器についても略同様な結果であった
これはつぎのような理由によるものと思われる。
引出線3の巻線1に沿う部分および巻線1.1間の部分
は、一般に金属製の蓋体10に対する絶縁のための絶縁
シートで覆われる。
そして、この状態でさらに巻線装置全体をワニス含浸処
理する。
ワニスはコイル1および蓋体10間に侵入し、この結果
上記各部分は絶縁シートおよびワニスで周囲が覆われた
状態となり、しかもこれら絶縁シートおよびワニスを介
して上記各部分は金属製の蓋体10に接触することにな
る。
これによって、上記各部分は相対的に温度上昇が抑制さ
れ、この結果、蓋体10の外方に位置する部分が先に溶
断することになるものと思われる。
そし本考案はまた、引出し線が断線しているため、ラン
プは点灯しないだけで、断線することはない。
また、引出し線を沿わせる絶縁片を巻枠等により端子台
に隣接して設けることができるので、引出し線の断線状
態すなわち安定器が使用不能になったことを外部から容
易に知ることができるものである。
上記実施例に限られず種々の変形を可とするものである
たとえば、絶縁片の四部の形状は上記実施例のものに限
られず、任意の形状を可とするもので、要するに、挿通
した引出し線が溶断時に火花が発生しても、この火花の
熱を吸収して絶縁片の角部あるいは造営物等に引火しな
いものであればよい。
さらに、本考案は放電灯用安定器だけでなく、過電流が
流れる虞のある他の巻線装置を用いても同様の作用効果
を奏するものである。
以上詳述したように本考案は、熱溶融性絶縁被膜を有す
る電線からなる巻線を巻枠に巻装するとともに、この巻
線の引出し線を端子台および巻線間に位置する絶縁の凹
部に挿通することによって、過電流通流時に引出し線を
溶断させ、これによって、巻線および引出し線に過大な
電流が長時間流れ続けることを防止するとともに、引出
し線を上記凹部に挿通するだけであって、従来のように
、良熱伝導性の充填物を用いるとか、特殊な形状の収納
部を形成し、かつ絶縁板、低融点ブロック、板状端子板
、ばね等を用いる必要がないので、構造簡単、安価に製
作でき、さらに引出し線の溶断時に火花が発生しても熱
は絶縁片に吸収され絶縁片の角部あるいは近くの造営物
等に引火することのない安全な巻線装置を提供できるも
のである。
また、負荷の交換を行っても、負荷が動作しないだけで
、負荷に過電流が流れて負荷が再び使用不能になるよう
なことがなく、また、巻線装置が使用不能になったこと
を外部から容易に知ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図のII −II ’に沿う断面図、第3図は第1図の
一部を示す拡大斜視図である。 1.1・・・・・・巻線、3・・・・・・引出し線、4
・・・・・・端子台、5・・・・・・絶縁片。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)巻枠と、この巻枠に巻装された熱溶融性絶縁被膜
    を有する電線からなる巻線と、この巻線の引出し線と、
    この引出し線を接続する端子台と、上記巻枠に一体にか
    つ上記端子台および巻線間に位置する上記引出し線に沿
    って設けられ上記引出し線を挿通ずる凹部を有する絶縁
    片とを具備したことを特徴とする巻線装置。
  2. (2)前記巻枠は両端に鍔部を有し、この鍔部の一辺か
    ら前記絶縁片を外方に向けて一体的に設けたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲(1)記載の巻線装置。
  3. (3)前記巻線はケースに収納され、前記引出し線は上
    記ケース内を通って前記端子台に接続されることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲(1)または(2)記載
    の巻線装置。
JP1978028437U 1978-03-08 1978-03-08 巻線装置 Expired JPS5934106Y2 (ja)

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JP1978028437U JPS5934106Y2 (ja) 1978-03-08 1978-03-08 巻線装置

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JPS54132755U JPS54132755U (ja) 1979-09-14
JPS5934106Y2 true JPS5934106Y2 (ja) 1984-09-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138216B2 (ja) * 1972-03-04 1976-10-20

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912638U (ja) * 1972-05-10 1974-02-02
JPS5515303Y2 (ja) * 1974-09-13 1980-04-09

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JPS5138216B2 (ja) * 1972-03-04 1976-10-20

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