JPH02251877A - 静電潜像の転写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は静電潜像の転写装置に関する。

（従来の技術） 電子写真による画像形成法の代表的なものとして知られ
ているゼログラフィー法やエレクトロファックス法など
では、静電潜像を着色トナーによって直接に顕像化する
ようにしていることは周知のとおりであり、転写型の電
子式複写機では前記のトナー像を転写紙に転写すること
により転写物を得るようにしていることは周知のとおり
である。

ところが、静電潜像を着色トナーによって顕像化したト
ナー像を転写紙に転写するというような転写方式を採用
して構成されている転写型の電子式複写機では、光導電
体を用いて構成されている感光体ドラムに対して、帯電
工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工
程の各工程が繰返されることにより、感光体ドラムの寿
命が短くなるために、その欠点を改善するのに静電潜像
の転写方式が試みられるようになり、従来から各種の静
電潜像の転写方式が提案されている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、既述もしたように光ＩＰ電休体用いて構成さ
れている感光体ドラムに対して、帯電工程、露光工程、
現像工程、転写工程、クリーニング工程の各工程が繰返
されることにより、感光体ドラムの寿命が短くなるとい
う従来の欠点の改善のために考えられた従来の静電潜像
の転写方式では転写された静電潜像を着色トナーによっ
て顕像化して用いるようにしているものであるために、
転写された静電潜像の絶対電位がどうであるのかはトナ
ーによる顕像化の際には何等問題にはならない。

しかし、本出願人会社によって提案された静電潜像記録
も可能な高解像度の撮像装置を実施する際には、静電潜
像を映像信号として読出すことが必要とされるが、静電
潜像を映像信号として取出すためには静電潜像の絶対電
位が必要とされるために、給体電位の得られる静電潜像
の転写方式が求められた。

（課題を解決するための手段） 上述した課題を解決するために、本発明は、下記の構成
を有する静電潜像の転写装置を提供する。

第１の記録媒体に記録され転写されるべき静電潜像に応
じた電界が印加され、この電界に応じて前記静電潜像の
読出用電磁放射線を変調出力する読取手段と、 この読取手段から変調出力される前記電磁放射線に応じ
た電荷像を発生する転写手段とを有し、この転写手段か
らの前記電荷像を静電潜像として第２の記録媒体に転写
記録することを特徴とする静Ｎ潜像の転写装置。

（実施例） 第１図、第２図は本発明になる静電潜像の転写装置の第
１．第２の実施例の概略構成図である。

以下、同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略
する。

本発明装置に用いられるのは、光線、Ｘ線、γせん、ラ
ジオ波などの電磁放射線であるが、ここで説明の都合上
、電磁放射線を光線を用いて説明する。

本発明の第１実施例になる転写装置へは、第１図に示す
ように、光学系（主にビームスプリッタ１、読出レンズ
２．転写レンズ４）を用いて、第１の記録媒体ＲＭ１に
記録されている静電潜像Ｒを第２の記録媒体ＲＭ２へ転
写するものであり、概略、ビームスプリッタ１．読出レ
ンズ２．読取素子（読取手段）３．転写レンズ４．転写
素子（転写手段）５を有している。

ビームスプリッタ１はレーザ光源等の図示せぬ光源から
の読出光ａを偏光して読出レンズ２へ出射し、読出レン
ズ２はビームスプリッタ１からの読出光ａを集光した後
、読取素子３に照射する。

読取素子３は透明電極Ｅｔ１と、転写されるべき静電潜
１１１Ｒに応じて、読出レンズ２を介してビームスプリ
ッタ１で偏光された読出光ａを変調光すに変調する光変
調部材Ｐ１と、高屈折率と低屈折率の誘電体簿膜を交互
に層状に重ねた反射膜を有する反射鏡であり、変調光す
をほぼ１００％反射する誘電体多層膜ミラー（ｙ、電体
ミラー、反射部材）Ｍとが積層されて構成されている。

そして、読取素子３の誘電体ミラーＭ側は、転写される
べき静電ｌ像Ｒが記録されている第１の記録媒体ＲＭ１
と対向配置されており、従って、光変調部材Ｐ１には静
ＩＩｉ？ｉＩ像Ｒからの電界が印加されている。

静電潜像Ｒが記録されている第１の記録媒体ＲＭ１は、
静電潜像Ｒが保持されている電荷保持層部材ＣＨＬと電
極Ｅとが１層されて構成されており、電荷保持層部材Ｃ
ＨＬ側は読取素子３の誘電体ミラーＭに対向している。

転写レンズ４は読出レンズ２、ビームスプリッタ１を介
して、読取素子３からの変調光すを集光した後、転写素
子５に照射する。

転写素子５は読取素子３の誘電体ミラーＭで反射され、
ビームスプリッタ１にて反射された変調光すが透過する
透明電極Ｅｔ２と、この透明電極Ｅ【２からの変調光す
によりインピーダンスが変化する光導電部材Ｐ２とが積
層されて構成されている。

そして、静電潜像Ｒが転写される第２の配録媒体ＲＭ２
と対向配置され、透明電極Ｅｔ２と第２の記録媒体ＲＭ
２の電極Ｅとの間に、印加電圧Ｅによる所定の電界が形
成されている。

静電潜像Ｒが転写される第２の配録媒体ＲＭ２は静電潜
ＩＩＲを保持する電荷保持層部材ＣＨＬと、電極Ｅとが
積層されて構成されており、電荷保持層部材ＣＨＬ側は
転写素子５の光導電部材Ｐ２に対向している。

つぎに、上記した構成の転写装置Ａの動作にっいて説明
する。

まず、図示せぬ光源から出射される読出光ａはビームス
プリッタ１を透過した後、続出レンズ２にて集光され読
取素子３に照射される。読取素子３に入射される読出光
ａは透明電極Ｅｔ１、光変調部材Ｐ１とを透過した後、
誘電体ミラーＭに到達し、ここで反射される。

反射された読出光ａは光変調部材Ｐ１にて変調され、変
調光すとして、再び、読取素子３から出射して読出レン
ズ２を透過した後、ビームスプリッタ１に入射される。

そして、この変調光すは読出光の光路ｌに対して直角方
向に反射された後、転写レンズ４にて集光され、第２の
記録媒体ＲＭ２に照射される。

転写素子５の透明Ｎ極Ｅｔ２を透過した変調光すは、光
導電層Ｐ２で変調光すの強度に応じて（静電潜像Ｒのパ
ターンに応じて）インピーダンス値に変換され、また、
転写索子５の透明電極Ｅｔ２と第２の記録媒体ＲＭ２の
電極Ｅとの間に発生している電界により、この光導電層
Ｐ２の第２の記録媒体ＲＭ２側に、静電潜像Ｒのパター
ンに応じた電荷像が生じる。そして、この電荷像は第２
の記録媒体ＲＭ２の’ＩｖＪ保持層部材ＣＨＬに保持さ
れる。

こうして、静電潜像の転写は終了する。

さて、本発明の第２実施例になる転写装置Ｂは、第２図
に示すように、大略、光学系を用いずに第１の記録媒体
ＲＭ３に記録されている静電潜像Ｒを第２の記録媒体Ｒ
Ｍ４へ直接転写するものであり、読取素子（読取手段）
６．転写素子（転写手段）５を有している。

レーザ光源等の図示せぬ光源からの読出光ａが透過する
透明電極Ｅｔ３と、転写されるべき静電潜像Ｒに応じて
読出光ａを変調光すに変調する光変調部材Ｐ１とを積層
してなり、透明電極Ｅｔ４を有し静電潜像Ｒが記録され
ている第１の記録媒体ＲＭ３と対向配置されている読取
素子６と、第１の記録媒体ＲＭ３を透過する変調光すが
透過する透明電極Ｅｔ５と、この透明電極Ｅｔ５からの
変調光すによりインピーダンスが変化する光導電部材Ｐ
２とを積層してなり、静電潜像Ｒが転写される第２の記
録媒体ＲＭ４と対向配置され、透明電極Ｅｔ５と第２の
記録媒体ＲＭ４の電極Ｅとの間に所定の電界が形成され
ている転写素子５とを有している。

つぎに、上記した構成の転写装ｆＷＢの動作について説
明する。

まず、図示せぬ光源から出射され集光される読出光は読
取素子６に照射される。読取素子６に入射される読出光
は透明電極Ｅｔ３、光変調部材Ｐ１とを透過した後、転
写素子５に照射される。

転写素子５の透明電極Ｅｔ４を透過した変調光すは、光
導電層Ｐ２で変調光すの強度に応じて（静電潜像のパタ
ーンに応じて）インピーダンス値に変換され、また、転
写素子５の透明電極Ｅｔｓと記ａａ体ＲＭ４の電極Ｅと
の間に発生している電界により、この光導１ｆｌｌＰ２
の記録媒体ＲＭＪ側に、静電潜像Ｒのパターンに応じた
電荷像が生じる。

そして、この電荷像は記録媒体ＲＭの電荷保持層部材Ｃ
ＨＬに保持される。

こうして、静電潜像の転写は終了する。

前述した静電潜像が記録されている記録媒体ＲＭ１〜Ｒ
Ｍ４の形状は、ディスク状、シート状等、任意のもので
良い。

また、読取素子３，６への読取光の照射は一度に全面を
照射しても良いし、点状あるいは線状の読取り光を順次
走査して、結果として読取素子３゜６を全面照射しても
良い。

さらに、記録媒体ＲＭ１〜ＲＭ４は前述したように、静
電潜像Ｒが保持されている電荷保持層部材ＣＨＬと電極
Ｅあるいは透明電極Ｅｔ４とが積層された構成以外の構
成のものでも良く、例えば、第３図（ａ）に示す記録媒
体ＲＭ５のように、矢印六方向から、電荷保持層部材Ｃ
ＨＬ、光変調部材Ｐ１、電極Ｅ、ベース部材Ｂが順次積
層され、電荷保持層部材ＣＨＬの下層として光変調部材
Ｐ１を用いる構成のものでも良く、また、同図（ｂ）に
示す記録媒体ＲＭ６のように、矢印六方向から、電荷保
持層部材ＣＩ−（Ｌ、光導？１ｆ層Ｐ２、電極Ｅ、ベー
ス層Ｂが順次積層され、電荷保持層部材ＣＨＬの下層と
して光導電層Ｐ２を用いる構成でも良い。またさらに、
同図（Ｃ）に示す記録部材ＰＭ７のように、矢印へ方向
から、電荷保持層部材ＣＨＬ１光変講１１Ｐ１、光導電
１１Ｐ２、電極Ｅ、ベース部材Ｂが順次積層され、電荷
保持層部材ＣＨＬの下層として光変調ＪＩＰ１と光導１
ｆｌ！Ｐ２とを用いる構成のものでも勿論良い。

本発明装置に用いられる記録媒体が有している電荷保持
層部材ＣＨＬの電荷像保持態様は、電荷像（電荷パター
ン）を表面に保持するもの以外にも第４図に示すように
、静電潜像に応じた電荷を表面に一旦保持した後、−機
先をこれに照射すると電荷が内部に蓄積保持される構成
のものでも良い。

（発明の効果） 上述したように、本発明になる静電潜像の転写装置は、
静電潜像を読出用電磁放射線で変調出力した後に転写す
るものであるため、従来の転写方式に比べて高解像度の
静電潜像をたやすく得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明になる静電潜像の転写装置の第
１．第２実施例の概略構成図、第３図（ａ）〜（Ｃ）は
記録媒体の他の構成図、第４図は電荷保持層部材に保持
されている静電潜像の保持態様を説明する説明図である
。 ３．６・・・読取手段、５・・・転写手段、ａ・・・読
出光、ｂ・・・変調光、Ｅ・・・電極、Ｅｔ１〜Ｅｔ５
・・・透明電極、 Ｍ・・・誘電体ミラー Ｐｌ・・・光変調部材、Ｐ２・・・光導電部材、Ｒ・・
・・・・静１！潜像、 ＲＭｌ、ＲＭ３・・・第１の記録媒体、ＲＭ２．ＲＭ４
・・・第２の記録媒体。 特　許　出願人　日本ビクター株式会社代表者　塩水　
邦人 （ａ） （ｂ） 第　４　図 第　２　図 手続補正書 平成元年４月２日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１の記録媒体に記録され転写されるべき静電潜像に応
   じた電界が印加され、この電界に応じて前記静電潜像の
   読出用電磁放射線を変調出力する読取手段と、 この読取手段から変調出力される前記電磁放射線に応じ
   た電荷像を発生する転写手段とを有し、この転写手段か
   らの前記電荷像を静電潜像として第２の記録媒体に転写
   記録することを特徴とする静電潜像の転写装置。