JPH0225175Y2 - - Google Patents

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JPH0225175Y2
JPH0225175Y2 JP16106984U JP16106984U JPH0225175Y2 JP H0225175 Y2 JPH0225175 Y2 JP H0225175Y2 JP 16106984 U JP16106984 U JP 16106984U JP 16106984 U JP16106984 U JP 16106984U JP H0225175 Y2 JPH0225175 Y2 JP H0225175Y2
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fixed resistor
coil
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diode
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、例えば自動車のエンジン冷却水の
温度を計測表示する水温計やエンジン潤滑油の圧
力を計測表示する油圧計等に使用して好適な交差
コイル式計器に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
例えば、交差コイル式計器によつて自動車用水
温計を構成した場合、交差コイル式計器の指度特
性、即ちエンジン冷却水温に対する指針の振れ角
の変化度合が、単調増加又は単調減少しかせず変
曲点をもたないものであると、例えば定常走行時
におけるエンジン冷却水温が正常な状態にあるに
もかかわらず、車種によつて異なる正常水温領域
のバラツキや外気温の変化等による影響がそのま
ま表示されてしまい、運転者にオーバクール感又
はオーバヒート感を与えてしまうという問題点が
あり、これを解消するためには、例えば中央に不
感帯域を有する指度特性の交差コイル式計器が必
要となる。
従来のこの種の交差コイル式計器、即ち変曲点
を有する指度特性の交差コイル式計器の1つとし
ては、本出願人がすでに実願昭59−66045号にお
いて提案したものがあり、これを第10図に示
す。図において、1は第1の固定抵抗、2は可変
抵抗式センサ(ここではサーミスタ)で、エンジ
ン冷却水温(被測定量)に応じて抵抗値が負特性
で変化するものである。3は第2の固定抵抗、
4,5及び6はコイルで、コイル5はコイル4に
対して逆向きに巻線されかつコイル6はコイル
4,5に対して直交するように巻線されている。
7,8は非線形回路を構成する2つのダイオード
で、互に逆向きに並列接続されている。9は電流
制限用固定抵抗、10は車載バツテリ、11は定
電圧回路で、トランジスタ12、ツエナーダイオ
ード13、固定抵抗14からなる。
次に、かかる構成の従来例の作用を説明する
が、ここで、第1の固定抵抗1とセンサ2との接
続点の電圧をVa、第2の固定抵抗3とコイル4
との接続点の電圧をVb、さらに、ダイオード7,
8の順方向電圧降下を夫々VD7,VD8とする。
まず、ダイオード7,8がないとしてVa−Vb
>VD7,Vb−Va>VD8の関係が成り立つ可変抵抗
式センサ2の抵抗値範囲においては、その可変抵
抗式センサ2の抵抗値が水温の増加に伴つて減少
すると、コイル4に流れる電流が減少することに
なることからコイル4による発生磁場は小さくな
り、一方、コイル5,6に流れる電流が可変抵抗
式センサ2の抵抗値変化によらず一定となること
から、コイル5,6による発生磁場は一定となる
ため、指針の振れ角は水温の増加に伴つて大きく
なる。また、VD7≧Va−Vb>0,Va=Vb,VD8
≧Vb−Va>0の関係が成り立つときには、コイ
ル4に流れる電流が可変抵抗式センサ2の抵抗値
変化によらず一定となることから、コイル4によ
る発生磁場は一定となり、一方この場合もコイル
5,6による発生磁場は一定となるため、指針の
振れ角は水温の変化によらず一定となる。以上の
説明から明らかなように、第10図に示す回路構
成によつて、第11図に示すように中央不感帯域
a′を有する指度特性を得ることができる。なお、
第11図において、点はVD7=Va−Vb、点
はVa=Vb、点はVD8=Vb−Vaが成り立つ点
を夫々示す。
しかしながら、第10図に示したような従来の
交差コイル式計器にあつては、第11図図示の指
度特性において、横軸(温度軸)上の−点の
範囲、即ち中央不感帯域a′は、ダイオード7,8
の順方向電圧降下量によつて決まる幅となつてし
まい、その幅を任意に変えることができない構造
となつていたため、例えば自動車用水温計におい
ては、高温側特性、即ち高温側変曲点(点)及
び高温側の特性曲線の傾きを変えずに、不感帯域
の低温側変曲点(点)をより低くすることが必
要となる場合又はその逆の場合が考えられるが、
従来構造の交差コイル式計器ではその要求に対応
できないという問題点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、例えば、高温側特性を変える
ことなく低温側変曲点をより低くできる指度特性
の自動車水温計又は同様の指度特性が要求される
各種計器を提供できる構造の交差コイル式計器と
することにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案の第1実施例を示す図であ
る。
まず構成を説明するが、第10図(従来例)と
同一部分は同一符号を付してその詳細な説明を省
略する。即ち、第1図に示すように、第2の固定
抵抗3を2分割し、夫々の分割抵抗3a,3bの
接続点(本考案の第2の固定抵抗3の分割点)に
ダイオード7のカソードを接続したもので、他の
構成は同様である。
次にかかる構成からなる第1実施例の作用を説
明するが、ここで、第1の固定抵抗1とセンサ2
との接続点の電圧をVa、第2の固定抵抗3とコ
イル4との接続点の電圧をVb、ダイオード7,
8の順方向電圧降下を夫々VD7,VD8、さらに分
割抵抗3bによる電圧降下をV3bとする。
まず、ダイオード7,8がないとしてVa−Vb
>VD7+V3b,Vb−Va>VD8の関係が成り立つ可
変抵抗式センサ2の抵抗値範囲においては、その
可変抵抗式センサ2の抵抗値が水温の増加に伴つ
て減少すると、コイル4に流れる電流が減少する
ことになることからコイル4による発生磁場は小
さくなり、一方、コイル5,6に流れる電流が可
変抵抗式センサ2の抵抗値変化によらず一定とな
ることから、コイル5,6による発生磁場は一定
となるため、指針の振れ角は水温の増加に伴つて
大きくなる。また、VD7+V3b≧Va−Vb>0,
Va=Vb,VD8≧Vb−Va>0の関係が成り立つ
ときには、コイル4に流れる電流が可変抵抗式セ
ンサ2の抵抗値変化によらず一定となることか
ら、コイル4による発生磁場は一定となり、一方
この場合もコイル5,6による発生磁場は一定と
なるため、指針の振れ角は水温の変化によらず一
定となる。以上の説明から明らかなように、第1
図に示す回路構成によつて、第2図に示すよう
に、高温側特性を変えることなく低温側変曲点を
低くでき、結果として従来例回路より長い中央不
感帯域aを有する指度特性を得ることができる。
なお、第2図において、点はVD7+V3b=Va−
Vb、点はVa=Vb、点はVD8=Vb−Vaが
夫々成り立つ点を示す。即ち、中央不感帯域a′は
従来の中央不感帯域a′に対して分割抵抗3bによ
る電圧降下分に対応する長さだけ長い幅にできる
ものである。
次に、第3図に示す第2実施例は、第1実施例
(第1図)に対して車載バツテリ10を逆極性に
したプラスアースの場合のもので、それによる指
度特性は、第4図に示すように、第1実施例の指
度特性に対して逆特性になる。
また、第5図に示す第3実施例は、第1実施例
に対して、第2の固定抵抗3とコイル4との接続
位置を互に入れ換えたもので、それによる指度特
性としては、第6図に示すように、第1実施例の
指度特性に対して逆特性になる。
また、第7図に示す第4実施例は、第1実施例
に対して、温度特性改良用のサーミスタ15及び
固定抵抗16と、電圧特性改良用のダイオード1
7を追加したものであり、第8図に示す第5実施
例は、第1実施例に対して、低温側特性曲線の傾
きをゆるやかにするための固定抵抗18を設けた
ものであり、さらに、第9図に示す第6実施例
は、本考案磁場発生手段として第1乃至第5実施
例におけるコイル5,6によるコイル手段に代え
てマグネツト手段19,20を設けたものであ
る。なお、第9図において、21は可動マグネツ
トを示す。
なお、上記第1乃至第6実施例では、可変抵抗
式センサとして負特性のサーミスタを用いたが、
これに代えてポジスタ等の正特性のひのを用いて
もよく、この場合指度特性は並となる。また、第
1乃至第6実施例における第1の固定抵抗1と可
変抵抗式センサ2との接続位置を互に入れ換えた
逆の関係にしてもよく、この場合も指度特性は逆
となる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案は、第1の
固定抵抗1と被測定量に応じて抵抗値が変化する
可変抵抗式センサ2との直列回路を直流電源1
0,11の両極端子間に接続し、前記直列回路に
並列に、抵抗値を2分割する分割点を有する第2
の固定抵抗3と少なくとも1つのコイルからなる
コイル手段4との直列回路を接続し、前記第1の
固定抵抗1と前記可変抵抗式センサ2との接続点
と前記第2の固定抵抗3の分割点との間に、前記
第2の固定抵抗3が前記直流電源10,11の正
極側に配置されているときにはカソードが前記第
2の固定抵抗3の分割点側になるように、また前
記第2の固定抵抗3が前記直流電源10,11の
負極側に配置されているときにはアノードが前記
第2の固定抵抗3の分割点側になるように第1の
ダイオード7を接続し、前記第1の固定抵抗1と
前記可変抵抗式センサ2との接続点と前記第2の
固定抵抗3と前記コイル手段4との接続点との間
に、前記第1のダイオード7と逆向きになるよう
に第2のダイオード8を接続し、さらに、前記コ
イル手段4による発生磁場の方向と互に交差する
方向に磁場を発生する磁場発生手段5,6,1
9,20を設けると共に、前記コイル手段4及び
前記磁場発生手段5,6,19,20による発生
磁場の作用下に可動マグネツト21を配設してな
ることを特徴とする交差コイル式計器であつて、
この考案によれば、例えば自動車用水温計におい
ては、高温側特性を変えないで低温側変曲点を、
第2の固定抵抗3の分割比、即ち第2の固定抵抗
3を構成する分割抵抗3a,3bの抵抗値比率を
変えることに任意に変えることができ、従来例回
路に比べてより低温側に設定できることになり、
設計自由度を増すことができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案からなる交差コイル式計器の
第1実施例を示す回路図、第2図は第1実施例の
指度特性図、第3図は第2実施例を示す回路図、
第4図は第2実施例の指度特性図、第5図は第3
実施例を示す回路図、第6図は第3実施例の指度
特性図、第7乃至第9図は第4乃至第6実施例を
示す回路図、第10図は従来例の回路図、第11
図は従来例の指度特性図である。 1……第1の固定抵抗、2……可変抵抗式セン
サ、3……第2の固定抵抗、3a,3b……分割
抵抗、4,5,6……コイル、7,8……ダイオ
ード、10……車載バツテリ、11……定電圧回
路、19,20……マグネツト、21……可動マ
グネツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の固定抵抗1と被測定量に応じて抵抗値が
    変化する可変抵抗式センサ2との直列回路を直流
    電源10,11の両極端子間に接続し、前記直列
    回路に並列に、抵抗値を2分割する分割点を有す
    る第2の固定抵抗3と少なくとも1つのコイルか
    らなるコイル手段4との直列回路を接続し、前記
    第1の固定抵抗1と前記可変抵抗式センサ2との
    接続点と前記第2の固定抵抗3の分割点との間
    に、前記第2の固定抵抗3が前記直流電源10,
    11の正極側に配置されているときにはカソード
    が前記第2の固定抵抗3の分割点側になるよう
    に、また前記第2の固定抵抗3が前記直流電源1
    0,11の負極側に配置されているときにはアノ
    ードが前記第2の固定抵抗3の分割点側になるよ
    うに第1のダイオード7を接続し、前記第1の固
    定抵抗1と前記可変抵抗式センサ2との接続点と
    前記第2の固定抵抗3と前記コイル手段4との接
    続点との間に、前記第1のダイオード7と逆向き
    になるように第2のダイオード8を接続し、さら
    に、前記コイル手段4による発生磁場の方向と互
    に交差する方向に磁場を発生する磁場発生手段
    5,6,19,20を設けると共に、前記コイル
    手段4及び前記磁場発生手段5,6,19,20
    による発生磁場の作用下に可動マグネツト21を
    配設してなることを特徴とする交差コイル式計
    器。
JP16106984U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0225175Y2 (ja)

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