JPS6313502Y2 - - Google Patents

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JPS6313502Y2
JPS6313502Y2 JP15730779U JP15730779U JPS6313502Y2 JP S6313502 Y2 JPS6313502 Y2 JP S6313502Y2 JP 15730779 U JP15730779 U JP 15730779U JP 15730779 U JP15730779 U JP 15730779U JP S6313502 Y2 JPS6313502 Y2 JP S6313502Y2
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JP
Japan
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coil
coils
crossed
resistor
series
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JP15730779U
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JPS5674367U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 交差した二つのコイルと、これらのコイルの一
方に並列接続した定電圧素子と、前記交差した二
つのコイルの合成磁界内に配設した可動磁石とを
具備し、この可動磁石が前記交差した二つのコイ
ルによつて作られる合成磁界に応動して回動する
ようにした交差コイル可動磁石型の拡大目盛式電
圧計は簡単な構成によつて所望の範囲のみを拡大
表示することができ、しかも特別な制御手段を必
要としないため自動車等のバツテリ電圧を測定す
るための直流電圧計として特に有用であると、実
公昭53−8516号公報と実開昭54−30868号公報に
記載提案されているが、コイルを構成する銅線の
電気抵抗が温度により大巾に変化するため、電圧
計全体の回路構成によつては、大きな温度誤差を
生じる欠点があり、このタイプの電圧計は今だに
実用化されていない。
この考案は上記にかんがみ、上記交差コイル可
動磁石型の拡大目盛電圧計の温度誤差を軽減し、
もつて、その実用化を可能ならしめんとするもの
である。
第1図のように、二つの交差のコイルL1とL2
と抵抗器Rとを直列接続すると共に、一方のコイ
ルL1に定電圧素子、例えばツエナダイオードZD
を並列に接続し、両コイルの合成磁界内に可動磁
石Mを配置した電圧計の端子T1に被測定電圧の
プラス側を、端子T2にマイナス側を印加し、被
測定電圧を零から次第に上昇すると、電圧が零か
ら一定値に達するまではコイルL1の両端電圧が
ツエナダイオードZDの閾値以下で、両コイルを流
れる電流が比例的に増大し、永久磁石Mは一定方
向を向いたままで、永久磁石Mの軸に固着した指
針Pは電圧計の最低目盛を指示したままである。
そして被測定電圧が一定値を越え、ツエナダイオ
ードZDに電流が流れるようになると、被測定電圧
に応じて指針Pが振れる。この回路構成の拡大目
盛電圧計は前記実開昭54−30868号公報に自動車
のバツテリ電圧計として9〜16Vを拡大指示する
実施例が記載されている。この第1図の回路構成
では、抵抗器Rは通常炭素皮膜抵抗器とか酸化金
属皮膜抵抗器が用いられるため、電気抵抗の温度
変化は殆んど零で無視できるが、コイルL1とL2
を構成する銅線の電気抵抗は温度により大巾に変
化する。銅の電気抵抗の温度係数は約0.4%/℃
であるから50℃の温度上昇でコイルL1とL2の電
気抵抗は何れも約20%上昇する。今抵抗器Rの抵
抗値rが10Ω、コイルL1の抵抗値rl1が50Ω、コ
イルL2の抵抗値rl2が30Ωである場合について考
えると、50℃の温度上昇でコイルL1の電流は約
20%減少し、コイルL2は抵抗器Rと直列接続さ
れた両端の電圧が一定であるからその電流値は約
15%減少する。従つて各コイルの電流の減少率の
差約5%に対応する温度誤差が電圧計の温度誤差
として発生する。抵抗器Rを設けてなく、コイル
L1の左端が直接端子T1に接続された回路構成な
らば、このような温度誤差は発生しないが、実際
問題として、電流によるコイルの温度上昇を実用
範囲内におさえ、又ツエナダイオードZDの電力を
なるべく小さくおさえて、電圧計のコストを低く
しようとすると、抵抗器Rの抵抗値を或程度以上
にする必要があり、現実に50℃の温度変化で数%
乃至10%程度の温度誤差を生じてしまう欠点があ
つた。
この考案は、銅線の抵抗値の変化に起因する上
記の温度変化を、わずかの抵抗器の追加により軽
減し得る拡大目盛電圧計を提案するもので、以下
図面の実施例に基づいて詳記する。
第2図の実施例は二つの交差コイルL1とL2
一方のコイルL1と直列に抵抗器R1を接続し、コ
イルL1と抵抗器R1との直列接続と並列にツエナ
ダイオードZDが接続され、さらに他方のコイル
L2に抵抗器R2が直列に接続されている。抵抗器
R1とR2の抵抗値をそれぞれr1とr2、コイルL1
L2の抵抗値をそれぞれrl1とrl2とすると r1:rl1=r2:rl2 の関係を満すように各抵抗値を定めると、周囲温
度が変化したときにコイルL1とL2に流れる電流
の変化が同じ率となり、総合的な温度誤差が零と
なる。
第3図の実施例はコイルL1をL1′とL1″とに分割
して巻いたもので、コイルL1′はコイルL2と同軸
上に巻いてあり、かつ電流の向きがコイルL2
は逆向きになるように巻いてある。又コイル
L1″はコイルL2と交差して巻いてある。コイル
L1′とL1″とは同じ電流が流れるので、コイル
L1′とL1″を総合したコイルL1の合成磁界の方向は
一定方向に定まるため、コイルL1′とL1″を唯一の
コイルL1と見做してあつかうことができるため、
この例も2個のコイルL1とL2とからなる交差コ
イル電圧計として説明する。この場も第2図の場
合と同様に r1:rl1=r2:rl2 の場合に温度誤差が最も小さく零となる。
第4図の実施例は端子T1,T2から流入する電
流がコイルL1とL2と定電圧素子NDとに分流する
ように電気回路が構成されている場合で温度誤差
を零にする条件は第2図と第3図の実施例の場合
と同じでよい。
第5図の実施例の場合は、抵抗器R3とR4の抵
抗値をそれぞれr3とr4とすれば、温度誤差を零に
する条件は r1:rl1=r3・r4/r3+r4:rl2 となる。すなわち、この実施例は、温度誤差に関
しては、等価的に、第4図の回路の抵抗器R2
抵抗値をr3・r4/(r3+r4)にした場合と同じに
なる。つまり、等価的に抵抗値r3・r4/(r3+r4
の抵抗器R2を第3図のようにコイルL2と直列に
接続した回路構成と同じである。
なお、何れの実施例の場合も直列抵抗器R,
R2又はR3等を挿入することで、回路電流が変る
からコイル巻数を加減し、指針の振れが目盛に合
うようにする。又上記のように温度誤差を零にす
ることが可能であるが、必ずしも零にしなくても
実用的に許される程度の温度誤差で妥協すること
ができる。従つて温度誤差を零にする上記条件式
は必ずしも完全に満される必要はない。
この考案によれば、簡単な構成で温度変化を軽
減できるため、交差コイル可動磁石型の拡大目盛
式電圧計の精度を実用可能な値まで向上させ、こ
のタイプの電圧計の実用化に寄与する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の拡大目盛式電圧計の電気結線
図、第2図乃至第5図はこの考案のそれぞれ異な
る実施例の電気結線図である。 L1,L2……コイル、R1,R2,R3,R4……抵抗
器、M……可動磁石、T1,T2……端子、P……
指針、r1,r2,r3,r4……抵抗器R1,R2,R3,R4
の抵抗値、rl1,rl2……コイルL1,L2の抵抗値、
ZD……定電圧素子(ツエナダイオード)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 交差した二つのコイルL1,L2と、これら二
    つのコイルのうち一方のコイルL1にかゝる電
    圧を一定値に制限する定電圧素子ZDと、前記
    二つのコイルを接続し、両端に被測定電圧を印
    加する端子T1,T2を有する電気回路と、前記
    交差した二つのコイルの合成磁界内に配置した
    可動磁石とを具備し、この可動磁石が前記交差
    した二つのコイルによつて作られる合成磁界に
    応動して回動するようにした交差コイル可動磁
    石型拡大目盛電圧計において、前記一方のコイ
    ルL1に直列に抵抗器R1を接続し、該コイルL1
    と抵抗器R1の直列回路に前記定電圧素子ZDを
    並列に接続し、さらに、前記他方のコイルL2
    と直列に抵抗器R2を接続するとともに、二つ
    のコイルL1,L2の各抵抗値rl1,rl2と二つの抵
    抗器R1,R2の各抵抗値r1,r2がr1:rl1=r2:rl2 の条件を満たすか、この条件に近い値に定めら
    れていることを特徴とする拡大目盛電圧計。 2 二つのコイルL1とL2が直列に接続されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の拡大目盛電圧計。 3 端子T1,T2から流入する電流が、コイルL1
    とコイルL2と定電圧素子ZDとに分流するよう
    に電気回路が構成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の拡大目盛
    電圧計。
JP15730779U 1979-11-13 1979-11-13 Expired JPS6313502Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15730779U JPS6313502Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

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JP15730779U JPS6313502Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5674367U JPS5674367U (ja) 1981-06-18
JPS6313502Y2 true JPS6313502Y2 (ja) 1988-04-16

Family

ID=29668617

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JP15730779U Expired JPS6313502Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

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