JPH02251710A - 液晶層厚測定装置およびこの液晶層厚測定装置を用いた液晶層厚の測定方法 - Google Patents
液晶層厚測定装置およびこの液晶層厚測定装置を用いた液晶層厚の測定方法Info
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- JPH02251710A JPH02251710A JP7331589A JP7331589A JPH02251710A JP H02251710 A JPH02251710 A JP H02251710A JP 7331589 A JP7331589 A JP 7331589A JP 7331589 A JP7331589 A JP 7331589A JP H02251710 A JPH02251710 A JP H02251710A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、液晶を用いた液晶表示パネルや、液晶シャッ
ターパネルの液晶層厚の測定方法に係り1、特に90度
以上のツイスト構造をもつ液晶パネルやカラーフィルタ
ーを内在したカラー液晶パネルの液晶層厚測定方法に関
する。
ターパネルの液晶層厚の測定方法に係り1、特に90度
以上のツイスト構造をもつ液晶パネルやカラーフィルタ
ーを内在したカラー液晶パネルの液晶層厚測定方法に関
する。
従来より、光の干渉効果を用いた膜厚測定方法が提案さ
れ、干渉効果を用いた液晶層厚測定装置もいくつか発売
されている。また、結晶やフィルムなどのように旋光性
を持たない物質の複屈折性であるリタデーシ1ン測定方
法は提案されているが、液晶パネルのように複屈折性と
旋光性の両方を持つ物質の測定方法はほとんどない。
れ、干渉効果を用いた液晶層厚測定装置もいくつか発売
されている。また、結晶やフィルムなどのように旋光性
を持たない物質の複屈折性であるリタデーシ1ン測定方
法は提案されているが、液晶パネルのように複屈折性と
旋光性の両方を持つ物質の測定方法はほとんどない。
前記干渉効果を利用した液晶層厚測定方法では、液晶層
だけでなく、液晶を挟む基板による干渉効果も含まれる
ために、透明電極やカラーフィルター(CF)が付いた
基板では、正確な測定ができなかった。また、180度
以上のツイスト構造を持つスーパーツイストネマチック
(STN)液晶パネルでは、計算に用いる屈折率nの値
がツイスト構造により変化するために、正確な液晶層厚
が得られなかった。
だけでなく、液晶を挟む基板による干渉効果も含まれる
ために、透明電極やカラーフィルター(CF)が付いた
基板では、正確な測定ができなかった。また、180度
以上のツイスト構造を持つスーパーツイストネマチック
(STN)液晶パネルでは、計算に用いる屈折率nの値
がツイスト構造により変化するために、正確な液晶層厚
が得られなかった。
前記リタデーション測定方法においては、液晶パネルが
複屈折性によるリタデーシ!I/とツイスト構造による
旋光性の合わさった特性を持つためK、ツイスト構造を
持たない液晶パネル以外は、やはり正確な液晶層厚測定
はできなかった。
複屈折性によるリタデーシ!I/とツイスト構造による
旋光性の合わさった特性を持つためK、ツイスト構造を
持たない液晶パネル以外は、やはり正確な液晶層厚測定
はできなかった。
液晶層厚測定が正確に行えないと、表示特性の管理がで
きず、STN液晶パネルでは液晶層厚の違いによる配向
不良等の問題も生じていた。
きず、STN液晶パネルでは液晶層厚の違いによる配向
不良等の問題も生じていた。
本発明の目的は、ツイスト構造を持つ液晶パネルでも正
確に液晶層厚が測定でき、しかも透明電極やCF等が付
いている液晶パネルでも正確な液晶層厚が測定できる方
法を提供することである。
確に液晶層厚が測定でき、しかも透明電極やCF等が付
いている液晶パネルでも正確な液晶層厚が測定できる方
法を提供することである。
上記目的を達成させるために、本発明は、光の干渉効果
を用いず、液1IINIだけが持つ複興折性と旋光性に
より、入射偏光が液晶層を通過することで変化すること
を利用し、一対の偏光板と液晶パネルの配置角を複屈折
性が現われる状態にして測定した出射偏光の分光透過率
スペクトルの極大値、極小値、半値値などの特定値に対
応する特定波長をあらかじめ作成した特定波長と液晶の
複屈折率(Δn)と液晶層厚(d)との積であるΔnd
との相関図に照合してΔndを求め、STN液晶パネ
ルや透明電極が付いている液晶パネルでも正確に液晶層
のΔndを求めることができ、さらに、実測したΔnで
割ることで、dを求めることができるようにする方法で
ある。
を用いず、液1IINIだけが持つ複興折性と旋光性に
より、入射偏光が液晶層を通過することで変化すること
を利用し、一対の偏光板と液晶パネルの配置角を複屈折
性が現われる状態にして測定した出射偏光の分光透過率
スペクトルの極大値、極小値、半値値などの特定値に対
応する特定波長をあらかじめ作成した特定波長と液晶の
複屈折率(Δn)と液晶層厚(d)との積であるΔnd
との相関図に照合してΔndを求め、STN液晶パネ
ルや透明電極が付いている液晶パネルでも正確に液晶層
のΔndを求めることができ、さらに、実測したΔnで
割ることで、dを求めることができるようにする方法で
ある。
さらに、CF等の色彩の影響を除去するために、前記出
射偏光の分光透過率スペクトル(S’)を、いずれか1
枚の偏光板または両方の偏光板を取り除いた状態で測定
した分光透過率スペクトル(R)で各波長毎に除した液
晶だけの分光透過率スペクトル(φ)の特定値に対応す
る特定波長より同様に液晶層厚を求めるようにした方法
である。
射偏光の分光透過率スペクトル(S’)を、いずれか1
枚の偏光板または両方の偏光板を取り除いた状態で測定
した分光透過率スペクトル(R)で各波長毎に除した液
晶だけの分光透過率スペクトル(φ)の特定値に対応す
る特定波長より同様に液晶層厚を求めるようにした方法
である。
[fヤ)11〕
2枚の偏光板の間に液晶パネルを配置した時の作用は、
液晶の複屈折性と、ツイスト構造にょる旋光性により複
雑な特性となり、一対の偏光板の交差角、偏光板と液晶
パネルの配置角、および液晶パネルのツイスト角と液晶
層厚と液晶の複屈折率により決定される。厳密には、液
晶パネル内の液晶分子の傾き角の影響を受けるが、液晶
の複屈折率を、傾き角を考慮した実効的な複屈折率とす
ることで単純化できる。従って、一対の偏光板の交差角
と液晶パネルの配置角およびツイスト角を複屈折性が現
われる状態に固定することで、出射偏光より求める分光
透過率スペクトルは液晶の複屈折率(Δn)と液晶層厚
(d)だけに依存し、液晶パネルのΔndを求めること
ができ、さらに、前もって屈折率計等により測定してお
いた、液晶のΔnで割り算することで液晶層厚dを求め
ることができる。
液晶の複屈折性と、ツイスト構造にょる旋光性により複
雑な特性となり、一対の偏光板の交差角、偏光板と液晶
パネルの配置角、および液晶パネルのツイスト角と液晶
層厚と液晶の複屈折率により決定される。厳密には、液
晶パネル内の液晶分子の傾き角の影響を受けるが、液晶
の複屈折率を、傾き角を考慮した実効的な複屈折率とす
ることで単純化できる。従って、一対の偏光板の交差角
と液晶パネルの配置角およびツイスト角を複屈折性が現
われる状態に固定することで、出射偏光より求める分光
透過率スペクトルは液晶の複屈折率(Δn)と液晶層厚
(d)だけに依存し、液晶パネルのΔndを求めること
ができ、さらに、前もって屈折率計等により測定してお
いた、液晶のΔnで割り算することで液晶層厚dを求め
ることができる。
この特性を計算機によりシミーレーションすることは従
来から行われており、4×4マトリクス法(J、 Op
t、 Soc、 Am、 62,502(1958)
)やジョーンズベクトルを用いた方法(Mol 、 C
ryst、 Lig、 Cryst。
来から行われており、4×4マトリクス法(J、 Op
t、 Soc、 Am、 62,502(1958)
)やジョーンズベクトルを用いた方法(Mol 、 C
ryst、 Lig、 Cryst。
Letters、 4,69(1987) )が使用さ
れている。
れている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
〈実施例1〉
第4図は本発明の測定方法に用いる装置の構成図で、光
源41と偏光板42と偏光板44及び分光器46とから
なり、偏光板42と偏光板44の間に液晶パネル46を
配置しである。レンズ45は測定面積の調節に用いる。
源41と偏光板42と偏光板44及び分光器46とから
なり、偏光板42と偏光板44の間に液晶パネル46を
配置しである。レンズ45は測定面積の調節に用いる。
図中には示していないが、レンズ45と分光器460間
にゲラスフηバーを挿入したほうが出射偏光の偏光方向
を拡散し、分光器46の特性は安定する。光源41は可
視域波長を発光するものであればかまわないが、本実雄
側ではハロゲンランプを使用した。偏光板42と偏光板
44は偏光プリズムが好ましいが、本実施例では偏光フ
ィルムを使用した。また、分光器46の測定結果は小型
コンピューターに取り込まれるようになっている。
にゲラスフηバーを挿入したほうが出射偏光の偏光方向
を拡散し、分光器46の特性は安定する。光源41は可
視域波長を発光するものであればかまわないが、本実雄
側ではハロゲンランプを使用した。偏光板42と偏光板
44は偏光プリズムが好ましいが、本実施例では偏光フ
ィルムを使用した。また、分光器46の測定結果は小型
コンピューターに取り込まれるようになっている。
それでは90度ツイスト白黒液晶パネル(TN液晶パネ
ル)の測定例について説明する。まず測定したい液晶パ
ネル(測定液晶パネル)を偏光板42と偏光板440間
にセットする。この時の測定液晶パネル430入射液晶
分子配向方向と偏光板42の偏光軸のなす配置角は、最
も複屈折性が高くなる45度としたがある程度複屈折性
が得られる範囲であればかまわない。また、偏光板42
の偏光軸と偏光板44の偏光軸交差角度である偏光板交
差角は90度とした。この状態で380nmから780
nmまでlnm毎に測定した分光透過率スペクトルを第
1図(a)に示す。横軸は波長(λ)であり縦軸は透過
率である。次に特定波長(λl)の求め方について説明
する。特定波長としては、極大透過率を与える波長、極
小透過率を与える波長、あるいはその中間波長などの内
、液晶層厚が変化した時に広範囲にわたって可視域波長
に存在するものを選択することが好ましい。本実施例で
は、最も長波長側按存在する極大透過率を与える波長を
λ1としたので、第1図(a)より、このTN液晶パネ
ルのλ1=490nmと求まる。
ル)の測定例について説明する。まず測定したい液晶パ
ネル(測定液晶パネル)を偏光板42と偏光板440間
にセットする。この時の測定液晶パネル430入射液晶
分子配向方向と偏光板42の偏光軸のなす配置角は、最
も複屈折性が高くなる45度としたがある程度複屈折性
が得られる範囲であればかまわない。また、偏光板42
の偏光軸と偏光板44の偏光軸交差角度である偏光板交
差角は90度とした。この状態で380nmから780
nmまでlnm毎に測定した分光透過率スペクトルを第
1図(a)に示す。横軸は波長(λ)であり縦軸は透過
率である。次に特定波長(λl)の求め方について説明
する。特定波長としては、極大透過率を与える波長、極
小透過率を与える波長、あるいはその中間波長などの内
、液晶層厚が変化した時に広範囲にわたって可視域波長
に存在するものを選択することが好ましい。本実施例で
は、最も長波長側按存在する極大透過率を与える波長を
λ1としたので、第1図(a)より、このTN液晶パネ
ルのλ1=490nmと求まる。
次に、特定波長(λl)と、液晶パネルのΔndとの相
関図の求め方を説明する。まず、液晶層厚を変化させた
基準パネルを作成する。そして、液晶を注入する前に、
基板間の隙間(d)を、光の干渉を用いた装置により測
定しておく。本実施例では、ガラス厚1、IMの基板を
用いて液晶注入前後の変化が無いようにし、さらに透明
電極もなく、配向層も0.01μm程と極めて薄くして
、干渉方式でも測定誤差の少ないパネルとした。測定に
は、株式会社オーク製作所製の液晶セルギャップ測定装
置TFM−12OAFTを用いた。
関図の求め方を説明する。まず、液晶層厚を変化させた
基準パネルを作成する。そして、液晶を注入する前に、
基板間の隙間(d)を、光の干渉を用いた装置により測
定しておく。本実施例では、ガラス厚1、IMの基板を
用いて液晶注入前後の変化が無いようにし、さらに透明
電極もなく、配向層も0.01μm程と極めて薄くして
、干渉方式でも測定誤差の少ないパネルとした。測定に
は、株式会社オーク製作所製の液晶セルギャップ測定装
置TFM−12OAFTを用いた。
次にこれらの基準パネルに、測定液晶パネルと同一の液
晶を注入して、測定液晶パネルと同一の測定方法で分光
透過率スペクトルを測定し、特定波長を求める。この特
定波長と、液晶層厚(d)と液晶の複屈折率(Δn)と
の積であるΔndをプロットした相関図を第1図(bl
に示した。○印が基準パネルから求めた点であり、実線
は前記ジョーンズベクトルを用いた方法により計算機シ
ミュレーションした結果である。このシミュレーション
結果より直線近似してもあまり誤差がないこと、また、
基準パネルを作成せずにシミュレーションだけからでも
相関図を作成できることがわかる。
晶を注入して、測定液晶パネルと同一の測定方法で分光
透過率スペクトルを測定し、特定波長を求める。この特
定波長と、液晶層厚(d)と液晶の複屈折率(Δn)と
の積であるΔndをプロットした相関図を第1図(bl
に示した。○印が基準パネルから求めた点であり、実線
は前記ジョーンズベクトルを用いた方法により計算機シ
ミュレーションした結果である。このシミュレーション
結果より直線近似してもあまり誤差がないこと、また、
基準パネルを作成せずにシミュレーションだけからでも
相関図を作成できることがわかる。
そして、第1図(a)で求めたλl=490nm を第
1図(b)に照合することにより、この測定液晶パネル
のΔnd=910nmと求まり、さらに、前もって屈折
率計で測定しておいた波長550nmの液晶のΔn=0
.155 で割ることで、液晶層厚(d)=5.87μ
mと測定できた。この測定結果は、前記干渉方式の液晶
セルギャップ測定装置を用いて、透明電極と配向膜によ
る干渉を補正して求めた値と一致した。また、Δndの
測定精度は±5、Δnの測定精度が±o:oot 程で
あるので、液晶層厚の絶対精度は約±0.05μm と
高精度が得られる。
1図(b)に照合することにより、この測定液晶パネル
のΔnd=910nmと求まり、さらに、前もって屈折
率計で測定しておいた波長550nmの液晶のΔn=0
.155 で割ることで、液晶層厚(d)=5.87μ
mと測定できた。この測定結果は、前記干渉方式の液晶
セルギャップ測定装置を用いて、透明電極と配向膜によ
る干渉を補正して求めた値と一致した。また、Δndの
測定精度は±5、Δnの測定精度が±o:oot 程で
あるので、液晶層厚の絶対精度は約±0.05μm と
高精度が得られる。
〈実施例2〉
次に180度ツイストカラーSTN液晶パネルの測定例
について説明する。測定装置は実施例1と同様に第4図
に示す構成の装置を使用した。まず、測定したい液晶パ
ネルを偏光板42と偏光板44の間にセットする。18
0度ツイスト5TNi晶パネルでも、偏光板42の偏光
軸と液晶パネル43の入射液晶分子の配置角45度とし
たときが最も複屈折性が高くなる。次K、偏光板42を
取り外し、偏光板44だけで380nmから780nm
まで分光測定を行い、々の結果を参照分光透過率スペク
トル(B)とする。その次に、偏光板42をもとに戻す
。偏光板42と偏光板44の偏光板交差角は90度とし
た。そして、参照測定と同様に分光測定を行い、この結
果を測定分光透過率スペクトル(S)とする。最後に液
晶だけの分光透過率スペクトル(φ)を、スペクトルS
の各波長毎の透過率を、スペクトルRの波長毎の透過率
で除算することにより求める。ここでは、偏光板42を
取り外したが、偏光板44でも、あるいは両方とも取り
外しても、全く同様に測定できる。
について説明する。測定装置は実施例1と同様に第4図
に示す構成の装置を使用した。まず、測定したい液晶パ
ネルを偏光板42と偏光板44の間にセットする。18
0度ツイスト5TNi晶パネルでも、偏光板42の偏光
軸と液晶パネル43の入射液晶分子の配置角45度とし
たときが最も複屈折性が高くなる。次K、偏光板42を
取り外し、偏光板44だけで380nmから780nm
まで分光測定を行い、々の結果を参照分光透過率スペク
トル(B)とする。その次に、偏光板42をもとに戻す
。偏光板42と偏光板44の偏光板交差角は90度とし
た。そして、参照測定と同様に分光測定を行い、この結
果を測定分光透過率スペクトル(S)とする。最後に液
晶だけの分光透過率スペクトル(φ)を、スペクトルS
の各波長毎の透過率を、スペクトルRの波長毎の透過率
で除算することにより求める。ここでは、偏光板42を
取り外したが、偏光板44でも、あるいは両方とも取り
外しても、全く同様に測定できる。
第2図に、180度カラーSTN液晶パネルの測定例を
示す。横軸は波長(λ)で、あり、縦軸は透過率である
。21は参照分光透過率スペクトル(R)、22は測定
分光透過率スペクトル(S)、26はS/Rより求めた
液晶だけの分光透過率スペクトル(φ)である。CFや
透明電極が付いているので、測定分光透過率スペクトル
(S) 22では特定波長を判別しにくいが、参照分光
透過率スペクトル(R) 21で割ることにより、液晶
だけによる分光透過率スペクトル(φ)23がきれいに
測定されることがわかる。そして、実施例1と同様に、
スペクトルφの特定波長を求め、特定波長と液晶ノくネ
ルのΔndの相関図に参照することで、Δndが求まり
、jnで割ることで液晶層厚(d)が測定できる。本実
施例では、最も長波長側の極小透過率を与える波長を特
定波長(λ1)とし、また相関図ハシミュレーシ1ンに
より作成した。
示す。横軸は波長(λ)で、あり、縦軸は透過率である
。21は参照分光透過率スペクトル(R)、22は測定
分光透過率スペクトル(S)、26はS/Rより求めた
液晶だけの分光透過率スペクトル(φ)である。CFや
透明電極が付いているので、測定分光透過率スペクトル
(S) 22では特定波長を判別しにくいが、参照分光
透過率スペクトル(R) 21で割ることにより、液晶
だけによる分光透過率スペクトル(φ)23がきれいに
測定されることがわかる。そして、実施例1と同様に、
スペクトルφの特定波長を求め、特定波長と液晶ノくネ
ルのΔndの相関図に参照することで、Δndが求まり
、jnで割ることで液晶層厚(d)が測定できる。本実
施例では、最も長波長側の極小透過率を与える波長を特
定波長(λ1)とし、また相関図ハシミュレーシ1ンに
より作成した。
第3図は、液晶層′厚がわずかずつ異なる180度ツイ
ストカラーSTN液晶パネルの測定例であり、31.3
2.36はそれぞれ液晶層厚の測定結果が4.97μm
、5.42μm、5.84μmの液晶だけの分光透過率
スペクトル(φ)である。この液晶パネルは、180度
ツイストであり、さらにCFが内在しており、なおかつ
透明電極の厚さも0.2から0、3μmもあるために、
通常の光の干渉を利用した液晶層厚測定方法では、全く
測定できなかった液晶パネルであるが、本発明による方
法を用いたことにより、高精度で液晶層厚を測定するこ
とができた。
ストカラーSTN液晶パネルの測定例であり、31.3
2.36はそれぞれ液晶層厚の測定結果が4.97μm
、5.42μm、5.84μmの液晶だけの分光透過率
スペクトル(φ)である。この液晶パネルは、180度
ツイストであり、さらにCFが内在しており、なおかつ
透明電極の厚さも0.2から0、3μmもあるために、
通常の光の干渉を利用した液晶層厚測定方法では、全く
測定できなかった液晶パネルであるが、本発明による方
法を用いたことにより、高精度で液晶層厚を測定するこ
とができた。
本実施例では、特定波長として1つしか用いなかったが
、いくつかある特定値をすべて特定波長としてΔndを
求め、それらの平均値を出すことにより、さらに高精度
の測定が可能である。
、いくつかある特定値をすべて特定波長としてΔndを
求め、それらの平均値を出すことにより、さらに高精度
の測定が可能である。
また、使用する分光器は回折格子を回転させるタイプで
も瞬間測光タイプでもかまわないが、本実施例では瞬間
測光タイプを使用したので、前記の測定に必要な全時間
は、2〜3秒程であった。
も瞬間測光タイプでもかまわないが、本実施例では瞬間
測光タイプを使用したので、前記の測定に必要な全時間
は、2〜3秒程であった。
実施例1で測定した白黒液晶パネルも、実施例2と同様
な測定を行った方が、透明電極の干渉色等の除去ができ
るので、より好ましい。
な測定を行った方が、透明電極の干渉色等の除去ができ
るので、より好ましい。
さらに、相関図として、特定波長とΔndの関係を用い
たが、はじめから、特定波長と液晶層厚(d)の関係に
しておいても同様な測定が可能なことは、明らかである
。
たが、はじめから、特定波長と液晶層厚(d)の関係に
しておいても同様な測定が可能なことは、明らかである
。
計算機シミエレーシ薗ンにより、相関図を作成する場合
は、jnの各波長による値が必要となり、使用する液晶
により異なるが、波長による変化率はjnの絶対値にあ
る程度比例し、jnの大きな液晶(jn > 0.2
)は変化率が大きく、jnの小さな液晶(jn<0.1
)は変化率が小さいことが、実験より求められているの
で、測定精度は多少低下するが、各波長のjnを計算機
に入力しなくても推定により、作成できる。
は、jnの各波長による値が必要となり、使用する液晶
により異なるが、波長による変化率はjnの絶対値にあ
る程度比例し、jnの大きな液晶(jn > 0.2
)は変化率が大きく、jnの小さな液晶(jn<0.1
)は変化率が小さいことが、実験より求められているの
で、測定精度は多少低下するが、各波長のjnを計算機
に入力しなくても推定により、作成できる。
本発明による液晶層厚測定方法は、光の干渉効果でなく
、液晶による複屈折性と旋光性を利用しているので、ツ
イスト構造を持つ液晶パネルや透明電極等が付いている
液晶パネルでも正確に液晶層厚が測定でき、さらに測定
方法を工夫したことにより、CF等が付いている液晶パ
ネルでも正確な液晶層厚を測定できる。
、液晶による複屈折性と旋光性を利用しているので、ツ
イスト構造を持つ液晶パネルや透明電極等が付いている
液晶パネルでも正確に液晶層厚が測定でき、さらに測定
方法を工夫したことにより、CF等が付いている液晶パ
ネルでも正確な液晶層厚を測定できる。
第1図は本発明による測定方法の原理を示したもので、
(a)は分光透過率スペクトル図、(b)は特定波長(
λl)とΔndの相関図であり、第2図は測定方法を説
明する分光透過率スペクトル図、第3図は180度ツイ
ストカラーSTN液晶パネルの測定結果線図、第4図は
本発明に用いる測定装置の一実施例を示す構成図である
。 21・・・・・・参照分光透過率スペクトル(R)、2
2・・・・・・測定分光透過率スペクトル(S)、23
・・・・・・液晶だけの分光透過率スペクトル(φ)、
!It、32.33・・・・・・STNカラー液晶パネ
ルの液晶だけの分光透過率スペクトル、 41・・・・・・光源、 42.44・・・・・・偏光
板、46・・・・・・測定する液晶パネル、45・・・
・・・レンズ、 46・・・・・・分光器。 第1図 (a) 多皮長(入) (b) buυ bυ0 Δnd 第3図 第2FgJ i肴(入)
(a)は分光透過率スペクトル図、(b)は特定波長(
λl)とΔndの相関図であり、第2図は測定方法を説
明する分光透過率スペクトル図、第3図は180度ツイ
ストカラーSTN液晶パネルの測定結果線図、第4図は
本発明に用いる測定装置の一実施例を示す構成図である
。 21・・・・・・参照分光透過率スペクトル(R)、2
2・・・・・・測定分光透過率スペクトル(S)、23
・・・・・・液晶だけの分光透過率スペクトル(φ)、
!It、32.33・・・・・・STNカラー液晶パネ
ルの液晶だけの分光透過率スペクトル、 41・・・・・・光源、 42.44・・・・・・偏光
板、46・・・・・・測定する液晶パネル、45・・・
・・・レンズ、 46・・・・・・分光器。 第1図 (a) 多皮長(入) (b) buυ bυ0 Δnd 第3図 第2FgJ i肴(入)
Claims (2)
- (1)2枚のガラス基板に液晶を挟持してなる液晶パネ
ルを、一対の偏光板の間に複屈折性が現われる状態で配
置して分光透過率スペクトルを測定し、得られた前記ス
ペクトルの特定値に対応する特定波長を、あらかじめ作
成した波長と液晶の複屈折率(Δn)と液晶層厚(d)
との積であるΔndとの相関図に照合してΔndを求め
、前記複屈折率(Δn)の実測値から前記液晶層厚(d
)を算出することを特徴とする液晶層厚の測定方法。 - (2)2枚のガラス基板に液晶を挟持してなる液晶パネ
ルを一対の偏光板の間に複屈折性が現われる状態で配置
して、測定した分光透過率スペクトルをSとし、どちら
か一方または両方の偏光板を取り除いた状態で測定した
分光透過率スペクトルをRとするとき、前記スペクトル
Sを各波長毎に前記スペクトルRで除した分光透過率ス
ペクトルの特定値に対応する特定波長を、あらかじめ作
成した波長と液晶の複屈折率(Δn)と液晶層厚(d)
との積であるΔndとの相関図に照合してΔndを求め
、前記複屈折率(Δn)の実測値から前記液晶層厚(d
)を算出することを特徴とする液晶層厚の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331589A JP2898298B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 液晶層厚測定装置およびこの液晶層厚測定装置を用いた液晶層厚の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331589A JP2898298B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 液晶層厚測定装置およびこの液晶層厚測定装置を用いた液晶層厚の測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02251710A true JPH02251710A (ja) | 1990-10-09 |
JP2898298B2 JP2898298B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=13514618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7331589A Expired - Fee Related JP2898298B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 液晶層厚測定装置およびこの液晶層厚測定装置を用いた液晶層厚の測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898298B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002065053A1 (fr) * | 2001-02-09 | 2002-08-22 | Otsuka Electronics Co., Ltd. | Procede de mesure de l'espace entre plaques dans une cellule de cristaux liquides |
KR100408961B1 (ko) * | 2000-09-01 | 2003-12-06 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 셀 두께 검출방법, 셀 두께 제어 시스템 및 액정 장치의제조방법 |
JP2012112760A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Yokogawa Electric Corp | 膜厚測定方法および装置 |
JP2014052317A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Oji Holdings Corp | 一軸配向をもつ物品の複屈折測定方法及び装置 |
CN107121077A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-01 | 张家港市欧微自动化研发有限公司 | 一种基于光谱干涉装置的测量系统 |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP7331589A patent/JP2898298B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408961B1 (ko) * | 2000-09-01 | 2003-12-06 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 셀 두께 검출방법, 셀 두께 제어 시스템 및 액정 장치의제조방법 |
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KR100714330B1 (ko) * | 2001-02-09 | 2007-05-04 | 오츠카 일렉트로닉스 가부시키가이샤 | 액정 셀의 갭 측정 방법 |
US7230713B2 (en) | 2001-02-09 | 2007-06-12 | Otsuka Electronics Co., Ltd. | Method for measuring gap of liquid crystal cell |
JP2012112760A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Yokogawa Electric Corp | 膜厚測定方法および装置 |
JP2014052317A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Oji Holdings Corp | 一軸配向をもつ物品の複屈折測定方法及び装置 |
CN107121077A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-01 | 张家港市欧微自动化研发有限公司 | 一种基于光谱干涉装置的测量系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2898298B2 (ja) | 1999-05-31 |
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