JPH02251544A - シリコンフォーム及びその製造方法 - Google Patents

シリコンフォーム及びその製造方法

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JPH02251544A JP1270528A JP27052889A JPH02251544A JP H02251544 A JPH02251544 A JP H02251544A JP 1270528 A JP1270528 A JP 1270528A JP 27052889 A JP27052889 A JP 27052889A JP H02251544 A JPH02251544 A JP H02251544A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシリコンフオーム及びその製造方法、特に人体
内に移植する移植組織片の表面に有用なフオームに関す
る。
〔従来技術〕
人体に移植する補綴体は人体組織の増設あるいは交換用
に相当な多きさと形状を有する。医学等級のシリコンが
、人体組織に不都合な反応を起こさないのでその構造の
好ましい材料である。一般に補綴体は変形可能な材料を
保持する包囲体を有し、この材料は包囲体と共にその交
換或いは増設した人体組織の性質を模擬する。公知のこ
のような材料はシリコンゲル、及び通常の食塩溶液であ
る。明らかにこの包囲体材料はそれが包む材料に鈍感か
少なくとも半浸透で容易に人体内に溶解或いは漏出しな
いものである。これらの包囲体は滑らかな外表面を有す
ることが一般に実用的である。
〔者案が解決しようとする課題〕
成長する人体は、人体が移植組織を異物と認識したとき
その滑らかな外皮表面は人体の発展した硬い包皮内に包
み込まれる傾向があると信じられている。特に乳房移植
の分野ではこれら球形の包皮は個々のボディとなって個
々に手でされることができ、全く固くなる。これは全体
として目的とする補綴を失敗に終わらせ、全く頻繁に修
正手術を必要とする。この修正とは他の補綴の移植を意
味する。患者は苦悩して第２の手術の危険と費用を受け
、かつ外科手術も危険と患者の不快を伴う。
補綴体の線はそれを粗い表面の材料で覆うことによって
発展した。この表面は豊富な空洞と繊維質の構造体を有
する。これは一般に開放気泡でこの表面構造を明確な輪
郭とするものである。この目的に使用される材料は通常
ウレタン開放気泡のフオームである。この目的のために
はシリコンフオームを用いることも好ましいが、現在ま
で少なくともシリコンフオーム材が知られている。この
シリコンフオームを用いるための公知の努力は本発明者
がここでシリコンフオームが適当であるとするまでなさ
れなかった。ここでフオーム及びスポンジとはその材料
中の空洞が互いに連通している開放気泡の構造を意味す
る。
本発明の目的は特にその表面に連続的な基材を形成して
その構造は固有の連続的な粗い領域があり、かつ内層は
不浸透性か少なくとも半浸透性であるシリコンフオーム
及びその製造方法を提供することである。
この気泡構造体が材料全体にあることは重要ではなく、
一部フオームが望まれるときはこれも可能である。然し
なから移植の分野では空洞及び繊維材のある表面は組織
を包囲することが重要である。
その深さはその組織の略ＩＵＩ以上ではない。より深い
気泡構造も組織成長の問題に導かれる。
本発明者はシリコンの気泡が生産されるべき所望の深さ
に溶解する結晶を埋め込み、シリコンを硬化し、かつ結
晶を溶解し、組織に所望の制限された内成長した粗い外
皮を形成する開放気泡を造ることができることを発見し
た。この気泡はシリコン構造体と一体連続的な表面とし
て形成され、その気泡の深さは結晶が入り込む深さを制
御することによって調節可能である。
本発明者は更に凡て略同じ大きさの結晶を使用すること
は比較的実用性の低いものとなることを発見した。等し
い大きさのパックの粒子は比較的低いパーセンテージ（
バッキング比）の母材を形成する。結晶に１つ以上の大
きさのものを用いると与えられた体積内により多くの結
晶が詰め込まれるので、より低い密度の気泡を形成でき
る。更にそれが溶解したとき、より多数のつる（ｔｅｎ
ｄｒｉｌ）及び連通した開放空洞ができ、それに対応し
てよく効果的に粗い表面を形成する。
本発明はシリコンフオーム、一体のシリコンフオームで
覆われたシリコン体及びそれを作る方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においてシリコンフオームは未硬化のシリコン内
に溶解しうる結晶を結合し、次にシリコンを硬化させ、
その後結晶を溶解させる。結晶はシリコン内には溶解し
ないが、硬化したシリコンは溶解しない溶媒中に溶解可
能である。好ましい結晶は若しそれが完全に除去されな
くても人体を損なわないもので塩化ナトリウムである。
好ましい溶媒は水である。
本発明の好ましい特徴によれば上記バッキング比を改良
するために複数の大きさ、或いは大きさの範囲の結晶を
用い、これによって結晶が消失した後の表面の粗さを増
加することである。
更に本発明の好ましい特徴によれば、結晶はシリコン全
体の深さには埋め込まれず、固体のシリコン基材は表面
が上述の粗さを有し、流体或いはゲルを含有するに適当
な外皮である。
上記及び他の本発明の特徴は添付図面と以下の詳細な説
明より明らかとなる。
〔実施例〕
第１図は例えば室温で加流される（ＲＴＶ）中間グレー
ドシリコンのような未硬化のシリコンエラストマーの層
ｌＯを示す。それは支持表面にモノマーを作用させるこ
とによって創った下表面１１と流動状態で自動的にレベ
ル出しされた上表面１２とを有する。
第２図は多くの結晶１５をその上表面１２に深さ１３ま
で圧縮されたものを示す。この結晶１５はシリコン内に
埋設され、以下に述べるように互いに接触する。これら
は流動シリコンによって一群として抱持される。
この層が完全に泡であることが望まれるなら、この結晶
は上表面１２から下表面１１のモノマーまで通して凡て
に圧入する。然しなから支持体のない泡は処理に耐える
程充分に強いことは稀である。
故にこの注入の好ましい実施例ではシリコンの深さ１６
は結晶のない状態に残しておく。
第２図の構造は硬化され、その上面領域内で結晶のある
可撓性エラストマーとなる。
この本体の硬化機結晶は分解されてその硬化に結晶があ
ったところに泡を残す。この結晶の構造体を正確に図示
することは実際上不可能であるが、この互いに接触した
結晶のあったところの、泡は開放した気泡である。この
残りのエラストマーは多（の空洞、つる、壁及び壁の破
片のある構造である。便宜上この型の表面はしばしば粗
化表面（Ｒｏｕｇｉｌａｎｄ　５ｕｒｆａｃｅ）と呼ば
れる。
第４図は泡層１７内に多くの開口があることを示す。こ
の泡層は続く硬化によって下にある不浸透性の基層１８
の連続構造体と一体でかつそれによって支持される。し
たがって構造的に丈夫で、容易に処理できるシリコン泡
面材構造となる。
この材料は所望に成形できる。好ましくはこの過程は心
棒或いはその他の装置上に形成された層上にも実施でき
、それが完成されたとき所望の形状で僅かあるいは全く
カット或いは接着の必要がない。
この生産物には任意の適当な硬化しうる液状シリコンを
使用できる。この材料の詳細はシリコン技術でよく知ら
れたもので、ここで記述する必要はない。この硬化した
材料は通常半浸透性であるが、この浸透性は長期間シリ
コンゲル或いは通常の塩を含むものの使用を排除する程
大きくはない。
若干のシリコンは全体として不浸透性であるが乳房移植
の使用では一般的でない。
これらはまた本発明の使用には適当である。
結晶性の材料を使うことはその結晶の不規則性がセル内
の粗さを増加させ、また若し例えば球状のものを代わり
に使用した場合よりも隣接する結晶の接触を増大させる
ので、最良の実用性がある。
好ましい結晶は塩化ナトリウムである。シリコン内には
不溶解であるが、溶媒には溶解する他の化合物も塩化ナ
トリウムの代わりに使用できる。
水は好ましい溶媒である。結晶は溶かすがシリコンは溶
かさず、また有害な残滓を残さない他の溶媒もその代わ
りに用いることができる。
上述の理由により複数個の大きさの結晶を用いることに
よってこの泡の性質は改良される。勿論、結晶の大きさ
は決して実際には一定でなく、一般に標準スクリーンに
保持されたパーセンテージによって限定されている。略
等しい比率で混合された２つの有用な大きさの塩はイリ
ノイ州シカゴのモートン　ジオコル　インク、のモート
ンサルト部で売られている塩化ナトリウム塩である。
１つは米国の標準メツシュ３０と５０メツシュ間で主に
選別されたテーブル塩である。
他は米国の標準メツシュの略１６と４０メツシュ間で主
に選別されたＫＤファイン、ソーラーソルトである。
図示のようによく混合しかつ埋め込まれたとき、非常に
満足なシリコンフオームを造ることができる。
２以上の大きさの範囲のものを用いることができ、更に
小さい層及び特定の範囲のものもそれぞれ提供すること
ができる。然しなから図示の２つの大きさと範囲のもの
のみを使用するとよく満足できることが証明された。
本発明は図示および記述した説明の実施例に限定された
ものでなく、これらは例示であって限定ではなく、特許
請求の範囲に記載の範囲で変更。
修正できるものである。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、特にその表面に連続的な
基材を形成してその構造は固有の連続的な粗い領域があ
り、かつ内層は不浸透性か少なくとも半浸透性であるシ
リコンフオーム及びその製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は未硬化シリコンの層を示す断面図、第２図はそ
の上面に結晶を埋め込んだ第１図示のシートの破片を示
す概略図、第３図は硬化してその結晶が分解した第１図
示のシートの破片を示す概略図、第４図は第３図示の４
−４線よりみたその上面の概略図である。 １０・・・・・・シリコン、１５・・・・・・結晶。 ＦＩＧ、　３

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）未硬化のシリコン（１０）に結晶（１５）性材料
    の層を埋め込み、この結晶材料は緊密にパックして広く
    結晶と結晶とを接触させ、かつ液状シリコンによって抱
    持させ、シリコンを硬化させ、結晶は溶解するが硬化し
    たシリコンは溶解しない溶媒で結晶を分解させ、結晶は
    複数個の大きさ或いは大きさの範囲内のものにして結晶
    のパッキン比を全体として増加させ、これによって硬化
    されたシリコンには多数の連通する空洞或いはつるを有
    するシリコンフォームの製造方法。
  2. （２）上記結晶は塩化ナトリウムで溶媒は水である請求
    項第１項記載のシリコンフォームの製造方法。
  3. （３）請求項第１項記載の方法で形成したシリコンフォ
    ーム。
  4. （４）結晶は未硬化のシリコン内に一部にのみ圧入させ
    、その後シリコンを硬化させて、その後結晶を溶解させ
    、連続的な泡のないシリコン基材を泡の下に形成し、か
    つ泡と連続して一体物とした請求項第１項記載の方法で
    製造したシリコンフォーム被覆体。
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